JP2007032900A - 循環式穀物乾燥機の胴割防止運転方法 - Google Patents

循環式穀物乾燥機の胴割防止運転方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は,穀物の乾燥中における胴割防止効果を高め,かつ,より効率的な乾燥運転が行える循環式穀物乾燥機の胴割防止運転方法を提供する。
【解決手段】穀物サンプルにおける胴割粒の水分値を測定することにより,該測定水分値と,乾燥中における胴割れは穀物水分が低水分域のときに生じるという一般的な知見との対比を行うことができるので,この対比結果に基づき,穀物サンプル中の胴割粒の胴割れ原因が収穫圃場にあるか,又は乾燥条件(乾燥中)にあるかの推測が行える。よって,胴割れ原因が乾燥条件にある場合には,胴割防止運転を,胴割れ原因が収穫圃場にある場合よりも更に安全な運転とすることにより,胴割れ防止効果を向上し,また,胴割れ原因が収穫圃場にある場合には,必要以上の安全な乾燥運転を行わないので,乾燥時間が必要以上に掛からず,効率的な乾燥運転が行える。
【選択図】図6

Description

本発明は,循環式の穀物乾燥機に関し,特に,乾燥中に生じる穀物の胴割れを低減させる乾燥運転方法(以下「胴割防止運転方法」という)に関するものである。
従来,循環式穀物乾燥機における胴割防止運転方法としては,例えば特許文献1に開示されたものがある。特許文献1に開示された胴割防止運転方法は,循環式穀物乾燥機に胴割検出器を備え,乾燥中の穀物サンプルの胴割検査とその胴割率の算出を行い,算出した胴割率が一定以上になったときには乾燥速度を下げて胴割粒の発生を防止するものである。
一方,特許文献2に開示された胴割防止運転方法は,特許文献1のものと同じく,乾燥中の穀物サンプルの胴割検査とその胴割率の算出を行い,算出した胴割率が一定以上になったときには,胴割率の増加が一番激しいとされる穀物水分値18%付近を通過するまでは乾燥速度(熱風温度)を低下させ,前記18%を通過した後はそれまでの乾燥速度を維持することにより,乾燥所要時間を必要以上に長くしない効率的な乾燥を行うものである。
特公昭62−60631号公報 特許第2814570号公報
ところで,穀物に胴割が生じる原因には大きく分け次の二つのケースがある。一つ目のケースは,穀物乾燥機で乾燥が行われているときに熱風温度等の乾燥条件が不適切であるケース,二つ目は,収穫適期を過ぎて収穫した等のため,圃場において胴割れが生じたケースである。これに対し,特許文献1及び特許文献2の胴割防止運転方法は,いずれも,胴割率の増加が一定以上であるか否かに着目し,胴割率が一定以上であれば乾燥速度(熱風温度)を低下し,胴割れの発生防止やより効率的な乾燥を行うものではあるが,前述の胴割の発生原因を考慮した運転方法ではなかった。そこで,本願発明者らは,同じ胴割率であってもその胴割粒の胴割の発生原因(乾燥中による胴割れか又は圃場胴割れか)を推測して乾燥運転に反映することができれば,乾燥中に生じる穀物の胴割れをより一層防止でき,乾燥効率も向上させることができるのではないかと考え,研究を重ねた。
そこで,本発明は,上記問題点にかんがみ,循環式穀物乾燥機において,乾燥中における胴割防止効果を高め,かつ,より効率的な乾燥運転が行える胴割防止運転方法を提供することを技術的課題とするものである。
上記課題を解決するため、請求項1により、
穀物貯留部から流下する穀物に通風するとともに穀物サンプルの測定水分値が所定水分値になるまで機内循環しながら乾燥を行い,前記穀物サンプルを胴割れ検査してその胴割率を求め,該胴割率に基づいて穀物の胴割れ発生を防止する循環式穀物乾燥機の胴割防止運転方法において,
前記穀物サンプルにおける胴割粒の水分値を測定し,該胴割粒水分値が高水分値であるか低水分値であるか否かによって乾燥運転の内容を変更するという技術的手段を講じる。
これによると,穀物サンプルにおける胴割粒の水分値を測定することにより,該測定水分値と,乾燥中における胴割れは穀物水分が低水分域のときに生じるという一般的な知見との対比を行うことができるので,この対比結果に基づき,穀物サンプル中の胴割粒の胴割れ原因が収穫圃場にあるか,又は乾燥条件(乾燥中)にあるかの推測が行える。
また,請求項2により,前記胴割粒水分値が低水分値である場合には,前記乾燥運転の内容をより胴割れが発生しない安全な乾燥運転内容にするという技術的手段を講じる。これによれば,前記胴割粒水分値が低水分値である場合には,乾燥条件が胴割れ原因であると推測することができ,この推測結果により,より安全な胴割防止の乾燥運転を選択し実行することができる。また,逆に,前記胴割粒水分値が高水分値である場合には,胴割粒は収穫圃場と推測することができ,この場合には,前記乾燥運転内容をより安全な胴割防止運転にするのではなく,簡易的な胴割防止運転を選択し実行すればよい。
さらに,請求項3より,20%以下を前記低水分値とするという技術的手段講じる。これにより,胴割粒の胴割れ原因が収穫圃場にあるか,又は乾燥条件にあるかの判断基準が明確になる。
また,請求項4により,前記乾燥運転の内容は,乾燥初期送風運転,低乾燥速度運転,乾燥途中休止運転及び乾燥仕上げ水分値よりも高めで乾燥終了させる高水分側自動停止運転からなる乾燥運転項目のうち一つ又は複数の運転項目を組み合わせたものという技術的手段を講じる。これにより,前記乾燥運転の内容は,前記各乾燥運転項目の選択及びその運転内容における詳細な設定により,胴割れ防止効果に差を付けることができる。
さらに,請求項5により,前記乾燥運転項目の選択は,穀物サンプルの水分分布におけるバラツキ,ピークの数,又は胴割粒の水分分布のピークの数を考慮して行うという技術的手段を講じる。これにより,前記乾燥運転の内容をより安全な乾燥運転内容にするか否かの判断基準が明確になる。
本発明は,穀物サンプルにおける胴割粒の水分値を測定し,該測定水分値が,低水分域であるか否かに基づいて前記胴割粒の胴割れの発生原因が,収穫圃場にあるか,又は乾燥条件にあるかの推測判断を行うことができ,胴割れの発生原因が乾燥条件にあると判断された場合には,胴割れの発生原因が収穫圃場と推測された場合に行う乾燥運転の内容よりも更に胴割を防止する安全な乾燥運転に切換えて乾燥を行うので,胴割れ防止効果が向上する。また,胴割れの発生原因が収穫圃場と推測された場合には,前述の更に安全な乾燥運転よりも簡易的な胴割防止運転を選択し実行されるので,必要以上に乾燥時間が掛からず,よって,乾燥運転が的確なものとなる。
図1は本発明における循環式穀物乾燥機1の前方上方から見た斜視図,図2は同後方上方から見た斜視図,図3は同正面から見た縦断面図である。循環式穀物乾燥機1は,穀物を貯留する貯留部2,乾燥風を通風して穀物の乾燥を行う乾燥部3及び前記通風を受けた穀物を機外に取出す取出部4を重設して構成し,さらに,前記取出部4には,取出された穀物を前記貯留部2に還流する穀物還流手段5を接続する。該穀物還流手段5とは昇降機5a及び上部搬送部5bのことを指す。前記上部搬送部5bの搬送終端部には,貯留部2内に臨ませた穀物分散装置5cを配設する。前記貯留部2は天井壁や側壁によって囲んで形成する。前記乾燥部3は中央に横設した熱風胴6と,該熱風胴6の両側に横設した穀物流下通路(乾燥室)7と,更に該乾燥室7の各側方に横設した排風胴8とを有する。そして更に,熱風胴6の一端開口部には熱風を供給するように熱風発生手段(バーナー)9を接続する。該熱風発生手段9から熱風胴6に供給された熱風は,熱風胴6,乾燥室7及び排風胴8のそれぞれに形成した有孔板を通風し,排風胴8の排風口に接続して設けた排風機10の吸引作用によって機外に排風されるように構成する。なお,乾燥部3における側板には張込用の開閉蓋3aが備えてある。
前記取出部4は,前記左右の穀物流下層7の下端が交わる中央位置に横設したロータリーバルブ11と,該ロータリーバルブ11の下方位置に横設した下部搬送部12と,該下部搬送部12の両側部に横設した漏斗状の集穀板(ダッシュボード)13とから構成し,前記ロータリーバルブ11から繰出された穀物が前記下部搬送部12に集穀されて機外に搬出されるようになっている。なお,前記下部搬送部12の搬送終端側は前記昇降機5aの搬送始端側と接続し,搬出された穀物が前記昇降機5aに搬送されるようになっている。
本発明では,穀物サンプル粒についての胴割検査と水分値測定を行う。この胴割検査と水分値測定は,例えば,前記昇降機5aの側部に配設した胴割検査兼水分測定装置15によって行うようにするとよい。図4は,その胴割検査兼水分測定装置15の構成を概念的に説明したものである。該胴割検査兼水分測定装置15の具体構成は,図4に示したように,胴割検査部(胴割検査装置)16と水分測定部(水分検出装置)17とから構成する。前記胴割検査部16は,公知の胴割検査方式によるもので,縦一列状溝によって形成した下方傾斜状のシュート18を備えるとともに,該シュート18を下方から支えるように配設した振動発生装置19と,シュート18の傾斜上端部に配設したホッパー20と,シュート18の傾斜下方側に配設した光学検出手段21とを備える。前記シュート18の搬送終端側は,後述する水分測定部17の供給口24に向かって更に下向きの傾斜角度を急にした形状にしてある。該光学検出手段21を配設した位置における前記シュート18の底部には検出窓18a(図示せず)を設ける。そして,前記光学検出手段21は,前記検出窓18aに光軸が通るように,一方側(上方)に受光部22を他方側(下方)に照射部23をそれぞれ配設して構成する。なお,前記ホッパー20は昇降機5aの内部と連通した穀物サンプル採取用の管路15aと連通している。
前記水分測定部17についても,公知の方式である抵抗式水分計によるものを採用する(例えば,本出願人による,特許第3048006号公報など参照)。前記水分測定部17は,前記胴割検査部16で検査を終えて前記シュート18から流下・放出された穀粒を受け入れる供給口24を備える。そして,該供給口24の下方には,穀粒を1粒ずつ後述の測定部26に搬送する縦一列状溝で形成した下方傾斜状のシュート25と,該シュート25によって搬送された穀粒の水分値を測定する測定部26と,該測定部26での水分測定を終えた穀粒を排出する排出管27とを構成する。前記測定部26の具体的な構成は,互いに逆方向に回転する一対の電極ロール28,29を設け,該電極ロール28,29間において供給穀粒を粉砕しながら水分測定を行うように構成してある。そして更に,前記電極ロール28,29を駆動させるためのモータ30を有し,該モータ30からの出力は減速ギヤによって電極ロール28,29に伝達されるようになっている。前記電極ロール28,29の周面近傍位置には,電極ロール28,29の各周面を清掃するためのブラシ26aが配設してある。なお,前記排出口27から排出された穀粒は,昇降機5aの内部と連通した管路15bを通って昇降機5aの内部に排出されるようにしてある。
次に,前記循環式穀物乾燥機1の運転を制御する運転制御部14を説明する。該運転制御部14の一例を示したブロック図を図5に示す。該運転制御部14は,中央演算部(以下「CPU」という)31を構成するとともに,該CPU31とそれぞれ電気的に接続した入出力回路(以下「I/O」という)32,書き込み専用の記憶部33(以下「ROM」という)及び書き込み・読み込み兼用記憶部34(以下「RAM」という)とから構成する。そして更に,前記I/O32に電気的に接続した,乾燥運転ボタンや張込運転ボタン,張込量設定ダイヤル,仕上げ水分値設定ダイヤル等からなる運転操作部35も構成する。このほか前記I/O32には,前記胴割検査兼水分測定装置15や熱風発生手段9,前記昇降機5aやロータリーバルブ11などの各モータ(図示せず)を駆動させる動力系駆動回路36が電気的に接続してある。
前記ROM33には,本発明の特徴構成である胴割防止運転プログラム(図6及び図7参照)のほか,サンプル粒における各水分分布(全粒水分分布,胴割粒水分分布)における運転内容をパターン1〜6(図6,7参照)や胴割れ判定用の所定の判別しきい値などが記憶してある。
次に,前記循環式穀物乾燥機1の作用を説明する。図6は,前記胴割防止運転プログラムのフローチャートの特徴部分をのみを示す。まず,特徴部分でない,前記循環式穀物乾燥機1の基本的運転内容から説明する。該循環式穀物乾燥機1は,前記運転操作部35に設けた張り込みボタン又は乾燥ボタンがONされると,前記動力系駆動回路36は,穀物還流手段5や下部搬送部12,排風機10の各モータを駆動させ,また,乾燥運転の際(乾燥ボタンのON)には,これに加えて,ロータリーバルブ11のモータを駆動させるとともに前記熱風発生装置9を駆動させ,これにより,穀物が機内循環され,かつ,熱風が熱風胴6に供給される。また,乾燥運転(乾燥ボタンのON)を行う前には,張込量設定や仕上げ水分値(目標水分値)の設定などを前記運転操作部35に設けたボタンにより行う。前記ロータリーバルブ11は周期的に一定時間回転することにより,貯留部2の穀物は,順次断続的に前記乾燥室7に流下して熱風の通風を受けた後,ロータリーバルブ11から繰出され,下部搬送部12から昇降機5a,上部搬送部5bを介して貯留タンク2に還流し,機内循環される。そして,穀物水分値は,後述する胴割検査兼水分測定装置15によって測定され,測定した穀物水分値が予め設定した仕上げ水分値になった時点(後述するプログラムフローチャートのステップ13)で,前記胴割防止運転プログラムは終了するという基本的な運転が実行される。
次に,穀物サンプルの胴割検査と水分値の測定を行う前記胴割検査兼水分測定装置15の作用について説明する。まず,胴割検査が前記胴割検査部16で行われた後に水分測定部17において水分測定が行われる。穀物サンプル(穀粒)Sの採取は,前記昇降機5a内部において穀物を揚穀する際にバケットからこぼれ落ちた穀粒が,前記排風機10によって昇降機5aの下部から前記胴割検査兼水分測定装置15内部に及ぶ吸引作用により,前記管路15aに入ってホッパー20に流下・供給されて行われる。前記胴割検査部16のホッパー20に供給されて貯留された穀粒Sは,前記振動発生装置19の振動作用により,ホッパー20の排出口から順次,前記シュート18上に移送され,縦一列状溝に沿って1粒ずつ整列して前記光学検出手段21を設けた位置に移送し,一粒ごとに胴割粒か否かの検査を受ける。前記光学検出手段21は,前記検出窓18a上に到達した穀粒Sに対して前記照射部23から光を照射し,穀粒Sから透過した光(以下「透過光」という)の検出を受光部2が行う。前記CPU31は,常時,前記透過光と前記胴割れ判定用の所定のしきい値との比較を行い,穀粒を1粒ずつ胴割粒か正常粒かの判別を行う。そして,胴割粒又は正常粒に判別された穀粒S毎の判別結果は,順次,前記RAM34に記憶する。なお,前記光学検出手段21を通過し,胴割れ検査を終えた穀粒Sは前記水分測定部17の供給口24に流下・供給される。
前記水分測定部17の作用を説明する。前記供給口24に供給された穀粒Sは,順次,前記シュート25上に落下した後,該シュート25の縦一列状溝に沿って測定部26に一粒ずつ流下・供給される。該測定部26は,前記穀粒Sを1粒ずつ,互いに反対方向に回転する前記電極ロール28,29間に供給して圧砕し,該圧砕時における電気的抵抗値を測定して各粒の水分値を求める。この各穀粒Sの水分値は,順次,前記RAM34に記憶される。なお,前記電極ロール28,29間を通って水分測定が終わった穀粒Sは,前記排出管27内に排出された後,前記管路15bを流下して昇降機5a内に排出される。
次に,前記サンプル粒の水分分布の算出について説明する。前記運転制御部14は,前記サンプル粒を,例えば25粒の単位で,各胴割れ判別結果と水分値とを前記RAM34から読み出し,胴割粒における胴割水分分布と,全25粒の全粒水分分布とをそれぞれ算出する。なお,前記胴割水分分布と全粒水分分布との算出については,平均的な各分布を得るために,前記25粒以降に採取した別の25粒について胴割水分分布及び全粒水分分布の算出を繰り返し,例えば4回の各分布結果に基づいて平均的な胴割水分分布及び各全粒水分分布を求めるようにしてもよい。また,サンプル粒の一単位(ロット)を25粒としたが,粒数は適宜変更可能である。
次に,前記胴割防止運転プログラムの特徴的な運転内容を説明する(図6及び図7参照)。該胴割防止運転プログラムにおいて,下記ステップ1が実行される時点においては,前述した張込量の設定等によって選定された乾燥速度(熱風温度など)によるいわゆる胴割防止運転ではない通常の乾燥運転がなされており,以下のステップ1以降の運転が実質上の胴割発生防止の乾燥運転となる。
ステップ1は,前記胴割検査兼水分測定装置15が,常時,前述のようにして全サンプル粒について胴割検査及び水分測定して記憶した検査結果(前記RAM34に記憶)から一ロット25粒の検査結果を読み出し,該25粒における胴割率を算出し,胴割率が3%以上か否かの判別を行う。胴割率が3%以上のときはステップ2に進む。一方,胴割率が3%以下であれば,ステップ13に進み,サンプル粒の平均水分値が仕上り水分値(目標水分値)に到達しているか否かを判定し乾燥終了か否かの判断がなされる。
前記ステップ2は,前記ステップ1で使用した同一の一ロット25粒の各水分値検査結果から,該25粒における全粒水分分布を求めるとともに,該全粒水分分布にピーク値(山)が二つ以上あるか否かの判別を行う。前記山が二つ以上でない(山が一つ)ときはステップ3に進み,一方,前記山が二つ以上のときは,ステップ4を実行する。該ステップ4の運転内容は後で説明することにする。
前記ステップ3は,前記全粒水分分布の標準偏差値を演算して求め,サンプル粒(25粒)の水分値のバラツキ具合を求め,標準偏差値が3%未満であれば,水分値のバラツキが少ないとの判断し,ステップ5に進み,一方,標準偏差値が3%以上であれば,水分値のバラツキが多いと判断し,ステップ6に進む。
前記ステップ5は,前記サンプル粒(25粒)における胴割粒の平均水分値を演算し,該平均水分値が18%を越えるか否かを判別する。前記胴割粒の平均水分値が18%を超えている場合には,一般的に知られている乾燥中における胴割粒の発生に係る知見,すなわち,「乾燥中の胴割れの発生は穀物水分が低水分域(20%以下)ときに生じる」に該当しないので,前記各胴割粒は圃場で生じたものと推定してステップ7に進み,「低乾燥速度運転(乾燥速度を遅くする運転):ややゆっくり」とする乾燥運転内容(図7にも示したパターン1)が選択・実行され,これにより,前記圃場胴割粒の胴割れ進行を防止する安全な乾燥運転となる。
一方,ステップ5において,胴割粒の平均水分値が18%未満であった場合は,前述の知見に該当するため,前記胴割粒は乾燥運転中に生じたものと判断し,現在の乾燥条件が胴割れを発生させる好ましくない危険な条件にあると判断し,ステップ8に示した前記パターン1の運転よりも胴割れを発生させない乾燥運転内容(パターン2)を選択・実行する。該パターン2の運転は,前述のように,前記パターン1の運転よりも胴割れ発生を更に防止する安全な運転項目(以下「安全運転項目」という)を加えたものであって,具体的には,「乾燥途中休止運転(調質運転)を穀物水分が約18%に到達した時点で約2時間行う」運転項目と,「目標水分値よりも高め(例えば,0.5%高め)で乾燥終了させる(以下「高水分側自動停止運転」という)」運転項目と,「乾燥初期における送風運転(約2時間)(以下「乾燥初期送風運転」という)」の運転項目とを追加したものである。なお,本発明における前記安全運転項目には前記低乾燥速度運転も含むものとする。
前記乾燥初期送風運転と前記乾燥途中休止運転については,穀粒間の水分移行や穀粒における表面部と内部との間の水分移行を行わせる作用により,胴割れの発生を防止する効果を奏し,また,前記高水分側自動停止運転も,胴割れが生じやすい低水分域(目標水分値付近)において少しでも早く乾燥停止することにより穀物の胴割れを防止する作用効果がある。前記乾燥初期送風運転は,前記サンプル粒(25粒)が乾燥運転(再乾燥運転を含む)を開始後の初回であるときのみに実行するもので,二回以降の前記サンプル粒(25粒)に対しては実行しない。なお,ステップ7及びステップ8を実行した後は,前記ステップ13(仕上り水分値に到達しているか否かの判断)に進む。
前記ステップ6は,ステップ5と同様にして,前記サンプル粒(25粒)における胴割粒の平均水分値を演算し,該平均水分値が18%を越えるか否かを判別する。胴割粒の平均水分値が18%を超えていれば,前述と同様に,前記乾燥中における胴割れ発生の知見に該当しないので前記各胴割粒は圃場で生じたものと判断し,ステップ9(パターン3の乾燥運転)を選択・実行する。該パターン3の乾燥運転内容は,サンプル粒(25粒)の水分分布が前記パターン1のものよりも全粒水分分布のバラツキが多いと判断されるため,パターン1の乾燥運転に加えて乾燥初期送風運転(約2時間)(前述乾燥運転開始後の初回サンプル粒のときのみに実行)が追加してある。該乾燥初期送風運転(約2時間)により,前述のように,穀粒間の水分移行や穀粒における表面部と内部との間の水分移行が生じ,穀粒間の水分のバラツキが少なくなり,胴割れの発生を防止する効果を奏する。
一方,ステップ6において,胴割粒の平均水分値が18%未満であった場合は,ステップ8で述べたことと同じように,前記乾燥胴割れ発生の知見に該当するので,前記胴割粒は乾燥運転中に生じたものと判断し,現在の乾燥条件が胴割れを発生させる好ましくない危険な条件にあると判断し,ステップ10に示した,前記パターン3の運転よりも胴割れを発生させない乾燥運転内容(パターン4)を選択・実行する。該パターン4の運転は,前記パターン3の運転よりも更に胴割れ発生を防止する前記安全運転項目に相当するものとして,「乾燥初期送風運転の時間をパターン3よりも長く(約3時間)(前述乾燥運転開始後の初回サンプル粒のときのみに実行)」,「乾燥途中休止運転(穀物水分が約18%に到達した時点で約2時間)」及び「高水分側自動停止運転(目標水分値よりも高め(例えば,0.5%高め)で乾燥終了)」の運転項目を加えたものである。前記乾燥初期送風運転,乾燥途中休止運転及び高水分側自動停止運転の各運転項目には,前述のとおり,胴割れ発生防止の効果があり,特に初期送風の時間をパターン3よりも長くしてある点においてより安全な胴割防止運転項目となる。なお,ステップ9及びステップ10の後は,前記ステップ13(仕上り水分値に到達しているか否か)に進む。
前記ステップ4については,前記ステップ1で検査した,各サンプル粒(25粒)の胴割れ検査結果と水分測定結果に基づいて胴割粒における水分分布を求め,該胴割水分分布にピーク値(山)が二つ以上あるかを判別する。そして,前記胴割水分分布に山が二つ以上存在しない場合(=山が一つ)は,ステップ11に示した乾燥運転(パターン5)を選択・実行する。該パターン5の運転は,乾燥中の穀物が,収穫圃場の異なるものの混合であると判定して行われる運転であって,両者の穀物水分のバラツキをより少なくして胴割粒を発生させないようにするため,前記パターン4の運転よりも更に安全な胴割防止運転項目とする。具体的には,乾燥初期送風運転の時間をパターン4よりも長く(約4時間)(前述乾燥運転開始後の初回サンプル粒のときのみに実行)する変更と,乾燥速度を「ゆっくり」にする変更とを加えたものである。一方,ステップ4において,前記胴割水分分布に山が二つ以上あればステップ12に示した乾燥運転(パターン6)を選択・実行する。該パターン6の運転は,前記乾燥中の穀物が,収穫圃場の異なるものの混合であり,かつ,両者の各穀物において胴割粒が生じていると判定して行われる運転であって,両者の穀物水分のバラツキをより少なくして胴割粒を発生させないようにするため,前記パターン5の運転よりも更に安全な運転項目とする。具体的には,乾燥途中休止運転に関し,穀物水分が約18%に到達した時点で行う乾燥途中休止運転を約4時間に延ばす変更を加えたものである。なお,前記ステップ11及びステップ12の後は,前記ステップ13(仕上り水分値に到達しているか否か)に進み,穀物水分が仕上り水分値に達していなければ前記ステップ1に戻り,一方,穀物水分が仕上り水分値に達していれば胴割防止運転プログラムの終了となり,機械停止する。
以上のように,本発明の胴割防止運転プログラムは,サンプル粒における胴割検査及び水分検査を行い,胴割粒の水分値と前記前記乾燥中における胴割れ発生の知見(胴割粒水分値が低水分域(20%以下)か否か)に基づき,胴割れ発生の原因が乾燥条件によるものか収穫圃場でなされたものかを見極め,乾燥条件が原因である場合には,胴割れ発生防止の運転項目を追加して実行するものであるので,胴割れをより防止する安全な乾燥運転が行える。また,胴割れ発生の原因が収穫圃場によるものであった場合には,胴割れ発生の原因が乾燥条件であるときに行う乾燥運転のように時間を掛けたより慎重な乾燥を行わず,簡易的な胴割防止運転とするので,必要以上の乾燥時間を要しない。よって,胴割率が同じ場合でも,乾燥運転をより慎重なものにするべきか否かの判断ができ,乾燥運転方法が的確なものとなる。また,本発明の胴割防止運転プログラムは,上記に加え,サンプル粒における全粒水分分布のバラツキや山の数,胴割水分分布の山の数も考慮するので,安全な胴割れ防止運転となる。
本発明における循環式穀物乾燥機の前方斜視図である。 本発明における循環式穀物乾燥機の後方斜視図である。 本発明における循環式穀物乾燥機の正面側から見た縦断面図である。 胴割検査兼水分測定装置の構成を概念的に説明した図である。 運転制御部のブロック図である。 胴割防止運転プログラムのフローチャートである。 サンプル粒の水分値の分布と乾燥運転内容との関係をパターンごとに示した表である。
符号の説明
1 循環式穀物乾燥機
2 貯留部
3 乾燥部
3a 開閉蓋
4 取出部
5 穀物還流手段
5a 昇降機
5b 上部搬送部
5c 穀物分散装置
6 熱風胴
7 乾燥室
8 排風胴
9 熱風発生手段(バーナー)
10 排風機
11 ロータリーバルブ
12 下部搬送部
13 集穀板
14 運転制御部
15 胴割検査兼水分測定装置
15a 管路
15b 管路
16 胴割検査部(胴割検査装置)
17 水分測定部(水分検出装置)
18 シュート
18a 検出窓
19 振動発生機
20 ホッパー
21 光学検出手段
22 受光部
23 照射部
24 供給口
25 シュート
26 測定部
26a ブラシ
27 排出口管
28 電極ロール
29 電極ロール
30 モータ
31 中央演算部(CPU)
32 入出力回路(I/O)
33 書き込み専用記憶部(ROM)
34 書き込み・読み込み兼用記憶部(RAM)
35 運転操作部
36 動力系駆動回路
S 穀物サンプル(穀粒)

Claims (5)

  1. 穀物貯留部から流下する穀物に通風するとともに穀物サンプルの測定水分値が所定水分値になるまで機内循環しながら乾燥を行い,前記穀物サンプルを胴割れ検査してその胴割率を求め,該胴割率に基づいて穀物の胴割れ発生を防止する循環式穀物乾燥機の胴割防止運転方法において,
    前記穀物サンプルにおける胴割粒の水分値を測定し,該胴割粒水分値が高水分値であるか低水分値であるか否かによって乾燥運転の内容を変更することを特徴とする循環式穀物乾燥機の胴割防止運転方法。
  2. 前記胴割粒水分値が低水分値である場合には,前記乾燥運転の内容をより胴割れが発生しない安全な乾燥運転内容にする請求項1に記載の循環式穀物乾燥機の胴割防止運転方法。
  3. 20%以下を前記低水分値とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の循環式穀物乾燥機の胴割防止運転方法。
  4. 前記乾燥運転の内容は,乾燥初期送風運転,低乾燥速度運転,乾燥途中休止運転及び乾燥仕上げ水分値よりも高めで乾燥終了させる高水分側自動停止運転からなる乾燥運転項目のうち一つ又は複数の運転項目を組み合わせたものである請求項1乃至請求項3に記載の循環式穀物乾燥機の胴割防止運転方法。
  5. 前記乾燥運転項目の選択は,穀物サンプルの水分分布におけるバラツキ,ピークの数,又は胴割粒の水分分布のピークの数を考慮して行う請求項4に記載の循環式穀物乾燥機の胴割防止運転方法。
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