JPH11173754A - 穀粒乾燥方法及び穀粒乾燥設備 - Google Patents

穀粒乾燥方法及び穀粒乾燥設備

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JPH11173754A
JPH11173754A JP36300497A JP36300497A JPH11173754A JP H11173754 A JPH11173754 A JP H11173754A JP 36300497 A JP36300497 A JP 36300497A JP 36300497 A JP36300497 A JP 36300497A JP H11173754 A JPH11173754 A JP H11173754A
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JP
Japan
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drying
grain
container
moisture
unit
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Application number
JP36300497A
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English (en)
Inventor
Satoru Satake
覺 佐竹
Makoto Tomabechi
眞 苫米地
Kiyonori Nakaoka
清典 中岡
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Satake Engineering Co Ltd
Original Assignee
Satake Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】乾燥中に穀粒の品位を検出し、品位低下傾向に
ある場合は乾燥条件を変え、品位を低下させない。 【解決手段】搬入穀粒から夾雑物を除去するとともに穀
粒の水分を含む穀粒品位を検出する荷受装置4と、通風
乾燥可能に形成されたコンテナ10に穀粒を投入する装
置3と、コンテナ10を収納して乾燥を進める乾燥装置
5と、所定時間乾燥した後コンテナ10を反転しコンテ
ナ内の穀粒を前記投入装置3に供給する反転装置6と、
コンテナを投入装置と乾燥装置5と反転装置6との間を
移動させる搬送装置4と、各装置を統合制御する装置5
1とが備えられ、装置5による乾燥と装置6による穀粒
の装置3への供給とか、穀粒があらかじめ設定された仕
上げ水分に乾燥されるまで繰り返される設備1におい
て、装置3に穀粒の水分及び胴割率を含む穀粒品位を検
出する装置9を設け、制御装置51は品位検出装置9の
検出結果により最適な乾燥プログラムを選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】通風乾燥可能に形成されたコ
ンテナに穀粒を投入し、各コンテナごとに乾燥処理する
穀粒乾燥方法及び穀粒乾燥設備に関する。
【0002】
【従来の技術】穀粒乾燥設備に搬入された穀粒は水分等
の穀粒品位が検出された後、通風可能に形成されたコン
テナに投入される。コンテナは熱風発生装置を備えた乾
燥装置に収納され、各コンテナごとに熱風が供給されて
乾燥が行われている。そして、所定時間乾燥が行われた
後、コンテナ内の穀粒は撹拌されるとともに水分が検出
され、このとき検出された水分があらかじめ設定された
目標水分となるまで乾燥と撹拌とが繰り返される。そし
て、乾燥終了直後に検出された穀粒品位を乾燥穀粒の最
終的な品位とし、コンテナ内でそのまま保存するか又は
品位ごとにサイロ等で貯蔵される。
【0003】籾の乾燥においては、乾燥が進むにつれて
胴割粒が発生し品位が低下する場合があるが、上記のラ
ック式の乾燥設備においては、単に穀粒の水分のみによ
り乾燥を制御しており、乾燥中の穀粒品位の低下は全く
考慮されておらず、乾燥中に胴割粒が発生した場合であ
ってもそのまま乾燥が進められるため、乾燥が終了した
ときには胴割粒が著しく増加して品位が大きく低下して
いる可能性がある。
【0004】また、胴割粒は穀温に大きな変化があった
ときに発生する場合があり、従来の乾燥設備のように乾
燥終了直後に検出した穀粒品位をそのコンテナの最終的
な品位として、コンテナ内でそのまま保存するか又は品
位ごとにサイロ等で貯蔵した場合には、貯蔵前の品位と
貯蔵後の品位とが大きく異なっている場合がある。
【0005】また、特開平5−203358号公報に
は、穀粒の乾燥途中に胴割率を検出し、検出結果により
乾燥速度を制御する方法が記載されている。この方法
は、乾燥中の穀粒の水分が仕上げ目標水分よりも3〜5
%高い水分となったときに胴割率及び未熟粒混入率を検
出し、この検出結果により乾燥を停止させるか、乾減率
を低下させるか、継続して同一条件で乾燥を継続させる
かを決定し、穀粒の品位の低下を防止しようとするもの
である。
【0006】しかしながら、胴割粒の発生は乾燥が進む
につれて増加するとともに、穀粒の品種や生産者の違い
により発生度合いが異なるため、胴割粒の発生を防ぐた
めには定期的に胴割率を検出し乾燥速度を制御する必要
があるが、上記方法においては穀粒の水分が仕上げ目標
水分よりも3〜5%高い水分となったときに初めて胴割
率を検出して乾燥速度を制御するために、この時点で既
に胴割粒が増加して品位が大きく低下している可能性が
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
かんがみ、乾燥中に穀粒の品位を検出し、穀粒の品位が
低下する傾向にある場合には乾燥条件を変更し、目標水
分値まで品位を低下させることなく乾燥を行うことがで
きる穀粒乾燥方法及び穀粒乾燥設備を提供することを技
術的課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の穀粒乾燥方法は、搬入された穀粒から夾雑物を
除去するとともに水分を含む穀粒品位を検出する荷受け
工程と、穀粒を通風乾燥可能に形成したコンテナに投入
する投入工程と、穀粒が投入された前記コンテナを収納
し、前記荷受け工程で検出された水分により選択された
乾燥プログラムに基づいて乾燥を進める乾燥工程と、所
定時間穀粒を乾燥した後、前記コンテナを反転して該コ
ンテナ内の穀粒を前記投入工程に移送する反転工程と、
該コンテナを前記投入工程と前記乾燥工程と前記反転工
程との間を移動させる搬送工程と、が備えられ、前記投
入工程と前記乾燥工程と前記反転工程とが、穀粒があら
かじめ設定された仕上げ水分に乾燥されるまで繰り返さ
れる穀粒乾燥方法において、前記投入工程で乾燥中の穀
粒の水分及び胴割率を含む穀粒品位を検出し、該穀粒品
位により乾燥プログラムを選択する、という技術的手段
を講じた。
【0009】前記荷受け工程における穀粒品位の検出と
前記投入工程における穀粒品位の検出とを、共用の品位
検出装置で行うとよい。
【0010】仕上げ水分に乾燥された穀粒を、穀温が常
温となるか又は少なくとも24時間前記コンテナ内で放
置した後、水分及び胴割率を含む穀粒品位を検出すると
ともに、この検出結果に基づいて穀粒を品位ごとに貯蔵
するとよい。
【0011】上記課題を解決するため本発明の穀粒乾燥
設備は、搬入された穀粒から夾雑物を除去するとともに
穀粒の水分を含む穀粒品位を検出する荷受け装置と、通
風乾燥可能に形成されたコンテナに穀粒を投入する投入
装置と、前記コンテナを収納し、前記荷受け装置で検出
された水分により選択された乾燥プログラムに基づいて
乾燥を進める乾燥装置と、所定時間穀粒を乾燥した後、
前記コンテナを反転して該コンテナ内の穀粒を前記投入
装置に供給する反転装置と、前記コンテナを前記投入装
置と前記乾燥装置と前記反転装置との間を移動させる搬
送装置と、前記各装置を統合制御する制御装置とが備え
られ、前記乾燥装置による乾燥と前記反転装置による穀
粒の前記投入装置への供給とが、穀粒があらかじめ設定
された仕上げ水分に乾燥されるまで繰り返される穀粒乾
燥設備において、前記投入装置に、乾燥中の穀粒の水分
及び胴割率を含む穀粒品位を検出する品位検出装置を設
けるとともに、前記制御装置は前記品位検出装置の検出
結果により最適な乾燥プログラムを選択する、という技
術的手段を講じた。
【0012】荷受け穀粒の品位を、前記投入装置に設け
た前記品位検出装置により検出するとよい。
【0013】前記乾燥装置が、乾燥機能を備えた乾燥ラ
ック装置と乾燥機能を備えない待機ラック装置とを備え
るとよい。
【0014】前記乾燥装置が、前記コンテナに熱風を送
出できる乾燥位置と熱風を送出できない待機位置とを備
えるとよい。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明による実施例を図1から図
5を参照しながら説明する。穀粒、特に米を籾で荷受け
して乾燥及び貯蔵する穀粒乾燥設備1は、荷受け装置
2、投入装置3、搬送装置4、乾燥装置5、反転装置
6、サイロ49等からなる貯蔵装置7及び各装置を統合
制御する制御装置51からなる。
【0016】荷受け装置2は搬入された籾から夾雑物を
除去する粗選機と、荷受け穀粒の品位を検出する荷受け
穀粒品位検出装置と、計量器とから構成され、荷受け装
置2により検出された各種のデータが荷受けデータとし
て制御装置51に入力される。
【0017】投入装置3は、穀粒が供給されるタンク8
と、このタンク8内に供給された乾燥中の穀粒の水分及
び胴割粒混入率を検出する乾燥穀粒品位検出装置9と、
通風乾燥可能に形成されたコンテナ10内に、コンテナ
10に収納可能な量だけ穀粒を投入する繰り出しバルブ
11とから構成される。前記乾燥穀粒品位検出装置9
は、粉砕式又は非粉砕式の水分計と胴割粒検出装置12
とから形成されており、水分値及び胴割粒混入率が前記
制御装置51に乾燥籾データとして入力される。以下、
胴割粒検出装置12について図2を参照しながら説明す
る。
【0018】胴割粒検出装置12は、縦走状に籾を流動
する条溝が形成されるとともに、振動装置13により振
動可能に形成された振動板14と、この振動板14の供
給側に設けられ、前記投入装置3のタンク8と接続する
ホッパー15と、振動板14の排出側に連設され、籾を
縦走状に流下させる条溝が形成されるとともに、胴割粒
検出用の透光窓17が形成された傾斜板16と、透光窓
17の上方に配置された受光装置18と、透光窓17の
下方に配置された投光装置19と、傾斜板16からの籾
を機外に排出する排出樋20とから構成される。また、
受光装置18は2条のオプティカル・ファイバ23,2
4の一側端が前記透光窓17に臨設されるとともに、他
側端には一対の受光素子25,26が設けられ、投光装
置19には集光レンズ21及び光源22が備えられてい
る。
【0019】図3は前記透光窓17上に位置して下方か
ら照射された籾を示し、各図(a),(b),(c)に
おいて、中央の黒丸は透光窓17、楕円形の点線は籾殻
内の米粒44、米粒44中の点線は亀裂面Rをそれぞれ
示しており、図(a)においてX及びYは前記各受光素
子25,26の各フャイバ23,24が対向する視点位
置である。この視点位置で光源22から籾に照射された
光の籾の両側部45,46における透過光量を受光し、
各受光素子25,26の受光量が等しくなった場合、こ
の籾粒は亀裂面の無い整粒籾として識別される。図
(b)及び図(c)においては、籾に照射された光が亀
裂面Rにより散乱し、籾の両側部45,46の一方から
の透過光量が低下し各受光素子25,26の受光量に差
が生じる。この場合、籾は米粒に亀裂面がある胴割籾と
して識別される。
【0020】次に、乾燥装置5について説明する。乾燥
装置5は、複数個幅で複数段に区分けして形成された乾
燥ラック27と、各乾燥ラック27にそれぞれ乾燥風を
送風する送風路28と、各送風路28に乾燥風を送風す
る熱風発生装置29とから構成され、各乾燥ラック27
は、上面が開放され下方には通風可能な有孔棚30を設
けて穀物を収納可能にしたコンテナ10を搬送装置4に
より出し入れ可能である。
【0021】また、乾燥装置5の送風路28には、乾燥
ラック27内のコンテナ10の位置により、コンテナ1
0への乾燥風の風量を制御する風量制御装置33が設け
られており、以下、図5を参照して説明する。コンテナ
10を乾燥ラック27に収納しておくだけの収納位置B
から、乾燥を行う乾燥位置Aに移動することで、コンテ
ナ10の固定板34により開閉弁35が押圧され、風路
が送風路28からコンテナ10の接続口36に接続さ
れ、コンテナ10に熱風発生装置29の熱風が送風され
る。開閉弁35は、弁体37と、弁体37に固定された
スライド軸42と、スライド軸42に固定された押圧体
40とからなり、スライド軸42は、支持部材38に支
持される軸受39と、支持部材44に支持される軸受4
1とにより支持されている。また、軸受39と押圧体4
0との間には圧縮バネ43を設けてあり、収納位置Bか
ら乾燥位置Aにコンテナ10を移動すると、固定板34
がスライド軸42の一端を押すので、開閉弁35は圧縮
バネ43の弾性に抗しながら、送風路28と接続口36
とを連通する方向に移動し、逆にコンテナ10を乾燥位
置Aから収納位置Bに移動すると開閉弁35は圧縮バネ
43の弾性により送風路28と接続口36とを遮断する
方向に移動する。そして、乾燥位置Aと収納位置Bとの
間でコンテナ10の位置を移動させることによりコンテ
ナ10への乾燥風の風量を変化させることができる。
【0022】なお、図1において符号50は熱風発生装
置29を備えない待機ラック装置であり、待機ラック装
置50は乾燥休止中、乾燥終了後、及び搬入される籾が
乾燥設備1の乾燥処理能力を越える場合にコンテナ10
が収納される。
【0023】搬送装置4は、乾燥設備1内を左右方向に
移動し、更に上下方向にはクレーン部31により昇降す
るようにしてあり、コンテナ10の乾燥ラック27等へ
の出し入れはリフト部32により行われる。
【0024】反転装置6は投入装置3のタンク8上方に
配置され、反転部47と挟持部48とから構成されてい
る。搬送装置4のリフト部32から反転部47上に受け
渡されたコンテナ10を挟持部48により反転部47に
固定した後、反転部47を反転させることによりコンテ
ナ10内の穀粒をタンク8内に流出させる。
【0025】上記構成における作用について説明する。
【0026】搬入された籾は粗選機により夾雑物が除去
され、荷受け穀粒品位検出装置により水分値、未熟粒混
入率、被害粒混入率及び胴割粒混入率等が検出されると
ともに、計量が行われた後、投入装置3に供給される。
この間に、検出された各種のデータは制御装置51に荷
受けデータとして入力され、制御装置51は入力された
水分値により乾燥時間及び乾燥速度を決定して乾燥装置
5及び/又は搬送装置4に出力する。
【0027】投入装置3に供給された籾はコンテナ10
に投入され、搬送装置4によりあらかじめ指定された乾
燥装置5の乾燥ラック27に収納される。このとき、乾
燥装置5の熱風発生装置29は、籾の乾減率が制御装置
51により決定された乾減率となるように熱風温度が制
御されるか及び/又は搬送装置4は、乾燥風の風量によ
り籾の乾減率が制御装置51により決定された乾減率と
なるようにコンテナ10の収納位置を制御する。
【0028】所定時間、例えば乾燥開始から8時間経過
するとコンテナ10への送風が停止されるとともに、搬
送装置4によりコンテナ10は乾燥ラック27から取り
出され反転装置6に送られる。反転装置6では、コンテ
ナ10が挟持部48により反転部47に固定された後、
反転部47が反転してコンテナ10内の籾はコンテナ1
0から流出して撹拌されながら投入装置3のタンク8に
流入する。そして、タンク8に流入する籾の一部は乾燥
籾品位検出装置9に供給される。
【0029】乾燥籾品位検出装置9に供給された籾は、
胴割粒検出装置12の傾斜板16を流下する間に米粒に
亀裂を有する胴割籾が検出され胴割粒混入率が算出され
るとともに、排出樋20から機外に排出された籾は水分
計に供給され水分が測定され、胴割粒混入率と水分値と
が制御装置51に入力される。制御装置51では、乾燥
処理後の胴割粒混入率と荷受け時の胴割粒混入率とが比
較され、胴割粒の増加率が算出されるとともに、胴割粒
の増加率と水分値とにより最適な乾燥速度が選択決定さ
れ、乾燥装置5及び/又は搬送装置4に出力される。具
体的には、水分域により乾燥速度の制御を5段階とすれ
ば、水分値が24%以上であれば乾燥速度の最も大きい
乾燥速度5が選択され、18%未満であれば乾燥速度が
最も小さい乾燥速度1が選択される。胴割粒の増加率が
小さいと判断された場合には、水分値のみにより乾燥速
度が選択決定され、胴割粒の増加率が大きいと判断され
た場合には、水分値により選択された乾燥速度よりも1
から2段階低い乾燥速度が選択決定される。そして、選
択される乾燥速度が乾燥速度1よりも低くなる場合には
休止運転が選択決定される。
【0030】品位検査終了後の籾は投入装置3から再度
コンテナ10に投入され、制御装置51により乾燥運転
が選択決定された場合には、乾燥ラック27の乾燥位置
に収納されて乾燥処理され、制御装置51により休止運
転が選択決定された場合には、乾燥ラック27の待機位
置に収納されるか又は、待機ラック装置50に収納され
る。そして、所定時間経過後、籾は搬送装置4及び反転
装置6を介して投入装置3の乾燥籾品位検出装置9で品
位が検出され、この検出結果により再度乾燥速度が選択
決定される。
【0031】乾燥穀粒品位検出装置9で検出された水分
値が、あらかじめ設定された仕上げ水分、例えば15%
以下であった場合、籾が投入されたコンテナ10は乾燥
ラック27の待機位置に収納されるか又は、待機ラック
装置50に収納され、穀温が常温になるか又は少なくと
も24時間放置された後、再度、投入装置3に供給さ
れ、乾燥穀粒品位検出装置9により水分及び胴割粒混入
率が検出される。このデータは最終の籾品位データとし
て制御装置51に入力され、このデータに基づいて同一
品位の籾が同一のサイロ49内に貯蔵されるか又は、各
コンテナ10ごとに待機ラック装置50に収納されて保
存される。
【0032】上記実施の形態においては、荷受け時の籾
品位を検出する荷受け穀粒品位検出装置と乾燥中の籾品
位を検出する乾燥籾品位検出装置9とを別々に設けてあ
るが、乾燥籾品位検出装置9に未熟粒混入率及び被害粒
混入率を検出する検出装置を接続した場合には、前記荷
受け籾品位検出装置は不要であり、タンク8に荷受け装
置2からの籾が供給された場合には全ての籾品位を検出
し、乾燥中の籾が供給された場合には水分と胴割粒混入
率とを検出すればよい。
【0033】
【発明の効果】搬入された穀粒から夾雑物を除去すると
ともに水分を含む穀粒品位を検出する荷受け工程と、穀
粒を通風乾燥可能に形成したコンテナに投入する投入工
程と、穀粒が投入された前記コンテナを収納し、前記荷
受け工程で検出された水分により選択された乾燥プログ
ラムに基づいて乾燥を進める乾燥工程と、所定時間穀粒
を乾燥した後、前記コンテナを反転して該コンテナ内の
穀粒を前記投入工程に移送する反転工程と、該コンテナ
を前記投入工程と前記乾燥工程と前記反転工程との間を
移動させる搬送工程と、が備えられ、前記投入工程と前
記乾燥工程と前記反転工程とが、穀粒があらかじめ設定
された仕上げ水分に乾燥されるまで繰り返される穀粒乾
燥方法において、前記投入工程で乾燥中の穀粒の水分及
び胴割率を含む穀粒品位を検出し、該穀粒品位により乾
燥プログラムを選択することにより、乾燥中に胴割粒が
大幅に増加することなく、乾燥終了まで穀粒品位を落と
すことなく乾燥処理を行うことができる。
【0034】前記荷受け工程における穀粒品位の検出と
前記投入工程における穀粒品位の検出とを、共用の品位
検出装置で行うことにより、同一の機能を有する装置を
2台設置することなく設備コストを低下させることがで
きる。
【0035】仕上げ水分に乾燥された穀粒を、穀温が常
温となるか又は少なくとも24時間前記コンテナ内で放
置した後、水分及び胴割率を含む穀粒品位を検出すると
ともに、この検出結果に基づいて穀粒を品位ごとに貯蔵
することにより、正確な穀粒品位に基づいて穀粒を貯蔵
することができるため、貯蔵後の穀粒品位が貯蔵前の穀
粒品位と異なることがない。また、穀粒品位が正確であ
るため穀粒のブレンドを正確に行うことができる。
【0036】搬入された穀粒から夾雑物を除去するとと
もに穀粒の水分を含む穀粒品位を検出する荷受け装置
と、通風乾燥可能に形成されたコンテナに穀粒を投入す
る投入装置と、前記コンテナを収納し、前記荷受け装置
で検出された水分により選択された乾燥プログラムに基
づいて乾燥を進める乾燥装置と、所定時間穀粒を乾燥し
た後、前記コンテナを反転して該コンテナ内の穀粒を前
記投入装置に供給する反転装置と、前記コンテナを前記
投入装置と前記乾燥装置と前記反転装置との間を移動さ
せる搬送装置と、前記各装置を統合制御する制御装置と
が備えられ、前記乾燥装置による乾燥と前記反転装置に
よる穀粒の前記投入装置への供給とが、穀粒があらかじ
め設定された仕上げ水分に乾燥されるまで繰り返される
穀粒乾燥設備において、前記投入装置に、乾燥中の穀粒
の水分及び胴割率を含む穀粒品位を検出する品位検出装
置を設けるとともに、前記制御装置は前記品位検出装置
の検出結果により最適な乾燥プログラムを選択すること
により、乾燥中に胴割粒が大幅に増加することなく、乾
燥終了まで穀粒品位を落とすことなく乾燥処理を行うこ
とができる。
【0037】荷受け穀粒の品位を、前記投入装置に設け
た前記品位検出装置により検出することにより、同一の
機能を有する装置を2台設置することなく設備コストを
低下させることができる。
【0038】前記乾燥装置は、乾燥機能を備えた乾燥ラ
ック装置と乾燥機能を備えない待機ラック装置とを備え
ることにより、休止中のコンテナや乾燥処理待ちのコン
テナ等を待機ラック装置に収納できるため、乾燥ラック
装置を常にフル稼働することができる。
【0039】前記乾燥装置は、前記コンテナに熱風を送
出できる乾燥位置と熱風を送出できない待機位置とを備
えることにより、1台の乾燥装置により乾燥運転と休止
運転とを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の穀粒乾燥設備のフローチャートであ
る。
【図2】胴割粒検出装置の側断面図である。
【図3】米粒の明暗影図の説明図である。
【図4】乾燥装置の側面図である。
【図5】風量制御装置の側断面図である。
【符号の説明】
1 穀粒乾燥設備 2 荷受け装置 3 投入装置 4 搬送装置 5 乾燥装置 6 反転装置 7 貯蔵装置 8 タンク 9 乾燥穀粒品位検出装置 10 コンテナ 11 繰り出しバルブ 12 胴割粒検出装置 13 振動装置 14 振動板 15 ホッパー 16 傾斜板 17 投光窓 18 受光装置 19 投光装置 20 排出樋 21 集光レンズ 22 光源 23 オプティカル・ファイバ 24 オプティカル・ファイバ 25 受光素子 26 受光素子 27 乾燥ラック 28 送風路 29 熱風発生装置 30 有孔棚 31 クレーン部 32 リフト部 33 風量制御装置 34 固定板 35 開閉弁 36 接続口 37 弁体 38 支持部材 39 軸受 40 押圧体 41 軸受 42 スライド軸 43 圧縮バネ 44 米粒 45 両側部 46 両側部 47 反転部 48 挟持部 49 サイロ 50 待機ラック装置 51 制御装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬入された穀粒から夾雑物を除去すると
    ともに水分を含む穀粒品位を検出する荷受け工程と、穀
    粒を通風乾燥可能に形成したコンテナに投入する投入工
    程と、穀粒が投入された前記コンテナを収納し、前記荷
    受け工程で検出された水分により選択された乾燥プログ
    ラムに基づいて乾燥を進める乾燥工程と、所定時間穀粒
    を乾燥した後、前記コンテナを反転して該コンテナ内の
    穀粒を前記投入工程に移送する反転工程と、該コンテナ
    を前記投入工程と前記乾燥工程と前記反転工程との間を
    移動させる搬送工程と、が備えられ、前記投入工程と前
    記乾燥工程と前記反転工程とが、穀粒があらかじめ設定
    された仕上げ水分に乾燥されるまで繰り返される穀粒乾
    燥方法において、前記投入工程で乾燥中の穀粒の水分及
    び胴割率を含む穀粒品位を検出し、該穀粒品位により乾
    燥プログラムを選択することを特徴とする穀粒乾燥方
    法。
  2. 【請求項2】 前記荷受け工程における穀粒品位の検出
    と前記投入工程における穀粒品位の検出とを、共用の品
    位検出装置で行うことを特徴とする請求項1記載の穀粒
    乾燥方法。
  3. 【請求項3】 仕上げ水分に乾燥された穀粒を、穀温が
    常温となるか又は少なくとも24時間前記コンテナ内で
    放置した後、水分及び胴割率を含む穀粒品位を検出する
    とともに、この検出結果に基づいて穀粒を品位ごとに貯
    蔵することを特徴とする請求項1又は2記載の穀粒乾燥
    方法。
  4. 【請求項4】 搬入された穀粒から夾雑物を除去すると
    ともに穀粒の水分を含む穀粒品位を検出する荷受け装置
    と、通風乾燥可能に形成されたコンテナに穀粒を投入す
    る投入装置と、前記コンテナを収納し、前記荷受け装置
    で検出された水分により選択された乾燥プログラムに基
    づいて乾燥を進める乾燥装置と、所定時間穀粒を乾燥し
    た後、前記コンテナを反転して該コンテナ内の穀粒を前
    記投入装置に供給する反転装置と、前記コンテナを前記
    投入装置と前記乾燥装置と前記反転装置との間を移動さ
    せる搬送装置と、前記各装置を統合制御する制御装置と
    が備えられ、前記乾燥装置による乾燥と前記反転装置に
    よる穀粒の前記投入装置への供給とが、穀粒があらかじ
    め設定された仕上げ水分に乾燥されるまで繰り返される
    穀粒乾燥設備において、前記投入装置に、乾燥中の穀粒
    の水分及び胴割率を含む穀粒品位を検出する品位検出装
    置を設けるとともに、前記制御装置は前記品位検出装置
    の検出結果により最適な乾燥プログラムを選択すること
    を特徴とする穀粒乾燥設備。
  5. 【請求項5】 荷受け穀粒の品位を、前記投入装置に設
    けた前記品位検出装置により検出してなる請求項4記載
    の穀粒乾燥設備。
  6. 【請求項6】 前記乾燥装置は、乾燥機能を備えた乾燥
    ラック装置と乾燥機能を備えない待機ラック装置とを備
    えてなる請求項4又は5記載の穀粒乾燥設備。
  7. 【請求項7】 前記乾燥装置は、前記コンテナに熱風を
    送出できる乾燥位置と熱風を送出できない待機位置とを
    備えてなる請求項4又は5記載の穀粒乾燥設備。
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