JP2006103926A - フォークリフト - Google Patents
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Abstract
【課題】
リーチ型やカウンタバランス型のフォークリフトは比較的車速が速く、車体の急停止や急旋回に伴ってパレットがフォーク上で滑動する可能性が大きいため、このような問題を解決する。
【解決手段】
フォークリフト1に、フォーク4に支持されたパレットPを該フォーク4に固定するためのパレットロック手段5と、該パレットロック手段5の作動を制御するための制御手段32とを備える。また上記フォーク4に支持されたパレットPの有無を検出するパレット検出手段としての第1センサS1と、フォークリフト1の走行状態を検出する走行状態検出手段としての第2センサS2とを設け、上記制御手段32が、上記第1センサS1及び第2センサS2の各出力に基づいて、上記パレットロック手段5を制御する。
【選択図】 図1
リーチ型やカウンタバランス型のフォークリフトは比較的車速が速く、車体の急停止や急旋回に伴ってパレットがフォーク上で滑動する可能性が大きいため、このような問題を解決する。
【解決手段】
フォークリフト1に、フォーク4に支持されたパレットPを該フォーク4に固定するためのパレットロック手段5と、該パレットロック手段5の作動を制御するための制御手段32とを備える。また上記フォーク4に支持されたパレットPの有無を検出するパレット検出手段としての第1センサS1と、フォークリフト1の走行状態を検出する走行状態検出手段としての第2センサS2とを設け、上記制御手段32が、上記第1センサS1及び第2センサS2の各出力に基づいて、上記パレットロック手段5を制御する。
【選択図】 図1
Description
本発明はフォークリフトに係り、特に、フォークに挿入されたパレットが揺動又は滑動しないよう、これをロックする装置を備えたフォークリフトに関する。
上記パレットロック装置は、フォークに挿入されたパレット上でオペレータがピッキング作業を行うことが可能な、一般にオーダピッキングトラックと称されるフォークリフトに多く採用されている。このオーダピッキングトラックにおいては、ピッキング作業中にパレットが揺動すればオペレータが落下事故を起す危険があるため、上記パレットロック装置によりパレットの揺動を抑止することは極めて重要である。オーダピッキングトラックに上記パレットロック装置を適用した例は、下記の特許文献1に記載されている。この特許文献1の発明では、オペレータの落下事故を防止するため、パレット即ちフォークが所定の高さ以上となったとき、該パレットをロックする構成を採用している。
このようなパレットロック装置は、フォーク上でパレットが滑動することを防止でき、これによる荷崩れを防止できる効果もあるため、上記オーダピッキングトラック以外の、リーチ型やカウンタバランス型のような車体側に運転席のあるフォークリフトにも、その適用が拡大しつつある。リーチ型のフォークリフトに上記パレットロック装置を適用した例は、下記特許文献2に記載されている。この特許文献2の発明では、車体側の運転席にオペレータが手動操作するスイッチを設け、このスイッチによりパレットロック装置の作動又は作動の解除を制御するようになっている。
特開2003−112896号公報
特開2003−182995号公報
上記したリーチ型やカウンタバランス型のフォークリフトでは、オーダピッキングトラックのようにパレット上でオペレータがピッキング作業を行うことはないが、オーダピッキングトラックに比べ車速が速いため、フォークリフト車体の急停止や急旋回に伴ってパレットがフォーク上で滑動する可能性は大きい。ところが前記特許文献2の発明のように、オペレータの手動操作によってパレットロック装置の作動又は作動の解除を行うのであれば、操作を忘れた場合、パレットが滑動して荷崩れを生じることがある。
本発明はこのような事情に着目したものであり、上記リーチ型やカウンタバランス型のフォークリフトにパレットロック装置を適用した場合にも、パレットの滑動を確実に防止できるフォークリフトを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、第1の発明として、フォークに支持されたパレットを該フォークに固定するためのパレットロック手段と、該パレットロック手段の作動を制御するための制御手段とを備えたフォークリフトであって、フォークリフトの走行状態を検出する走行状態検出手段を備え、上記制御手段が、該走行状態検出手段の出力に基づいて上記パレットロック手段を制御することを特徴とするフォークリフトを提供する。
また第2の発明として、上記第1の発明において、上記制御手段が、フォークリフトの車速が所定値より大きいときに前記パレットロック手段によりパレットをロック状態とすることを特徴とするフォークリフトを提供する。
また第3の発明として、上記第1の発明において、上記制御手段が、フォークリフトの車速が所定値より小さいときに前記パレットロック手段によるパレットのロックを解除状態とすることを特徴とするフォークリフトを提供する。
また第4の発明として、上記第1の発明において、上記制御手段が、フォークリフトの車速が所定値より大きいときに前記パレットロック手段を作動させてパレットをロックし、所定値より小さいときに上記パレットロック手段を非作動としてパレットのロックを解除することを特徴とするフォークリフトを提供する。
また第5の発明として、上記第1の発明において、上記制御手段が、フォークリフトの車速が第1の所定値より大きくなったときに上記パレットロック手段をロック解除状態からロック状態に移行させ、第2の所定値より小さくなったときに上記パレットロック手段をロック状態からロック解除状態に移行させるものであり、かつ、上記第1の所定値が上記第2の所定値より大きな値に設定されていることを特徴とするフォークリフトを提供する。
また第6の発明として、フォークに支持されたパレットを該フォークに固定するためのパレットロック手段と該パレットロック手段の作動を制御するための制御手段とを備えたフォークリフトであって、上記フォークに支持されたパレットの有無を検出するパレット検出手段と、フォークリフトの走行状態を検出する走行状態検出手段とを備え、上記制御手段が、上記パレット検出手段及び上記走行状態検出手段の各出力に基づいて上記パレットロック手段を制御することを特徴とするフォークリフトを提供する。
また第7の発明として、上記第6の発明において、上記制御手段が、フォークにパレットが支持されており、かつ、フォークリフトの車速が所定値より大きいときに、前記パレットロック手段によりパレットをロック状態とすることを特徴とするフォークリフトを提供する。
また第8の発明として、上記第6又は第7の発明において、上記制御手段が、フォークにパレットが支持されていないときは、フォークリフトの車速の大小に関らず、前記パレットロック手段によるパレットのロックを解除状態とすることを特徴とするフォークリフトを提供する。
また第9の発明として、上記第1乃至第8の発明において、フォークリフトがリーチ型又はカウンタバランス型のフォークリフトであることを特徴とするフォークリフトを提供する。
第1の発明に係るフォークリフトによれば、パレットロック手段の作動を制御するための制御手段が、フォークリフトの走行状態に基づいて、上記パレットロック手段の作動、即ちロック動作又はロックの解除動作を自動的に制御するので、急停止や急旋回などの際にパレットがフォーク上で滑動するという問題が確実に解消されるという効果がある。
また第2の発明に係るフォークリフトによれば、該フォークリフトの車速が所定値より大きいときにパレットをロック状態とするので、急停止や急旋回などが生じる可能性のあるとき、パレットの滑動を確実に防止できるという効果がある。
また第3の発明に係るフォークリフトによれば、フォークリフトの車速が所定値より小さいときにパレットのロックを解除状態とするので、急停止や急旋回などが生じる可能性が小さいときの無駄なロック動作を解消し、パレットロック手段の動力を節減できるという効果がある。
また第4の発明に係るフォークリフトによれば、フォークリフトの車速が所定値より大きいときにパレットをロックし、所定値より小さいときにロックを解除するので、車速の大小に応じてパレットを確実にロックし又はロック解除できるという効果がある。
また第5の発明に係るフォークリフトによれば、パレットをロックする基準値としての第1の所定値がロックを解除する基準値としての第2の所定値より大きく設定されているので、ヒステリシスの作用により、ロックとロック解除の動作が過度に頻繁に繰り返されることがなく、パレットロック手段の作動が安定し、パレットの滑動の防止を確実に図ることが出来る効果がある。
また第6の発明に係るフォークリフトによれば、フォークに支持されたパレットの有無とフォークリフトの走行状態とに基づいてパレットロック手段の作動を制御するので、パレットがフォーク上に存在するか否かを確認したうえで該パレットをロックすることができ、従ってパレットロック手段の作動を無駄なく確実に行える、という効果がある。
また第7の発明に係るフォークリフトによれば、フォークにパレットが支持されており、かつ、フォークリフトの車速が所定値より大きいときにパレットをロック状態とするので、フォーク上のパレットの滑動を確実に防止できるという効果がある。
また第8の発明に係るフォークリフトによれば、フォークにパレットが支持されていないときは、フォークリフトの車速の大小に関らずパレットのロックを解除状態とするので、無駄なロック動作を解消し、パレットロック手段の動力を節減できるという効果がある。
また第9の発明に係るフォークリフトによれば、リーチ型又はカウンタバランス型のフォークリフトに適したパレットロック手段の制御を実現できる。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るフォークリフト1は、荷Wを支持する荷支持手段としてのリフトブラケット2と、該リフトブラケット2を昇降させるための昇降装置3とを有している。上記リフトブラケット2は、荷WをパレットPを介して支持する左右一対のフォーク4と、パレットPをフォーク4に固定するためのパレットロック手段としてのパレットロック装置5とを備えている。また上記昇降装置3は、車体上に立設され上記リフトブラケット2を上下方向に案内するための左右1対のマスト6と、該マスト6に沿ってリフトブラケット2を昇降させるリフトシリンダ7と、該シリンダ7に圧油を供給するための図示しない駆動源とを備えている。なお、本実施形態に係る上記フォークリフト1は、昇降装置3が車体の前後方向即ち図1の左右方向に移動可能なリーチ型のフォークリフトを例示している。
上記リフトブラケット2は、図2に示すように、上記マスト6に対し滑動するための図示しないガイドローラと、車体左右方向即ち車幅方向に水平に設けられたティルト軸8と、該ティルト軸8の下方位置に設置された1対のティルトシリンダ9と、上記ティルト軸8に上端を回動自在に支持されたティルトブラケット10とから主に構成される。上記ティルトブラケット10は、図2に示すように、ティルト軸8に回動自在に連結される一対の上下に長い板状の軸受部11と、両軸受部11間に架設されたティルトバー12とから主に構成される。また該ティルトブラケット10の上部には、上記フォーク4に支持されたパレットP上の荷Wを支承するためのバックレスト13が一体に固定されている。
上記ティルトシリンダ9が駆動されてそのシリンダロッド14が車体前方側即ち図2の紙面手前側へ突出すると、該ロッド14がティルトブラケット10を車体前方へと押圧し、該ティルトブラケット10がフォーク4の垂直部分4aを車体前方へと押圧する。従ってこれにより該ティルトブラケット10,バックレスト13及びフォーク4が、上記ティルト軸8を中心として同時に同一角度だけ旋回する。ティルトシリンダ9が非駆動となればシリンダロッド14が短縮され、上記ティルトブラケット10,バックレスト11及びフォーク4はそれぞれ自重により図1に示す元の位置に復帰する。
次に、前記したパレットロック装置5の構成について、図2乃至図4に基づいて説明する。パレットロック装置5は、前記フォーク4の水平部分4bと平行となるよう設置される1対のロックバー15と、フォーク4の垂直部分4aと平行となるよう垂直状に設置された1つのロック駆動装置16とを主な構成部品としており、上記ロックバー15とロック駆動装置16とにより、側面視において全体が略L字形状となるように形成されている。
ロックバー15は各フォーク4,4のそれぞれ内側に近接させて配設された板状物であり、該ロックバー15の車両後方側即ち基端部側に設けられた支軸17を中心として、車体前方側の先端部が上下動するように旋回する。該支軸17は図2に示すように、前記ティルトバー12の下端に固着され下方に延出する2つの吊下ブロック18,18間に架設固着されている。ロックバー15は図4に示す通常の即ち非作動の状態においてフォーク4の前記水平部分4bと平行に、側面視において該水平部分4bと重なるように配設される。従って上記フォーク4がパレットPの差込孔に挿入されるとき、これら2つのロックバー15も同時に挿入される。
各ロックバー15にはそれぞれ内側方向に延出する支持板19,19が固着され、両支持板19はボルト20によって1枚の左右長尺の連結板21に連結固定されている。該連結板21には、その長手方向に沿って複数のネジ孔22が形成されており、どのネジ孔22にボルト20を挿入して支持板19と連結板21とを締結するかにより、両ロックバー15,15間の間隔を自在に調整することができる。
ロック駆動装置16は上下方向に配設された長尺筒状のロックシリンダ23を有している。電動式又は油圧式のロックシリンダ23は、その上端において前記リフトブラケット2に設けられたティルト軸8に適当なブラケットを介して回動自在に吊持されており、下端よりシリンダロッド24が上下に伸縮する。シリンダロッド24の先端即ち下端はスプリング25を介して逆U字形のU字ブロック26に連結され、該U字ブロック26は前記した連結板21の上位に位置しその下端において側面視く字形の2枚の揺動リンク27に回動自在に連結され、該リンク27の下端は前記支軸17に回動自在に連結される。
上記ロックシリンダ23が駆動されてそのシリンダロッド24が伸長すると、スプリング25を介してU字ブロック26が上記連結板21を下方に押圧する。これにより前記ロックバー15は図4に示す水平姿勢より、支軸17を中心として所定の角度だけ旋回する。なおこのとき、揺動リンク27は支軸17を中心として図4で時計回り方向に所定角度だけ旋回し、ロックシリンダ23,スプリング25,U字ブロック26は、それぞれティルト軸8を中心として僅かに反時計回り方向に旋回する。前記連結板21と前記ティルトバー12との間には図3に示すリターンスプリング28が張設されており、ロックシリンダ23が非駆動とされてそのシリンダロッド24が短縮したとき、該スプリング28の力により連結板21が上方に引き上げられ、ロックバー15は図4に示す水平姿勢に復帰して図示しないストッパに当接し停止する。
なお前記したようにティルトシリンダ9が駆動されてそのシリンダロッド14が車体前方側へ突出すると、ティルトブラケット10,バックレスト13及びフォーク4が前記ティルト軸8を中心として旋回するが、このとき上記ティルトブラケット10に固着された支軸17も旋回するため、上記したパレットロック装置5も、これらと同一角度だけ同一方向に旋回する。
上記ロック駆動装置16は、その車体前方及び左右方向を箱状の保護カバー29によって覆われており、該ロック駆動装置16にパレットP上の荷Wが当接したり、該荷Wからの塵埃が付着することを抑止し、これらにより故障が生じることを防止できるようになっている。
次に、パレットロック装置5の駆動及び制御を行う装置について説明する。上記カバー29内には上記ロック駆動装置16と共にパレット検出手段としての光電反射型の第1センサS1が配設されている。該第1センサS1は図示しないブラケットを介して前記ティルトバー12に固定されており、図4に示すように、フォーク4及びロックバー15にパレットPが挿入されているか否かを検出することができるよう、斜め前方下向きの姿勢で支持されている。上記保護カバー29には、この第1センサS1からの光線を透過させるための窓30が形成されている。また図1に示すように、フォークリフト1の一方の前輪31の近傍には、該前輪31の回転数を検出するための走行状態検出手段としての第2センサS2が配設されている。
図5において、上記第1センサS1及び第2センサS2からの各出力信号はフォークリフト車体の内部に設置された制御手段としてのマイクロコンピュータを含む制御回路32に送信され、該制御回路32からの出力信号は上記車体の内部に設置された駆動回路33を経て前記ロックシリンダ23に送られる。
次に、パレットロック装置5によるパレットロック動作について、図6及び図7に基づいて説明する。まず図6(a)に示すように、ラック又は床面L上に置かれたパレットPの差込孔にフォーク4を挿入する。このとき、第1センサS1は上記パレットPを検出しておらず、第2センサS2により検出されるフォークリフト車体の走行速度も遅いため、ロックバー15はフォーク4の水平部分4bと平行な水平姿勢にある。図6(b)は、フォーク4がパレットPの差込孔に完全に挿入され、ロックバー15もフォーク4と同時に挿入された後、上記フォークが上昇してパレットPを持ち上げた状態を示している。このとき図7のステップST1に示すように第1センサS1がパレットPを検出する。これにより制御回路32は第2センサS2の出力から単位時間当たりの回転数即ち車体の走行速度の算出を開始する。その後フォークリフトはパレットPを持ち上げたまま走行を開始し、図7のステップST2に示すように走行速度が所定速度より大きくなると、制御回路32は図7のステップST3の通り駆動回路33にロック信号を送信する。これに伴って駆動回路33は前記ロック駆動装置16のロックシリンダ23を駆動し、ロックバー15を図6(c)に示すように旋回させてパレットPの下側デッキボードP2上面を押圧させる。このときパレットPはフォーク4の水平部4bの上面によって上側デッキボードP1下面を上方に押圧されると共に、ロックバー15によって下側デッキボードP2上面を下方に押圧され、この結果パレットPはフォーク4に対し容易に滑動しないロック状態となる。
その後、図7のステップST4に示すように車速が上記所定値より小さくなると、第2センサS2の出力によって制御回路32は図7のステップST5の通り駆動回路33にロック解除信号を送信する。これに伴って駆動回路33は前記ロック駆動装置16のロックシリンダ23を非駆動とし、ロックバー15を図6(c)の状態に復帰させてパレットPに対する押圧を解除させる。
上記した所定の走行速度は、車体の走行によってパレットPがフォーク4上で滑動を生じる可能性のある速度に設定される。パレットPが樹脂製である場合は木製である場合に比べ滑りやすいので、上記所定の走行速度は比較的小さく設定される。またフォークリフトが冷蔵庫内で使用される場合はパレットPやフォーク4に氷が付着しやすいため、この場合も他の使用場所に比べ、上記所定の走行速度を小さく設定することが好ましい。パレットPが非常に滑りやすい状況にある場合は、上記所定の走行速度をゼロ又はゼロに近い値に設定し、図7のステップST2において車体が少しでも走行しておればパレットPのロックを行い、図7のステップST4において車体が停止すればパレットPのロックを解除するようにすることも可能である。
上記した実施の形態によれば、パレットPのロック動作とロック解除動作とを車速の変化に応じて行うことができ、従って急停止や急旋回などの際にパレットPがフォーク4上で滑動することを確実に防止できる。また上記のロック及びロック解除を自動的に行うことができるので、操作忘れなどによってパレットPの不測の滑動を生じることもない。更に、パレットPが滑動を生じる可能性のある速度の場合にのみ該パレットPをロックできるので、無駄なロック動作を解消できる。しかも上記した実施の形態では、第1センサS1によってフォーク4に支持されたパレットPの有無を検出し、該パレットPが存在する場合にのみロック動作を実行するので、パレットロック装置5の動力を一層節減できる
なお、車速の変化に応じてロック動作とロック解除動作とが過度に頻繁に繰り返されることを防止するため、図7のステップST2における所定車速と、同図のステップST4における所定車速とを互いに異なる値に設定することも可能である。即ち上記ステップST2の車速を時速20Kmに設定し、上記ステップST4の車速を時速15Kmに設定しておけば、ヒステリシスの作用により、ロック動作及びロック解除動作の回数を低減することができる。あるいは、図7のステップST2において所定車速より大の状態が所定時間継続した場合に初めて同図のステップST3に移行し、また同図のステップST4において所定車速より小の状態が所定時間継続した場合に初めて同図のステップST5に移行するようにしても、車速の変化に応じてロック動作とロック解除動作とが過度に頻繁に繰り返されることを抑制できる。
前記した実施の形態ではパレットのロック動作もロック解除動作も、共に車速に応じて制御するようにしたが、ロック動作のみを車速に応じて制御し、ロック解除動作はオペレータの手動操作によって制御する等、その他の手段を用いるようにすることも可能である。例えばフォークの昇降動作を検出するスイッチを設け、フォークが所定距離だけ下降動作したとき、又は所定の地上高さまで下降したときにロック解除動作を行うようにすることができる。同様に、ロック動作はオペレータの手動操作によって制御する等、その他の手段を用いるようにし、ロック解除動作のみを前記の実施形態と同じように車速に応じた制御とすることも可能である。例えばフォークの昇降動作を検出するスイッチを設け、フォークが所定距離だけ上昇動作したとき、又は所定の地上高さまで上昇したときにロック動作を行うようにすることができる。
また前記した実施の形態ではパレットのロック動作またはロック解除動作を車速に応じて制御するようにしたが、フォークリフト車体の加速度を検出し、あるいは車体の旋回角度等の状態を検出し、車体の走行加速度又は車体旋回の角速度や角加速度が所定の値より大きいか小さいかに基づいて、ロック動作またはロック解除動作を制御するようにすることも可能である。従って本明細書でいう走行状態とは車体の走行速度に限らず、車体の走行加速度、角速度、角加速度等を含む意である。
更に前記した実施の形態では、第1センサS1が光電反射式のセンサとなっているが、これに代えて接触式のセンサであっても良い。また第2センサS2が車体の前輪31の回転数を検出するようになっているが、前輪に限らず後輪の回転数を検出するものであっても良い。更に第2センサS2を、車輪の回転数を直接検出するものでなく、オペレータが車体の走行を指示するためのスイッチを操作したか否かを検出することにより、あるいはその操作量が所定値より大きいか小さいかを検出することにより、車速を間接的に検出するようにすることも可能である。
本発明は上記したように、明細書に記載した実施の形態に限定されず、各種の設計変更が可能である。従って本発明はその趣旨を逸脱しない限りにおいて、様々な形態を包含する。本発明は前記した通り、リーチ型又はカウンタバランス型のフォークリフトに好適であるが、これらに限らず、オーダピッキングトラックに適用することも可能であり、各種フォークリフトへの適用例を包含するものである。
1:車体
4:フォーク
5:パレットロック装置(パレットロック手段)
15:ロックバー
16:ロック駆動装置
32:制御回路(制御手段)
P:パレット
S1:第1センサ(パレット検出手段)
S2:第2センサ(走行状態検出手段)
W:荷
4:フォーク
5:パレットロック装置(パレットロック手段)
15:ロックバー
16:ロック駆動装置
32:制御回路(制御手段)
P:パレット
S1:第1センサ(パレット検出手段)
S2:第2センサ(走行状態検出手段)
W:荷
Claims (9)
- フォークに支持されたパレットを該フォークに固定するためのパレットロック手段と、該パレットロック手段の作動を制御するための制御手段とを備えたフォークリフトであって、フォークリフトの走行状態を検出する走行状態検出手段を備え、上記制御手段が、該走行状態検出手段の出力に基づいて上記パレットロック手段を制御することを特徴とするフォークリフト。
- 前記制御手段が、フォークリフトの車速が所定値より大きいときに前記パレットロック手段によりパレットをロック状態とすることを特徴とする請求項1に記載のフォークリフト。
- 前記制御手段が、フォークリフトの車速が所定値より小さいときに前記パレットロック手段によるパレットのロックを解除状態とすることを特徴とする請求項1に記載のフォークリフト。
- 前記制御手段が、フォークリフトの車速が所定値より大きいときに前記パレットロック手段を作動させてパレットをロックし、所定値より小さいときに上記パレットロック手段を非作動としてパレットのロックを解除することを特徴とする請求項1に記載のフォークリフト。
- 前記制御手段が、フォークリフトの車速が第1の所定値より大きくなったときに前記パレットロック手段をロック解除状態からロック状態に移行させ、第2の所定値より小さくなったときに上記パレットロック手段をロック状態からロック解除状態に移行させるものであり、かつ、上記第1の所定値が上記第2の所定値より大きな値に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のフォークリフト。
- フォークに支持されたパレットを該フォークに固定するためのパレットロック手段と該パレットロック手段の作動を制御するための制御手段とを備えたフォークリフトであって、上記フォークに支持されたパレットの有無を検出するパレット検出手段と、フォークリフトの走行状態を検出する走行状態検出手段とを備え、上記制御手段が、上記パレット検出手段及び上記走行状態検出手段の各出力に基づいて上記パレットロック手段を制御することを特徴とするフォークリフト。
- 前記制御手段が、フォークにパレットが支持されており、かつ、フォークリフトの車速が所定値より大きいときに、前記パレットロック手段によりパレットをロック状態とすることを特徴とする請求項6に記載のフォークリフト。
- 前記制御手段が、フォークにパレットが支持されていないときは、フォークリフトの車速の大小に関らず、前記パレットロック手段によるパレットのロックを解除状態とすることを特徴とする請求項6又は7の何れかに記載のフォークリフト。
- 前記フォークリフトがリーチ型又はカウンタバランス型のフォークリフトであることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載のフォークリフト。
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