JP2006225091A - フォークリフト - Google Patents

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Abstract

【課題】 フォークを昇降させる際の安全性をより高めたフォークリフトを提供する。
【解決手段】 フォーク及びロック装置が設けられたリフトブラケットを昇降させる昇降駆動手段と、ロック装置のロック状態を判定する状態判定手段と、昇降駆動手段を制御する制御手段とを備え、制御手段は、状態判定手段によりロック状態であると判定されるときにはリフトブラケットの昇降速度が所定速度となるよう昇降駆動手段を作動させ、ロック状態であると判定されないときには上記の所定速度よりも小さく抑制された昇降速度となるよう昇降駆動手段を作動させる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、フォークと、パレットをフォーク上にロックするロック装置とを備えたフォークリフトに関する。
従来より、フォークリフトにおいては、フォーク上でのパレットの位置ずれを防止するために、パレットをロック(固定)するロック装置が用いられることがある。このロック装置には、手動操作によりロック動作するものや、パレットを検出して自動的にロック動作するものなどがあり、例えば下記特許文献1に示すように、ロック動作中のフォークの昇降を禁止して安全性を高めることも行われている。また、特許文献1に示すロック装置のように、パレットの内部においてロックが行われるものでは、実際にロック状態にあるのか否かを作業者が把握しにくいという問題がある。そこで、例えば下記特許文献2に示すように、ロック解除状態でフォークの揚高が所定値よりも高いときには、ブザーにより作業者に対し注意を喚起することが行われている。
さて、フォークリフトを用いた荷役作業には、フォークにてパレットごと荷物を取り扱う、いわゆるパレット作業の他にも、作業者が直接手で荷物の積み降ろしを行う、いわゆるピッキング作業があり、これらの作業に対応すべく、例えば下記特許文献3に示すように、車体上だけでなく、パレット上に作業者が搭乗して運転できるようにしたフォークリフトが開発されている。尚、特許文献3に記載の技術では、パレットをフォークにてすくい上げた際に大きな衝撃が生じないよう、パレットがすくい上げられるまでのフォークの上昇速度を低速にしている。
特開2003−261300号公報 特開2003−341998号公報 特開平11−43298号公報
上記の特許文献に記載のようにロック装置が設けられていると、作業者は安心してフォークを速く昇降させることができ、これにより効率的に作業を行うことができる。しかしながらその一方で、ロックが解除されているときに、ロックされているときと同様に速くフォークを昇降させてしまうことも考えられる。つまり、上記特許文献2に記載の技術のように作業者に対しブザーにて警告したとしても、その後の操作は作業者自身に委ねられており、特に不慣れな作業者の場合、作業者の予想以上に速く昇降させてしまうおそれがある。
そこで本発明は、フォークを昇降させる際の安全性をより高めたフォークリフトを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、車体に昇降可能に設けられたリフトブラケットに、パレットに形成された差込口に差し込まれて当該パレットを支持するフォークと、上記差込口の内面を押圧して当該パレットを上記フォーク上にロックするロック装置とが設けられたフォークリフトであって、上記リフトブラケットを昇降させる昇降駆動手段と、上記ロック装置のロック状態を判定する状態判定手段と、上記昇降駆動手段を制御する制御手段とを備え、上記制御手段は、上記状態判定手段によりロック状態であると判定されるときには上記リフトブラケットの昇降速度が所定速度となるよう上記昇降駆動手段を作動させ、ロック状態であると判定されないときには上記の所定速度よりも小さく抑制された昇降速度となるよう上記昇降駆動手段を作動させることを特徴とする構成としている。
このような本発明によれば、ロック装置がロック状態にあり、フォーク上のパレットがロックされていると状態判定手段により判定されると、制御手段は、リフトブラケットを所定速度で昇降させ、一方、ロック状態にあると判定されないと、抑制された昇降速度で昇降させる。従って、パレットがロックされていないときに急な昇降がなされるおそれを排除でき、安全性を高めることができる。
尚、ここでいうロック状態であると判定されないときは、正常にロック装置によるロックが解除されているときはもちろん、ロック装置に故障等の異常があるときも含むものである。また、昇降速度が所定速度となるとは、上昇時と下降時とで予め設定された同じ速度になるということに限定するものではなく、上昇、下降のそれぞれについて予め設定された速度となるということであり、このような所定速度よりも速度を小さく抑制する度合いも、上昇と下降とで同じとしてもよく、それぞれ異なるようにしてもよい。
本発明において、上記ロック装置は、上記昇降駆動手段による上記リフトブラケットの昇降に応じて自動的に作動するものであり、上記差込口に上記フォークを挿入した状態での上記リフトブラケットの上昇に応じて作動してパレットをロックし、当該ロック装置によりロックされたパレットを接地させた状態での上記リフトブラケットの下降に応じて作動してロックを解除することを特徴とする構成とすることができる。
このようにすれば、ロック装置を作業者が操作するといった手間が省け、また、自動的にロックが解除され作業者が解除に気付かなくても、昇降速度が抑制されるので、作業者は容易に安全を確保して作業を行うことができる。
また、本発明においては、上記フォークの揚高が所定高さ以上であるか否かを判定する揚高判定手段を備え、上記制御手段が、上記揚高判定手段により上記フォークの揚高が上記所定高さ以上であると判定されるときに、上記状態判定手段によりロック状態であると判定されなければ、昇降速度を抑制して上記昇降駆動手段を作動させることを特徴とする構成とすることができる。
このようにすれば、揚高判定手段によりフォークの揚高が所定高さ以上であると判定され、且つ状態判定手段によりロック状態にあると判定されないと、制御手段は、リフトブラケットを抑制された昇降速度で昇降させる。従って、高い位置でパレットがロックされていないときに、急な昇降がなされるおそれを排除でき、安全性を高めることができる。
尚、本発明におけるフォーク及びロック装置はリフトブラケットと一体的に昇降するので、ロック装置やリフトブラケットの揚高について判定することもフォークの揚高について判定することと実質的に同じであり、リフトブラケットに他の装置が設けられている場合も同様である。
更に、本発明においては、上記車体には、作業者が搭乗する運転席と共に、該運転席から操作可能な、昇降操作のための車体側操作装置が設けられ、また、上記リフトブラケットには、上記フォークに支持されたパレット上から作業者が操作可能な、昇降操作のためのリフト側操作装置が設けられており、上記制御手段は、上記車体側操作装置又は上記リフト側操作装置の操作に応じて上記昇降駆動手段を制御するものであり、上記リフト側操作装置が操作された場合に、上記状態判定手段によりロック状態であると判定されなければ、昇降速度を抑制して上記昇降駆動手段を作動させることを特徴とする構成とすることができる。
このようにすれば、リフト側操作装置を操作した際には作業者はパレットに搭乗しているので、ロック状態であると判定されないときに急な昇降がなされて、パレットに搭乗した作業者に振動や衝撃が作用することを防止することができる。尚、車体側操作装置を操作した際には作業者は車体に設けられた運転席に搭乗しているので、昇降速度を抑制しなくとも作業者自身に危険が及ぶおそれはない。
以上に説明したように、本発明によれば、ロック装置がロック状態でないとき、つまりフォーク上のパレットがロックされていないときにはリフトブラケットの昇降速度が抑制されるので、急な昇降によってパレットやパレット上の荷物などに振動や衝撃が作用することを防止でき、作業の安全性を高めることができる。
以下、本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、この実施例のフォークリフトは、主に走行可能な車体10と、車体10に支持される荷役装置20とからなっており、後述するように車体10側、荷役装置20側のいずれにも作業者が搭乗できるようになっている。
車体10は、フレーム11の右後部に運転席12が設けられ、また、フレーム11の前下部から前方へ左右一対のストラドルレッグ13が設けられている。運転席12の前方位置には荷役装置20を操作するための荷役操作レバー14が設けられ、運転席12に搭乗した作業者が操作できるようになっている。
更に、フレーム11には作動油を貯溜するタンク15、タンク15から作動油を吸入し加圧して吐出するポンプ16、このポンプ16を駆動するモータ17、及びポンプ16と荷役装置20が備えるシリンダとを結ぶ油圧回路上に設けられ、同回路における作動油の流れを制御するバルブ18が搭載されている。そして、同じくフレーム11に搭載された制御装置19によりモータ17及びバルブ18が制御されて、荷役装置20が作動する。
図1に示すように、荷役装置20は、左右のストラドルレッグ13に案内されて前後に移動可能なキャリッジ21、キャリッジ21とフレーム11とにかけて設けられたリーチシリンダ22、キャリッジ21に立設されたマスト23、マスト23と並べてキャリッジ21に立設されたリフトシリンダ24、及びマスト23に案内されて上下に移動可能なリフトブラケット25を備えている。
リーチシリンダ22は伸縮方向を前後に向けて設けられており、リーチシリンダ22が伸長するとキャリッジ21がストラドルレッグ13の先端側、つまり前方へ移動し、短縮するとキャリッジ21がストラドルレッグ13の基端側、つまり後方へ移動する。また、リフトシリンダ24は伸縮方向を上下に向けて設けられており、リフトシリンダ24が伸長するとリフトブラケット25が上昇し、短縮するとリフトブラケット25が下降する。
リフトブラケット25の上部には、図1と図2に示すように、バックレスト26が設けられ、バックレスト26には左右一対のガード27と、操作装置28とが設けられている。
ガード27は、ほぼ垂直に立ち上げた状態(図2に実線で示す。)と、前方に倒した状態(図2に二点鎖線で示す。)との間で回動可能に設けられており、前方に倒した状態で保持することで、パレットPに搭乗した作業者を囲い作業者の転落が防止される。操作装置28は、パレットPに搭乗した作業者が操作するためのものであって、パレットP上で後方(車体10側)を向いた作業者の右手側に設けられており、後述するように、リフトブラケット25を昇降させる操作を行うことができる。
また、図2に示すように、リフトブラケット25には、軸方向を左右に向けてシャフト29が設けられ、このシャフト29に左右一対のフォーク30が支持されている。フォーク30は、パレットPに形成された差込口に挿入されるブレード部を前方に向けて設けられており、挿入したブレード部の上面を差込口の上面に接触させて持ち上げることで、フォーク30にてパレットPが支持される。更に、シャフト29にはティルトバー31が支持されており、ティルトバー31の前面をフォーク30のシャンク部の後面に接触させてある。また、リフトブラケット25には前後に伸縮するティルトシリンダ32が設けられ、このティルトシリンダ32のロッド部をティルトバー31の後面に接触させてある。ここで、フォーク30とティルトバー31は、いずれもシャフト29回りに所定の範囲で回動可能に設けられており、ティルトシリンダ32の伸縮に応じてフォーク30とティルトバー31が回動する。すなわち、ティルトシリンダ32が伸長すると、フォーク30及びティルトバー31が後傾する向きに回動し、短縮すると、フォーク30及びティルトバー31が前傾する向きに回動する。そして、このようなティルトバー31には、ティルトバー31と一体的に回動可能にロック装置33が設けられている。
尚、前述のように、リフトブラケット25はリフトシリンダ24によって上昇及び下降するが、このときリフトブラケット25に設けられたバックレスト26やフォーク30、ロック装置33、フォーク30に支持されたパレットPなども一体的に上昇及び下降する。そこで以下では、このような動きを、代表してフォーク30の上昇及び下降として説明する。
図2に示すように、ロック装置33はフォーク30の上昇及び下降に連動して作動するものであり、左右のフォーク30に挟まれるように配置されている。
ロック装置33は、ティルトバー31に軸方向を左右に向けて設けられたシャフト34と、シャフト34に支持されたロックバー35を備えており、ロックバー35には左右一対のアーム35Xが形成されている。アーム35Xはフォーク30と同様に前方へ向けて配設されており、フォーク30にてパレットPを支持した状態で、アーム35Xの先端部でパレットPの差込口の下面を下方へ押圧することでパレットPのロックがなされる。尚、ロックバー35とティルトバー31との間にはスプリングを介設してあり、このスプリングの伸縮が許容される範囲で回動可能である。
また、シャフト34にはレバー36が連結されている。このレバー36は側面視で略L字形に形成されており、一端部はシャフト34に軸支され、他端部はジョイント37がシャフト38を介して連結されている。ジョイント37にはロッド39が連結されており、このロッド39にパワーシリンダ40のロッド部が連結されている。尚、ジョイント37とロッド39との間にはスプリングを介設してあり、このスプリングの伸縮が許容される範囲でロッド39の軸方向へ相対的に移動可能である。
パワーシリンダ40は、ロッド部の伸縮方向を上下に向けて設けられており、ロッド部とは反対側の端部がティルトバー31に支持されている。そして、パワーシリンダ40のロッド部が伸長することでジョイント37及びシャフト38が押し下げられ、レバー36が前方へ揺動する。これに伴ってロックバー35が下方へ回動し、アーム35Xの先端部が下方へ移動する。逆に、ロッド部が短縮することでジョイント37及びシャフト38は引き上げられ、レバー36が後方へ揺動する。これに伴ってロックバー35が上方へ回動し、アーム35Xの先端部が上方へ移動する。
また、ロック装置33は、パワーシリンダ40を伸縮制御するために、ポテンショメータからなるロック位置検出センサ41と、マグネットリードスイッチからなるパレット検出センサ42とを備えている。
ロック位置検出センサ41はジョイント37に固定されており、その入力部がロッド39に係合されてジョイント37とロッド39との相対的な移動ストロークを検出するようになっている。パワーシリンダ40のロッド部が伸長してロックバー35が回動することで、アーム35Xの先端部が下方へ移動しパレットPの差込口の下面に近づいて行く。そして、ロックバー35が所定角度まで回動するとアーム35Xの先端部が差込口の下面に接触する。ここから更に、ロッド部が伸長してもアーム35Xの先端部は下方へ移動できず、押圧力がパレットPをロックするのに十分なレベルに達すると、ジョイント37とロッド39の間のスプリングが圧縮され、ロッド39がジョイント37に対し相対移動するだけとなる。ロック位置検出センサ41は、このときの移動ストロークを検出し、移動ストロークが所定値に達していれば、アーム35Xの先端部が十分な押圧力でパレットPをロックするロック位置にあることになる。
パレット検出センサ42は、ティルトバー31に固定された検出部と、ロックバー35に固定された被検出部とからなり、検出部が被検出部を検出するとオン、検出しないとオフとなる。パレットPがフォーク30上にない状態では、アーム35Xの先端部はフォーク30のブレード部の上面よりも幾分上方に突出している。この状態では、ロックバー35に設けられた被検出部がティルトバー31に設けられた検出部により検出され、パレット検出センサ42はオンとなる。フォーク30と共にアーム35XをパレットPの差込口に差し込み、フォーク30を上昇させて行くと、やがてフォーク30のブレード部の上面が差込口の上面に接触し、フォーク30上にパレットPが支持されるが、このとき、アーム35Xの先端部は突出していた分だけパレットPにより押し下げられ下方へ移動する。これに伴いロックバー35が回動することで、検出部が被検出部を検出できなくなりパレット検出センサ42はオフとなる。つまり、パレット検出センサ42がオフとなっていれば、フォーク30上にパレットPがあることになる。
このようにして、ロック位置検出センサ41からは移動ストロークに対応した信号が制御装置19に入力され、パレット検出センサ42からはオン/オフ信号が入力され、制御装置19はこれらに応じてパワーシリンダ40を制御する。
上記のようにフォーク30とアーム35XをパレットPの差込口に差し込んだ状態でフォーク30を上昇させ、パレット検出センサ42がオフとなると、制御装置19はパワーシリンダ40のロッド部を伸長させ、ロック位置検出センサ41により検出される移動ストロークが所定値に達すれば、伸長を停止させる。これにより、ロック装置33によるパレットPのロックがなされる。つまり、ロック位置検出センサ41及びパレット検出センサ42の検出信号から、ロック装置33がロック状態にあり、フォーク30上にあるパレットPがロックされているか否かを判定できる。
また、フォーク30を下降させてパレットPを例えば床に置き、更にフォーク30を下降させて行くと、やがてフォーク30はパレットPの差込口の上面から離れる。この状態では、アーム35Xの先端部は差込口の下面を押圧したままであるが、下降することによってロックバー35が上方へ回動することになる。ここで、パワーシリンダ40のロッド部は伸長も短縮もしていないので、ジョイント37とロッド39の間のスプリングが圧縮され、ジョイント37がロッド39に対し相対移動するだけとなる。ロック位置検出センサ41は、このときの移動ストロークを検出し、移動ストロークが所定値に達していれば、制御装置19はパワーシリンダ40のロッド部を短縮させる。ロッド部が短縮すると、ロックバー35が上方へ回動しーム35Xの先端部が上方へ移動する。こうしてロック動作の前の状態に戻るまでロッド部が短縮され、アーム35Xが差込口の上面から離れるまで下降されると、パレット検出センサ42がオンとなる。
とこで、荷役装置20には、フォーク30の揚高を検出するための揚高検出センサ43が設けられている。揚高検出センサ43はリミットスイッチからなり、フォーク30の揚高が予め設定された高さH未満ではオフとなり、高さH以上でオンとなるように設けられており、このオン/オフ信号が制御装置19に入力される。
一方、車体10には、作業者に対し警告音を発するブザー44が設けられており、このブザー44は、後述するように制御装置19により制御される。尚、ブザー44は、作業者が運転席12に搭乗している場合、フォーク30に支持されたパレットPに搭乗している場合にかかわらず、作業者に聴こえるように設定された音量で作動する。
さて、図3に示すように、荷役操作レバー14は、フォーク30を上昇及び下降させるためのリフトレバー14L、リフトブラケット25に対しフォーク30及びロック装置33を傾倒させるためのティルトレバー14T、及びキャリッジ21を前後に移動させるためのリーチレバー14Rからなっている。各レバーは前後方向へ傾倒可能に支持され、それぞれの傾倒方向及び角度が各レバーに付設されたセンサ(例えばポテンショメータ)により検出されるようになっている。すなわち、リフトレバー14Lの傾倒方向及び角度はリフト操作検出センサ14lにより検出され、ティルトレバー14Tの傾倒方向及び角度はティルト操作検出センサ14tにより検出され、リーチレバー14Rの傾倒方向及び角度はリーチ操作検出センサ14rにより検出される。
図4に示すように、操作装置28には、リフトブラケット25を上昇させるための上昇ボタン28A、及び下降させるための下降ボタン28Bが設けられ、各ボタンの操作は操作装置28に内蔵されたセンサにより検出されるようになっている。すなわち、上昇ボタン28Aの操作は上昇操作検出センサ28aにより検出され、下降ボタン28Bの操作は下降操作検出センサ28bにより検出される。
図5に示すように、フレーム11に搭載されたタンク15、ポンプ16、バルブ18は油圧配管により接続されており、ポンプ16にはモータ17が連結されている。また、リフトバルブ18Lはリフトシリンダ24と、ティルトバルブ18Tはティルトシリンダ32と、リーチバルブ18Rはリーチシリンダ22と、それぞれ油圧配管により接続されており、各バルブを介して各シリンダへの作動油の給排が行われる。尚、図5には、リフトに係る構成のみ示し、他の構成は省略してある。
バルブ18をなす各バルブは電磁制御弁であり、リフトバルブ18Lは供給位置と、回収位置と、中立位置とに切換可能である。リフトバルブ18Lが供給位置に切換られると、リフトバルブ18Lを通してポンプ16からリフトシリンダ24へ作動油が供給される。このときのリフトバルブ18Lの開度によって供給される油量が調整され、これによりリフトシリンダ24の伸長速度、延いてはフォーク30の上昇する速度が調整される。リフトバルブ18Lが回収位置に切換られると、リフトバルブ18Lを通してリフトシリンダ24からタンク15へ作動油が戻される。このときのリフトバルブ18Lの開度によって回収される油量が調整され、これによりリフトシリンダ24の短縮速度、延いてはフォーク30の下降する速度が調整される。リフトバルブ18Lが中立位置に切換られると、リフトバルブ18Lを通してポンプ16から他のバルブへの作動油の供給は可能であるが、ポンプ16とリフトシリンダ24との間、及びリフトシリンダ24とタンク15との間での作動油の流れは阻止され、リフトシリンダ24の伸長・短縮は停止される。
制御装置19には、前述のように、リフト操作検出センサ14l、上昇操作検出センサ28a、下降操作検出センサ28b、ロック位置検出センサ41、パレット検出センサ42、及び揚高検出センサ43から検出信号が入力され、制御装置19は、これらに基づいて、モータ17、リフトバルブ18L、パワーシリンダ40、及びブザー44を制御する。
作業者によりリフトレバー14Lが操作され、それがリフト操作検出センサ14lにより検出されると、制御装置19は図6に示すように制御を行う。
すなわち、制御装置19は、まずフォーク30の揚高が予め設定された高さH以上であるか否かを判定する(S1)。つまり、揚高検出センサ43のオン/オフをチェックし、オンでありフォーク30の揚高が高さH以上であれば、次に、ロック位置検出センサ41及びパレット検出センサ42からの検出信号を基にロック状態であるか否かを判定する(S2)。そして、ロック装置33がロック状態でなければ、制御装置19はブザー44を作動させて、警告音を鳴動させる(S3)。更に、リフトレバー14Lの傾倒方向が上昇操作の方向であれば、制御装置19は、モータ17を所定の回転数で駆動させると共に、リフトバルブ18Lを作動させて供給位置でリフトレバー14Lの傾倒角度に対応する開度とし、リフトレバー14Lの傾倒方向が下降操作の方向であれば、リフトバルブ18Lを作動させて回収位置でリフトレバー14Lの傾倒角度に対応する開度とする(S4)。これにより、リフトレバー14Lの操作に応じた速度で、フォーク30が上昇又は下降する。
フォーク30の揚高が高さH以上でない場合や、ロック装置33がロック状態である場合には、制御装置19はブザー44の作動を止めて、警告音を停止させる(S5)。その上で、リフトレバー14Lの傾倒方向が上昇操作の方向であれば、制御装置19は、モータ17を所定の回転数で駆動させると共に、リフトバルブ18Lを作動させて供給位置でリフトレバー14Lの傾倒角度に対応する開度とし、リフトレバー14Lの傾倒方向が下降操作の方向であれば、リフトバルブ18Lを作動させて回収位置でリフトレバー14Lの傾倒角度に対応する開度とする(S6)。
一方、作業者により上昇ボタン28A又は下降ボタン28Bが操作され、それが上昇操作検出センサ28a又は下降操作検出センサ28bにより検出されると、制御装置19は図7に示すように制御を行う。
すなわち、制御装置19は、まずフォーク30の揚高が予め設定された高さH以上であるか否かを判定する(S10)。つまり、揚高検出センサ43のオン/オフをチェックし、オンでありフォーク30の揚高が高さH以上であれば、次に、ロック位置検出センサ41及びパレット検出センサ42からの検出信号を基にロック状態であるか否かを判定する(S11)。そして、ロック装置33がロック状態でなければ、制御装置19はブザー44を作動させて、警告音を鳴動させる(S12)。更に、上昇ボタン28Aが操作されていれば、制御装置19は、モータ17を所定の回転数で駆動させると共に、リフトバルブ18Lを作動させて供給位置で所定の開度(開度A1)とし、下降ボタン28Bが操作されていれば、リフトバルブ18Lを作動させて回収位置で所定の開度(開度B1)とする(S13)。
ロック装置33がロック状態であれば、制御装置19はブザー44の作動を止めて、警告音を停止させる(S14)。その上で、上昇ボタン28Aが操作されていれば、制御装置19は、モータ17を所定の回転数で駆動させると共に、リフトバルブ18Lを作動させて供給位置で所定の開度(開度A2)とし、下降ボタン28Bが操作されていれば、リフトバルブ18Lを作動させて回収位置で所定の開度(開度B2)とする(S15)。
また、フォーク30の揚高が高さH以上でなければ、制御装置19はブザー44の作動を止めて、警告音を停止させる(S16)。その上で、リフトバルブ18Lを作動させて供給位置で所定の開度(開度A1)とし、下降ボタン28Bが操作されていれば、リフトバルブ18Lを作動させて回収位置で所定の開度(開度B1)とする(S17)。
これにより、リフトバルブ18Lの各開度に応じた速度でフォーク30が上昇又は下降するが、開度A1は開度A2よりも小さく、開度B1は開度B2よりも小さく設定されている。そのため、開度A1のときは、開度A2のときよりもリフトシリンダ24へ供給される油量が減らされて、ゆっくりとフォーク30が上昇し、開度B1のときは、開度B2のときよりもリフトシリンダ24から回収される油量が減らされて、ゆっくりとフォーク30が下降する。こうして、フォーク30の上昇及び下降の速度が抑制される。
このような実施例によれば、操作装置28の上昇ボタン28A又は下降ボタン28Bを操作した際に、フォーク30の揚高が高さH以上であり、且つロック装置33によってフォーク30上のパレットPがロックされていないときには、制御装置19は、ブザー44を作動させた上で、リフトバルブ18Lの開度を制限し、抑制された速度でフォーク30の上昇又は下降を行わせる。従って、パレットPに搭乗した作業者に対し注意を喚起することができると共に、急な昇降がなされて作業者に振動や衝撃が作用することを防止することができる。また、作業者が気付かないうちにロック装置33によるロックが解除されていたとしても、作業者は容易に安全を確保することができる。更に、フォーク30の揚高が高さH以上でなければ、フォーク30の上昇又は下降する速度が抑制されるので、床上のパレットPを持ち上げる場合やパレットPを床に置く場合に、急な昇降がなされることを防止することができる。
尚、リフトレバー14Lが操作された際に、フォーク30の揚高が高さH以上であり、且つロック装置33がロック状態にないときには、フォーク30の上昇又は下降する速度は抑制されないものの、制御装置19はブザー44を作動させるので、これにより作業者は注意してリフトレバー14Lを操作できるようになる。
本発明の実施例に係るフォークリフトの斜視図である。 本発明の実施例の斜視図である。 本発明の実施例の斜視図である。 本発明の実施例の斜視図である。 本発明の実施例の油圧システム図である。 本発明の実施例の制御フロー図である。 本発明の実施例の制御フロー図である。
符号の説明
10 車体
11 フレーム
12 運転席
14L リフトレバー
14l リフト操作検出センサ
18L リフトバルブ
19 制御装置
20 荷役装置
23 マスト
24 リフトシリンダ
25 リフトブラケット
26 バックレスト
28A 上昇ボタン
28a 上昇操作検出センサ
28B 下降ボタン
28b 下降操作検出センサ
30 フォーク
33 ロック装置
35 ロックバー
35X アーム
40 パワーシリンダ
41 ロック位置検出センサ
42 パレット検出センサ
43 揚高検出センサ
44 ブザー

Claims (4)

  1. 車体に昇降可能に設けられたリフトブラケットに、パレットに形成された差込口に差し込まれて当該パレットを支持するフォークと、上記差込口の内面を押圧して当該パレットを上記フォーク上にロックするロック装置とが設けられたフォークリフトであって、
    上記リフトブラケットを昇降させる昇降駆動手段と、上記ロック装置のロック状態を判定する状態判定手段と、上記昇降駆動手段を制御する制御手段とを備え、
    上記制御手段は、上記状態判定手段によりロック状態であると判定されるときには上記リフトブラケットの昇降速度が所定速度となるよう上記昇降駆動手段を作動させ、ロック状態であると判定されないときには上記の所定速度よりも小さく抑制された昇降速度となるよう上記昇降駆動手段を作動させることを特徴とするフォークリフト。
  2. 上記ロック装置は、上記昇降駆動手段による上記リフトブラケットの昇降に応じて自動的に作動するものであり、上記差込口に上記フォークを挿入した状態での上記リフトブラケットの上昇に応じて作動してパレットをロックし、当該ロック装置によりロックされたパレットを接地させた状態での上記リフトブラケットの下降に応じて作動してロックを解除することを特徴とする請求項1に記載のフォークリフト。
  3. 上記フォークの揚高が所定高さ以上であるか否かを判定する揚高判定手段を備え、上記制御手段が、上記揚高判定手段により上記フォークの揚高が上記所定高さ以上であると判定されるときに、上記状態判定手段によりロック状態であると判定されなければ、昇降速度を抑制して上記昇降駆動手段を作動させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のフォークリフト。
  4. 上記車体には、作業者が搭乗する運転席と共に、該運転席から操作可能な、昇降操作のための車体側操作装置が設けられ、また、上記リフトブラケットには、上記フォークに支持されたパレット上から作業者が操作可能な、昇降操作のためのリフト側操作装置が設けられており、
    上記制御手段は、上記車体側操作装置又は上記リフト側操作装置の操作に応じて上記昇降駆動手段を制御するものであり、上記リフト側操作装置が操作された場合に、上記状態判定手段によりロック状態であると判定されなければ、昇降速度を抑制して上記昇降駆動手段を作動させることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載のフォークリフト。
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