JP2005308865A - 光出射信号出力装置 - Google Patents

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JP2005308865A JP2004122742A JP2004122742A JP2005308865A JP 2005308865 A JP2005308865 A JP 2005308865A JP 2004122742 A JP2004122742 A JP 2004122742A JP 2004122742 A JP2004122742 A JP 2004122742A JP 2005308865 A JP2005308865 A JP 2005308865A
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Abstract

【課題】 光を出射するタイミングを容易に調整できるようにした光出射信号出力装置を提供する。
【解決手段】 入射した光を共振により走査する光走査部4に光を出力する光出射部3に対して、光を出射するタイミングを指示する光出射信号Sを出力する光出射信号出力装置2において、所定周期で出力されるマスタクロックを分周する分周器14と、複数の遅延時間の内から1つを設定する遅延時間設定部11と、前記分周器14の分周結果と前記遅延時間設定部11により設定された遅延時間に基づいて、前記光出射部3に光出射信号Sを出力する信号出力部12とを備えたことを特徴とするものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像表示装置等に用いられて、光を出射するタイミングを指示する光出射信号出力装置に関する。
図7は、従来の画像表示装置のブロック図を示す。該画像表示装置100は、光ビーム101を出力する光出射部102と、光出射部102から出力された光ビーム101を走査する光走査部103とを備え、該光走査部103が光ビーム101を観察者の眼104の網膜やスクリーン等に走査することにより、眼104の網膜やスクリーン等に画像を表示するものである。
前記光出射部102は、映像信号供給回路105と、光源ドライブ回路106と、光源107とを備えている。映像信号供給回路105から供給される映像信号に基づき、光源ドライブ回路106が光源107を駆動して、該映像信号によって変調された光ビーム101が出力されるものである。
又、前記光走査部103は水平走査部108と垂直走査部109とを備えている。水平走査部108はドライブ回路111によって駆動されて、光を水平方向に走査するものである。又、垂直走査部109はドライブ回路113によって駆動されて、光を垂直方向に走査するものである。映像信号供給回路105から供給される水平同期信号Hに基づき、ドライブ回路111が水平走査部108としてのマイクロミラーを駆動して、光ビーム101を水平方向へ走査する。又、映像信号供給回路105から供給される垂直同期信号Vに基づき、ドライブ回路113が垂直走査部109としてのガルバノミラーを駆動して、光ビーム101を垂直方向へ走査する。
ところで、前記水平走査部108として、特許文献1に示すように、いわゆる、共振型水平走査部が用いられる場合がある。この共振型水平走査部108は、図8に示すように、マイクロミラー108を二つの支持部材114,114で支持し、この支持部材114,114の捩れによりマイクロミラー108を矢示α―β方向へ揺動させるようにした構造である。つまり、マイクロミラー108と支持部材114,114とが機械共振系を形成することで、マイクロミラー108の揺動が継続する構造である。
そして、マイクロミラー108が前述のように揺動することにより、マイクロミラー108の走査角度に応じた方向へ光ビーム101を反射して走査することにより、スクリーン等に画像を表示するものである。
この共振型水平走査部108は高速動作が可能であるという利点を有する反面、光ビーム101の走査角速度は定速度ではなく、図9に示すように、走査角度は正弦波形状に変化する。このため、画像を形成する画素データを一定時間間隔で供給し、光を変調すると、表示画像が歪んでしまうという問題があった。
一方、特許文献2には、走査部の走査角度に応じたタイミングで光ビームを照射することを意図した発明が提案されている。特許文献2に記載の発明においては、画素表示間隔と比較して十分短周期(高周波数)のマスタクロックを可変分周して光出射タイミングを決定するものである。
しかし、特許文献2に記載の方法で、画質の劣化を無くすためには、マスタクロックの周波数が極めて高くなり高価な回路部品や実装技術が必要となるという問題があった。
特開2003−57586 特開昭53−117440号公報
本発明は、前記従来技術の問題に鑑みてなされたもので、その目的は、画像劣化を目立たなくすることができる上に、安価に提供できるようにした光出射信号出力装置を提供するにある。
請求項1に記載の発明は、入射した光を共振により走査する光走査部に光を出力する光出射部に対して、光を出射するタイミングを指示する光出射信号を出力する光出射信号出力装置において、
所定周期で出力されるマスタクロックを分周する分周器と、
複数の遅延時間の内から1つを設定する遅延時間設定部と、
前記分周器の分周結果と前記設定部により設定された遅延時間に基づいて、前記光出射部に光出射信号を出力する信号出力部と
を備えたことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光出射信号出力装置において、前記分周器に分周比を設定する分周比設定回路を備え、
前記分周比設定回路に設定された分周比を前記分周器が分周したタイミングから、前記遅延時間設定部に設定された遅延時間経過後に、前記信号出力部は前記光出射部に光出射信号を出力することを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の光出射信号出力装置において、前記分周比設定回路は、光の走査方向に対して、走査された光の所望する照射位置を超えないタイミングとなる分周比を設定することを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の光出射信号出力装置において、前記遅延時間設定部は、複数の遅延時間の内からランダムに1つを設定することを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の光出射信号出力装置において、前記遅延時間設定部は、光の走査方向に対して、走査された光の所望する照射位置に一番近いタイミングとなる遅延時間を設定することを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項2乃至請求項5の何れか1項に記載の光出射信号出力装置において、前記遅延時間設定部は、前記遅延時間として、前記分周比設定回路に設定された分周比を前記分周器が分周したタイミングから遅延されないタイミングを設定可能であることを特徴するものである。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の光出射信号出力装置において、前記遅延時間設定部は、前記マスタクロックの周期を整数分の1した時間づつ互いに異なっている遅延時間を設定可能であることを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の光出射信号出力装置において、前記整数は、3,4,5の何れかであることを特徴とするものである。
請求項9に記載の発明は、光を出力する光出射部と、入射した光を共振により走査する光走査部と、請求項1乃至請求項8の何れかに記載の光出射信号出力装置と、前記光走査部に走査された光を投影するための投影部とを備えた画像表示装置である。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の画像表示装置において、前記光走査部は、揺動により入射した光を走査することを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、マスタクロックを分周した信号に選択的に遅延を与えて光出射信号が生成されるので、光出射タイミングが補正され、マスタクロックの周波数を極端に大きくしなくても画質の劣化を抑圧することができる。
請求項2に記載の発明によれば、マスタクロックを分周した信号に遅延を与える遅延時間を調整することにより、光出射部が光を出射するタイミングを制御することができる。
請求項3に記載の発明によれば、所望する照射位置よりも遅れた位置で、光を出力させないようにすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、光出射タミングの誤差に、規則性や周期性が無くなり、画質劣化の抑圧効果がより顕著になる。
請求項5に記載の発明によれば、所望する照射位置に一番近いタイミングにおいて、光出射部が光を出射することができ、あたかも、マスタクロックの周波数を大きくした場合と同様に画質劣化を抑圧することができる。
請求項6に記載の発明によれば、マスタクロックを分周したタイミングにおいて、出射部は光を出射することができる。
請求項7に記載の発明によれば、マスタクロックの周期を整数分の1することにより、設定される遅延時間が分散し、画質劣化抑圧効果が増大する。
請求項8に記載の発明によれば、3,4,5の内から任意の整数を選択することにより、遅延時間を任意に設定可能である。
請求項9に記載の発明によれば、画像表示装置において、光出射部が光を出射するタイミングを制御することができる。
請求項10に記載の発明によれば、入射した光を揺動により走査する光走査部を備えた画像表示装置において、光出射部が光を出射するタイミングを制御することができる。
図1は、画像表示装置の第1実施形態のブロック図を示す。この画像表示装置1は、光出射信号出力装置2を備えた画像表示装置である。
この画像表示装置1は、光を出力する光出射部3と、該光出射部3から出力された光を入射し、該光を走査する光走査部4と、該光走査部4によって走査された光を観察者の眼104の網膜やスクリーン等に投影する投影部5とを備える上に、前記光出射信号出力装置2を備えている。
前記光走査部4は、水平走査部6と、垂直走査部7とを備えている。該水平走査部6はドライブ回路8によって駆動されて、前記光出射部3から出力された光を水平方向へ走査するものである。又、垂直走査部7はドライブ回路9によって駆動されて、前記光出射部3から出力された光を垂直方向へ走査するものである。ドライブ回路8は、映像信号供給回路18から入力する水平同期信号Hに基づき、水平走査部6を制御するものである。又、ドライブ回路9は、映像信号供給回路18から入力する垂直同期信号Vに基づき、垂直走査部7を制御するものである。
前記水平走査部6は共振型であって、このため、水平走査部6の走査角は、従来技術の共振型の水平走査部108と同様に、正弦波形状に変化する特質を有するものである。前記水平走査部6は揺動するタイプのマイクロミラー等によって構成することができる。又、前記垂直走査部7は揺動するタイプのガルバノミラー等によって構成することができる。
前記光出射部3は少なくとも光を出力する機能を有する光学機器であるが、光を映像信号によって変調することにより、該光を画像光Gとして出力することができるようにしても良い。以下の実施形態においては、前記光出射部3は前記光として画像光Gを出力するものとして説明する。光出射部3の具体的構成については後述する。
前記光出射信号出力装置2は、前記光出射部3に対して走査角が所定量増加する毎のタイミングで光出射信号Sを出力する機器である。該光出射信号Sは、前記光出射部3が前記画像光Gを前記光走査部4に対して出射するタイミングを前記光出射部3に対して指示する信号である。即ち、前記光出射信号出力装置2は、前記光出射部3が前記画像光Gを出射するタイミングを制御することにより、画像劣化(主に、画像の歪)を目立たなくするように、画像光Gを照射できるようにするものである。
図2に基づき、光出射信号出力装置2が出射する光出射信号Sの出力タイミングを説明する。図2(イ)に示すように、光出射信号出力装置2は、マスタクロックCを分周して得た基準タイミングK1,K2,K3,K4,・・・から遅延時間T1, T2, T3, T4の内の1つの遅延時間を経過した時点で前記光出射信号Sを出力するものである。
前記基準タイミングK1,K2,K3,K4,・・・は、図2(ロ)に示すように、一定の周期で出力されるマスタクロックCを分周することにより特定されるものであるが、同図2(ロ)に示すように、分周比を4,M,Nに変更することにより、基準タイミングK1,K2,K3,K4,・・・の間隔は異なった値に設定される。当該分周比の変更により、光出射信号Sが出力されるタイミングにおいて、前述の水平走査部6の走査角度が略等間隔になるように設定されるものである。
即ち、図3に示すように、共振型の水平走査部6の走査角度は、正弦波形状に変化するものであって、該水平走査部6の走査角速度は、正弦波の区間a1においては高速であるが、区間a2においては低速になる。尚、同図3は縦軸に走査角度を取り、横軸は時間を取っているものである。このように、水平走査部6の走査角速度は、区間a1においては高速のため、光出射信号Sの出現頻度を高くすることを目的として、図2に示す基準タイミングK1,K2,K3,K4,・・・の出現頻度を高くするように、前記マスタクロックCの分周比を小さく設定する。一方、図3に示す区間a2においては走査角速度が低速のため、光出射信号Sの出現頻度を小さくすることを目的として、基準タイミングK1,K2,K3,K4,・・・の出現頻度を低くするように、前記マスタクロックCの分周比を大きく設定する。このように、マスタクロックCの分周比を変更することにより、基準タイミングに対応する前記水平走査部6の走査角度が略等間隔になるように調整される。但し、前記基準タイミングK1,K2,K3,K4,・・・は、光出射信号Sの出力タイミング、即ち、画像光Gの出力タイミングが、走査方向へ向けて所望の照射位置を超えないタイミングとなるように、マスタクロックCの分周比の大きさを制限しなければならない。
前記遅延時間としては、予め用意されている複数の遅延時間T1, T2, T3, T4の内から任意の1つの遅延時間が設定されるものである。
前記遅延時間T1,T2,T3,T4は互いに、前記マスタクロックの周期tを整数(n)で除算した値、即ち、t/nづつ異なっているものである。該整数(n)として遅延時間の種類数4を選択した場合には、遅延時間T1を0とし、遅延時間T2を1t/4とし、遅延時間T3を2t/4とし、遅延時間T4を3t/4とすることができる。ここで、遅延時間T1が0であるとは、光出射信号Sの出力タイミングが、前記基準タイミングK1,K2,K3,K4から遅延せずに、該基準タイミングK1,K2,K3,K4に合致することを意味するものである。
次に、図1に戻って、前記光出射信号出力装置2の構成について説明する。前記光出射信号出力装置2は、基準タイミング出力部10と、遅延時間設定部11と、信号出力部12とを備えて、前記光出射信号Sを出力するものである。
前記基準タイミング出力部10は、マスタクロック発振器13と、分周器14と、分周比設定回路15とを備えている。マスタクロック発振器13は任意の周波数のマスタクロックCを発生する機器で、例えば、水晶振動子で構成することができる。分周器14はマスタクロック発振器13で発生したマスタクロックCの周波数を分周する機器である。又、分周比設定回路15は分周器14の分周比を任意に設定する機器である。
前記分周器14は、前記マスタクロック発振器13から出力されたマスタクロックCを分周比設定回路15に設定された分周比で分周して前記基準タイミングK1,K2,K3,K4,・・・を発生するものである。前記分周比設定回路15には、前述のように、水平走査部6の走査角度ができるだけ等間隔となるような分周比の系列が記憶されている。映像信号供給回路18からの水平同期信号Hに同期して系列先頭値を供給した後、基準タイミングの出力毎に系列中の次の分周比を分周器14に供給することで、基準タイミングK1,K2,K3,K4が生成される。
前記信号出力部12は、図2(イ)に示すように、基準タイミングK1,K2,K3,K4,・・・から遅延時間T1, T2, T3,T4の内の何れか1つの遅延時間を経過したタイミングで光出射信号Sを出射するものである。信号出力部12は、遅延回路16と遅延選択回路17を備えた構成とすることができる。遅延回路16は、前記基準タイミングK1,K2,K3,K4,・・・から前記遅延時間T1, T2, T3,T4をそれぞれ経過したタイミングで4つの光出射信号Sを出力するものである。前記遅延選択回路17は、当該4つの光出射信号Sの内から1つの光出射信号Sを選択して前述の光出射部3に出力するものである。遅延選択回路17は、前記遅延時間設定部11から入力した選択信号Rに基づき、前記4つの光出射信号Sの内から1つの光出射信号Sを選択して前述の光出射部3に出力するものである。
前記遅延時間設定部11は、擬似ランダムパルス発生器によって構成することができる。遅延時間設定部11は、前記4つの光出射信号Sの内から1つの光出射信号Sをアトランダムに選択する前記選択信号Rを出力するものである。この場合、遅延選択回路17は4つの光出射信号Sを4つの端子P1,P2,P3,P4からそれぞれ出力可能に構成し、選択信号に基づいて4つの端子P1,P2,P3,P4の内から任意の1つの端子を選択することにより、任意の1つの光出射信号Sを選択するように構成することができる。図2(イ)においては、基準タイミングK1において遅延時間T1が設定され、基準タイミングK2において遅延時間T2が設定され、基準タイミングK3において遅延時間T4が設定され、基準タイミングK4において遅延時間T3が設定された状態を示す。
図1に戻って、前記光出射部3の具体的構成について説明する。光出射部3は、映像信号供給回路18と、光源ドライブ回路19と、光源20とを備えている。映像信号供給回路18から供給される映像信号に基づき、光源ドライブ回路19が光源20を駆動して、該映像信号によって変調された画像光Gが出力されるものである。
次に、このように構成された画像表示装置1の作用について説明する。光出射信号Sを入力した光出射部3の映像信号供給回路18は光源ドライブ回路19を駆動することにより、光源20から画像光Gを光走査部4に出力する。又、前記映像信号供給回路18はドライブ回路8、9を駆動することにより、画像光Gは、光走査部4の水平走査部6において水平走査され、垂直走査部7において垂直走査されることにより、観察者の眼104の網膜等に画像光Gが照射される。
又、前記光出射部3の映像信号供給回路18は前述のように、前記光源ドライブ回路19、及びドライブ回路8,9を駆動する一方、分周比設定回路15に水平同期信号を出力する。水平同期信号を入力した分周比設定回路15は、前記分周比系列の先頭値を分周器14の分周比として設定する。当該分周比として、4が設定されたとする。このように、分周比として4が設定されることにより、図2に示す基準タイミングK1が決定する。
一方、遅延時間設定部11からの選択信号Rに基づき、遅延選択回路17において端子P1が選択されたとする。この場合、信号出力部12は、図2(イ)に示すように、前記基準タイミングK1から遅延時間T1を経過した時点で、光出射信号Sを光出射部3に出力する。ここで、遅延時間T1は0であるため、信号出力部12は、基準タイミングK1に同期して光出射信号Sを光出射部3に出力することになる。該光出射部3は、前記基準タイミングK1に同期したタイミングで、画像光Gを光走査部4に出力する。該光走査部4は前述と同様に、観察者の眼104の網膜等に画像光Gを照射する。次に、図2に示すように、同様にして、基準タイミングK2から遅延時間T2を経過したタイミングで、信号出力部12は光出射信号Sを出力する。
以下同様にして、分周器14が、設定された分周比でマスタクロックCを分周することにより基準タイミングK3,K4が発生され、該基準タイミングK3,K4から遅延時間T4,T3が経過した時点で信号出力部12は光出射部3に対して光出射信号Sを出力するものである。そして、光出射部3は光出射信号Sを入力したタイミングで光走査部4に対して画像光Gを出力する。光走査部4は、観察者の眼104の網膜等に画像光Gを走査して画像を表示する。
以上説明した実施形態においては、基準タイミング信号を生成する分周比を適切に設定し、且つ、遅延時間T1,T2,T3,T4の選択をアトランダムに設定して光出射信号Sが出力するタイミングを制御することができる。その結果、走査角度が正弦状であるにも拘わらず、光出射タイミングに対応する走査角度は略等間隔となり、且つ、タイミング誤差の周期性・規則性が除去されるため、歪等の画質劣化が観察されにくい、良好な画像を表示することができる。
図4は、出射部3から出力された画像光Gが、スクリーン等に投影された状態を示す。遅延時間が、遅延時間設定部11においてアトランダムに設定される場合、光出射部3は、前述のように、基準タイミングK1,K2,K3,K4,・・・からアトランダムに設定された遅延時間T1,T2,T3,T4で出射された光出射信号Sに同期しているため、同図5中、実線で示すように、画像光Gが好適な位置に照射される場合もある一方、図中、点線で示すように、画像光Gが好適な位置(図中、実線で示す)からズレた位置に照査される場合もある。このズレは、最大、マスタクロックCの周期に対応する量となる。ここで、もし、遅延を与えないと、図中、一点鎖線で示すように、前記ズレは各水平走査毎に繰り返しとなり、画像劣化パターンとして視認が容易となる。マスタクロックCの周期よりも短い遅延時間T1,T2,T3,T4をアトランダムに加えると、前記ズレは周期性や規則性をもって出現せず、従って、図中、一点鎖線で示すように、画像光Gが好適な位置からズレて照射される位置は線状に繋がって出現することはなく、肉眼での目視によっては目立たないものとなる。
図5は第2実施形態を示す。この第2実施形態の特徴は、分周比・遅延時間設定部21を設けた点にある。該分周比・遅延時間設定部21は分周比設定回路15と、遅延時間設定部31と、メモリ22と、これら分周比設定回路15と、遅延時間設定部31と、メモリ22を制御する制御部23とを備えている。前記分周比設定回路15は第一実施形態の分周比設定回路15と同様の構成である。図6に示すように、光出射信号Sが理想タイミングに最も近くなるような遅延選択信号の系列が前記メモリ22に記憶されている。
分周比・遅延時間設定部21に対して、映像信号供給回路18から水平同期信号Hが入力すると、分周比設定回路15は、分周比系列の先頭値を分周器14に設定する一方、遅延時間設定部31は、遅延選択信号系列の先頭値を遅延選択回路17に設定する。以後、基準タイミング信号の出力毎に、分周比系列・遅延選択信号系列の値を分周器14・遅延選択回路17に順次設定することで、光出射信号Sが生成できる。このようにして生成された光出射信号Sの(対応する走査角度が完全に等間隔となる)理想タイミングに対する誤差は、時間にして最大でもマスタクロック周期の1/4である。即ち、光出射タイミング精度としては、マスタクロック周波数を4倍した単純分周法と同等である。
尚、以上の第一、第二実施形態においては、遅延時間T1,T2,T3,T4は4種であり、マスタクロックCの周期tを4で除算した値だけ互いに異ならせたが、該遅延時間T1,T2,T3,T4は、マスタクロックCの周期tを他の整数で除算した値だけ互いに異ならせるようにしてもよく、例えば、3又は5である。それに応じて、遅延時間の種類を増減してもよい。又、以上の実施形態においては、水平走査部6は画像光Gを共振によって走査する形式のものについて説明したが、該水平走査部6は揺動によって画像光Gを走査するものであればよい。
図1は光出射信号出力装置を備えた画像表示装置のブロック図である。(第1実施形態) 図2は信号の出力タイミングである。(第1実施形態) 図3は共振型走査部の走査角度を示す図である。(第1実施形態) 図4は画像光の照射状態を示す図である。(第1実施形態) 図5は光出射信号出力装置を備えた画像表示装置のブロック図である。(第2実施形態) 図6は共振型走査部の走査角度の時間変化を示す図である。(第2実施形態) 図7は画像表示装置のブロック図である。(従来技術) 図8は共振型走査部の斜視図である。(従来技術) 図9は共振型走査部の走査角度の時間変化を示す図である。(従来技術)
符号の説明
1 画像表示装置
2 光出射信号出力装置
3 光出射部
4 光走査部
6 水平走査部
7 垂直走査部
11 遅延時間設定部
12 信号出力部
13 マスタクロック発振器
14 分周器
15 分周比設定回路
C マスタクロック
S 光出射信号
K1,K2,K3,K4 基準タイミング
T1,T2,T3,T4 遅延時間
R 選択信号
V 水平同期信号
H 垂直同期信号

Claims (10)

  1. 入射した光を共振により走査する光走査部に光を出力する光出射部に対して、光を出射するタイミングを指示する光出射信号を出力する光出射信号出力装置において、
    所定周期で出力されるマスタクロックを分周する分周器と、
    複数の遅延時間の内から1つを設定する遅延時間設定部と、
    前記分周器の分周結果と前記設定部により設定された遅延時間に基づいて、前記光出射部に光出射信号を出力する信号出力部と
    を備えたことを特徴とする光出射信号出力装置。
  2. 前記分周器に分周比を設定する分周比設定回路を備え、
    前記分周比設定回路に設定された分周比によって前記分周器が分周したタイミングから、前記遅延時間設定部に設定された遅延時間経過後に、前記信号出力部は前記光出射部に光出射信号を出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光出射信号出力装置。
  3. 前記分周比設定回路は、光の走査方向に対して、走査された光の所望する照射位置を超えないタイミングとなる分周比を設定することを特徴とする請求項2に記載の光出射信号出力装置。
  4. 前記遅延時間設定部は、複数の遅延時間の内からランダムに1つを設定することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の光出射信号出力装置。
  5. 前記遅延時間設定部は、光の走査方向に対して、走査された光の所望する照射位置に一番近いタイミングとなる遅延時間を設定することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の光出射信号出力装置。
  6. 前記遅延時間設定部は、前記遅延時間として、前記分周比設定回路に設定された分周比を前記分周器が分周したタイミングから遅延されないタイミングを設定可能であることを特徴する請求項2乃至請求項5の何れか1項に記載の光出射信号出力装置。
  7. 前記遅延時間設定部は、前記マスタクロックの周期を整数分の1した時間づつ互いに異なっている遅延時間を設定可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の光出射信号出力装置。
  8. 前記整数は、3,4,5の何れかであることを特徴とする請求項7に記載の光出射信号出力装置。
  9. 光を出力する光出射部と、
    入射した光を共振により走査する光走査部と、
    請求項1乃至請求項8の何れかに記載の光出射信号出力装置と、
    前記光走査部に走査された光を投影するための投影部と
    を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  10. 前記光走査部は、揺動により入射した光を走査することを特徴とする請求項9に記載の画像表示装置。
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