JPH11266464A - 画像出力装置 - Google Patents

画像出力装置

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JPH11266464A
JPH11266464A JP10067980A JP6798098A JPH11266464A JP H11266464 A JPH11266464 A JP H11266464A JP 10067980 A JP10067980 A JP 10067980A JP 6798098 A JP6798098 A JP 6798098A JP H11266464 A JPH11266464 A JP H11266464A
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JP
Japan
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signal
pulse width
video signal
period
level
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JP10067980A
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English (en)
Inventor
Keiichi Nitta
啓一 新田
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】マイクロミラーの回転に起因する偽信号成分に
より、投影画像の品質が低下する。 【解決手段】光源からの光を投影手段の方向に導く第1
の角度位置と前記第1の角度位置とは異なる第2の角度
位置とに切り換え可能な複数のマイクロミラーが配列さ
れたマイクロミラー・アレーと、映像信号のレベルに対
応して、パルス幅が連続したパルス幅変調信号を生成す
る信号変換手段と、所定の期間内で、前記パルス幅変調
信号のパルス幅の期間中前記マイクロミラーを前記第1
の角度位置に駆動する駆動手段とを有することを特徴と
する画像出力装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロミラー・
アレーを用いた画像出力装置に関し、特に、表示画像に
おける偽信号成分を低減し、高画質の画像を投影できる
画像出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、マイクロミラー・アレーを用い
た画像出力装置の説明図である。マイクロミラー・アレ
ーは、微小なマイクロミラーを数十万個集積して構成さ
れるが、まず単一のマイクロミラーについてその動作を
説明する。
【0003】図5(I)において、光源10からの光
は、照明系レンズ14を通り光学的回転フィルタ11に
入射する。光学的回転フィルタ11は、例えば、それぞ
れ扇型を形成する赤(R)、緑(G)、青(B)の3色
のフィルタ領域を持つ円板で、通常の映像信号の垂直周
期の3倍の周期で矢印15の方向に回転する。従って、
光学的回転フィルタ11を通過した光は、映像信号の垂
直周期ごとに赤、緑、青と変化する光となってマイクロ
ミラーM1を照射する。
【0004】マイクロミラーM1は、駆動部12により
その角度を制御され、光路Lとの角度がθ1の場合は、
光源10からの光を投影レンズ13の方向に反射する。
一方、図5(II)のようにその角度がθ2の場合は、光
源10からの光は投影レンズ13の方向には反射されな
い。
【0005】図5(I)において、マイクロミラーM1
で反射され投影レンズ13を通過した光は、図示しない
スクリーン等に投影される。マイクロミラーM1は、投
影画像の1画素に対応しており、2次元的に配列された
m×n個のマイクロミラーを集積したマイクロミラー・
アレーにより、m×n画素の画像を投影することができ
る。
【0006】駆動部12は、入力される映像信号S1の
信号レベルに応じて、静電吸引力によりマイクロミラー
M1を回転させる。例えば、映像信号S1がディジタル
信号の場合は、映像信号S1がHレベルの時にマイクロ
ミラーM1の角度を前述のθ1とし、映像信号S1がL
レベルの時にその角度をθ2とする。これにより映像信
号S1の信号レベルにより投影画像の1画素の明暗を切
り換えることができる。なお、θ1とθ2との差である
回転角度は約20度である。
【0007】また、1画素の階調は、映像信号S1をパ
ルス幅変調することにより制御する。即ち、映像信号S
1のHレベルの時間を変化させれば、スクリーンに投影
される光量が変化するので、マイクロミラーM1に対応
した画素の階調を制御することができる。
【0008】更に、カラー画像を投影するためには、駆
動部12に赤、緑、青の映像信号S1を順番に入力し、
赤、緑、青の映像信号S1と同期して前述の光学的回転
フィルタ11を回転させる。即ち、赤、緑、青の映像信
号S1でマイクロミラーM1の角度を制御するのに同期
して、マイクロミラーM1に赤、緑、青の光を時分割で
照射すれば、カラー画像を投影することができる。
【0009】図6は、投影画像を0レベルから3レベル
の4階調で表示するため、映像信号S1を2ビットで量
子化した場合のタイムチャートを示す。図6(1)は、
期間t1ごとに出力される赤、緑、青の映像信号S1を
示す。マイクロミラーM1は、期間t1ごとに赤、緑、
青の映像信号S1によりその角度を制御され、それに同
期して、赤、緑、青の光が照射される。以下、期間t1
を1表示期間という。
【0010】図6(2)〜(5)は、赤の映像信号S1
が、ディジタル値(00)〜(11)により0レベルか
ら3レベルにパルス幅変調される様子を示す。図6
(2)はディジタル値(00)の場合で、赤の映像信号
S1は出力されない。なお、図6(2)の(tb−t
a)等は、1表示期間t1(taからtd)を3等分し
た時点である。
【0011】図6(3)はディジタル値(01)の場合
で、レベル1に相当するパルス幅t20がtcからtd
の期間出力される。図6(4)はディジタル値(10)
の場合で、レベル2に相当するパルス幅t21がtaか
らtcの期間出力される。また、図6(5)はディジタ
ル値(11)の場合で、レベル2とレベル1とを組み合
わせたレベル3に相当するパルス幅t22が、taから
tdの期間出力される。
【0012】図7は、投影画像を0レベルから7レベル
の8階調で表示するため、映像信号S1を3ビットで量
子化した場合のタイムチャートを示す。図7(1)は、
図6(1)と同様に、1表示期間t1ごとに出力される
赤、緑、青の映像信号S1を示す。
【0013】図7(2)〜(9)は、赤の映像信号S1
が、ディジタル値(000)〜(111)により0レベ
ルから7レベルにパルス幅変調される様子を示す。図7
(2)はディジタル値(000)の場合で、赤の映像信
号S1は出力されない。なお、図7(2)の(tb−t
a)等は、1表示期間t1(taからth)を7等分し
た時点である。
【0014】図7(3)はディジタル値(001)の場
合で、レベル1に相当するパルス幅t30がtgからt
hの期間出力される。図7(4)はディジタル値(01
0)の場合で、レベル2に相当するパルス幅t31がt
eからtgの期間出力される。また、図7(5)はディ
ジタル値(011)の場合で、レベル2とレベル1を組
み合わせたレベル3に相当するパルス幅t32が、te
からthの期間出力される。
【0015】図7(6)はディジタル値(100)の場
合で、レベル4に相当するパルス幅t33がtaからt
eの期間出力される。また、図7(7)はディジタル値
(101)の場合で、レベル4に相当するパルス幅t3
4とレベル1に相当するパルス幅t35が組み合わさ
れ、レベル5に相当するパルス幅がta〜teとtg〜
thに分割されて出力される。
【0016】図7(8)はディジタル値(110)の場
合で、レベル4とレベル2を組み合わせたレベル6に相
当するパルス幅t36がtaからtgの期間出力され
る。また、図7(9)はディジタル値(111)の場合
で、レベル4、レベル2及びレベル1を組み合わせたレ
ベル7に相当するパルス幅t37がtaからthの期間
出力される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】マイクロミラーM1
は、角度がθ1とθ2とに切り換えられ画像をスクリー
ンに投影するが、マイクロミラーM1がθ1からθ2
へ、又はθ2からθ1へ回転する時間(以下、光学的ス
イッチング時間という。)が、投影画像に影響を及ぼす
場合がある。即ち、この光学的スイッチング時間の期間
中は、マイクロミラーM1はθ1、θ2以外の角度とな
っており、この時のマイクロミラーM1により反射され
た光により、スクリーン上の表示画素に他の表示画素の
光、即ち、偽信号が重畳される場合がある。
【0018】一方、映像信号S1を3ビットで量子化す
る場合は、例えば図7(7)に示すように、映像信号S
1のパルス幅変調信号がt34とt35とに分割される
場合が生じる。この場合は、1表示期間t1の間にマイ
クロミラーM1が回転する回数は2回となる。
【0019】映像信号S1を3ビットより多いビット数
で量子化した場合、例えば、8ビットで(101010
10)の場合は、1表示期間t1の間にマイクロミラー
M1が回転する回数は更に増加する。なお、光学的スイ
ッチング時間は、8ビット量子化の場合、最下位ビット
期間の約10%である。
【0020】近年、投影画像のフリッカを低減する為、
映像信号の垂直周波数は高くなる傾向にあるが、図5の
ようにマイクロミラー・アレーを一枚で構成し、赤、
緑、青の映像信号を順次切り換える面順次方式の場合に
は、垂直周波数を更に高くする必要がある。また、多階
調の高品質の画像を投影する為に、量子化ビット数を8
ビットより高くする必要もある。
【0021】しかし、映像信号の垂直周波数を高くした
り、量子化ビット数を増やすことは、前述した光学的ス
イッチング時間と量子化ビットの最下位ビット期間との
比率が大きくなり、表示画像における偽信号成分の割合
が増加する。
【0022】そこで本発明は、映像信号の垂直周波数を
高くしたり、量子化ビット数を増やした場合でも、表示
画像における偽信号成分が減少し、高品質の画像を投影
できる画像出力装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、光源から
の光を投影手段の方向に導く第1の角度位置と前記第1
の角度位置とは異なる第2の角度位置とに切り換え可能
な複数のマイクロミラーが配列されたマイクロミラー・
アレーと、映像信号のレベルに対応して、パルス幅が連
続したパルス幅変調信号を生成する信号変換手段と、所
定の期間内で、前記パルス幅変調信号のパルス幅の期間
中前記マイクロミラーを前記第1の角度位置に駆動する
駆動手段とを有することを特徴とする画像出力装置を提
供することにより達成される。
【0024】本発明によれば、マイクロミラーはパルス
幅が連続したパルス幅変調信号により駆動されるので、
マイクロミラーを第1の角度位置と第2の角度位置に切
り換える回数が最少となる。このため、マイクロミラー
が切り換わる時に生じる偽信号成分の発生が最少とな
り、高品質の画像を投影することができる。
【0025】また、本発明の画像出力装置において、前
記複数のマイクロミラーは、前記所定の期間内で同時に
駆動されることを特徴とする。
【0026】本発明によれば、複数のマイクロミラー
は、所定の期間連続して第1の角度位置を維持するの
で、高輝度の画像を投影することができる。
【0027】また、本発明の画像出力装置において、前
記複数のマイクロミラーは、前記所定の期間ごとに順次
に駆動されることを特徴とする。
【0028】本発明によれば、複数のマイクロミラーを
順次に駆動できるので、映像信号を記憶するメモリが省
略でき構成を簡素化することができる。
【0029】また、本発明の画像出力装置において、前
記所定の期間は、前記映像信号の赤、緑、青信号成分の
それぞれの表示期間であることを特徴とする。
【0030】本発明によれば、偽信号成分による画質の
低下がない高品質のカラー画像を投影することができ
る。
【0031】また、本発明の画像出力装置において、前
記信号変換手段は、前記映像信号をnビットで量子化す
る場合、前記所定の期間の1/(2n −1)を1周期と
するクロック信号を計数するカウンタと、前記カウンタ
のカウント値と前記映像信号の信号レベルを比較するマ
グニチュードコンパレータとを有し、前記マグニチュー
ドコンパレータは、前記所定の期間の開始時から、前記
カウント値が前記信号レベル以上となるまでの期間を、
前記パルス幅変調信号のパルス幅として出力することを
特徴とする。
【0032】本発明によれば、多ビットで量子化された
映像信号においても、マイクロミラーの回転回数を最少
にできるので、偽信号成分による画質の低下がない高品
質の多階調画像を投影することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例に
ついて図面に従って説明する。しかしながら、かかる実
施の形態例が本発明の技術的範囲を限定するものではな
い。
【0034】図1は、本発明の実施の形態の画像出力装
置の説明図である。光源10からの光は、照明系レンズ
14を通り光学的回転フィルタ11に入射する。光学的
回転フィルタ11は、赤(R)、緑(G)、青(B)各
色のフィルタ領域を持つ円板で、通常の映像信号の垂直
周期の3倍の周期で矢印15の方向に回転する。従っ
て、光学的回転フィルタ11を通過した光は、映像信号
の垂直周期ごとに赤、緑、青と変化する光となってマイ
クロミラーM1を照射する。
【0035】マイクロミラーM1は、駆動部12により
その角度を制御され、図1のように光路Lとの角度がθ
1の場合は、光源10からの光を投影レンズ13の方向
に反射する。マイクロミラーM1で反射され投影レンズ
13を通過した光は、図示しないスクリーン等に投影さ
れる。
【0036】一方、光路Lとの角度がθ1ではない角度
θ2の場合は、光源10からの光は投影レンズ13の方
向に反射されない。
【0037】制御部16は、映像信号S1の信号レベル
に応じてマイクロミラーM1の角度を制御するもので、
カウンタ1、マグニチュードコンパレータ2及び駆動部
12等から構成される。カウンタ1には、クロック信号
CKが入力される。カウンタ1からのカウント値S2と
映像信号S1とがマグニチュードコンパレータ2に入力
される。また、マグニチュードコンパレータ2は、駆動
部12を制御する信号S3を出力する。
【0038】クロック信号CKは、映像信号S1をnビ
ットで量子化する場合は、1表示期間の1/(2n
1)を1周期とする信号である。なお、(2n −1)
は、nビットで表現できる数「2n 」から、マイクロミ
ラーM1の回転を行わない場合「1」を差し引いて得ら
れる数である。従って、映像信号S1を3ビットで量子
化した場合は、クロック信号CKの1周期は、1表示期
間の1/7となる。
【0039】カウンタ1は、クロック信号CKの(2n
−1)を計数するカウンタである。クロック信号CKの
1周期は、前述のように、1表示期間の1/(2n
1)であるので、カウンタ1は、1表示期間ごとに1か
ら(2n −1)までのカウント値S2を出力する。例え
ば、n=3ビットの場合は、カウンタ1は1から7まで
を計数する。
【0040】カウント値S2は、マグニチュードコンパ
レータ2に入力され、映像信号S1と比較される。ここ
で、マグニチュードコンパレータ2の出力S3は、カウ
ント値S2≦映像信号S1の信号レベルの場合はHレベ
ルとなり、その他の場合はLレベルとなる。例えば、マ
グニチュードコンパレータ2の出力S3は、映像信号S
1が3ビットで(011)=3の時には、カウント値S
2が1、2、3の間はHレベルとなり、カウント値S2
が4、5、6、7の間はLレベルとなる。
【0041】このマグニチュードコンパレータ2の出力
S3が駆動部12に入力され、マイクロミラーM1の角
度を制御する。即ち、マグニチュードコンパレータの出
力S3がHレベルの時にはマイクロミラーM1の角度が
θ1となり、Lレベルの時にはその角度がθ2となる。
【0042】図2は、本発明の実施の形態の画像出力装
置において、一例として、映像信号S1を3ビットで量
子化した場合の、マグニチュードコンパレータの出力S
3のタイムチャートを示す。図2(1)は、赤、緑、青
の映像信号S1の1表示期間t1を示す。また、図2
(2)は、カウンタ1に入力されるクロック信号CKを
示す。クロック信号CKの周期は、3ビット量子化の場
合は、前述のように1表示期間t1の1/7である。
【0043】図2(3)は、クロック信号CKを計数す
るカウンタ1のカウント値S2を示す。クロック信号C
Kは、1表示期間t1毎に1から7まで計数される。ま
た、図2(4)〜(11)は、赤の映像信号S1を3ビ
ットでパルス幅変調した場合の、マグニチュードコンパ
レータの出力S3を示す。
【0044】図2(4)は、映像信号S1のディジタル
値が(000)で、マグニチュードコンパレータの出力
S3が出力されない状態を示す。映像信号S1が(00
0)の場合には、 カウント値S2≦映像信号S1(000) の関係が、1表示期間t1の全期間の間成立しないの
で、マグニチュードコンパレータ2の出力S3は、Lレ
ベルのままである。
【0045】図2(5)は、映像信号S1のディジタル
値が(001)で、マグニチュードコンパレータ2の出
力S3のパルス幅がt2の場合を示す。この場合は、カ
ウント値S2≦映像信号S1(001)の関係が、カウ
ント値S2が2になるまで成立するので、マグニチュー
ドコンパレータ2の出力S3は、その期間Hレベルとな
る。このパルス幅t2は、クロック信号CKの1周期の
期間で、1表示期間t1の1/7である。
【0046】図2(6)は、映像信号S1のディジタル
値が(010)で、マグニチュードコンパレータ2の出
力S3のパルス幅がt3の場合を示す。この場合は、 カウント値S2≦映像信号S1(010) の関係が、カウント値S2が3になるまで成立するの
で、マグニチュードコンパレータ2の出力S3は、その
期間Hレベルとなる。このパルス幅t3は、クロック信
号CKの2周期の期間で、1表示期間t1の2/7であ
る。
【0047】図2(7)は、映像信号S1のディジタル
値が(011)で、マグニチュードコンパレータ2の出
力S3のパルス幅がt4の場合を示す。この場合は、カ
ウント値S2≦映像信号S1(011)の関係が、カウ
ント値S2が4になるまで成立するので、マグニチュー
ドコンパレータ2の出力S3は、その期間Hレベルとな
る。このパルス幅t4は、クロック信号CKの3周期の
期間で、1表示期間t1の3/7である。
【0048】図2(8)は、映像信号S1のディジタル
値が(100)で、マグニチュードコンパレータ2の出
力S3のパルス幅がt5の場合を示す。この場合は、カ
ウント値S2≦映像信号S1(100)の関係が、カウ
ント値S2が5になるまで成立するので、マグニチュー
ドコンパレータ2の出力S3は、その期間Hレベルとな
る。このパルス幅t5は、クロック信号CKの4周期の
期間で、1表示期間t1の4/7である。
【0049】図2(9)は、映像信号S1のディジタル
値が(101)で、マグニチュードコンパレータ2の出
力S3のパルス幅がt6の場合を示す。この場合は、 カウント値S2≦映像信号S1(101) の関係が、カウント値S2が6になるまで成立するの
で、マグニチュードコンパレータ2は、その期間Hレベ
ルとなる。このパルス幅t6は、クロック信号CKの5
周期の期間で、1表示期間t1の5/7である。
【0050】図2(10)は、映像信号S1のディジタ
ル値が(110)で、マグニチュードコンパレータ2の
出力S3のパルス幅がt7の場合を示す。この場合は、 カウント値S2≦映像信号S1(110) の関係が、カウント値S2が7になるまで成立するの
で、マグニチュードコンパレータ2は、その期間Hレベ
ルとなる。このパルス幅t7は、クロック信号CKの6
周期の期間で、1表示期間t1の6/7である。
【0051】図2(11)は、映像信号S1のディジタ
ル値が(111)で、マグニチュードコンパレータ2の
出力S3のパルス幅がt8の場合を示す。この場合は、 カウント値S2≦映像信号S1(111) の関係が、1表示期間t1の全期間で成立するので、マ
グニチュードコンパレータ2は、その期間Hレベルとな
る。このパルス幅t8は、クロック信号CKの7周期の
期間で、1表示期間t1と等しい。
【0052】このように、本実施の形態では、通常のパ
ルス幅変調信号である映像信号S1を、Hレベル期間が
連続したマグニチュードコンパレータ2の出力S3に変
換して、マイクロミラーM1を駆動する。従って、映像
信号S1の信号レベルが0の場合を除き、マグニチュー
ドコンパレータ2の出力S3がHレベルからLレベルに
変化するのは、1表示期間t1内で1回である。
【0053】従って、マイクロミラーM1の角度がθ1
からθ2に回転するのも1表示期間t1内で1回とな
り、偽信号成分の少ない高品質の画像を投影することが
できる。なお、図2では、映像信号S1を3ビットで量
子化する場合を説明したが、更に多ビットで量子化する
場合も同様の信号波形となる。また、図2では、マグニ
チュードコンパレータ2の出力S3が、1表示期間t1
の開始時から始まる場合を示したが、出力S3の終了時
が1表示期間t1の終了時と一致するように制御しても
よい。
【0054】図3は、本実施の形態の画像出力装置の構
成図である。ここでは、一例として4個の画素で構成さ
れるマイクロミラー・アレーMAが使用される場合につ
いて説明する。
【0055】光源10からの光は、照明系レンズ14、
光学的回転フィルタ11を通り、マイクロミラー・アレ
ーMAを照射する。マイクロミラー・アレーMAは、表
示画素の各画素に対応するマイクロミラーM11、M1
2、M21、M22で構成され、各マイクロミラーM1
1〜M22は、それぞれ制御部16a〜16dによりそ
の角度を制御される。
【0056】角度θ1とされたマイクロミラーM11、
M21は、前述のように、光源10からの光を投影レン
ズ13の方向に反射し、スクリーン25に表示画像のそ
れぞれの画素に対応する光を投影する。また、角度θ2
とされたマイクロミラーM12、M22は、光源10か
らの光を投影レンズ13の方向に反射しない。
【0057】映像信号S1は分配回路20に入力され、
分配回路20は、表示画像の各画素に対応する映像信号
S1a〜S1dを制御部16a〜16dに出力する。
【0058】一方、分配回路20は、映像信号S1a〜
S1dを通常の走査と同様に時間差をもって順次に出力
してもよい。この場合は、分配回路20は単なるスイッ
チとして機能し、映像信号S1を記憶するメモリが不要
となるので構成が簡素化される。
【0059】また、映像信号S1に同期した同期信号は
同期回路21に入力され、映像信号S1の1表示期間を
1周期とする同期信号S15となる。同期信号S15は
逓倍回路22に入力される。逓倍回路22は、例えば表
示画素をn階調で表示するのであれば、同期信号S15
の周波数を(2n −1)倍したクロック信号CKを生成
する。このクロック信号CKが、制御部16a〜16d
に入力される。
【0060】また、同期信号S15は分周回路23に入
力され、分周回路23は、同期信号S15の周波数を1
/3に分周した信号S16を、フィルタ駆動回路24に
出力する。フィルタ駆動回路24は、信号S16に同期
して光学的回転フィルタ11を矢印15の方向に回転さ
せ、赤、緑、青の映像信号S1に同期した赤、緑、青の
光をマイクロミラー・アレーMAに照射する。
【0061】このように赤、緑、青の映像信号S1によ
りマイクロミラー・アレーMAを制御するのに同期し
て、マイクロミラー・アレーMAに赤、緑、青の光が時
分割で照射されるので、スクリーン25にカラー画像を
投影することができる。
【0062】この際、マイクロミラーM11〜M22の
角度はパルス幅変調された信号により制御されるが、本
実施の形態例では、マイクロミラーM11〜M22の角
度が回転する回数は最少に制御されるので、カラー画像
に含まれる偽信号成分が減少し、高品質のカラー画像を
投影することができる。
【0063】図4は、上記した映像信号の1表示期間を
説明するための図である。本実施の形態の画像出力装置
では、高品質の画像を投影するために、1表示期間でパ
ルス幅が連続したパルス幅変調信号が生成される。1表
示期間は、マイクロミラーの駆動方法により異なった値
となる。
【0064】図4(1)は、m×n画素のマイクロミラ
ー・アレーMAの概略図である。m×n個のマイクロミ
ラーを同時に駆動する場合と、順次に駆動する場合の1
表示期間について説明する。
【0065】図4(2)は、マイクロミラー・アレーM
Aの複数のマイクロミラーを同時に駆動する場合の映像
信号S1 の1表示期間t1を示す。前述のように、光学
的回転フィルタを使用した面順次方式の場合は、赤、
緑、青の映像信号S1が出力される期間t1が1表示期
間となる。また、それぞれの1表示期間t1を合わせて
1垂直期間となる。この1垂直期間が、1画面のカラー
画像が表示される期間である。なお、複数のマイクロミ
ラーを同時に駆動する場合は、映像信号を記憶するVR
AM等が必要となる。
【0066】図4(3)は、一例として、2×2画素の
マイクロミラー・アレーMAが順次に駆動される場合の
1表示期間t1を示す。マイクロミラー・アレーは、M
11、M12、M21、M22の順序で駆動されるもの
とする。
【0067】まず、マイクロミラーM11に赤の光が照
射されている間に、赤の映像信号S1によりマイクロミ
ラーM11を駆動する。そして、これと所定の時間差を
もって、次の画素に対応する赤の映像信号S1によりマ
イクロミラーM12を駆動する。なお、この期間もマイ
クロミラーM12には赤の光が照射されている。
【0068】次に、これと所定の時間差をもって、次の
画素に対応する赤の映像信号S1によりマイクロミラー
M21を駆動する。この期間もマイクロミラーM21に
は赤の光が照射されている。そして、これと所定の時間
差をもって、次の画素に対応する赤の映像信号S1によ
りマイクロミラーM22を駆動する。この期間もマイク
ロミラーM22には赤の光が照射されている。
【0069】次に、これと所定の時間差をもって、次の
画素に対応する緑の映像信号S1によりマイクロミラー
M11を駆動する。この期間はマイクロミラーM11に
は緑の光が照射されている。以下同様に、緑の映像信号
S1によりマイクロミラーM12、M21、M22を駆
動する。
【0070】以上のように、各マイクロミラーを見る
と、各々のマイクロミラーに赤、緑、青の光が照射され
る時間は、1垂直期間の1/3となるが、フィルタの各
色の境界の為、その照射されるタイミングは各々少しず
つずれている。
【0071】即ち、例えばマイクロミラーM22に赤の
光が照射されてから、それから1垂直期間の1/3の時
間が経過する間に、マイクロミラーM11には、すでに
緑の光が照射され始めている。
【0072】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、映
像信号の垂直周波数を高速化し、量子化ビット数を多ビ
ット化した場合でも、表示画像中に含まれる偽信号成分
が減少し、高品質の画像を投影できる画像出力装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の画像出力装置の説明図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態の画像出力装置のタイムチ
ャートである。
【図3】本発明の実施の形態の画像出力装置の構成図で
ある。
【図4】映像信号の1表示期間についての説明図であ
る。
【図5】マイクロミラーを用いた画像出力装置の説明図
である。
【図6】映像信号を2ビットで量子化した場合のタイム
チャートである。
【図7】映像信号を3ビットで量子化した場合のタイム
チャートである。
【符号の説明】
MA マイクロミラー・アレー M1〜M4 マイクロミラー 1 カウンタ 2 マグニチュードコンパレータ 10 光源 11 光学的回転フィルタ 12 駆動部 13 投影レンズ 14 照明系レンズ 16 制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源からの光を投影手段の方向に導く第1
    の角度位置と前記第1の角度位置とは異なる第2の角度
    位置とに切り換え可能な複数のマイクロミラーが配列さ
    れたマイクロミラー・アレーと、 映像信号のレベルに対応して、パルス幅が連続したパル
    ス幅変調信号を生成する信号変換手段と、 所定の期間内で、前記パルス幅変調信号のパルス幅の期
    間中前記マイクロミラーを前記第1の角度位置に駆動す
    る駆動手段とを有することを特徴とする画像出力装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記複数のマイクロミラーは、前記所定の期間内で同時
    に駆動されることを特徴とする画像出力装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記複数のマイクロミラーは、前記所定の期間ごとに順
    次に駆動されることを特徴とする画像出力装置。
  4. 【請求項4】請求項2又は3において、 前記所定の期間は、前記映像信号の赤、緑、青信号成分
    のそれぞれの表示期間であることを特徴とする画像出力
    装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4において、 前記パルス幅変調信号の立上り時点と前記所定の期間の
    開始時点を一致させたことを特徴とする画像出力装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5において、 前記信号変換手段は、前記映像信号をnビットで量子化
    する場合、前記所定の期間の1/(2n −1)を1周期
    とするクロック信号を計数するカウンタと、 前記カウンタのカウント値と前記映像信号の信号レベル
    を比較するマグニチュードコンパレータとを有し、 前記マグニチュードコンパレータは、前記所定の期間の
    開始時から、前記カウント値が前記信号レベル以上とな
    るまでの期間を、前記パルス幅変調信号のパルス幅とし
    て出力することを特徴とする画像出力装置。
JP10067980A 1998-03-18 1998-03-18 画像出力装置 Pending JPH11266464A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002032049A (ja) * 2000-07-18 2002-01-31 Canon Inc 画像表示装置
KR100763909B1 (ko) 2006-01-07 2007-10-05 삼성전자주식회사 영상 해상도 개선 장치 및 방법

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