JP2005280481A - 不整地走行車両の車体フレーム構造 - Google Patents

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Hirosuke Asao
宏輔 浅尾
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Abstract

【課題】 不整地走行車両の車体フレーム構造において、車体フレームにおけるサスペンションアーム支持部及びステアリングシャフト支持部の組付精度を高め、また、車体フレームの組立工数を減らすことにある。
【解決手段】 車体フレーム15を、サスペンションアーム(左アッパアーム、左ロアアーム、右アッパアーム及び右ロアアーム)を上下スイング自在に支持するアーム支持部72,73,74,76,77及びステアリングシャフトを支持するシャフト支持部85,88を含む下部フレーム142と、それ以外の上部フレーム141とからなる2分割構造にした。
【選択図】 図6

Description

本発明は、バギー等の不整地走行車両の車体フレーム構造に関するものである。
従来の不整地走行車両の車体フレーム構造として、車体フレームを2分割構造にしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開昭63−170176号公報
特許文献1の第2図を以下の図8で説明する。なお、符号は振り直した。
図8は従来の不整地走行車両の車体フレーム構造を示す斜視図であり、車体フレーム201は、上部車体フレーム202と、この上部車体フレーム202の下部に結合する下部車体フレーム203と、これらの上部車体フレーム202及び下部車体フレーム203の各前部に結合するクッションブラケット204(片側のみ図示。)とからなる。
上部車体フレーム202は、メーンフレーム206と、このメーンフレーム206に一体成形した左右一対のセンターフレーム207,208と、メーンフレーム206の前端から前方斜め下方に延ばしたダウンチューブ211と、このダウンチューブ211の前部から下方に延ばしたフロントメンバ212と、ダウンチューブ211の後部から下方斜め後方へ延ばしたバックステー213とからなる。
下部車体フレーム203は、左右一対の左ボトムフレーム215及び右ボトムフレーム216と、これらの左ボトムフレーム215及び右ボトムフレーム216の後部にそれぞれ渡したクロスメンバ217,218とからなる。
クッションブラケット204は、上記のダウンチューブ211及びフロントメンバ212に下部車体フレーム203を結合して前部車体フレーム構体221を形成し、この前部車体フレーム構体221の両側面に当接させて外周部を溶接した部材である。
上記の車体フレーム201は、大きくは、上部車体フレーム202と下部車体フレーム203とに2分割された構造であるが、左右のサスペンションアームを取付けるクッションブラケット204が、上部車体フレーム202と下部車体フレーム203とに跨って取付けられる構造であり、上部車体フレーム202側のダウンチューブ211及びフロントメンバ212の寸法や下部車体フレーム203側の左ボトムフレーム215及び右ボトムフレーム216の寸法によってはクッションブラケット204の組付精度が確保できなくなることも考えられる。
クッションブラケット204は、同公報の第3図に示されるように、サスペンションアームを取付ける部材であるから、前輪のホイールアライメントに影響を及ぼさないように、高い組付精度が要求される。
また、図示していないが、前輪を操舵するためのステアリングシャフトは一般には車体フレームの上下2ヶ所で支持する。例えば、このステアリングシャフトの支持部を図中の上部車体フレーム202側と下部車体フレーム203側とにそれぞれ設けた場合は、その支持部が同一フレーム側にないために、ステアリングシャフトの組付精度を高めることが難しくなる。ステアリングシャフトの組付精度は、ハンドルの操舵力、前輪の舵角等に関係するもので、組付精度向上が求められる。
また、クッションブラケット204を、上部車体フレーム202と下部車体フレーム203とに取付ける構造であるため、単に上部車体フレーム202と下部車体フレーム203とを結合するのに比べて組立工数が増える。
そこで、本発明の目的は、不整地走行車両の車体フレーム構造を改良することで、車体フレームにおけるサスペンションアーム支持部及びステアリングシャフト支持部の組付精度を高め、また、車体フレームの組立工数を減らすことにある。
請求項1に係る発明は、車体フレームの前部左右にアーム支持部を設け、これらのアーム支持部でそれぞれサスペンションアームを上下スイング自在に支持するとともにこれらのサスペンションアームの先端側に前輪を配置し、これらの前輪を操舵するために車体フレームの前部にステアリングシャフトを支持するシャフト支持部を設けた不整地走行車両において、車体フレームを、アーム支持部及びシャフト支持部を含む第1フレーム組立体と、それ以外の第2フレーム組立体とからなる2分割構造にしたことを特徴とする。
車体フレームを、アーム支持部及びシャフト支持部を含む第1フレーム組立体と、それ以外の第2フレーム組立体とから構成したため、組付精度を要求されるアーム支持部及びシャフト支持部が第1フレーム組立体と第2フレーム組立体とに分離されず、アーム支持部及びシャフト支持部のそれぞれの組付精度が向上する。また、第1フレーム組立体と第2組立体とを組み立てるだけであるから、従来のような分割したフレーム組立体を組み立てるものに比べて組立工数を減らすことが可能になる。
請求項2に係る発明は、第1フレーム組立体に、少なくとも一つの閉ループを形成することを特徴とする。
第1フレーム組立体に少なくとも一つの閉ループを形成し、例えば、閉ループを持たないフレーム組立体に比べて、本発明では、第1フレーム組立体の剛性をより高めることが可能になる。
請求項3に係る発明は、車体フレームを、第1フレーム組立体と第2フレーム組立体とを上下に分割する構造にしたことを特徴とする。
第1フレーム組立体と第2フレーム組立体とを上下に分割する構造とすることで、第1フレーム組立体及び第2フレーム組立体の一方に他方を載せて結合することが可能になる。
請求項1に係る発明では、組付精度を要求されるアーム支持部及びシャフト支持部が第1フレーム組立体と第2フレーム組立体とに分離されないため、アーム支持部及びシャフト支持部のそれぞれの組付精度を高めることができる。従って、前輪のホイールアライメントを所定範囲に容易に設定したり、前輪のより精度の高い舵角調整を行うことができる。また、これにより、ハンドルの操舵力軽減にも寄与することができる。
更に、第1フレーム組立体と第2組立体とを組み立てるだけであるから、従来のような分割したフレーム組立体を組み立てるものに比べて組立工数を減らすことができ、組立時間を短縮することができる。
請求項2に係る発明では、第1フレーム組立体に少なくとも一つの閉ループを形成することで、例えば、閉ループを持たないフレーム組立体に比べて、本発明では、第1フレーム組立体の剛性をより高めることができ、サスペンションアーム及びステアリングシャフトの支持剛性を高めることができる。
請求項3に係る発明では、第1フレーム組立体と第2フレーム組立体とを上下に分割する構造としたことで、第1フレーム組立体及び第2フレーム組立体の一方に他方を載せて結合することが可能になり、車体フレームの組立てを容易に行うことができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る車体フレーム構造を採用した不整地走行車両の斜視図であり、不整地走行車両10は、左右の前輪11,12及び左右の後輪13,14(手前側の符号13のみ示す。)を、それぞれ車体フレーム15に上下動可能に取付けたサスペンションアーム(不図示)で支持し、これらの前輪11,12をフロント減速装置17を介して車体のほぼ中央のパワーユニット18に連結し、また、後輪13,14をリヤ減速装置21を介してパワーユニット18に連結し、前輪11,12を車体フレーム15に取付けたステアリングシャフト(不図示)を介してハンドル26で繰舵する車両である。
パワーユニット18は、エンジン22と、このエンジン22の出力軸に連結した変速機23とからなる。
ここで、27はヘッドランプ、28は燃料タンク、31はシート、32は車体前面を保護するフロントガード、33はフロント側のサスペンション及び動力伝達系を保護するフロントアンダカバー、34,34(手前側の符号34のみ示す。)は前輪11,12の上方及び後方を覆うフロントフェンダ、35,35(手前側の符号35のみ示す。)は運転者が足を載せるステップ、36,37は荷物を載せるフロントキャリア及びリヤキャリア、38,38(手前側の符号38のみ示す。)は後輪13,14の前方及び上方を覆うリヤフェンダである。
図2は本発明に係る車体フレームを示す側面図であり、図中の矢印(FRONT)は車両前方を表す(以下同じ)。
車体フレーム15は、前後に延ばした左右のアッパメインフレーム45,46(手前側の符号45のみ示す。)と、これらのアッパメインフレーム45,46の前端部下部及び後部下部に取付けたほぼU字状のロアメインフレーム47,48(手前側の符号47のみ示す。)と、アッパメインフレーム45,46のそれぞれの前端に連結したほぼクランク形状のフロントフレーム51,52(手前側の符号51のみ示す。)と、これらのフロントフレーム51,52の上端側及びアッパメインフレーム45,46の上部側のそれぞれに連結したL字状のL字フレーム53,54(手前側の符号53のみ示す。)と、フロントフレーム51,52及びロアメインフレーム47,48のそれぞれに渡した傾斜フレーム56,57(手前側の符号56のみ示す。)と、フロントフレーム51,52の下端部及びロアメインフレーム47,48の前部下部のそれぞれに渡したフロントロアフレーム61,62(手前側の符号61のみ示す。)と、ロアメインフレーム47,48の後部下部から立ちあげてアッパメインフレーム45,46の後部に連結したリヤ起立フレーム63,64(手前側の符号63のみ示す。)と、これらのリヤ起立フレーム63,64の下端部からアッパメインフレーム45,46へ傾斜させて連結したリヤ傾斜フレーム66,67(手前側の符号66のみ示す。)とからなる。
図中の71は前輪11(図1参照)を支持するサスペンションアームとしての左アッパアームであり、左右のフロントフレーム51,52に渡した第1アーム支持ブラケット72の一端と、傾斜フレーム56に取付けた第2アーム支持ブラケット73とで上下自在に支持したものである。
75は前輪11を支持するサスペンションアームとしての左ロアアームであり、フロントロアフレーム61,62に渡した第3アーム支持ブラケット76の一端と、同じくフロントロアフレーム61,62に渡した第4アーム支持ブラケット77の一端とで上下自在に支持したものである。
また、前輪12(図1参照)を支持するサスペンションアームとしての右アッパアーム81(不図示。図4で説明する。)は、前述の第1アーム支持ブラケット72の他端と、傾斜フレーム57(不図示)に取付けた第2アーム支持ブラケット74(不図示)とで上下自在に支持したものである。
前輪12を支持するサスペンションアームとしての右ロアアーム82(不図示。図4で説明する。)は、第3アーム支持ブラケット76の他端と、第4アーム支持ブラケット77の他端とで上下自在に支持したものである。
ここで、85は後述するステアリングシャフトの上部を支持するためにL字フレーム53,54に取付けた上部シャフト支持部、86,87(手前側の符号86のみ示す。)はフロントフレーム51,52とアッパメインフレーム45,46とに渡した左右の補強部材、88はステアリングシャフトの下部を支持するために傾斜フレーム56,57に取付けた下部シャフト支持部、91,92(手前側の符号91のみ示す。)はロアメインフレーム47,48とフロントロアフレーム61,62とに渡した左右の補強部材、93,94(手前側の符号93のみ示す。)はロアメインフレーム47,48の後部屈曲部96,97(手前側の符号96のみ示す。)に取付けることで後輪用スイングアーム(不図示)のスイング軸を支持するピボットプレートである。
図3は本発明に係る車体フレームのステアリングシャフト支持状態を示す要部側面図であり、L字フレーム53,54(手前側の符号53のみ示す。)に渡した上部シャフト支持部85とこの上部シャフト支持部85に二本のボルト98で取付けたシャフト支持ブラケット101とでステアリングシャフト102の上部を支持し、ステアリングシャフト102を回転自在に支持するシャフト支持部材103を下部シャフト支持部88に取付けることでステアリングシャフト102の下部を支持したことを示す。なお、102aはハンドル26(図1参照)を取付けるためにステアリングシャフト102の上端に取付けたハンドルブラケット、105は図示せぬタイロッド、ナックルを介して前輪11,12(図1参照)を操舵するためにステアリングシャフト102の下部に取付けたステアリングアームである。
図4は本発明に係る車体フレームを示す平面図である。
車体フレーム15は、アッパメインフレーム45,46を前端から後方へ広がるように延ばすとともに前部の途中からほぼ平行に後方へ延ばし、これらのアッパメインフレーム45,46に第1アッパクロスメンバ111を渡し、左右のフロントフレーム51,52の各上端にアッパブラケット112を渡し、これらの第1アッパクロスメンバ111とアッパブラケット112との間に前述のL字フレーム53,54をほぼ平行に渡し、これらのL字フレーム53,54間に上部シャフト支持部85を渡し、左右の傾斜フレーム56,57間に下部シャフト支持部88を渡し、左アッパアーム71、右アッパアーム81及び左ロアアーム75、右ロアアーム82をそれぞれ車両側方へ延ばしたことを示す。
ここで、115,116,117はアッパメインフレーム45,46に渡した第2アッパクロスメンバ、第3アッパクロスメンバ及びクロスプレート、121〜123はロアメインフレーム47,48間に渡した第1ロアクロスメンバ、第2ロアクロスメンバ及び第3ロアクロスメンバ、125,126は第1ロアクロスメンバ121とフロントロアフレーム61,62とに傾斜させて渡したクロスパイプである。
図5は本発明に係るサスペンションアームの取付構造を示す要部正面図であり、第1アーム支持ブラケット72に支軸131を取付け、第2アーム支持ブラケット73(図2参照)に支軸(不図示)を取付け、これらの支軸に左アッパアーム71を上下スイング自在に取付け、第3アーム支持ブラケット76に支軸133を取付け、第4アーム支持ブラケット77(図2参照)に支軸(不図示)を取付け、これらの支軸に左ロアアーム75を上下スイング自在に取付け、左アッパアーム71及び左ロアアーム75のそれぞれの先端をナックル135に連結したことを示す。
ナックル135は、ハブ(不図示)を介して前輪11(図1参照)を回転自在に取付ける部材である。
前輪12(図1参照)を支持する右アッパアーム81(図4参照)及び右ロアアーム82(図4参照)の車体フレーム15への取付構造も上記した前輪11側と基本構造は同一であり、説明は省略する。
図6は本発明に係る車体フレームの分割構造を示す斜視図である。
車体フレーム15は、大きくは、上下に二分割したものであり、第2フレーム組立体としての上部フレーム141と、この上部フレーム141の下部に結合する第1フレーム組立体としての下部フレーム142とからなる。
例えば、上部フレーム141と下部フレーム142とを別々の副製造ラインで組み立てておき、上部フレーム141と下部フレーム142とを次の主製造ラインで組み立てれば、上部フレーム141及び下部フレーム142を一つの製造ラインで組み立てるよりも組立時間を短縮することができる。これが車体フレーム15を分離する理由である。
上部フレーム141は、前述のアッパメインフレーム45,46、第1アッパクロスメンバ111、第2アッパクロスメンバ115、第3アッパクロスメンバ116及びクロスプレート117からなる。なお、45a,46aは下部フレーム142に結合するためにアッパメインフレーム45,46の前端にそれぞれ設けた上部側結合部である。
下部フレーム142は、車体フレーム15から上部フレーム141を除く部分、即ち、
ロアメインフレーム47,48、フロントフレーム51,52、L字フレーム53,54、傾斜フレーム56,57、フロントロアフレーム61,62、リヤ起立フレーム63,64、リヤ傾斜フレーム66,67、第1アーム支持ブラケット72、第2アーム支持ブラケット73,74(符号74は不図示。)、第3アーム支持ブラケット76、第4アーム支持ブラケット77、上部シャフト支持部85、補強部材86,87(不図示)、下部シャフト支持部88、補強部材91,92(符号92は不図示。)、ピボットプレート93,94、アッパブラケット112、第1ロアクロスメンバ121、第2ロアクロスメンバ122、第3ロアクロスメンバ123及びクロスパイプ125,126からなる。なお、66a,67aは上部フレーム141に結合させるために、リヤ傾斜フレーム66,67の後端にそれぞれ設けた下部側結合部である。同様にして、47a,48a,47b、48b、63a,64aは下部側結合部である。
このように、下部フレーム142は、ステアリングシャフト102(図3参照)を支持する上部シャフト支持部85及び下部シャフト支持部88と、各サスペンションアーム(図4に示した左アッパアーム71、左ロアアーム75、右アッパアーム81、右ロアアーム82)を支持する第1アーム支持ブラケット72、第2アーム支持ブラケット73,74、第3アーム支持ブラケット76、第4アーム支持ブラケット77とを備える。
また、下部フレーム142のロアメインフレーム47,48、傾斜フレーム56,57、フロントフレーム51,52及びフロントロアフレーム61,62は、閉ループ145を形成する部材である。
以上の図3、図4及び図6で説明したように、本発明は第1に、車体フレーム15の前部左右にアーム支持部(第1アーム支持ブラケット72、第2アーム支持ブラケット73,74、第3アーム支持ブラケット76及び第4アーム支持ブラケット77)を設け、これらのアーム支持部72,73,74,76,77でそれぞれサスペンションアーム(左アッパアーム71、左ロアアーム75、右アッパアーム81及び右ロアアーム82)を上下スイング自在に支持するとともにこれらのサスペンションアーム71,75,81,82の先端側に前輪11,12(図1参照)を配置し、これらの前輪11,12を操舵するために車体フレーム15の前部にステアリングシャフト102を支持するシャフト支持部(上部シャフト支持部85及び下部シャフト支持部88)を設けた不整地走行車両10(図1参照)において、車体フレーム15を、アーム支持部72,73,74,76,77及びシャフト支持部85,88を含む第1フレーム組立体としての下部フレーム142と、それ以外の第2フレーム組立体としての上部フレーム141とからなる2分割構造にしたことを特徴とする。
組付精度を要求されるアーム支持部72,73,74,76,77及びシャフト支持部85,88が下部フレーム142と上部フレーム141とに分離されないため、アーム支持部72,73,74,76,77及びシャフト支持部85,88のそれぞれの組付精度を高めることができる。従って、前輪11,12のホイールアライメントを所定範囲に容易に設定することができ、また、ハンドル26(図1参照)の操舵力軽減や前輪11,12の舵角調整を容易に行うことができる。
更に、下部フレーム142と上部フレーム141とを組み立てるだけであるから、従来のような分割したフレーム組立体を組み立てるものに比べて組立工数を減らすことができ、組立時間を短縮することができる。
本発明は第2に、下部フレーム142に、少なくとも一つの閉ループ145を形成することを特徴とする。
下部フレーム142に少なくとも一つの閉ループ145を形成することで、例えば、閉ループを持たないフレーム組立体に比べて、本発明では、下部フレーム142の剛性をより高めることができ、サスペンションアーム71,75,81,82及びステアリングシャフト102の支持剛性を高めることができる。
本発明は第3に、車体フレーム15を、下部フレーム142と上部フレーム141とを上下に分割する構造にしたことを特徴とする。
下部フレーム142と上部フレーム141とを上下に分割する構造としたことで、下部フレーム142及び上部フレーム141の一方に他方を載せて結合することが可能になり、車体フレーム15の組立てを容易に行うことができる。
図7は本発明に係る車体フレームの分割構造の別実施形態を示す斜視図である。
車体フレーム150は、大きくは、上下に二分割したものであり、第1フレーム組立体としての上部フレーム151と、この上部フレーム151の下部に結合する第2フレーム組立体としての下部フレーム152とからなる。
上部フレーム151は、前述のアッパメインフレーム45,46、フロントフレーム51,52、第1アッパクロスメンバ111、アッパブラケット112、第2アッパクロスメンバ115、第3アッパクロスメンバ116及びクロスプレート117、フロントロア第1フレーム154,155、L字フレーム53,54、傾斜フレーム56,57、第1アーム支持ブラケット72、第2アーム支持ブラケット73,74(符号74は不図示)、第3アーム支持ブラケット76、第4アーム支持ブラケット77、上部シャフト支持部85、補強部材86,87(不図示)、下部シャフト支持部88からなる。なお、56a,57aは下部フレーム152に結合する上部側結合部である。
下部フレーム152は、車体フレーム150から上部フレーム151を除く部分、即ち、ロアメインフレーム47,48、フロントロア第2フレーム157,158、リヤ起立フレーム63,64、リヤ傾斜フレーム66,67、補強部材91,92、ピボットプレート93,94、第1ロアクロスメンバ121、第2ロアクロスメンバ122、第3ロアクロスメンバ123、クロスパイプ125,126及び第4ロアクロスメンバ128からなる。なお、157a,158aは上部フレーム151のフロントロア第1フレーム154,155の後端部に結合するために下部フレーム152のフロントロア第2フレーム157,158に前端部に設けた下部側結合部である。
上記したフロントロア第1フレーム154及びフロントロア第2フレーム157は、図2に示したフロントロアフレーム61に相当し、フロントロア第1フレーム155及びフロントロア第2フレーム158は図2に示したフロントロアフレーム62に相当する。
このように、上部フレーム151は、ステアリングシャフト102(図3参照)を支持する上部シャフト支持部85及び下部シャフト支持部88と、各サスペンションアーム(図4に示した左アッパアーム71、左ロアアーム75、右アッパアーム81、右ロアアーム82)を支持する第1アーム支持ブラケット72、第2アーム支持ブラケット73,74、第3アーム支持ブラケット76、第4アーム支持ブラケット77とを備える。
また、上部フレーム151のアッパメインフレーム45,46、フロントフレーム51,52、アッパブラケット112、L字フレーム53,54及び第1アッパクロスメンバ111は閉ループ161を形成する部材である。
本発明の車体フレーム構造は、不整地走行車両に好適である。
本発明に係る車体フレーム構造を採用した不整地走行車両の斜視図である。 本発明に係る車体フレームを示す側面図である。 本発明に係る車体フレームのステアリングシャフト支持状態を示す要部側面図である。 本発明に係る車体フレームを示す平面図である。 本発明に係るサスペンションアームの取付構造を示す要部正面図である。 本発明に係る車体フレームの分割構造を示す斜視図である。 本発明に係る車体フレームの分割構造の別実施形態を示す斜視図である。 従来の不整地走行車両の車体フレーム構造を示す斜視図である。
符号の説明
10…不整地走行車両、11,12…前輪、15,150…車体フレーム、71,75,81,82…サスペンションアーム(左アッパアーム、左ロアアーム、右アッパアーム、右ロアアーム)、72,73,74,76,77…アーム支持部(第1アーム支持ブラケット、第2アーム支持ブラケット、第2アーム支持ブラケット、第3アーム支持ブラケット、第4アーム支持ブラケット)、101,103…シャフト支持部(シャフト支持ブラケット、シャフト支持部材)、102…ステアリングシャフト、141,152…第2フレーム組立体(上部フレーム、下部フレーム)、142,151…第1フレーム組立体(下部フレーム、上部フレーム)。

Claims (3)

  1. 車体フレームの前部左右にアーム支持部を設け、これらのアーム支持部でそれぞれサスペンションアームを上下スイング自在に支持するとともにこれらのサスペンションアームの先端側に前輪を配置し、これらの前輪を操舵するために車体フレームの前部にステアリングシャフトを支持するシャフト支持部を設けた不整地走行車両において、
    前記車体フレームは、前記アーム支持部及び前記シャフト支持部を含む第1フレーム組立体と、それ以外の第2フレーム組立体とからなる2分割構造にしたことを特徴とする不整地走行車両の車体フレーム構造。
  2. 前記第1フレーム組立体は、少なくとも一つの閉ループを形成することを特徴とする請求項1記載の不整地走行車両の車体フレーム構造。
  3. 前記車体フレームは、前記第1フレーム組立体と前記第2フレーム組立体とを上下に分割する構造にしたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の不整地走行車両の車体フレーム構造。
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