JP2005255517A - 抗菌性の屈折率を調整したリン酸塩ガラス - Google Patents

抗菌性の屈折率を調整したリン酸塩ガラス Download PDF

Info

Publication number
JP2005255517A
JP2005255517A JP2005064345A JP2005064345A JP2005255517A JP 2005255517 A JP2005255517 A JP 2005255517A JP 2005064345 A JP2005064345 A JP 2005064345A JP 2005064345 A JP2005064345 A JP 2005064345A JP 2005255517 A JP2005255517 A JP 2005255517A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
weight
powder
antibacterial
polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005064345A
Other languages
English (en)
Inventor
Karine Seneschal
カリーネ・ゼーネシャル
Jose Zimmer
ヨーゼ・ツィマー
Joerg Hinrich Fechner
イェルク・ヒンリッヒ・フェフナー
Bianca Schreder
ブランカ・シュレーダー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Schott AG
Original Assignee
Schott AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Schott AG filed Critical Schott AG
Publication of JP2005255517A publication Critical patent/JP2005255517A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q17/00Barrier preparations; Preparations brought into direct contact with the skin for affording protection against external influences, e.g. sunlight, X-rays or other harmful rays, corrosive materials, bacteria or insect stings
    • A61Q17/005Antimicrobial preparations
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N59/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing elements or inorganic compounds
    • A01N59/26Phosphorus; Compounds thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/19Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing inorganic ingredients
    • A61K8/24Phosphorous; Compounds thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q11/00Preparations for care of the teeth, of the oral cavity or of dentures; Dentifrices, e.g. toothpastes; Mouth rinses
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q15/00Anti-perspirants or body deodorants
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/04Glass compositions containing silica
    • C03C3/062Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/12Silica-free oxide glass compositions
    • C03C3/16Silica-free oxide glass compositions containing phosphorus
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C2204/00Glasses, glazes or enamels with special properties
    • C03C2204/02Antibacterial glass, glaze or enamel

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

【課題】 本発明の課題は、ポリマーなどの物質に添加できる抗菌性のガラス化合物を提供することである。
【解決手段】 本発明は、以下の成分を含む抗菌作用を持つリン酸塩ガラス化合物に関する。
45−90重量%
0−60重量%
SiO0−40重量%
Al0−20重量%
SO0−30重量%
LiO 0−0.1重量%
NaO 0−0.1重量%
O 0−0.1重量%
CaO 0−40重量%
MgO 0−40重量%
SrO 0−15重量%
BaO 0−40重量%
ZnO 0−40重量%
AgO 0−5重量%
CuO 0−15重量%
Cr 0−10重量%
ヨウ素 0−10重量%
TeO 0−10重量%
GeO 0−10重量%
TiO 0−10重量%
ZrO 0−10重量%
La 0−10重量%
Nb 0−5重量%
CeO 0−5重量%
Fe 0−5重量%
WO 0−5重量%
Bi 0−5重量%
MoO 0−5重量%。
【選択図】 なし

Description

本発明は、抗菌性のガラス、ガラスセラミック、特にほぼアルカリを有さないリン酸塩ガラスを基剤とし、抗菌作用を有するガラスパウダー、ガラスセラミックパウダー、ガラスファイバー、ガラス粉末、ガラスビーズに関するものである。
米国特許第5290544号には化粧品に応用するための、非常にわずかなSiO成分と非常に高いB成分あるいは高いP成分を含む水溶性ガラスが記載されている。これらのガラスは0.5重量%以下の銀濃度を有する。これらのガラスは加水分解に対する耐性が極めて低く、水に完全に溶解するという不利点がある。これらのガラスにみられる抗菌作用は遊離するAgイオンおよび/あるいはCuイオンによって生じる。
米国特許第6143318号には銀を含有するリン酸塩ガラスが記載されている。このガラスは傷の感染治療用の抗菌性の物質としてCu、Ag、Znを組み合わせて用いている。これらのガラスは加水分解に対する耐性が極めて低いという不利点を有するため、完全に水に溶けてしまう。これらのガラスは加水分解に対する耐性を調整する役割を果たすAlおよび/あるいはSiOを含まない。またNaOの濃度が34モル%と非常に高い。そのためガラスの反応性が非常に高く、比較的速やかに完全に溶解する。
チタニウムを含まないリン酸ガラスあるいはホウリン酸ガラスは以下の文献から周知となっている。
日本特許公開公報第2001−247333号
日本特許公開公報第2001−247335号
日本特許公開公報第2001−247336号
日本特許公開公報第2001−247337号
日本特許公開公報第92338129号
日本特許公開公報第2001−247333号に記載されたガラスファイバーは後の工程でAgOによって抗菌化される。
日本特許公開公報第2001−247336号、日本特許公開公報第2001−247335号も同様に後の工程でAgOによって抗菌化されるガラス化合物を記載している。
AgOを後から添加することによって、形成される合成材料ではガラス相の表面に銀または銀の凝縮物が体積するので、銀が均一に配分されない。
日本特許公開公報第92338129号に記載の溶解性のガラスはアルカリおよびアルミニウムを含まない。このガラスは銀を添加することによって抗菌作用を呈する。
TiOを含むガラス化合物は以下の文献から周知である。
日本特許公開公報第2002−012442号
日本特許公報第96048539号
欧州特許公開公報第141580号
日本特許公報第2000−327469号
欧州特許公報第141580号および日本特許公開公報第2000−327469号に開示されたガラスは45重量%より少ないリン酸を含有している。
日本特許公開公報第2002−012442号、日本特許公開公報第96048539号に開示されたガラスのアルカリ含有量は0.39重量%より大きいため、ポリカーボネートなどのポリマーに用いられた場合、このようなアルカリ濃度のために鎖状結合が破壊され、ポリマーが変性するという不利点がある。また通常はポリマーに望ましくない着色がみられる。
米国特許第5290544号 米国特許第6143318号 日本特許公開公報第2001−247333号 日本特許公開公報第2001−247335号 日本特許公開公報第2001−247336号 日本特許公開公報第2001−247337号 日本特許公開公報第92338129号 日本特許公開公報第2002−012442号 日本特許公報第96048539号 欧州特許公開公報第141580号 日本特許公開公報第2000−327469号 欧州特許公開公報第141580号
本発明の課題は、ポリマーなどの他の物質に添加できる抗菌性のガラス化合物を提供することである。このガラス化合物の屈折率は調整可能であるので、屈折率を適合させることによりできる限り透明な物質、特にポリマーが得られる。またガラスのUVエッジあるいは透過率が調整可能であることが好ましい。ガラスは化学的な耐性が比較的高く、反応性も高い状態で抗菌作用を有する必要がある。ガラス化合物は特に高度な抗菌性を有し、ポリカーボネートなどのポリマーに対する添加物質として好適でなければならない。さらにポリマーは製造工程中も使用中も黄色味を帯びず、脆性などの機械的な効果も出現してはならない。化学的な耐性が調整可能であれば特に好ましい。
本発明によれば前記の課題は以下に記載の抗菌性のガラス化合物(酸化物ベースの重量%)によって解決される。このガラス化合物はガラスセラミックの基剤にもなる。
45−90重量%
0−60重量%
SiO0−40重量%
Al0−20重量%
SO0−30重量%
LiO 0−0.1重量%
NaO 0−0.1重量%
O 0−0.1重量%
CaO 0−40重量%
MgO 0−40重量%
SrO 0−15重量%
BaO 0−40重量%
ZnO 0−40重量%
AgO 0−5重量%
CuO 0−15重量%
Cr 0−10重量%
ヨウ素 0−10重量%
TeO 0−10重量%
GeO 0−10重量%
TiO 0−10重量%
ZrO 0−10重量%
La 0−10重量%
Nb 0−5重量%
CeO 0−5重量%
Fe 0−5重量%
WO 0−5重量%
Bi 0−5重量%
MoO 0−5重量%
前記のガラス化合物においてTiO+ZrO+BaO+La+Cr+Nbの総和は0.01から40重量%、好ましくは0.1から40重量%の範囲内であり、AgO+ZnO+CuO+Cr+ヨウ素+TeO+GeOの総和は0.1から40重量%の範囲内であり、前記化合物は不可避的不純物として以外にはSnを有さない。
前記のガラスが不可避的不純物として以外にはSnを有さないことにより、AgがAgに還元されるのが防止され、それによってガラスにAgが含まれている場合にガラスに望まない着色が生じることが避けられる。
好適な実施例ではNaOとKOとLiOの総和は0から0.3重量%の範囲である。
本発明で抗菌性とは細菌、真菌、藻、酵母、ウィルスなどに対する殺生物性またはバイオスタティックな作用を意味する。
さらなる実施の形態においてAgの含有量は0.1重量%<AgO≦3重量%であり、特に好ましくは0.3重量%<AgO≦2重量%である。特に強力な抗菌作用を得るためにはAgOの含有量は0.1重量%よりも大きく、0.3重量%よりも大きいのが好適であり、1重量%よりも大きいのが特に好適である。
ガラスがほとんど色味を帯びないか、全く色味を帯びない状態で強力な抗菌性を求める場合、銀の濃度が3重量%以下であるのが特に好適である。抗菌性ガラスがほとんどSnを有さないために、銀の濃度が3重量%以下の場合はAgがAgに還元されることは防止されるのであるが、Snを有さないガラスにおいても銀の濃度が3重量%より大きい場合にはガラスが色味を帯びることがある。
本願発明に係るSnを有さないガラスにおいては、銀の濃度が3重量%より大きい場合にも色味を帯びるが、それはAu,PtO,PdOなどの貴金属酸化物を添加することによって防止できる。これらの貴金属酸化物はAgの還元を妨げるためである。貴金属酸化物の含有量は0.001から100ppm,好ましくは0.01から10ppmであるのが好適である。
別の方法としてあるいはさらに、Ce3+,Pr3+,Nd3+,Pm3+,Eu3+,Gd3+,Tb3+,Dy3+,Ho3+,Er3+,Tm3+,Yb3+などの希土の1つまたは複数のイオンあるいはTi,V,Cr,Mn,Fe,Co,Ni,Cuなどの金属イオンを添加することにより、例えば補色効果が形成され、銀の濃度が3重量%より大きい場合にもAgOの着色を補償することができる。
好適な実施の形態では抗菌作用を得るためにZnOの含有量が5重量%より大きくなっている。特にガラス化合物に含まれる銀が少ない場合には、ZnOの含有量が10重量%より大きいのが好ましい。ZnOの含有量が20重量%より大きいとさらに好適である。ZnOの含有量が大きいことは、ガラスに抗菌作用を実現する必要があって、ガラスに含まれる銀の量がわずかであるか、不純物にいたるまで銀が含まれていない場合、ガラスが色味を帯びるのを確実に防止するために特に好適である。
さらなる実施の形態においてCuの含有量は0.1重量%<CuO≦10重量%であり、特に好ましくは0.5重量%<CuO≦8重量%である。特に真菌に対して十分な抗菌作用を得るためにはCuOの含有量は0.1重量%よりも大きく、0.5重量%よりも大きいのが好適であり、1重量%よりも大きいのがさらに好適であり、2重量%よりも大きいのが最も好適である。
本発明の特に好適な実施の形態ではガラス化合物はCuイオンもAgイオンも含有する。CuとAgを組み合わせることにより、相乗的な抗菌作用が実現される。ガラス化合物におけるAgおよびCuイオンの含有量を意図的に調整することにより、特にガラスの殺細菌および殺真菌作用を調整することができる。
Cuは真菌に対して特にすぐれた効果を有する。すなわち銅は高い殺真菌作用を有する。Agと組み合わせることにより殺真菌作用は増大する。
さらなる実施の形態においてCuの含有量と銀の含有量の総和は0.1重量%<CuO+AgO≦10重量%であり、特に好ましくは0.3重量%<CuO+AgO≦8重量%である。
AgI、NaIまたはKI等のヨウ化物で存在するヨウ素を添加することにより傷を治癒させ、殺菌する作用が得られる。
クロームは毒理学上の懸念がないことが求められ、高い抗菌作用が望まれる応用分野において使用される。
さらなる実施の形態においてCrの含有量は0.3重量%<Cr≦7重量%であり、特に好ましくは3重量%<Cr≦5重量%である。十分な抗菌作用を得るためにはCrの含有量は0.3重量%よりも大きいのが好ましく、1重量%よりも大きいのが好適であり、2重量%よりも大きいのが最も好適である。5重量%以下のクローム濃度は、強い抗菌作用と同時にガラスがほとんどあるいは全く色味を帯びないことが求められる場合に特に好ましい。
本願発明に係るガラスパウダーとしてのガラスは網目形成体としてPを含有するが、網目形成率はとりわけ溶融パラメータに影響され、可融性は減少することがある。
の含有量が40重量%よりも小さい場合、結晶化に対するガラスの安定性が小さすぎる。Pの含有量が90重量%よりも大きいと、ガラス化合物が融解される坩堝の素材の腐食が大きくなりすぎる。またPの含有量が多く、80重量%を超える場合は、ガラス化合物の化学的な耐性が低すぎる。
したがってPの含有量は45から80重量%、特に60から75重量%であるのが好ましい。
ガラスは反応性を高めるためにさらなる網目形成体としてBを含有することもある。十分な化学的耐性を確実に有するためにはBの含有量は60重量%を超えないことが好ましい。Bの含有量は0から50重量%、特に1から45重量%であるのが好適である。
ガラスは化学的な耐性を高めるためにさらなる網目形成体としてSiOを含有することもある。このときSiOの含有量は40重量%より大きくてはいけない。SiOの含有量が40重量%より大きいと、結晶化に対する耐性が小さすぎ、化学的耐性が高くなりすぎる。SiOの含有量は0から30重量%、特に1から15重量%であるのが好適である。
本発明の特に好適な実施の形態ではガラス化合物はAlをほぼ有さない。特に好適な実施の形態ではAlの含有量は1重量%より少ない。
Alはガラスの網目状構造の連結性を強める中間酸化物である。Alの濃度が高すぎる場合、特に10重量%より大きいと、本願発明に係るガラスの化学的な耐性が大きすぎる。このようなAl含有量の場合、特にAgやZnのイオンの分離する比率が低すぎる点が認められ、抗菌作用は非常に小さくなる。
Alの分離はまた健康に害を及ぼす。Alの分離によってアルツハイマー病などの病気が引き起こされる。したがってガラスがほぼアルミニウムを含まないことは特に有利である。本願において、ほぼアルミニウムを含まないというのはAlの含有量が1重量%より少ないという意味である。
本願発明に係る化合物のAlの含有量は多くとも10重量%である。Alの含有量は5重量%より少ないのが好適であり、ガラスがほぼアルミニウムを有さないのが特に好適である。
本願発明に係るガラス化合物に含まれるアルカリ土類酸化物はガラスの網目状構造の形成に寄与する。ガラス化合物に含まれるアルカリ土類酸化物の成分比率によってガラスの所望の反応性が調整される。MgO+CaO+SrO+BaOの総和が2から40重量%であるのが好適である。MgO+CaO+SrO+BaOの含有量が40重量%より大きいと、化学的な耐性が大きくなりすぎ、ガラスの反応性が減少する。MgO+CaO+SrO+BaOの含有量が2重量%より小さいと化学的な耐性が小さすぎるとともに水溶性が大きすぎる。したがってアルカリ土類酸化物の総和は4から35重量%、好ましくは5から35重量%の範囲が好適である。
特に好適な実施の形態では、TiOとZrOとBaOとLaとNbの含有量の総和は0.1から30重量%の範囲である。このような物質を添加することにより、前記のとおり抗菌性のガラス化合物の屈折率を調整することができる。このようにして抗菌性を有するガラス材料をたとえばポリマーの屈折率に適合させ、ポリマーと抗菌性ガラスパウダーとの混合物も透明にすることができる。抗菌性のガラスがBaOを含有すると、屈折率が特に良好に調節できる。TiOとZrOとBaOとLaとNbの含有量の総和が1重量%より大きい、好ましくは5重量%より大きい場合に、特に良好な調節が可能となる。
ガラスがインキやニスに添加される場合には屈折率を適合させることは特に有利である。本発明による添加を行うことによって濁りが防止される。インキやニスへの添加物の屈折率を調整しても、インキの色調は抗菌性の添加物によって損なわれることはない。
TiOとZrOとBaOとLaとNbを添加することにより、質量物質(Volumenmaterial)の屈折率だけでなく抗菌作用を有するガラス表面における屈折率も適合させることができる。
TiOとZrOとBaOとLaとNbの含有量の総和が40重量%より大きい場合、特に30重量%より大きい場合にはガラスの結晶化に対する耐性が強く減少しすぎ、ガラスの化学的な耐性が高くなりすぎるので、銀や銅などの抗菌性のイオンが少量しか分離せず、わずかな抗菌作用しか得られない。
本願発明によるガラス化合物のさらなる有利点は、Ti,Ce,Fe,W,Bi,Mo,Nbなどの金属イオンを添加することによって紫外線が吸収されることである。またTi,Ce,Fe,W,Bi,Mo,Nbなどを添加することによって、紫外線が原因となってポリマーに生じる黄ばみおよび/あるいは脆性が低減されたり、完全に防止される。
前記の金属イオンのうちの1つだけでも添加すれば特に有効に紫外線を遮断できる。
本願発明に係るガラス化合物においてTiO+CeO+Fe+WO+Bi+MoO+Nbの含有量の総和は20重量%よりも小さい。これらの含有量が20重量%よりも大きいと化学的な耐性が大きすぎるとともにガラスの反応性が小さすぎて、十分な量の抗菌性のイオンを分離させることができない。TiO+CeO+Fe+WO+Bi+MoO+Nbの含有量の総和は15重量%よりも小さく、0.1重量%よりも大きいのが好適である。10重量%よりも小さく、0.1重量%よりも大きいのがより好適である。ガラス化合物に含まれるTiなどの金属酸化物の成分比率によって所望の紫外線吸収を調整することができる。
Ti以外に1つあるいは複数のイオンのために添加される金属酸化物の含有量は以下のような範囲となっている。
CeO 0−1重量%
Fe 0−1重量%
WO 0−3重量%
Bi 0−3重量%
MoO 0−3重量%
Nb 0−3重量%
本発明のほぼアルカリを有さない抗菌性化合物のさらなる有利点は、このようなガラスまたはガラス化合物のパウダーを特定のプラスチックまたはニスに使用する場合に完全なポリマーを持つという長所があることであるが、これは、ポリマー鎖が切断されないためにポリマー材料が部分的に破壊されないからである。このため、ポリマー材料の物理的・光学的特性が持続的に悪影響を受けることはない。
特にポリカーボネートなどのポリマー鎖は影響を受けないため、ポリカーボネートの物理的・光学的特性は本発明のリン酸塩ガラスパウダーを添加剤として用いても悪影響は生じない。
本発明のリン酸塩ガラス、ガラスパウダー、ガラスセラミックまたはガラスセラミックパウダー、ガラスフレーク、ガラスビーズ、中空球はリン酸含有量が高いため、イオン交換またはイオン遊離による殺生物性に加えて生体活性作用もある。本発明のリン酸塩ガラス、ガラスセラミック、ガラスパウダー、ガラスセラミックパウダー、ガラスフレーク、ガラスビーズ、中空球はしたがって特に生体適合性、つまり特に体組織に適合性がある。
好適な実施形態においては、重金属含有量は完全または部分的にたとえば亜鉛、好ましくはカルシウムやマグネシウムで代替することにより減少させられる。これらの物質は環境にやさしい。
本発明のガラス、ガラスパウダー、ガラスセラミックまたはガラスセラミックパウダー、ガラスフレーク、ガラスビーズ、中空球は、ガラス表面における反応または部分的なガラス融解によりイオン交換が行われたり遊離したりする。そのため抗菌作用は特にイオン、特に銀イオンの遊離によるものである。イオン交換またはイオン遊離による抗菌作用により細胞増殖が抑えられる。
系内に作られた抗菌ガラス表面には、イオン放出以外の役割もある。ガラス表面の抗菌作用は、抗菌作用を有するイオンの存在にもよる。また、パウダーの表面ポテンシャルつまりゼータ電位は、特にグラム陰性菌に対して抗菌作用を有することが知られている。そのためプラスに荷電した表面からグラム陰性菌に対して抗菌作用がはたらくが、これはプラスに荷電した表面が菌をひきつけるものの、グラム陰性菌はプラスのゼータ電位を持つ表面では増殖しないためである。これに関しては、Bart Gottenbos et al. の Materials in Medicine 10 (1999) (853-855, Oberflache von Polymeren (ポリマー表面))を参照されたい。
表面がプラスに荷電したパウダーの抗菌作用については、Speier et al. の Journal of Colloid and Interface Science 89 68-76 (1982)、Kenawy et al. の Journal of controlled release 50, 145-52 (1998) に報告されている。
ガラスの溶解速度は、ガラスを形成する、つまり、網目を形成するP化合物のバリエーションにより調節できる。殺生物性イオンの遊離速度は、イオン交換とガラス溶解により調整できる。
特に、水溶液のリン酸塩の遊離によりpH値を目的どおりに、特に肌に対して中性に調整できる。
たとえばチタニウムおよび/あるいはジルコニウムを適切に組み込むことにより、さらに網目形成が中断され、リン酸塩ガラスの反応性を調整できるが、これは、中にある殺生物性作用のある亜鉛や銀のイオンの放出が容易になるからである。
たとえばインキやニスに応用した場合に所望の発色作用を出すために、ガラスは、色を呈する個別または複数の化合物(Fe,CoO,CuO,V,Cr)として、総濃度4重量%以下、望ましくは1重量%以下で添加することができる。
本発明のガラス、またはこれから得られたガラスパウダー、またはこの元のガラスから得られた本発明のガラスセラミックまたはガラスセラミックパウダーの殺生物性または生物静力学作用は、液体媒質特に水におけるイオン遊離により起こる。ガラスまたはそこから得られるガラスパウダーとガラスセラミックは細菌、真菌、ウィルス、藻、酵母に対して殺生物性作用を有する。
先に述べたように、銀を添加すると非常にしばしばガラスが着色される。そのような着色は、ガラスに、銀を酸化作用のある混合物たとえば硝酸銀(AgNO)として添加すると避けることができる。さらに、ガラスは、望ましくは酸化条件たとえば酸素バブルを使って溶融してガラス内に酸化状態を作り、それによりAg+が還元されて金属のAgになることを防ぐ。これはまた、酸化バーナー調整を行うなど、タンク窯の調整でも行うことができる。このような方法を用いることにより、銀を添加してもガラスの着色やポリマー加工における着色を防ぐことができる。アルカリやアルカリ土類などのその他の成分も、酸化作用のある成分として好適に添加することができ、硝酸塩、過酸化物などを混合物に添加することができる。
従来の技術により周知のケイ酸ガラスと比較すると、ここに記述されたリン酸塩ガラスは、反応性が高く、そのためにより良い抗菌作用を示す。さらに、ここに記述されたリン酸塩ガラスのガラス温度(Tg)は低いため、低い温度で、つまり容易に加工が行える。さらに、ここに記述された、比較的低温で融解するガラスを高溶融性ポリマーに混合する場合、ガラスが一部または完全に融解するため、ガラスがさらに密接にポリマーに結合し、これによりポリマー内に非常に均一に配分されることにつながる可能性がある。記述のようなガラスの融解は、たとえば、本発明のポリマー・ガラス複合材料を、殺生物性特性を有するプラスチック半製品またはプラスチック製品に加工する場合に達成できる。これに関しては、特にポリマー・ガラス複合材料の押し出しにおける融解を参照されたい。この融解により抗菌作用が高まり、また、ポリマー・ガラス複合材料の強度も高まる。さらに、この材料の燃焼性または温度耐性も高まる。従来の技術、たとえばPCT/EP03/00559で周知のケイ酸ガラスは、プラスチックに添加することができるが、このような融解は観察されない。また、このような混合物の抗菌性作用は、プラスチックと本発明のガラスとの混合物より明らかに低い。そのうえ、チタニウムおよび/あるいはジルコニウムなどを添加することにより、屈折率を目的どおりに調整することができる。
粉砕工程により、ガラス化合物は粒子サイズ<100μmのガラスパウダーに加工できる。目的にかなう粒子サイズは<50μmまたは20μmである。特に適している粒子サイズは<10μmおよび5μm以下である。非常に適している粒子サイズは<2μmまたは<1μmである。
ガラス化合物またはこれから得られたガラスセラミックまたはこれから得られたガラスパウダーまたはガラスセラミックパウダー、ガラスファイバー、ガラス粉末、ガラスビーズは、通常毒理学的に懸念がないため、化粧品/医学の分野で使用できる。
本発明の実施形態は、毒理学的に懸念がないことから優れており、特にクリームまたはローションまたは肌に塗る類似の形態に適している。
医学の分野では、肌の発赤、ちくちくするといった肌の刺激を緩和または防止したり、また、化粧品や医学分野では傷の手当てに利用することが可能である。
その他の利用分野としては、食料の保存が挙げられる。
医学、化粧品など、ガラス、それから得られるガラスセラミックまたはガラスパウダーまたはガラスセラミックパウダーがヒトに接触する利用分野においては、ガラスにその他の重金属が含まれないことが望ましい。そのような利用法においては特に純粋な原料が用いられることが望ましい。
本発明のガラス、ガラスパウダー、ガラスセラミックまたはガラスセラミックパウダー、ガラスファイバー、ガラス粉末、ガラスビーズは、製品そのものの保存および外部に対する抗菌作用を得るため、つまり、抗菌作用のある物質、特に亜鉛または銀のイオンを遊離させるために利用される。
ガラス化合物またはガラスセラミックまたはガラスパウダーまたはガラスセラミックパウダー、ガラスファイバー、ガラス粉末、ガラスビーズを使って、インキやニスなどの製品に抗菌/殺生物性作用を付与するために利用する場合には、毒理学的懸念のないことは条件に含まれない。このような利用法の場合はCRおよび/あるいはCuOといった化合物を含有することができる。
本発明のガラス化合物、またはガラスセラミック、またはガラスパウダーまたはガラスセラミックパウダー、ガラスファイバー、ガラス粉末、ガラスビーズはこの分野では製品そのものの保存や外部に対する抗菌作用を得るため、つまり、抗菌作用のある物質、特に亜鉛または銀のイオンを遊離させるために利用される。
ガラス、またはガラスセラミック、またはガラスパウダーまたはガラスセラミックパウダー、ガラスファイバー、ガラス粉末、ガラスビーズは、十分な加水分解耐性があれば、コーティングつまり保護層としてポリマー上に用いることができる。
本発明のガラスまたはこれから得られたガラスパウダーまたはこれらのガラスから得られた本発明のガラスセラミックの殺生物性または生物静力学作用は、液体媒質特に水中でのイオン遊離によるものである。ガラスまたはこれから得られたガラスパウダーとガラスセラミックは、細菌、真菌、藻、ウィルスに対して殺生物性作用を有する。この作用は特に銀と亜鉛が存在することによるものである。
本発明のガラスまたはそれから得られたガラスセラミック、ガラスパウダーまたはガラスセラミックパウダーの好適な利用分野は、殺生物性または生物静力学作用を得るためにポリマーに利用することである。まず、ポリマー自体の保存、つまりポリマーに細菌や真菌がつかないよう保護することが挙げられる。次に、これによりポリマー表面に生物静力学作用または殺生物性作用が付与されるが、このとき、イオンなどの殺生物性有効物質の周囲への放出はほぼ皆無である。また、特に殺生物性有効物質を遊離させるポリマーを提供することも目的の一つである。
したがって本発明のさらなる側面においてはプラスチック・ガラス複合材料が提供されるが、そのプラスチック・ガラス材料には、
―プラスチック材料
−ガラスおよび/あるいはガラスセラミック
が含まれ、そのガラス化合物の重量%は以下のとおりである。
45−90重量%
0−60重量%
SiO 0−40重量%
Al 0−20重量%
SO 0−30重量%
LiO 0−0.1重量%
NaO 0−0.1重量%
O 0−0.1重量%
CaO 0−40重量%
MgO 0−40重量%
SrO 0−15重量%
BaO 0−40重量%
ZnO 0−40重量%
AgO 0−5重量%
CuO 0−15重量%
Cr 0−10重量%
ヨウ素 0−10重量%
TeO 0−10重量%
GeO 0−10重量%
TiO 0−10重量%
ZrO 0−10重量%
La 0−10重量%
Nb 0−5重量%
CeO 0−5重量%
Fe 0−5重量%
WO 0−5重量%
Bi 0−5重量%
MoO 0−5重量%
このとき、AgO+ZnO+CuO+Cr+ヨウ素+TeO+GeOの和は0.1−40重量%の範囲にあり、TiO+ZrO+BaO+La+Cr+Nbの和は0.01−40重量%の範囲にあり、この化合物は不可避的不純物として以外にはスズは含まれない。
ポリマー内のガラス化合物は、ポリマーによりカプセル化されているため水様媒質から遮断されており抗菌性は十分でないと考えられている。しかし驚くべきことに、銀、亜鉛、銅といった殺生物性イオンを微量に添加しただけで、ガラス、ガラスセラミック、ガラスパウダーまたはガラスセラミックパウダーに有意の抗菌作用が生じることが判明した。
これが驚きであるのは、従来の方法で製造されたポリマーのように水分含有率が非常に少なくても、ガラスマトリックス内の殺生物性イオンを「活性化」し、それにより長時間の抗菌作用を得られるからである。そのようなガラス化合物、ガラスセラミック、ガラスパウダーまたはガラスセラミックパウダーを含むポリマー・ガラス複合材を加熱すると、ガラスは、調整された加工温度にしたがって部分的に融解し、それにより抗菌作用が高まる。強度など複合材料のその他の特性にも良い影響がある。
先にも述べたように、本発明の組成を持つガラスまたはこれから得られたガラスセラミック、ガラスパウダーまたはガラスセラミックパウダーにはポリマーに生物静力学作用または殺生物性作用がある。これは、ポリマーの保存、特に真菌の付着または細菌による分解からポリマーを保護することに利用できる。また、ポリマーに抗菌性の表面を付与することも考えられる。そのような抗菌性表面には抗菌性作用のある物質、特にイオンが外に、つまりポリマー表面の外部に遊離したり放出されたりすることがほぼないことが求められる。
本発明のガラスはまた、抗菌作用のあるイオンをポリマーマトリックスからゆっくりと遊離させることができる。ここではポリマーの水分含有量と拡散度、ポリマーマトリックス内で移動可能なイオンが決定的な役割を演じる。一般的にここでは、ガラスマトリックス内の殺生物性イオンの含有量またはポリマーのガラスの濃度は上記の利用法より高い。
このような遊離は、ガラスの部分的または完全な融解と結びつけることができる。特に好ましい実施形態においては、ポリマーマトリックスも部分的または完全に融解している。特に、ポリマーマトリックスが水溶性の場合にこのことが言える。
驚くべきことに、ガラスマトリックス内にアルカリが存在しなくても強力な抗菌作用が得られることが判明した。通常は、アルカリイオンの含有量を介してガラスの反応性を調整し、それにより抗菌作用の強度も時間的および量的に調整される。ここで記述したガラスにおいてはアルカリをほぼ含まないガラス化合物であっても、わずかな含有量で反応性をさまざまに調整できる。本発明のガラスでは、ガラス表面における反応によりガラスのアルカリ土類が水様媒質のHイオンと交換される。
本発明のある実施形態においては、ガラス添加材がポリマー自体の中に含まれている。本発明の別な実施形態においては、このガラス添加材をたとえば、先駆物質材料を使ってコーティングまたは保護層としてポリマー表面を覆うことができる。
ここで記述したガラスから、ガラスセラミックまたはセラミックを得ることができる。これは、半製品(ガラスの帯またはガラスリボンなど)やガラスパウダーまたはガラスファイバーなどの製品の後工程で行う硬度調整工程で作られる。目的どおりの粒度にするには、この硬度調整工程の後に改めて粉砕を行う必要がある。パウダーの粒度、濃度、組成に応じてpH値は、下限値が<1.0であるが、<1.5が望ましく、特に望ましいのは<2である。上限値は<9.0と8.0であるが、7.5と7.0が望ましく、特に望ましいのは<6である。
粉砕工程は乾式および非水様または水様の粉砕媒質を使って行われる。
特定の効果を組み合わせるために、組成範囲内のさまざまな組成と粒度を持つさまざまなガラスパウダーを混合するこが可能である。
さまざまな粒度のパウダーを混合して強力で短期の抗菌作用と、長期の抗菌作用とを組み合わせることが可能である。
好適な実施形態では、2種類またはそれ以上のパウダーを混合するが、このとき、一方のパウダーは記述の組成範囲内にあり、粒度分布d50が8−500μm、好ましくは10−100μm、特に好ましくは10−30μmであり、もう一方のパウダーは、粒度分布d50が0.01−100μm、好ましくは0.1−20μm、特に好ましくは0.5−2μmである。
さらなる好適な実施形態では、2種類またはそれ以上のパウダーを混合するが、このとき、混合物の一方のパウダーともう一方のパウダーの比表面積が0.001:100、好ましくは0.01:50、特に好ましくは0.1:10である。
さまざまな組成と粒度を持つガラスパウダーの混合物は、各ガラスパウダーの特殊な特性を調整するために相乗作用的に組み合わせることができる。そのためたとえば、ガラスパウダーの抗菌作用を粒度により調整することが可能である。
イオンは、溶融工程中に直接ガラスマトリックスに取り込む他、イオン交換によりガラスの表面領域にのみ吸着させることができる。
本発明のガラスは、特に好適な実施形態においては肌に刺激を与える作用はない。
pH作用、表面効果、銀、銅または亜鉛放出の組み合わせにより、抗菌作用を、個々の抗菌作用の総和より大幅に高めることができる。製品内に遊離した銀、銅、亜鉛イオンの濃度は1ppmよりはるかに小さく抑えられる。
このとき、銀、銅、亜鉛は、融解の際にそれぞれの塩によりすでに取り込まれるか、または融解後のガラスのイオン交換により取り込まれる。
組成が請求項にある組成範囲内のガラス、ガラスパウダー、ガラスセラミックまたはガラスセラミックパウダーは、紙衛生品、化粧品、インキ、ニス、ポリマー、プラスター、医療製品、化粧品への利用、食料添加剤の分野への導入、および、デオドラント製品、制汗剤および肌の刺激や急性・慢性の傷の治療用製品およびデンタルケア/歯科衛生とマウスケア/口中衛生の分野および充填剤、クラウン、インレーなどの歯科材料としての利用にあたって必要なすべての要件を満たしている。
ガラス、ガラスセラミック、ガラスパウダー、ガラスセラミックパウダーはあらゆる適切な形態で導入できる。組成範囲内にあるさまざまなガラスパウダーの混合物で、組成が異なるものも可能である。その他のガラスパウダーと混合して特定の効果を組み合わせることも可能である。
フッ素などの成分は、利用分野に応じて、総和で5重量%未満の濃度でガラスに添加できる。この実施形態は特にデンタルケアと歯科衛生の分野で利用されているが、これはこの実施形態による抗菌・消炎作用のほかにフッ素がわずかな濃度で遊離され、これが歯のエナメル質を強くするためである。
特に好適な実施例は、記述したガラスを歯科材料、特に充填剤、クラウン、インレーに利用することである。特に好適なのは、ポリマー材料との複合材料として使うことである。
記述したアルカリを含まないガラスの使用はポリマー分野に制限されないが、ここで記述したガラスに添加するために特に適したポリマーが存在する。これらは特に、PMMA,PVC,PTFE,ポリスチロール、ポリアクリレート、ポリエチレン、ポリエステル、ポリカーボネート、PGA生分解性ポリマー、LGA生分解性ポリマーまたはバイオポリマー・コラーゲン、フィブリン、キチン、キトサン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリイミド、ポリ尿素、ポリウレタン、有機フルオロポリマー、ポリアクリルアミドとポリアクリル酸、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリオレフィン、ポリスチレンとスチレン・コポリマー、ポリビニルエステル、ポリビニルエーテル、ポリ塩化ビニリデン、ビニルポリマー、ポリオキシメチレン、ポリアジリジン、ポリオキシアルキレン、合成樹脂またはアルキル樹脂、アミノ樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂または不飽和ポリエステル樹脂、導電ポリマー、高温ポリマー、無機ポリマー、ポリフェニルオキサイド・シリコーン、バイオポリマー(セルロース、セルロース・エステル、セルロース・エーテル、酵素、ゼラチン、自然樹脂、核酸、ポリサッカリド、たんぱく質、絹、澱粉、綿など)である。
特に好適なのは、ここで記述されたガラスを、たとえば周知のように、アルカリイオンで鎖が断ち切られるポリカーボネートのようにアルカリ不耐性を示すポリマーに利用することである。
特に以下の製品においてたとえばポリマー内の抗菌添加剤としての利用に適している。

まな板
手袋
ゴミ容器
ナイフの握り部分
箸などの食器(ナイフ、フォーク、スプーン類)
トレー
テーブルクロス

冷蔵庫
食器洗浄器
乾燥機
洗濯機
電話
キーボード
アイロン
炊飯器

ステアリング・ホイール
車の計器類
肘掛
キー
ドアハンドル
灰皿
スイッチ・ハンドル
スイッチ

ボールペン
フロッピー(登録商標)ディスク
ビデオカセット
CD
クリップボード
さらにこのようなガラス、ガラスセラミック、ガラスパウダーまたはガラスセラミックパウダーは衣料品分野、好ましくは化学繊維の添加剤として利用できる。以下の製品への導入が考えられる。

衣類
ソックス
下着
ハンカチ
タオル
じゅうたん
クッションカバー
クッションの中身
水着
水泳帽
その他の化学繊維またはポリマーベースの製品で、本発明のガラス、本発明のガラスセラミック、それより得られたガラスパウダーまたはガラスセラミックパウダーを含められるものとしては以下のものがある。

フロアカーペット
コンタクトレンズ
コンタクトレンズ・ホルダ・ケース
砂場の砂
キャッシュカード、クレジットカード
紙幣
おもちゃ
腕時計
ダイバースーツ
特にフロアカーペット用繊維への利用においては、繊維の添加剤として抗菌ガラスパウダーは特に適している。
本発明で記述されたガラスまたはそれより得られたガラスセラミックまたはそれを粉砕して得られたガラスパウダーまたはガラスセラミックパウダーは水溶性であるが、十分な化学的耐久性がある。このガラスまたはガラスパウダーはまずイオン交換またはイオン放出により効果を発揮するが、これは、表面反応と金属イオン遊離と関係している。
本発明のガラスパウダーまたはガラスセラミックパウダーは驚くべきことに高い反応性を示し、また、従来の技術において記述した生体活性を有し、アルカリを含まないガラスまたはそのようなガラスから作られたガラスパウダーより高い抗菌作用を示した。
本発明は、以下に、実施形態および図を用いて説明する。
記述したガラスは、従来の溶融工程のほか、ゾル・ゲル法でも製造することができる。
ガラスは、石英ガラス坩堝で材料を融解し、次にガラスリボンに加工される。このリボンは乾式粉砕により粒度d50=4μmのパウダーに加工される。溶融坩堝としてはプラチナ坩堝、石英坩堝、またはZAC坩堝(ZAC:バデレアイト・コランダム石)も使える。ZACとは融解キャストした酸化ジルコニウム・アルミニウムである。石英坩堝とは、焼結した水晶ガラスパウダーまたは水晶ガラスグリットから作られた坩堝であり、焼結した水晶ガラスパウダーまたは水晶ガラスグリットは多孔性である。
表1にはアルカリを含まないガラスの組成と特性が示されており、このガラスを粉砕して本発明のガラスパウダーにすることができる。組成は、合成値を酸化物ベースの重量%で表現している。
Figure 2005255517
Figure 2005255517
以下に、上記実施例のいくつかについてpH値、伝導率、屈折率、透過率、銀イオン遊離速度および化学的耐性について説明する。
表2は、表1に挙げた実施例11−15のガラス化合物のガラスパウダーの1重量%を水溶液に溶解した際のpH値と伝導率を示したものである。
Figure 2005255517
表3は、化学的耐性を示すものとして、実施例12から16のガラス化合物のガラスパウダー1重量%の水溶液の室温(RT)における重量損失を時間経過とともに示したものである。
Figure 2005255517
表4は、実施例12から16のガラス化合物のガラスパウダー1重量%の銀イオン遊離量を示している。
Figure 2005255517
表5には、表1の実施例9に示した、欧州薬局方(第3版)によるガラスパウダー(粒度4μm、濃度0.01重量%の懸濁液)の抗菌作用が示されている。このガラスは粉砕前の硬度調整は行われていない。ここで、それぞれの開始値は、実験開始時の細菌数であり、その後の値は、表示された時間が経過した後の細菌数である。この表において0という値は、いかなる細菌も存在しなかったことを意味しており、これをもってこのガラスパウダーの抗菌作用が示されている。
Figure 2005255517
表6には、表1の実施例9から実施例21までのガラスパウダーの屈折率nDが示されている。表6からわかるように、たとえばTiOおよび/あるいはZrOおよび/あるいはBaOおよび/あるいはLaおよび/あるいはCrおよび/あるいはNbを添加することにより屈折率を調整することができる。
Figure 2005255517
この表からわかるように、表1のガラス化合物から得られたガラスパウダーの屈折率nDは1.51から1.59の範囲、つまりポリマーの屈折率の範囲内にある。たとえば、ポリスチロールの屈折率nDポリスチロール=1.59、ポリカーボネートの屈折率nDポリカーボネート=1.58、ポリエステルの屈折率nDポリエステル=1.57、ポリアミドの屈折率nDポリアミド=1.53である。
本発明のガラス化合物を使って、屈折率がポリマーの屈折率に適合している抗菌ガラスパウダーを作ることが可能であり、それにより曇りをほぼ防止して高い透明性を得ることができるが、それはたとえば屈折率がさまざまに異なる粒子の散光効果を避けられるからである。
表1のさまざまなガラス化合物の透過スペクトルが図1に示されているが、チタニウムなど紫外線をブロックするイオンを目的どおりに導入して紫外線エッジを変更することが可能である。
この紫外線ブロックにより、ポリマーへの紫外線照射による黄色着色や脆性を抑制したり、完全に防止することができる。
図1には実施例8の透過スペクトルが100で、実施例9のものは102で、実施例10のものは104で、実施例11のものは106で、実施例12のものは108で、実施例13のものは110で、実施例15のものは112で示されている。透過は固体サンプルで測定し、サンプルの厚みは8mmである。
以下の表7からわかるように、実施例10(表1)のガラスパウダー0.5重量%を含むポリスチロールのサンプルは、抗菌作用に関するASTM−E2180−1テストを満たしている。テストした菌はEscherichia Coliである。
Figure 2005255517
実施例10:10個減少:強力な殺細菌/殺真菌作用(24時間後)

24時間後の評価:
<10個減少:有意な殺細菌/殺真菌作用なし
10個減少から10個減少:わずかな殺細菌/殺真菌作用
10個減少から10個減少:有意な殺細菌/殺真菌作用
>10個減少:強力な殺細菌/殺真菌作用
図1は、さまざまなガラスパウダーの透過スペクトルである。

Claims (38)

  1. 酸化物ベースの重量%で、以下の成分:
    45−90重量%
    0−60重量%
    SiO 0−40重量%
    Al 0−20重量%
    SO 0−30重量%
    LiO 0−0.1重量%
    NaO 0−0.1重量%
    O 0−0.1重量%
    CaO 0−40重量%
    MgO 0−40重量%
    SrO 0−15重量%
    BaO 0−40重量%
    ZnO 0−40重量%
    AgO 0−5重量%
    CuO 0−15重量%
    Cr 0−10重量%
    ヨウ素 0−10重量%
    TeO 0−10重量%
    GeO 0−10重量%
    TiO 0−10重量%
    ZrO 0−10重量%
    La 0−10重量%
    Nb 0−5重量%
    CeO 0−5重量%
    Fe 0−5重量%
    WO 0−5重量%
    Bi 0−5重量%
    MoO 0−5重量%
    を含む抗菌作用を持つリン酸塩化合物であって、
    TiO+ZrO+BaO+La+Cr+Nbの総和は0.01から40重量%の範囲内であり、AgO+ZnO+CuO+Cr+ヨウ素+TeO+GeOの総和は0.1から40重量%の範囲内であり、
    前記化合物は不可避的不純物として以外にはスズを有さないことを特徴とする、抗菌作用を持つリン酸塩化合物。
  2. AgO+ZnO+CuO+Cr+ヨウ素+TeO+GeOの総和が0.5から40重量%の範囲内であることを特徴とする、請求項1に記載の抗菌作用を持つリン酸塩ガラス化合物。
  3. AgO+ZnO+CuO+Cr+ヨウ素+TeO+GeOの総和が2.0から40重量%の範囲内であることを特徴とする、請求項1または2に記載の抗菌作用を持つリン酸塩ガラス化合物。
  4. AgOが0.1重量%<AgO≦3重量%の範囲、特に好ましくは0.3重量%<AgO≦2重量%の範囲であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の抗菌作用を持つリン酸塩ガラス化合物。
  5. ZnO含有量>5重量%、好ましくは>10重量%、さらに好ましくは>20重量%であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の抗菌作用を持つリン酸塩ガラス化合物。
  6. CuO含有量が0.1重量%<CuO≦10重量%の範囲、特に好ましくは0.5重量%<CuO≦8重量%の範囲であることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の抗菌作用を持つリン酸塩ガラス化合物。
  7. Cuの含有量と銀の含有量の総和が0.1重量%<CuO+AgO≦10重量%であり、特に好ましくは0.3重量%<CuO+AgO≦8重量%であることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の抗菌作用を持つリン酸塩ガラス化合物。
  8. Crの含有量が0.3重量%<Cr≦7重量%の範囲であり、特に好ましくは3重量%<Cr≦5重量%であることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の抗菌作用を持つリン酸塩ガラス化合物。
  9. Alの含有量が1重量%より低いことを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の抗菌作用を持つリン酸塩ガラス化合物。
  10. MgO+CaO+SrO+BaOの総和が2から40重量%であることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の抗菌作用を持つリン酸塩ガラス化合物。
  11. NaOとKOとLiOの総和が0から0.3重量%の範囲であることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の抗菌作用を持つリン酸塩ガラス化合物。
  12. TiO+CeO+Fe+WO+Bi+MoO+Nbの含有量の総和が20重量%よりも小さく、好ましくは15重量%より小さく、さらに好ましくは10重量%より小さくかつ0.1重量%よりも大きいことを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載の抗菌作用を持つリン酸塩ガラス化合物。
  13. 抗菌作用を有するリン酸塩ガラスセラミックにおいて、請求項1から12のいずれか一項に記載のガラス化合物のガラスから作られたガラスセラミックであることを特徴とする、抗菌作用を有するリン酸塩ガラスセラミック。
  14. 抗菌作用を有するガラスパウダーまたはガラスセラミックパウダーにおいて、このガラスパウダーが、請求項1から12のいずれか一項に記載のガラス化合物のガラスであるか、または、このガラスセラミックパウダーが請求項13のガラスセラミックを有することを特徴とする抗菌作用を有するガラスパウダーまたはガラスセラミックパウダー。
  15. ガラスパウダーまたはガラスセラミックパウダーの粒度が平均<20μm、特に10μmであることを特徴とする、請求項14に記載の抗菌作用を有するガラスパウダーまたはガラスセラミックパウダー。
  16. ガラスパウダーまたはガラスセラミックパウダーの粒度が平均<5μmであることを特徴とする、請求項14に記載の抗菌作用を有するガラスパウダーまたはガラスセラミックパウダー。
  17. ガラスパウダーまたはガラスセラミックパウダーの粒度が平均<1μmであることを特徴とする、請求項14に記載の抗菌作用を有するガラスパウダーまたはガラスセラミックパウダー。
  18. 抗菌プラスチック・ガラス複合材料において、
    18.1 ポリマー
    18.2 請求項1から13のいずれか一項に記載のガラスおよび/あるいはガラスセラミックの原料となったガラスの組成を持つガラスおよび/あるいはガラスセラミックを含む抗菌プラスチック・ガラス複合材料。
  19. 抗菌プラスチック・ガラス複合材料において、
    19.1 ポリマー
    19.2 請求項15から17のいずれか一項に記載のガラスパウダーおよび/あるいはガラスセラミックパウダーを含む抗菌プラスチック・ガラス複合材料。
  20. ポリマーが熱可塑プラスチック、デュオプラスチックまたは弾性プラスチックであることを特徴とする、請求項18または19に記載の抗菌プラスチック・ガラス複合材料。
  21. ポリマーが、ポリスチロール、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)、ポリカーボネートのいずれか一つから選ばれることを特徴とする、請求項18から20のいずれか一項に記載の抗菌プラスチック・ガラス複合材料。
  22. 請求項1から12のいずれか一項に記載の抗菌リン酸塩ガラス化合物の製造法において、AgO、ZnOおよびその他の抗菌作用を持つ成分を含めてガラス化合物のすべての成分の混合、抗菌ガラスまたはガラスセラミックの坩堝での融解という工程を含む、請求項1から12のいずれか一項に記載の抗菌リン酸塩ガラス化合物の製造法。
  23. 坩堝が、プラチナ坩堝、石英坩堝またはZAC坩堝であることを特徴とする、請求項22に記載の方法。
  24. 融解したガラスおよび/あるいは融解したガラスセラミックをいわゆるリボンと呼ばれるガラス棒に変形させることを特徴とする、請求項23または24に記載の方法。
  25. プラスチック・ガラス複合材料製造法において、
    ― ポリマーとガラスパウダーを混合してポリマー・ガラスパウダー混合物を作る、
    − このポリマー・ガラスパウダー混合物をミキサー内で+50℃から+350℃の範囲で加熱する、
    ―その結果としてプラスチック・ガラス複合材料ができる
    という工程を含むことを特徴とするプラスチック・ガラス複合材料製造法。
  26. ポリマー・ガラスパウダー混合物が+50℃から+350℃の範囲に加熱されることを特徴とする、請求項25に記載の方法。
  27. 粉末状のプラスチック・ガラス複合材料を製造する方法において、
    − 請求項25または26に記載のプラスチック・ガラス複合材料を製造する、
    − このポリマー・ガラス複合材料を粉末状に粉砕する
    という工程を含むことを特徴とする、粉末状のプラスチック・ガラス複合材料を製造する方法。
  28. プラスチック半製品またはプラスチック製品を製造する方法において、
    −請求項25または26に記載のプラスチック・ガラス複合材料を製造する、
    −このプラスチック・ガラス複合材料をプラスチック半製品またはプラスチック製品に加工する
    という工程を含むことを特徴とする、プラスチック半製品またはプラスチック製品を製造する方法。
  29. 化粧品に利用され、請求項1から17のいずれか一項に記載の、抗菌作用を有するガラスまたはガラスパウダーまたはガラスセラミックまたはガラスセラミックパウダー。
  30. デオドラント製品に利用され、請求項1から21のいずれか一項に記載の、抗菌作用を有するガラスまたはガラスパウダーまたはガラスセラミックまたはガラスセラミックパウダーまたはポリマー・ガラス複合材料。
  31. 医療用製品および調剤に利用され、請求項1から21のいずれか一項に記載の、抗菌作用を有するガラスまたはガラスパウダーまたはガラスセラミックまたはガラスセラミックパウダーまたはポリマー・ガラス複合材料。
  32. プラスチック製品またはプラスチック半製品に利用され、請求項1から21のいずれか一項に記載の、抗菌作用を有するガラスまたはガラスパウダーまたはガラスセラミックまたはガラスセラミックパウダーまたはポリマー・ガラス複合材料。
  33. 紙衛生品の分野で利用され、請求項1から21のいずれか一項に記載の、抗菌作用を有するガラスまたはガラスパウダーまたはガラスセラミックまたはガラスセラミックパウダーまたはポリマー・ガラス複合材料。
  34. 食品の分野で利用され、請求項1から21のいずれか一項に記載の、抗菌作用を有するガラスまたはガラスパウダーまたはガラスセラミックまたはガラスセラミックパウダーまたはポリマー・ガラス複合材料。
  35. 洗剤に利用され、請求項1から21のいずれか一項に記載の、抗菌作用を有するガラスまたはガラスパウダーまたはガラスセラミックまたはガラスセラミックパウダーまたはポリマー・ガラス複合材料。
  36. インキとニスに利用され、請求項1から21のいずれか一項に記載の、抗菌作用を有するガラスまたはガラスパウダーまたはガラスセラミックまたはガラスセラミックパウダーまたはポリマー・ガラス複合材料。
  37. プラスター、セメント、コンクリートに利用され、請求項1から21のいずれか一項に記載の、抗菌作用を有するガラスまたはガラスパウダーまたはガラスセラミックまたはガラスセラミックパウダーまたはポリマー・ガラス複合材料。
  38. 口中衛生、デンタルケア、マウスケア、歯肉ケアの製品に利用され、請求項1から21のいずれか一項に記載の、抗菌作用を有するガラスまたはガラスパウダーまたはガラスセラミックまたはガラスセラミックパウダーまたはポリマー・ガラス複合材料。
JP2005064345A 2004-03-08 2005-03-08 抗菌性の屈折率を調整したリン酸塩ガラス Pending JP2005255517A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102004011520A DE102004011520A1 (de) 2004-03-08 2004-03-08 Antimikrobiell brechzahlangepasstes Phosphatglas

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005255517A true JP2005255517A (ja) 2005-09-22

Family

ID=34853975

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005064345A Pending JP2005255517A (ja) 2004-03-08 2005-03-08 抗菌性の屈折率を調整したリン酸塩ガラス

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7704903B2 (ja)
EP (1) EP1580172B1 (ja)
JP (1) JP2005255517A (ja)
AT (1) ATE456544T1 (ja)
DE (2) DE102004011520A1 (ja)

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007108245A1 (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Koa Glass Co., Ltd. 抗菌性ガラスおよび抗菌性ガラスの製造方法
WO2007141978A1 (ja) * 2006-06-07 2007-12-13 Koa Glass Co., Ltd. 混合抗菌性ガラス
JP2008214131A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Koa Glass Kk 抗菌性ガラスおよび抗菌性ガラスの製造方法
JP2011137068A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Sumika Styron Polycarbonate Ltd 抗菌性に優れた熱可塑性樹脂組成物およびそれからなる成形品
JP2012214381A (ja) * 2012-07-19 2012-11-08 Koa Glass Kk 抗菌性ガラスおよび抗菌性ガラスの製造方法
JP2013508513A (ja) * 2009-10-26 2013-03-07 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 抗菌組成物、抗菌ブラシフィラメントおよびその製造方法
CN103880284A (zh) * 2014-03-10 2014-06-25 苏州捷德瑞精密机械有限公司 一种含有氧化铜的玻璃及其制备方法
JP5642325B1 (ja) * 2013-07-02 2014-12-17 興亜硝子株式会社 抗菌性ガラス
JP2017222568A (ja) * 2016-06-17 2017-12-21 ショット アクチエンゲゼルシャフトSchott AG 改善された耐候性を有するリン酸塩ガラス
WO2018185948A1 (ja) * 2017-04-04 2018-10-11 石塚硝子株式会社 消臭効果を示す材料
US10131574B2 (en) 2013-06-17 2018-11-20 Corning Incorporated Antimicrobial glass articles and methods of making and using same
CN109195927A (zh) * 2016-05-27 2019-01-11 康宁股份有限公司 生物活性硼磷酸盐玻璃
WO2019208975A1 (ko) * 2018-04-24 2019-10-31 엘지전자 주식회사 항균 글라스 조성물 및 이의 제조방법
CN112919810A (zh) * 2021-03-23 2021-06-08 成都光明光电股份有限公司 玻璃陶瓷、玻璃陶瓷制品及其制造方法
CN112939469A (zh) * 2021-03-23 2021-06-11 成都光明光电股份有限公司 微晶玻璃和微晶玻璃制品
CN112938925A (zh) * 2021-01-28 2021-06-11 苏州安特倍可新材料有限公司 新型抗菌银化合物磷酸氧钛银及其制备方法
KR20210108808A (ko) * 2020-02-26 2021-09-03 엘지전자 주식회사 항균 글라스 조성물 및 이의 제조방법
WO2021215226A1 (ja) * 2020-04-24 2021-10-28 東洋紡株式会社 三次元網状構造体
WO2022059374A1 (ja) * 2020-09-15 2022-03-24 Dic株式会社 ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物、成形品およびそれらの製造方法
KR20220085517A (ko) * 2020-12-15 2022-06-22 엘지전자 주식회사 친환경 세제용 유리 조성물 및 이를 이용한 친환경 세제용 유리 분말 제조 방법
WO2022131550A1 (ko) * 2020-12-15 2022-06-23 엘지전자 주식회사 친환경 세탁 세제 및 세척 보조제용 유리 조성물 및 그 유리 분말 제조 방법
US11384009B2 (en) 2017-11-28 2022-07-12 Corning Incorporated High liquidus viscosity bioactive glass
US11446410B2 (en) 2017-11-28 2022-09-20 Corning Incorporated Chemically strengthened bioactive glass-ceramics
US11814649B2 (en) 2016-05-27 2023-11-14 Corning Incorporated Lithium disilicate glass-ceramic compositions and methods thereof

Families Citing this family (50)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7709027B2 (en) * 2001-08-22 2010-05-04 Schott Ag Antimicrobial, anti-inflammatory, wound-healing glass powder and use thereof
EP1597211A2 (de) * 2003-02-25 2005-11-23 Schott AG Antimikrobiell wirkendes phosphatglas
DE112004000094A5 (de) * 2003-02-25 2008-04-03 Schott Ag Antimikrobiell wirkendes Borosilicatglas
DE10308227A1 (de) * 2003-02-25 2004-09-09 Schott Glas Antimikrobiell wirkendes Sulfophosphatglas
US20070054825A1 (en) * 2003-10-17 2007-03-08 Reckitt Benckiser N.V. Composition for protection of glassware in dishwashers
ES2298834T3 (es) * 2003-10-17 2008-05-16 Reckitt Benckiser N.V. Composicion de vidrio soluble en agua.
JP4873399B2 (ja) * 2005-08-08 2012-02-08 五鈴精工硝子株式会社 赤外線吸収能を有する屈折率分布型光学素子の製造方法
WO2007121071A2 (en) * 2006-04-18 2007-10-25 Mo-Sci Corporation Alkaline resistant phosphate glasses and method of preparation and use thereof
JP5079273B2 (ja) * 2006-07-03 2012-11-21 Hoya株式会社 リン酸塩ガラス、フツリン酸塩ガラス、精密プレス成形用プリフォーム、光学素子およびそれぞれの製造方法
BRPI0810386A2 (pt) * 2007-04-18 2014-11-25 Basf Se Polímeros ou revestimento antimicrobiano, método para fornecer um polímero ou revestimento com atividade antimicrobiana, e, uso de uma combinação de prata elementar e prata suportada
EP2155815B1 (en) * 2007-06-11 2014-09-03 Basf Se Antimicrobial polyolefin and polyester compositions
US20110024355A1 (en) * 2007-10-10 2011-02-03 Polymers Crc Ltd. Antimicrobial membranes
FR2948672B1 (fr) * 2009-07-31 2011-09-23 Areva Nc Materiau elastomere radio-attenuateur, gant multicouche de protection contre les rayonnements ionisants et leurs utilisations
GB201001511D0 (en) * 2010-02-01 2010-03-17 Giltech Ltd Glass
US8486850B2 (en) 2010-09-13 2013-07-16 Schott Corporation Aluminophosphate glass composition
WO2012123273A1 (en) 2011-03-11 2012-09-20 Basf Se Antimicrobial coating
CN103459338A (zh) * 2011-03-28 2013-12-18 康宁股份有限公司 铜在玻璃中的抗微生物作用
BE1019910A3 (nl) 2011-04-21 2013-02-05 Polyvision Nv Antimicrobieel geemailleerd visueel communicatiepaneel.
DE102011050427B4 (de) * 2011-05-17 2019-06-06 ADVAN Int´l Corp. Antimikrobielles Gehäuse für einen medizinischen Monitor
US20120293740A1 (en) * 2011-05-17 2012-11-22 Advan Int'l Corp. Antimicrobial case for medical monitor
CN102786765B (zh) * 2011-05-18 2015-07-29 阿德旺国际公司 医疗显示器用抗菌外壳
CN102430149A (zh) * 2011-11-18 2012-05-02 华东理工大学 一种硼磷酸盐玻璃纤维/壳聚糖复合材料
CN103145334A (zh) * 2011-12-06 2013-06-12 住友大阪水泥股份有限公司 抗菌性组合物及抗菌性釉料组合物以及抗菌性物品
US9408383B2 (en) 2012-06-28 2016-08-09 Certainteed Corporation Roofing granules
US10252945B2 (en) 2012-09-26 2019-04-09 Multiple Energy Technologies Llc Bioceramic compositions
EP2969985A4 (en) * 2013-03-14 2017-01-11 Novabone Products, LLC Compositions and methods for manufacturing sol-gel derived bioactive borophosphate glasses for medical applicatons
US20150125547A1 (en) * 2013-10-11 2015-05-07 The Government Of The United States Of America, As Represented By The Secretary Of The Navy Surface-active Glasses as Regenerative Anti-fouling Materials
EP2886520A1 (en) 2013-12-19 2015-06-24 Nanobiomatters Bactiblock, S.L. Antibacterial glass
JP2017511785A (ja) 2014-02-13 2017-04-27 コーニング インコーポレイテッド 強度および抗菌性を高めたガラス、およびそれを製造する方法
US11039621B2 (en) 2014-02-19 2021-06-22 Corning Incorporated Antimicrobial glass compositions, glasses and polymeric articles incorporating the same
US11039620B2 (en) 2014-02-19 2021-06-22 Corning Incorporated Antimicrobial glass compositions, glasses and polymeric articles incorporating the same
US9622483B2 (en) 2014-02-19 2017-04-18 Corning Incorporated Antimicrobial glass compositions, glasses and polymeric articles incorporating the same
MX2016014465A (es) * 2014-05-05 2017-04-27 Multiple Energy Tech Llc Composiciones de bioceramica y usos biomoduladores de las mismas.
CA2947766A1 (en) * 2014-05-12 2015-11-19 Prince Minerals Llc Glass composite suitable for providing a protective coating on untreated substrates
US9814240B2 (en) * 2014-11-25 2017-11-14 Microban Products Company Strengthened glass with biocidal property
US10081758B2 (en) * 2015-12-04 2018-09-25 Ecolab Usa Inc. Controlled release solid scale inhibitors
RU2611656C1 (ru) * 2016-02-09 2017-02-28 Юлия Алексеевна Щепочкина Эмаль
US10865339B2 (en) 2016-05-16 2020-12-15 Championx Usa Inc. Slow-release scale inhibiting compositions
US10647962B2 (en) 2016-05-27 2020-05-12 Corning Incorporated Bioactive aluminoborate glasses
US10751367B2 (en) 2016-05-27 2020-08-25 Corning Incorporated Bioactive glass microspheres
RU2640224C1 (ru) * 2016-12-06 2017-12-27 Юлия Алексеевна Щепочкина Стекло
US11142680B2 (en) 2016-12-23 2021-10-12 Championx Usa Inc. Controlled release solid scale inhibitors
CN111405913A (zh) 2017-11-28 2020-07-10 康宁股份有限公司 生物活性玻璃组合物和牙本质超敏性修复
WO2019108557A1 (en) 2017-11-28 2019-06-06 Corning Incorporated Bioactive borate glass and methods thereof
CN109020513A (zh) * 2018-09-18 2018-12-18 广东蓝狮医疗科技有限公司 一种纳米氧化铜掺杂的氧化铝-氧化锆长效抗菌生物陶瓷的制备方法
US20230069627A1 (en) * 2019-12-17 2023-03-02 Lg Electronics Inc. Antibacterial glass composition and preparation method therefor
GB2597480B (en) * 2020-07-22 2022-08-17 Matthew Thorn Daniel Antimicrobial compositions and eyewear
CN113956603B (zh) * 2021-11-15 2022-08-23 山东第一医科大学附属省立医院(山东省立医院) 一种高硬度抗菌塑料柄针灸针及其制备方法
CN115246985B (zh) * 2022-08-23 2023-10-17 金发科技股份有限公司 一种加工稳定透红外白色聚碳酸酯组合物及其制备方法和应用
CN116285982B (zh) * 2023-03-24 2024-06-11 成都理工大学 一种波长可调型变色发光材料及其制备方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07300339A (ja) * 1994-05-09 1995-11-14 Nippon Sheet Glass Co Ltd 抗菌性ガラス組成物
JPH10513192A (ja) * 1995-02-06 1998-12-15 ギルテク リミテッド 放出制御ガラスから構成された抗菌組成物
WO2003050053A2 (de) * 2001-12-12 2003-06-19 Schott Glas Verwendung einer antimikrobiellen glaskeramik für zahnpflege, mundhygiene

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5116446B1 (ja) * 1971-05-21 1976-05-24
JPS5138727B1 (ja) * 1971-07-23 1976-10-23
GB2037735B (en) * 1978-12-21 1983-11-09 Standard Telephones Cables Ltd Glass composition
GB8327949D0 (en) * 1983-10-19 1983-11-23 Holmes A Glass ceramic materials
JPH0231013B2 (ja) * 1985-11-29 1990-07-11 Hoya Corp Rinsanengarasu
JPS62153144A (ja) * 1985-12-25 1987-07-08 Toshiba Glass Co Ltd 近赤外カツトフイルタガラスおよびその製造法
US5196381A (en) * 1990-01-16 1993-03-23 E. I. Du Pont De Nemours And Company Metaphosphate glass composition
US5022921A (en) * 1990-10-19 1991-06-11 Corning Incorporated Phosphate glasses for glass molds
JP3057773B2 (ja) * 1991-02-05 2000-07-04 不二製油株式会社 パイの製造方法
JPH0788236B2 (ja) * 1991-05-10 1995-09-27 石塚硝子株式会社 合成樹脂添加用硝子組成物
US5234871A (en) * 1991-11-27 1993-08-10 Schott Glass Technologies, Inc. Vanadium- and copper-containing glasses for use as filters for light sources intended for use with night vision devices
JPH0848539A (ja) * 1994-06-02 1996-02-20 Nippon Sheet Glass Co Ltd 抗菌性ガラス組成物
JP2000327369A (ja) * 1999-05-21 2000-11-28 Asahi Glass Co Ltd リン酸スズ系ガラス含有結晶性組成物
JP2001247336A (ja) * 1999-12-28 2001-09-11 Ishizuka Glass Co Ltd 抗菌性付与用ガラス組成物、及びそれを用いた抗菌性高分子複合材料、抗菌性高分子複合材料成形体
JP4689019B2 (ja) * 1999-12-28 2011-05-25 石塚硝子株式会社 抗菌性付与用ガラス組成物、及びそれを用いた抗菌性高分子複合材料、抗菌性高分子複合材料成形体
JP2001247333A (ja) * 1999-12-28 2001-09-11 Ishizuka Glass Co Ltd 抗菌性付与用ガラス組成物、抗菌性繊維、抗菌性撚糸及び抗菌性布状物
JP2001247335A (ja) * 1999-12-28 2001-09-11 Ishizuka Glass Co Ltd 抗菌性付与用ガラス組成物、抗菌性高分子複合材料及び抗菌性繊維
JP2002012442A (ja) * 2000-06-23 2002-01-15 Asahi Glass Co Ltd 低融点ガラス
US6831028B1 (en) * 2000-09-29 2004-12-14 Koa Glass Co., Ltd. Antibacterial glass and method for production thereof
DE10122262A1 (de) * 2001-05-08 2002-11-21 Schott Glas Polymere mit bioaktivem Glas mit antimikrobieller Wirkung
ES2190732B1 (es) * 2001-06-26 2004-06-16 Laboratorios Natysal, S.A. Vidrios con actividad biocida para el tratamiento de circuitos de aguas, especialmente en torres de refrigeracion.
DE10241495B4 (de) * 2001-12-12 2011-12-08 Schott Ag Antimikrobielle Alkalisilicat-Glaskeramik, Glaskeramikpulver, Verfahren zu dessen Herstellung und Verwendung
WO2003062163A2 (de) 2002-01-24 2003-07-31 Schott Glas Antimikrobielles, wasserunlösliches silicatglaspulver und mischung von glaspulvern
DE10308227A1 (de) * 2003-02-25 2004-09-09 Schott Glas Antimikrobiell wirkendes Sulfophosphatglas
EP1597211A2 (de) * 2003-02-25 2005-11-23 Schott AG Antimikrobiell wirkendes phosphatglas

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07300339A (ja) * 1994-05-09 1995-11-14 Nippon Sheet Glass Co Ltd 抗菌性ガラス組成物
JPH10513192A (ja) * 1995-02-06 1998-12-15 ギルテク リミテッド 放出制御ガラスから構成された抗菌組成物
WO2003050053A2 (de) * 2001-12-12 2003-06-19 Schott Glas Verwendung einer antimikrobiellen glaskeramik für zahnpflege, mundhygiene

Cited By (44)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007108245A1 (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Koa Glass Co., Ltd. 抗菌性ガラスおよび抗菌性ガラスの製造方法
WO2007141978A1 (ja) * 2006-06-07 2007-12-13 Koa Glass Co., Ltd. 混合抗菌性ガラス
KR101024417B1 (ko) 2006-06-07 2011-03-23 가부시키가이샤 피노레 혼합 항균성 유리
JP5114396B2 (ja) * 2006-06-07 2013-01-09 興亜硝子株式会社 混合抗菌性ガラス
JP2008214131A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Koa Glass Kk 抗菌性ガラスおよび抗菌性ガラスの製造方法
JP2013508513A (ja) * 2009-10-26 2013-03-07 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 抗菌組成物、抗菌ブラシフィラメントおよびその製造方法
JP2011137068A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Sumika Styron Polycarbonate Ltd 抗菌性に優れた熱可塑性樹脂組成物およびそれからなる成形品
JP2012214381A (ja) * 2012-07-19 2012-11-08 Koa Glass Kk 抗菌性ガラスおよび抗菌性ガラスの製造方法
US10131574B2 (en) 2013-06-17 2018-11-20 Corning Incorporated Antimicrobial glass articles and methods of making and using same
JP5642325B1 (ja) * 2013-07-02 2014-12-17 興亜硝子株式会社 抗菌性ガラス
WO2015001870A1 (ja) * 2013-07-02 2015-01-08 興亜硝子株式会社 抗菌性ガラス
US11006634B2 (en) 2013-07-02 2021-05-18 Koa Glass Co., Ltd. Antibacterial glass
CN103880284A (zh) * 2014-03-10 2014-06-25 苏州捷德瑞精密机械有限公司 一种含有氧化铜的玻璃及其制备方法
US11814649B2 (en) 2016-05-27 2023-11-14 Corning Incorporated Lithium disilicate glass-ceramic compositions and methods thereof
CN109195927A (zh) * 2016-05-27 2019-01-11 康宁股份有限公司 生物活性硼磷酸盐玻璃
JP2017222568A (ja) * 2016-06-17 2017-12-21 ショット アクチエンゲゼルシャフトSchott AG 改善された耐候性を有するリン酸塩ガラス
JPWO2018185948A1 (ja) * 2017-04-04 2020-02-13 石塚硝子株式会社 消臭効果を示す材料
WO2018185948A1 (ja) * 2017-04-04 2018-10-11 石塚硝子株式会社 消臭効果を示す材料
US11446410B2 (en) 2017-11-28 2022-09-20 Corning Incorporated Chemically strengthened bioactive glass-ceramics
US11384009B2 (en) 2017-11-28 2022-07-12 Corning Incorporated High liquidus viscosity bioactive glass
US11999653B2 (en) 2017-11-28 2024-06-04 Corning Incorporated High liquidus viscosity bioactive glass
KR20190123570A (ko) * 2018-04-24 2019-11-01 엘지전자 주식회사 항균 글라스 조성물 및 이의 제조방법
KR102104318B1 (ko) * 2018-04-24 2020-04-24 엘지전자 주식회사 항균 글라스 조성물 및 이의 제조방법
WO2019208975A1 (ko) * 2018-04-24 2019-10-31 엘지전자 주식회사 항균 글라스 조성물 및 이의 제조방법
KR20230138438A (ko) * 2020-02-26 2023-10-05 엘지전자 주식회사 항균 글라스 조성물 및 이의 제조방법
KR102613570B1 (ko) 2020-02-26 2023-12-14 엘지전자 주식회사 항균 글라스 조성물 및 이의 제조방법
KR102582129B1 (ko) 2020-02-26 2023-09-22 엘지전자 주식회사 항균 글라스 조성물 및 이의 제조방법
KR20210108808A (ko) * 2020-02-26 2021-09-03 엘지전자 주식회사 항균 글라스 조성물 및 이의 제조방법
WO2021215226A1 (ja) * 2020-04-24 2021-10-28 東洋紡株式会社 三次元網状構造体
CN115427623A (zh) * 2020-04-24 2022-12-02 东洋纺株式会社 三维网状结构体
CN116057116B (zh) * 2020-09-15 2024-02-20 Dic株式会社 聚芳硫醚树脂组合物、成型品和它们的制造方法
WO2022059374A1 (ja) * 2020-09-15 2022-03-24 Dic株式会社 ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物、成形品およびそれらの製造方法
JPWO2022059374A1 (ja) * 2020-09-15 2022-03-24
CN116057116A (zh) * 2020-09-15 2023-05-02 Dic株式会社 聚芳硫醚树脂组合物、成型品和它们的制造方法
JP7180814B2 (ja) 2020-09-15 2022-11-30 Dic株式会社 ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物、成形品およびそれらの製造方法
KR102456463B1 (ko) 2020-12-15 2022-10-18 엘지전자 주식회사 친환경 세제용 유리 조성물 및 이를 이용한 친환경 세제용 유리 분말 제조 방법
WO2022131550A1 (ko) * 2020-12-15 2022-06-23 엘지전자 주식회사 친환경 세탁 세제 및 세척 보조제용 유리 조성물 및 그 유리 분말 제조 방법
WO2022131552A1 (ko) * 2020-12-15 2022-06-23 엘지전자 주식회사 친환경 세제용 유리 조성물 및 이를 이용한 친환경 세제용 유리 분말 제조 방법
KR20220085517A (ko) * 2020-12-15 2022-06-22 엘지전자 주식회사 친환경 세제용 유리 조성물 및 이를 이용한 친환경 세제용 유리 분말 제조 방법
CN112938925B (zh) * 2021-01-28 2023-09-19 苏州安特倍可新材料有限公司 新型抗菌银化合物磷酸氧钛银及其制备方法
CN112938925A (zh) * 2021-01-28 2021-06-11 苏州安特倍可新材料有限公司 新型抗菌银化合物磷酸氧钛银及其制备方法
CN112919810B (zh) * 2021-03-23 2022-02-18 成都光明光电股份有限公司 玻璃陶瓷、玻璃陶瓷制品及其制造方法
CN112939469A (zh) * 2021-03-23 2021-06-11 成都光明光电股份有限公司 微晶玻璃和微晶玻璃制品
CN112919810A (zh) * 2021-03-23 2021-06-08 成都光明光电股份有限公司 玻璃陶瓷、玻璃陶瓷制品及其制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE502005008934D1 (de) 2010-03-18
US20050233888A1 (en) 2005-10-20
ATE456544T1 (de) 2010-02-15
EP1580172A3 (de) 2007-04-25
EP1580172A2 (de) 2005-09-28
EP1580172B1 (de) 2010-01-27
DE102004011520A1 (de) 2005-10-06
US7704903B2 (en) 2010-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005255517A (ja) 抗菌性の屈折率を調整したリン酸塩ガラス
JP4602320B2 (ja) 抗微生物作用リン酸ガラス
US20060166806A1 (en) Antimicrobial sulfophosphate glass
US7192602B2 (en) Water-insoluble, antimicrobial silicate glass and use thereof
JP2005501113A (ja) 炎症を抑えて傷を癒す抗菌性のガラス粉末ならびにその使用方法
US7514093B2 (en) Vitreous antimicrobial agent and antimicrobial product
US20050031703A1 (en) Antimicrobial, water-insoluble silicate glass powder and mixture of glass powders
US20060142413A1 (en) Antimicrobial active borosilicate glass
CN100503497C (zh) 具有抗菌作用的磷酸盐玻璃
US7166549B2 (en) Antimicrobial, anti-inflammatory, wound-healing and disinfecting glass and use thereof
KR970000745B1 (ko) 항균성 화장료용 안료와 그 제조방법 및 이를 함유하는 화장료 조성물
JP2006520311A (ja) 抗微生物作用ホウケイ酸ガラス
CN111417603A (zh) 生物活性硼酸盐玻璃及其方法
JP3845975B2 (ja) 抗菌性ガラス及び樹脂組成物
JP4313592B2 (ja) 抗微生物性を有するブラシ用毛材及びその製造方法
KR200391467Y1 (ko) 나노실버가 함유된 크리스털 유리
JPH1129343A (ja) 抗菌性ガラス粉末及び樹脂成形体
JP2012254961A (ja) 抗菌性組成物
JP2003034551A (ja) 抗かび性ガラス及びその樹脂組成物
KR20220123952A (ko) 은이온 산화방지 가공방법 및 은이온 항균액의 생성방법 그 방법으로 생성되는 은이온 항균액 및 그 항균액을 함유한 은이온 함유 제품
KR20020012762A (ko) 곰팡이방지 및 항균성 합성수지 조성물과 이를 이용한합성수지제품의 제조방법
JPH10218712A (ja) 合成樹脂添加用抗菌剤
CN117209147A (zh) 一种长效持久的无机玻璃抗菌剂的制备方法及所得产品、应用
KR200394992Y1 (ko) 지우개
JP2018203668A (ja) 抗ウィルス剤、抗ウィルス剤を用いた樹脂成型品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110125

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110726