JP2005255275A - エレベータの制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】プログラム更新のための余分な装置を追加することなく、分散配置された各制御装置に対するプログラムの更新作業を容易に行う。
【解決手段】エレベータの各場所に複数の制御装置21〜23が分散配置されてなる制御システムにおいて、各制御装置21〜23のうちの少なくとも1つの制御装置に保守端末25から提供される更新用のプログラムを読み込むための機能を設けておき、この機能により読み込んだ更新用のプログラムを当該制御装置から既存の制御信号線24を利用して更新対象となる他の制御装置に送信することで、プログラム更新のための余分な装置を追加することなく、分散配置された各制御装置に対するプログラムの更新作業を容易に行うことができる。
【選択図】 図1
【解決手段】エレベータの各場所に複数の制御装置21〜23が分散配置されてなる制御システムにおいて、各制御装置21〜23のうちの少なくとも1つの制御装置に保守端末25から提供される更新用のプログラムを読み込むための機能を設けておき、この機能により読み込んだ更新用のプログラムを当該制御装置から既存の制御信号線24を利用して更新対象となる他の制御装置に送信することで、プログラム更新のための余分な装置を追加することなく、分散配置された各制御装置に対するプログラムの更新作業を容易に行うことができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、複数の制御装置が分散配置されてなるエレベータの制御システムに係り、特に各制御装置に設定された運転制御用のプログラムを更新する場合に用いて好適なエレベータの制御システムに関する。
近年、エレベータの制御装置を機械室以外の場所に設置するマシンルームレス型のエレベータが主流になっており、例えば乗場や乗りかご、昇降路内のガイドレールに沿って制御装置を配置することが考えられている。
しかし、エレベータの制御装置には、巻き上げ機のモータ制御、乗りかごの走行制御、乗りかごのドア開閉制御、群管理制御などの様々の制御機能が備えらているため、これらの機能を1つのユニットで実現した場合に、装置サイズが大型化し、その設置スペースに制約を受けてしまう問題がある。
そこで、このような設置スペースの問題を解消するため、マシンルームレス型のエレベータでは、制御装置を各機能毎に複数に分散し、1つ1つの制御装置(ユニット)を小型化して、それぞれ制御対象機器の近傍などに設置して互いに通信可能な状態に接続することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第01/028910号パンフレット
しかしながら、エレベータ出荷後にエレベータの動作仕様を変更するためにプログラムの更新を行う場合に、上述したように制御装置が複数に分散されていると、保守員がその分散配置された各制御装置の設置場所に出向いてプログラムの更新作業を行わなければならず、非常に面倒であり、また、設置場所によっては作業が困難になってしまうなどの問題がある。
また、プログラムの更新方法として、例えばパソコン等の端末装置を制御装置に接続し、その端末装置に予め記憶された更新用のプログラムデータを制御装置に送り込む方法や、インターネットなどの広域回線を利用して遠隔地のサーバコンピュータから更新用のプログラムデータを制御装置に送り込む方法がある。このような場合に、制御装置が複数に分散されていると、各制御装置のすべてに上記端末装置との接続手段や上記サーバコンピュータとの通信手段が必要となり、余分な装置の追加によりコストアップしてしまう問題などもある。
本発明は上記のような点に鑑みなされたもので、プログラム更新のための余分な装置を追加することなく、分散配置された各制御装置に対するプログラムの更新作業を容易に行うことのできるエレベータの制御システムを提供することを目的とする。
本発明のエレベータの制御システムは、エレベータの各場所に分散配置され、それぞれに所定のプログラムに従ってエレベータの運転に関わる制御を実行する複数の制御手段と、これらの制御手段を接続し、エレベータの運転中に上記各制御手段の間で運転制御に必要なデータを互いに通信するための制御信号線と、更新用のプログラムを提供するプログラム提供手段と、上記各制御手段のうちの少なくとも1つの制御手段に備えられ、上記プログラム提供手段によって提供される更新用のプログラムを読み込むプログラム読込み手段と、このプログラム読込み手段によって読み取られた更新用のプログラムに更新対象となる制御手段の識別情報を付し、上記制御信号線を介して他の制御手段に送信するプログラム送信手段とを具備して構成される。
このような構成によれば、エレベータの各場所に複数の制御手段が分散配置されてなる制御システムにおいて、上記各制御手段のうちの少なくとも1つの制御手段にプログラム読込み手段を備え、このプログラム読込み手段にて読み込んだ更新用のプログラムを当該制御装置から既存の制御信号線を介して更新対象となる制御手段に対して送信することで、プログラム更新のための余分な装置を追加することなく、分散配置された各制御装置に対するプログラムの更新作業を容易に行うことができる。
この場合、上記プログラム読込み手段は、上記各制御手段の中で保守員がプログラムの更新作業を行い易い場所に設置された特定の制御手段に備えられることが好ましい。具体的には、例えば乗り場、または、乗りかごに設置された制御手段に対してプログラム読込み手段を備えておく。
また、上記プログラム提供手段とは、例えば更新用のプログラムを有する端末装置、更新用のプログラムが記録された記録媒体、または、遠隔地にてネットワークを介して更新用のプログラムを送信するサーバコンピュータである。
本発明によれば、エレベータの各場所に複数の制御装置が分散配置されてなるエレベータの制御システムにおいて、上記各制御装置のうちの任意の制御装置にて更新用のプログラムを読み込み、その制御装置から制御信号線を介して他の制御装置に送るようにしたことで、プログラム更新のための余分な装置を追加することなく、各制御装置に対するプログラムの更新作業を容易に行うことができる。これにより、保守員の作業負担が軽減されると共に、作業時間の大幅な短縮化を図ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るエレベータの制御システムの全体構成を示す図であり、マシンルームレス型のエレベータを例にした場合の構成が示されている。
図中の11はエレベータの昇降路であり、この昇降路11内に乗りかご12、巻上機13、メインロープ14、カウンタウェイト(釣り合い重り)15などが設置されている。乗りかご12は、巻上機13の駆動によりメインロープ14を介してカウンタウェイト15と共につるべ式に昇降路11内を昇降動作する。
ここで、本システムでは、エレベータ(乗りかご12)の運転制御に必要な各機能が図1に示すようにシーケンス制御装置21、モータ制御装置22、ドア制御装置23といった3つの制御装置に分散されている。これらの制御装置21〜23は、それぞれに所定の場所に配置されており、制御信号線24を介して互いに通信可能な状態に接続されている。
シーケンス制御装置21は、乗りかご12の走行制御を行うための制御装置であり、上位装置的な役割を担う。モータ制御装置22は、シーケンス制御装置21からの指令に従って巻上機13のモータ制御を行うための制御装置である。ドア制御装置23は、シーケンス制御装置21からの指令に従って、乗りかご12のドア12aの開閉制御を行うための制御装置である。
このうち、シーケンス制御装置21は、保守端末25との接続が容易に行えるように、所定の階の乗り場16の操作盤内に設置される。モータ制御装置22およびドア制御装置23は、それぞれの制御対象の近くに設置される。すなわち、モータ制御装置22は巻上機13の近くに設置され、ドア制御装置23は乗りかご12の上や乗りかご12内の操作盤の中などに設置される。
制御信号線24は、テールコード内に敷設されており、これらの制御装置21〜23を互いに接続している。
また、保守端末25は、保守員がプログラムの更新作業を含む各種メンテナンス作業を行うときに用いる小型の端末装置であって、例えば小型のパーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistants)などからなり、ここでは更新用のプログラムデータを内部のメモリに記憶している。
図2は本システムを構成する各制御装置21〜23の回路構成を示すブロック図である。
上述したように、本システムでは、エレベータ運転制御に必要な各機能が複数の制御装置21〜23に分散されている。これらの制御装置21〜23は、それぞれに1つのコンピュータユニットから構成されており、基本的には同様の構成を有する。
すなわち、シーケンス制御装置21は、マイクロコンピュータ31、伝送コントローラ32、ROM33、RAM34を備える。
マイクロコンピュータ31は、ROM33あるいはRAM34に記憶されたプログラムを読み込み、そのプログラムに記述された手順に従ってシーケンス制御を行う。ROM33には、予めエレベータ出荷時に設定されたシーケンス制御用のプログラムデータを記憶している。RAM34は、マイクロコンピュータ31の処理動作に必要な各種データを記憶するものであり、ここでは更新用のプログラムデータを記憶保持する場合に用いられる。伝送コントローラ32は、制御信号線24を介して他の制御装置22、23との間でデータ伝送制御を行う。
また、本実施形態において、このシーケンス制御装置21には、保守端末25と接続するための保守端末通信装置35が設けられている。この保守端末通信装置35は、保守端末25が接続された状態で、この保守端末25から提供される更新用のプログラムデータを読み込む。なお、保守端末25と保守端末通信装置35との間の通信には、例えばRS232C、USB(Universal Serial Bus)、Ethernetなどのシリアル通信方式が用いられる。
モータ制御装置22は、マイクロコンピュータ41、伝送コントローラ42、ROM43、RAM44を備える。
マイクロコンピュータ41は、ROM43あるいはRAM44に記憶されたプログラムを読み込み、そのプログラムに記述された手順に従ってモータ制御を行う。ROM43には、予めエレベータ出荷時に設定されたモータ制御用のプログラムデータを記憶している。RAM44は、マイクロコンピュータ41の処理動作に必要な各種データを記憶するものであり、ここでは更新用のプログラムデータを記憶保持する場合に用いられる。伝送コントローラ42は、制御信号線24を介して他の制御装置21、23との間でデータ伝送制御を行う。
ドア制御装置23は、マイクロコンピュータ51、伝送コントローラ52、ROM53、RAM54を備える。
マイクロコンピュータ51は、ROM53あるいはRAM54に記憶されたプログラムを読み込み、そのプログラムに記述された手順に従ってモータ制御を行う。ROM53には、予めエレベータ出荷時に設定されたドア制御用のプログラムデータを記憶している。RAM54は、マイクロコンピュータ51の処理動作に必要な各種データを記憶するものであり、ここでは更新用のプログラムデータを記憶保持する場合に用いられる。伝送コントローラ52は、制御信号線24を介して他の制御装置21、22との間でデータ伝送制御を行う。
図3は本システムを構成する各制御装置21〜23の間でやり取りされるデータの構成を示す図である。
エレベータの運転時において、各制御装置21〜23との間でエレベータの運転用の制御データが互いに制御信号線24を介して送受信される。この場合、各制御装置21〜23はそれぞれに固有のID(識別情報)1〜3を有しており、このIDを制御データに付加して制御信号線24に送出する。
すなわち、例えば乗りかご12を所定の速度で走行させるべく、巻上機13を駆動する場合において、シーケンス制御装置21からモータ制御装置22に対してモータ制御データが送られる。その際、シーケンス制御装置21では、モータ制御装置22の識別情報であるID2をモータ制御データに付加して制御信号線24に送出する。これにより、モータ制御装置22では、自分のID2を有するモータ制御データを受け取り、そのモータ制御データに従って巻上機13を駆動することになる。
また、モータ制御装置22からは、モータ制御データを受け取ったことや、巻上機13に設置された図示せぬ位置検出器にて検出されたデータなどをシーケンス制御装置21に返信する。この場合も、モータ制御装置22では、シーケンス制御装置21の識別情報であるID1を付加して制御信号線24に送出する。
また、シーケンス制御装置21とドア制御装置23との制御データのやり取りについても同様であり、相手の識別情報を制御データに付加して制御信号線24に送出することになる。
ここで、プログラムの更新作業を含む各種メンテナンス作業を行う場合には、エレベータの運転を一時停止するため、上述した制御データをやり取りするための制御信号線24が空いている状態にある。そこで、本システムでは、この制御信号線24を利用してプログラムの更新作業を行うものとする。
すなわち、まず、各場所に分散配置された各制御装置21〜23の中で、分版保守端末25との接続機能を持つ制御装置(ここではシーケンス制御装置21)が保守端末25と接続して更新用のプログラムデータを読み込む。そして、この更新用のプログラムデータを当該制御装置から制御信号線24を利用して更新対象となる他の制御装置に送るようにする。
この場合、上述した制御データの送信方法と同様に、送信先のIDを当該プログラムデータに付加して送るものとする。これにより、制御データをプログラムデータに代えるだけで、運転制御用に設けられている既存の通信システムをそのまま利用して各制御装置21〜23間でプログラムデータを送信することができる。
以下に、図4を参照して本システムの動作について詳しく説明する。
図4は本システムの処理動作の示すフローチャートである。通常(エレベータ運転時)は、各場所に分散配置されたシーケンス制御装置21、モータ制御装置22、ドア制御装置23がそれぞれに設けられた伝送コントローラ32、42、52により制御信号線24を介して互いにエレベータ運転用の制御データを通信しながらエレベータの運転制御を行っている(ステップS11)。
ここで、プログラムの更新を行う場合には、保守員がシーケンス制御装置21が設置されている所定の乗り場16に行き、そこで保守端末25をシーケンス制御装置21に接続した後、保守端末25またはシーケンス制御装置21に設けられた操作スイッチを操作して動作モードを通常運転モードからプログラム更新モードに切り替える。その際、シーケンス制御装置21、モータ制御装置22、ドア制御装置23のうちのどの制御装置のプログラムデータを更新するのかを指定しておく(ステップS12)。
プログラム更新モードに切り替えられると(ステップS12のYes)、シーケンス制御装置21は、伝送コントローラ32による制御データの通信を停止し、代わりにプログラム更新モードに切り替わったことを示すデータ(以下、プログラム更新モードの切替えデータDと称す)を、モータ制御装置22、ドア制御装置23の各IDを付して送信する。この場合、上記プログラム更新モードの切替えデータDには、どの制御装置のプログラムデータを更新するのかを示す情報も含ませておく。
モータ制御装置22およびドア制御装置23では、シーケンス制御装置21から送信されたプログラム更新モードの切替えデータDを受信すると、それぞれの伝送コントローラ42、52による制御データの通信を停止する。これにより、エレベータの運転が停止した状態になる(ステップS13)。
なお、プログラムの更新を行う際に、まず、エレベータ(乗りかご12)を最寄り階まで走行させてから、プログラム更新モードに切り替えてエレベータの運転を停止させるようにしても良い。
次に、保守端末25を操作して更新用のプログラムデータ(以下、更新プログラムデータPと称す)をシーケンス制御装置21に送り込む。シーケンス制御装置21では、マイクロコンピュータ31の制御の下で、保守端末通信装置35を介して保守端末25から送られた更新プログラムデータPを受信し、これをRAM34に保存する(ステップS14)。
そして、シーケンス制御装置21は、どの制御装置のプログラムを更新するのかを判断し、自身(シーケンス制御装置21)のプログラムの更新であれば(ステップS15のYes)、RAM34に保存した更新プログラムデータPをROM33に書き込んで、プログラムの更新を完了する(ステップS16)。
一方、モータ制御装置22またはドア制御装置23のプログラムの更新であった場合には(ステップS15のNo)、シーケンス制御装置21は、RAM34に保存した更新プログラムデータPを伝送コントローラ32により制御信号線24に送出して、モータ制御装置22またはドア制御装置23に送る(ステップS17)。
その際、モータ制御装置22のプログラムを更新する場合には、モータ制御装置22の識別情報であるID2を当該更新プログラムデータPに付して送ることになり、ドア制御装置23のプログラムを更新する場合には、ドア制御装置23の識別情報であるID3を当該更新プログラムデータPに付して送ることになる。
ここで、モータ制御装置22またはドア制御装置23では、それぞれに設けられた伝送コントローラ42、伝送コントローラ52にて更新プログラムデータPを受信する。そして、モータ制御装置22であれば、マイクロコンピュータ41の制御の下で、その更新プログラムデータPをRAM44に一旦保存した後、これをROM43に書き込んで、プログラムの更新を完了する(ステップS18)。
ドア制御装置23についても同様であり、マイクロコンピュータ51の制御の下で、その更新プログラムデータPをRAM54に一旦保存した後、これをROM53に書き込んで、プログラムの更新を完了する(ステップS18)。
このように、通常時にはエレベータ運転のために用いられる制御信号線24を利用して、シーケンス制御装置21から他のモータ制御装置22やドア制御装置23に更新プログラムデータPを送ることで、制御装置22、23の設置場所に行かなくとも、乗り場16に居ながらにして、これらの制御装置22、23を含めて簡単にプログラムを更新することができる。
また、すべての制御装置21〜23に保守端末25との接続機能(保守端末通信装置35)を備える必要はなく、少なくとも1つの制御装置に保守端末25との接続機能を備えておけば、その制御装置から他の制御装置にアクセスしてプログラムを更新することができるので、プログラムの更新に要する装置部品を削減してコストダウンを図ることができる。
なお、上記実施形態では、シーケンス制御装置21に保守端末25との接続機能を設けたが、これはシーケンス制御装置21が乗り場16の操作盤の裏にあり、他の場所に比べて保守員がプログラムの更新作業がやり易いからである。
モータ制御装置22に保守端末25との接続機能を設けた場合には、保守員は昇降路11内の巻上機13の近傍で、保守端末25をモータ制御装置22に繋げてプログラム更新作業を行うことになる。また、ドア制御装置23に保守端末25との接続機能を設けた場合には、保守員は乗りかご12の上に乗るなどして、保守端末25をモータ制御装置22に繋げてプログラム更新作業を行うことになる。
さらに、制御装置21〜23のすべてに保守端末25との接続機能を設けておくようにすれば、システム全体としてプログラム更新のための装置部品は多くなってしまうものの、保守員はプログラムの更新のための場所を選ばす、これらの制御装置21〜23のうちの任意の設置場所にて他の制御装置を含めてプログラムの更新を一括して行うことができるようになる。
また、上記実施形態では、例えばPDAやパソコンなどからなる保守端末25を用いて更新用のプログラムを提供する場合を例にして説明したが、プログラムの提供方法はこのような保守端末25に限るものではなく、例えばメモりカードなどの記録媒体を用いて更新用のプログラムを提供することでも良い。この場合、各制御装置21〜23のうちの少なくとも1つの制御装置に、上記保守端末通信装置35の代わりに、上記記録媒体に記録されたプログラムデータを読み取るための媒体読取装置を設置しておくことで対応できる。
また、別の方法として、図5に示すように、遠隔地にあるエレベータ監視センタ内に設置されたサーバコンピュータ61から例えばインターネット等のネットワーク62を介して更新用のプログラムを提供することでも良い。このような場合には、各制御装置21〜23のうちの少なくとも1つの制御装置に、上記保守端末通信装置35の代わりに、上記サーバコンピュータ61に接続するためのサーバ通信装置63を設置しておくことで対応できる。
記録媒体を用いる方法であっても、サーバを用いる方法であっても、更新用のプログラムデータを受け取るのは1つの制御装置であり、その制御装置から上記実施形態と同様に制御信号線24を利用して他の制御装置に送ることでプログラムの更新を行うことになる。
要するに、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
11…昇降路、12…乗りかご、13…巻上機、14…メインロープ、15…カウンタウェイト、16…乗り場、21…シーケンス制御装置、22…モータ制御装置、23…手ドア制御装置、24…制御信号線、25…保守端末、31,41,51…マイクロコンピュータ、32,42,52…伝送コントローラ、33,43,53…ROM、34,44,54…RAM、35…保守端末通信装置、61…サーバコンピュータ、62…ネットワーク、63…サーバ通信装置。
Claims (7)
- エレベータの各場所に分散配置され、それぞれに所定のプログラムに従ってエレベータの運転に関わる制御を実行する複数の制御手段と、
これらの制御手段を接続し、エレベータの運転中に上記各制御手段の間で運転制御に必要なデータを互いに通信するための制御信号線と、
更新用のプログラムを提供するプログラム提供手段と、
上記各制御手段のうちの少なくとも1つの制御手段に備えられ、上記プログラム提供手段によって提供される更新用のプログラムを読み込むプログラム読込み手段と、
このプログラム読込み手段によって読み取られた更新用のプログラムに更新対象となる制御手段の識別情報を付し、上記制御信号線を介して他の制御手段に送信するプログラム送信手段と
を具備したことを特徴とするエレベータの制御システム。 - 上記プログラム読込み手段は、上記各制御手段の中で保守員がプログラムの更新作業を行い易い場所に設置された特定の制御手段に備えられることを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御システム。
- 上記特定の制御手段は、乗り場に設置されていることを特徴とする請求項2記載のエレベータの制御システム。
- 上記特定の制御手段は、乗りかごに設置されていることを特徴とする請求項2記載のエレベータの制御システム。
- 上記プログラム提供手段は、更新用のプログラムを有する端末装置であることを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御システム。
- 上記プログラム提供手段は、更新用のプログラムが記録された記録媒体であることを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御システム。
- 上記プログラム提供手段は、遠隔地にてネットワークを介して更新用のプログラムを送信するサーバコンピュータであることを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御システム。
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