JP2007308259A - エレベータ制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】任意のタイミングで運転制御プログラムの書き換えができるエレベータ制御システムを提供する。
【解決手段】エレベータの各場所に分散配置され、それぞれに所定の運転制御プログラムに従ってエレベータの運転に関わる制御を実行する複数の制御装置2,3,4と、これら複数の制御装置を接続し、エレベータの運転中に複数の制御装置の間でデータを相互に通信するための伝送路8と、複数の制御装置を有するエレベータに対して外部から更新用の運転制御プログラムを提供するプログラム提供手段5,7と、プログラム提供手段から提供される更新用の運転制御プログラムを一時的に格納する格納手段15を有し、予め設定された更新条件成立時に格納されている該更新用の運転制御プログラムを更新対象の制御装置に伝送路を介して送信するプログラム送信手段1と、を備えた。
【選択図】図1

Description

この発明は、エレベータ制御システム、特に運転制御プログラムの書き換えに関する。
エレベータ制御システムは、近年、エレベータの巻上機や制御装置などの主要機器を全て昇降路内に設置することにより機械室をなくしたマシンルームレスエレベータが主流になっており、制御装置を機能毎に複数に分散し、1つ1つの制御装置を小型化して、それぞれの制御対象機器の近傍などに設置することが提案されている。
このように各場所に複数の制御装置が分散配置されてなる制御システムにおいて、各制御装置に内蔵された運転制御プログラムを、各制御装置の設置場所に出向くことなく容易に書き換えることが可能なものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2005−255275号公報
しかしながら、上記のような従来のエレベータ制御システムは、保守端末又はサーバコンピュータから制御装置に新しい運転制御プログラムを送信する処理と、制御装置の運転制御プログラムを書き換える処理が必ず連動している必要があるが、その間はエレベータを停止させなければならないため、エレベータの利用頻度が高い時間帯などには実施し難いという問題がある。
なお、エレベータの利用客への影響が少なくなるように、エレベータの利用が少ない深夜の時間帯にプログラムの書き換えを行うために、インターネット等のネットワークを介して遠隔地にある監視センタのサーバコンピュータから運転制御プログラムを書き換えることが考えられるが、その場合には、運転制御プログラムの送信処理が深夜の時間帯の短時間に集中してしまい、サーバやネットワークの負荷が大きくなってしまうという問題がある。
この発明は上記の課題を解消するためになされたもので、任意のタイミングで運転制御プログラムの書き換えができるエレベータ制御システムを提供することを目的とする。
この発明は、エレベータの各場所に分散配置され、それぞれに所定の運転制御プログラムに従ってエレベータの運転に関わる制御を実行する複数の制御装置と、これら複数の制御装置を接続し、エレベータの運転中に上記複数の制御装置の間でデータを相互に通信するための伝送路と、上記複数の制御装置を有するエレベータに対して外部から更新用の運転制御プログラムを提供するプログラム提供手段と、上記プログラム提供手段から提供される更新用の運転制御プログラムを一時的に格納する格納手段を有し、予め設定された更新条件成立時に格納されている該更新用の運転制御プログラムを更新対象の制御装置に上記伝送路を介して送信するプログラム送信手段と、を備えたことを特徴とするエレベータ制御システムにある。
この発明では、保守端末又はサーバコンピュータから制御装置に新しい運転制御プログラムを送信する処理と、制御装置の運転制御プログラムを書き換える処理とを連動させる必要がなく、任意のタイミングで運転制御プログラムの書き換えが行える。
実施の形態1.
図1はこの発明の一実施の形態によるエレベータ制御システムの全体構成を示す図である。図1において、監視端末装置1は、エレベータを遠隔監視するために遠隔地に設置され、監視センタSと監視端末装置1が設置されているエレベータ(特に図示せず)との間で通信の中継を行う。シーケンス制御装置2は、エレベータの乗りかごの走行制御を行うための制御装置である。モータ制御装置3は、シーケンス制御装置2からの指令に従って巻上機のモータ制御を行うための制御装置である。ドア制御装置4は、シーケンス制御装置2からの指令に従って乗りかごのドアの開閉制御を行うための制御装置である。
このように、エレベータの運転制御に必要な各機能が、シーケンス制御装置2、モータ制御装置3、ドア制御装置4といった3つの制御装置に分散されており、それぞれ所定の場所に配置されている。なお、監視端末装置1、シーケンス制御装置2、モータ制御装置3、ドア制御装置4は制御信号線8で接続されており、互いに通信可能な状態に接続されている。
監視端末装置1には、インターネット等のネットワーク6を介して監視センタSのサーバコンピュータ5と接続するためのサーバ通信装置13と、通信の中継制御を行うための監視制御装置11と、制御信号線8と接続するための伝送コントローラ12と、運転制御プログラムを格納するためのプログラム格納用ROM(電気的書き換え可能な不揮発性メモリ)15と、を備えている。
プログラム格納用ROM15には、更新する運転制御プログラム(更新用の運転制御プログラム)を格納する更新プログラム格納領域16と、退避する運転制御プログラム(元の運転制御プログラム)を格納する退避プログラム格納領域17が設けられている。また、保守端末7を接続するための保守端末通信装置14を備えてもよい。
保守端末7は、保守員が運転制御プログラムの更新作業を含む各種メンテナンス作業を行う時に、現地で使用する小形の端末装置であって、例えば小型のパーソナルコンピュータやPDAなどからなり、ここでは更新用の運転制御プログラムを内部のメモリに記憶している。保守端末通信装置14は、保守端末7が接続された状態で、この保守端末7から提供される更新用の運転制御プログラムを読み込む。なお、保守端末7と保守端末通信装置14との間の通信には、例えばRS−232C、USB、Ethernet(登録商標)等のシリアル通信方式が用いられる。
シーケンス制御装置2、モータ制御装置3、ドア制御装置4は、それぞれに1つのコンピュータユニットから構成され、基本的には同様の構成を有している。
シーケンス制御装置2は、マイクロコンピュータ21、伝送コントローラ22、ROM(電気的書き換え可能な不揮発性メモリ)23、RAM(揮発性メモリ)24を備えている。マイクロコンピュータ21は、ROM23あるいはRAM24に記憶された運転制御プログラムを読み込み、その運転制御プログラムに記述された手順に従ってシーケンス制御を行う。
ROM23には、予めエレベータ出荷時に設定されたシーケンス制御用の運転制御プログラムを記憶している。RAM24は、マイクロコンピュータ21の処理動作に必要な各種データを記憶するものであり、ここでは更新用あるいは退避用の運転制御プログラムを記憶保持する場合にも用いられる。伝送コントローラ22は、制御信号線8を介して他の制御装置または監視端末装置1との間でデータ伝送制御を行う。
モータ制御装置3は、マイクロコンピュータ31、伝送コントローラ32、ROM(電気的書き換え可能な不揮発性メモリ)33、RAM(揮発性メモリ)34を備えている。マイクロコンピュータ31は、ROM33あるいはRAM34に記憶された運転制御プログラムを読み込み、その運転制御プログラムに記述された手順に従ってモータ制御を行う。ROM33には、予めエレベータ出荷時に設定されたモータ制御用の運転制御プログラムを記億している。RAM34は、マイクロコンピュータ31の処理動作に必要な各種データを記億するものであり、ここでは更新用あるいは退避用の運転制御プログラムを記憶保持する場合に用いられる。伝送コントローラ32は、制御信号線8を介して他の制御装置または監視端末装置1との間でデータ伝送制御を行う。
ドア制御装置4は、マイクロコンピュータ41、伝送コントローラ42、ROM(電気的書き換え可能な不揮発性メモリ)43、RAM(揮発性メモリ)44を備えている。マイクロコンピュータ41は、ROM43あるいはRAM44に記憶された運転制御プログラムを読み込み、その運転制御プログラムに記述された手順に従ってドア制御を行う。ROM43には、予めエレベータ出荷時に設定されたドア制御用の運転制御プログラムを記憶している。RAM44は、マイクロコンピュータ41の処理動作に必要な各種データを記憶するものであり、ここでは更新用あるいは退避用の運転制御プログラムを記憶保持する場合に用いられる。伝送コントローラ42は、制御信号線8を介して他の制御装置または監視端末装置1との間でデータ伝送制御を行う。
エレベータの運転時において、各制御装置2、3、4との間でエレベータの運転用の制御データが互いに制御信号線8を介して送受信される。ここで、運転制御プログラムの更新作業を含む各種メンテナンス作業を行う場合には、エレベータの運転を一時停止するため、制御信号線8が空いている状態になる。そこで、この発明のシステムでは、この制御信号線8を利用して、運転制御プログラムの更新作業を行うものとする。
図2は図1に示す監視端末装置1に設けられたプログラム格納用ROM15の内部構成の一例を示す。図2において、プログラム格納用ROM15には、更新するプログラムを格納する更新プログラム格納領域16と、退避するプログラムを格納する退避プログラム格納領域17が設けられている。ここで、各制御装置2、3、4において、シーケンス制御装置2の運転制御プログラムが最もプログラムサイズが大きく、モータ制御装置3およびドア制御装置4の運転制御プログラムのプログラムサイズはそれよりも小さいと仮定する。
その場合、更新プログラム格納領域16としては、各制御装置2、3、4の中で最もプログラムサイズが大きなシーケンス制御装置2の運転制御プログラムが格納可能な記憶容量のシーケンス制御装置対応更新プログラム格納領域162が設けられている。これにより、シーケンス制御装置2よりプログラムサイズが小さなモータ制御装置3およびドア制御装置4の運転制御プログラムもシーケンス制御装置対応更新プログラム格納領域162に格納可能なことは明らかである。退避プログラム格納領域17についても同様に、シーケンス制御装置対応退避プログラム格納領域172が設けられている。
図3は図1に示す監視端末装置1に設けられたプログラム格納用ROM15の内部構成の別の例を示す。図3において、プログラム格納用ROM15には、更新するプログラムを格納する更新プログラム格納領域16と、退避するプログラムを格納する退避プログラム格納領域17が設けられている。ここで、更新プログラム格納領域16および退避プログラム格納領域17としては、それぞれ、シーケンス制御装置2、モータ制御装置3、ドア制御装置4対応の運転制御プログラムが格納可能な記憶容量を有する領域として、シーケンス制御装置対応更新プログラム格納領域162、モータ制御装置対応更新プログラム格納領域163、ドア制御装置対応更新プログラム格納領域164、シーケンス制御装置対応退避プログラム格納領域172、モータ制御装置対応退避プログラム格納領域173、ドア制御装置対応退避プログラム格納領域174、が設けられている。
なお例えば、制御信号線8が伝送路を構成し、監視センタSのサーバコンピュータ5と保守端末7がプログラム提供手段を構成し、監視端末装置1及び各制御装置2,3,4のマイクロコンピュータ21,31,41がプログラム送信手段や異常判定手段を構成する。また、以下に説明する動作は、コンピュータやマイクロコンピュータから構成されるサーバコンピュータ5、保守端末7,監視制御装置11、マイクロコンピュータ21,31,41の制御により行われる。
図4にはこのように構成されたこの発明によるエレベータ制御システムの動作の一例を示す動作フローチャートを示し、以下これに従って動作について説明する。まずステップS1で、通常のエレベータ運転時に、各場所に分散配置されたシーケンス制御装置2、モータ制御装置3、ドア制御装置4がそれぞれに設けられた伝送コントローラ22、32、42により制御信号線8を介して互いにエレベータ運転用の制御データを通信しながらエレベータの運転制御を行っている。
ステップS2では、例えば監視制御装置11が、運転制御プログラムの更新要求があるか判定する。運転制御プログラムの更新要求の設定は、例えば、ネットワーク6を介して監視センタSのサーバコンピュータ5から監視端末装置1に所定のコマンドを送信したり、保守員が保守端末7を監視端末装置1に接続して所定のコマンドを送信したりすることなどにより設定する。その際、シーケンス制御装置2、モータ制御装置3、ドア制御装置4のうちのどの制御装置の運転制プログラムを更新するのか、識別データ等を付して指定しておく。
運転制御プログラムの更新要求があると、ステップS3で、監視制御装置11が更新する運転制御プログラムの提供を受け入れ、更新する運転制御プログラムが監視端末装置1へ送信され、プログラム格納用ROM15の更新プログラム格納領域16に格納(書き込み)される。ネットワーク6を介して監視センタSのサーバコンピュータ5から運転制御プログラムを更新する場合は、サーバコンピュータ5から監視端末装置1へ更新する運転制御プログラムが送信(提供)され、保守員が保守端末7を使用して運転制御プログラムを更新する場合は、保守端末7から監視端末装置1へ、更新する運転制御プログラムが送信(提供)される。
ここで、プログラム格納用ROM15が図2に示す構成の場合は、シーケンス制御装置2、モータ制御装置3、ドア制御装置4のうち何れか1つの運転制御プログラムが格納されることになり、プログラム格納用ROM15が図3に示す構成の場合は、シーケンス制御装置2、モータ制御装置3、ドア制御装置4のうち更新される全ての運転制御プログラムが格納されることになる。
ステップS4では、監視制御装置11が、運転制御プログラムの更新条件が成立したか判定する。運転制御プログラムの更新条件は、例えば、深夜でかつエレベータの運転が所定時間以上なかった場合などに成立する。この判定は監視制御装置11に内蔵されたメモリ(図示省略)に格納された予め設定された更新条件と、各制御装置2,3,4からの動作状態を示す信号や自らが有する時計機能等で得られる時間との比較により行われる。運転制御プログラムの更新条件が成立するとステップS5で、各制御装置2,3,4に制御指令を与えてエレベータを安全に休止させた後、制御信号線8を空いた状態にする。
ステップS6では、現在の運転制御プログラムの退避要求があるか判定する。運転制御プログラムの退避要求の設定は、例えば、ネットワーク6を介して監視センタSのサーバコンピュータ5から監視端末装置1に所定のコマンドを送信したり、保守員が保守端末7を監視端末装置1に接続して所定のコマンドを送信したりすることなどにより設定する。その際、シーケンス制御装置2、モータ制御装置3、ドア制御装置4のうちのどの制御装置の運転制御プログラムを退避するのか指定しておく。
運転制御プログラムの退避要求があると監視制御装置11が判定すると、ステップS7で、指定された制御装置に運転制御プログラムの退避要求を送り、指定された制御装置のマイクロコンピュータは、監視端末装置1へ制御信号線8を介して退避する運転制御プログラムを送信すると共に、ROM、RAMに格納されていた運転制御プログラムを消去する。監視制御装置11は制御装置から送られてきた退避する運転制御プログラムをプログラム格納用ROM15の退避プログラム格納領域17に格納(書き込み)する。
ここで、プログラム格納用ROM15が図2に示す構成の場合は、シーケンス制御装置2、モータ制御装置3、ドア制御装置4のうち何れか1つの運転制御プログラムが格納されることになり、プログラム格納用ROM15が図3に示す構成の場合は、シーケンス制御装置2、モータ制御装置3、ドア制御装置4のうち退避される全ての運転制御プログラムが格納されることになる。なお、既に現在の運転制御プログラムが退避プログラム格納領域17に格納されている場合は、ステップS7は省略される。
ステップS8では、監視制御装置11の制御により、監視端末装置1から指定された制御装置へ制御信号線8を介して更新プログラム格納領域16に格納された更新する運転制御プログラムが送信され、指定された制御装置のマイクロコンピュータは、受信した運転制御プログラムをROMに書き込む。これにより、運転制御プログラムの更新を完了する。
ステップS9では、各制御装置のマイクロコンピュータにより、更新した運転制御プログラムでの運転動作が異常かどうか判定され、異常が発生した場合には監視端末装置1の監視制御装置11に異常信号を送る。異常かどうかは、例えば、所定の点検運転を行うことで判定する。これは例えば、運転制御プログラムに点検用プログラムが含まれている、又は各制御装置のROMに点検用プログラムが予め格納されていて、マイクロコンピュータにより実行される。
更新した運転制御プログラムが異常と判定されるとステップS10で、監視端末装置1の監視制御装置11から指定されたすなわち異常信号を受けた制御装置へ制御信号線8を介して退避プログラム格納領域17に格納された元の運転制御プログラムが送信され、指定された制御装置のマイクロコンピュータは受信した運転制御プログラムをROMに書き込む。これにより、運転制御プログラムの書き戻しを完了する。
なお上述した動作は一例に過ぎず、例えば各動作制御をサーバコンピュータ5、保守端末7,監視制御装置11、マイクロコンピュータ21,31,41のいずれで行うか等、一括制御とするか分散制御とするかは、適宜選択可能である。
このような本実施の形態によるシステムでは、監視センタSのサーバコンピュータ5または保守端末7から更新する運転制御プログラムを送信する処理と、制御装置の運転制御プログラムを書き換える処理を連動させる必要がなく、任意のタイミングで運転制御プログラムの書き換えができるため、エレベータの運転サービスの低下を極力抑えることができる。
また、運転制御プログラムの書き換えが正常に完了するまでの間に停電が発生しても、運転制御プログラムの書き換え処理を最初からやり直す必要がなく時間が短縮できる。
また、更新により不要になった元の運転制御プログラムも格納することで、更新したプログラムで正常に動作できない場合は、元の運転制御プログラムに戻すことにより、エレベータの運転を再開することができる。
また、プログラム格納用ROMの更新プログラム格納領域と退避プログラム格納領域がそれぞれ、複数の制御装置の運転制御プログラムのうち最もプログラムサイズの大きな運転制御プログラムが格納可能な記憶容量を有するようにすることで、いずれの制御装置の運転制御プログラムも格納可能となり、簡易な構成で実施できる。
また、プログラム格納用ROMの更新プログラム格納領域と退避プログラム格納領域がそれぞれ、複数の制御装置全ての運転制御プログラムを格納可能な記憶容量を有するようにすることで、複数の制御装置の運転制御プログラムを同時に変更する場合でも、効率的に書き換え処理が行える。
また、プログラム送信を行う構成を、複数の制御装置及び監視センタに接続されたエレベータの遠隔監視のための監視端末装置に設けることで、遠隔監視装置のみに必要最小限の機能を付加するだけで実現できるため、この発明による機能を容易に後付けすることができる。
なお、かご呼び登録装置、乗場呼び登録装置、群管理制御装置など、分散配置された他の制御装置についても同様の構成にすることで同様の効果を得ることができる。
図1はこの発明の一実施の形態によるエレベータ制御システムの全体構成を示す図である。 図2は図1に示す監視端末装置に設けられたプログラム格納用ROMの内部構成の一例を示す図である。 図2は図1に示す監視端末装置に設けられたプログラム格納用ROMの内部構成の別の例を示す図である。 この発明によるエレベータ制御システムの動作の一例を示す動作フローチャートである。
符号の説明
1 監視端末装置、2 シーケンス制御装置、3 モータ制御装置、4 ドア制御装置、5 サーバコンピュータ、6 ネットワーク、7 保守端末、8 制御信号線、11 監視制御装置、12,22,32,42 伝送コントローラ、13 サーバ通信装置、14 保守端末通信装置、15 プログラム格納用ROM、16 更新プログラム格納領域、17 退避プログラム格納領域、21,31,41 マイクロコンピュータ、162 シーケンス制御装置対応更新プログラム格納領域、163 モータ制御装置対応更新プログラム格納領域、164 ドア制御装置対応更新プログラム格納領域、172 シーケンス制御装置対応退避プログラム格納領域、173 モータ制御装置対応退避プログラム格納領域、174 ドア制御装置対応退避プログラム格納領域、23,33,43 ROM、24,34,44 RAM、S 監視センタ。

Claims (5)

  1. エレベータの各場所に分散配置され、それぞれに所定の運転制御プログラムに従ってエレベータの運転に関わる制御を実行する複数の制御装置と、
    これら複数の制御装置を接続し、エレベータの運転中に上記複数の制御装置の間でデータを相互に通信するための伝送路と、
    上記複数の制御装置を有するエレベータに対して外部から更新用の運転制御プログラムを提供するプログラム提供手段と、
    上記プログラム提供手段から提供される更新用の運転制御プログラムを一時的に格納する格納手段を有し、予め設定された更新条件成立時に格納されている該更新用の運転制御プログラムを更新対象の制御装置に上記伝送路を介して送信するプログラム送信手段と、
    を備えたことを特徴とするエレベータ制御システム。
  2. 制御装置毎に更新した運転制御プログラムでの運転動作の異常を判定する異常判定手段をさらに備え、
    上記プログラム送信手段が、更新により不要になった元の運転制御プログラムも上記格納手段に格納し、上記異常判定があった時に該制御装置に上記伝送路を介して元の運転制御プログラムを送信して戻すことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御システム。
  3. 上記格納手段が、更新用の運転制御プログラムを格納する更新プログラム格納領域と元の運転制御プログラムを格納する退避プログラム格納領域を有し、更新プログラム格納領域と退避プログラム格納領域がそれぞれ、複数の制御装置の運転制御プログラムのうち最もプログラムサイズの大きな運転制御プログラムが格納可能な記憶容量を有することを特徴とする請求項2に記載のエレベータ制御システム。
  4. 上記格納手段が、更新用の運転制御プログラムを格納する更新プログラム格納領域と元の運転制御プログラムを格納する退避プログラム格納領域を有し、更新プログラム格納領域と退避プログラム格納領域がそれぞれ、上記複数の制御装置全ての運転制御プログラムを格納可能な記憶容量を有することを特徴とする請求項2に記載のエレベータ制御システム。
  5. 上記プログラム送信手段を、上記伝送路により上記複数の制御装置に接続されると共に遠隔監視を行うためにネットワークを介して監視センタに接続された、エレベータの監視端末装置に設けたことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載のエレベータ制御システム。
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