JP2007084235A - エレベータ制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】情報端末からエレベータ制御装置の設定データを簡単に新規設定、変更、削除等のアクセスを実施する。
【解決手段】エレベータ制御装置15と乗場呼び登録装置7及びかご呼び登録装置9との間の情報送受信で採用されるサイクリック伝送方式におけるサイクリックデータ信号31aに情報端末16用の特定アドレスとデータ領域との特定セグメント32を組込み、この特定アドレスを有する情報端末16を伝送路8に接続して、エレベータ制御装置15との間の情報交換を実施し、エレベータ制御装置の設定データメモリの設定データをアクセスする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ビルやマンション等の建屋に設置されたエレベータシステムに係わり、特に、エレベータのかごを上下移動制御するエレベータ制御装置におけるエレベータ制御情報を外部から簡単にアクセスできるエレベータ制御システムに関する。
ビルやマンション等の建屋に設置されたエレベータシステムにおいては、図23に示すように、内部にエレベータのかご1が上下移動するエレベータ昇降路2の上側の機械室内にかご1をロープ3を介して上下移動させる電動機を含む巻上機4と、この巻上機4を駆動する駆動部5と、エレベータ制御装置6とが設けられている。
さらに、各階のエレベータホールには、乗場呼び釦の釦操作で入力された乗場呼びを登録する乗場呼び登録装置7が設けられ、各乗場呼び登録装置7で登録された各各乗場呼びは伝送路8を介してエレベータ制御装置6へ入力される。また、かご1内には、かご呼び釦の釦操作で入力されたかご呼びを登録するかご呼び登録装置9が設けられ、かご呼び登録装置9で登録されたかご呼びは伝送路10を介してエレベータ制御装置6へ入力される。なお、エレベータ制御装置6及び駆動部5は制御盤12内に収納されている。
エレベータ制御装置6及び駆動部5には外部電源11から電力が供給される。そして、エレベータ制御装置6は伝送路8、10を介して乗場呼び又はかご呼びが入力されると、かご1の現在位置(階)を検出して、かご1を乗場呼び又はかご呼びの指定する目的階への移動指令を駆動部5へ送出する。駆動部5は巻上機4の電動機を駆動して、かご1を目的階へ移動させる。
なお、エレベータ制御装置6と各乗場呼び登録装置7との間の情報送受信、及びエレベータ制御装置6と各かご呼び登録装置9との間の情報送受信は、サイクリック伝送方式で行う昇降機制御伝送システムが特許文献1に開示されている。
このようなエレベータシステムにおいて、エレベータのかご1を円滑に目的階へ移動させるための調整データを含む多数の設定データがエレベータ制御装置6内に記憶されている。そして、建屋に新規にエレベータシステムを構築した場合や、定期点検時においては、実際にエレベータを運転して、かご1が円滑に目的階に移動するように、移動速度、加速度、減速度、起動停止タイミング、停止位置等を利用者に不快感を与えないように前記設定データを調整する必要がある。
このエレベータ制御装置6内に記憶された各設定データを調整するために、図24に示すように、制御盤12内に収納されているエレベータ制御装置6に対して、携帯型の設定端末13を接続する。そして、設定端末13とエレベータ制御装置6との間で各種情報の授受をしている。すなわち、設定端末13からエレベータ制御装置6に対して、各設定データを送出して、エレベータ制御装置6に各設定データの変更を指示する。
特開2002−64520号公報
しかしながら、このようなエレベータシステムにあって、エレベータ制御装置6と設定端末13との間でデータの授受をするためには、調整作業員は、エレベータ制御装置6が設置されている場所まで赴き、設定端末13をエレベータ制御装置6に接続する必要がある。
一般に、エレベータ制御装置6は、図24に示すように、建屋の最上階付近に設置するエレベータ昇降路2の上側の機械室内に設けられているので、データの授受をしたい時でも最上階まで赴く必要があり、往復する手間がかかる。
また、かご1内で乗り心地データを調整したい場合においては、1人の作業員はかご1内に待機し、もう1人の作業員は機械室内のエレベータ制御装置6付近で設定端末13を操作してエレベータ制御装置6内の設定データを変更する必要があり、作業に2名以上の人員が必要になり作業効率を悪化させる原因になる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、例えば建物の各階に設けられた乗場呼び登録装置やかご内に設置されたかご呼び登録装置の近傍にて、情報端末と最上階の機械室内のエレベータ制御装置との間で簡単に情報交換を実施でき、情報端末からエレベータ制御装置の設定データを簡単に新規設定、変更、削除等のアクセスが実施でき、エレベータシステムを新規に構築した場合や、定期点検時におけるエレベータ動作調整を短時間で少人数で、かつ効率的に実施できるエレベータ制御システムを提供することを目的とする。
上記課題を解消するために、本発明は、建屋の各階に設けられた乗場呼び登録装置と、エレベータのかご内に取付けられたかご呼び登録装置と、乗場呼び登録装置及びかご呼び登録装置に対して伝送路を介して接続され、伝送路を介して入力された乗場呼び及びかご呼びに対してかごを移動制御するエレベータ制御装置とを備えたエレベータ制御システムにおいて、エレベータ制御装置と各登録装置との間の情報送受信は、エレベータ制御装置から伝送路へ、各登録装置のアドレスと当該登録装置に送受信する情報とからなるセグメントを、1周期内に、少なくとも登録装置数含むサイクリックデータ信号を出力するサイクリック伝送方式を採用している。
さらに、エレベータ制御装置が伝送路へ出力するサイクリックデータ信号の1周期内に特定アドレスとデータ領域とからなる特定セグメントを予め組込むセグメント組込手段と、伝送路に対して着脱自在に設けられ、伝送路に装着された状態で、エレベータ制御装置から出力されるサイクリックデータ信号における特定セグメントのデータ領域を利用して、エレベータ制御装置との間で情報交換を行う特定アドレスを有した情報端末とを備えている。
このように構成されたエレベータ制御システムにおいては、エレベータ制御装置と各登録装置との間の情報送受信はサイクリック伝送方式で実行されている。このサイクリック伝送方式においては、周知のように、マスタ局としてのエレベータ制御装置からスレーブ局としての各アドレスが割付けられた各登録装置が接続された伝送路へ、各登録装置のアドレスと当該登録装置に送受信する情報とからなるセグメントを、1周期内に、少なくとも登録装置数含むサイクリックデータ信号を出力する。
各登録装置は、1周期で送信されるサイクリックデータ信号に自己のアドレスを発見すると、この自己アドレスの次の情報を自己宛の情報として取込む。また、各登録装置はエレベータ制御装置に情報を送信する場合は、自己アドレスの次に当該情報を書込む。
したがって、サイクリックデータ信号の1周期内に特定アドレスとデータ領域とからなる特定セグメントを組み込み、この特定アドレスを有した情報端末を伝送路に接続することにより、情報端末とエレベータ制御装置との間で各種の情報交換が実施可能となる。
よって、登録装置近傍で、例えば機械室に設けられたエレベータ制御装置との間で各種の情報交換が実施可能となる。したがって、エレベータ制御装置の設定データをモニタしながら、当該設定データを設定できる。
また、別の発明は、上述した発明のエレベータ制御システムにおいて、エレベータ制御装置は、乗場呼び登録装置とかご呼び登録装置に対してそれぞれ個別の伝送路を介して接続され、かつ、情報端末は、乗場呼び登録装置に接続された伝送路に対して着脱自在に設けられている。
さらに別の発明におけるエレベータ制御装置は、乗場呼び登録装置とかご呼び登録装置に対してそれぞれ個別の伝送路を介して接続され、かつ情報端末は、かご呼び登録装置に接続された伝送路に対して着脱自在に設けられている。
このような構成のエレベータ制御システムにおいては、情報端末は任意の伝送路に接続可能である。
また、別の発明は、建屋の各階にそれぞれ複数ずつ設けられた乗場呼び登録装置と、複数台のエレベータのかご内にそれぞれ取付けられたかご呼び登録装置と、各階の各乗場呼び登録装置及び各かご内のかご呼び登録装置に対してそれぞれ個別の伝送路を介して接続され、伝送路を介して入力された乗場呼び及びかご呼びに対してかごを移動制御する複数のエレベータ制御装置と、各エレベータ制御装置相互間で情報交換を行うための補助伝送路とを備えたエレベータ制御システムにおいて、各エレベータ制御装置と各登録装置との間の情報送受信は、エレベータ制御装置から伝送路へ、各登録装置のアドレスと当該登録装置に送受信する情報とからなるセグメントを、1周期内に、少なくとも登録装置数含むサイクリックデータ信号を出力するサイクリック伝送方式を採用している。
さらに、各エレベータ制御装置がかご呼び登録装置に対する伝送路へ出力するサイクリックデータ信号の1周期内に特定アドレスとデータ領域とからなる特定セグメントを予め組込むセグメント組込手段を設けている。
また、1つのかご呼び登録装置に対する伝送路に対して着脱自在に設けられ、伝送路に装着された状態で、エレベータ制御装置から出力されるサイクリックデータ信号における特定セグメントのデータ領域を利用して、伝送路に接続されたエレベータ制御装置との間で情報交換を行うととも補助伝送路を経由して他のエレベータ制御装置との間で情報交換を行う特定アドレスを有した情報端末とを備えている。
このように構成されたエレベータ制御システムにおいては、建屋に複数台のエレベータ(かご)、及びこの複数台のかごに対応する複数台のエレベータ制御装置が設けられ、さらに、各階に複数の乗場呼び登録装置が設けられ、さらに、複数台のかごに対応する複数のかご呼び登録装置が設けられている。そして、各エレベータ制御装置相互間に各エレベータ制御装置相互間で情報交換を行うための補助伝送路が設けられている。
したがって、1つのかご呼び登録装置に対する伝送路に装着された情報端末は、自己が接続された伝送路を介して当該伝送路に接続されたエレベータ制御装置と情報交換ができるとともに、補助伝送路を経由して他のエレベータ制御装置との間で情報交換を行うことが可能である。すなわち、1つの情報端末で全てのエレベータ制御装置との間で情報交換を行うことができる。その結果、全てのエレベータ制御装置に記憶された設定データに対するアクセスを実施できる。
また、別の発明は、建屋の各階にそれぞれ複数ずつ設けられた乗場呼び登録装置と、複数台のエレベータのかご内にそれぞれ取付けられたかご呼び登録装置と、各階の各乗場呼び登録装置及び各かご内のかご呼び登録装置に対してそれぞれ個別の伝送路を介して接続され、伝送路を介して入力された乗場呼び及びかご呼びに対してかごを移動制御する複数のエレベータ制御装置と、各エレベータ制御装置相互間で情報交換を行うための補助伝送路とを備えたエレベータ制御システムにおいて、各エレベータ制御装置と各登録装置との間の情報送受信は、エレベータ制御装置から伝送路へ、各登録装置のアドレスと当該登録装置に送受信する情報とからなるセグメントを、1周期内に、少なくとも登録装置数含むサイクリックデータ信号を出力するサイクリック伝送方式を採用している。
また、各エレベータ制御装置が乗場呼び登録装置に対する伝送路へ出力するサイクリックデータ信号の1周期内に特定アドレスとデータ領域からなる特定セグメントを予め組込むセグメント組込手段を設けている。
さらに、各階の1つの乗場呼び登録装置に対する伝送路に対して着脱自在に設けられ、伝送路に装着された状態で、エレベータ制御装置から出力されるサイクリックデータ信号における特定セグメントのデータ領域を利用して、伝送路に接続されたエレベータ制御装置との間で情報交換を行うととも補助伝送路を経由して他のエレベータ制御装置との間で情報交換を行う前記特定アドレスを有した情報端末とを備えている。
したがって、各階の1つの乗場呼び登録装置に対する伝送路に装着された情報端末は、自己が接続された伝送路を介して当該伝送路に接続されたエレベータ制御装置と情報交換ができるとともに、補助伝送路を経由して他のエレベータ制御装置との間で情報交換を行うことが可能である。すなわち、先の発明と同様に、1つの情報端末で全てのエレベータ制御装置との間で情報交換を行うことができる。その結果、全てのエレベータ制御装置に記憶された設定データに対するアクセスを実施できる。
さらに別の発明は、上記発明のエレベータ制御システムにおいて、各エレベータ制御装置相互間の情報送受信は、1つのエレベータ制御装置から補助伝送路へ、各他の各エレベータ制御装置のアドレスと当該エレベータ制御装置に送受信する情報とからなるセグメントを、1周期内に、少なくともエレベータ制御装置数含むサイクリックデータ信号を出力するサイクリック伝送方式を採用している。
このように、各エレベータ制御装置相互間の情報送受信もサイクリック伝送方式を採用することによって、情報端末と各エレベータ制御装置相互間の情報交換がより円滑に実施される。
さらに、別の発明は、上記各発明のエレベータ制御システムにおいて、エレベータ制御装置は、かごを移動制御するに際して利用する、少なくともかご移動に関する調整データを含むエレベータ制御の設定データを記憶する設定データメモリを有している。そして、情報端末は、伝送路に装着された状態で、エレベータ制御装置を介して、設定データメモリに記憶されている各設定データに対する閲覧、変更、削除を行う設定データアクセス手段を有する。
本発明においては、エレベータ制御装置と呼びの登録装置との間の情報送受信で採用されるサイクリック伝送方式におけるサイクリックデータ信号に情報端末用の特定アドレスとデータ領域の特定セグメントを組込み、この特定アドレスを有する情報端末を伝送路に接続して、エレベータ制御装置との間の情報交換を実施している。
したがって、例えば建物の各階に設けられた乗場呼び登録装置やかご内に設置されたかご呼び登録装置の近傍にて、情報端末と最上階の機械室内のエレベータ制御装置との間で簡単に情報交換を実施でき、情報端末からエレベータ制御制御部の設定データを簡単に閲覧、新規設定、変更、削除等のアクセスが実施でき、エレベータシステムを新規に構築した場合や、定期点検時におけるエレベータ動作調整を短時間で少人数でかつ効率的に実施できる。
以下、本発明の各実施形態を図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係わるエレベータ制御システムが組込まれたエレベータシステム全体を示す模式図である。図23に示す従来のエレベータシステムと同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
エレベータ昇降路2の上側の機械室内に、かご1をロープ3を介して上下移動させる電動機を含む巻上機4と、この巻上機4を駆動する駆動部5と、エレベータ制御装置15とが設けられている。建屋の各階のエレベータホールには乗場呼び登録装置7が設けられ、各乗場呼び登録装置7で登録された各乗場呼びは伝送路8を介してエレベータ制御装置15へ入力される。また、かご1内にはかご呼び登録装置9が設けられ、かご呼び登録装置9で登録されたかご呼びは伝送路10を介してエレベータ制御装置15へ入力される。エレベータ制御装置15及び駆動部5は制御盤12内に収納されている。エレベータ制御装置15及び駆動部5には外部電源11から電力が供給される。さらに、エレベータ制御装置15と各乗場呼び登録装置7とを接続する伝送路8には、必要に応じて携帯型の小型の情報端末16が接続される。
エレベータ制御装置15は、例えば、図2に示すように構成されている。このエレベータ制御装置15内には、各種の情報処理を実施する制御CPU17と、伝送路8、10を介して各乗場呼び登録装置7とかご呼び登録装置9との間で情報交換を実施する伝送制御部19と、各乗場呼び登録装置7とかご呼び登録装置9とのアドレスを記憶するアドレスメモリ18とが設けられている。
制御CPU17内には、伝送路8、10を介して乗場呼び又はかご呼びが入力されると、かご1の現在位置(階)を検出して、かご1に対して乗場呼び又はかご呼びを割付ける呼び処理部20と、かご1を、自己に割付けられた乗場呼び又はかご呼びの指定する目的階への移動指令を駆動部5へ送出するかご移動制御部21と、かご1を移動制御するに際して利用する、少なくともかご移動に関する調整データを含むエレベータ制御の設定データを記憶する設定データメモリ22と、少なくとも、情報端末16からのアクセス指示に基づいて、この設定データメモリ22に記憶された設定データに対する閲覧、変更、削除を行う制御管理部23が設けられている。なお、設定データメモリ22に記憶された設定データとは、前述したように、例えば、かご1の移動速度、加速度、減速度、起動停止タイミング、停止位置等に関するデータである。
図4は、伝送路8に対して着脱自在に設けられた情報端末16の概略構成を示すブロック図である。この情報端末16内には、伝送路8を介してエレベータ制御装置15と各種情報交換を実施する伝送制御部24、自己のアドレス(特定アドレス)を記憶するアドレスメモリ25、操作者の操作にて操作部26から指定されたエレベータ制御装置15の設定データメモリ22に記憶された設定データを伝送路8、伝送制御部24を介して読取り、読取った設定データを表示器28に表示するデータ読取部27と、操作者の操作にて操作部26から指定された設定データを伝送制御部24、伝送路8を介してエレベータ制御装置15へ送信し、制御管理部23に対して、当該設定データを設定データメモリ22へ設定させるデータ設定部29とが設けられている。
エレベータ制御装置15と各乗場呼び登録装置7との間の情報送受信はサイクリック伝送方式で実行される。具体的には、マスタ局としてのエレベータ制御装置15の伝送制御部19は、図3(a)に示すように、スレーブ局としての各アドレスが割付けられた各乗場呼び登録装置7が接続された伝送路8へ、各乗場呼び登録装置7のアドレスADと当該乗場呼び登録装置7に送受信する情報INとからなるセグメント30を、1周期(1フレーム)内に、少なくとも乗場呼び登録装置の台数分含むサイクリックデータ信号31aを出力する。さらに、このサイクリックデータ信号31aの1周期(1フレーム)内に、情報端末16のアドレスである特定アドレスADSと情報端末16に送受信すべき情報INSが設定されるデータ領域とからなる特定セグメント32とが組込まれている。
各乗場呼び登録装置7及び情報端末16は、1周期で送信されるサイクリックデータ信号31aに自己のアドレスAD、ADSを発見すると、この自己アドレスの次の情報IN、INSを自己宛の情報として取込む。また、各乗場呼び登録装置7及び情報端末16は、エレベータ制御装置15に情報IN、INSを送信する場合は、自己アドレスAD、ADSの次に当該情報IN、INSを書込む。
同様に、エレベータ制御装置15とかご呼び登録装置9との間の情報送受信は伝送路10を介した図3(b)に示すサイクリックデータ信号41bを用いたサイクリック伝送方式で実行される。この場合、サイクリックデータ信号41bの1周期(1フレーム)内には、かご呼び登録装置9のアドレスADCと情報INCとからなる1つのセグメント30のみが含まれる。
このように構成された第1実施形態のエレベータ制御システムにおけるサイクリック伝送方式を用いたエレベータ制御の基本動作を説明する。
エレベータ制御装置15の伝送制御部19は、一定周期で伝送路8のサイクリックデータ信号31aの各アドレスAD1〜ADNの次に呼び監視コマンドの情報IN1〜INNを設定する。同様に、伝送制御部19は、一定周期で伝送路10のサイクリックデータ信号41bのアドレスADCの次に呼び監視コマンドの情報INCを設定する。各乗場呼び登録装置7、及びかご呼び登録装置9は、自己宛の呼び監視コマンドを取込むと、エレベータの利用者にて乗場呼び、かご呼びが登録された場合には、その乗場呼び、かご呼びをサイクリックデータ信号31a、41bにおける次の周期の自己アドレスの次に設定する。乗場呼び、かご呼びが登録されなければ、次の周期における自己アドレスの次に登録無しを設定する。
エレベータ制御装置15の伝送制御部19は、サイクリックデータ信号31a、41bに設定された各乗場呼び、かご呼びを抽出して、呼び処理部20へ送出する。呼び処理部20は、前述したように、乗場呼び又はかご呼びが入力されると、かご1の現在位置(階)を検出して、かご1に対して乗場呼び又はかご呼びを割付て、かご移動制御部21へ割付情報を送出する。
かご移動制御部21は、かご1を割付けられた乗場呼び又はかご呼びの指定する目的階へ、設定データメモリ22に記憶された調整データを用いた移動制御指令を駆動部5へ送出する。駆動部5は指示された移動制御指令に基づいて巻上機4の電動機を回転制御する。その結果、かご1は、目的階へ到着する。
次に、情報端末16を用いて、エレベータ制御装置15の設定データメモリ22に記憶された各設定データの読出し、及び変更(更新)を行う時の情報端末16とエレベータ制御装置15との間で実施される情報送受信を図5のシーケンス図を用いて説明する。
操作者は、情報端末16を伝送路8の任意位置に装着する。エレベータ制御装置15の伝送制御部19は、図3(a)に示すサイクリックデータ信号31aを伝送路8へ送出している。そこで、操作者は、操作部26で接続操作を実施すると、情報端末16の伝送制御部24は、サイクリックデータ信号31aの自己の特定アドレスADSの特定セグメント32のデータ領域に接続要求の情報INSを書込む(ステップS1)。
エレベータ制御装置15の制御管理部23はこの特定セグメント32のデータ領域の接続要求を伝送制御部19から受取ると、情報端末16との間の情報交換の準備を行う。操作者が情報端末16の操作部26でデータ読取コマンドを操作入力すると、情報端末16は、次の周期のサイクリックデータ信号31aの特定アドレスADSの特定セグメント32のデータ領域にデータ読取コマンドを書込む(ステップS2)。
エレベータ制御装置15の制御管理部23はこの特定セグメント32のデータ読取コマンドを受領すると、設定データメモリ22に対する設定データの読取り準備を開始する。そして、操作者が操作部26で読出しアドレスを操作入力すると、情報端末16は、次の周期のサイクリックデータ信号31aの特定アドレスADSの特定セグメント32のデータ領域に読出アドレスを書込む(ステップS3)。
エレベータ制御装置15の制御管理部23は設定データメモリ22の指定されたアドレスの設定データを読出し、次の周期のサイクリックデータ信号31aの特定アドレスADSの特定セグメント32のデータ領域に先に読出した設定データを書込む(ステップS4)。
情報端末16のデータ読取部27はサイクリックデータ信号31aの特定アドレスADSの特定セグメント32のデータ領域の設定データを取込んで、表示器28に表示出力する。
次に、情報端末16を用いてエレベータ制御装置15の設定データメモリ22に設定データを書込む場合を説明する。操作者が操作部26でデータ書込コマンドを操作入力すると、情報端末16は、次の周期のサイクリックデータ信号31aの特定アドレスADSの特定セグメント32のデータ領域にデータ書込コマンドを書込む(ステップS5)。
エレベータ制御装置15の制御管理部23はこの特定セグメント32のデータ書込コマンドを受領すると、設定データメモリ22に対する設定データの書込み準備を開始する。そして、操作者が操作部26で書込アドレスを操作入力すると、情報端末16は、次の周期のサイクリックデータ信号31aの特定アドレスADSの特定セグメント32のデータ領域に書込アドレスを書込む(ステップS6)。
さらに、操作者が操作部26で書込むべき設定データを入力すると、次の周期のサイクリックデータ信号31aの特定アドレスADSの特定セグメント32のデータ領域に設定データを書込む(ステップS7)。
エレベータ制御装置15の制御管理部23はこの特定セグメント32の設定データを伝送制御部19から受領すると、設定データメモリ22内における先に入力された書込アドレスに今回の設定データを書込む。
このように構成された本発明の第1実施形態のエレベータ制御システムにおいては、エレベータ制御装置15と各階のエレベータホールに設置された各乗場呼び登録装置7との間の伝送路8を用いた情報送受信で採用されるサイクリック伝送方式におけるサイクリックデータ信号31aに情報端末16用の特定アドレスADSとデータ領域とからなる特定セグメント32を組込み、この特定アドレスADSを有する情報端末16を伝送路8に接続して、例えば建屋の最上階の機械室に設置されたエレベータ制御装置15との間の情報交換を実施している。情報端末16は伝送路8における任意階に設定可能である。
そして、情報端末16はエレベータ制御装置15と自由に情報交換が実施できるとともに、エレベータ制御装置15の設定データメモリ22の設定データに対して簡単にアクセス可能である。
したがって、例えば建物の各階に設けられた乗場呼び登録装置7の近傍にて、建屋の最上階の機械室に設けられたエレベータ制御装置15の設定データを簡単に閲覧、新規設定、変更、削除等のアクセスが実施でき、エレベータシステムを新規に構築した場合や、定期点検時におけるエレベータ動作調整を短時間で少人数で、かつ効率的に実施できる。
(第2実施形態)
図6は本発明の第2実施形態に係わるエレベータ制御システムが組込まれたエレベータシステム全体を示す模式図である。図1に示す第1実施形態に係わるエレベータ制御システムが組込まれたエレベータシステムと同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。また、この第2実施形態に係わるエレベータ制御システムのエレベータ制御装置15の構成も図2に示す第1実施形態におけるエレベータ制御装置15の構成とほぼ同じである。
この第2実施形態のエレベータ制御システムにおいては、エレベータ制御装置15の伝送制御部19とかご1内に設けられたかご呼び登録装置9とを接続する伝送路10の任意位置に情報端末33が必要に応じて取付けられる。なお、第1実施形態のエレベータ制御装置15と各乗場呼び登録装置7とを接続する伝送路8に着脱自在に設けられた情報端末16は除去されている。そして、伝送路10に着脱自在に設けられた情報端末33は、図4に示す第1実施形態の情報端末16とほぼ同じ構成を有する。
この第2実施形態におけるエレベータ制御装置15と各乗場呼び登録装置7との間の情報送受信は伝送路8を介した図7(a)に示すサイクリックデータ信号41aを用いたサイクリック伝送方式で実行される。この場合、サイクリックデータ信号41aの1周期(1フレーム)内には、各乗場呼び登録装置7のアドレスADと当該乗場呼び登録装置7に送受信する情報INとからなるセグメント30が少なくとも、乗場呼び登録装置7の台数分だけ含まれる。なおこのサイクリックデータ信号41aには、特定セグメント32は含まれない。
さらに、この第2実施形態におけるエレベータ制御装置15とかご呼び登録装置9との間の情報送受信は伝送路10を介した図7(b)に示すサイクリックデータ信号31bを用いたサイクリック伝送方式で実行される。この場合、サイクリックデータ信号31bの1周期(1フレーム)内には、かご呼び登録装置9のアドレスADCと情報INCとからなる1つのセグメント30と、情報端末33のアドレスである特定アドレスADSと情報端末16に送受信すべき情報INSが設定されるデータ領域とからなる特定セグメント32とが組込まれている。
このように構成された第2実施形態のエレベータ制御システムにおいては、かご呼び登録装置9とエレベータ制御装置15とを接続する伝送路10に接続された情報端末33は、前述した第1実施形態におけるエレベータ制御装置15と各乗場呼び登録装置7とを接続する伝送路8に着脱自在に設けられた情報端末16と同様に、伝送路10を介して、エレベータ制御装置15と自由に情報交換を実施できるとともに、エレベータ制御装置15の設定データメモリ22に記憶された設定データに対する閲覧、新規設定、変更、削除等のアクセスが実施できる。
したがって、先に説明した第1実施形態のエレベータ制御システムとほぼ同じ作用効果を奏することができる。
さらに、この第2実施形態においては、エレベータシステムを新規に構築した場合や、定期点検時におけるエレベータ動作調整作業において、調整作業員は、エレベータのかご1に乗車して、乗り心地を確認しながら、設定データメモリ22に記憶された設定データの調整ができるので、調整作業の作業能率をより一層向上できる。
(第3実施形態)
図8は本発明の第3実施形態に係わるエレベータ制御システムが組込まれたエレベータシステム全体を示す模式図である。図1に示す第1実施形態に係わるエレベータ制御システムが組込まれたエレベータシステムと同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
この第3実施形態のエレベータ制御システムにおいては、建屋のエレベータ昇降路2内に2台のかご1、1aが設けられ、各かご1、1aに対して、それぞれかご呼び登録装置9、9a、伝送路10、10a、巻上機4、4a、エレベータ制御装置15、15a、駆動部5、5a、制御盤12、12aが設けられている。各エレベータ制御装置15、15a、駆動部5、5aには共通の外部電源11から電力が供給される。なお、エレベータ制御装置15、15a相互間には、エレベータ制御装置15、15a相互間で情報交換を行うための補助伝送路34が設けられている。
各階のエレベータホールには乗場呼び登録装置7が設けられ、各乗場呼び登録装置7で登録された各乗場呼びは伝送路8を介して一方のエレベータ制御装置15へ入力される。さらに、このエレベータ制御装置15と各乗場呼び登録装置7とを接続する伝送路8には、必要に応じて携帯型の小型の情報端末35が接続される。
情報端末35は、図4に示す第1実施形態の情報端末16とほぼ同一の構成を有する。また、マスタ局となる一方のエレベータ制御装置15においては、例えば、図10に示すように、第1実施形態の図2に示すエレベータ制御装置15に対して、制御CPU17内に、他のエレベータ制御装置15aと情報の送受信を行うためのメモリ37が付加されている。さらに、他のエレベータ制御装置15aと補助伝送路34を用いてサイクリック伝送方式で情報交換を行うための伝送制御部36が付加されている。
さらに、マスタ局となる一方のエレベータ制御装置15に対してスレーブ局となる他方のエレベータ制御装置15aにおいては、図11に示すように、第1実施形態の図2に示すエレベータ制御装置15に対して、制御CPU17内に、一方のエレベータ制御装置15と情報の送受信を行うためのメモリ37が付加されている。
さらに、エレベータ制御装置15と補助伝送路34を用いてサイクリック伝送方式で情報交換を行うための伝送制御部36が付加されている。なお、この図11の実施形態の伝送制御部19は伝送路10aを介してかご呼び登録装置9aに接続されている。
エレベータ制御装置15の伝送制御部19は、情報端末35が接続された伝送路8に対して図9(a)に示すサイクリックデータ信号31aを送出する。このサイクリックデータ信号31aは、図3(a)に示す第1実施形態のサイクリックデータ信号31aと同じである。すなわち、1周期(1フレーム)内に、各乗場呼び登録装置7のアドレスADと当該乗場呼び登録装置7に送受信する情報INとからなる場呼び登録装置7の設置数分のセグメント30と、情報端末35の特定アドレスADSと情報端末35に送受信すべき情報INSが設定されるデータ領域とからなる特定セグメント32とが組込まれている。
各エレベータ制御装置15、15aの伝送制御部19は、図9(b)に示すサイクリックデータ信号41b、41cを伝送路10、10aを介して各かご呼び登録装置9、9aへ送出する。このサイクリックデータ信号41b、41cは、図3(b)に示す第1実施形態のサイクリックデータ信号41bと同じである。すなわち、1周期(1フレーム)内に、かご呼び登録装置9、9aのアドレスADCと情報INCとからなる1つのセグメント30のみが含まれる。
また、マスタ局となる一方のエレベータ制御装置15の伝送制御部36は、スレーブ局となる他方のエレベータ制御装置15aの伝送制御部36が接続された補助伝送路34へ図9(c)に示すサイクリックデータ信号31eを出力する。このサイクリックデータ信号31eの1周期(1フレーム)内には、他方のエレベータ制御装置15aのアドレスADBと当該エレベータ制御装置15aへ送受信する情報INBとからなる1つのセグメント30のみが含まれる。したがって、エレベータ制御装置15.15aは、サイクリックデータ信号31eのセグメント30のデータ領域へ送受信すべき情報INBを書込むことにより、相互に情報交換ができる。
このように構成された第3実施形態のエレベータ制御システムの基本動作を説明する。各エレベータ制御装置15、15aは、自己に接続された伝送路10、10aから前述したサイクリック伝送方式でかご呼び登録装置9、9aからのかご呼びを取込むと、自己側のかご1、1aの現在位置を調べて、呼び処理部20、かご移動制御部21、駆動部5で自己側のかご1、1aをかご呼びが指定する目的階へ移動させる。
エレベータ制御装置15は、自己に接続された伝送路8から前述したサイクリック伝送方式で乗場呼び登録装置7からの乗場呼びを取込むと、自己側のかご1の現在位置及びかご呼び登録状態を調べてメモリ37に一旦記憶保持する。次に、伝送制御部36にて補助伝送路34に出力しているサイクリックデータ信号31eのセグメント30のエレベータ制御装置15aのアドレスADBの次のデータ領域にかご値位置及びかご呼び登録状態の要求(コマンド)を書込む。
他方のエレベータ制御装置15aはサイクリックデータ信号31eの自己のアドレスADBの次のデータ領域のかご値位置及びかご呼び登録状態の要求(コマンド)要求を取込むと、自己側のかご1aの現在位置かご呼び登録状態を調べて、サイクリックデータ信号31eの次の周期における自己のアドレスADBの次のデータ領域に当該自己側のかご1aの現在位置及びかご呼び登録状態を書込む。
エレベータ制御装置15の伝送制御部36は、サイクリックデータ信号31eのセグメントから他方のかご1aの現在位置及びかご呼び登録状態を抽出して、メモリ37に一旦記憶保持する。エレベータ制御装置15の呼び処理部20は、メモリ37に記憶されている自己側、他方側の各かご1,1aの現在位置及びかご呼び登録状態から、今回発生した乗場呼びを割付けるかご1、1aを決定する。
自己側のかご1に割付けた場合は、かご移動制御部21へ割付情報を送出する。また、他方側のかご1aに割付けた場合は、かご1aに対する割付情報を、前述したサイクリック伝送方式で補助伝送路34を介して他方のエレベータ制御装置15aへ送信する。自己側のかご1aに対する割付情報を補助伝送路34を介して取込んだ他方のエレベータ制御装置15aのかご移動制御部21はかご1aを今回発生した乗場呼びの指定階へ移動させる。
次に、情報端末35を用いて各エレベータ制御装置15、15aの設定データメモリ22に記憶された設定データに対する閲覧、新規設定、変更、削除等のアクセスを説明する。情報端末35が自己側のエレベータ制御装置15の設定データメモリ22に記憶された設定データに対するアクセス処理は、図5で説明した第1実施形態における情報端末16が行う設定データに対するアクセス処理と同じであるので説明を省略する。
図12は、情報端末35を用いてエレベータ制御装置15aの設定データメモリ22に記憶された設定データの読出し、及び変更(更新)を行う時の情報端末35とエレベータ制御装置15、15aとの間で実施される情報送受信を示すシーケンス図である。
操作者は、情報端末35を伝送路8の任意位置に接続する。エレベータ制御装置15の伝送制御部19は、図9(a)に示すサイクリックデータ信号31aを伝送路8へ送出している。そこで、操作者は、操作部26で接続操作を実施すると、伝送制御部24は、サイクリックデータ信号31aの自己の特定アドレスADSの特定セグメント32のデータ領域に接続要求の情報INSを書込む(ステップQ1)。
エレベータ制御装置15の制御管理部23はこの特定セグメント32のデータ領域の接続要求を伝送制御部19から受取ると、情報端末35との間の情報交換の準備を行う。操作者が操作部26で接続先変更を操作入力すると、情報端末35は、次の周期のサイクリックデータ信号31aの特定アドレスADSの特定セグメント32のデータ領域に接続先変更コマンドを書込む(ステップQ2)。
エレベータ制御装置15の制御管理部23はこの特定セグメント32の接続先変更コマンドを受領すると、メモリ37に接続先変更を示す接続先変更フラグを設定する。そして、伝送制御部36は、図9(c)のサイクリックデータ信号31eのセグメントに接続先変更コマンドを書込む(ステップQ3)。
エレベータ制御装置15aの制御管理部23は伝送制御部36から接続先変更コマンドを受領すると、メモリ37に接続先変更を示す接続先変更フラグを設定する。以上で、情報端末35とエレベータ制御装置15aとの間で情報交換のソフト的経路が確立したことになる。そして、エレベータ制御装置15aは情報端末35からのコマンド待ち状態となる。
そして、操作者が情報端末35の操作部26でデータ読取コマンドを操作入力すると、情報端末35は、次の周期のサイクリックデータ信号31aの特定アドレスADSの特定セグメント32のデータ領域にデータ読取コマンドを書込む(ステップQ4)。
エレベータ制御装置15の制御管理部23はサイクリックデータ信号31aのデータ読取コマンドを抽出してメモリ37へ一旦書込む。エレベータ制御装置15の伝送制御部36は、図9(c)のサイクリックデータ信号31eのセグメントにデータ読取コマンドを書込む(ステップQ5)。
エレベータ制御装置15aの制御管理部23はデータ読取コマンドを受領すると、自己の設定データメモリ22に対するデータ読取コマンドの待ち状態となる。次に、操作者が情報端末35の操作部26で読出アドレスを入力すると、情報端末35は、次の周期のサイクリックデータ信号31aの特定アドレスADSの特定セグメント32のデータ領域に読出アドレスを書込む(ステップQ6)。
エレベータ制御装置15の制御管理部23はサイクリックデータ信号31aの読出アドレスを抽出してメモリ37へ一旦書込む。エレベータ制御装置15の伝送制御部36は、図9(c)のサイクリックデータ信号31eのセグメントに読出アドレスを書込む(ステップQ7)。
エレベータ制御装置15aの制御管理部23は設定データメモリ22の指定されたアドレスの設定データを読出し、次の周期のサイクリックデータ信号31eの自己アドレスADBの次のデータ領域にこの設定データを書込む(ステップQ8)。
エレベータ制御装置15の制御管理部23はサイクリックデータ信号31eの設定データを抽出してメモリ37へ一旦書込む。エレベータ制御装置15の伝送制御部19は、図9(a)のサイクリックデータ信号31aの特定アドレスADSの特定セグメント32のデータ領域に読出した設定データを書込む(ステップQ9)。
情報端末35のデータ読取部27はサイクリックデータ信号31aの特定アドレスADSの特定セグメント32のデータ領域の設定データを取込んで、表示器28に表示出力する。
次に、情報端末35を用いてエレベータ制御装置15aの設定データメモリ22に設定データを書込む場合を説明する。操作者が操作部26でデータ書込コマンドを操作入力すると、情報端末35は、次の周期のサイクリックデータ信号31aの特定アドレスADSの特定セグメント32のデータ領域にデータ書込コマンドを書込む(ステップQ10)。
エレベータ制御装置15の制御管理部23はサイクリックデータ信号31aのデータ書込コマンドを抽出してメモリ37へ一旦書込む。エレベータ制御装置15の伝送制御部36は、図9(c)のサイクリックデータ信号31eのセグメントにデータ書込コマンドを書込む(ステップQ11)。
エレベータ制御装置15aの制御管理部23はこのデータ書込コマンドを受領すると、設定データメモリ22に対する設定データの書込み準備を開始する。そして、操作者が情報端末35にて、操作部26で書込アドレスを操作入力すると、情報端末35は、次の周期のサイクリックデータ信号31aの特定アドレスADSの特定セグメント32のデータ領域に書込アドレスを書込む(ステップQ12)。
エレベータ制御装置15の制御管理部23はサイクリックデータ信号31aのデータ書込アドレスを抽出してメモリ37へ一旦書込む。エレベータ制御装置15の伝送制御部36は、図9(c)のサイクリックデータ信号31eのセグメントに書込アドレスを書込む(ステップQ13)。エレベータ制御装置15aの制御管理部23はこの書込アドレスを一旦メモリ37へ書込む。
さらに、操作者が情報端末35の操作部26で書込むべき設定データを入力すると、情報端末35は、次の周期のサイクリックデータ信号31aの特定アドレスADSの特定セグメント32のデータ領域に設定データを書込む(ステップQ14)。
エレベータ制御装置15の制御管理部23はサイクリックデータ信号31aの設定データを抽出してメモリ37へ一旦書込む。エレベータ制御装置15の伝送制御部36は、図9(c)のサイクリックデータ信号31eのセグメントに設定データを書込む(ステップQ15)。
エレベータ制御装置15aの制御管理部23はこの設定データを伝送制御部36から受領すると、設定データメモリ22内の先に入力された書込アドレスに今回の設定データを書込む。
そして、以上のエレベータ制御装置15aの設定データメモリ22の設定データに対するアクセス処理が終了すると、操作者は、情報端末35の操作部26で接続先変更解除を操作入力する。情報端末35は、次の周期のサイクリックデータ信号31aの特定アドレスADSの特定セグメント32のデータ領域に接続先変更解除コマンドを書込む(ステップQ16)。
エレベータ制御装置15の制御管理部23はこの特定セグメント32の接続先変更解除コマンドを受領すると、メモリ37に設定された接続先変更フラグを解除する。そして、伝送制御部36は、図9(c)のサイクリックデータ信号31eのセグメントに接続先変更解除コマンドを書込む(ステップQ17)。
エレベータ制御装置15aの制御管理部23は伝送制御部36から接続先変更解除コマンドを受領すると、メモリ37に設定された接続先変更フラグを解除する。
このように構成された第3実施形態のエレベータ制御システムにおいては、エレベータ制御装置15、15a相互間で、サイクリック伝送方式を用いて、自由に情報交換を実施可能である。したがって、建屋の各階の乗場呼び登録装置7に対する伝送路8に装着された情報端末35は、自己が接続された伝送路8を介して当該伝送路8に接続されたエレベータ制御装置15と情報交換ができるとともに、補助伝送路34を経由して他のエレベータ制御装置15aとの間で情報交換を行うことが可能である。
すなわち、1つの情報端末35で各エレベータ制御装置15、15aとの間で情報交換を行うことができる。その結果、各エレベータ制御装置15、15aの設定データメモリ22に記憶された設定データに対するアクセスを簡単に実施できる。
(第4実施形態)
図13は本発明の第4実施形態に係わるエレベータ制御システムが組込まれたエレベータシステム全体を示す模式図である。図8に示す第3実施形態に係わるエレベータ制御システムが組込まれたエレベータシステムと同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
この第4実施形態のエレベータ制御システムにおいては、図8に示す第3実施形態に係わるエレベータ制御システムと、同様に、エレベータ昇降路1内に2台のかご1、1aが設けられ、各かご1、1aに対して、それぞれかご呼び登録装置9、9a、伝送路10、10a、巻上機4、4a、エレベータ制御装置15、15a、駆動部5、5a、制御盤12、12aが設けられている。エレベータ制御装置15、15a相互間には、エレベータ制御装置15、15a相互間で情報交換を行うための補助伝送路34が設けられている。
各階のエレベータホールには乗場呼び登録装置7が設けられ、各乗場呼び登録装置7で登録された各乗場呼びは伝送路8を介して一方のエレベータ制御装置15へ入力される。さらに、エレベータ制御装置15aとかご呼び登録装置9aとを接続する伝送路10aには、必要に応じて携帯型の小型の情報端末38が接続される。なお、エレベータ制御装置15と各乗場呼び登録装置7とを接続する伝送路8には情報端末35は取付けられていない。この実施形態の情報端末38は、図4に示す第1実施形態の情報端末16とほぼ同一の構成を有する。
エレベータ制御装置15と各階に設けられた各乗場呼び登録装置7とを接続する伝送路8には、エレベータ制御装置15から図14(a)に示す1周期(1フレーム)内に、各乗場呼び登録装置7のアドレスADと当該乗場呼び登録装置7に送受信する情報INとからなる場呼び登録装置7の設置数分のセグメント30を含むサイクリックデータ信号41aが出力される。
エレベータ制御装置15とかご1内に設けられたかご呼び登録装置9とを接続する伝送路10には、エレベータ制御装置15から図14(b)に示す1周期(1フレーム)内に、かご呼び登録装置9のアドレスADCと情報INCとからなる1つのセグメント30のみが含まれるサイクリックデータ信号41bが出力される。
エレベータ制御装置15aとかご1a内に設けられたかご呼び登録装置9aとを接続する伝送路10aには、エレベータ制御装置15aから図14(c)に示す1周期(1フレーム)内に、かご呼び登録装置9のアドレスADCと情報INCとからなる1つのセグメント30と、情報端末38の特定アドレスADSと情報端末38に送受信すべきデータINSが設定されるデータ領域とからなる特定セグメント32とが組込まれるサイクリックデータ信号31cが出力される。
さらに、マスタ局となる一方のエレベータ制御装置15の伝送制御部36は、スレーブ局となる他方のエレベータ制御装置15aの伝送制御部36が接続された補助伝送路34へ図14(d)に示すサイクリックデータ信号31eを出力する。このサイクリックデータ信号31eの1周期(1フレーム)内には、他方のエレベータ制御装置15aのアドレスADBと当該エレベータ制御装置15aへ送受信する情報INBとからなる1つのセグメント30のみが含まれる。
このように構成された第4実施形態のエレベータ制御システムにおいては、先に説明した第3実施形態のエレベータ制御システムと同様に、エレベータ制御装置15、15a相互間で、サイクリック伝送方式を用いて、自由に情報交換を実施可能である。
したがって、一方のかご1b内に設けられたかご呼び登録装置9aに対する伝送路10aに装着された情報端末38は、自己が接続された伝送路10aを介して当該伝送路に接続されたエレベータ制御装置15aと情報交換ができるとともに、補助伝送路34を経由して他のエレベータ制御装置15との間で情報交換を行うことが可能である。
すなわち、1つの情報端末38で各エレベータ制御装置15、15aとの間で情報交換を行うことができる。その結果、各エレベータ制御装置15、15aの設定データメモリ22に記憶された設定データに対するアクセスを簡単に実施できる。よって、先に説明した第3実施形態のエレベータ制御システムとほぼ同じ作用効果を奏することが可能である。
(第5実施形態)
図15は本発明の第5実施形態に係わるエレベータ制御システムが組込まれたエレベータシステム全体を示す模式図である。図8に示す第3実施形態に係わるエレベータ制御システムが組込まれたエレベータシステムと同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
この第5実施形態のエレベータ制御システムにおいては、図8に示す第3実施形態に係わるエレベータ制御システムに対して、建屋の各階にそれぞれ2個の乗場呼び登録装置7,7aを取付け、各乗場呼び登録装置7は伝送路8を介してエレベータ制御装置15に接続されている。各乗場呼び登録装置7aは伝送路8aを介してエレベータ制御装置15aに接続されている。さらに、伝送路8に前述した情報端末35が着脱自在に設けられている。
エレベータ制御装置15と各乗場呼び登録装置7とを接続する伝送路8には、エレベータ制御装置15から図16(a)に示す1周期(1フレーム)内に、各乗場呼び登録装置7のアドレスADと当該乗場呼び登録装置7に送受信する情報INとからなる場呼び登録装置7の設置数分のセグメント30と、情報端末38の特定アドレスADSと情報端末38に送受信すべきデータINSが設定されるデータ領域とからなる特定セグメント32とが組込まれるサイクリックデータ信号31aが出力される。
エレベータ制御装置15とかご1内に設けられたかご呼び登録装置9とを接続する伝送路10には、エレベータ制御装置15から図16(b)に示す1周期(1フレーム)内に、かご呼び登録装置9のアドレスADCと情報INCとからなる1つのセグメント30のみが含まれるサイクリックデータ信号41bが出力される。
エレベータ制御装置15aと各乗場呼び登録装置7aとを接続する伝送路8aには、エレベータ制御装置15aから図16(c)に示す1周期(1フレーム)内に、各乗場呼び登録装置7aのアドレスADと当該乗場呼び登録装置7aに送受信する情報INとからなる場呼び登録装置7aの設置数分のセグメント30とが組込まれるサイクリックデータ信号41dが出力される。
エレベータ制御装置15aとかご1a内に設けられたかご呼び登録装置9aとを接続する伝送路10aには、エレベータ制御装置15aから図16(d)に示す1周期(1フレーム)内に、かご呼び登録装置9のアドレスADCと情報INCとからなる1つのセグメント30とが組込まれるサイクリックデータ信号41cが出力される。
さらに、マスタ局となる一方のエレベータ制御装置15の伝送制御部36は、スレーブ局となる他方のエレベータ制御装置15aの伝送制御部36が接続された補助伝送路34へ図16(e)に示すサイクリックデータ信号31eを出力する。
このように構成された第5実施形態のエレベータ制御システムにおいては、各エレベータ制御装置15、15aは、自己に接続された伝送路10、10aから乗場呼びが入力すると、自己側、他方側の各かご1、1aの現在位置及びかご呼び登録状態から、今回発生した乗場呼びを割付けるかご1、1aを決定する。この場合、他方側の各かご1、1aの現在位置及びかご呼び登録状態は、補助伝送路34を介して他方側のエレベータ制御装置15,15aから取寄せる。
このように構成された第5実施形態のエレベータ制御システムにおいても、一方の各乗場呼び登録装置7に対する伝送路8に装着された情報端末35は、自己が接続された伝送路8を介して当該伝送路に接続されたエレベータ制御装置15と情報交換ができるとともに、補助伝送路34を経由して他のエレベータ制御装置15aとの間で情報交換を行うことが可能である。すなわち、各エレベータ制御装置15、15aの設定データメモリ22に記憶された設定データに対するアクセスを簡単に実施できる。
(第6実施形態)
図17は本発明の第6実施形態に係わるエレベータ制御システムが組込まれたエレベータシステム全体を示す模式図である。図15に示す第5実施形態に係わるエレベータ制御システムが組込まれたエレベータシステムと同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
この第6実施形態のエレベータ制御システムにおいては、図15に示す第5実施形態における伝送路8に取付けられていた情報端末35を取外して、エレベータ制御装置15aとかご呼び登録装置9aを接続する伝送路10aに情報端末39を接続している。
図18(a)〜(e)は、各伝送路8、10、8a、10a、及び補助伝送路34に出力される各サイクリックデータ信号41a、41b、41d、31c、31eのフォーマットを示す。
このように構成された第6実施形態のエレベータ制御システムにおいても、一方のかご呼び登録装置9aに対する伝送路10aに装着された情報端末39は、各エレベータ制御装置15、15aの設定データメモリ22に記憶された設定データに対するアクセスを簡単に実施できる。
(第7実施形態)
図19は本発明の第7実施形態に係わるエレベータ制御システムが組込まれたエレベータシステム全体を示す模式図である。図15に示す第5実施形態に係わるエレベータ制御システムが組込まれたエレベータシステムと同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
この第7実施形態に係わるエレベータ制御システムにおいては、建屋のエレベータ昇降路2内に3台のかご1、1a、1bが設けられ、各かご1,1a、1bに対して、それぞれかご呼び登録装置9、9a、9b、伝送路10、10a、10b、巻上機4、4a、4b、エレベータ制御装置15、15a、15b、駆動部5、5a、5b、制御盤12、12a、12bが設けられている。各エレベータ制御装置15,15a、15b、駆動部5、5a、5bには図示しない共通の外部電源11から電力が供給される。なお、エレベータ制御装置15、15a、15b相互間には、エレベータ制御装置15、15a、15b相互間で情報交換を行うための補助伝送路34が設けられている。
各階のエレベータホールには互いに離間して2つの乗場呼び登録装置7、7aが設けられ、各乗場呼び登録装置7で登録された各乗場呼びは伝送路8を介してエレベータ制御装置15へ入力される。さらに、このエレベータ制御装置15と各乗場呼び登録装置7とを接続する伝送路8には、必要に応じて携帯型の小型の情報端末40が接続される。また、各乗場呼び登録装置7aで登録された各乗場呼びは伝送路8aを介してエレベータ制御装置15aへ入力される。
図20は、各エレベータ制御装置15、15a、15bの概略構成図である。図示するように、各エレベータ制御装置15、15a、15bは、伝送路8、8a、10、10a、10bに接続された伝送制御部19、補助伝送路34に接続された伝送制御部36、内部にメモリ37が形成された制御CPU17で構成されている。制御CPU17内には、前述した、設定データメモリ22、呼び処理部20、前記メモリ37、かご移動制御部21、制御管理部23が設けられている。
マスタ局となる1つのエレベータ制御装置15の伝送制御部36は、スレーブ局となる各エレベータ制御装置15a、15bの伝送制御部36が接続された補助伝送路34に図22に示すサイクリックデータ信号31fを出力する。このサイクリックデータ信号31fの1周期(1フレーム)内には、他のエレベータ制御装置15a、15bのアドレスADB、ADEと当該エレベータ制御装置15a、15bへ送受信する情報INB、INEとからなる2つのセグメント30のみが含まれる。
すなわち、マスタ局のエレベータ制御装置15は、他のエレベータ制御装置15a、15bへ情報を送信する場合は、サイクリックデータ信号31fにおける送信先のエレベータ制御装置15a、15bのアドレスADB、ADEの次に送信すべき情報INB、INEを書込む。他のエレベータ制御装置15a、15bが情報をマスタ局のエレベータ制御装置15へ送信する場合は、サイクリックデータ信号31fにおける自己のアドレスADB、ADEの次に送信すべき情報を書込む。このように、各エレベータ制御装置15、15a、15bは補助伝送路34を介して自由に情報交換を実施することが可能である。
したがって、エレベータ制御装置15と各乗場呼び登録装置7とを接続する伝送路8に小型の情報端末40を装着することによって、この情報端末40は、自己が接続された伝送路8を介して当該伝送路に接続されたエレベータ制御装置15と情報交換ができるとともに、補助伝送路34を経由して他のエレベータ制御装置15a、15bとの間で情報交換を行うことが可能である。すなわち、各エレベータ制御装置15、15a、15bの設定データメモリ22に記憶された設定データに対するアクセスを簡単に実施できる。
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。各実施形態においては、1台の情報端末のみを各伝送路に着脱自在に設けたが、複数の情報端末をそれぞれ異なる伝送路に装着可能にしてもよい。この場合、二人の調整作業員が異なる位置(例えばエレベータホールとかご内)で連絡を取りながら設定データの調整を実施できる。
本発明の第1実施形態に係わるエレベータ制御システムが組込まれたエレベータシステムを示す模式図 同第1実施形態のエレベータ制御システムに組込まれたエレベータ制御装置の概略構成を示すブロック図 同第1実施形態のエレベータ制御システムで採用されるサイクリックデータ信号を示す図 同第1実施形態のエレベータ制御システムに組込まれる情報端末の概略構成を示すブロック図 同第1実施形態のエレベータ制御システムにおける情報端末とエレベータ制御装置との情報交換を示すシーケンス図 本発明の第2実施形態に係わるエレベータ制御システムが組込まれたエレベータシステムを示す模式図 同第2実施形態のエレベータ制御システムで採用されるサイクリックデータ信号を示す図 本発明の第3実施形態に係わるエレベータ制御システムが組込まれたエレベータシステムを示す模式図 同第3実施形態のエレベータ制御システムで採用されるサイクリックデータ信号を示す図 同第3実施形態のエレベータ制御システムに組込まれたエレベータ制御装置の概略構成を示すブロック図 同第3実施形態のエレベータ制御システムに組込まれた他のエレベータ制御装置の概略構成を示すブロック図 同第3実施形態のエレベータ制御システムにおける情報端末とエレベータ制御装置との情報交換を示すシーケンス図 本発明の第4実施形態に係わるエレベータ制御システムが組込まれたエレベータシステムを示す模式図 同第4実施形態のエレベータ制御システムで採用されるサイクリックデータ信号を示す図 本発明の第5実施形態に係わるエレベータ制御システムが組込まれたエレベータシステムを示す模式図 同第5実施形態のエレベータ制御システムで採用されるサイクリックデータ信号を示す図 本発明の第6実施形態に係わるエレベータ制御システムが組込まれたエレベータシステムを示す模式図 同第6実施形態のエレベータ制御システムで採用されるサイクリックデータ信号を示す図 本発明の第7実施形態に係わるエレベータ制御システムが組込まれたエレベータシステムを示す模式図 同第7実施形態のエレベータ制御システムに組込まれた各エレベータ制御装置の概略構成を示すブロック図 同第7実施形態システムに組込まれた各エレベータ制御装置の制御CPUの構成を示すブロック図 同第7実施形態のエレベータ制御システムで採用されるサイクリックデータ信号を示す図 一般的なエレベータシステムの概略構成図 従来のデータ設定手法を説明するための図
符号の説明
1,1a,1b…かご、5,5a、5b…駆動部、7,7a…乗場呼び登録装置、8,8a、10,10a,10b…伝送路、9,9a,6b…かご呼び登録装置、15,15a,15b…エレベータ制御装置、16,33,35,38,39,40…情報端末、17…制御CPU、19,24,36…伝送制御部、20…呼び処理部、21…かご移動制御部、22…設定データメモリ、23…制御管理部、26…操作部、27…データ読取部、28…表示部、29…データ設定部、34…補助伝送路、37…メモリ

Claims (7)

  1. 建屋の各階に設けられた乗場呼び登録装置と、エレベータのかご内に取付けられたかご呼び登録装置と、前記乗場呼び登録装置及びかご呼び登録装置に対して伝送路を介して接続され、伝送路を介して入力された乗場呼び及びかご呼びに対してかごを移動制御するエレベータ制御装置とを備えたエレベータ制御システムにおいて、
    前記エレベータ制御装置と前記各登録装置との間の情報送受信は、前記エレベータ制御装置から前記伝送路へ、各登録装置のアドレスと当該登録装置に送受信する情報とからなるセグメントを、1周期内に、少なくとも登録装置数含むサイクリックデータ信号を出力するサイクリック伝送方式を採用し、
    前記エレベータ制御装置が前記伝送路へ出力するサイクリックデータ信号の1周期内に特定アドレスとデータ領域とからなる特定セグメントを予め組込むセグメント組込手段と、
    前記伝送路に対して着脱自在に設けられ、前記伝送路に装着された状態で、前記エレベータ制御装置から出力されるサイクリックデータ信号における特定セグメントのデータ領域を利用して、前記エレベータ制御装置との間で情報交換を行う前記特定アドレスを有した情報端末とを備えた
    ことを特徴とするエレベータ制御システム。
  2. 前記エレベータ制御装置は、前記乗場呼び登録装置とかご呼び登録装置に対してそれぞれ個別の伝送路を介して接続され、
    前記情報端末は、前記乗場呼び登録装置に接続された伝送路に対して着脱自在に設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載のエレベータ制御システム。
  3. 前記エレベータ制御装置は、前記乗場呼び登録装置とかご呼び登録装置に対してそれぞれ個別の伝送路を介して接続され、
    前記情報端末は、前記かご呼び登録装置に接続された伝送路に対して着脱自在に設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載のエレベータ制御システム。
  4. 建屋の各階にそれぞれ複数ずつ設けられた乗場呼び登録装置と、複数台のエレベータのかご内にそれぞれ取付けられたかご呼び登録装置と、前記各階の各乗場呼び登録装置及び各かご内のかご呼び登録装置に対してそれぞれ個別の伝送路を介して接続され、伝送路を介して入力された乗場呼び及びかご呼びに対してかごを移動制御する複数のエレベータ制御装置と、各エレベータ制御装置相互間で情報交換を行うための補助伝送路とを備えたエレベータ制御システムにおいて、
    前記各エレベータ制御装置と各登録装置との間の情報送受信は、エレベータ制御装置から伝送路へ、各登録装置のアドレスと当該登録装置に送受信する情報とからなるセグメントを、1周期内に、少なくとも登録装置数含むサイクリックデータ信号を出力するサイクリック伝送方式を採用し、
    前記各エレベータ制御装置がかご呼び登録装置に対する伝送路へ出力するサイクリックデータ信号の1周期内に特定アドレスとデータ領域とからなる特定セグメントを予め組込むセグメント組込手段と、
    1つのかご呼び登録装置に対する伝送路に対して着脱自在に設けられ、伝送路に装着された状態で、前記エレベータ制御装置から出力されるサイクリックデータ信号における特定セグメントのデータ領域を利用して、伝送路に接続されたエレベータ制御装置との間で情報交換を行うととも前記補助伝送路を経由して他のエレベータ制御装置との間で情報交換を行う前記特定アドレスを有した情報端末とを備えた
    ことを特徴とするエレベータ制御システム。
  5. 建屋の各階にそれぞれ複数ずつ設けられた乗場呼び登録装置と、複数台のエレベータのかご内にそれぞれ取付けられたかご呼び登録装置と、前記各階の各乗場呼び登録装置及び各かご内のかご呼び登録装置に対してそれぞれ個別の伝送路を介して接続され、伝送路を介して入力された乗場呼び及びかご呼びに対してかごを移動制御する複数のエレベータ制御装置と、各エレベータ制御装置相互間で情報交換を行うための補助伝送路とを備えたエレベータ制御システムにおいて、
    前記各エレベータ制御装置と各登録装置との間の情報送受信は、エレベータ制御装置から伝送路へ、各登録装置のアドレスと当該登録装置に送受信する情報とからなるセグメントを、1周期内に、少なくとも登録装置数含むサイクリックデータ信号を出力するサイクリック伝送方式を採用し、
    前記各エレベータ制御装置が乗場呼び登録装置に対する伝送路へ出力するサイクリックデータ信号の1周期内に特定アドレスとデータ領域からなる特定セグメントを予め組込むセグメント組込手段と、
    各階の1つの乗場呼び登録装置に対する伝送路に対して着脱自在に設けられ、伝送路に装着された状態で、前記エレベータ制御装置から出力されるサイクリックデータ信号における特定セグメントのデータ領域を利用して、伝送路に接続されたエレベータ制御装置との間で情報交換を行うととも前記補助伝送路を経由して他のエレベータ制御装置との間で情報交換を行う前記特定アドレスを有した情報端末とを備えた
    ことを特徴とするエレベータ制御システム。
  6. 前記各エレベータ制御装置相互間の情報送受信は、1つのエレベータ制御装置から補助伝送路へ、各他の各エレベータ制御装置のアドレスと当該エレベータ制御装置に送受信する情報とからなるセグメントを、1周期内に、少なくともエレベータ制御装置数含むサイクリックデータ信号を出力するサイクリック伝送方式を採用することを特徴とする請求項4又は5項記載のエレベータ制御システム。
  7. 前記エレベータ制御装置は、前記かごを移動制御するに際して利用する、少なくともかご移動に関する調整データを含むエレベータ制御の設定データを記憶する設定データメモリを有し、
    前記情報端末は、前記伝送路に装着された状態で、前記エレベータ制御装置を介して、前記設定データメモリに記憶されている各設定データに対する閲覧、変更、削除を行う設定データアクセス手段を有する
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載のエレベータ制御システム。
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