JP2004335258A - ピッチ変換用コネクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ピッチ変換基板6を表面に各端子1,3に接触する複数の導電パターン6aを形成することによって各導電パターン6aを介して各第1の端子1と各第2の端子3とを互いに導通するようにしたので、ピッチ変換基板6を複数の部品によって形成する必要がなく、構造が簡単で安価に製造することができる。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば一対の回路基板同士または電子部品同士を接続するためのピッチ変換用コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のピッチ変換用コネクタとしては、一端を一方の接続対象物に接続される複数の第1の端子と、各第1の端子を幅方向に所定間隔をおいて保持する第1のハウジングと、一端を他方の接続対象物に接続される複数の第2の端子と、各第2の端子を幅方向に所定間隔をおいて保持する第2のハウジングと、各ハウジング間に配置されるピッチ変換部品とを備え、ピッチ変換部品によって互いに端子間ピッチの異なる各第1の端子と各第2の端子とを接続するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、前記ピッチ変換部品は、合成樹脂からなる絶縁枠と、絶縁枠によって保持されたFPC等の配線基板と、絶縁枠の両端にそれぞれ設けられた複数の端子とからなり、両端の各端子を配線基板に設けた複数の導電部によって導通している。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−333652号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のピッチ変換用コネクタでは、ピッチ変換部品を絶縁枠、配線基板及び複数の端子によって形成しているため、部品点数が多く構造が複雑であるという問題点があった。また、ピッチ変換部品の製造に際しては、絶縁枠に配線基板を組付け、配線基板の各導電部に各端子を接続するという複雑な工程を要するため、組立作業が繁雑となり、生産コストが高くつくという問題点があった。
【0006】
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、構造が簡単で安価に製造することのできるピッチ変換用コネクタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するために、請求項1では、一端を一方の接続対象物に接続される複数の第1の端子と、各第1の端子を幅方向に所定間隔をおいて保持する第1のハウジングと、一端を他方の接続対象物に接続される複数の第2の端子と、各第2の端子を幅方向に所定間隔をおいて保持する第2のハウジングとを備え、互いに端子間ピッチの異なる各第1の端子と各第2の端子とを接続するピッチ変換用コネクタにおいて、前記各ハウジング間に各第1の端子の他端と各第2の端子の他端に接続されるピッチ変換基板を備え、ピッチ変換基板には、一端側及び他端側が各第1の端子及び各第2の端子のピッチにそれぞれ対応し、各第1の端子及び各第2の端子に接触することにより各第1の端子と各第2の端子とを導通する複数の導電部を設けている。これにより、ピッチ変換基板に形成した各導電部を介して各第1の端子と各第2の端子とが互いに導通することから、ピッチ変換基板を複数の部品によって形成する必要がなく、構造が簡単で安価に製造することが可能となる。
【0008】
また、請求項2では、請求項1記載のピッチ変換用コネクタにおいて、前記ピッチ変換基板を表面に各導電部を有するプリント基板によって形成している。これにより、請求項1の作用に加え、ピッチ変換基板を一般の回路基板と同様に製造することが可能となる。
【0009】
また、請求項3では、請求項1または2記載のピッチ変換用コネクタにおいて、前記第1のハウジングと第2のハウジングとの間に第2のハウジングに係合する中間ハウジングを設け、ピッチ変換基板には中間ハウジングの所定部分に係止することによって第2の端子との接続解除方向への移動を規制する係止部を設けている。これにより、請求項1または2の作用に加え、ピッチ変換基板の係止部によってピッチ変換基板の第2の端子との接続解除方向への移動が規制されることから、ピッチ変換基板が第2の端子から外れることがない。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1乃至図3は本発明の一実施形態を示すものであり、図1はピッチ変換用コネクタの側面断面図、図2はその要部正面断面図、図3はその分解側面断面図である。
【0011】
このコネクタは、一端を一方の接続対象物としての基板Aに接続される複数の第1の端子1と、各第1の端子1を幅方向に所定間隔をおいて保持する第1のハウジング2と、一端を他方の接続対象物としての基板Bに接続される複数の第2の端子3と、各第2の端子3を幅方向に所定間隔をおいて保持する第2のハウジング4と、各ハウジング2,4間に配置される中間ハウジング5と、各第1の端子1と各第2の端子3とを接続するピッチ変換基板6とから構成されている。
【0012】
各第1の端子1は導電性の金属板からなり、互いに前後方向に間隔をおいて計2列に配置されている。各第1の端子1の一端側には基板Aとの接続部1aが設けられ、各接続部1aはそれぞれ前方または後方に屈曲するように形成されている。また、各第1の端子1の他端側にはピッチ変換基板6との接触部1bが設けられ、各接触部1bはそれぞれピッチ変換基板6に向かって突出するように形成されている。
【0013】
第1のハウジング2は合成樹脂等の絶縁性部材からなり、その下端にはピッチ変換基板6の一端側が挿入される開口部2aが設けられている。
【0014】
各第2の端子3は導電性の金属板からなり、互いに前後方向に間隔をおいて計2列に配置されている。この場合、各第1の端子1のピッチP1 は各第2の端子3のピッチP2 よりも狭くなっている。各第2の端子3の一端側には基板Bとの接続部2aが設けられ、各接続部2aはそれぞれ下方に延びるように形成されている。また、各第2の端子3の他端側にはピッチ変換基板6との接触部2bが設けられ、各接触部2bは第1の端子1と同様、それぞれピッチ変換基板6に向かって突出するように形成されている。
【0015】
第2のハウジング4は合成樹脂等の絶縁性部材からなり、その上端にはピッチ変換基板6の一端側が挿入される開口部4aが設けられている。また、第2のハウジング4の前面側及び背面側には、それぞれ中間ハウジング5と係合するための突起4bが設けられている。
【0016】
中間ハウジング5は合成樹脂等の絶縁性部材からなり、その上端側及び下端側には第1のハウジング2及び第2のハウジング4がそれぞれ挿入される凹部5a,5bが設けられている。中間ハウジング5内には各凹部5a,5b間を貫通する孔5cが設けられ、孔5cにはピッチ変換基板6が挿通するようになっている。この場合、下端側の凹部5bは孔5cよりも幅が広く形成されている。また、中間ハウジング5の下端側には第2のハウジング4の各突起4bを係合する孔5dが設けられている。
【0017】
ピッチ変換基板6はプリント基板によって形成され、その表面には第1の端子1と第2の端子3とを導通する複数の導電パターン6aが形成されている。各導電パターン6aは、その一端側のピッチが各第1の端子1のピッチP1 に対応し、他端側のピッチが各第2の端子3のピッチP2 に対応するように形成されている。また、ピッチ変換基板6の下端側には側方に突出する係止部6bが設けられ、係止部6bの上端は中間ハウジング5の下端側の凹部5bの上面5b′に係止するようになっている。
【0018】
以上のように構成されたコネクタにおいて、第1のハウジング2は各第1の端子1の接続部1aを基板Aに半田付けによって接続することにより、基板Aに固定される。一方、第2のハウジング4においては、上端側にピッチ変換基板6が挿入され、各第2の端子3の接触部2bにはそれぞれピッチ変換基板6の各導電パターン6aの他端が接触している。また、第2のハウジング4は中間ハウジング5の下端側の凹部5bに挿入され、各突起4bと各孔5dとの係合により中間ハウジング5が固定されている。このように中間ハウジング5及びピッチ変換基板6が組付けられた第2のハウジング4は、各第2の端子3の接続部3aを基板Bに半田付けによって接続することにより、基板Bに固定される。
【0019】
次に、第1のハウジング2を中間ハウジング5の上端側の凹部5aに挿入すると、ピッチ変換基板6が各第1の端子1に接続され、各第1の端子1の接触部1bがそれぞれピッチ変換基板6の各導電パターン6aの一端に接触する。これにより、各第1の端子1と各第2の端子3が互いにピッチ変換基板6の各導電パターン6aを介して導通する。
【0020】
また、各第1の端子1と各第2の端子3との接続を解除する場合は、第1のハウジング2と第2のハウジング4とを引き離すことにより、各第1の端子1とピッチ変換基板6との接続が解除される。その際、ピッチ変換基板6の係止部6bと中間ハウジング5の凹部5bの上面5b′との係止により、ピッチ変換基板6の第2の端子3との接続解除方向への移動が規制されることから、ピッチ変換基板6が第2の端子3から外れることがない。
【0021】
このように、本実施形態のピッチ変換用コネクタによれば、ピッチ変換基板6を表面に各端子1,3に接触する複数の導電パターン6aを形成することによって各導電パターン6aを介して各第1の端子1と各第2の端子3とを互いに導通するようにしたので、ピッチ変換基板6を複数の部品によって形成する必要がなく、構造が簡単で安価に製造することができる。従って、低コスト化及び生産性の向上を図ることができ、例えば変換ピッチの異なる複数種類のピッチ変換基板6を生産する場合には極めて有利である。
【0022】
この場合、ピッチ変換基板6を各導電パターン6aを有するプリント基板によって形成するようにしたので、ピッチ変換基板6を一般の回路基板と同様に製造することができ、生産性の向上に極めて有利である。
【0023】
また、ピッチ変換基板6に設けた係止部6bを中間ハウジング5の凹部5bの上面5b′に係止することにより、ピッチ変換基板6の第2の端子3との接続解除方向への移動を規制するようにしたので、各端子1,3の接続を解除する際、ピッチ変換基板6が第2の端子3から外れることがなく、ピッチ変換基板6を第2のハウジング4側に確実に保持することができ、第1の端子1及び第2の端子3の接続及び接続解除作業を常に支障なく行うことができる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1のピッチ変換用コネクタによれば、ピッチ変換基板を複数の部品によって形成する必要がないので、構造が簡単で安価に製造することができる。従って、低コスト化及び生産性の向上を図ることができ、例えば変換ピッチの異なる複数種類のピッチ変換基板を生産する場合には極めて有利である。
【0025】
また、請求項2のピッチ変換用コネクタによれば、請求項1の効果に加え、ピッチ変換基板を一般の回路基板と同様に製造することができるので、生産性の向上に極めて有利である。
【0026】
また、請求項3のピッチ変換用コネクタによれば、請求項1または2の効果に加え、第1の端子及び第2の端子の接続を解除する際、ピッチ変換基板が第2の端子から外れることがないので、ピッチ変換基板を第2のハウジング側に確実に保持することができ、第1の端子及び第2の端子の接続及び接続解除作業を常に支障なく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すピッチ変換用コネクタの側面断面図
【図2】ピッチ変換用コネクタの要部正面断面図
【図3】ピッチ変換用コネクタの分解側面断面図
【符号の説明】
1…第1の端子、2…第1のハウジング、3…第2の端子、4…第2のハウジング、5…中間ハウジング、6…ピッチ変換基板、6a…導電パターン、6b…係止部、A,B…基板。
Claims (3)
- 一端を一方の接続対象物に接続される複数の第1の端子と、各第1の端子を幅方向に所定間隔をおいて保持する第1のハウジングと、一端を他方の接続対象物に接続される複数の第2の端子と、各第2の端子を幅方向に所定間隔をおいて保持する第2のハウジングとを備え、互いに端子間ピッチの異なる各第1の端子と各第2の端子とを接続するピッチ変換用コネクタにおいて、
前記各ハウジング間に各第1の端子の他端と各第2の端子の他端に接続されるピッチ変換基板を備え、
ピッチ変換基板には、一端側及び他端側が各第1の端子及び各第2の端子のピッチにそれぞれ対応し、各第1の端子及び各第2の端子に接触することにより各第1の端子と各第2の端子とを導通する複数の導電部を設けた
ことを特徴とするピッチ変換用コネクタ。 - 前記ピッチ変換基板を表面に各導電部を有するプリント基板によって形成した
ことを特徴とする請求項1記載のピッチ変換用コネクタ。 - 前記第1のハウジングと第2のハウジングとの間に第2のハウジングに係合する中間ハウジングを設け、
ピッチ変換基板には中間ハウジングの所定部分に係止することによって第2の端子との接続解除方向への移動を規制する係止部を設けた
ことを特徴とする請求項1または2記載のピッチ変換用コネクタ。
Priority Applications (1)
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JP2003129383A JP2004335258A (ja) | 2003-05-07 | 2003-05-07 | ピッチ変換用コネクタ |
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Cited By (3)
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JP2007335094A (ja) * | 2006-06-12 | 2007-12-27 | Yazaki Corp | ジョイントコネクタ |
KR101228325B1 (ko) * | 2012-10-02 | 2013-02-06 | 주식회사 프로이천 | 피치 컨버터용 보드 |
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2003
- 2003-05-07 JP JP2003129383A patent/JP2004335258A/ja active Pending
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