JP3300164B2 - ジャック板 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、例えばテレビの受像
機に取り付けられ、複数のピンジャックを配設したジャ
ック板に関し、更に詳しくは、ピンジャックの各ターミ
ナルをジャック板と直交するメイン配線基板に接続した
ジャック板に関する。

【０００２】

【従来の技術】ピンジャックは、オーディオビジュアル
機器などの種々の電気機器に備えられる。例えばテレビ
受像機には、映像用で黄色い色が付されたピンジャック
と、音声用で左右の音声信号のための赤色と白色のそれ
ぞれのピンジャックとの合計３本が１組となったものが
備えられる。従来のテレビにおいては、これらのピンジ
ャックの組は２組程度であったが、近年の大型テレビで
は３組から４組備えられることが多くなっている。これ
によりテレビ周辺機器、例えば複数台のビデオデッキな
どにも対応できるようになっている。

【０００３】これらのピンジャックは、例えばテレビ受
像機の裏側において、垂直に配置されるジャック板に取
り付けられる。このジャック板は、テレビ受像機の内部
で水平に配置されるメイン配線基板に電気的に接続され
る。この様なジャック板の従来例を図７及び図８に示
す。

【０００４】図７に示す第１従来例は、ピンジャックに
使用するターミナルに直角に下方に折曲げたいわゆるラ
イトアングルターミナル５を用いたジャック板９であ
る。即ち、ジャック板９の上下３段に配設された各ピン
ジャック１は、２から３本のライトアングルターミナル
５を備えている。このライトアングルターミナル５は細
い金属板からなり、概略９０度に屈曲された端子脚部７
が、メイン配線基板８へ接続される。

【０００５】また図８に示す第２従来例は、いわゆるボ
ードＴＯボードコネクタとよばれるプリント配線基板間
接続用コネクタ１３、１５を用いて、補助基板１１とメ
イン基板８を電気接続したものであり、ピンジャック１
のストレートターミナル３は、ジャック板９に平行に設
けられた補助基板１１を挿通し、補助基板１１上のリー
ドパターンに半田接続される。

【０００６】このリードパターンは、補助基板１１に取
り付けられた例えば雄型コネクタ１３がメイン配線基板
８に取り付けられた例えば雌型コネクタ１５と嵌合接続
して、メイン配線基板８のパターンと電気接続される。
このようなプリント配線基板間接続用コネクタは、例え
ば、実開平３−９４７７８号公報に記載されている。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第１従
来例のライトアングルターミナルを使用したジャック板
９では、ライトアングルターミナル５が多数本同列に配
置されることになる（図７）。即ち、映像用及び音声用
のピンジャックを例に説明すれば、前述したピンジャッ
クの組を３組設ける場合には、合計９個のピンジャック
１を横方向に３列で、縦方向に３段設ける必要がある。
各ピンジャック１の端子は、通常は信号線とアース線の
２本であり、スイッチ機能のための線を含めると３本必
要となる。

【０００８】従って、前記例においては最大で２７本の
端子を電気的に接続されなければならない。ジャック板
９のメイン配線基板８に対する接続構造をコンパクトに
するためには、これらの端子に接続するライトアングル
ターミナル５の配列はジャック板９の幅方向に余り広げ
ることができず、各列のピンジャック１（上中下の３
個）のライトアングルターミナル５は、前後方向（図７
中左右方向）に離間して配置することになる。

【０００９】そして、ライトアングルターミナル５の数
が多くなると、ジャック板９が後方に拡大するととも
に、ライトアングルターミナル５間がショートする恐れ
が生じる。

【００１０】更に、上段のピンジャック１のライトアン
グルターミナル５は長さが大きくなり、金属材料をより
多く必要とする。

【００１１】また第２従来例では、雌雄のコネクタ１
３、１５を用意する必要があり、部品点数が増加すると
ともに、補助基板１１の下端にリードパターンが集中
し、リードパターンの配線が困難となる。

【００１２】また第３実施例（図示せず）として、プリ
ント配線板間接続用コネクタを用いず、補助基板１１と
メイン配線基板８をＦＰＣ（フレキシブルプリント回
路）やワイヤハーネスを用いて接続することも考えられ
る。例えばプリント配線基板とＦＰＣを接続するための
ＦＰＣコネクタをＦＰＣの両端に設けることで、補助基
板１１とメイン配線基板８の接続が可能となる。しかし
ながら、この第３従来例では、ＦＰＣ、及びＦＰＣの両
端の２つのコネクタが必要となり、部品点数が第２の従
来例と同様増加してしまう。

【００１３】この発明は、以上の問題点を解決するため
になされたもので、ターミナルがショートしにくく、金
属材料の使用量が少なく、補助基板がジャック板の幅方
向にに大きくならず、かつ部品点数が少ないジャック板
を提供することを目的とする。

【００１４】

【課題を解決するための手段】この発明は、以上の問題
点を解決するためになされたもので、請求項１の発明に
係るジャック板は、垂直に配置されるハウジング本体と
ハウジング本体に複数段に配設されたピンジャックとを
備え、各ピンジャックのターミナルが水平に配置された
メイン配線基板の対応するパターンと電気接続するジャ
ック板であって、ジャック板は、ハウジング本体の裏面
と平行にハウジング本体に取り付けられ、下端に複数の
切り込みが形成された補助基板と、ハウジング本体の裏
面に突設されたプレート支持部と、中間部が、プレート
支持部により垂直に支持され、上端部が、幅広面を補助
基板のリードパターン印刷面に対し直交する状態で切り
込み内に臨み、切り込み周囲のリードパターンに半田接
続される細長の金属板からなる接続プレートとを備え、
ピンジャックの後方に突出したストレートターミナルを
補助基板上のリードパターンへ半田接続し、接続プレー
トの下端部をメイン配線基板のパターンと電気接続する
プレート脚部としたことを特徴とする。

【００１５】また、請求項２の発明は、ハウジング本体
の最下段に配設されたピンジャックのターミナルをライ
トアングルターミナルとし、ライトアングルターミナル
の下端部をメイン配線基板のパターンと電気接続するタ
ーミナル脚部としたことを特徴とする。

【００１６】

【作用】請求項１の発明では、ピンジャックのストレー
トターミナルは、ハウジング本体の裏面と平行に取り付
けられた補助基板のリードパターンへ半田接続し、補助
基板のリードパターンは、ハウジング本体のプレート支
持部によって支持された接続プレートと半田接続する。
これによって、ストレートターミナルは、対応するメイ
ン配線基板のパターンと電気接続する。

【００１７】従って、補助基板とメイン基板は、接続プ
レートのみで接続することができ、プリント配線基板間
接続用コネクタやＦＰＣコネクタ等の別のコネクタを用
意する必要がない。

【００１８】ピンジャックのターミナルは、ストレート
ターミナルを用いているので余分な金属材料を使用せ
ず、又ライトアングルターミナルのように前後に離間し
て配置する必要がないので、ジャック板が後方に大型化
しない。しかも、ストレートターミナルは、整列してハ
ウジング本体後方に突出し、ターミナル脚部間がショー
トする恐れもない。

【００１９】接続プレートは、補助基板のリードパター
ン印刷面と幅広面が直交する状態で、切り込み内に挿入
され切り込み周囲のリードパターンと半田接続される。

【００２０】従って、接続プレートは補助基板と交差し
て接続されることとなり、多数の接続プレートを補助基
板に接続しても補助基板の横幅は広がらない。又、補助
基板に不用意に横からの外力が加わっても、切り込みの
内面が接続プレートと当接して半田接続部に外力が伝達
せず、半田接続部がパターン剥離することがない。

【００２１】請求項２の発明では、ハウジング本体の最
下段に配設されたピンジャックのライトアングルターミ
ナルが折曲げられて、直接メイン配線基板のパターンと
電気接続するので、補助基板に形成される切り込みの数
を減少させることができ、又、横幅を拡大することなく
更に多くのピンジャックをメイン基板と電気接続させる
ことができる。

【００２２】

【実施例】以下、この発明の一実施例を図１乃至図６に
おいて説明する。

【００２３】この実施例のジャック板１２は、テレビジ
ョン受像機に備えられるもので、映像用の１個のピンジ
ャックと、音声用の２個のピンジャックとが１組とな
り、上下方向の１列に３段に分けて配列される。この配
列が３列設けられ合計９個のピンジャック１が取り付け
られている（図２）。

【００２４】図３に示すように、これらのピンジャック
１が取り付けられたジャック板１２のハウジング本体１
７は、左右にサイド壁１９、１９によって、水平のメイ
ン配線基板８に対し、ハウジング本体１７が垂直に配置
されるように支持されている。

【００２５】ハウジング本体１７の下面には取り付けボ
ス２１が設けられ、メイン配線基板８側の図示しないボ
ス孔に挿入されるようになっている。

【００２６】又、ハウジング本体１７の下方の背面側に
プレート支持部１８が突設され、このプレート支持部１
８に後述する接続プレート３９が支持される。

【００２７】プレート支持部１８の上面に載置されるよ
うに、補助基板２３がハウジング本体１７の背面と平行
に配置され、ハウジング本体１７の両側面に設けられた
係止爪２２によってハウジング本体１７に取り付けられ
ている。

【００２８】ハウジング本体１７の中段及び最上段の収
容孔２５には、ストレートターミナル３を備えたピンジ
ャック１が収容されている。各ピンジャック１は、信号
線、アース線及びスイッチ機能のための線の合計３本の
ストレートターミナル３を備えている。

【００２９】これらの各ピンジャック１から後方に突出
したストレートターミナル３は、補助基板２３に穿設さ
れた挿通孔２７を挿通し、補助基板２３の背面側に突出
している。

【００３０】図１から明らかなように、補助基板２３の
各挿通孔２７の周囲には、リードパターン３５の一端を
リング状としたランドパターン２９が形成されている。

【００３１】また補助基板２３の下端には、前記中段と
最上段のピンジャック１のストレートターミナル３の数
と同じ数の切り込み３１が形成されている。各切り込み
３１の周囲にもリードパターン３５の他端を馬蹄形とし
たランドパターン３３が形成されている。

【００３２】挿通孔２７を貫通したストレートターミナ
ル３は、後方からランドパターン２９へ半田付けされる
（図５（Ａ））。

【００３３】また切り込み３１内には、接続プレート３
９の上端部が挿入され半田付けされる。この接続プレー
ト３９は、図６に示すように細長の導電性金属板で、接
続プレート３９の下端部は幅が狭くなりプレート脚部４
１となっている。プレート脚部４１は、ジャック板１２
の下方に配設されたメイン配線基板８に形成された図示
しないスルーホールへ挿入され、対応するパターンと半
田付けされるようになっている。

【００３４】接続プレート３９の幅広面３９ａには、ハ
ウジング本体１７のプレート支持部１８に取り付けられ
た際に、係止を行う２つの係止片４３、４５が形成され
ている。

【００３５】プレート支持部１８には、接続プレート３
９を支持するためのプレート支持孔４７が上下方向に形
成されている。このプレート支持孔４７の断面形状は、
接続プレート３９がその幅広面３９ａを補助基板２３の
リードパターン印刷面に対し直交した状態で取り付けら
れるように、その接続プレート３９の断面と概略同一断
面形状となっている。

【００３６】図５のように、プレート支持孔４７の下部
は、後方に開口した開口部４８となっていて、接続プレ
ート３９がプレート支持孔４７に挿入されやすくなって
いる。そして、接続プレート３９を下方より挿入する
と、２つの係止片４３、４５のうち下方の係止片４３が
開口部４８の上面に当接し、接続プレート４７の上方向
への動きが規制される。

【００３７】また、上方の係止片４５は、バネ性を有す
るいわゆる返しとなっている。即ち、接続プレート３９
の側面がコの字に切り込まれて切り起こされ、切り起こ
された先端がバネ性を有して下向きに突出している。こ
の係止片４５は、プレート支持孔４７の内部で一度閉じ
た後に、係止片４３が開口部４８の上面に当接する位置
で広がり、プレート支持孔４７内の係止段部４９に係止
する。従って、接続プレート３９は、２つの係止片４
３、４５によりプレート支持孔４７内に位置決め固定さ
れる。

【００３８】このようにして接続プレート３９が設けら
れるのは、３段のピンジャック１のうち最上段及び中段
のピンジャック１のストレートターミナルについてのみ
であり、最下段のピンジャック１０のターミナルについ
ては、従来と同様のライトアングルターミナル５１が用
いられる。ライトアングルターミナル５１の下端部は、
メイン配線基板８のスルーホールを挿通し、メイン配線
基板８のパターンと電気接続するターミナル脚部５２と
なっている。本実施例に用いられるライトアングルター
ミナル５１は、ピンプラグと接触する接触部の後方を直
角に下方に折り曲げ成形し、その下端部をターミナル脚
部５２としたが、導電性の板材をＬ字に打ち抜き、その
下端部をターミナル脚部５２としてもよい。

【００３９】次にこの実施例に係るジャック板１２の組
み立てについて説明する。

【００４０】始めにライトアングルターミナル５１を組
み入れたピンジャック１０をハウジング本体１７の最下
段の収容孔２５へ、ストレートターミナル３を備えたピ
ンジャック１を中段と最上段の収容孔２５へそれぞれ収
容する。

【００４１】次いで、補助基板２３をストレートターミ
ナル３が挿通孔２７を挿通するように後方よりハウジン
グ本体１７の背面と平行となるように配置し、係止爪２
２でハウジング本体１７に取り付ける。

【００４２】また、ストレートターミナル３の数と同数
の接続プレート３９をプレート支持孔４７へ下方から挿
入し、下方の係止片４３とバネ性を有する上方の係止片
４５とによって、プレート支持孔４７の内に固定する。

【００４３】このようにしてプレート支持孔４７に支持
された各接続プレート３９の上端部は、補助基板２３の
対応する切り込み３１内に臨むようになっている。

【００４４】この後、各接続プレート３９の上端部はラ
ンドパターン３３へ、挿通孔より挿通したストレートタ
ーミナル３はランドパターン２９へそれぞれ半田付けさ
れる。

【００４５】このようにして組み立てられたジャック板
１２は、サイド壁１９によりメイン配線基板８へ垂直に
取り付けられる。即ち、ジャック板９の取り付けボス２
１が、メイン配線基板８の図示しないボス孔に挿入され
て位置決めされ、各接続プレート３９のプレート脚部４
１とライトアングルターミナル５１のターミナル脚部５
２がメイン配線基板８の図示しないスルーホールへ挿入
され、メイン配線基板８の対応するパターンへ半田付け
される。

【００４６】この実施例に係るジャック１２によれば、
最上段と中段に配設されたピンジャック１のストレート
ターミナル３は、補助基板２３上のランドパターン２９
と半田接続し、リードパターン３５を介して、ランドパ
ターン３３と半田接続した接続プレート３９によってメ
イン配線基板８の対応するパターンと電気接続する。

【００４７】又、最下段に配設されたピンジャック１０
のライトアングルターミナル５１は、直接メイン配線基
板８の対応するパターンと電気接続する。図３のよう
に、ライトアングルターミナル５１のターミナル脚部５
２は、接続プレート３９のプレート脚部４１より前方に
位置するので、メイン配線基板８のパターンとの接続部
が相互に接近することがない。

【００４８】本実施例では、ハウジング本体１７に３段
３列のピンジャック１、１０を配設しているが、複数段
のピンジャックが配設されたジャック板であれば、これ
に限るものではない。

【００４９】又、最下段のピンジャック１０にライトア
ングルターミナル５１を用いているが、全てのピンジャ
ックにストレートターミナル３を用い、補助基板２３と
接続プレート３９によりメイン配線基板８と電気接続さ
せてもよい。逆に、最下段位外のいずれかに配設された
ピンジャック１に、ストレートターミナル３を用いて、
本実施例と同様の手段でメイン配線基板８と接続させれ
ば、本実施例と同様の作用効果を得られる。

【００５０】

【発明の効果】以上説明したように、請求項１によれ
ば、ピンジャック１のストレートターミナル３は、ハウ
ジング本体１７の裏面と平行に取り付けられた補助基板
２３のリードパターン３５と電気接続し、リードパター
ン３５は、ハウジング本体１７のプレート支持部１８に
よって支持された接続プレート３９と半田接続する。こ
れによって、ストレートターミナル３は、対応するメイ
ン配線基板８のパターンと電気接続する。

【００５１】従って、各ピンジャック１のストレートタ
ーミナル３は、リードパターン３５を介してメイン配線
基板８に接続されるので、ストレートターミナル３の長
さを短くして、必要な金属材料の使用量を少なくでき
る。

【００５２】補助基板２３とメイン基板８は、接続プレ
ート３９のみで接続することができ、プリント配線基板
間接続用コネクタやＦＰＣコネクタ等の別のコネクタを
用意する必要がない。又、第３従来例のようにＦＰＣや
ワイヤハーネスを用いずに済み、これらの両端に設けら
れていた２個のコネクタを必要としない。従って、部品
点数を少なくできる。

【００５３】ピンジャックのターミナルは、ストレート
ターミナル３を用いているので、ライトアングルターミ
ナル５のように折り曲げ加工する必要がなく、余分な金
属材料も使用しない。

【００５４】しかも、各ストレートターミナル３は、整
列してハウジング本体後方に突出し、補助基板２３のリ
ードパターン３５へ半田付けされ固着されるので、スト
レートターミナル３間がショートする恐れもない。

【００５５】又ライトアングルターミナル５のように相
互に前後に離間して配置する必要がないので、ジャック
板１２全体が後方に大型化しない。

【００５６】更に、接続プレート３９はジャック板９の
プレート支持孔４７によってしっかりと支持され、互い
に接触してショートする恐れがない。

【００５７】接続プレート３９は、補助基板２３のリー
ドパターン印刷面と幅広面３９ａが直交する状態で、切
り込み３１内に挿入され、切り込み３１周囲のリードパ
ターン３３と半田接続されので、多数の接続プレート３
９を補助基板２３に接続しても補助基板２３の横幅は広
がらない。よって、補助基板２３のパターン設計が楽に
なり、ショートも生じにくくできる。一方、接続プレー
ト３９の幅広面３９ａは、切り込み３１内面に対向して
いるので、半田接続面積を充分にとることができる。

【００５８】又、補助基板２３に不用意に横からの外力
が加わっても、切り込み３１の内面が接続プレート３９
と当接して半田接続部に外力が伝達せず、半田接続部が
パターン剥離することがない。

【００５９】請求項２の発明では、ハウジング本体１７
の最下段に配設されたピンジャック１０のライトアング
ルターミナル５１が折曲げられて、直接メイン配線基板
８のパターンと電気接続するので、補助基板２３に形成
される切り込み３１の数を減少させることができ、又、
横幅を拡大することなく更に多くのピンジャックをメイ
ン配線基板８と電気接続させることができる。

【００６０】

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例を示すジャック板の背面図
である。

【図２】図１の正面図である。

【図３】図１の側面図である。

【図４】図１の底面図である。

【図５】図１の一部を拡大して示すものであり （Ａ）は要部断面図 （Ｂ）は（Ａ）の背面図である。

【図６】図５の接続プレートを拡大して示すものであり （Ａ）は正面図 （Ｂ）は側面図である。

【図７】第１従来例を示す側面図である。

【図８】第２従来例を示す側面図である。

【符号の説明】

１ ビンジャック ３ ストレートターミナル ８ メイン配線基板 １０ ピンジャック １２ ジャック板 １７ ハウジング本体 １８ プレート支持部 ２３ 補助基板 ２９、３３ ランドパターン ３１ 切り込み ３５ リードパターン ３９ 接続プレート ３９ａ 幅広面 ４１ プレート脚部 ５１ ライトアングルターミナル ５２ ターミナル脚部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) H01R 12/04 H01R 24/10

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 垂直に配置されるハウジング本体（１
   ７）とハウジング本体（１７）に複数段に配設されたピ
   ンジャック（１）とを備え、各ピンジャック（１）のタ
   ーミナルが水平に配置されたメイン配線基板（８）の対
   応するパターンと電気接続するジャック板（１２）であ
   って、 ジャック板（１２）は、ハウジング本体（１７）の裏面
   と平行にハウジング本体（１７）に取り付けられ、下端
   に複数の切り込み（３１）が形成された補助基板（２
   ３）と、 ハウジング本体（１７）の裏面に突設されたプレート支
   持部（１８）と、中間部が、 プレート支持部（１８）により垂直に支持さ
   れ、上端部が、幅広面（３９ａ）を補助基板（２３）の
   リードパターン印刷面に対し直交する状態で切り込み
   （３１）内に臨み、切り込み（３１）周囲のリードパタ
   ーン（３３）に半田接続される細長の金属板からなる接
   続プレート（３９）とを備え、 ピンジャック（１）の後方に突出したストレートターミ
   ナル（３）を補助基板（２３）上のリードパターン（２
   ９）へ半田接続し、接続プレート（３９）の下端部をメ
   イン配線基板（８）のパターンと電気接続するプレート
   脚部（４１）としたことを特徴とするジャック板。
2. 【請求項２】 ハウジング本体（１７）の最下段に配設
   されたピンジャック（１０）のターミナルをライトアン
   グルターミナル（５１）とし、ライトアングルターミナ
   ル（５１）の下端部をメイン配線基板（８）のパターン
   と電気接続するターミナル脚部（５２）としたことを特
   徴とする請求項１に記載のジャック板。