JP2004325578A - 偏向ミラー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】捩じり梁部2,3は、平面鏡部1を側方から挟むように配置され、その内端が平面鏡部1の外周の角部に接続されている。捩じり梁部2,3は、梁の捩れでもって、平面鏡部1の傾動を可能にするものである。捩じり梁部2,3の外端には、ベース部6が接続されている。平面鏡部1の裏面側には、平面鏡部1を補強するリブ7が設けられている。このリブ7の背の高さは、平面鏡部1の傾動中心軸(捩じり梁部2,3の捩れの中心軸L1)から離れた位置にあるリブ7の高さH1が傾動中心軸L1近傍のリブ7の高さH2よりも低くなるように形成されている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、表面が反射面となっている平面鏡部を捩じり梁部でもって傾動可能に支持した偏向ミラーに関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体プロセス等で作製される偏向ミラーでは、平面鏡部の回転中心位置にトーションばねとして機能する捩じり梁部を形成しておき、これを弾性変形させることで、平面鏡部の傾動を可能にしている。
【0003】
偏向ミラーには、1軸のみを中心に回転する自由度1の偏向ミラー(たとえば、特許文献1参照)と、直交する2軸を中心に回転可能な自由度2の偏向ミラー(たとえば、特許文献2参照)とがある。
【0004】
平面鏡部の駆動手段として、静電駆動方式や電磁駆動方式等のものがある。この駆動手段から平面鏡部への回転駆動力の伝達ポイントは、捩じり梁部から離れた位置である。このため、傾動状態の平面鏡部には、捩じり梁部の弾性変形量に応じた力が加わることになり、この力に応じて、平面鏡部が変形し、その反射面が歪むことになる。引用文献1,2に記載の偏向ミラーでは、平面鏡部の反射面の歪みが大きいという問題があった。
【0005】
そこで、平面鏡部の反りを生じ難くすると共に、平面鏡部の軽量化を図るために、平面鏡部の裏面に補強部材を接合した自由度1の偏向ミラーが提案されている(たとえば、特許文献3参照)。この補強部材は、一定の高さを有するものである。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−131685公報(図1)
【特許文献2】
特開平5−60993号公報(図1)
【特許文献3】
特開2001−249300公報(図7、図10)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記引用文献3に記載の偏向ミラーは、引用文献1,2に記載の偏向ミラーと比べれば強度が上がり、平面鏡部の反射面の歪みは小さくなる。しかし、一定高さの補強部材を設けたことで、補強部材に孔が穿設されてはいるものの、リブを含めた平面鏡部のイナーシャが大きくなり、高速化に対応できないという問題があった。
【0008】
本発明は上記問題を解決しようとするもので、平面鏡部の反射面の歪みを小さくできると共に高速化にも対応できる偏向ミラーを実現することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、自由度1の偏向ミラーに関するもので、表面が反射面となっている平面鏡部と、該平面鏡部を側方から挟むように配置されると共に該平面鏡部の外周に内端が接続され、梁の捩れでもって、前記平面鏡部の傾動を可能にする捩じり梁部と、該捩じり梁部の外端に接続されたベース部と、前記平面鏡部の裏面側に形成され前記平面鏡部を補強するリブであって、複数の高さを有するリブとを備えたことを特徴とするものである。
【0010】
本発明では、リブにより平面鏡部が補強されているため、捩じり梁部の弾性変形量に応じた力が平面鏡部に加わっても、平面鏡部の変形を小さくでき、反射面の歪みも小さくできる。
【0011】
また、この種の平面鏡部への回転駆動力の伝達ポイントは、捩じり梁部から離れた位置であるため、傾動状態の平面鏡部には、捩じり梁部の弾性変形量に応じた力が加わることになり、平面鏡部はその傾動中心軸位置にて最も大きな曲げ応力を受け、傾動中心軸から離れた位置では小さな曲げ応力を受ける。そこで、本発明では、平面鏡部を補強するリブとして、複数の高さを有するリブを用い、応力的に余裕のある部分の重量を軽減している。この重量軽減は、リブを含めた平面鏡部のイナーシャの低減につながり、平面鏡部の高速化に対応できる。
【0012】
請求項2に係る発明は、自由度2の偏向ミラーに関するもので、表面が反射面となっている平面鏡部と、該平面鏡部を側方から挟むように配置されると共に該平面鏡部の外周に内端が接続され、梁の捩れでもって、第1軸を中心とする該平面鏡部の傾動を可能にする第1の捩じり梁部と、前記平面鏡部の外周を隙間をもって囲むように配置され、前記第1の捩じり梁部の外端が内周に接続された環状梁部と、前記第1軸と直交する方向から該環状梁部を挟むように配置されると共に該環状梁部の外周に内端が接続され、梁の捩れでもって、前記第1軸と直交する第2軸を中心とする前記平面鏡部の傾動を可能にする第2の捩じり梁部と、該第2の捩じり梁部の外端に接続されたベース部と、前記平面鏡部の裏面側に形成され前記平面鏡部を補強するリブであって、該リブの背の高さが、前記第1軸から離れた位置にあるリブは前記第1軸近傍のリブよりも低く形成されているリブとを備えたことを特徴とするものである。
【0013】
本発明でも、リブにより平面鏡部が補強されているため、第1軸に関する傾動中心としての第1の捩じり梁部の弾性変形量に応じた力が平面鏡部に加わっても、平面鏡部の変形を小さくでき、反射面の歪みも小さくできる。また、平面鏡部を補強するリブとして、複数の高さを有するリブを用い、応力的に余裕のある部分の重量を軽減している。この重量軽減は、リブを含めた平面鏡部のイナーシャの低減につながり、平面鏡部の高速化に対応できる。
【0014】
さらに、第2軸に関する傾動中心としての第2の捩じり梁部と平面鏡部との間に環状梁部を有しているため、この環状梁部が弾性変形することで、第2の捩じり梁部の弾性変形量をその分小さくでき、その結果、平面鏡部に加わる力を小さくでき、この点からも、平面鏡部の変形を小さくでき、反射面の歪みも小さくできる。
【0015】
請求項3に係る発明は、自由度1の偏向ミラーに関するもので、表面が反射面となっている平面鏡部と、該平面鏡部の外周に内端が接続された支持梁部と、前記平面鏡部の外周を隙間をもって囲むように配置され、前記支持梁部の外端が内周に接続された環状梁部と、該環状梁部を側方から挟むように配置されると共に該環状梁部の外周に内端が接続され、梁の捩れでもって、前記平面鏡部の傾動を可能にする捩じり梁部と、該捩じり梁部の外端に接続されたベース部と、前記平面鏡部の裏面側に形成され前記平面鏡部を補強するリブであって、複数の高さを有するリブとを備えたことを特徴とするものである。
【0016】
本発明でも、リブにより平面鏡部が補強されているため、傾動中心としての捩じり梁部の弾性変形量に応じた力が平面鏡部に加わっても、平面鏡部の変形を小さくでき、反射面の歪みも小さくできる。また、平面鏡部を補強するリブとして、複数の高さを有するリブを用い、応力的に余裕のある部分の重量を軽減している。この重量軽減は、リブを含めた平面鏡部のイナーシャの低減につながり、平面鏡部の高速化に対応できる。
【0017】
さらに、傾動中心としての捩じり梁部と平面鏡部との間に環状梁部を有しているため、この環状梁部が弾性変形することで、捩じり梁部の弾性変形量をその分小さくでき、その結果、平面鏡部に加わる力を小さくでき、この点からも、平面鏡部の変形を小さくでき、反射面の歪みも小さくできる。
【0018】
請求項4に係る発明は、請求項1〜3に係る発明におけるリブとして、その背の高さが、平面鏡部の傾動中心軸から離れた位置にあるリブは傾動中心軸近傍のリブよりも低く形成されているものを用いることを特徴とするものである。
【0019】
本発明では、平面鏡部の傾動中心軸から離れた位置にあるリブは、傾動中心軸近傍のリブよりも背を低く形成し、傾動中心軸から離れた位置でのリブの重量を軽減している。この傾動中心軸から離れた位置での重量軽減は、リブを含めた平面鏡部のイナーシャの低減に極めて有効であり、平面鏡部の高速化にも対応できる。
【0020】
請求項5に係る発明は、表面が反射面となっている平面鏡部と、該平面鏡部を側方から挟むように配置されると共に該平面鏡部の外周に内端が接続され、内部の捩れでもって、第1軸および/または該第1軸と直交する第2軸を中心とする該平面鏡部の傾動を可能にする捩じり梁部と、該捩じり梁部の外端に接続されたベース部と、前記平面鏡部の裏面側に位置し前記平面鏡部を補強するスケルトン状のリブとを備え、前記捩じり梁部と前記ベース部と前記リブとは、単一の構造物として一体に形成されており、この構造物内の前記リブに相当する部位の表面側に、前記構造物とは別体の前記平面鏡部が接合されていることを特徴とするものである。
【0021】
本発明では、捩じり梁部とベース部とリブとが一体に形成された構造物内のリブに相当する部位の表面側に、後から平面鏡部を接合する構成であるため、平面鏡部の支持層を、捩じり梁部(可撓性が要求されるためヤング率の高い材料で構成できない)とは異なり、ヤング率の高い材料で構成でき、強度を上げると同時に薄くすることが可能になる。よって、平面鏡部が補強され、反射面の歪みを小さくできると共に、平面鏡部の軽量化により、平面鏡部の高速化にも対応できる。
【0022】
【実施の形態】
(第1の実施の形態例)
図1および図2を用いて、本発明の第1の実施の形態例を説明する。本形態例は自由度1の形態例で、図1は本形態例を裏面側から見た斜視図、図2は本形態例を表面側から見た斜視図である。これらの図において、六角形状の平面鏡部1の表面は研磨され、そこに、アルミニウムや金等の薄膜でなる反射面1aが形成されている。
【0023】
捩じり梁部2,3は、平面鏡部1を180°異なる方向(側方)から挟むように配置され、その内端が平面鏡部1の外周の角部に接続されている。捩じり梁部2,3は、梁の捩れでもって、平面鏡部1の傾動を可能にするものである。この捩じり梁部2,3は、シリコン等でなる基板上の平面鏡部1部分の周囲に、平面鏡部1の中心Oをその中心とする円弧状穴(内周形状は六角穴)4,5を穿設することにより、円弧状穴4,5の端部境界部分に、平面鏡部1と一体に形成されている。
【0024】
捩じり梁部2,3の外端には、円弧状穴4,5の外側に位置する基板部分が一体に接続され、この基板部分がベース部6を構成している。平面鏡部1の裏面側には、平面鏡部1を補強するリブ7が設けられている。ここに示したリブ7は、平面鏡部1の外周に沿って壁面が立ち上がるように六角形状に設けられている。さらに、リブ7は、六角形の中心と各頂点とを結ぶように放射状にも設けられている。
【0025】
捩じり梁部2,3の内端との接続部は、特に大きな曲げ応力がかかるため、局所的な歪みが生じ易い。そのため、この部分については、必ずリブ7を設けことが重要である。本形態例では、捩じり梁部2,3の内端との接続部に限らず、平面鏡部1の裏面全体にわたってリブ7が設けられており、このリブ7により、平面鏡部1の裏面には、複数の三角柱状の凹部が並んでいる。
【0026】
リブ7の背の高さはその位置によって異なっており、本形態例では、平面鏡部1の傾動中心軸(捩じり梁部2,3の捩れの中心軸L1)から離れた位置(図1の上方から見て離れた位置)にあるリブ7の高さH1は、傾動中心軸L1近傍のリブ7の高さH2よりも低くなっている。なお、本形態例のリブ7の断面は加工が容易な長方形であるため、その厚みは高さ方向において一定である。
【0027】
偏向ミラーとしてセットされた状態においては、ベース部6が固定され、平面鏡部1が捩じり梁部2,3を回転支点として傾動する。平面鏡部1の駆動手段としては、たとえば、静電駆動方式や電磁駆動方式等のものがある。この駆動手段から平面鏡部1への回転駆動力の伝達ポイントは、傾動中心である捩じり梁部2,3から離れた平面鏡部1上の位置である。このため、傾動状態の平面鏡部1には、捩じり梁部2,3の弾性変形量に応じた力が、平面鏡部1を曲げようとする力として作用することになる。
【0028】
本形態例では、平面鏡部1の傾動中心軸L1から離れた位置にあるリブ7は、傾動中心軸L1近傍のリブ7よりも背を低く形成され、傾動中心軸L1から離れた位置でのリブ7の重量を軽減している。この傾動中心軸L1から離れた位置での重量軽減は、リブ7を含めた平面鏡部1のイナーシャの低減に極めて有効であり、平面鏡部1の高速化にも対応できる。
【0029】
また、本形態例では、リブ7により平面鏡部1が補強されているため、捩じり梁部2,3の弾性変形量に応じた力が平面鏡部1に加わっても、平面鏡部1の変形を小さくでき、反射面1aの歪みも小さくできる。その際、リブ7をダイヤモンドやカーボンナノチューブ等のヤング率の高い材料で構成すれば、平面鏡部1の歪みは各段に小さくなる。
【0030】
上記形態例は、基板上に形成される構造のため、フォト・リソグラフィー技術を用いて多数の偏向ミラーを同一基板上に一括作製することができる。その際、基板等の材料として上記のシリコン等を用い、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)により超小型のものを作製することもできる。
(第2の実施の形態例)
図3および図4を用いて、本発明の第2の実施の形態例を説明する。本形態例は自由度2の形態例で、図3は本形態例の裏面側から見た斜視図、図4は本形態例を表面側から見た斜視図である。これらの図において、図1および図2と対応する部分には同一符号を付している。
【0031】
本形態例では、第1の実施の形態例における平面鏡部1の外周を隙間をもって囲むように、環状梁部11が設けられており、その内周に、第1軸L1を中心とする平面鏡部1の傾動を可能にする捩じり梁部(第2の実施の形態例では「第1の捩じり梁部」と呼ぶ)2,3の外端が接続されている。そして、環状梁部11の外周には、第1軸L1と直交する第2軸L2の方向から、環状梁部11を挟むように、第2の捩じり梁部12,13が接続されている。
【0032】
第2の捩じり梁部12,13は、梁の捩れでもって、第2軸L2を中心とする平面鏡部1の傾動を可能にするものである。この第2の捩じり梁部12,13は、円弧状穴4,5の周囲に、間隔をおいて、平面鏡部1の中心Oをその中心とする大径の円弧状穴14,15を穿設することにより、円弧状穴14,15の端部境界部分に形成される。
【0033】
第2の捩じり梁部12,13の外端には、円弧状穴14,15の外側に位置する基板部分が一体に接続されている。この基板部分がベース部6を構成する。平面鏡部1の裏面側には、第1の実施の形態例と全く同様に平面鏡部1を補強するリブ7が設けられている。すなわち、リブ7は、平面鏡部1の外周に沿って壁面が立ち上がるように六角形状に設けられていると共に、六角形の中心と各頂点とを結ぶように放射状にも設けられている。このリブ7の背の高さは、第1軸L1から離れた位置にあるリブ7の高さH1が第1軸L1近傍のリブ7の高さH2よりも低くなるように形成されている。本形態例では、リブ7の高さを連続的に変化させている。
【0034】
本形態例でも、リブ7により平面鏡部1が補強されているため、第1軸L1に関する傾動中心としての第1の捩じり梁部2,3の弾性変形量に応じた力が平面鏡部1に加わっても、平面鏡部1の変形を小さくでき、反射面1aの歪みも小さくできる。また、平面鏡部1の第1軸L1から離れた位置にあるリブ7は、第1軸L1近傍のリブ7よりも背が低く形成され、第1軸L1から離れた位置での重量が軽減されているので、リブ7を含めた平面鏡部1のイナーシャを効果的に低減でき、平面鏡部1の高速化にも対応できる。
【0035】
さらに、本形態例は、第2軸L2に関する傾動中心としての第2の捩じり梁部12,13と平面鏡部1との間に環状梁部11を有しているため、この環状梁部11が弾性変形することで、第2の捩じり梁部12,13の弾性変形量をその分小さくでき、その結果、平面鏡部1に加わる力を小さくでき、この点からも、平面鏡部1の変形を小さくでき、反射面1aの歪みも小さくできる。
(第3の実施の形態例)
図5および図6を用いて、本発明の第3の実施の形態例を説明する。本形態例は自由度1の形態例で、図5は本形態例の裏面側から見た斜視図、図6は本形態例を表面側から見た斜視図である。これらの図において、図3〜図4と対応する部分には同一符号を付している。本形態例と第2の実施の形態例との相違点は、捩じり梁部2,3を捩れのない支持梁部22〜25に変更し、環状梁部11に対する平面鏡部1の傾動(第1軸L1に関する傾動)を禁止したものである。
【0036】
本形態例でも、リブ7により平面鏡部1が補強されているため、第2軸L2に関する傾動中心としての捩じり梁部12,13の弾性変形量に応じた力が平面鏡部1に加わっても、平面鏡部1の変形を小さくでき、反射面1aの歪みも小さくできる。また、平面鏡部1の第2軸L2から離れた位置にあるリブ7は、第2軸L2近傍のリブ7よりも背が低く形成され、第2軸L2から離れた位置での重量が軽減されているので、リブ7を含めた平面鏡部1のイナーシャを効果的に低減でき、平面鏡部1の高速化にも対応できる。
【0037】
さらに、本形態例は、第2軸L2に関する傾動中心としての第2の捩じり梁部12,13と平面鏡部1との間に環状梁部11有するため、この環状梁部11が弾性変形することで、第2の捩じり梁部12,13の弾性変形量をその分小さくでき、その結果、平面鏡部1に加わる力を小さくでき、この点からも、平面鏡部1の変形を小さくでき、反射面1aの歪みも小さくできる。
(第4の実施の形態例)
第1〜第3の実施の形態例は、ベース部や捩じり梁部(支持梁部も含む)と平面鏡部(反射面を除く)とを同一の基板から作製するものであったが、捩じり梁部とベース部とリブとが一体に形成された構造物内のリブに相当する部位の表面側に、後から平面鏡部を接合するように構成することもできる。
【0038】
図7および図8はこのように構成した第4の実施の形態例(自由度1)を示すもので、図7は本形態例を表面側から見た斜視図、図8は本形態例を表面側から見た分解斜視図である。これらの図において、図1〜図2と対応する部分には同一符号を付している。
【0039】
本形態例は、表面が反射面1aとなっている平面鏡部1と、平面鏡部1を側方から挟むように配置されると共に平面鏡部1の外周に内端が接続され、内部の捩れでもって、平面鏡部1の傾動を可能にする捩じり梁部2,3と、捩じり梁部2,3の外端に接続されたベース部6と、平面鏡部1の裏面側に位置し平面鏡部1を補強するスケルトン状のリブ7とからなる。
【0040】
スケルトン状のリブ7は、表裏方向に貫通する複数の穴7aが穿設されたものである。このリブ7と捩じり梁部2,3とベース部6とは、単一の構造物として一体に形成されており、この構造物内のリブ7に相当する部位の表面側に、構造物とは別体の平面鏡部1が接合されている。
【0041】
本形態例によれば、平面鏡部1の支持層1bを、捩じり梁部(可撓性が要求されるためヤング率の高い材料で構成できない)2,3とは異なり、ヤング率の高い材料で構成でき、強度を上げると同時に薄くすることが可能になる。たとえば、平面鏡部1の支持層1bをダイヤモンドやカーボンナノチューブ等のヤング率の高い材料で構成できる。このようにすれば、平面鏡部1が補強され、反射面1aの歪みを小さくできると共に、平面鏡部1の軽量化により、平面鏡部1の高速化にも対応できる。
(その他の実施の形態例)
本発明は上記第1〜第4の実施の形態例に限定されるものではない。たとえば、リブの形状としては、種々のものが考えられる。これらリブの変形例を自由度2の第2の実施の形態例に適用した場合を例示する。
【0042】
・図9の形態例
周縁部以外のリブ7を第1軸L1と平行もしくは直交するように格子状に配置する。
【0043】
・図10の形態例
周縁部以外のリブ7を第1軸L1と平行もしくは直交するように格子状に配置すると共に、第1軸L1と直交する方向に延びたリブ7の幅B1を、平行に延びたリブ7の幅B2よりも大きくする。なお、この第1軸L1と直交する方向に延びたリブ7の幅について、第1軸L1から離れた位置にある部分の幅が第1軸L1近傍の部分の幅よりも狭くなるように、該当するリブ7の幅を連続して減少させたり、階段状に減少させてもよい。これにより、強度アップと軽量化の両立が図れる。
【0044】
・図11の形態例
平面鏡部1の裏全体に設けるリブ7をハニカム状に構成する。このハニカム構造により、平面鏡部1の強度を効率よく上げることができる。
【0045】
・図12の形態例
リブ7をハニカム状に構成したことによる強度アップだけでなく、第1軸L1から離れた位置ではハニカム凹部の六角形状を大きくし(ハニカム凹部の中心間距離は一定)、そこでのリブ7の肉厚を落とし、軽量化も実現できる。
【0046】
・図13の形態例
平面鏡部1の裏面を直線状のリブ7で区画すると共に、各区画内に複数のハニカム状のリブ7を配置する。
【0047】
・図14の形態例
第1軸L1から離れた位置にあるリブ7の高さH1を第1軸L1近傍のリブ7の高さH2よりも低くする際に、高さを連続して低減するのではなく、階段状に減少させる。この形態例では、変化が一段であるが、複数段設けるようにしてもよい。階段状に減少させる構成の場合、作製が簡単になる。
【0048】
上記図9〜図14に示したリブ7の形状は、第1の実施の形態例および第3の実施の形態例等におけるリブ7にも使用できる。また、第4の実施の形態例中のリブ7の形状として、第1〜第3の実施の形態例中のリブ7や、上記図9〜図14に示したリブ7を用いることができる。このように組み合わせれば、相乗的な効果が得られる。
【0049】
以下、本発明の主たる態様を付記として示す。
【0050】
(付記1) 表面が反射面となっている平面鏡部と、
該平面鏡部を側方から挟むように配置されると共に該平面鏡部の外周に内端が接続され、梁の捩れでもって、前記平面鏡部の傾動を可能にする捩じり梁部と、
該捩じり梁部の外端に接続されたベース部と、
前記平面鏡部の裏面側に形成され前記平面鏡部を補強するリブであって、複数の高さを有するリブと
を備えた自由度1の偏向ミラー。
(付記2) 表面が反射面となっている平面鏡部と、
該平面鏡部を側方から挟むように配置されると共に該平面鏡部の外周に内端が接続され、梁の捩れでもって、第1軸を中心とする該平面鏡部の傾動を可能にする第1の捩じり梁部と、
前記平面鏡部の外周を隙間をもって囲むように配置され、前記第1の捩じり梁部の外端が内周に接続された環状梁部と、
前記第1軸と直交する方向から該環状梁部を挟むように配置されると共に該環状梁部の外周に内端が接続され、梁の捩れでもって、前記第1軸と直交する第2軸を中心とする前記平面鏡部の傾動を可能にする第2の捩じり梁部と、
該第2の捩じり梁部の外端に接続されたベース部と、
前記平面鏡部の裏面側に形成され前記平面鏡部を補強するリブであって、複数の高さを有するリブと
を備えた自由度2の偏向ミラー。
(付記3) 表面が反射面となっている平面鏡部と、
該平面鏡部の外周に内端が接続された支持梁部と、
前記平面鏡部の外周を隙間をもって囲むように配置され、前記支持梁部の外端が内周に接続された環状梁部と、
該環状梁部を側方から挟むように配置されると共に該環状梁部の外周に内端が接続され、梁の捩れでもって、前記平面鏡部の傾動を可能にする捩じり梁部と、
該捩じり梁部の外端に接続されたベース部と、
前記平面鏡部の裏面側に形成され前記平面鏡部を補強するリブであって、複数の高さを有するリブと
を備えた自由度1の偏向ミラー。
(付記4) 前記リブとして、その背の高さが、前記平面鏡部の傾動中心軸から離れた位置にあるリブは傾動中心軸近傍のリブよりも低く形成されているものを用いることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の偏向ミラー。
(付記5) 前記リブが、前記平面鏡部の外周に沿って壁面が立ち上がるように設けられていることを特徴とする付記1〜4の何れかに記載の偏向ミラー。
【0051】
(付記6) 前記リブが、前記各梁部や平面鏡部よりもヤング率が高い材料で構成されていることを特徴とする付記1〜5の何れかに記載の偏向ミラー。
【0052】
(付記7) 表面が反射面となっている平面鏡部と、
該平面鏡部を側方から挟むように配置されると共に該平面鏡部の外周に内端が接続され、内部の捩れでもって、第1軸および/または該第1軸と直交する第2軸を中心とする該平面鏡部の傾動を可能にする捩じり梁部と、
該捩じり梁部の外端に接続されたベース部と、
前記平面鏡部の裏面側に位置し前記平面鏡部を補強するスケルトン状のリブとを備え、
前記捩じり梁部と前記ベース部と前記リブとは、単一の構造物として一体に形成されており、この構造物内の前記リブに相当する部位の表面側に、前記構造物とは別体の前記平面鏡部が接合されている偏向ミラー。
(付記8) 前記構造物よりもヤング率が高い材料で、前記平面鏡部内の支持層が構成されていることを特徴とする付記7記載の偏向ミラー。
【0053】
(付記9) 前記リブの背の高さが、前記平面鏡部の傾動中心軸から離れた位置にあるリブは傾動中心軸近傍のリブよりも低く形成されていることを特徴とする付記7または8記載の偏向ミラー。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1〜請求項4に係る発明では、リブにより平面鏡部が補強されているため、捩じり梁部の弾性変形量に応じた力が平面鏡部に加わっても、平面鏡部の変形を小さくでき、反射面の歪みも小さくできる。
【0055】
また、平面鏡部を補強するリブとして、複数の高さを有するリブを用いたことで、応力的に余裕のある部分の重量を軽減し、リブを含めた平面鏡部のイナーシャを低減できるので、平面鏡部の高速化に対応できる。
【0056】
上記効果に加えて、請求項2に係る自由度2の発明では、第2軸に関する傾動中心としての第2の捩じり梁部と平面鏡部との間に環状梁部を有しているため、この環状梁部が弾性変形することで、第2の捩じり梁部の弾性変形量をその分小さくでき、その結果、平面鏡部に加わる力を小さくでき、この点からも、平面鏡部の変形を小さくでき、反射面の歪みも小さくできる。
【0057】
請求項3に係る発明でも、傾動中心としての捩じり梁部と平面鏡部との間に環状梁部を有しているため、この環状梁部が弾性変形することで、捩じり梁部の弾性変形量をその分小さくでき、その結果、平面鏡部に加わる力を小さくでき、この点からも、平面鏡部の変形を小さくでき、反射面の歪みも小さくできる。
【0058】
特に、請求項4に係る発明では、平面鏡部の傾動中心軸から離れた位置にあるリブは、傾動中心軸近傍のリブよりも背を低く形成し、傾動中心軸から離れた位置でのリブの重量を軽減しているので、リブを含めたリブを含めた平面鏡部のイナーシャが大幅に低減され、平面鏡部の高速化に対応できる。
【0059】
請求項5に係る発明では、捩じり梁部とベース部とリブとが一体に形成された構造物内のリブに相当する部位の表面側に、後から平面鏡部を接合する構成であるため、平面鏡部の支持層を、捩じり梁部(可撓性が要求されるためヤング率の高い材料で構成できない)とは異なり、ヤング率の高い材料で構成でき、強度を上げると同時に薄くすることが可能になる。よって、平面鏡部が補強され、反射面の歪みを小さくできると共に、平面鏡部の軽量化により、平面鏡部の高速化にも対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態例を裏面側から見た斜視図である。
【図2】第1の実施の形態例を表面側から見た斜視図である。
【図3】第2の実施の形態例を裏面側から見た斜視図である。
【図4】第2の実施の形態例を表面側から見た斜視図である。
【図5】第3の実施の形態例を裏面側から見た斜視図である。
【図6】第3の実施の形態例を表面側から見た斜視図である。
【図7】第4の実施の形態例を表面側から見た斜視図である。
【図8】第4の実施の形態例を表面側から見た分解斜視図である。
【図9】他の実施の形態例を示す斜視図である。
【図10】他の実施の形態例を示す斜視図である。
【図11】他の実施の形態例を示す斜視図である。
【図12】他の実施の形態例を示す斜視図である。
【図13】他の実施の形態例を示す斜視図である。
【図14】他の実施の形態例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 平面鏡部
1a 反射面
1b 支持層
11 環状梁部
2,3,12,13 捩じり梁部
22〜25 支持梁部
4,5 円弧状穴
6 ベース部
7 リブ
11 環状梁部
Claims (5)
- 表面が反射面となっている平面鏡部と、
該平面鏡部を側方から挟むように配置されると共に該平面鏡部の外周に内端が接続され、梁の捩れでもって、前記平面鏡部の傾動を可能にする捩じり梁部と、
該捩じり梁部の外端に接続されたベース部と、
前記平面鏡部の裏面側に形成され前記平面鏡部を補強するリブであって、複数の高さを有するリブと
を備えた自由度1の偏向ミラー。 - 表面が反射面となっている平面鏡部と、
該平面鏡部を側方から挟むように配置されると共に該平面鏡部の外周に内端が接続され、梁の捩れでもって、第1軸を中心とする該平面鏡部の傾動を可能にする第1の捩じり梁部と、
前記平面鏡部の外周を隙間をもって囲むように配置され、前記第1の捩じり梁部の外端が内周に接続された環状梁部と、
前記第1軸と直交する方向から該環状梁部を挟むように配置されると共に該環状梁部の外周に内端が接続され、梁の捩れでもって、前記第1軸と直交する第2軸を中心とする前記平面鏡部の傾動を可能にする第2の捩じり梁部と、
該第2の捩じり梁部の外端に接続されたベース部と、
前記平面鏡部の裏面側に形成され前記平面鏡部を補強するリブであって、複数の高さを有するリブと
を備えた自由度2の偏向ミラー。 - 表面が反射面となっている平面鏡部と、
該平面鏡部の外周に内端が接続された支持梁部と、
前記平面鏡部の外周を隙間をもって囲むように配置され、前記支持梁部の外端が内周に接続された環状梁部と、
該環状梁部を側方から挟むように配置されると共に該環状梁部の外周に内端が接続され、梁の捩れでもって、前記平面鏡部の傾動を可能にする捩じり梁部と、
該捩じり梁部の外端に接続されたベース部と、
前記平面鏡部の裏面側に形成され前記平面鏡部を補強するリブであって、複数の高さを有するリブと
を備えた自由度1の偏向ミラー。 - 前記リブとして、その背の高さが、前記平面鏡部の傾動中心軸から離れた位置にあるリブは傾動中心軸近傍のリブよりも低く形成されているものを用いることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の偏向ミラー。
- 表面が反射面となっている平面鏡部と、
該平面鏡部を側方から挟むように配置されると共に該平面鏡部の外周に内端が接続され、内部の捩れでもって、第1軸および/または該第1軸と直交する第2軸を中心とする該平面鏡部の傾動を可能にする捩じり梁部と、
該捩じり梁部の外端に接続されたベース部と、
前記平面鏡部の裏面側に位置し前記平面鏡部を補強するスケルトン状のリブとを備え、
前記捩じり梁部と前記ベース部と前記リブとは、単一の構造物として一体に形成されており、この構造物内の前記リブに相当する部位の表面側に、前記構造物とは別体の前記平面鏡部が接合されている偏向ミラー。
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