JP2004272552A

JP2004272552A - Toll charging device, and its program

Info

Publication number: JP2004272552A
Application number: JP2003061828A
Authority: JP
Inventors: Hiroyuki Ishiwatari; 弘行石渡
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2003-03-07
Filing date: 2003-03-07
Publication date: 2004-09-30

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To increase the number of users of an ETC system, and to improve convenience of a toll road. <P>SOLUTION: The toll charging device 1 is provided with a judging means 12 for judging whether or not to treat a plurality of times of passage as one passage of passing from a starting point of the first to an end point of the last of the plurality of times of passage by referring to passage information regarding the plurality of continuous times of passage, and a toll determining means 13 for determining a toll with respect to the plurality of times of passage in response to judgement by the judging means 12. By the toll charging device 1, a system allowing a "stopover" on a toll road can be mounted on the ETC system. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有料道路の通行料金を収受する料金収受システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
既に、有料道路の料金所で車両を停止させることなく自動的に通行料金を支払うことができるＥＴＣ（ＥｌｅｃｔｒｏｎｉｃＴｏｌｌＣｏｌｌｅｃｔｉｏｎ）システムが実用化されている（例えば、下記特許文献１、特許文献２を参照）。現在、日本国内で稼働しているＥＴＣシステムは、路側機と車載機との間で５．８ＧＨｚ帯を用いた無線通信を行い、料金収受に必要となる各種情報を送受信するものである。因みに、光波、例えば近赤外光を用いて無線通信を行うようなシステムも検討されている（例えば、下記特許文献３を参照）。ＥＴＣシステムを利用するユーザは、料金所のノンストップ通過や有料道路通行のキャッシュレス化といったメリットを享受できる。そして、ＥＴＣシステムを利用するユーザが増加することにより、料金所での渋滞の解消や料金所周辺の大気汚染、騒音の軽減等の効果が期待される。
【０００３】
【特許文献１】特開２００２−２７９４６１号公報
【特許文献２】特開２０００−１１３２５７号公報
【特許文献３】特開平１０−０６３８９６号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、平成１４年の時点でＥＴＣ車載機の普及率は未だ一桁％に止まっており、その効果は顕在化していない。これは、ＥＴＣ車載機が比較的高価である割にユーザメリットが小さいためと考えられる。ただ、新たな製品は、普及率が１０％を超えたあたりから爆発的に普及していくことが多い。従って、ユーザにＥＴＣ車載機の積極的な導入を促すような有効な施策を実行することが不可欠である。
【０００５】
また、首都高速道路等で顕著であるが、高速道路上であるにもかかわらず渋滞してスムーズに移動ができないことがある。しかし、渋滞に巻き込まれた状況下であっても、ユーザは渋滞箇所を越えるまで我慢することが専らである。何故ならば、高速道路から一旦降りて渋滞箇所を回避しその先にあるランプから再び高速道路に乗り直そうとすれば、二回分の通行料金を支払わされることになるからである。決して安価でない通行料金を支払いながらしかも渋滞を甘受しなければならないことから、ユーザが高速道路の現状に少なからぬ不満を抱いていることは事実である。
【０００６】
以上に鑑みて、本発明は、ＥＴＣシステムの利用者の拡大、並びに、高速道路に代表される有料道路の利便性の向上の双方を実現しようとするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決すべく、本発明では、図１に示すように、有料道路の通行料金を収受する料金収受システムにおいて用いられるものとして、有料道路の一回の通行の事実を示しその通行の起点、終点または経路上の中途点のうち少なくとも一つを識別する情報を含む通行情報を取得する通行情報取得手段１１と、前記通行情報取得手段１１が取得した、連続する複数回の通行に係る通行情報を参照し、これら複数回の通行を一回の通行と見なすか否かを判断する判断手段１２と、前記判断手段１２による判断に応じて前記複数回の通行に対する課金額を決定する課金額決定手段１３と、前記課金額決定手段１３が決定した課金額に関する情報を含む課金情報を出力する課金情報出力手段１４とを具備する課金装置１を構成した。
【０００８】
現在、高速道路の利用の際に「途中下車」を認めるような仕組みは存在していない。つまり、高速道路から一般道路へ一旦降りてしまえば、再び高速道路に乗る時に新たな通行料金の課金が行われてしまう。よって、例えば、恒常的に渋滞している箇所、あるいは事故等により渋滞が惹起された箇所を一般道路を利用して迂回しようとすると、通行料金を二回支払わざるを得なくなる。通常、通行料金の支払い回数が多い方が、支払金額の合計も大きい。とりわけ、首都高速道路等の均一料金制を採用している有料道路では、支払金額の合計が支払い回数に比例する。結果として、一度高速道路に乗ったユーザは、たとえ途中経路に渋滞箇所が存在していようとも、迂回することなく我慢して目的地まで乗り続けることとなる。上記のような問題に初めて着目してなされた本発明は、料金収受システムにおいて有料道路を通行するユーザの特定が可能であることを応用して、「途中下車」を認める仕組みを構築するものである。即ち、同一ユーザによる連続する複数回の通行が、別々の機会におけるものでなく「途中下車」したことで生じたものであるかどうか（言い換えるならば、有料道路を利用した移動を一時中断した若しくは途中経路の一部を一般道路を通行することで代替したものであるかどうか）を判断し、「途中下車」したことで生じたものと判断したときには、これら複数回の通行に個別に課金した場合における合計金額よりも支払いが低額となるように課金額を割り引くものとした。このようなものであれば、有料道路を通行しているユーザが必要に応じて当該有料道路を「途中下車」できるようになる。
【０００９】
本発明に係る課金装置１は、有料道路の「途中下車」を認める仕組みを料金収受システムに実装するものであり、その奏し得る効果は多岐に渡る。まず、有料道路上に渋滞箇所が存在するとき、当該渋滞箇所に流入する交通量の一部を一般道路に分散させることができる。このことから、巨視的に見て道路網の利用がより効率化され、局地的な渋滞の緩和ないし解消が期待できる。次に、有料道路上を走行している最中に食事、休憩等を取りたくなったとき、有料道路の外に一旦出て、一般道路の沿線に存在する飲食店や宿泊施設その他種々の施設を利用することが可能となる。従来ならば、有料道路上に間欠的に設けられたサービスエリアやパーキングエリアの施設を利用する以外には手段がなく、そのことがユーザに不便を強いる要因の一つとなっていたが、「途中下車」を認めることで他の選択肢を提供でき、ユーザにとっての利便性を向上させることが可能となる。同時に、今までは単に通り過ぎてゆくのみであった人々が立ち寄る機会が増えることから、有料道路が通っている地域にとっては活性化や雇用の拡大につながる。そして、当該地域の物産、飲食、観光、祭事その他の文化的催物等の地場産業の新たな可能性を模索できる。さらに、サービスエリアやパーキングエリアを有料道路上に整備する必要性が低減するため、その設置、維持、管理のコストを削減することができる。加えて、サービスエリアやパーキングエリアを有料道路の外に設けることも可能となる。その上で、「途中下車」をＥＴＣシステム利用者に限って認めることとすれば、「途中下車」がもたらす利便性の大きさから、ＥＴＣシステム利用、ＥＴＣ車載機導入へのインセンティブが高められ、利用者が大きく拡大するものと思われる。ＥＴＣシステムの利用者が拡大すれば、料金所におけるＥＴＣレーンの増加（逆に、一般レーンの縮減）が可能となり、かねてから期待されていたＥＴＣシステムの効用、即ち、料金所渋滞の解消や料金所周辺の環境の改善が期待できる。並びに、各料金所ブースに人員を配置する必要がなくなるため、より効果的な人的資源の分配を実現できる。
【００１０】
但し、ここに言う料金収受システムとは、あるユーザまたはある走行体（各種自動車や自動二輪車、その他有料道路を走行できる乗物）が有料道路を一回通行した事実を示す通行情報を取得しこの通行情報を基に通行料金の課金を行うシステムをおしなべて包含する概念であって、現存するＥＴＣシステムはあくまでその一典型例であるに過ぎない。課金額の割引を検討すべき、連続する複数回の通行は、同一ユーザ若しくは同一課金対象者及び／または同一移動体による通行である。因みに、実際に有料道路を通行したユーザと、当該ユーザによる通行の対価を支払うべき課金対象者とが一致しないこともあり得る。
【００１１】
具体的には、前記判断手段１２が、少なくとも前記複数回の通行が全体として後戻りのない一方向への通行であることを条件として、これら複数回の通行を当該複数回の通行のうち最先のものの起点から最後のものの終点まで通行した一回の通行と見なす旨の判断を下すものとすることが望ましい。言葉を換えると、ある回の通行の起点がその直前の回の通行の終点から見て反進行方向側になく、かつ、ある回の通行の終点がその起点から見て反進行方向側にない（直前の回の終点から見て進行方向側にある）という条件を満たす複数回の通行を、「途中下車」を介在させた一回の通行と見なすものとしている。ある回の通行の起点が、その直前の回の通行の終点と一致しなくとも構わない。例を挙げて述べると、東名高速道路を利用して東京から名古屋まで下り方向を進行方向として移動しようとするユーザは、大井松田インターチェンジで降りた後、同じ大井松田インターチェンジから高速道路に復帰してもよく、大井松田インターチェンジから見て下り方面にある清水インターチェンジから復帰してもよい。
【００１２】
課金額を割り引くためには、前記判断手段１２による判断が前記複数回の通行を前記一回の通行と見なす旨のものであり、前記複数回の通行に対する料金の合計が前記一回の通行に対する料金を上回るとき、前記課金額決定手段１３が、前記合計より低額となるように前記複数回の通行に対する課金額を決定するものとする。なお、前記合計が前記一回の通行に対する料金を下回るかあるいは前記一回の通行に対する料金と同額となるときは、前記複数回の通行に対する料金をそのまま課金するか、さらに割り引いた額を課金する。勿論、前記判断手段１２が前記複数回の通行を前記一回の通行と見なさない、言い換えるならば前記複数回の通行を別々の機会における通行と見なす旨の判断を下したときには、前記複数回の通行に対する料金を個別に課金すればよい。
【００１３】
また、前記判断手段１２による判断が前記複数回の通行を前記一回の通行と見なす旨のものであるとき、前記課金額決定手段１３が、前記複数回の通行に対する料金の合計と前記一回の通行に対する料金とのうち安い方と同額となるように前記複数回の通行に対する課金額を決定するものとすることが簡便であり、ユーザにとっても課金額の決定ルールが明快となるため好ましい。
【００１４】
しかして、有料道路を通行するユーザ若しくは走行体が通過した入口料金所を識別する情報を含む起点情報、出口料金所を識別する情報を含む終点情報または経路上の中途点を識別する情報を含む中途点情報のうち少なくとも一つを生成することにより、有料道路の一回の通行の事実を示しその通行の起点、終点または経路上の中途点のうち少なくとも一つを識別する情報を含む通行情報を構成する通行情報提供装置と、前記通行情報提供装置より通行情報を取得する課金装置１とを具備してなる料金収受システムを構築すれば、所期の目的を達成することができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】
＜第１実施形態＞以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図２に示すように、本実施形態における料金収受システムは、有料道路Ｗの一回の通行の事実を示しその通行の起点、終点または経路上の中途点のうち少なくとも一つを識別する情報を含む通行情報ＰＩを構成する通行情報提供装置２と、通行情報提供装置２より通行情報ＰＩを取得して有料道路Ｗの通行に対する課金額を決定する課金装置１とを主要な構成要素とする。
【００１６】
通行情報提供装置２は、起点情報ＳＩ、終点情報ＥＩまたは中途点情報ＭＩのうち少なくとも一つを生成する機能を有する。起点情報ＳＩは、有料道路Ｗを通行するユーザ若しくは（ユーザが乗っている）走行体Ｃが通過した入口料金所、即ち通行の起点を識別する情報を含む。終点情報ＥＩは、有料道路Ｗを通行するユーザ若しくは走行体Ｃが通過した出口料金所、即ち通行の終点を識別する情報を含む。中途点情報ＭＩは、有料道路Ｗを通行するユーザ若しくは走行体Ｃが通過した経路上の中途点を識別する情報を含む。
【００１７】
より具体的に述べると、通行情報提供装置２は、例えば、走行体Ｃに搭載した車載機２４と、有料道路Ｗの沿線に設置した路側機２１、２２、２３とを具備してなる。車載機２４と路側機２１、２２、２３とは、無線通信を行うことができる。車載機２４は、それが搭載された走行体Ｃ及び／または通行料金を支払うべき課金対象者を識別する固有情報ＵＩを少なくとも記憶する。固有情報ＵＩの例として、走行体Ｃの車両ナンバー、車種（普通車、大型車等の車種区分。通常、車種区分に応じた通行料金が課される）、車載機２４を識別する車載機２４識別子、走行体Ｃに乗車しているユーザ若しくは当該ユーザによる有料道路Ｗ通行に対し課される通行料金を支払うべき課金対象者を識別するユーザ識別子、等を挙げることができる。因みに、ＩＣカードの如き着脱可能な補助記憶デバイスを車載機２４に接続して用いる場合には、車両ナンバー等を車載機２４に、ユーザ識別子等をＩＣカードに、というように、固有情報ＵＩの要素を分散させて記憶させることができる。路側機２１、２２、２３は、入口料金所、出口料金所、有料道路Ｗの本線上の所要地点に設置する。これら路側機２１、２２、２３は、無線通信により、車載機２４若しくはＩＣカードが記憶している情報を読み出したり、車載機２４若しくはＩＣカードへ情報を書き込んだりすることができる。
【００１８】
本実施形態では、東名高速道路、名神高速道路等の対距離料金制を採用している有料道路Ｗを想定する。但し、首都高速道路、阪神高速道路等の均一料金制を採用している有料道路Ｗに本実施形態を適用することを妨げない。既存のＥＴＣシステムにおいて、有料道路Ｗを通行すべく走行体Ｃが入口料金所を通過する時、当該入口料金所の路側機２１が、入口料金所を識別する入口料金所識別子や入口料金所を通過した日時等の情報を含む入口情報を車載機２４側に記憶させる書き込み命令を送信する。これを受信した車載機２４は、車載機２４若しくはＩＣカードに入口情報を記憶する。また、有料道路Ｗを通行中の走行体Ｃが路側機２３を設置した中途点を通過する時、当該中途点の路側機２３が、中途点を識別する中途点識別子や中途点を通過した日時等の情報を含む経路情報を車載機２４側に記憶させる書き込み命令を送信する。これを受信した車載機２４は、車載機２４若しくはＩＣカードに経路情報を記憶する。そして、走行体Ｃが出口料金所を通過する時、車載機２４が、記憶している入口情報、経路情報や固有情報ＵＩ等を出口料金所の路側機２２に向けて送信し、路側機２２がこれを受信する。出口料金所に設置した路側機２２は、電気通信回線を介して課金装置１と接続しており、車載機２４より受信した入口情報、経路情報や固有情報ＵＩ等を課金装置１に送信する。かつ、出口料金所の路側機２２が車載機２４より入口情報、経路情報や固有情報ＵＩ等を受け取った時に、当該路側機２２が、出口料金所識別子や走行体Ｃが出口料金所を通過した日時等の情報を含む出口情報を生成して課金装置１に送信する。但し、入口情報、経路情報や固有情報ＵＩ等を受け取った課金装置１が、これらの情報を発信した路側機２２のある出口料金所を識別する出口情報識別子やこれらの情報を受け取った日時（走行体Ｃが出口料金所を通過した日時と同義となる）等の情報を含む出口情報を生成するものとすることを妨げない。因みに、出口情報は、出口料金所の路側機２２より車載機２４に向けて送信され、車載機２４若しくはＩＣカードに記憶される。
【００１９】
上記より、課金装置１が入口情報、出口情報、経路情報等を取得できる。このとき、入口情報を前記起点情報ＳＩ、出口情報を前記終点情報ＥＩ、経路情報を前記中途点情報ＭＩとすることができる。結果として、課金装置１が、一回の通行の事実を示す通行情報ＰＩを、通行情報提供装置２より取得することとなる。なお、起点情報ＳＩ、終点情報ＥＩ、中途点情報ＭＩの取得の態様は、上述したようなものには限られない。起点情報ＳＩ、経路情報は、出口料金所の路側機２２で取得され課金装置１にもたらされるとは限られない。よって、走行体Ｃの通過を認識した入口料金所の路側機２１が起点情報ＳＩを生成し電気通信回線を経由して課金装置１に送信するものとしてもよく、走行体Ｃの通過を認識した中途点の路側機２３が中途点情報ＭＩを生成し電気通信回線を経由して課金装置１に送信するものとしてもよい。加えて、有料道路Ｗの通行に係る起点情報ＳＩ、終点情報ＥＩ、中途点情報ＭＩは、一回一回の通行の都度路側機２１、２２、２３を介して課金装置１に取得させてもよく、あるいは、一回一回の通行に係る起点情報ＳＩ、終点情報ＥＩ、中途点情報ＭＩを車載機２４に蓄積しておき、必要に応じて複数回分の情報をまとめて取得させても構わない。
【００２０】
また、通行情報提供装置２は、既存のＥＴＣシステムにおける車載機、路側機を応用して構築することができるが、ＥＴＣシステムにおける車載機、路側機とは異なる構成のものとすることを妨げない。例えば、ＲＦＩＤ（ＲａｄｉｏＦｒｅｑｕｅｎｃｙＩＤｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ；カード状若しくはタグ状の記録媒体に対し、電磁波を用いて情報の記録または読出を行う認識方法）を利用して通行情報提供装置２を構築することが考えられる。即ち、非接触で情報の読出や書換が可能な記録媒体であるＲＦＩＤタグを走行体Ｃに搭載しておくとともに、当該ＲＦＩＤタグに記憶されている情報を読み出したりＲＦＩＤタグに情報を書き込んだりするための無線デバイスを包含する路側機２１、２２、２３を入口料金所、出口料金所や本線上の中途点に設置しておけば、当該路側機２１、２２、２３が有料道路Ｗを通行するユーザ若しくは走行体Ｃを認識して起点情報ＳＩ、終点情報ＥＩや中途点情報ＭＩを生成することができる。さらには、走行体Ｃに車載機２４を搭載することなく通行情報提供装置２を構築することも可能である。例えば、走行体Ｃの車両ナンバーを撮影するカメラ及び撮影画像を処理して車両ナンバーを読みとるコンピュータを包含する路側機２１、２２、２３を入口料金所、出口料金所や本線上の中途点に設置しておけば、当該路側機２１、２２、２３が有料道路Ｗを通行する走行体Ｃの車両ナンバーを読みとって起点情報ＳＩ、終点情報ＥＩや中途点情報ＭＩを生成することができる。
【００２１】
課金装置１は、同一ユーザ若しくは同一走行体Ｃによる連続する複数回の通行が、別々の機会におけるものでなく「途中下車」したことで生じたものであるか否かを判断し、その判断に応じて前記複数回の通行に対する課金額を決定する機能を有する。課金装置１は、例えば、図３に示すように、プロセッサ１ａ、メインメモリ１ｂ、ハードディスクドライブに代表される補助記憶デバイス１ｃ、ＮＩＣ（ＮｅｔｗｏｒｋＩｎｔｅｒｆａｃｅＣａｒｄ）その他の、電気通信回線を介して情報の送受信を行うための通信インタフェース１ｄ、等のハードウェア資源を少なくとも具備する。通常、プロセッサ１ａによって実行されるべきプログラムが補助記憶デバイス１ｃに格納されており、プログラムの実行の際には補助記憶デバイス１ｃからメインメモリ１ｂに読み込まれ、プロセッサ１ａによって解読される。そして、該プログラムに従って上記のハードウェア資源を作動し、図１に示す通行情報取得手段１１、判断手段１２、課金額決定手段１３、課金情報出力手段１４としての機能を発揮するようにしている。
【００２２】
各部の動作について説明する。通行情報取得手段１１は、通信インタフェース１ｄの機能を利用し、起点情報ＳＩ、終点情報ＥＩ、中途点情報ＭＩのうち少なくとも一つを含む通行情報ＰＩを、電気通信回線を介して接続している路側機２１、２２、２３より取得する。通行情報取得手段１１が取得する通行情報ＰＩを、図４に例示する。通行情報ＰＩの要素たる起点情報ＳＩは、ユーザ若しくは走行体Ｃが通過した入口料金所を識別する入口料金所識別子、当該入口料金所を通過した日時、通過した料金所レーンを識別するレーン番号、等を含む。入口料金所識別子は、通行の起点を識別する情報となる。終点情報ＥＩは、ユーザ若しくは走行体Ｃが通過した出口料金所を識別する出口料金所識別子、当該出口料金所を通過した日時、通過した料金所レーンを識別するレーン番号、等を含む。出口料金所識別子は、通行の終点を識別する情報となる。中途点情報ＭＩは、ユーザ若しくは走行体Ｃが通過した経路上の中途点を識別する中途点識別子、当該中途点を通過した日時、等を含む。通常、これら起点情報ＳＩ、終点情報ＥＩ若しくは中途点情報ＭＩ、または通行情報ＰＩは、有料道路Ｗを通行したユーザ若しくは課金対象者及び／または走行体Ｃを識別する固有情報ＵＩと関連づけられ、通行情報ＰＩが示す有料道路Ｗ通行の事実の主体を事後的に確認することが可能となっている。因みに、取得した通行情報ＰＩは、課金装置１のメインメモリ１ｂ若しくは補助記憶デバイス１ｃの所要の記憶領域に格納される。本実施形態では、通行情報ＰＩに起点情報ＳＩと終点情報ＥＩとがともに含まれるものとしているが、中途点情報ＭＩは含まれないことがある。なお、起点から終点まで移動するための経路が複数存在するような場合には、通行情報ＰＩが経路情報をも取得するものとして、何れの経路を通行したかに応じて通行料金を決定できるようにしてもよい。
【００２３】
判断手段１２は、通行情報取得手段１１が取得した、連続する複数回の通行に係る通行情報ＰＩを参照し、これら複数回の通行を一回の通行と見なすか否かを判断する。即ち、同一の固有情報ＵＩに関連づけられている通行情報ＰＩを参照して、連続する複数回の有料道路Ｗの通行に対する課金額を割り引くことができるか否かを判断する。通常、判断手段１２は、ソフトウェアを主体として構成される。連続する複数回の通行を一回の通行と見なすための条件の設定には、種々の態様が考えられる。以降、条件設定の例を列挙する。
（ｉ）所定の期間内での利用を条件とする。これは、連続する複数回の通行のうち最先の通行の開始時点、言い換えるならば初めて入口料金所を通過した時点が属する所定の期間内において有料道路Ｗからの一時退出及び有料道路Ｗへの復帰を容認するものである。典型例としては、「一日乗り放題」あるいは「定期券」方式を挙げることができる。所定期間を一日若しくは複数日単位で定める場合、一日の定義を、午前０時から午後２４時までとしてもよく、一般に通行量が増え始める時刻に合わせて例えば午前６時から翌日午前６時までとしてもよい。判断が容易であり、ユーザにとっても分かり易いが、事故等による渋滞はいつ発生するか分からないことから、この条件設定は突発的な渋滞の緩和には必ずしも効果的でない。
（ｉｉ）制限時間内での利用を条件とする。これは、初めて入口料金所を通過した時点より始まる所定の制限時間内において有料道路Ｗからの一時退出及び復帰を容認するものである。比較的短距離、小規模の有料道路Ｗで有効である反面、大規模な高速道路等を利用して長距離移動しようとするユーザにとっては時間制限が負担となる。加えて、制限時間ぎりぎりの状況での駆け込み利用が事故の要因となりかねない危険性を孕む。従って、この条件を採用するときには、
（ｉｉｉ）前回の利用終了時点より所定の時間内での利用再開を条件とする。これは、最後に出口料金所を通過した時点より所定の時間内に入口料金所を通過して通行を再開した場合に、その出口料金所通過より入口料金所通過までの間の一時退出を容認するものである。大規模な高速道路等を利用して長距離移動しようとするユーザにとっても便利であるが、駆け込み利用による事故の危険性の問題が残る。
（ｉｖ）前回の利用終了地点より所定の地域内での利用再開を条件とする。これは、前回の通行の終点を基に定められる所定範囲内にある起点より通行を再開、言い換えるならば最後に通過した出口料金所を基に選定される入口料金所を通過して通行を再開した場合に、その出口料金所通過より入口料金所通過までの間の一時退出を容認するものである。大規模な高速道路等を利用して長距離移動しようとするユーザにとっても便利である。因みに、通行の終点と、次回通行時に有料道路Ｗに再入場することを許される一若しくは複数の起点とを対応づけたテーブル情報（図示しない）を課金装置１のメインメモリ１ｂ若しくは補助記憶デバイス１ｃの所要の記憶領域に予め格納しておき、判断手段１２が当該テーブル情報をも参照して判断を行い得るように構成することが好ましい。
（ｖ）複数回の通行が全体として後戻りのない一方向への通行であることを条件とする。これは、ある回の通行の起点がその直前の回の通行の終点から見て反進行方向側になく、かつ、ある回の通行の終点がその起点から見て反進行方向側にない場合に、その複数回の通行の合間に介在する一時退出及び復帰を容認するものである。とりわけ、起点情報ＳＩ、終点情報ＥＩまたは中途点情報ＭＩに、ユーザ若しくは走行体Ｃの進行方向を示す情報（例えば、入口料金所識別子若しくは出口料金所識別子が上り方面と下り方面とで異なるときの入口料金所識別子若しくは出口料金所識別子、あるいは料金所で通過する料金所レーンの番号が上り方面と下り方面とで異なるときのレーン番号、他）が含まれているならば、これを参照することでユーザ若しくは走行体Ｃが何れの方向を進行方向としているのかを把握でき、当該条件判断に資する。因みに、通行の終点と、次回通行時に有料道路Ｗに再入場することを許される一若しくは複数の起点、即ち、後戻りとはならない起点とを対応づけたテーブル情報を課金装置１のメインメモリ１ｂ若しくは補助記憶デバイス１ｃの所要の記憶領域に予め格納しておき、判断手段１２が当該テーブル情報を参照して判断を行い得るように構成することが好ましい。
【００２４】
判断手段１２は、上記の条件のうち少なくとも一つの条件または複数を組み合わせた複合条件を満足する場合に、連続する複数回の利用を一回の通行と見なす旨の判断を下すものとする。判断手段１２が判断を行う際の処理を図５に示す。複数回の通行に関する判断を行う必要が生じたとき、判断手段１２は、有料道路Ｗ通行の主体を識別する固有情報ＵＩと関連づけられている、連続する複数回の通行に係る通行情報ＰＩを参照する（ステップＳ１）。既に述べたように、通行情報ＰＩは、通行情報取得手段１１により取得され、課金装置１のメインメモリ１ｂ若しくは補助記憶デバイス１ｃに格納される。判断手段１２は、通行情報取得手段１１が取得した通行情報ＰＩ並びに格納した通行情報ＰＩのうち、同一の固有情報ＵＩに関連づけられている通行情報ＰＩを抽出して参照する。但し、複数回の通行に係る通行情報ＰＩが走行体Ｃに搭載された車載機２４の補助記憶デバイスに蓄積されており、これを通行情報取得手段１１が取得して判断手段１２が参照するという態様を妨げない。そして、通行情報ＰＩに含まれる起点情報ＳＩ、終点情報ＥＩ及び／または中途点情報ＭＩを基に、これら複数回の通行を一回の通行と見なすか否かを判断する（ステップＳ２）。判断手段１２による判断の手順の詳細を、図６に例示する。判断手段１２は、ある回の通行に係る通行情報ＰＩ及びその前の回の通行に係る通行情報ＰＩを参照し、ある回に通行した有料道路Ｗが、同じユーザ若しくは走行体Ｃが前回通行した有料道路Ｗと同一系統の道路であるか否かを判断する（ステップＳ２１）。ある回と前回とで相異なる系統の有料道路Ｗを通行している場合、これら複数回の通行は別個のものと見なされる（ステップＳ２４）。ある回と前回とで同一系統の有料道路Ｗを通行している場合には、これら複数回の通行が全体として後戻りのない一方向への通行であるか否かを判断する（ステップＳ２２）。ここでは、前回の通行の終点を示す出口料金所識別子と次に再入場することを許される入口料金所識別子とを対応づけるテーブル情報を参照し、ある回の通行の起点を示す入口料金所識別子が再入場を許される入口料金所識別子に該当するものであるかどうかを調べる。ある回の通行の起点である入口料金所が、前回の通行の終点である出口料金所を基に定められる再入場を許された料金所でない場合、ある回の通行と前回の通行とは別個のものと見なされる。さらにこのステップＳ２２で、ある回の通行情報ＰＩに含まれる中途点情報ＭＩを参照して判断材料とすることも可能である。ある回の通行と前回の通行とが全体として後戻りのない一方向への通行であると判断できる場合には、基本的にこれら複数回の通行を一回の通行と見なすことができる。一回の通行と見なす旨の判断をしたとき、これら複数回の通行に係る通行情報ＰＩをリンクを張る等により関連づけすることが望ましい。但し、複数回の通行を一回の通行と見なすための条件をさらに加えることを妨げない。例えば、図６に示しているように、ステップＳ２２に引き続いて、前回の通行に係る通行情報ＰＩとリンクしている以前の通行情報ＰＩのうち最先のもの（言い換えるならば、前回以前の通行であって前回の通行と連続する一回の通行と見なされる通行のうち最先のものに係る通行情報ＰＩ）に含まれる起点情報ＳＩを参照し、最先の通行の開始時点（即ち、最先の通行において入口料金所を通過した時点）からある回の通行の開始時点（即ち、ある回の通行において入口料金所を通過した時点）までの間に経過した時間が所定時間（２４時間、４８時間、等）を超えているかどうかを判断する（ステップＳ２３）。ステップＳ２３にあって、前回の通行に係る通行情報ＰＩとリンクしている以前の通行情報ＰＩが存在しないときは、前回の通行を最先の通行とし、前回の通行に係る通行情報ＰＩに含まれる起点情報ＳＩを参照して、前回の通行における入口料金所通過時点からある回の通行における入口料金所通過時点までの間に経過した時間が所定時間を超えているかどうかを判断する。ある回の通行における入口料金所通過時点が、最先の通行（上述したように、前回の通行であることがある）における入口料金所通過時点より所定時間を経過した後にある場合には、ある回の通行と前回以前の通行とは別個のものと見なされる。一方で、ある回の通行における入口料金所通過時点が、最先の通行における入口料金所通過時点より所定時間を経過する以前にある場合には、ある回の通行と前回以前の通行とを一回の通行と見なす旨の判断を下す（ステップＳ２５）。このとき、ある回の通行に係る通行情報ＰＩと、前回以前の通行に係る通行情報ＰＩとをリンクを張る等により関連づけする。なお、判断手段１２が複数回の通行に関する判断を行うタイミングは特に限定されない。判断手段１２が判断を行うタイミングは、ユーザ若しくは走行体Ｃが出口料金所を通過する時でもよく、入口料金所を通過するときでもよい。また、通行料金の課金処理を実行する時（料金所通過時には限られない。有料道路Ｗの通行より後に実行されることもあり得る）に、判断手段１２による判断を行うものとしてもよい。
【００２５】
課金額決定手段１３は、判断手段１２による判断に応じて、前記複数回の通行に対する課金額を決定する。通常、判断手段１２は、ソフトウェアを主体として構成される。判断手段１２により一回の通行と見なす旨の判断を下された複数回の有料道路Ｗ通行に対する課金額の決定の態様について詳述する。対距離料金制を採用している有料道路Ｗの通行料金の例を、図７に示す。一般に、対距離料金制を採用している有料道路Ｗでは、通行の起点と終点とを基に定められる通行料金が課される。因みに、有料道路Ｗを通行した走行体Ｃの車種により通行料金が異なることが普通である。図７に示す料金テーブルは、通行の起点を識別する情報である入口料金所識別子、通行の終点を識別する情報である出口料金所識別子並びに走行体Ｃの車種（図示例は、車種が普通車である場合の通行料金）を識別する情報と、通行料金とを関連づけてなるものである。通常、このような料金テーブルが、課金装置１のメインメモリ１ｂ若しくは補助記憶デバイス１ｃの所要の記憶領域に予め格納されている。通行情報取得手段１１が取得する、有料道路Ｗの一回の通行の事実を示す通行情報ＰＩには、その通行区間を識別する情報が含まれている。課金額決定手段１３は、一回の通行と見なすことができる複数回の通行に係る通行情報ＰＩに含まれる起点情報ＳＩ及び終点情報ＥＩ、固有情報ＵＩを参照し、複数回の通行の各々についてその起点と終点を調べ、さらに走行体Ｃの車種を調べる。加えて、経路に応じて通行料金が変わるような場合には、中途点情報ＭＩをも参照する。そして、料金テーブルを参照し、通行料金を決定する。ここで、課金額決定手段１３は、一回の通行と見なすことができる複数回の通行の各々に対し個別に課金した場合の通行料金の合計が、一回の通行と見なして課金した場合の通行料金を上回るとき、前記合計より低額となるように、複数回の通行に対する課金額を決定する。前記合計が、一回の通行と見なして課金した場合の通行料金を下回る（あるいは、同額となる）ときには、複数回の通行に対する料金をそのまま課金するか、さらに割り引いた額を課金する。本実施形態では、複数回の通行に対する料金の合計と、見なし一回の通行に対する料金とのうち安い方と同額となるように、複数回の通行に対する課金額を決定するものとしている。以降、具体例を列挙する。ユーザは、東京インターチェンジより出発し、清水インターチェンジを目的地として移動すると仮定する。東京インターチェンジより清水インターチェンジまでの通行料金は、図７の料金テーブルにあるように、３８５０円である。
（ｉ）厚木インターチェンジで一旦有料道路Ｗ外に出て、厚木インターチェンジより有料道路Ｗに復帰、清水インターチェンジに至る。東京〜厚木、厚木〜清水の二回の通行を一回の通行と見なすとした場合；東京〜厚木の通行料金が１２５０円、厚木〜清水の通行料金が３０００円で、合計４２５０円。東京〜清水の通行料金３８５０円を上回ることから、これら二回の通行に対する課金額を３８５０円と決定する。
（ｉｉ）厚木インターチェンジで一旦有料道路Ｗ外に出て、途中観光し、秦野中井インターチェンジより有料道路Ｗに復帰、清水インターチェンジに至る。東京〜厚木、秦野中井〜清水の二回の通行を一回の通行と見なすとした場合；東京〜厚木の通行料金が１２５０円、秦野中井〜清水の通行料金が２７００円で、合計３９５０円。東京〜清水の通行料金３８５０円を上回ることから、これら二回の通行に対する課金額を３８５０円と決定する。
（ｉｉｉ）厚木インターチェンジで一旦有料道路Ｗ外に出て、途中観光し、大井松田インターチェンジより有料道路Ｗに復帰、清水インターチェンジに至る。東京〜厚木、大井松田〜清水の二回の通行を一回の通行と見なすとした場合；東京〜厚木の通行料金が１２５０円、大井松田〜清水の通行料金が２５００円で、合計３７５０円。東京〜清水の通行料金３８５０円を下回ることから、これら二回の通行に対する課金額を３７５０円と決定する。あるいは、これら二回の通行を、そのまま二回の通行として処理する。
即ち、複数回の通行を、当該複数回の通行のうち最先のものの起点から最後のものの終点まで通行した一回の通行と見なし、当該一回の通行に対する料金と比較して合計金額が上回るときには見なし一回の通行に対する料金を採用するものとしている。勿論、判断手段１２により別個の通行と見なす旨の判断を下された複数回の有料道路Ｗ通行に対する料金については、従前の通り決定してよい。なお、課金額決定手段１３が複数回の通行に対する課金額を決定するタイミングは特に限定されない。課金額決定手段１３が課金額の決定を行うタイミングは、ユーザ若しくは走行体Ｃが出口料金所を通過する時には限られない。
【００２６】
課金情報出力手段１４は、課金額決定手段１３が決定した課金額に関する情報を含む課金情報を出力する。課金情報の出力の態様としては、外部への送信、ディスプレイへの表示、ハードディスクやフレキシブルディスクその他の記憶デバイスへの書き込み、プリントアウト、等を挙げることができる。従って、課金額出力手段の具体的構成は、課金情報の出力の態様に依存する。本実施形態では、課金情報を補助記憶デバイス１ｃの所要の記憶領域に書き込むとともに、必要に応じて外部のコンピュータ３に通信インタフェース１ｄの機能を利用して送信するという態様で、課金情報の出力を行うものとしている。課金情報の送信の宛先は、例えばクレジットカード会社や銀行等の金融機関その他の決済系のコンピュータ３や、路側機２１、２２、２３（ユーザに課金情報をフィードバックするため）である。
【００２７】
因みに、上記の各部の機能が複数のハードウェアに分担され、これらが協働することにより課金装置１として成立するものとしてもよい。
【００２８】
本実施形態によれば、有料道路Ｗの通行料金を収受する料金収受システムにおいて用いられるものとして、有料道路Ｗの一回の通行の事実を示しその通行の起点、終点または経路上の中途点のうち少なくとも一つを識別する情報を含む通行情報ＰＩを取得する通行情報取得手段１１と、前記通行情報取得手段１１が取得した、連続する複数回の通行に係る通行情報ＰＩを参照し、これら複数回の通行を一回の通行と見なすか否かを判断する判断手段１２と、前記判断手段１２による判断に応じて前記複数回の通行に対する課金額を決定する課金額決定手段１３と、前記課金額決定手段１３が決定した課金額に関する情報を含む課金情報を出力する課金情報出力手段１４とを具備する課金装置１を構成したため、有料道路Ｗの一時退出、いわば「途中下車」を認める仕組みを料金収受システムに実装可能となる。その結果、顕著な効果がもたらされる。まず、有料道路Ｗ上に渋滞箇所が存在するとき、当該渋滞箇所に流入する交通量の一部を一般道路に分散させることができる。このことから、巨視的に見て道路網の利用がより効率化され、局地的な渋滞の緩和ないし解消が期待できる。次に、有料道路Ｗ上を走行している最中に食事、休憩等を取りたくなったとき、有料道路Ｗの外に一旦出て、一般道路の沿線に存在する飲食店や宿泊施設その他種々の施設を利用することが可能となる。従来ならば、有料道路Ｗ上に間欠的に設けられたサービスエリアやパーキングエリアの施設を利用する以外には手段がなく、そのことがユーザに不便を強いる要因の一つとなっていたが、「途中下車」を認めることで他の選択肢を提供でき、ユーザにとっての利便性を向上させることが可能となる。同時に、今までは単に通り過ぎてゆくのみであった人々が立ち寄る機会が増えることから、有料道路Ｗが通っている地域にとっては活性化や雇用の拡大につながる。そして、当該地域の物産、飲食、観光、祭事その他の文化的催物等の地場産業の新たな可能性を模索できる。さらに、サービスエリアやパーキングエリアを有料道路Ｗ上に整備する必要性が低減するため、その設置、維持、管理のコストを削減することができる。加えて、サービスエリアやパーキングエリアを有料道路Ｗの外に設けることも可能となる。その上で、「途中下車」をＥＴＣシステム利用者に限って認めることとすれば、「途中下車」がもたらす利便性の大きさから、ＥＴＣシステム利用、ＥＴＣ車載機導入へのインセンティブが高められ、利用者が大きく拡大するものと思われる。ＥＴＣシステムの利用者が拡大すれば、料金所におけるＥＴＣレーンの増加（逆に、一般レーンの縮減）が可能となり、かねてから期待されていたＥＴＣシステムの効用、即ち、料金所渋滞の解消や料金所周辺の環境の改善が期待できる。並びに、各料金所ブースに人員を配置する必要がなくなるため、より効果的な人的資源の分配を実現できる。
【００２９】
前記判断手段１２が、少なくとも前記複数回の通行が全体として後戻りのない一方向への通行であることを条件として、これら複数回の通行を当該複数回の通行のうち最先のものの起点から最後のものの終点まで通行した一回の通行と見なす旨の判断を下すものであるため、有料道路Ｗの「途中下車」を認める制度を適切に導入することができる。
【００３０】
前記判断手段１２による判断が前記複数回の通行を前記一回の通行と見なす旨のものであり、前記複数回の通行に対する料金の合計が前記一回の通行に対する料金を上回るとき、前記課金額決定手段１３が、前記合計より低額となるように前記複数回の通行に対する課金額を決定するものであるため、ユーザによる有料道路Ｗの「途中下車」を促進できる。
【００３１】
また、前記判断手段１２による判断が前記複数回の通行を前記一回の通行と見なす旨のものであるとき、前記課金額決定手段１３が、前記複数回の通行に対する料金の合計と前記一回の通行に対する料金とのうち安い方と同額となるように前記複数回の通行に対する課金額を決定するものとすることが簡便であり、ユーザにとっても課金額の決定ルールが明快となるため好ましい。
【００３２】
しかして、有料道路Ｗを通行するユーザ若しくは走行体Ｃが通過した入口料金所を識別する情報を含む起点情報ＳＩ、出口料金所を識別する情報を含む終点情報ＥＩまたは経路上の中途点を識別する情報を含む中途点情報ＭＩのうち少なくとも一つを生成することにより、有料道路Ｗの一回の通行の事実を示しその通行の起点、終点または経路上の中途点のうち少なくとも一つを識別する情報を含む通行情報ＰＩを構成する通行情報提供装置２と、前記通行情報提供装置２より通行情報ＰＩを取得する課金装置１とを具備してなる料金収受システムを構築すれば、所期の目的、即ちＥＴＣシステムの利用者の拡大並びに有料道路Ｗの利便性の向上を達成することが可能となる。
【００３３】
＜第２実施形態＞続いて述べる本実施形態は、首都高速道路、阪神高速道路等の均一料金制を採用している有料道路Ｗを想定したものである。以下、第１実施形態との相違点に主眼を置いて説明する。本実施形態におけるシステムもまた、有料道路Ｗの一回の通行の事実を示しその通行の起点、終点または経路上の中途点のうち少なくとも一つを識別する情報を含む通行情報ＰＩを構成する通行情報提供装置２と、通行情報提供装置２より通行情報ＰＩを取得して有料道路Ｗの通行に対する課金額を決定する課金装置１とを主要な構成要素とする。通行情報提供装置２、課金装置１の基本的な構成は、第１実施形態と同様とすることができるため、ここでは説明を省略する。
【００３４】
しかし、本実施形態では、通行情報提供装置２が取得する通行情報ＰＩに、必ずしも起点情報ＳＩと終点情報ＥＩとの両方が含まれない。均一料金制を採用している有料道路Ｗでは、ユーザ若しくは走行体Ｃが通行した料金圏、即ち通行料金が一定の圏域を識別できればよく、起点情報ＳＩ、終点情報ＥＩまたは中途点情報ＭＩのうち少なくとも一つを参照することで一回の通行の事実を知得できるからである。よって、路側機２１、２２、２３が入口料金所にのみ、出口料金所にのみまたは経路上の中途点にのみ設置され、他の場所には設置されないことがある。既存のＥＴＣシステムにおいて、走行体Ｃが路側機２１、２２、２３を設置している入口料金所、出口料金所または有料道路Ｗ上の中途点を通過する時、走行体Ｃに搭載した車載機２４が、記憶している固有情報ＵＩ等を路側機２１、２２、２３に向けて送信し、路側機２１、２２、２３がこれを受信する。しかる後、路側機２１、２２、２３は、車載機２４より受信した固有情報ＵＩ等とともに、路側機が存在する入口料金所、出口料金所または中途点を識別する情報を含む通行情報ＰＩを課金装置１に送信する。
【００３５】
課金装置１は、プログラムに従ってハードウェア資源を作動し、図１に示す通行情報取得手段１１、判断手段１２、課金額決定手段１３、課金情報出力手段１４としての機能を発揮するものである。各部の動作は、第１実施形態におけるそれと概ね同じである。だが、判断手段１２による判断の態様、並びに課金額決定手段１３による課金額の決定の態様について補足すべき点があるため、ここで述べることとする。通行情報取得手段１１が取得する、有料道路Ｗの一回の通行の事実を示す通行情報ＰＩには、その料金圏を識別する情報となる、起点情報ＳＩ、終点情報ＥＩまたは中途点情報ＭＩが含まれている。しかしながら、その通行区間即ち何れの起点より何れの終点まで実際に通行したのかは必ずしも特定することができない。例を挙げて述べると、首都高速道路では、入口料金所にのみ路側機２１を設置することとなるため、有料道路Ｗ通行の起点のみを特定可能である。従って、ユーザ若しくは走行体Ｃの進行方向を把握して適切な判断を下すために、起点情報ＳＩ、終点情報ＥＩまたは中途点情報ＭＩに含まれるユーザ若しくは走行体Ｃの進行方向を示す情報（例えば、入口料金所識別子若しくは出口料金所識別子が上り方面と下り方面とで異なるときの入口料金所識別子若しくは出口料金所識別子、あるいは料金所で通過する料金所レーンの番号が上り方面と下り方面とで異なるときのレーン番号、他）を援用するか、因みに、前回の通行の起点（または終点、中途点）と、次回通行時に有料道路Ｗに再入場することを許される一若しくは複数の起点（または次回通行時に通過することを許される終点、中途点）とを対応づけたテーブル情報（図示しない）を課金装置１のメインメモリ１ｂ若しくは補助記憶デバイス１ｃの所要の記憶領域に予め格納しておき、判断手段１２が当該テーブル情報をも参照して判断を行うようにすることが好ましい。加えて、環状線が存在している有料道路Ｗ網にあっては、環状線のランプより入場することで有料道路Ｗの不正な往復利用が可能となってしまう。よって、環状線上の複数箇所（外回り、内回り）、環状線と支線とのジャンクションその他任意の中途点に路側機２３を設置しておき、不正利用を防止できるようにすることが好ましい。勿論、入口料金所と出口料金所との双方に路側機２１、２３を設置してもよい。
【００３６】
また、均一料金制を採用している有料道路Ｗでは、料金圏毎に定められた通行料金が課される。課金額決定手段１３は、一回の通行と見なすことができる複数回の通行に係る通行情報ＰＩに含まれる起点情報ＳＩ、終点情報ＥＩまたは中途点情報ＭＩを参照し、複数回の通行の各々についてその料金圏を調べ、さらに走行体Ｃの車種を調べる。そして、通行料金を決定する。ここで、課金額決定手段１３は、一回の通行と見なすことができる複数回の通行の各々に対し個別に課金した場合の通行料金の合計が、一回の通行と見なして課金した場合の通行料金を上回るとき、前記合計より低額となるように、複数回の通行に対する課金額を決定する。前記合計が、一回の通行と見なして課金した場合の通行料金を下回る（あるいは、同額となる）ときには、複数回の通行に対する料金をそのまま課金するか、さらに割り引いた額を課金する。本実施形態では、複数回の通行に対する料金の合計と、見なし一回の通行に対する料金とのうち安い方と同額となるように、複数回の通行に対する課金額を決定するものとしている。以降、具体例を示す。ユーザは、高井戸インターチェンジより出発し、首都高速５号北池袋ランプを目的地として移動すると仮定する。高井戸インターチェンジより首都高速５号北池袋ランプまでの通行料金は、７００円である。
（ｉｖ）新宿ランプで一旦有料道路Ｗ外に出て、渋滞箇所を迂回し、霞ヶ関ランプより有料道路Ｗに復帰、首都高速５号北池袋ランプに至る。高井戸〜新宿、霞ヶ関〜５号北池袋の二回の通行を一回の通行と見なすとした場合；高井戸〜新宿、霞ヶ関〜５号北池袋の通行料金がそれぞれ７００円で、合計１４００円。高井戸〜５号北池袋の通行料金７００円を上回ることから、これら二回の通行に対する課金額を７００円と決定する。
即ち、複数回の通行を、当該複数回の通行のうち最先のものの起点から最後のものの終点まで通行した一回の通行と見なし、当該一回の通行に対する料金と比較して合計金額が上回るときには見なし一回の通行に対する料金を採用するものとしている。均一料金制を採用している有料道路Ｗでは、通行料金の合計金額が通行の回数に比例する。よって、所定の条件を満たす場合に複数回の通行を一回の通行と見なす本システムが、ユーザによる有料道路Ｗの「途中下車」を大いに促すこととなる。勿論、判断手段１２により別個の通行と見なす旨の判断を下された複数回の有料道路Ｗ通行に対する料金については、従前の通り決定してよい。
【００３７】
その他、特に言及しなかった事項に関しては、上記第１実施形態と同様である。本実施形態によれば、有料道路Ｗの一時退出、いわば「途中下車」を認める仕組みを料金収受システムに実装可能となり、その結果、既に述べたような顕著な効果がもたらされる。
【００３８】
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。各部の具体的構成や、図５、図６に示す処理の手順等もまた、上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。言うまでもなく、汎用的なコンピュータにプログラムをインストールして本発明に係る課金装置１を構成可能であって、専用の装置を製造することが必須であるわけではない。
【００３９】
【発明の効果】
以上に詳述した本発明によれば、ＥＴＣシステムの利用者の拡大並びに有料道路の利便性の向上の双方を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る課金装置の機能ブロック図。
【図２】本発明の一実施形態における料金収受システムの構成を示す図。
【図３】同実施形態における課金装置が具備するハードウェア資源を示す図。
【図４】通行情報を例示する図。
【図５】課金装置が実行する処理の手順を示すフローチャート。
【図６】同フローチャート。
【図７】対距離料金制を採用している有料道路の料金テーブルを例示する図。
【符号の説明】
１…課金装置
１１…通行情報取得手段
１２…判断手段
１３…課金額決定手段
１４…課金情報出力手段
２…通行情報提供装置[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a toll collection system for collecting tolls on toll roads.
[0002]
[Prior art]
An ETC (Electronic Toll Collection) system that can automatically pay a toll without stopping a vehicle at a tollgate on a toll road has already been put into practical use (for example, see Patent Documents 1 and 2 below). ). Currently, an ETC system operating in Japan performs wireless communication using a 5.8 GHz band between a roadside device and an in-vehicle device, and transmits and receives various information required for toll collection. Incidentally, a system for performing wireless communication using light waves, for example, near-infrared light, is also being studied (for example, see Patent Document 3 below). Users who use the ETC system can enjoy such advantages as non-stop passage at tollgates and cashless traffic on toll roads. As the number of users using the ETC system increases, effects such as elimination of traffic congestion at tollgates, air pollution around tollgates, and reduction of noise are expected.
[0003]
[Patent Document 1] JP-A-2002-279461
[Patent Document 2] JP-A-2000-113257
[Patent Document 3] JP-A-10-063896
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, as of 2002, the penetration rate of ETC on-vehicle devices is still only one digit%, and the effect has not been realized. This is probably because the ETC on-board unit is relatively expensive, but the user merits are small. However, new products often spread explosively when the penetration rate exceeds 10%. Therefore, it is indispensable to execute an effective measure that prompts the user to actively introduce the on-board ETC device.
[0005]
Although notable on the Metropolitan Expressway and the like, traffic may not be able to move smoothly due to traffic congestion despite being on the expressway. However, even in a situation where the user is involved in a traffic jam, the user only has to endure until the user crosses the traffic jam location. This is because if one gets off the highway and avoids the traffic congestion area, and tries to get back on the highway again from the ramp, two tolls will be paid. It is true that users have considerable dissatisfaction with the current state of the highway, because they have to pay for tolls that are never cheap and still accept traffic.
[0006]
In view of the above, the present invention seeks to realize both an increase in the number of users of the ETC system and an improvement in the convenience of a toll road represented by an expressway.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, in the present invention, as shown in FIG. 1, the system is used in a toll collection system that collects tolls on toll roads, and shows the fact of a single toll road toll. A traffic information acquisition unit 11 for acquiring traffic information including information for identifying at least one of a start point, an end point, and a halfway point on a route; A determining unit 12 that refers to the traffic information and determines whether or not the plurality of traffics is regarded as a single traffic; and a section that determines a charging amount for the plurality of traffics according to the determination by the determining device 12. The billing apparatus 1 includes a billing amount determining unit 13 and a billing information output unit 14 that outputs billing information including information on the billing amount determined by the billing amount determining unit 13.
[0008]
At present, there is no mechanism that allows "stop off" when using the expressway. In other words, once you get off the expressway to the general road, a new toll will be charged when you get on the expressway again. Therefore, for example, if a person tries to use a general road to detour a place where traffic is constantly congested or a place where traffic congestion is caused by an accident or the like, the toll must be paid twice. Usually, the more the number of toll payments, the greater the total payment amount. In particular, on a toll road such as the Tokyo Metropolitan Expressway that adopts a uniform toll system, the total amount of payment is proportional to the number of payments. As a result, a user who has once boarded the expressway will endure the route without detouring and continue to the destination, even if there is a congested point on the route. The present invention made for the first time by paying attention to the above-described problem, by applying the fact that it is possible to identify a user who travels on a toll road in a toll collection system, and constructs a mechanism that recognizes "stop off". is there. That is, whether or not a plurality of successive traffics by the same user is caused by “stopping off” instead of at different occasions (in other words, whether the movement using the toll road is temporarily interrupted or Was determined to be a result of "partial stopover"), and when it was determined that this was caused by "stopping off", the individual was charged separately for these multiple passes. The billing amount is discounted so that the payment is lower than the total amount in the case. In such a case, the user traveling on the toll road can "stop off" the toll road as needed.
[0009]
The charging apparatus 1 according to the present invention implements a mechanism for recognizing "stop off" on a toll road in a toll collection system, and the effects that can be achieved are various. First, when there is a traffic congestion point on a toll road, a part of the traffic flowing into the traffic congestion point can be distributed to general roads. From this, macroscopically, the use of the road network is made more efficient, and it is expected that local congestion will be reduced or eliminated. Next, when you want to take a meal, a break, etc. while traveling on a toll road, once you go out of the toll road, you will find restaurants, accommodation, and other various facilities along the general road. Can be used. In the past, there was no other means than using facilities in the service area and parking area provided intermittently on the toll road, which was one of the factors that caused inconvenience to the user. By accepting "get off", other options can be provided, and the convenience for the user can be improved. At the same time, there are more opportunities for people to pass by until now, which in turn boosts revitalization and employment in areas with toll roads. Then, new possibilities of local industries such as local products, eating and drinking, sightseeing, festivals and other cultural events can be explored. Further, since the necessity of providing a service area and a parking area on a toll road is reduced, costs for installation, maintenance, and management thereof can be reduced. In addition, the service area and the parking area can be provided outside the toll road. In addition, if "stop-off" is to be approved only for ETC system users, the incentive to use the ETC system and introduce ETC on-board equipment will be increased due to the convenience provided by "stop-off". The number of users is expected to increase significantly. If the number of ETC system users increases, the number of ETC lanes at toll booths can be increased (conversely, the number of general lanes can be reduced). The surrounding environment can be improved. In addition, since there is no need to arrange personnel at each toll booth, more effective distribution of human resources can be realized.
[0010]
However, the toll collection system referred to here is to acquire traffic information indicating the fact that a certain user or a certain vehicle (various automobiles, motorcycles, and other vehicles that can travel on a toll road) has once passed through a toll road, This is a concept that generally includes a system that charges a toll based on information, and the existing ETC system is merely a typical example. A plurality of successive traffics for which a discount of the billing amount is to be considered are traffics by the same user or the same billing target person and / or the same moving body. Incidentally, the user who actually traveled on the toll road may not be the same as the person to be charged for paying for the traffic by the user.
[0011]
Specifically, the determining means 12 determines that the plurality of traffics are the first of the plurality of traffics on the condition that at least the plurality of traffics is a traffic in one direction without reversing as a whole. It is desirable to make a determination that the traffic is regarded as a single pass from the starting point of the object to the end point of the last one. In other words, the starting point of a certain traffic is not in the opposite direction from the end point of the immediately preceding traffic, and the ending point of a certain traffic is not in the opposite direction from the starting point. A plurality of traffics that satisfy the condition of (in the traveling direction when viewed from the end point of the previous round) are regarded as one traffic with a "stop-in". The starting point of a certain traffic does not have to coincide with the end point of the preceding traffic. To give an example, a user who wants to travel from Tokyo to Nagoya using the Tomei Expressway as a traveling direction, gets off at the Oi-Matsuda Interchange, then returns to the expressway from the same Oi-Matsuda Interchange. Alternatively, you may return from the Shimizu interchange, which is downhill from the Oi-Matsuda interchange.
[0012]
In order to discount the billing amount, the judgment by the judging means 12 is to consider the plurality of traffics as the one traffic, and the sum of the charges for the plural traffics is the same as the one traffic. When the charge is exceeded, the charge amount determining means 13 determines the charge amount for the plurality of passes so that the charge amount is lower than the total. When the total is less than the fee for the one pass or is equal to the fee for the one pass, the fee for the plural passes is charged as it is, or the discounted amount is charged. . Of course, when the judging means 12 does not consider the plurality of traffics as the one traffic, in other words, it considers the plurality of traffics as traffic at different occasions, The fee for the traffic may be charged separately.
[0013]
Further, when the judgment by the judging means 12 is to consider the plurality of traffics as the one traffic, the billing amount determining means 13 determines the sum of the fee for the plural traffics and the one time traffic. It is convenient to determine the billing amount for the plural times of traffic so that it is the same as the cheaper one of the tolls for the traffic, and the rules for determining the billing amount are clear for the user, which is preferable.
[0014]
Thus, starting point information including information for identifying an entrance tollgate passed by a user or a vehicle traveling on a toll road, end point information including information for identifying an exit tollgate, or information for identifying a halfway point on a route is included. By generating at least one of the halfway point information, the traffic information that indicates the fact of a single passage of the toll road and includes information for identifying at least one of a starting point, an end point, and a halfway point on the route of the toll road. By constructing a toll collection system including the traffic information providing device that configures the above and a billing device 1 that acquires traffic information from the traffic information providing device, the intended purpose can be achieved.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
<First Embodiment> An embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings. As shown in FIG. 2, the toll collection system according to the present embodiment indicates the fact that the toll road W has a single passage and identifies at least one of a starting point, an ending point, and a halfway point on the route of the toll road W. The main components are a traffic information providing device 2 that constitutes the traffic information PI including the traffic information, and a billing device 1 that acquires the traffic information PI from the traffic information providing device 2 and determines a billing amount for the traffic on the toll road W.
[0016]
The traffic information providing device 2 has a function of generating at least one of the start point information SI, the end point information EI, and the halfway point information MI. The starting point information SI includes information for identifying the entrance tollgate where the user traveling on the toll road W or the traveling body C (on which the user is riding) has passed, that is, the starting point of the traffic. The end point information EI includes information for identifying the exit tollgate where the user or the traveling body C has passed the toll road W, that is, the end point of the traffic. The halfway point information MI includes information for identifying a halfway point on the route along which the user or the traveling body C passes on the toll road W.
[0017]
More specifically, the traffic information providing device 2 includes, for example, an on-vehicle device 24 mounted on the traveling body C and roadside devices 21, 22, and 23 installed along the toll road W. The in-vehicle device 24 and the roadside devices 21, 22, and 23 can perform wireless communication. The in-vehicle device 24 stores at least the unique information UI for identifying the traveling body C on which it is mounted and / or the person to be charged for paying the toll. Examples of the unique information UI include a vehicle number of the traveling body C, a vehicle type (a vehicle type classification such as a normal vehicle and a large vehicle; usually, a toll is charged according to the vehicle type classification), and an on-vehicle device 24 for identifying the on-vehicle device 24. An identifier, a user identifier for identifying a user riding on the traveling object C or a person to be charged for paying a toll charged on the toll road W by the user can be cited. Incidentally, when a detachable auxiliary storage device such as an IC card is connected to the in-vehicle device 24 and used, a vehicle number or the like is stored in the in-vehicle device 24, a user identifier or the like is stored in the IC card, and so on. Elements can be distributed and stored. The roadside machines 21, 22, and 23 are installed at required points on the main line of the toll road W and the entrance tollgate, the exit tollgate. The roadside devices 21, 22, and 23 can read information stored in the vehicle-mounted device 24 or the IC card or write information to the vehicle-mounted device 24 or the IC card by wireless communication.
[0018]
In the present embodiment, it is assumed that the toll road W employs a distance-based toll system, such as the Tomei Expressway and the Meishin Expressway. However, application of this embodiment to a toll road W adopting a uniform toll system, such as the Metropolitan Expressway and the Hanshin Expressway, is not prevented. In the existing ETC system, when the vehicle C passes through an entrance tollgate to pass through the toll road W, the roadside machine 21 of the entrance tollgate changes an entrance tollgate identifier or an entrance tollgate that identifies the entrance tollgate. A write command for storing the entrance information including the information such as the date and time of passing on the vehicle-mounted device 24 is transmitted. The in-vehicle device 24 that has received this stores the entrance information in the in-vehicle device 24 or the IC card. Also, when the traveling object C traveling on the toll road W passes through a halfway point where the roadside device 23 is installed, the roadside device 23 at the halfway point has a halfway point identifier for identifying the halfway point and the date and time when the halfway point has passed. A write command for storing the path information including the information such as the information on the vehicle-mounted device 24 is transmitted. The in-vehicle device 24 receiving this stores the route information in the in-vehicle device 24 or the IC card. Then, when the traveling body C passes through the exit tollgate, the vehicle-mounted device 24 transmits the stored entrance information, route information, unique information UI, and the like to the roadside device 22 of the exit tollgate, and the roadside device 22 Receives this. The roadside device 22 installed at the exit tollgate is connected to the charging device 1 via an electric communication line, and transmits the entrance information, route information, unique information UI, and the like received from the vehicle-mounted device 24 to the charging device 1. Also, when the roadside machine 22 at the exit tollgate receives the entrance information, route information, unique information UI, and the like from the vehicle-mounted device 24, the roadside machine 22 passes through the exit tollgate and the exit tollgate identifier and the traveling body C. Exit information including information such as date and time is generated and transmitted to the charging device 1. However, the billing device 1 that has received the entrance information, the route information, the unique information UI, and the like receives the exit information identifier for identifying the exit tollgate where the roadside device 22 that has transmitted such information and the date and time (running) This does not prevent the generation of exit information including information such as the date and time when the body C passed the exit tollgate). Incidentally, the exit information is transmitted from the roadside device 22 at the exit tollgate to the vehicle-mounted device 24 and stored in the vehicle-mounted device 24 or an IC card.
[0019]
As described above, the billing device 1 can acquire entrance information, exit information, route information, and the like. At this time, entrance information can be the starting point information SI, exit information can be the end point information EI, and route information can be the halfway point information MI. As a result, the billing device 1 acquires the traffic information PI indicating the fact of one pass from the traffic information providing device 2. Note that the manner of acquiring the start point information SI, the end point information EI, and the halfway point information MI is not limited to the above. The starting point information SI and the route information are not necessarily acquired by the roadside device 22 at the exit tollgate and brought to the billing device 1. Therefore, the roadside machine 21 at the entrance tollgate that recognizes the passage of the traveling body C may generate the origin information SI and transmit it to the billing device 1 via the telecommunication line. The roadside device 23 at the halfway point may generate the halfway point information MI and transmit it to the billing device 1 via the telecommunication line. In addition, the starting information SI, the end information EI, and the halfway information MI pertaining to the traffic on the toll road W may be acquired by the charging device 1 via the roadside devices 21, 22, and 23 each time the vehicle travels once. Alternatively, the start point information SI, the end point information EI, and the halfway point information MI per one pass may be accumulated in the vehicle-mounted device 24, and the information for a plurality of times may be collectively acquired as necessary. Absent.
[0020]
In addition, the traffic information providing device 2 can be constructed by applying an on-vehicle device and a roadside device in an existing ETC system, but does not prevent a configuration different from the onboard device and the roadside device in the ETC system. . For example, it is conceivable to construct the traffic information providing apparatus 2 using RFID (Radio Frequency Identification), a recognition method for recording or reading information on a card-like or tag-like recording medium using electromagnetic waves. That is, an RFID tag, which is a recording medium on which information can be read and rewritten in a non-contact manner, is mounted on the traveling body C, and information stored in the RFID tag is read or information is written in the RFID tag. -Side devices 21, 22, and 23 including wireless devices are installed at entrance toll gates, exit toll gates, and halfway points on the main line, and the road-side devices 21, 22, and 23 pass through the toll road W. The start information SI, the end information EI, and the halfway information MI can be generated by recognizing the user or the traveling body C. Further, the traffic information providing device 2 can be constructed without mounting the vehicle-mounted device 24 on the traveling body C. For example, roadside machines 21, 22, and 23 including a camera for photographing the vehicle number of the traveling object C and a computer for processing the photographed image and reading the vehicle number are installed at entrance tollgates, exit tollgates, and halfway points on the main line. If this is done, the roadside machines 21, 22, and 23 can read the vehicle number of the traveling body C traveling on the toll road W and generate the start point information SI, the end point information EI, and the halfway point information MI.
[0021]
The billing device 1 determines whether or not a plurality of successive traffics by the same user or the same traveling body C are caused by "stopping off" instead of at different opportunities, and the determination is made. And a function of deciding a charge amount for the plurality of traffics in accordance therewith. For example, as shown in FIG. 3, the charging apparatus 1 transmits and receives information via a processor 1a, a main memory 1b, an auxiliary storage device 1c represented by a hard disk drive, a NIC (Network Interface Card), and other electric communication lines. And at least hardware resources such as a communication interface 1d for performing the operation. Usually, a program to be executed by the processor 1a is stored in the auxiliary storage device 1c. When the program is executed, the program is read from the auxiliary storage device 1c into the main memory 1b and decoded by the processor 1a. Then, the above-mentioned hardware resources are operated according to the program, and the functions as the traffic information acquisition means 11, the judgment means 12, the charge amount determination means 13, and the charge information output means 14 shown in FIG.
[0022]
The operation of each unit will be described. The traffic information acquisition means 11 uses the function of the communication interface 1d to connect the traffic information PI including at least one of the start information SI, the end information EI, and the halfway information MI via a telecommunication line. Obtained from the roadside units 21, 22, 23. FIG. 4 shows an example of the traffic information PI acquired by the traffic information acquisition means 11. The starting point information SI, which is an element of the traffic information PI, includes an entrance tollgate identifier for identifying an entrance tollgate that the user or the traveling body C has passed, the date and time of passing through the entrance tollgate, a lane number for identifying a tollgate lane that has passed, And so on. The entrance tollgate identifier is information for identifying the starting point of the traffic. The end point information EI includes an exit tollgate identifier for identifying an exit tollgate through which the user or the vehicle C has passed, the date and time at which the user or the traveling vehicle C has passed, a lane number for identifying a tollgate lane that has passed, and the like. The exit tollgate identifier is information for identifying the end point of the traffic. The halfway point information MI includes a halfway point identifier for identifying a halfway point on the route that the user or the traveling body C has passed, the date and time when the halfway point has passed, and the like. Normally, the start information SI, the end information EI or the halfway information MI, or the traffic information PI is associated with the unique information UI for identifying the user or the person to be charged and / or the vehicle C that has traveled on the toll road W. It is possible to later confirm the subject of the fact that the toll road W is indicated by the information PI. Incidentally, the acquired traffic information PI is stored in a required storage area of the main memory 1b of the charging device 1 or the auxiliary storage device 1c. In the present embodiment, the traffic information PI includes both the start point information SI and the end point information EI, but may not include the halfway point information MI. In the case where there are a plurality of routes for moving from the starting point to the end point, it is assumed that the traffic information PI also acquires the route information, and the toll can be determined according to which route has been passed. It may be.
[0023]
The judging unit 12 refers to the traffic information PI obtained by the traffic information acquiring unit 11 and relating to a plurality of successive passes, and judges whether or not these plural passes are regarded as one pass. That is, by referring to the traffic information PI associated with the same unique information UI, it is determined whether or not it is possible to discount the billing amount for a plurality of continuous traffic on the toll road W. Usually, the judging means 12 is mainly constituted by software. Various modes are conceivable for setting conditions for regarding a plurality of continuous traffic as one traffic. Hereinafter, examples of the condition setting are listed.
(I) Condition of use within a predetermined period. This is because, at the start of the earliest of a plurality of successive passes, in other words, within a predetermined period to which the first pass of the entrance tollgate belongs, temporary exit from the toll road W and access to the toll road W The return is tolerated. A typical example is the “all-day unlimited ride” or “commuter pass” method. When the predetermined period is determined in units of one day or a plurality of days, the definition of a day may be from 0:00 am to 24:00 pm, and generally according to the time when traffic starts to increase, for example, from 6:00 am to 6:00 am the next day. It may be up to. This condition setting is not always effective for alleviating sudden traffic congestion, because the judgment is easy and the user can easily understand, but it is not known when traffic congestion due to an accident or the like will occur.
(Ii) Condition of use within the time limit. This permits temporary exit and return from the toll road W within a predetermined time limit starting from the point of passing the entrance tollgate for the first time. Although it is effective on a relatively short distance and small toll road W, a time limit is burdensome for a user who intends to travel a long distance using a large-scale highway or the like. In addition, there is a danger that rush use in the situation just before the time limit may cause an accident. Therefore, when adopting this condition,
(Iii) The condition is that the use resumes within a predetermined time from the end of the previous use. This means that if a person passes through an entrance tollgate and resumes traffic within a predetermined period of time after passing through the exit tollgate, he / she may temporarily exit from that exit tollgate to the entrance tollgate. Is what you do. Although it is convenient for a user who intends to travel a long distance on a large-scale highway or the like, the problem of the danger of an accident due to rush use remains.
(Iv) Condition of resumption of use within a predetermined area from the previous use end point. This means that traffic resumes from the starting point within a predetermined range determined based on the end point of the previous traffic, in other words, traffic resumes after passing through the entrance tollgate selected based on the exit tollgate that was last passed. In this case, temporary exit from the exit tollgate to the entrance tollgate is permitted. This is convenient for a user who intends to travel a long distance using a large-scale highway or the like. Incidentally, table information (not shown) in which the end point of the traffic and one or a plurality of starting points allowed to re-enter the toll road W at the next traffic is stored in the main memory 1b or the auxiliary storage device 1c of the charging device 1. Is preferably stored in a required storage area in advance so that the determination means 12 can make a determination also with reference to the table information.
(V) The condition is that a plurality of passes is a pass in one direction with no reversal as a whole. This is the case when the starting point of a certain traffic is not on the opposite side of the travel direction from the end point of the immediately preceding traffic, and the end point of the certain traffic is not on the opposite side of the travel direction from the start point. , Permitting temporary exit and return between the multiple passes. In particular, information indicating the traveling direction of the user or the traveling vehicle C (for example, when the entrance tollgate identifier or the exit tollgate identifier is different between the upward direction and the downward direction) is included in the start point information SI, the end point information EI, or the halfway point information MI. If there is an entrance tollgate identifier or an exit tollgate identifier, or a lane number when the tollgate lane number passing through the tollgate differs between the upbound and downbound routes, etc.), refer to this It is possible to grasp which direction the user or the traveling body C is in the traveling direction, thereby contributing to the condition determination. By the way, table information in which the end point of the traffic and one or more starting points permitted to re-enter the toll road W at the next passing time, that is, the starting point which does not return, is stored in the main memory 1b of the charging device 1 or It is preferable to store the information in a required storage area of the auxiliary storage device 1c in advance, so that the determination unit 12 can make a determination with reference to the table information.
[0024]
The judging means 12 judges that a plurality of consecutive uses are regarded as one pass when at least one of the above conditions or a compound condition combining a plurality of the above conditions is satisfied. FIG. 5 shows a process performed by the determining unit 12 when making a determination. When it is necessary to make a determination regarding a plurality of traffics, the determination unit 12 refers to the traffic information PI relating to a plurality of continuous traffics, which is associated with the unique information UI identifying the subject of the toll road W traffic. (Step S1). As described above, the traffic information PI is acquired by the traffic information acquiring means 11 and stored in the main memory 1b or the auxiliary storage device 1c of the billing device 1. The judging means 12 extracts and refers to the traffic information PI associated with the same unique information UI from the traffic information PI acquired by the traffic information acquiring means 11 and the stored traffic information PI. However, the traffic information PI relating to a plurality of traffics is stored in the auxiliary storage device of the vehicle-mounted device 24 mounted on the vehicle C, and the traffic information acquisition means 11 acquires the information and refers to the judgment information 12. Do not disturb aspects. Then, based on the start point information SI, the end point information EI, and / or the halfway point information MI included in the traffic information PI, it is determined whether or not these multiple traffics are regarded as one traffic (step S2). FIG. 6 illustrates the details of the procedure of the determination by the determination means 12. The judging means 12 refers to the traffic information PI relating to a certain traffic and the traffic information PI relating to the preceding traffic, and determines that the toll road W which has been trafficted a certain time has been passed by the same user or the vehicle C last time. It is determined whether the road is of the same system as the toll road W (step S21). If the vehicle is traveling on a toll road W of a different system between a certain time and the previous time, these plural times of traffic are regarded as different (step S24). When the vehicle travels on the same system of toll road W one time and the previous time, it is determined whether or not the plurality of times is a one-way traffic that does not return as a whole (step S22). Here, reference is made to the table information that associates the exit tollgate identifier indicating the end point of the previous traffic with the entrance tollgate identifier permitted to re-enter next, and the entrance tollgate identifier indicating the starting point of a certain traffic To see if it corresponds to an entry tollgate identifier that allows re-entry. If the entrance tollgate that is the starting point of a certain traffic is not a tollgate that is permitted to re-enter based on the exit tollgate that is the ending point of the previous traffic, the traffic of a certain traffic is separated from the previous traffic Will be considered. Further, in this step S22, it is also possible to refer to the halfway point information MI included in the traffic information PI of a certain time as a judgment material. When it can be determined that a certain traffic and a previous traffic are traffics in one direction without reversal as a whole, these plural traffics can be basically regarded as one traffic. When it is determined that the traffic is regarded as one pass, it is desirable that the traffic information PI relating to the plural passes is linked by linking or the like. However, it does not prevent adding a condition for considering a plurality of passes as one pass. For example, as shown in FIG. 6, following step S22, the earliest one of the previous traffic information PIs linked to the traffic information PI relating to the previous traffic (in other words, the previous traffic information PI). Then, referring to the starting point information SI included in the traffic information PI relating to the earliest one of the traffics regarded as one continuous traffic that is continuous with the previous traffic, the start time of the earliest traffic (that is, The time elapsed from the time when the vehicle passed through the entrance tollgate in the previous traffic) to the time when the traffic started one time (that is, the time when the vehicle passed through the entrance tollgate in one time) is a predetermined time (24 hours, 48 hours, etc.) (step S23). In step S23, when there is no previous traffic information PI linked with the traffic information PI relating to the previous traffic, the previous traffic is regarded as the earliest traffic and included in the traffic information PI relating to the previous traffic. With reference to the starting point information SI, it is determined whether or not the time elapsed from the time of passing the entrance tollgate in the previous traffic to the time of passing the entrance tollgate in a certain traffic exceeds a predetermined time. There is a case in which the passage through the entrance tollgate in a certain traffic is a predetermined time after the passage through the entrance tollgate in the earliest traffic (it may be the previous traffic as described above). One pass and the previous pass are considered separate. On the other hand, if the passing time at the entrance tollgate in a certain traffic is before a predetermined time has passed from the passing time of the entrance tollgate in the earliest traffic, the traffic of the certain traffic and the traffic before the previous traffic are compared. It is determined that the traffic is regarded as a single pass (step S25). At this time, the traffic information PI relating to a certain traffic and the traffic information PI relating to the traffic before the previous time are linked by, for example, establishing a link. It should be noted that the timing at which the determination unit 12 makes a determination regarding a plurality of passes is not particularly limited. The timing at which the determination means 12 makes the determination may be when the user or the traveling body C passes through the exit tollgate or when it passes through the entrance tollgate. Further, the determination by the determination means 12 may be performed when the toll charging process is executed (not limited to when passing through the tollgate. It may be executed after the traffic on the toll road W).
[0025]
The billing amount determining means 13 determines a billing amount for the plural times of traffic according to the judgment by the judging means 12. Usually, the judging means 12 is mainly constituted by software. A detailed description will be given of a mode of determining a billing amount for a plurality of toll road W passes determined to be regarded as one pass by the determination unit 12. FIG. 7 shows an example of a toll on the toll road W adopting the distance toll system. Generally, on a toll road W that employs a distance toll system, a toll determined based on the starting point and the ending point of the traffic is imposed. Incidentally, it is common that the toll differs depending on the type of the vehicle C that has traveled on the toll road W. The toll table shown in FIG. 7 includes an entrance tollgate identifier which is information for identifying a starting point of a traffic, an exit tollgate identifier which is information for identifying an ending point of a traffic, and a vehicle type of the traveling body C (in the illustrated example, the vehicle type is a normal vehicle. Is associated with the information for identifying the toll in the case of. Usually, such a charge table is stored in a required storage area of the main memory 1b or the auxiliary storage device 1c of the charging apparatus 1 in advance. The traffic information PI, which is obtained by the traffic information obtaining means 11 and indicates the fact of a single traffic on the toll road W, includes information for identifying the traffic section. The billing amount determination unit 13 refers to the start information SI, the end information EI, and the unique information UI included in the traffic information PI relating to a plurality of traffics that can be regarded as one traffic, and determines each of the plurality of traffics. The starting point and the end point are checked, and the vehicle type of the traveling body C is further checked. In addition, when the toll changes according to the route, the midway point information MI is also referred to. Then, the toll fee is determined with reference to the toll table. Here, the billing amount determination means 13 determines that the sum of the tolls when separately charging each of a plurality of traffics that can be regarded as one traffic is the same as when the traffic is regarded as one traffic. When the toll exceeds the toll, the billing amount for a plurality of tolls is determined so as to be lower than the total. If the total is less than (or equal to) the toll when charging assuming a single pass, the toll for multiple passes is charged as it is or a discounted amount is charged. In the present embodiment, the billing amount for a plurality of traffics is determined so that the sum of the fee for a plurality of traffics and the fee for a deemed one traffic is equal to the cheaper one. Hereinafter, specific examples will be listed. It is assumed that the user departs from Tokyo Interchange and moves to Shimizu Interchange as a destination. The toll from Tokyo Interchange to Shimizu Interchange is 3,850 yen as shown in the toll table of FIG.
(I) Once out of the toll road W at the Atsugi interchange, return to the toll road W from the Atsugi interchange and reach the Shimizu interchange. Assuming that two traffics from Tokyo to Atsugi and Atsugi to Shimizu are regarded as one traffic; a toll from Tokyo to Atsugi is 1250 yen and a toll from Atsugi to Shimizu is 3000 yen, for a total of 4250 yen. Since the toll from Tokyo to Shimizu exceeds 3850 yen, the charge for these two passes is determined to be 3850 yen.
(Ii) Once at the Atsugi interchange, go out of the toll road W, sightsee on the way, return to the toll road W from the Hadano Nakai interchange, and reach the Shimizu interchange. Assuming that two tolls from Tokyo to Atsugi and Hadano Nakai to Shimizu are considered as one pass; a toll from Tokyo to Atsugi is 1250 yen and a toll from Hadano Nakai to Shimizu is 2700 yen, for a total of 3950 yen. Since the toll from Tokyo to Shimizu exceeds 3850 yen, the charge for these two passes is determined to be 3850 yen.
(Iii) Once out of the toll road W at the Atsugi Interchange, go sightseeing on the way, return to the toll road W from the Oi Matsuda Interchange, and reach the Shimizu Interchange. Assuming that two traffics from Tokyo to Atsugi and Oi Matsuda to Shimizu are regarded as one traffic; a toll from Tokyo to Atsugi is 1250 yen and a toll from Oi Matsuda to Shimizu is 2500 yen, for a total of 3750 yen. Since the toll from Tokyo to Shimizu is less than 3850 yen, the charge for these two passes is determined to be 3750 yen. Alternatively, these two traffics are directly processed as two traffics.
That is, a plurality of traffics is regarded as a single traffic passing from the starting point of the earliest one of the plural traffics to the end point of the last traffic, and the total amount is higher than the fee for the single traffic. Occasionally, a one-time fee is considered. Of course, the fare for a plurality of toll road W traffics determined to be regarded as separate traffics by the determination means 12 may be determined as before. The timing at which the billing amount determining means 13 determines the billing amount for a plurality of passes is not particularly limited. The timing at which the charging amount determination means 13 determines the charging amount is not limited to when the user or the traveling body C passes through the exit tollgate.
[0026]
The billing information output unit 14 outputs billing information including information on the billing amount determined by the billing amount determining unit 13. Examples of the output form of the billing information include transmission to the outside, display on a display, writing to a hard disk, a flexible disk, and other storage devices, and printout. Therefore, the specific configuration of the billing amount output means depends on the mode of billing information output. In the present embodiment, the charging information is written in a required storage area of the auxiliary storage device 1c, and transmitted to the external computer 3 using the function of the communication interface 1d as necessary. Shall do. The transmission destination of the billing information is, for example, a credit-card company, a financial institution such as a bank or other settlement-related computer 3, or the roadside machines 21, 22, and 23 (for feeding back billing information to the user).
[0027]
Incidentally, the functions of the above-described units may be shared by a plurality of hardware units, and these units may cooperate to establish the billing device 1.
[0028]
According to the present embodiment, as used in a toll collection system that collects tolls on the toll road W, it indicates the fact of a single toll road W and indicates the start point, end point, or halfway point on the route of the toll road W. A traffic information acquisition unit 11 that acquires traffic information PI including information for identifying at least one of them, and traffic information PI related to a plurality of successive traffics acquired by the traffic information acquisition unit 11 are referred to. Determining means 12 for determining whether or not one pass is regarded as one pass; charging amount determining means 13 for determining a charging amount for the plurality of passes in accordance with the determination by the determining means 12; Since the billing device 1 is provided with the billing information output unit 14 that outputs billing information including the information on the billing amount determined by the money amount determining unit 13, the toll road W is temporarily exited, so to speak. It becomes possible to implement a mechanism to allow a stopover "to the toll collection system. The result is a remarkable effect. First, when there is a traffic congestion point on the toll road W, a part of the traffic flowing into the traffic congestion point can be distributed to general roads. From this, macroscopically, the use of the road network is made more efficient, and it is expected that local congestion will be reduced or eliminated. Next, when it is desired to take a meal, a break, etc. while traveling on the toll road W, the person once goes out of the toll road W and finds restaurants, accommodation facilities and various other facilities along the general road. Facilities can be used. Conventionally, there is no means other than using facilities in a service area or a parking area provided intermittently on the toll road W, which is one of the factors that inconvenience the user, By accepting the "stop-off", other options can be provided, and the convenience for the user can be improved. At the same time, there are more opportunities for people who have just passed by until now to drop in, which leads to revitalization and employment expansion in areas where the toll road W passes. Then, new possibilities of local industries such as local products, eating and drinking, sightseeing, festivals and other cultural events can be explored. Further, since the necessity of maintaining the service area and the parking area on the toll road W is reduced, the costs for installation, maintenance, and management thereof can be reduced. In addition, a service area and a parking area can be provided outside the toll road W. In addition, if "stop-off" is to be approved only for ETC system users, the incentive to use the ETC system and introduce ETC on-board equipment will be increased due to the convenience provided by "stop-off". The number of users is expected to increase significantly. If the number of ETC system users increases, the number of ETC lanes at toll booths can be increased (conversely, the number of general lanes can be reduced). The surrounding environment can be improved. In addition, since there is no need to arrange personnel at each toll booth, more effective distribution of human resources can be realized.
[0029]
The determining means 12 determines that the plurality of traffics is the last one from the starting point of the earliest one of the plurality of traffics on the condition that at least the plurality of traffics is a one-way traffic that does not return as a whole. Since it is determined that the traffic is regarded as one traffic passing through the end point of the toll road, it is possible to appropriately introduce a system that allows a "stop" on the toll road W.
[0030]
The judgment by the judging means 12 is to consider the plurality of traffics as the one traffic, and when the sum of the fees for the plural traffics exceeds the fee for the one traffic, the charge amount Since the deciding means 13 decides the billing amount for the plurality of traffics so as to be lower than the total, it is possible to promote the user to "stop off" on the toll road W.
[0031]
Further, when the judgment by the judging means 12 is to consider the plurality of traffics as the one traffic, the billing amount determining means 13 determines the sum of the fee for the plural traffics and the one time traffic. It is convenient to determine the billing amount for the plural times of traffic so that it is the same as the cheaper one of the tolls for the traffic, and the rules for determining the billing amount are clear for the user, which is preferable.
[0032]
Thus, the starting point information SI including the information for identifying the entrance tollgate through which the user or the vehicle C has passed the toll road W, the end point information EI including the information for identifying the exit tollgate, or the halfway point on the route is identified. By generating at least one of the halfway point information MI including the information on the toll road W, it indicates the fact of a single passage of the toll road W, and identifies at least one of the starting point, the end point of the toll road, and the halfway point on the route. If a toll collection system including a traffic information providing device 2 that constitutes traffic information PI including information to be transmitted and a billing device 1 that acquires the traffic information PI from the traffic information providing device 2 is constructed, It is possible to achieve the purpose, that is, increase the number of users of the ETC system and improve the convenience of the toll road W.
[0033]
<Second Embodiment> In the present embodiment, a toll road W adopting a uniform toll system, such as the Metropolitan Expressway and the Hanshin Expressway, is assumed. The following description focuses on the differences from the first embodiment. The system according to the present embodiment also includes traffic information PI that indicates the fact of a single traffic on the toll road W and includes information for identifying at least one of a starting point, an end point, and a halfway point on the route. The main components are an information providing device 2 and a billing device 1 that acquires the traffic information PI from the traffic information providing device 2 and determines a billing amount for the traffic on the toll road W. The basic configurations of the traffic information providing device 2 and the billing device 1 can be the same as in the first embodiment, and a description thereof is omitted here.
[0034]
However, in the present embodiment, the traffic information PI acquired by the traffic information providing device 2 does not necessarily include both the start information SI and the end information EI. In the toll road W adopting the uniform toll system, it is only necessary to identify the toll zone through which the user or the vehicle C travels, that is, the zone where the toll is constant, and the start information SI, the end information EI, or the halfway information MI By referring to at least one of them, the fact of one pass can be known. Therefore, the roadside units 21, 22, and 23 may be installed only at the entrance tollgate, only at the exit tollgate, or only at a halfway point on the route, and may not be installed at other places. In the existing ETC system, when the traveling body C passes through an entrance tollgate, an exit tollgate or a halfway point on the toll road W where the roadside machines 21, 22, and 23 are installed, the on-board unit mounted on the traveling body C 24 transmits the stored unique information UI and the like to the roadside devices 21, 22 and 23, and the roadside devices 21, 22 and 23 receive this. Thereafter, the roadside units 21, 22, and 23 charge the traffic information PI including information for identifying the entrance tollgate, the exit tollgate, or the halfway point where the roadside unit exists, together with the unique information UI and the like received from the vehicle-mounted unit 24. Transmit to the device 1.
[0035]
The billing device 1 operates hardware resources according to a program, and functions as the traffic information acquisition unit 11, the determination unit 12, the billing amount determination unit 13, and the billing information output unit 14 shown in FIG. The operation of each unit is substantially the same as that in the first embodiment. However, there is a point to be supplemented on the mode of the determination by the determining unit 12 and the mode of the determination of the charging amount by the charging amount determining unit 13, and therefore, will be described here. The traffic information PI, which is obtained by the traffic information obtaining means 11 and indicates the fact of a single traffic on the toll road W, includes start information SI, end information EI, or midway information MI, which is information for identifying the toll zone. include. However, it is not always possible to specify the traffic section, that is, from which starting point to which end point. For example, on the Metropolitan Expressway, the roadside device 21 is installed only at the entrance tollgate, so that only the starting point of the toll road W traffic can be specified. Therefore, in order to grasp the traveling direction of the user or the traveling body C and make an appropriate decision, information indicating the traveling direction of the user or the traveling body C included in the start point information SI, the end point information EI, or the halfway point information MI (for example, When the entrance tollgate identifier or the exit tollgate identifier is different between the upbound and downbound directions, the entrance tollgate identifier or the exit tollgate identifier, or the number of the tollgate lane passing through the tollgate is different between the upbound and downbound directions. The lane number at the time of a different time, etc.) may be used, or, in connection with the starting point (or the end point, the halfway point) of the previous traffic, and one or more starting points (or at least one which is allowed to re-enter the toll road W at the next traffic) The table information (not shown) that is associated with the end point and the halfway point that are allowed to pass at the next passage is stored in the main memory 1b of the charging device 1 or in the auxiliary record. Stored in advance in the predetermined storage area of the device 1c, it is preferable that determination means 12 to perform the determination by referring also to the table information. In addition, in a toll road W network in which a toll road exists, an unauthorized round trip use of the toll road W becomes possible by entering from a ramp of the toll road. Therefore, it is preferable to install the roadside device 23 at a plurality of locations (outside and inside) on the annular line, at the junction between the annular line and the branch line, or at any other halfway point to prevent unauthorized use. Of course, the roadside machines 21 and 23 may be installed at both the entrance tollgate and the exit tollgate.
[0036]
On the toll road W adopting the uniform toll system, a toll determined for each toll zone is imposed. The billing amount determination unit 13 refers to the start information SI, the end information EI, or the halfway information MI included in the traffic information PI relating to a plurality of traffics that can be regarded as one traffic, and each of the plurality of traffics. Of the traveling body C is examined. Then, the toll is determined. Here, the billing amount determination means 13 determines that the sum of the tolls when separately charging each of a plurality of traffics that can be regarded as one traffic is the same as when the traffic is regarded as one traffic. When the toll exceeds the toll, the billing amount for a plurality of tolls is determined so as to be lower than the total. If the total is less than (or equal to) the toll when charging assuming a single pass, the toll for multiple passes is charged as it is or a discounted amount is charged. In the present embodiment, the billing amount for a plurality of traffics is determined so that the sum of the fee for a plurality of traffics and the fee for a deemed one traffic is equal to the cheaper one. Hereinafter, specific examples will be described. It is assumed that the user departs from Takaido Interchange and travels on the Metropolitan Expressway No. 5 Kita-Ikebukuro ramp. The toll from the Takaido interchange to the Metropolitan Expressway No. 5 Kita-Ikebukuro ramp is 700 yen.
(Iv) Once out of the toll road W with the Shinjuku ramp, detour around the traffic congestion point, return to the toll road W from the Kasumigaseki ramp, and reach the Metropolitan Expressway No. 5 Kita-Ikebukuro ramp. Assuming that two passes from Takaido to Shinjuku and Kasumigaseki to No. 5 Kita Ikebukuro are considered as one pass; Takaido to Shinjuku and Kasumigaseki to No. 5 Kita Ikebukuro cost 700 yen each, for a total of 1400 yen. Since the toll for Takaido to No. 5 Kita-Ikebukuro exceeds 700 yen, the charge for these two passes is determined to be 700 yen.
That is, a plurality of traffics is regarded as a single traffic passing from the starting point of the earliest one of the plural traffics to the end point of the last traffic, and the total amount is higher than the fee for the single traffic. Occasionally, a one-time fee is considered. On a toll road W adopting a uniform toll system, the total amount of tolls is proportional to the number of times of toll. Therefore, the present system, which considers a plurality of traffics as one traffic when a predetermined condition is satisfied, greatly encourages the user to "stop off" on the toll road W. Of course, the fare for a plurality of toll road W traffics determined to be regarded as separate traffics by the determination means 12 may be determined as before.
[0037]
Other items not specifically mentioned are the same as those in the first embodiment. According to the present embodiment, a mechanism for recognizing temporary exit from the toll road W, that is, "stop off" can be implemented in the toll collection system, and as a result, the remarkable effects as described above are brought about.
[0038]
Note that the present invention is not limited to the embodiment described in detail above. The specific configuration of each unit, the procedure of the processing shown in FIGS. 5 and 6, and the like are not limited to the above embodiment, and various modifications can be made without departing from the spirit of the present invention. Needless to say, the accounting device 1 according to the present invention can be configured by installing a program in a general-purpose computer, and it is not essential to manufacture a dedicated device.
[0039]
【The invention's effect】
According to the present invention described in detail above, it is possible to both increase the number of users of the ETC system and improve the convenience of toll roads.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a functional block diagram of a billing device according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a configuration of a toll collection system according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is an exemplary view showing hardware resources included in the charging apparatus according to the embodiment.
FIG. 4 is a diagram exemplifying traffic information;
FIG. 5 is a flowchart illustrating a procedure of a process executed by the charging apparatus.
FIG. 6 is the same flowchart.
FIG. 7 is a diagram exemplifying a toll road toll table adopting a distance toll system;
[Explanation of symbols]
1. Billing device
11 ... Traffic information acquisition means
12. Judgment means
13. Billing amount determination means
14. Billing information output means
2. Traffic information providing device

Claims

有料道路の通行料金を収受する料金収受システムにおいて用いられるものであって、
有料道路の一回の通行の事実を示しその通行の起点、終点または経路上の中途点のうち少なくとも一つを識別する情報を含む通行情報を取得する通行情報取得手段と、
前記通行情報取得手段が取得した、連続する複数回の通行に係る通行情報を参照し、これら複数回の通行を一回の通行と見なすか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段による判断に応じて前記複数回の通行に対する課金額を決定する課金額決定手段と、
前記課金額決定手段が決定した課金額に関する情報を含む課金情報を出力する課金情報出力手段と
を具備する課金装置。It is used in a toll collection system for collecting tolls on toll roads,
Traffic information obtaining means for obtaining traffic information that includes information identifying at least one of a starting point, an end point, and a halfway point on the route of the toll road, indicating a fact of a single traffic;
Judgment means that the traffic information acquisition means has acquired, refers to the traffic information pertaining to a plurality of consecutive traffic, and determines whether to consider these multiple traffics as one traffic,
Billing amount determining means for determining a billing amount for the plurality of passes according to the determination by the determining means;
A billing apparatus comprising: billing information output means for outputting billing information including information on the billing amount determined by the billing amount determining means.

前記判断手段は、少なくとも前記複数回の通行が全体として後戻りのない一方向への通行であることを条件として、これら複数回の通行を当該複数回の通行のうち最先のものの起点から最後のものの終点まで通行した一回の通行と見なす旨の判断を下すものである請求項１記載の課金装置。The determining means may determine that the plurality of traffics is the last one from the starting point of the earliest one of the plurality of traffics, provided that at least the plurality of traffics is a one-way traffic that does not return as a whole. 2. The charging device according to claim 1, wherein the charging device determines that the traffic is regarded as one traffic passing through to the end point of the traffic.

前記判断手段による判断が前記複数回の通行を前記一回の通行と見なす旨のものであり、前記複数回の通行に対する料金の合計が前記一回の通行に対する料金を上回るとき、
前記課金額決定手段が、前記合計より低額となるように前記複数回の通行に対する課金額を決定する請求項１又は２記載の課金装置。When the judgment by the judging means is to consider the plurality of traffics as the one traffic, and when the sum of the fees for the plural traffics exceeds the fee for the one traffic,
The charging device according to claim 1, wherein the charging amount determination unit determines a charging amount for the plurality of passes so as to be lower than the total.

前記判断手段による判断が前記複数回の通行を前記一回の通行と見なす旨のものであるとき、
前記課金額決定手段が、前記複数回の通行に対する料金の合計と前記一回の通行に対する料金とのうち安い方と同額となるように前記複数回の通行に対する課金額を決定する請求項１、２又は３記載の課金装置。When the judgment by the judging means is to consider the plurality of traffic as the one traffic,
The charging amount determining means determines the charging amount for the plurality of traffics such that the total amount of the plurality of traffics and the fee for the one traffic are the same as the cheaper one of the totals. 4. The charging device according to 2 or 3.

請求項１、２、３又は４記載の課金装置を構成するために用いられるものであって、コンピュータを、
有料道路の一回の通行の事実を示しその通行の起点、終点または経路上の中途点のうち少なくとも一つを識別する情報を含む通行情報を取得する通行情報取得手段、
前記通行情報取得手段が取得した、連続する複数回の通行に係る通行情報を参照し、これら複数回の通行を一回の通行と見なすか否かを判断する判断手段、
前記判断手段による判断に応じて前記複数回の通行に対する課金額を決定する課金額決定手段、及び、
前記課金額決定手段が決定した課金額に関する情報を含む課金情報を出力する課金情報出力手段
として機能させるプログラム。It is used for configuring the charging device according to claim 1, 2, 3, or 4, wherein the computer is:
Traffic information obtaining means for obtaining traffic information including information indicating at least one of a starting point, an ending point, and a halfway point on a route of the toll road, indicating a fact of a single traffic;
The traffic information acquisition means has been obtained, referring to the traffic information pertaining to a plurality of continuous traffic, determining means to determine whether to consider these multiple traffic as one traffic,
Billing amount determining means for determining a billing amount for the plurality of passes according to the determination by the determining means;
A program functioning as charging information output means for outputting charging information including information on a charging amount determined by the charging amount determining means.

前記判断手段は、少なくとも前記複数回の通行が全体として後戻りのない一方向への通行であることを条件として、これら複数回の通行を当該複数回の通行のうち最先のものの起点から最後のものの終点まで通行した一回の通行と見なす旨の判断を下すものである請求項５記載のプログラム。The determining means may determine that the plurality of traffics is the last one from the starting point of the earliest one of the plurality of traffics, provided that at least the plurality of traffics is a one-way traffic that does not return as a whole. The program according to claim 5, wherein the program is to determine that the traffic is regarded as one traffic passing through to the end point of the thing.

前記判断手段による判断が前記複数回の通行を前記一回の通行と見なす旨のものであり、前記複数回の通行に対する料金の合計が前記一回の通行に対する料金を上回るとき、
前記課金額決定手段が、前記合計より低額となるように前記複数回の通行に対する課金額を決定する請求項５又は６記載のプログラム。When the judgment by the judging means is to consider the plurality of traffics as the one traffic, and when the sum of the fees for the plural traffics exceeds the fee for the one traffic,
7. The non-transitory computer-readable storage medium according to claim 5, wherein the charge amount determining unit determines a charge amount for the plurality of passes so that the charge amount is lower than the total.

前記判断手段による判断が前記複数回の通行を前記一回の通行と見なす旨のものであるとき、
前記課金額決定手段が、前記複数回の通行に対する料金の合計と前記一回の通行に対する料金とのうち安い方と同額となるように前記複数回の通行に対する課金額を決定する請求項５、６又は７記載のプログラム。When the judgment by the judging means is to consider the plurality of traffic as the one traffic,
6. The billing amount determining unit determines the billing amount for the plurality of traffics such that the sum of the fee for the plurality of traffics and the fee for the one traffic is equal to the cheaper one. The program according to 6 or 7.

有料道路を通行するユーザ若しくは走行体が通過した入口料金所を識別する情報を含む起点情報、出口料金所を識別する情報を含む終点情報または経路上の中途点を識別する情報を含む中途点情報のうち少なくとも一つを生成することにより、有料道路の一回の通行の事実を示しその通行の起点、終点または経路上の中途点のうち少なくとも一つを識別する情報を含む通行情報を構成する通行情報提供装置と、
前記通行情報提供装置より通行情報を取得する請求項１、２、３又は４記載の課金装置と
を具備してなる料金収受システム。Starting point information including information for identifying an entrance tollgate passed by a user or a vehicle traveling on a toll road, end point information including information for identifying an exit tollgate, or halfway point information including information for identifying a halfway point on a route. By generating at least one of the above, traffic information including information indicating the fact of a single passage of the toll road and identifying at least one of a start point, an end point, and a halfway point on the route is configured. A traffic information providing device,
A toll collection system comprising: the billing device according to claim 1, wherein the toll information is acquired from the toll information providing device.