JP2003252595A - フォークリフト - Google Patents

フォークリフト

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JP2003252595A JP2002055945A JP2002055945A JP2003252595A JP 2003252595 A JP2003252595 A JP 2003252595A JP 2002055945 A JP2002055945 A JP 2002055945A JP 2002055945 A JP2002055945 A JP 2002055945A JP 2003252595 A JP2003252595 A JP 2003252595A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パレットをセンサにて検出してフォークをあ
る程度上昇させた時にパレットをロックするようにし
て、パレットのロック忘れを防止して荷役作業の安全性
を向上させること。 【解決手段】 フォークをパレットに差し込んでいき、
パレット検出センサにてパレットが検出され(ステップ
S3)、さらにオペレータが運転台つまりフォークを上
昇させるリフト上昇スイッチを押操作する(ステップS
4)。フォークを上昇させる駆動部としての油圧モータ
に設けたパルスカウンタにて油圧モータの回転数をカウ
ントし(ステップS5)、予め設定した回転数(パルス
数)に達した場合に、フォークが一定以上上昇したと判
断し、ロックバーを駆動してパレットをロックする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォークにより持
ち上げたパレットを、搬送時にパレット上で不測に位置
ずれしないようにロックするための、パレットロック装
置を備えたフォークリフトに関する。
【0002】
【従来の技術】図12は、フォークによりパレットを支
持した状態で運転台ごと昇降自在とし、高所で荷のピッ
キング等の荷役作業を行なうオーダピッキングトラック
1の側面図を示している。該オーダピッキングトラック
1においては、一対のフォーク2を備えた運転台3が、
マスト装置に沿って該フォーク2と一体的に昇降できる
ようになっている。フォーク2をパレット6に差し込ん
だ状態で該パレット6を上昇させ、オペレータがパレッ
ト6上に移動して棚との間で荷役作業を行なう。この荷
役作業は高所で行なわれることが多いので、パレット6
がフォーク2上で揺動すればオペレータが落下する等の
危険があるので、これを防止するため、図13に示すよ
うにパレットロック用のバー5が設けられることがあ
る。
【0003】すなわち、運転台3の下部の台座4内であ
ってフォーク2の内側に位置するようにバー5が上下旋
回自在に設けてある。オペレータが運転台3の床面の足
踏みペダル9を踏むことにより、機械的なロック機構を
介してバー5が下方に旋回駆動する。これにより該バー
5の先端がパレット6の下側デッキボードの上面に押圧
ないし圧接され、パレット6はロックされてその揺動や
フォーク上での滑り等が抑止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オペレ
ータの意志によるパレット6のロック作業では、パレッ
ト6を搬送する際にロック操作を忘れることがある。こ
のような場合、パレット6が安定しないため、上記した
転落事故を引き起こし、あるいは荷崩れなどを発生させ
る。
【0005】本発明は上述の問題点に鑑みて提供したも
のであって、パレットの揺動や滑りなどを防止すると共
に、パレットのロック忘れを防止して荷役作業の安全性
を向上させ得るフォークリフトを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため第1の発明とし
て、荷を載置するためのパレットに挿入されるフォーク
と、該フォークを昇降させるための昇降手段とを有する
フォークリフトにおいて、上記フォークに挿入された上
記パレットをロックするパレットロック手段と、上記フ
ォークに上記パレットが挿入されたことを検出するパレ
ット検出手段と、上記フォークの上昇動作を検出する上
昇動作検出手段と、上記パレット検出手段が上記パレッ
トの挿入を検出した後に上記上昇動作検出手段が上記フ
ォークの所定値以上の上昇動作を検出したときに上記パ
レットロック手段を駆動して上記パレットをロックさせ
る制御手段とを備えていることを特徴とするフォークリ
フトを提供する。
【0007】この第1の発明によれば、パレット検出手
段がパレットの挿入を検出した後に上昇動作検出手段が
上記フォークの所定値以上の上昇動作を検出したときに
パレットロック手段を駆動してパレットをロックするの
で、パレットのロック動作はオペレータの意志に関わら
ず自動的に行われ、従ってパレットのロック忘れによる
前記した問題を生じることがない。またパレットのロッ
ク動作はパレット検出手段がパレットの挿入を検出した
後で行われるため、パレットがフォークに挿入されてい
ない状態でロック動作が行われることがなく、従ってロ
ック動作ミスに伴うパレットロック手段の故障等を防止
できる。更に、パレットのロック動作はフォークの所定
値以上の上昇動作を検出したときに行われるので、搬送
すべきパレットの載置高さに関わらず、確実にロック動
作を行うことができる。即ち、この第1の発明において
は、フォークが地面から一定の高さに達した場合にロッ
クを行うのではなく、パレット検出手段がパレットの挿
入を検出した時点におけるフォークの高さから所定値以
上の距離だけ上昇したときにロックを行うようにしてあ
る。従って第1の発明によれば、例えば上記所定値を2
0cmに設定しておけば、地上から100cmの高さに
あるパレットを持ち上げて搬送する場合、該パレットの
高さがフォークにより地上から120cmの高さまで持
ち上げられたとき、自動的にロックが行われる。もちろ
ん同様に、地上から150cmの高さにあるパレットを
搬送する場合には、該パレットの高さが地上から170
cmの高さまで持ち上げられたとき、ロックが行われる
ことになる。従って、高く段積みされた複数枚のパレッ
トを持ち上げて搬送する場合にも、この第1の発明によ
れば、全てのパレットをその高さに関わらずそれぞれ確
実にロックすることができる。
【0008】また第2の発明として、上記第1の発明に
おいて、上記上昇動作検出手段は上記昇降手段の駆動時
間に基づいて上記フォークの所定値以上の上昇動作を検
出するものであることを特徴とするフォークリフトを提
供する。
【0009】この第2の発明によれば、例えば昇降手段
によるフォークの上昇速度が一定値であるときには、該
上昇速度と昇降手段の駆動時間との積によって、フォー
クが所定値以上の高さまで達したことを検出できるの
で、前記した第1の発明を簡単安価な構成により実現で
きる。また上記フォークの上昇速度が一定値でないとき
は、その速度を検出するセンサを付加し、該センサの出
力と上記昇降手段の駆動時間との積によって、フォーク
が所定値以上の高さまで達したことを検出できる。な
お、昇降手段の駆動が例えばオペレータの継続したスイ
ッチ操作により定まるのであれば、上記した駆動時間は
このスイッチがONされている時間であるから、公知の
電気的手段により極めて簡単に求めることができる。
【0010】また第3の発明として、上記第1の発明に
おいて、上記昇降手段は上記フォークを昇降駆動するた
めの駆動源としてのモータを有し、上記上昇動作検出手
段は、該モータの回転数に基づいて上記フォークの所定
値以上の上昇動作を検出するものであることを特徴とす
るフォークリフトを提供する。
【0011】この第3の発明によれば、フォークの上昇
距離は上記モータの回転数にほぼ比例するため、この回
転数をエンコーダ等によって検出すると共にこれをカウ
ントし、このクント値が所定の値に達したとき、上記フ
ォークが所定値以上の高さに達したと判断できるので、
前記した第1の発明を簡単安価な構成により実現でき
る。
【0012】また第4の発明として、上記第1乃至3の
何れかの発明において、上記パレットロック手段は、上
記制御手段からの信号に基づいて駆動される駆動装置
と、該駆動装置により昇降駆動されて上記パレットの下
側デッキボードを上方より押圧するロックバーとを備え
ていることを特徴とするフォークリフトを提供する。
【0013】この第4の発明によれば、パレットのロッ
ク動作は該記パレットの下側デッキボードをロックバー
によって上方より押圧することにより行われるので、パ
レットを確実にロックでき、またパレットの上側デッキ
ボードの前面に荷を載置できる利点がある。またこのロ
ックバーは上記駆動装置によって昇降駆動されるので、
前記した制御装置によって自動的に駆動できる。
【0014】また第5の発明として、上記第4の発明に
おいて、上記制御手段は上記ロックバーが上記パレット
の下側デッキボードから受ける上向きの力に基づいて上
記パレットロック手段によるパレットのロックを解除さ
せるものであることを特徴とする請求項4に記載のフォ
ークリフトを提供する。
【0015】この第5の発明によれば、パレットのロッ
クはフォーク上のパレットを地面上に卸すことにより自
動的に解除されるので、該パレットをフォークから離脱
させるうえで極めて便利である。
【0016】また第6の発明として、上記第1乃至5の
何れかの発明において、上記フォークリフトが、上記フ
ォークと共に一体的に昇降する運転台を有するオーダピ
ッキングトラックであり、上記パレットロック手段及び
パレット検出手段が上記運転台に設けられていることを
特徴とするフォークリフトを提供する。
【0017】この第6の発明によれば、パレットの揺動
が防止されるので、高所での作業を行うオーダピッキン
グトラックにおいてはオペレータのパレットからの落下
事故を防止でき、その効果は極めて大きい。また上記パ
レットロック手段及びパレット検出手段を上記運転台に
設けることにより、その収納配置が容易となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。なお、前記した従来技術と
同一の機能を有する構成については同一の符号を付し、
詳細な説明は省略する。図1及び図2はオペレータが運
転台3やパレット6に乗って高所での荷役作業を行なう
所謂オーダピッキングトラックと呼ばれるフォークリフ
ト1の斜視図を示している。
【0019】フォークリフト1の中央にはマスト装置1
0が設けられ、このマスト装置10に沿って、オペレー
タが搭乗するための運転台3が昇降自在に支持される。
運転台3の車体後方側には一対のフォーク2が突出する
ように固定され、該フォーク2とは反対側即ち車体前方
には、該車体を走行駆動するためのモータや、荷役のた
めの装置を駆動する油圧モータなどを含む駆動部11が
配され、運転台3の上方にはオペレータ保護用で柵状の
ヘッドガード12が設けられている。また運転台3の正
面左部分にはハンドル13が設けられ、正面右部分には
車体を前後方向に走行させるアクセルと、運転台3及び
フォーク2を昇降させるスイッチとからなる操作装置1
8が設けられている。さらに、運転台3の上方にはオペ
レータ保護用の略コ字型の安全バー14が設けられ、運
転台3の床面(台座4の上面)にはブレーキペダル16
が設けられている。
【0020】次に、パレットロック装置の構成について
図3〜図5により説明する。このパレットロック装置2
0は、その駆動部分が運転台3の下部の偏平な台座4内
に収納配置されていて、パレットのロックを行うロック
バー21が、台座4の前板17からフォーク2と平行に
突出している。前記ロックバー21は、平面視において
互いに向き合う略L型に形成され、基部は板状のブラケ
ット23にボルト止めされて、2本のロックバー21に
て全体の形状が略コ字型に形成された状態となってい
る。また、両ロックバー21の先端部分の上部は先端ほ
ど下方に傾斜する傾斜部22が形成されている。前記ブ
ラケット23の端部は、台座4に水平に設けた軸26に
より上下旋回自在に支持されており、これにより、ロッ
クバー21は軸26を中心に上下揺動自在となってい
る。
【0021】また、台座4内にはパワーシリンダ30が
車体前後方向に配設されており、このパワーシリンダ3
0のロッド32は該パワーシリンダ30の端部に付設さ
れているモータ31の正転、逆転により図示しないギヤ
を介して伸縮自在となっている。また、パワーシリンダ
30の両側には、ロッド32が収納されている状態を検
出する入検出センサ28と、ロッド32が伸長した状態
を検出する出検出センサ29がそれぞれ設けられてい
る。なお、これらの入検出センサ28、出検出センサ2
9は例えば磁気センサで構成してある。
【0022】上記ロッド32の先端には軸36を介して
リンク対34が連結され、該リンク対34の下端は前記
台座4に支持された軸35に旋回自在に連結されてい
る。またリンク体34の中央には、ダンパー40の一端
が軸37により回動自在に連結されており、該ダンパー
40の他端は、前記ブラケット23の上面に突設した突
部27と軸41を介して回動自在に連結されている。こ
のダンパー40は、後述するようにパレット6をロック
した際にロックバー21にかかる力を吸収するものであ
り、内部にはコイルスプリングが配されている。
【0023】今、図4に示すように、パワーシリンダ3
0のロッド32が収納されている状態では、リンク体3
4は軸35を中心にして図の左方に位置し、さらにリン
ク体34と連結しているダンパー40は左方に付勢され
ている。これにより、ブラケット23及びロックバー2
1は軸26を中心にして反時計方向に揺動して、ロック
バー21は側面視においてフォーク2と上下同一位置と
なる水平状態を維持している。この状態でモータ31に
電源が印加されてパワーシリンダ30のロッド32が伸
長していくと、図5に示すようにリンク体34は軸35
を中心にして図の右方に付勢され、さらにダンパー40
が右方に付勢されることで、ブラケット23は軸26を
中心にして時計方向に揺動する。すなわち、ロックバー
21は実線で示すように、軸26を軸として時計方向に
揺動して、ロックバー21の先端下面側でパレット6の
下側デッキボードの上面を押圧ないし圧接することで、
該ロックバー21によりパレット6をロックするもので
ある。
【0024】また、逆にモータ31への印加電圧の方向
を反転させることで、パワーシリンダ30のロッド32
を収納させていき、リンク体34は軸35を中心に左方
に回転し、さらにダンパー40も左方に連動すること
で、ブラケット23、つまりロックバー21は軸26を
中心に反時計方向に回転して水平状態に復帰することに
なる。
【0025】またパレットロック装置20には、図9及
び図10に示すように、各部の動作を検出するためのセ
ンサが配設されている。ロックバー21を固定している
ブラケット23の背部にはマグネット(図中の黒で記し
た部材)42が設けてあり、このマグネット42の磁力
にてオン(またはオフ)して検出信号を出力する磁気セ
ンサからなるパレット検出センサ43、及び着地検出セ
ンサ44がそれぞれ配設されている。図9(a)(b)
に示すように、ロックバー21が水平状態となっている
時に、マグネット42にてオンされるパレット検出セン
サ43が設けられ、また図9(c)に示すように、ロッ
クバー21の先端が下方に所定角度だけ旋回したときに
マグネット42にてオンされる着地検出センサ44が設
けられる。
【0026】図6はパレットロック装置20の制御に関
係するブロック図を示し、パレット検出センサ43、着
地検出センサ44からの信号がMPUからなる制御装置
45に入力され、前記したように制御装置45にてモー
タ31を正逆転させてパワーシリンダ30のロッド32
を伸縮してロックバー21によりパレット6をロック、
解除を行なう。また、本発明ではロックバー21にてパ
レット6をロックする場合に、着地検出センサ44から
の信号と、リフト上昇スイッチ51の操作による後述す
る信号とを用いている。フォーク2を一体に配設した運
転台3を昇降させるシリンダ(図示せず)を駆動する昇
降手段としての油圧モータ(図6及び図7参照)52に
は、回転数を検出するエンコーダなどからなる上昇動作
検出手段としてのパルスカウンタ53が設けてあり、こ
のパルスカウンタ53からの信号が制御装置45に入力
されている。また、上記パレット6をロック解除する
際、パワーシリンダ30のロッド32の位置を検出する
入検出センサ28と、パレット6をロックする際、パワ
ーシリンダ30のロッド32の位置を検出する出検出セ
ンサ29からの検出信号や、フォークリフト1全体の電
源のオン、オフを行なうキースイッチ54からの信号が
制御装置45に入力されている。
【0027】次に、パレットロック装置20によるパレ
ット6のロックの動作について図8及び図9を用いて説
明し、次いでロックの解除動作について説明する。先
ず、図8のステップS1に示すようにオペレータがキー
スイッチ54をオンして、図9(a)に示すように、ロ
ックバー21は水平状態のままにしてフォーク2をパレ
ット6に差し込んでいくと、図9(b)に示すようにフ
ォーク2に次いでロックバー21の先端がパレット6内
に差し込まれる。フォーク2を更に差し込んでいくと、
ロックバー21の傾斜部22の上面がパレット6の上側
デッキボード6aの端面に当たることで、その傾斜部2
2の傾斜角度に応じてロックバー21が下方に傾斜して
いく。そして、図9(c)に示すようにロックバー21
の傾斜部22の全体がパレット6内に入り込み、更に図
3に示すようにフォーク2はパレット6内に完全に入り
込む。同時にロックバー21は下方に回転することによ
り、マグネット42の位置がパレット検出センサ43か
ら着地検出センサ44側の位置に移動する。
【0028】これにより、パレット検出センサ43はオ
フ、着地検出センサ44はオンとなり(図8のステップ
S3参照)、これらセンサ43,44の信号が制御装置
45に取り込まれる。パレット6がフォーク2に挿入さ
れたことは、このパレット検出センサ43がオンからオ
フに変化することにより、制御装置45が検出判断す
る。パレット検出センサ43によるパレット6の検出
後、ステップS4に示すように、オペレータがリフト上
昇スイッチ51をオン操作することにより、フォーク2
及び運転台3を昇降駆動するための前記油圧モータ52
が回転する。この回転により発生するパルスはパルスカ
ウンタ53によりカウントされ、ステップS5に示すよ
うに、予め設定したカウント数に達した場合には、つま
り、フォーク2が所定の高さ以上上昇したことが制御装
置45により検出されたとき、ステップS6に移行す
る。そして、ステップS6ではパワーシリンダ30のロ
ッド32が出ていないことを入検出センサ28、出検出
センサ29からの信号により判断して、ロッド32が出
て(伸長して)いなければ、ステップS7に移る。
【0029】ステップS7において、制御装置45はモ
ータ31を例えば、正転させてパワーシリンダ30のロ
ッド32を伸長させて上述したようにロックバー21を
更に下方に旋回させる。パワーシリンダ30のロッド3
2を伸長させた状態で、図9(d)に示すように、ロッ
クバー21の先端はパレット6の下側デッキボード6b
の上面を押圧ないし圧接する。これにより、パレット6
がロックバー21によりロックされることになる(図8
のステップS7参照)。なお、図8のステップS1でキ
ースイッチ54がオフの状態ではステップS2に移行し
て停止状態を維持する。
【0030】ここで、フォーク2が上昇してパワーシリ
ンダ30が駆動されるまでのフォーク2の上昇距離は、
例えば、フォーク2が差し込まれるパレット6の内部の
空間の高さ、あるいはその半分程度くらいとされる。フ
ォーク2の上昇距離をこのように設定することにより、
パレット6をフォーク2で持ち上げた直後のロックが可
能となる。もちろん、これらに限定されるものではな
く、該上昇距離は任意に設定することができる。この上
昇距離の判定は、該上昇距離に対応した油圧モータ52
の回転パルス数を予め設定しておき、この設定したパル
ス数を図8のステップS5でカウントすることにより行
われる。
【0031】なお、図9(d)の状態において、マグネ
ット42はパレット検出センサ43及び着地検出センサ
44から離れているので、パレット検出センサ43及び
着地検出センサ44はオフとなり、この両オフ信号にて
制御装置45は、後述する解除信号が入力されるまで、
パワーシリンダ30を制御してロックバー21にてパレ
ット6のロックを維持するようにしている。
【0032】このようにして、フォーク2をパレット6
に差し込んでパレット検出センサ43によりパレット6
が検出され、さらに、オペレータがリフト上昇スイッチ
51を押操作してフォーク2が一定以上上昇した時に、
パレットロック装置20が駆動されてロックバー21に
てパレット6を自動的にロックするようになっている。
そのため、オペレータがパレット6に搭乗して荷役作業
を行なう場合には、パレット6が完全にロックバー21
によりロックされているので、パレット6が不安定な状
態になることはなく、安全に作業を行なうことができ
る。また、パレット6のロック動作が自動的に行なわれ
るので、オペレータ(作業者)は、ロック忘れが無くな
り、事故を未然に防止することができる。
【0033】次に、パレットロック装置20のロックの
解除の動作について説明する。図10(a)は、ロック
バー21でパレット6をロックしてフォーク2でパレッ
ト6を持ち上げて荷を搬送している状態を示している。
この状態ではロックバー21は図の矢印に示す方向に付
勢され、マグネット42は着地検出センサ44から外れ
ているために、該着地検出センサ44とパレット検出セ
ンサ43は共にオフ状態となっている。次に、図10
(b)に示すように、棚や地面(床面)などの載置部4
7にフォーク2を下降させてパレット6を載せると、フ
ォーク2はパレット6の上側デッキボード6aより離反
して下降するので、ロックバー21の軸26の位置も共
動して下降する。そのため、ロックバー21は軸26を
中心にして反時計方向に角度α1だけ回転する。このロ
ックバー21の回転によりマグネット42の位置が着地
検出センサ44の位置まで回転して、マグネット42に
より着地検出センサ44をオンさせる。
【0034】この着地検出センサ44のオン信号が制御
装置45に入力されて、制御装置45はモータ31を例
えば、逆転させてパワーシリンダ30のロッド32を収
納させて、図10(c)に示すようにロックバー21は
水平状態まで旋回し、パレット6のロックが解除され
る。なお、パワーシリンダ30のロッド32を収納させ
た状態でロックバー21は自然と水平状態(ロックの解
除状態)となる。そして、マグネット42がパレット検
出センサ43の位置に対応し、パレット検出センサ43
がオンおよび、パワーシリンダ30のロッド32が収納
したことを入検出センサ28、出検出センサ29からの
信号により判断して、制御装置45側では、ロックを解
除していることを認識している。
【0035】次に、パレット6をロックする場合の本発
明の他の実施の形態について説明する。なお、ロックバ
ー21の機構的な動作は図9と同じであるので、図11
に示すフローチャートを用いて制御動作について説明す
る。図11において、上述の図8と異なる箇所はステッ
プS15の部分であり、他の箇所は図8と同じである。
すなわち、フォーク2をパレット6に差し込んでいき、
着地検出センサ44によりパレット6が検出されて(ス
テップS13参照)、オペレータが押しボタン式のリフ
ト上昇スイッチ51を押操作する(ステップS14参
照)。次に、ステップS15に移行してリフト上昇スイ
ッチ51が押されている時間が、予め設定した時間即
ち、フォーク2がパレット6の上側デッキボード6aを
積み置きするのに必要な時間以上になった場合に制御装
置45がモータ31を介してパワーシリンダ30を駆動
する。これにより、ロックバー21が下方に旋回駆動さ
れてパレット6をロックする。即ちこの例は、フォーク
2の上昇速度が略一定値である場合に、該上昇速度と上
記押操作時間との積によって、該フォークの上昇高さを
求めるものである。フォーク2の上昇速度が一定でない
場合は、該速度を検出するセンサを付加し、該センサの
出力と上記押操作時間との積によって、該フォークの上
昇高さを求め、これを所定の値と比較判定するようにす
れば良い。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、パ
レットのロック動作はオペレータの意志に関わらず自動
的に行われ、従ってパレットのロック忘れによる前記し
た問題を生じることがない。また本発明によれば、パレ
ットのロック動作はフォークの所定値以上の上昇動作を
検出したときに行われるので、搬送すべきパレットの載
置高さに関わらず、確実にロック動作を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるフォークリフトの
後方から見た斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるフォークリフトの
前方から見た斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるパレットロック装
置の構成を示す運転台の平面図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるパレットロック装
置の構成を示す運転台の側面図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるパレットロック装
置の要部構成図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるパレットロック装
置に関係するブロック図である。
【図7】本発明の実施の形態におけるフォークリフトの
概略側面図である。
【図8】本発明の実施の形態におけるロックを行なう場
合の制御動作を示すフローチャートである。
【図9】(a)〜(d)は本発明の実施の形態における
パレットをロックバーにてロックする場合の動作説明図
である。
【図10】(a)〜(c)は本発明の実施の形態におけ
るパレットをロック解除する場合の動作説明図である。
【図11】本発明の実施の形態におけるパレットをロッ
クする場合の他の制御動作を示すフローチャートであ
る。
【図12】従来例の問題点を説明する場合のフォークリ
フトの側面図である。
【図13】従来例のロックを行なう場合の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 フォークリフト(オーダピッキングトラック) 2 フォーク 3 運転台 6 パレット 20 パレットロック装置(パレットロック手段) 21 ロックバー 30 パワーシリンダ(パレットロック手段の駆動装
置) 42 マグネット 44 パレット検出センサ(パレット検出手段) 45 制御装置(制御手段) 51 リフト上昇スイッチ 52 油圧モータ(昇降手段) 53 パルスカウンタ(上昇動作検出手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷を載置するためのパレットに挿入される
    フォークと、該フォークを昇降させるための昇降手段と
    を有するフォークリフトにおいて、上記フォークに挿入
    された上記パレットをロックするパレットロック手段
    と、上記フォークに上記パレットが挿入されたことを検
    出するパレット検出手段と、上記フォークの上昇動作を
    検出する上昇動作検出手段と、上記パレット検出手段が
    上記パレットの挿入を検出した後に上記上昇動作検出手
    段が上記フォークの所定値以上の上昇動作を検出したと
    きに上記パレットロック手段を駆動して上記パレットを
    ロックさせる制御手段とを備えていることを特徴とする
    フォークリフト。
  2. 【請求項2】前記上昇動作検出手段は前記昇降手段の駆
    動時間に基づいて前記フォークの所定値以上の上昇動作
    を検出するものであることを特徴とする請求項1に記載
    のフォークリフト。
  3. 【請求項3】前記昇降手段は前記フォークを昇降駆動す
    るための駆動源としてのモータを有し、前記上昇動作検
    出手段は、該モータの回転数に基づいて上記フォークの
    所定値以上の上昇動作を検出するものであることを特徴
    とする請求項1に記載のフォークリフト。
  4. 【請求項4】前記パレットロック手段は、前記制御手段
    からの信号に基づいて駆動される駆動装置と、該駆動装
    置により昇降駆動されて上記パレットの下側デッキボー
    ドを上方より押圧するロックバーとを備えていることを
    特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のフォークリ
    フト。
  5. 【請求項5】前記制御手段は前記ロックバーが前記パレ
    ットの下側デッキボードから受ける上向きの力に基づい
    て前記パレットロック手段によるパレットのロックを解
    除させるものであることを特徴とする請求項4に記載の
    フォークリフト。
  6. 【請求項6】前記フォークリフトが、前記フォークと共
    に一体的に昇降する運転台を有するオーダピッキングト
    ラックであり、前記パレットロック手段及びパレット検
    出手段が上記運転台に設けられていることを特徴とする
    請求項1乃至5の何れかに記載のフォークリフト。
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