JP2003106709A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP2003106709A
JP2003106709A JP2001293968A JP2001293968A JP2003106709A JP 2003106709 A JP2003106709 A JP 2003106709A JP 2001293968 A JP2001293968 A JP 2001293968A JP 2001293968 A JP2001293968 A JP 2001293968A JP 2003106709 A JP2003106709 A JP 2003106709A
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heat exchanger
header pipe
sleeve
lid
desiccant
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JP2001293968A
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English (en)
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Kenichi Wada
賢一 和田
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Sanden Corp
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B39/00Evaporators; Condensers
    • F25B39/04Condensers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
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    • F25B2400/162Receivers characterised by the plug or stop
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の大型化やコストアップを防止しつつ、
ヘッダパイプ内に収納される乾燥剤の交換作業性を向上
できる熱交換器を提供する。 【解決手段】 2本のヘッダパイプと、該2本のヘッダ
パイプを互いに連通する複数の熱交換チューブと、該熱
交換チューブ間に配設されるフィンとを有し、一方のヘ
ッダパイプ内に乾燥剤を交換可能に収納する熱交換器に
おいて、前記一方のヘッダパイプの少なくとも乾燥剤を
出し入れする側の端部に周方向に延びる長穴を設けると
ともに、該長穴に蓋体と係合し蓋体の抜けを防止するス
リーブを挿入したことを特徴とする熱交換器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2本のヘッダパイ
プ間を並行に延びる複数の熱交換チューブで連通し、一
方のヘッダパイプ内に乾燥剤を交換可能に収納する受液
器一体型の熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ヘッダパイプに並設された受
液器内に冷媒中に含まれる水分除去を目的として乾燥剤
が収納された熱交換器はよく知られている。しかし、乾
燥剤は経時等の原因により水分除去機能が徐々に低下す
る。このため、定期的にあるいは必要に応じて乾燥剤の
交換が必要になる。
【0003】このため、受液器の少なくとも乾燥剤を出
し入れする側の端部は、着脱可能な蓋体により開閉可能
になっている。たとえば、特開平9−33139号公報
においては、受液器の乾燥剤を出し入れする側の端部に
ブロック材を切削加工し、内周にねじ溝が設けられた円
筒体のフランジが接合されており、該フランジにねじ山
が設けられた蓋体を螺合することにより、端部の気密性
を確保しつつ、乾燥剤の交換容易性の要求に対応可能な
熱交換器が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような提案においては、円筒体のフランジの内周にねじ
溝を刻設する必要があるため、ねじ溝加工が煩雑になり
製造コストが上昇するおそれがある。したがって、熱交
換器のコストダウンの要請に十分対応できなくなるおそ
れもある。
【0005】さらに、未だ出願未公開の段階ではあるが
先に本出願人により、乾燥剤をヘッダパイプ内に収納し
たいわゆる受液器一体型の熱交換器の提案がなされてい
るが、上記蓋体固定構造を受液器一体型の熱交換器に適
用した場合には、以下のような問題が生ずるおそれがあ
る。つまり、受液器に比べ内圧の高いヘッダパイプの端
部に蓋体を確実に固定するためには、フランジに設けら
れるねじ溝を該フランジの軸方向にある程度長く設ける
必要があるため、その分フランジが軸方向に大型化する
おそれがある。フランジの大型化はさらなるコストアッ
プを招来するのみならず熱交換器を大型化させるおそれ
もある。また、蓋体をヘッダパイプの端部に締めつけた
のではヘッダパイプに過大な応力が加わり、熱交換器の
耐久性に悪影響をおよぼすおそれがある。
【0006】本発明の課題は、装置の大型化やコストア
ップを抑制しつつ、ヘッダパイプの端部を蓋体で確実に
密閉でき、しかも蓋体の着脱作業性を向上し容易に乾燥
剤の交換を行うことのできる熱交換器を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の熱交換器は、2本のヘッダパイプと、該2
本のヘッダパイプを互いに連通する複数の熱交換チュー
ブと、該熱交換チューブ間に配設されるフィンとを有
し、一方のヘッダパイプ内に乾燥剤を交換可能に収納す
る熱交換器において、前記一方のヘッダパイプの少なく
とも乾燥剤を出し入れする側の端部に周方向に延びる長
穴を設けるとともに、該長穴に蓋体と係合し蓋体の抜け
を防止するスリーブを挿入したことを特徴とするものか
らなる。
【0008】前記スリーブは蓋体に溝部を形成し、該溝
部に係合させることができる。また前記スリーブと蓋体
の頭頂部とを係合するようにしてもよい。
【0009】上記長穴は、ヘッダパイプの端部に接合さ
れるフランジに設けてもよい。本発明のフランジには煩
雑なねじ溝加工を施す必要はないので、その分コストダ
ウンを図ることができる。
【0010】上記スリーブの形状はとくに限定されるも
のではないが、たとえば断面略コ字状、U字状に形成す
ることが好ましい。スリーブをこのような形状に形成す
れば、ヘッダパイプの端部に2箇所の長穴を穿設した場
合においても、一つのスリーブを長穴に挿入するだけで
蓋体との係合を完了することができる。
【0011】また、上記スリーブには、ヘッダパイプの
端部を挟持する折り曲げ部を設けることが好ましい。折
り曲げ部を設ければスリーブの抜けを確実に防止するこ
とができる。また、上記スリーブの端部を、たとえば最
外層のフィンに接合されるサイドプレートにねじ止めす
れば、上記と同様にスリーブの抜けを確実に防止でき
る。したがって、蓋体の固定構造の信頼性をより向上す
ることができる。
【0012】本発明は、受液器一体型の熱交換器に対し
て広く適用できるが、とくに熱交換器のコア部が冷媒凝
縮部とサブクール部とに区画されるいわゆるサブクール
タイプの熱交換器に用いて最適なものである。
【0013】上記のような熱交換器においては、ヘッダ
パイプの端部に周方向に延びる長穴が設けられるととも
に、たとえばヘッダパイプの端部に挿入される蓋体には
長穴と連通する溝部が設けられているので、ヘッダパイ
プの端部に蓋体を挿入しスリーブをヘッダパイプの径方
向から溝部に挿入すれば、該スリーブと溝部の内壁およ
び長穴の周縁とが係合されるので、蓋体のヘッダパイプ
の軸方向への移動が規制され、蓋体の抜けを確実に防止
することができる。一方、スリーブを溝部から引き抜け
ば上記蓋体の固定構造を簡単に解除することができる。
したがって、ヘッダパイプの乾燥剤を出し入れする側の
端部の蓋体を容易に着脱することができるので、乾燥剤
の交換作業性を向上できる。また、上記のような熱交換
器においては、ヘッダパイプの端部に接合されるフラン
ジにねじ溝を刻設することなくヘッダパイプの内圧に抗
して蓋体を確実に固定することができるので、フランジ
ひいては熱交換器のコストアップや大型化を防止するこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の熱交換器の望まし
い実施の形態について、図面を参照して説明する。図1
ないし図4は、本発明の第1実施態様に係る熱交換器を
示している。図において、1は熱交換器、本実施態様で
はサブクールタイプコンデンサを示している。サブクー
ルタイプコンデンサ1は、上下方向に互いに並行に延び
る第2のヘッダパイプ2および第1のヘッダパイプ3
と、両ヘッダパイプ2、3間を連通する、並行に延びる
複数の熱交換チューブ4を有している。各熱交換チュー
ブ4間およびそれらの最外層部には、コルゲートタイプ
のフィン5が設けられている。最外側のフィン5にはサ
イドプレート15、16が接合されている。第2のヘッ
ダ2の上部には、冷媒の入口パイプ6が、下部には冷媒
の出口パイプ7が、それぞれ設けられている。
【0015】第2のヘッダパイプ2内には仕切板8が設
けられており、該仕切板8により第2のヘッダパイプ2
内が上部空間と下部空間とに区画されている。この仕切
板8により、上記複数の熱交換チューブ4の配設領域
が、コンデンサ1に導入されてきた冷媒を凝縮する冷媒
凝縮コア9と、該冷媒凝縮コア9で凝縮された冷媒をさ
らに過冷却するサブクールコア10とに区画されてい
る。すなわち、一体に形成された第2のヘッダパイプ2
内に仕切板8を設けることにより、コンデンサ1のコア
全体が、冷媒凝縮コア9とサブクールコア10とに区画
されている。そして本実施態様では、冷媒凝縮コア9に
おける、並行に延びる複数の熱交換チューブ4によって
形成される冷媒通路が1パス通路に形成されている。し
たがって、入口パイプ6から第2のヘッダ2内に導入さ
れた冷媒は、冷媒凝縮コア9の各熱交換チューブ4を1
パス通路形態で通過して第1のヘッダパイプ3内に流入
し、第1のヘッダパイプ3内を下方に流動した後、直
接、サブクールコア10への入口側に導入されてサブク
ールコア10の各熱交換チューブ4を通過し、出口パイ
プ7から流出される。ただし、冷媒凝縮コア9部を2パ
ス以上の通路に構成することも可能である。
【0016】なお、本実施態様においては、サブクール
タイプコンデンサコア全体に対する、サブクールコア部
の占有率を約10%程度にしている。本出願人による実
験によれば、占有率は、5〜12%程度が好ましく、こ
の範囲内に設定することにより、車両エンジンルーム内
のコンデンサ設置スペースの制限、すなわち、限られた
コンデンササイズ内におけるサブクール化から生じる、
高圧側圧力の上昇、それに伴う、車両燃費の低下を抑制
しつつ、最適な過冷却度を実現できる。
【0017】そして、本実施態様では、第1のヘッダパ
イプ3における、サブクールコア10への入口側に相当
するヘッダ部分3aが、液冷媒一時貯留部11に構成さ
れている。図2に示すように、冷媒凝縮コア9からの冷
媒、つまり、第1のヘッダ3の上部側からの冷媒は、こ
の液冷媒一時貯留部11に溜められ、そこからサブクー
ルコア10の各熱交換チューブ4へと流入されることに
なる。
【0018】上記第1のヘッダパイプ3内には、乾燥剤
13が充填された容器14が設けられている。乾燥剤1
3は、通水性の袋(図示略)内に充填されており、該袋
が枠状の容器14内に収納されるようになっている。乾
燥剤容器14は、第1のヘッダパイプの内部全長にわた
って収容されている。
【0019】また本実施態様では、乾燥剤容器14は、
第1のヘッダパイプ3内において、熱交換チューブ4の
先端と反対側の位置に少し偏心した位置に配置されてお
り、乾燥剤容器14の横断面は、略円形の形状に形成さ
れている。第1のヘッダパイプ3内まで突出された各熱
交換チューブ4の先端と、横断面略円形の乾燥剤容器1
4との間には、適当な隙間が形成されており、熱交換チ
ューブ4の先端と乾燥剤容器14との物理的な干渉が回
避されているとともに、第1のヘッダパイプ3内におけ
る冷媒の流動性および乾燥剤容器14およびそれに充填
されている乾燥剤13に対する冷媒の出入りの容易性が
確保されている。
【0020】第1のヘッダパイプ3内の冷媒凝縮コア9
とサブクールコア10との境界に相当する位置には、支
持部材17が設けられている。乾燥剤容器14は、支持
部材17を貫通して下方に延びている。支持部材17よ
りも下方の乾燥剤容器14には、メッシュ状のフィルタ
18が設けられており、該フィルタ18により冷媒中に
混入した異物が捕捉されるようになっている。なお、上
記支持部材17は、フィルタ18をバイパスする冷媒の
流れを防止するとともに、支持材29と共働して乾燥剤
容器14を支持する機能を有している。
【0021】ヘッダパイプ3の乾燥剤容器14すなわち
乾燥剤13を出し入れする側の端部19には、円筒体の
フランジ20が接合(ろう付け)されている。フランジ
20の孔21の中心は、該フランジ20、ヘッダパイプ
3の中心からは偏心した位置に設けられており、ヘッダ
パイプ3の中心から偏心して設けられた乾燥剤容器14
が挿入されるようになっている。フランジ20は、ヘッ
ダパイプ3内に挿入される小径部22を有している。小
径部22にはチューブ4の端部との干渉を防止する逃し
部23が形成されている。また、フランジ20には、該
フランジ20の周方向に延びる長穴24が設けられてい
る。本実施態様においてはフランジ20には、略対向す
る位置に2つの長穴24が穿設されている。
【0022】ヘッダパイプ3の乾燥剤の出し入れする側
の端部19には蓋体25が挿入されている。本実施態様
では蓋体25は、フランジ20の孔21に挿入され端部
19を閉塞するようになっている。蓋体25には、端部
19に挿入された際に長穴24と連通する溝部26が設
けられている。本実施態様においては溝部26は蓋体2
5の周方向の全周に設けられているが、長穴24に相当
する部分にのみ設けるようにしてもよい。
【0023】蓋体25の溝部26には、断面略コ字状に
形成されたスリーブ27が挿入されている。スリーブ2
7が蓋体25の溝部26に挿入されると、該スリーブ2
7と溝部26の内壁および長穴24の周縁とが係合され
る。したがって、蓋体25のヘッダパイプ3の軸方向へ
の移動が規制され、蓋体25の抜けが防止されるように
なっている。なお、蓋体25とフランジ20の孔21の
内面との間にはOリング28が介装されており該部分の
気密性が保持されるようになっている。
【0024】本実施態様の蓋25の固定構造は、図4に
示すように簡単に構成することができる。まず、ヘッダ
パイプ3の端部19にフランジ20をろう付けする。そ
して、長穴24が設けられたフランジ20に軸方向から
蓋体25を挿入する。次に、ヘッダパイプ3の径方向か
ら断面略コ字状のスリーブ27を蓋体25の溝部26に
挿入する。溝部26にスリーブ27が挿入された状態で
は、蓋体25のヘッダパイプ3の軸方向への移動が規制
され、蓋体25の抜けが確実に防止される。一方、スリ
ーブ27を溝部26から引き抜けば蓋体25の固定構造
は簡単に解除できる。したがってヘッダパイプ3の乾燥
剤13を出し入れする側の端部19の蓋体25を容易に
着脱することができるので、乾燥剤13の交換作業の容
易性を確保することができる。また、フランジ20にね
じ溝を刻設することなくヘッダパイプ3の内圧に抗して
蓋体25を確実に固定することができるので、フランジ
20ひいては熱交換器1の大型化やコストアップを防止
することができる。
【0025】図5(b)は、本発明の第2実施態様に係
る熱交換器のヘッダパイプ3の乾燥剤を出し入れする側
の端部19における蓋体25の固定構造を示している。
上記第1実施態様と同一の部材には同一番号を付しその
説明を省略する。本実施態様においては、蓋体25の溝
部26に挿入されるスリーブ30の端部には折り曲げ部
31が設けられている。折り曲げ部31で乾燥剤を出し
入れする側の端部19、本実施態様においては該端部1
9に接合されたフランジ20を挟持するようになってい
る。つまり、図5(a)に示すように当初断面が断面略
コ字状に形成されたスリーブ30を溝部26にヘッダパ
イプ3の径方向から挿入した後に両端部32を折り曲げ
ることにより折り曲げ部31が形成され、該折り曲げ部
31によりフランジ20を挟持するようになっている
(図5(b))。
【0026】本実施態様においても、スリーブ30をヘ
ッダパイプ3の径方向から蓋体25の溝部26に挿入す
れば、上記第1実施態様に準じて蓋体25の抜けを防止
できる。また、本実施態様においては、スリーブ30の
端部にはヘッダパイプ3の端部19を挟持する折り曲げ
部31が設けられているので、スリーブ30の径方向へ
の抜けを確実に防止することもできる。したがって、蓋
体25の一層強固な固定構造を実現することができる。
一方、スリーブ30に折り曲げ部31を形成した後であ
っても、端部32を再度曲げ戻してスリーブ30を引き
抜けば簡単に蓋体25の固定構造を解除することができ
る。したがって、折り曲げ部31を設けても乾燥剤13
の交換作業性が著しく損なわれるおそれはない。
【0027】図6は、本発明の第3実施態様に係る熱交
換器のヘッダパイプ3の乾燥剤を出し入れする側の端部
19における蓋体25の固定構造を示している。なお、
上記実施態様と同一の部材には同一の部番を付しその説
明を省略することとする。本実施態様においては、スリ
ーブ33の一方の端部34にのみ折り曲げ部35が形成
されている。つまり、図6に示すように一方の端部34
が他方の端部36よりも長いスリーブ33(図6
(a))を蓋体25の溝部26に挿入してさらに端部3
4を折り曲げて折り曲げ部35を設けた後に先端部37
をスリーブ33の他方の端部36に向けて折り返すこと
により、スリーブ33がフランジ20を挟持するように
なっている(図6(a))。
【0028】本実施態様においても、上記第1、第2実
施態様の作用に準じ蓋体25の強固な固定構造を容易に
構成でき、かつ解除することができるので、コストアッ
プや装置の大型化を防止しつつ乾燥剤の交換作業性を向
上することができる。
【0029】図7は、本発明の第4実施態様に係る熱交
換器のヘッダパイプ3の乾燥剤を出し入れする側の端部
19における蓋体25の固定構造を示している。なお、
本実施態様においても上記実施態様と同一の部材には同
一の部番を付しその説明を省略することとする。本実施
態様においては、蓋体25の溝部26に挿入されるスリ
ーブ38の端部39は、熱交換器のサイドプレート16
に延設された接合部40にボルト41を介して接合され
ている。接合部40にはボルト挿通孔42が設けられて
いる。
【0030】本実施態様においては、断面が断面略コ字
状に形成されたスリーブ38にも図8に示すようにボル
ト挿通孔43が設けられている。つまり、図8に示すよ
うにスリーブ38(図8(a))をヘッダパイプ3の径
方向から蓋体25の溝部15に挿入し、さらにスリーブ
38の端部を接合部40にボルト41を介して接合する
ことにより蓋体25の固定構造が構成されるようになっ
ている(図8(b))。
【0031】本実施態様においても、上記実施態様の作
用に準じて蓋体25のヘッダパイプ3の軸方向への移動
を規制することができるので、蓋体25の抜けを確実に
防止することができる。また、スリーブ38の端部は接
合部40に接合されているので、スリーブ38の抜けが
確実に防止され一層信頼性の高い蓋体25の固定構造を
実現することができる。一方、ボルト41を取り外して
スリーブ38をヘッダパイプ3の径方向に引き抜けば蓋
体25の固定構造を簡単に解除することができる。した
がって、ヘッダパイプ3内の乾燥剤の交換作業性が損な
われることはない。
【0032】図9および図10は、本発明の第5実施態
様に係る熱交換器のヘッダパイプ3の乾燥剤を出し入れ
する側の端部19における蓋体44の固定構造を示して
いる。本実施態様においては、蓋体44には上記第1〜
第4実施態様に示したような溝部26は形成されておら
ず、蓋体44の頭頂部45にスリーブ46が係合するよ
うになっている。つまり、蓋体44は、フランジ47に
設けられる長穴48よりもさらに奥まで挿入されてお
り、該長穴48にスリーブ46を挿入することにより該
スリーブ46と蓋体44の頭頂部45とが係合し、蓋体
44の抜けが防止されるようになっている。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の熱交換器
によるときは、フランジにねじ溝を加工することなく、
蓋体の着脱が容易でしかも耐久性、信頼性に優れた蓋体
の固定構造を実現することができるので、装置の大型化
やコストアップを防止しつつ、乾燥剤の交換作業性に優
れた熱交換器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施態様に係る熱交換器(サブク
ールタイプコンデンサ)の正面図である。
【図2】図1の熱交換器のヘッダパイプの乾燥剤を出し
入れする側の端部の縦断面図である。
【図3】図1の熱交換器のヘッダパイプのIII−II
I線に沿う断面図である。
【図4】図1の熱交換器のヘッダパイプの乾燥剤を出し
入れする側の端部の分解斜視図である。
【図5】本発明の第2実施態様に係る熱交換器のヘッダ
パイプの乾燥剤を出し入れする側の端部に蓋体を挿入し
固定する際の工程図である。
【図6】本発明の第3実施態様に係る熱交換器のヘッダ
パイプの乾燥剤を出し入れする側の端部に蓋体を挿入し
固定する際の工程図である。
【図7】本発明の第4実施態様に係る熱交換器のヘッダ
パイプの乾燥剤を出し入れする側の端部の部分正面図で
ある。
【図8】本発明の第4実施態様に係る熱交換器のヘッダ
パイプの乾燥剤を出し入れする側の端部に蓋体を挿入し
固定する際の工程図である。
【図9】本発明の第5実施態様に係る熱交換器のヘッダ
パイプの乾燥剤を出し入れする側の端部の縦断面図であ
る。
【図10】本発明の第5実施態様に係る熱交換器のヘッ
ダパイプの乾燥剤を出し入れする側の端部の横断面図で
ある。
【符号の説明】
1 サブクールタイプコンデンサ 2 第2のヘッダパイプ 3 第1のヘッダパイプ 3a サブクールコアの入口側に相当するヘッダ部分 4 熱交換チューブ 5 フィン 6 入口パイプ 7 出口パイプ 8 仕切板 9 冷媒凝縮コア 10 サブクールコア 11 液冷媒一時貯留部 13 乾燥剤 14 乾燥剤容器 15、16 サイドプレート 17 支持部材 18 フィルタ 19 乾燥剤を出し入れする側の端部 20、47 フランジ 21 孔 22 小径部 23 逃し部 24、48 長穴 25、44 蓋体 26 溝部 27、30、33、38、46 スリーブ 28 Oリング 29 支持材 31、35 折り曲げ部 32、34 スリーブの端部 36 他方の端部 37 先端部 40 接合部 41 ボルト 42、43 ボルト挿通孔 45 頭頂部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本のヘッダパイプと、該2本のヘッダ
    パイプを互いに連通する複数の熱交換チューブと、該熱
    交換チューブ間に配設されるフィンとを有し、一方のヘ
    ッダパイプ内に乾燥剤を交換可能に収納する熱交換器に
    おいて、前記一方のヘッダパイプの少なくとも乾燥剤を
    出し入れする側の端部に周方向に延びる長穴を設けると
    ともに、該長穴に蓋体と係合し蓋体の抜けを防止するス
    リーブを挿入したことを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 前記スリーブが蓋体に形成された溝部に
    係合されている、請求項1の熱交換器。
  3. 【請求項3】 前記スリーブが蓋体の頭頂部に係合され
    ている、請求項1の熱交換器。
  4. 【請求項4】 前記長穴がヘッダパイプの端部に接合さ
    れる円筒体のフランジに設けられている、請求項1ない
    し3のいずれかに記載の熱交換器。
  5. 【請求項5】 前記スリーブが断面略コ字状に形成され
    ている、請求項1ないし4のいずれかに記載の熱交換
    器。
  6. 【請求項6】 前記スリーブにヘッダパイプの端部を挟
    持する折り曲げ部が設けられている、請求項1ないし5
    のいずれかに記載の熱交換器。
  7. 【請求項7】 前記スリーブの端部が、最外側のフィン
    に接合されたサイドプレートにねじ止めされている、請
    求項1ないし5のいずれかに記載の熱交換器。
  8. 【請求項8】 前記チューブが、冷媒を凝縮する冷媒凝
    縮部と、該冷媒凝縮部で凝縮された冷媒をさらに過冷却
    するサブクール部とに区画されており、サブクール部の
    入口側のヘッダパイプに乾燥剤が交換可能に収納されて
    いる、請求項1ないし5のいずれかに記載の熱交換器。
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