JP2006162189A - 熱交換器用レシーバタンク - Google Patents

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Abstract

【課題】 強度を維持すると共に、軽量化が図れ、かつ、気液分離性能の向上が図れる熱交換器用レシーバタンクを提供すること。
【解決手段】 パラレルフロー型熱交換器に熱媒体の流入管7及び流出管8を介して接続され、熱媒体中の水分を除去する乾燥剤30と熱媒体中の不純物を濾過するフィルタ40とを具備するレシーバタンクにおいて、側部に上記流入管及び流出管の接続部11を有すると共に、下端に乾燥剤及びフィルタの挿入口12を有する下部筒状部材15と、この下部筒状部材の上端に接合され、上端が閉塞される上部筒状部材13とで構成する。この際、下部筒状部材に対して上部筒状部材の肉厚を薄く形成し、上部筒状部材の下端又は下部筒状部材の上端に、先端に向かって拡開テーパ部16を有する嵌合部18を形成し、嵌合部に介在されるろう材50を介在して上部筒状部材と下部筒状部材とを嵌合すると共に、ろう付け接合する。
【選択図】 図4

Description

この発明は、熱交換器用レシーバタンクに関するもので、更に詳細には、例えば大型車両や産業機械等に設置する空調設備に組み込まれるパラレルフロー型の熱交換器用レシーバタンクに関するものである。
従来、車両用の熱交換器として、アルミニウム製のレシーバタンクとサブクール域を持たせたコンパクトで高性能の熱交換器、特に熱媒体の冷却凝縮用の熱交換チューブが並行し、これらチューブの間に伝熱面積の広いコルゲートフィンを配設した、いわゆるパラレルフロー型コンデンサ(PFC)が広く生産使用されている。
ところで、近年、PFCの性能が広く認められるに従い、用途がこれまで多く搭載されてきた乗用車用から大型車両用や産業機械用への適用にも広がりを見せるようになり、これにしたがって熱交換器の容量も大型化が要求されるようになってきた。
PFCの大型化に当って、熱交換面の拡大は熱交換チューブの本数や長さを拡大することで対応が可能であるが、産業用等の熱交換器中に使用される場合、熱媒体だけでなく、冷凍サイクル内に設置される乾燥剤の量も大幅に増加する。その結果、乾燥剤がセットされ、熱媒体の気液分離を行うレシーバタンクも大型にすることが要求され、従来の数倍以上の容積になるため、レシーバタンクの長さ、径とも拡大せざるを得ない。
また、この種のレシーバタンクは、アルミニウム製の円筒部材にて形成されており、コンデンサや周辺部品と一体に組み立てられ、ろう付け固定されるものや、コンデンサと別体に組み立てられ、熱媒体の流入及び流出用配管を介してコンデンサに接続されるものなどが知られている。
しかし、レシーバタンクが大型のものにおいては、コンデンサと一体ろう付けするには、組立上の問題や設置スペース上の問題等があるため、この種の大型化された熱交換器においては、コンデンサと別体にレシーバタンクを組み立てた後、熱媒体の流入及び流出用配管を介してコンデンサに接続されている。例えば、乾燥剤とフィルタを収容するレシーバタンクの上端と下端に熱媒体の流入及び流出用配管を接続するものや、乾燥剤とフィルタを収容するレシーバタンクの上端又は下端に熱媒体の流入及び流出用配管を接続するものが知られている(例えば、特許文献1,特許文献2参照)。
特開平9−272331号公報(特許請求の範囲、図1,図2) 特開2002−71242(特許請求の範囲、図)
しかしながら、特開平9−272331号公報及び特開2002−71242に記載のレシーバタンクは、いずれも筒状のレシーバタンク本体が一体に形成されているため、レシーバタンクの肉厚を強度を必要とする部位に合わせて厚くすると、筒全体の肉厚が厚くなるため、重量が嵩むという問題があり、逆に、肉薄部に肉厚を合わせると、強度が不足するという二律背反性の問題があった。
また、レシーバタンクの上端及び又は下端に熱媒体の流入及び流出用配管を接続する構造においては、熱媒体の流入,流出が上下方向となるため、レシーバタンク内に貯留される熱媒体の液面が不安定となり、ガスの発生等が生じるので、レシーバタンク内での熱媒体の気液分離性能が低下するという問題もあった。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、強度を維持すると共に、軽量化が図れ、かつ、気液分離性能の向上が図れる熱交換器用レシーバタンクを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、パラレルフロー型熱交換器に熱媒体の流入及び流出用配管を介して接続され、熱媒体中の水分を除去する乾燥剤と熱媒体中の不純物を濾過するフィルタとを具備するレシーバタンクであって、 側部に上記配管の接続部を有すると共に、下端に上記乾燥剤及びフィルタの挿入口を有する下部筒状部材と、この下部筒状部材の上端に接合され、上端が閉塞される上部筒状部材とからなり、 上記下部筒状部材に対して上記上部筒状部材の肉厚を薄く形成し、 上記上部筒状部材の下端又は上記下部筒状部材の上端に、先端に向かって拡開テーパ部を有する嵌合部を形成し、 上記嵌合部に介在されるろう材を介在して上記上部筒状部材と下部筒状部材とを嵌合すると共に、ろう付け接合してなる、ことを特徴とする。
この発明において、上記嵌合部に、拡開テーパ部の先端に延在して、下部筒状部材の上端部又は上部筒状部材の下端部を嵌挿する筒部を設ける方が好ましい(請求項2)。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の熱交換器用レシーバタンクにおいて、 上記上部筒状部材内から下部筒状部材の上部側に渡って乾燥剤を配設すると共に、下部筒状部材内にフィルタを配設し、かつ、下部筒状部材の挿入口部に上記フィルタを支持する栓体を嵌合・固定してなり、 上記下部筒状部材における上記フィルタより上方部位に熱媒体の流入口を設けると共に、フィルタの下部側近傍部位に熱媒体の流出口を設けてなる、ことを特徴とする。
(1)請求項1記載の発明によれば、レシーバタンクを、側部に熱媒体の配管の接続部を有すると共に、下端に乾燥剤及びフィルタの挿入口を有する下部筒状部材と、この下部筒状部材の上端に接合され、上端が閉塞される上部筒状部材とで構成することにより、強度を有する下部筒状部材を肉厚にし、強度の要求度合いが少ない上部筒状部材の肉厚を薄くすることができるので、強度の維持が図れると共に、全体の重量の低減化(軽量化)が図れる。また、上部筒状部材の下端又は上記下部筒状部材の上端に、先端に向かって拡開テーパ部を有する嵌合部を形成し、嵌合部に介在されるろう材を介在して上部筒状部材と下部筒状部材とを嵌合すると共に、ろう付け接合するので、上部筒状部材と下部筒状部材とを簡単かつ気水密に接合することができる。また、テーパ部を設けない場合に比べて上部筒状部材と下部筒状部材の接続部を長くすることができ、かつ、ろうにかかる力を水平方向の成分に分散することができるので、ろうの流れ込みを低減することができると共に、ろうの垂れを低減することができる。また、テーパ部を設けることにより、上部筒状部材と下部筒状部材のテーパ部を形成する側の部材の小径側テーパ開始部位に鋭利な突出部ができないので、袋体等内に収容される乾燥剤が引っ掛かって損傷する虞がない。また、テーパ部を設けることにより、曲げ部の延びが緩やかになるので、上部筒状部材,下部筒状部材に延び難い高強度材を使用する場合に有効である。
また、下部筒状部材の側部に熱媒体の流入及び流出用配管の接続部を設けることにより、レシーバタンク内に流入する熱媒体の液分を貯留熱媒体の液部分に流入し、ガス気相分を上部に導くことができるので、気液分離性能の向上を図ることができる。
(2)請求項2記載の発明によれば、嵌合部に、拡開テーパ部の先端に延在して、下部筒状部材の上端部又は上部筒状部材の下端部を嵌挿する筒部を設けることにより、上部筒状部材と下部筒状部材とを簡単かつ確実に嵌合・固定することができる。したがって、請求項1記載の発明に加えて、更に上部筒状部材と下部筒状部材とを簡単かつ気水密に接合することができる。
(3)請求項3記載の発明によれば、上部筒状部材内から下部筒状部材の上部側に渡って乾燥剤を配設すると共に、下部筒状部材内にフィルタを配設し、下部筒状部材の挿入口部にフィルタを支持する栓体をシール部材を介して嵌合し、該栓体を挿入口部に係合される係止部材により固定することにより、乾燥剤及びフィルタを気水密に内蔵することができる。
また、下部筒状部材におけるフィルタより上方部位に熱媒体の流入口を設けると共に、フィルタの下部側近傍部位に熱媒体の流出口を設けることにより、レシーバタンク内に流入する熱媒体の液分を貯留熱媒体の液部分に流入し、ガス気相分を上部に導くことができるので、気液分離を確実に行うことができ、レシーバタンクからコンデンサのサブクール部には熱媒体の液分のみを安定して供給することができる。
以下に、この発明に係る熱交換器用レシーバタンクの最良の実施形態例について詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、この発明に係るレシーバタンクを具備するパラレルフロー型熱交換器の一例を示す正面図、図2及び図3は、それぞれ図1の平面図及び側面図である。
上記パラレルフロー型熱交換器である凝縮器1(以下にコンデンサ1という)は、アルミニウム製の一対のヘッダーパイプ2a,2bと、これらのへッダーパイプ2a,2b間に互いに平行に架設される複数のアルミニウム製の熱交換管3と、各熱交換管3の間に介設されると共に、一体に接合されるアルミニウム製の熱交換用フィン例えばコルゲートフィン4とで主に構成されている。このコンデンサ1の一方のヘッダーパイプ2bには熱媒体(冷媒)の流入及び流出用配管である流入管7と流出管8を介してアルミニウム製の受液器であるレシーバタンク10が接続されている。このレシーバタンク10内には、後述する乾燥剤30とフィルタ40が挿入されている。
上記ヘッダーパイプ2a,2bは、例えばアルミニウム製の押出形材にて略円筒状に形成されており、その上下端部にはアルミニウム製のエンドキャップ5がろう付けにより被着固定されている。また、一方のヘッダーパイプ2a(図1において左側)の例えば外方側上端付近には高温の熱媒体の流入ロ2cが設けられ、外方側下端付近には、熱媒体の流出口2dが設けられている。更に、ヘッダーパイプ2bの下部側面には、図3に示すように、上記レシーバタンク10と連通するために、熱媒体の流出用及び流入用の連通口を構成する流出孔6a及び流入孔6bが穿設されており、これらの流出孔6a及び流入孔6bと連通するようにして、流入管7と流出管8を介してレシーバタンク10が接続されている。
なお、ヘッダーパイプ2aにおける上部側の約1/3の箇所と下部側の約1/6の箇所に仕切板2e,2fが配設されている。また、ヘッダーパイプ2bにおける約中間部の箇所と仕切板2fと対応する箇所には、仕切板2g,2hが配設されている。
このように、ヘッダーパイプ2a,2bに仕切板2e,2f,2g,2hを配設することにより、流入孔2cからヘッダーパイプ2a内に流入する高温高圧の熱媒体が仕切板2eより上方の過熱域1A(高温領域)の熱交換管3内を流れて、ヘッダーパイプ2b内へ流れる。この際、気体状態で熱交換が行われ、熱媒体の温度が降下する。ヘッダーパイプ2b内へ流れた熱媒体は、仕切板2e及び2fと2gの間の凝縮域1B(気液2相領域)の熱交換管3内を流れて再びヘッダーパイプ2b内へ流れる。この際、潜熱の熱交換が行われ、100%気体状態から100%液体状態に変化する。なお、この領域では相変化に伴う温度変化はない。ヘッダーパイプ2a内に流れた液体状態の熱媒体は流出孔6a及び流入管7を介してレシーバタンク10内に流れ、レシーバタンク10によって気液分離された後、液体状態の熱媒体は流入孔6b及び流出管8を介して仕切板2f,2hより下方の過冷却域1C(サブクール域)の熱交換管3内を流れてヘッダーパイプ2a内へ流れる。この際、熱媒体は液体状態で熱交換が行われ、温度が降下する。
上記熱交換管3は、アルミニウム製の押出形材にて例えば偏平な板状に形成されており、その内部には長手方向に向かって貫通する複数に区画された熱媒体の流路(図示せず)が形成されている。このように形成される熱交換管3の両端部は、両ヘッダーパイプ2a,2b側面の対向する側に、適宜間隔をおいて互いに平行に配列される複数のスリット(図示せず)に挿入固着されている。
上記熱交換用フィンすなわちコルゲートフィン4は、図1に示すように、アルミニウム製の板材を屈曲することにより連続波形状に形成されており、各熱交換管3の間に介設されてろう付されている。この場合、最上段及び最下段に配設された熱交換管3の外方側にもコルゲートフィン4がろう付接合されており、これらの両コルゲートフィン4を保護するために、両コルゲートフィン4の更に外方側にはサイドプレート4aがろう付接合されている。
一方、上記レシーバタンク10は、図4及び図5に示すように、側部に流入管7及び流出管8の接続部11を有すると共に、下端に乾燥剤30及びフィルタ40の挿入口12を有する下部筒状部材15と、この下部筒状部材15の上端に接合され、上端がアルミニウム製のエンドキャップ14がろう付けによって閉塞される上部筒状部材13とで構成されている。
この場合、下部筒状部材15に対して上部筒状部材13の肉厚が薄く形成されている。例えば、レシーバタンク10の内径を40mmとした場合、下部筒状部材15の肉厚t1が3.7mmに対して上部筒状部材13の肉厚t2は2.7mmに設定されている。
また、上部筒状部材13の下端に、先端(下端)に向かって拡開テーパ部16と、該拡開テーパ部16の先端から垂下状に延在する筒部17とを有する嵌合部18が形成されている。この嵌合部18の筒部17には、ろう材例えばリングろう材50を介して下部筒状部材15の上端部が嵌挿され、ろう付けによって接合されるようになっている。なお、リングろう材50は、上部筒状部材13と下部筒状部材15を嵌合後、筒部17の端部にセットし、上部筒状部材13と下部筒状部材15の嵌合面をろう付けするようにしてもよい。
また、下部筒状部材15の下端部の挿入口12は、下方に向かって拡径されており、拡径された内周面に周溝19が形成されている。このように形成される下部筒状部材15の挿入口12を介して乾燥剤30(袋体内に収容されている)が下部筒状部材15及び上部筒状部材13内に挿入されて、下部筒状部材15内の上部側から上部筒状部材13内に渡って配設されると共に、下部筒状部材15内にフィルタ40が配設され、そして、下部筒状部材15の挿入口部に、シール部材例えばOリング21を介して栓体20を嵌合してフィルタ40を支持した状態で、周溝19に係合する係止部材であるCリング22によって栓体20が固定されている。
下部筒状部材15に設けられる接続部11は、レシーバタンク10内に内蔵された乾燥剤30の下端部からフィルタ40の下端部に渡って設けられており、フィルタ40より上方部位に熱媒体の流入口11aが設けられると共に、フィルタ40の下部側近傍部位に熱媒体の流出口11bが設けられている。なお、接続部11には取付用ねじ孔11cが穿設されており、流入管7及び流出管8を取り付けた接続部材9を図示しない取付ねじをねじ孔11cに螺合することで、流入口11aに流入管7が接続され、流出口11bに流出管8が接続されている。
上記のように形成される上部筒状部材13は、アルミニウム製押出形材によって形成されており、下端部は例えばプレス加工によって拡開テーパ部16と筒部17が形成されている。また、下部筒状部材15は、接続部11を形成する凸条部を一体に有するアルミニウム製押出形材にて形成されており、凸条部における接続部11以外の部分が切削され、また、下端部は例えばプレス加工によって拡径された挿入口12が形成されている。なお、接続部11は必ずしも下部筒状部材15と一体に形成する必要はなく、下部筒状部材15と別体に形成して、ろう付け接合するようにしてもよい。
上記のように構成されるレシーバタンク10を組み立てるには、まず、天地逆にして起立状態に設置された上部筒状部材13の嵌合部18にリングろう材50をセットすると共に、フラックスを塗布した状態で、嵌合部18の筒部17内に下部筒状部材15の下端部を挿入嵌合する。そして、例えばトーチろう付けによって下部筒状部材15と上部筒状部材13をろう付け接合する。このろう付けによって、ろう材は毛管現象によって下部筒状部材15と上部筒状部材13の嵌合部全周に渡って均一なろう付けが行われる。この際、上部筒状部材13と下部筒状部材15に合った温度条件に設定すればよい。上部筒状部材13と下部筒状部材15をろう付けした後、あるいは、下部筒状部材15と上部筒状部材13のろう付けの前に、上部筒状部材13の上端開口部にエンドキャップ14をろう付けする。
次に、下部筒状部材15の挿入口12から乾燥剤30を挿入すると共に、乾燥剤30の挿入に引き続いてフィルタ40を挿入し、フィルタ40を支持するように栓体20を挿入すると共に、挿入口12内に設けられた周溝19内にCリング22を係合させて、栓体20を気水密に嵌合固定する。
上記のようにして組み立てられたレシーバタンク10は、別の工程で一体ろう付けされたコンデンサ1に、流入管7及び流出管8を介して接続される。この際、車両の設置スペースを考慮して、レシーバタンク10は、ヘッダーパイプ2bの車両前後方向の適宜位置に配置することができる。このように、レシーバタンク10をヘッダーパイプ2bの車両前後方向に位置させることにより、車両の所定位置にコンデンサ1とレシーバタンク10を配置することができる。
なお、コンデンサ1とレシーバタンク10とはループ帯状の取付部材60によって連結されている。また、コンデンサ1のヘッダーパイプ2a,2bの上下位置には、熱交換器を例えば車両内に固定保持するための取付ブラケット61が装着されている。
<第2実施形態>
上記実施形態では、レシーバタンク10を構成する上部筒状部材13の下端部に拡開テーパ部16と筒部17とを有する嵌合部18を形成した場合について説明したが、下部筒状部材15の上端部に嵌合部18Aを形成し、上部筒状部材13の下端部をストレートの円筒状にしてもよい。すなわち、下部筒状部材15の上端部に先端(上端)に向かって拡開するテーパ部16Aを形成すると共に、拡開テーパ部16Aの先端に起立状に延在する筒部17Aを設けて嵌合部18Aを形成して、この嵌合部18Aの筒部17A内にリングろう材50を介して上部筒状部材13の下端部を嵌合し、ろう付け接合するようにしてもよい。
なお、第2実施形態において、その他の部分は第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
この発明に係るレシーバタンクを具備するパラレルフロー型熱交換器用の一例を示す正面図である。 図1の平面図である。 図1の側面図である。 この発明に係るレシーバタンクの第1実施形態を示す断面図(a)、(a)のI部拡大断面図(b)及び(a)のII部拡大断面図(c)である。 第1実施形態のレシーバタンクの要部の分解断面図である。 この発明に係るレシーバタンクの第2実施形態を示す断面図(a)及び(a)のIII部拡大断面図である。 第2実施形態のレシーバタンクの要部の分解断面図である。
符号の説明
1 コンデンサ(凝縮器)
2a,2b ヘッダーパイプ
3 熱交換管
4 コルゲートフィン
7 流入管
8 流出管
10 レシーバタンク
11 接続部
12 挿入口
13 上部筒状部材
14 エンドキャップ
15 下部筒状部材
16,16A 拡開テーパ部
17,17A 筒部
18,18A 嵌合部
19 周溝
20 栓体
21 Oリング
22 Cリング(係止部材)
30 乾燥剤
40 フィルタ
50 リングろう材
t1 下部筒状部材の肉厚
t2 上部筒状部材の肉厚

Claims (3)

  1. パラレルフロー型熱交換器に熱媒体の流入及び流出用配管を介して接続され、熱媒体中の水分を除去する乾燥剤と熱媒体中の不純物を濾過するフィルタとを具備するレシーバタンクであって、
    側部に上記配管の接続部を有すると共に、下端に上記乾燥剤及びフィルタの挿入口を有する下部筒状部材と、この下部筒状部材の上端に接合され、上端が閉塞される上部筒状部材とからなり、
    上記下部筒状部材に対して上記上部筒状部材の肉厚を薄く形成し、
    上記上部筒状部材の下端又は上記下部筒状部材の上端に、先端に向かって拡開テーパ部を有する嵌合部を形成し、
    上記嵌合部に介在されるろう材を介在して上記上部筒状部材と下部筒状部材とを嵌合すると共に、ろう付け接合してなる、ことを特徴とする熱交換器用レシーバタンク。
  2. 請求項1記載の熱交換器用レシーバタンクにおいて、
    上記嵌合部は、拡開テーパ部の先端に延在して、下部筒状部材の上端部又は上部筒状部材の下端部を嵌挿する筒部を有する、ことを特徴とする熱交換器用レシーバタンク。
  3. 請求項1又は2記載の熱交換器用レシーバタンクにおいて、
    上記上部筒状部材内から下部筒状部材の上部側に渡って乾燥剤を配設すると共に、下部筒状部材内にフィルタを配設し、かつ、下部筒状部材の挿入口部に上記フィルタを支持する栓体をシール部材を介して嵌合し、該栓体を挿入口部に係合される係止部材により固定してなり、
    上記下部筒状部材における上記フィルタより上方部位に熱媒体の流入口を設けると共に、フィルタの下部側近傍部位に熱媒体の流出口を設けてなる、ことを特徴とする熱交換器用レシーバタンク。
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