JPH09178299A - 受液部一体型凝縮器 - Google Patents

受液部一体型凝縮器

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JPH09178299A
JPH09178299A JP33712095A JP33712095A JPH09178299A JP H09178299 A JPH09178299 A JP H09178299A JP 33712095 A JP33712095 A JP 33712095A JP 33712095 A JP33712095 A JP 33712095A JP H09178299 A JPH09178299 A JP H09178299A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凝縮器、受液器、過冷却器を完全に一体化
し、部品点数、取付の手間を減少させ、かつ熱交換効率
を低下させることのない凝縮器を提供する。 【解決手段】 並列状に配置された複数本の偏平チュー
ブ2の両端が、間隔を開けて平行状に対向配置された一
対の中空ヘッダー5a、5bに連通接続されるととも
に、隣接チューブ間にフィン3が配置されてなる凝縮部
と、両ヘッダーの長さ方向の一端部が延設され、延設さ
れたヘッダー間に、複数本のチュ−ブ12が並列状に配
置されると共に、各チュ−ブの両端が前記延設された各
ヘッダ−に連通接続され、かつ隣接チューブ間にフィン
13が配置された受液部とを備える。受液部の冷媒流路
内に、濾過具17または乾燥剤18またはその両方が配
置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用の冷房
装置等の空気調和器に用いられる凝縮器に関し、より詳
細には、受液部を一体に有し、かつ過冷却器の機能をも
併せ持つ受液部一体型凝縮器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車等の冷房装置は、圧縮
機、凝縮器、受液器、減圧装置及び蒸発器等の各機器が
冷媒配管により接続されて構成されている。従来このよ
うな冷房装置を自動車等に取り付ける場合、各機器をば
らばらに車体に取り付けた後、冷媒配管で各機器を接続
していた。
【0003】また最近では、受液器と減圧装置の間に過
冷却器を設け、凝縮器で凝縮された液相冷媒を過冷却器
で更に冷却し、より温度の低い液相冷媒を作成して蒸発
器に送ることで冷房能力の向上を図ったり、冷媒回路中
で冷媒を濾過してごみ等の固形物を除去したり、乾燥剤
に通して冷媒中の水分を除去したりして、冷房能力の向
上を図る冷房装置が出現している。
【0004】以上のように、冷房装置に関する部品点数
は増加の傾向にあり、これに応じて各機器を車体に取り
付けるための取り付け部品や、各機器を接続するための
冷媒配管等の部品も増加する傾向にあった。また、部品
点数の増加にともない、取り付け作業や配管作業にかか
る工程も増加するため、部品コストや作業コストの低減
が課題となっていた。
【0005】そこで、凝縮器に受液器や過冷却器等を取
り付けて一体とし、部品点数と取り付け工程を減少さ
せ、コストの低減を図る試みがなされている。
【0006】例えば、所定長の偏平チュ−ブとフィンと
が交互配置に積層されると共に、前記チュ−ブの両端に
一対の中空ヘッダ−が連通接続されたマルチフロータイ
プの凝縮器に、同様にマルチフロータイプの過冷却器を
前記凝縮器のヘッダーの間隔と同じ間隔としてヘッダー
同士をそれぞれ接続して一体とし、凝縮器のヘッダーの
下端と過冷却器のヘッダーの上端を、該熱交換器の空気
入口側面に設けられた略三角形に曲成された細長いパイ
プ形状の受液器で連通状態に接続されると共に、該受液
器内部に乾燥剤を配置して、各機器を一体に接続した凝
縮器が特開平6−191262号公報に記載されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記構成の
凝縮器は、過冷却器に関しては完全に接合され一体とな
されているものの、その間に設けられた受液器は、熱交
換器の外部に別部品として取り付けられた態様となされ
ている。したがって、該受液器を凝縮器等に固定する部
品や、それぞれのヘッダーに接続するための部品等が必
要となるため、部品点数の減少が期待されるほど多くな
く、それぞれを取り付ける工程が必要であるため、コス
ト低減効果に乏しいものであった。
【0008】また、パイプ状の受液器は凝縮器や過冷却
器に通風される空気の流通を妨げる態様で取り付けられ
ているため、熱交換に寄与する空気流の圧力損失を招
き、凝縮器や過冷却器の熱交換効率が低下するという別
の問題も発生していた。
【0009】この発明は、上記課題に鑑みてなされたも
のであって、凝縮器、受液器、過冷却器を完全に一体化
し、部品点数及び取付の手間を減少させ、かつ、熱交換
効率を低下させることのない凝縮器を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る受液部一
体型凝縮器は、並列状に配置された複数本の偏平チュー
ブの両端が、間隔を開けて平行状に対向配置された一対
の中空ヘッダーに連通接続されるとともに、隣接チュー
ブ間にフィンが配置されてなる凝縮部と、前記両ヘッダ
ーの長さ方向の一端部が延設され、延設されたヘッダー
間に、複数本のチュ−ブが並列状に配置されると共に、
各チュ−ブの両端が前記延設された各ヘッダ−に連通接
続され、かつ隣接チューブ間にフィンが配置され、さら
に冷媒流路内に、濾過具または乾燥剤またはその両方が
配置されてなる受液部とを備えたことを特徴とするもの
である。
【0011】上記の構成によれば、ヘッダーを共有する
態様で凝縮部と受液部が一体化されているから、凝縮部
で液相となされた冷媒がヘッダーを通じて直接受液部に
流入し、かつ受液部はチューブとフィンを有して過冷却
部の機能をも有するため、凝縮器と過冷却器間を受液部
用接続部材で接続する必要はない。したがって、凝縮
器、受液器、過冷却器を接続する接続部材や冷媒配管等
の部品を削減できる他、凝縮器、受益器、過冷却器をそ
れぞれ別個に自動車の車体等に取り付ける必要がないた
め、取付部材等の部品も削減することができる。
【0012】また、凝縮部と受液部とは共通のヘッダー
で接続されているから、流通空気を妨げるような態様の
接続部品が必要ないため、凝縮器や過冷却器の熱交換効
率を高く維持することができる。
【0013】更にまた、受液部における少なくとも一方
のヘッダーの開口端部が、着脱自在なキャップ部材で閉
塞されてなる場合には、該受液部一体型凝縮器を製造す
る際やメンテナンスを施す際に、該キャップ部材を外す
ことによって極めて容易に濾過具や乾燥剤を受液部内に
挿入でき、また、取り出すことができるため、組み立て
作業やメンテナンス作業を簡略化することができる。
【0014】また、受液部におけるチューブとフィン
が、凝縮部におけるチューブとフィンと同一である場合
には、凝縮部と受液部との部品を共通化できるため、部
品コストの低減が図られる。
【0015】また、受液部におけるチューブが断面円形
であり、フィンが、チューブを挿通してチューブ長さ方
向に平行状に配置された複数枚のプレートフィンからな
るものである場合には、受液部内に液相冷媒をストック
する容量が大きくなり、作動状況によって液相冷媒が枯
渇するのを防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を、
自動車用の冷房装置に用いられる凝縮器に適用した場合
について、図面を参照しつつ説明する。
【0017】図1に示される凝縮器は、図示1点鎖線よ
り上側の凝縮部(1)と、下側の受液部(6)とからな
る。前記凝縮部(1)は、上下方向に向けて交互並列状
態に配置された偏平チューブ(2)とコルゲートフィン
(3)、最外側のコルゲートフィンを保護するサイドプ
レート(4)、そして偏平チューブ(2)の両端に連通
状態に接続される左右1対のヘッダー(5a)(5b)
で構成されている。一方、前記受液部(6)は、前記凝
縮部(1)より下方に延設されたヘッダー(5a)(5
b)、凝縮部(1)と同じ偏平チューブ(2)、コルゲ
ートフィン(3)、及びサイドプレート(4)で構成さ
れている。
【0018】前記偏平チューブ(2)は、アルミニウム
製の押出形材によるもので、内部が仕切り壁により複数
個の室に区画されて耐圧性能、伝熱性能が高められた、
いわゆるハモニカチューブが使用されている。なお、押
出形材によらず電縫管を用いても良い。
【0019】前記コルゲートフィン(3)は、偏平チュ
ーブ(2)と略同じ幅のシート材をコルゲート状に成形
されたものであり、熱交換効率を向上させるためルーバ
ーが切り起されている。このシート材として、ろう材層
がクラッドされたアルミニウムブレージングシートが使
用されている。
【0020】前記ヘッダー(5a)(5b)は、片面ま
たは両面にろう材層がクラッドされた1枚のアルミニウ
ムブレージングシートを両側縁部突き合わせ状態に曲成
することによりパイプ状となされたものであり、上端開
口部はアルミニウム製ヘッダーキャップ(7)によって
閉塞されている。また、ヘッダー(5a)(5b)の下
端開口部には、図2に詳しく示されるように、外周にね
じ山が刻設された筒状のアルミニウム製ブッシング(8
a)が一体に接合されるとともに、該ねじ山に、有底筒
状のアルミニウム製キャップ部材(8)がその内周面に
設けられたねじ溝を介して着脱自在に螺着されることに
よって、ヘッダー(5a)(5b)の下端開口部はキャ
ップ部材(8)によって閉塞されている。また、前記キ
ャップ部材(8)をブッシング(8a)に装着した状態
で、ヘッダー(5a)(5b)とキャップ部材(8)と
の液密性を確保できるように、ブッシング(8a)とキ
ャップ部材(8)の間にはOリング(8b)が設けられ
ている。
【0021】また、右ヘッダー(5a)には凝縮部
(1)から受液部(6)への冷媒の流通を遮断する態様
で仕切板(9a)が設けられている。これは、凝縮部
(1)で液相となされた冷媒を左ヘッダー(5b)へと
反転させるために設けられたものである。なお、凝縮部
(1)において、左ヘッダー(5b)内部にも仕切板
(9b)が設けられており、凝縮部(1)の内部におい
て、冷媒を蛇行状態に流通させ得るものとなされてい
る。また、左ヘッダー(5b)の上部周面には、凝縮部
(1)へ冷媒を流入させる冷媒入口管(10)が、右ヘ
ッダー(5a)の下部周面には、液状冷媒を受液部
(6)から流出させる冷媒出口管(11)がそれぞれ取
付けられている。
【0022】また、受液部(6)における左右両ヘッダ
ー(5a)(5b)の内部には、フィルター(17a)
やストレーナー(17b)等の濾過具(17)や乾燥剤
(18)が挿入されている。これらは、液状冷媒中に含
まれるごみ等の固形物や水分等を取り除き、蒸発器等の
熱交換効率を維持するために設けられるものである。
【0023】この実施の形態に係る熱交換器の製造は、
キャップ部材(8)以外の上記各構成部材を仮組状態に
組み立て、そしてこの組み立て体に一括ろう付を施すこ
とにより行われる。
【0024】即ち、所定本数の偏平チューブ(2)を凝
縮部(1)から受液部(6)に渡って等間隔に並列状態
に配置すると共に、凝縮部(1)及び受液部(6)にお
いて共用する一対のヘッダー(5a)(5b)に、偏平
チューブ(2)の両端部を所定深さまで挿入し仮組みす
る。また、ヘッダー(5a)(5b)の上端開口部にヘ
ッダーキャップ(7)、下端開口部にはブッシング(8
a)をそれぞれ組み付ける。そして隣接偏平チューブ
(2)の間及び最外側のチューブの外側にコルゲートフ
ィン(3)を配置すると共に、最外側のコルゲートフィ
ン(3)の外側にサイドプレート(4)を配置するとと
もに、入口管(10)、出口管(11)、仕切板(9
a)(9b)等を所定の場所に組み付ける。
【0025】こうして仮組した凝縮器組立体を加熱し
て、各部材同士を一括してろう付けする。その後フィル
ター(17a)、乾燥剤(18)、ストレーナー(17
b)を、ヘッダー(5)の下端開口部より受液部(6)
内に挿入し、キャップ部材(8)をブッシング(8a)
に螺着することにより、凝縮部(1)と受液部(6)を
一体に有する凝縮器の完成品を得る。
【0026】この凝縮器は、所定の冷媒回路内に組み込
まれて使用される。そして、凝縮器には圧縮器で圧縮さ
れた高温高圧の気相冷媒が、左ヘッダー(5b)に設け
られた入口管(10)より流入し、凝縮部(1)内を蛇
行しつつ流通する。そして、凝縮部(1)におけるチュ
ーブ(1)を流通する間に、外部空気と熱交換をするこ
とによって凝縮され、液相冷媒となる。次いで、該冷媒
は左ヘッダー(5a)の下部を通って受液部(6)に流
入したのち、受液部のチューブ(1)を通って右ヘッダ
ー(5a)へと至る。そして、チューブ(1)を通過す
る間に、更に外部空気と熱交換することによってより低
温となされたのち、出口管(11)より器外へと排出さ
れる。而して、液状冷媒が受液部(6)を通過する間
に、受液部(6)のヘッダー(5a)(5b)に収容さ
れたフィルター(17a)、ストレーナー(17b)に
よりごみなどの異物や固形物が除去されるとともに、乾
燥剤(18)により乾燥され水分が除去される。
【0027】また、上記濾過具(17)や乾燥剤(1
8)が性能劣化した場合には、キャップ部材(8)をブ
ッシング(8)から取り外すことにより、新たなものと
交換すれば良い。
【0028】図3、図4はこの発明の他の実施の形態を
示すものである。なお、図1、図2に示した実施の形態
と同一名称の部材には同一符号を付し、同一態様で構成
されている部分は説明を省略する。
【0029】図3に示すように、一点鎖線より上部の凝
縮部(1)は図1、図2の実施の形態とまったく同様で
ある。また、下部の受液部(6)は、凝縮部(1)より
下方に延設されたヘッダー(5a)(5b)、上下に並
列状に配置され、両端を前記左右のヘッダー(5b)
(5a)に連通状態に接続された断面円形のチューブ
(12)、及びこれらチューブ(12)が挿通し、垂直
状配置でチューブの長さ方向に等間隔で平行状に配置さ
れた複数枚の板状のプレートフィン(13)で構成され
ている。また、この実施の形態では、右ヘッダー(5
a)にはストレーナー(17b)のみを配し、左ヘッダ
ー(5b)にはフィルター(17a)、ストレーナー
(17b)、乾燥剤(18)が配置されている。さら
に、チューブ(12)内にも乾燥剤が収容されている。
【0030】前記断面円形のチューブ(12)は、アル
ミニウム製の押出形材によって製作されている。このよ
うな断面円形のチューブ(12)を受液部(6)に採用
することによって、受液部(6)内部に保持し得る液相
冷媒の量を増加させることができ、冷房運転等の状況に
よっては生じることのある液相冷媒の枯渇を防止するこ
とができる。
【0031】前記プレートフィン(13)は、凝縮部
(1)における偏平チューブ(2)と略同じ幅を有した
ブレージングシートからなり、上下各段のチューブ(1
2)を厚さ方向に挿通し得るように、上下方向に複数個
の挿通孔が設けられたものである。
【0032】また、この実施の形態では右ヘッダー(5
a)の下端開口部に、周面にねじ部を有する筒状のブッ
シング(8a)が接合されるとともに、一端近傍にフラ
ンジ(16)が設けられた冷媒出口管(15)が、ブッ
ジンク(8a)との間にOリング(8b)を介在させた
状態で、先端をブッシング(8a)を貫通して右ヘッダ
ー(5a)の下端開口部まで延出せしめられている。そ
して、筒状のキャップ部材(8)の底部を冷媒出口管
(15)に挿通し、かつキャップ部材の内周面のねじ部
をブッシング(8a)のねじ部に螺合前進させることに
よって、フランジ(15a)がOリング(8b)をブッ
シング(8a)の方向に押圧し、もって冷媒出口管(1
5)が受液部(6)におけるヘッダー(5a)の下端開
口部に密着状態に接続され得るようになされている。
【0033】上記の接続方法を採用することによって、
冷媒出口管(15)の接続とヘッダー(5a)の閉塞を
同時に実現することができるため、部品点数を削減する
ことができ、冷媒出口管(15)の受液部(6)への取
り付けも簡便に行えるため、取り付け作業の負担軽減に
も寄与することができる。
【0034】図3及び4に示した凝縮器の製造は、図1
及び図2に示した凝縮器と同様の方法で製造され、使用
方法も同様である。
【0035】なお、この発明は以上の実施形態に限定さ
れるわけではなく、例えば、受液部(6)に用いられる
チューブは、ハモニカチューブや断面円形のものに限定
されることはなく、任意の断面形状を採用でき、また、
濾過具(17)、乾燥剤(18)の配置の組み合わせ等
も任意に採用し得る。
【0036】
【発明の効果】この発明は上述の次第で、並列状に配置
された複数本の偏平チューブの両端が、間隔を開けて平
行状に対向配置された一対の中空ヘッダーに連通接続さ
れるとともに、隣接チューブ間にフィンが配置されてな
る凝縮部と、前記両ヘッダーの長さ方向の一端部が延設
され、延設されたヘッダー間に、複数本のチュ−ブが並
列状に配置されると共に、各チュ−ブの両端が前記延設
された各ヘッダ−に連通接続され、かつ隣接チューブ間
にフィンが配置され、さらに冷媒流路内に、濾過具また
は乾燥剤またはその両方が配置されてなる受液部とを備
えたことを特徴とするものであるから、凝縮部で液相と
なされた冷媒がヘッダーを通じて直接受液部に流入し、
かつ受液部はチューブとフィンを有して過冷却部の機能
をも有するため、凝縮器と過冷却器間を受液部用接続部
材で接続する必要はない。したがって、凝縮器、受液
器、過冷却器を接続する接続部材や冷媒配管等の部品を
削減できる他、凝縮器、受益器、過冷却器をそれぞれ別
個に自動車の車体等に取り付ける必要がないため、取付
部材等の部品も削減することができる。したがって、部
品等にかかるコストを低減させることができ、更に、そ
れらを取り付ける手間が不要となるため、製造コストも
低減することができる。
【0037】また、凝縮部と受液部とは共通のヘッダー
で接続されているから、流通空気を妨げるような態様の
接続部品が必要ないため、凝縮器や過冷却器の熱交換効
率を高く維持することができる。
【0038】更にまた、受液部における少なくとも一方
のヘッダーの開口端部が、着脱自在なキャップ部材で閉
塞されてなる場合には、該受液部一体型凝縮器を製造す
る際やメンテナンスを施す際に、該キャップ部材を外す
ことによって極めて容易に濾過具や乾燥剤を受液部内に
挿入でき、また、取り出すことができるため、組み立て
作業やメンテナンス作業を簡略化することができる。
【0039】また、受液部におけるチューブとフィン
が、凝縮部におけるチューブとフィンと同一である場合
には、凝縮部と受液部との部品を共通化できるため、部
品コストの低減を図ることができる。
【0040】また、受液部におけるチューブが断面円形
であり、フィンが、チューブを挿通してチューブ長さ方
向に平行状に配置された複数枚のプレートフィンからな
るものである場合には、受液部内に液相冷媒をストック
する容量を大きくでき、作動状況によって液相冷媒が枯
渇するのを防止することができる。しかも、チューブ内
にも乾燥剤等を配置することができるから、除湿機能、
異物除去機能を益々高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)はこの発明の一実施の形態に係る凝縮
器の一部を切り欠いて示した正面図、(b)は同じく側
面図である。
【図2】 図1の凝縮器の右側ヘッダー下端部を拡大
し、一部を切り欠いて示した正面図である。
【図3】 (a)は、この発明の他の実施の形態に係る
凝縮器の一部を切り欠いて示した正面図、(b)は同じ
く側面図である。
【図4】 図3の凝縮器の右側ヘッダー下端部を拡大
し、一部を切り欠いて示した正面図である。
【符号の説明】
1…凝縮部 2…偏平チューブ 3…フィン 5a,5b …ヘッダー 6…受液部 8…キャップ部材 17…濾過具 18…乾燥剤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列状に配置された複数本の偏平チュー
    ブ(2)の両端が、間隔を開けて平行状に対向配置され
    た一対の中空ヘッダー(5a)(5b)に連通接続され
    るとともに、隣接チューブ間にフィン(3)が配置され
    てなる凝縮部(1)と、 前記両ヘッダー(5a)(5b)の長さ方向の一端部が
    延設され、延設されたヘッダー間に、複数本のチュ−ブ
    (12)が並列状に配置されると共に、各チュ−ブの両
    端が前記延設された各ヘッダ−に連通接続され、かつ隣
    接チューブ間にフィン(13)が配置され、さらに冷媒
    流路内に、濾過具(17)または乾燥剤(18)または
    その両方が配置されてなる受液部(6)とを備えたこと
    を特徴とする受液部一体型凝縮器。
  2. 【請求項2】 受液部(6)における少なくとも一方の
    ヘッダー(5a)(5b)の開口端部が、着脱自在なキ
    ャップ部材(8)で閉塞されてなる請求項1に記載の受
    液部一体型凝縮器。
  3. 【請求項3】 受液部(6)におけるチューブ(12)
    及びフィン(13)が、凝縮部(1)におけるチューブ
    (2)及びフィン(3)と同一である請求項1または2
    に記載の受液部一体型凝縮器。
  4. 【請求項4】 受液部(6)におけるチューブ(12)
    が断面円形であり、フィン(13)が、チューブ(1
    2)を挿通してチューブ長さ方向に平行状に配置された
    複数枚のプレートフィンからなるものである請求項1ま
    たは2に記載の受液部一体型凝縮器。
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