JP2002121940A - 錠監視装置 - Google Patents

錠監視装置

Info

Publication number
JP2002121940A
JP2002121940A JP2000315675A JP2000315675A JP2002121940A JP 2002121940 A JP2002121940 A JP 2002121940A JP 2000315675 A JP2000315675 A JP 2000315675A JP 2000315675 A JP2000315675 A JP 2000315675A JP 2002121940 A JP2002121940 A JP 2002121940A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alarm
lock
unlocking
signal
sound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000315675A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Shimado
孝明 島戸
Kenji Iio
謙二 飯尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KI DENSHI KK
Original Assignee
KI DENSHI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KI DENSHI KK filed Critical KI DENSHI KK
Priority to JP2000315675A priority Critical patent/JP2002121940A/ja
Publication of JP2002121940A publication Critical patent/JP2002121940A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設の錠を改造することなく、ドアの外側か
ら異常な方法で解錠したことを検知して警報を発生し、
ピッキング等の犯罪防止に有効な錠監視装置を提供す
る。 【解決手段】 ドア11の屋内側に制御装置本体12を
取付けて使用し、制御装置本体12には、手動切替えレ
バー16の施錠及び解錠位置を、外部から無接触で検知
して施錠信号S1又は解錠信号S2を出力するレバー位
置検知手段17と、施錠状態にある錠13が解錠され、
手動切替えレバー16がそのままの状態を所定時間保持
されることによって警報信号を発する解錠動作異常検知
部18と、解錠動作異常検知部18の出力によって警報
音を発する警報発生部19とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドア等に設けられ
た錠の手動切替えレバーの施錠及び解錠位置を検知し
て、屋外側からの解錠動作が、例えばピッキング等によ
って解錠されるような異常である時に警報を発する錠監
視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、ドアの錠を特殊加工した金属工具
(ピッキング工具)によってこじ開けるピッキングと言
われる空き巣狙いが多発して、しかも被害は金品だけで
はなく、中には部屋の利用者と鉢合わせした窃盗犯が居
直り、凶悪犯罪事件に発展することが少なくない。従
来、ピッキングとは、鍵の専門家が非常時に鍵なしで錠
をあける技術であるが、これを悪用したピッキング専門
の窃盗犯が急増している。このような問題に対処するた
めに、例えば、特開平06−317050号公報や特開
平09−158557号公報に開示されているように、
錠自体の内部構造を複雑にしてピッキング工具によって
簡単に解錠できないようにしたり、鍵穴を屈曲した構造
にして、ピッキングによる不正解錠を防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のピッキングによる不正解錠の防止方法では、錠の構
造が複雑で高価となるという問題があった。また、既設
のドアの錠について全て構造を変更したものに取り替え
るのには多くの費用と時間がかかり、しかも、ピッキン
グ技術が進んで、構造を変更した複雑な錠でもピッキン
グが不可能であるとは限らないという不安が残る等の問
題があった。本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、既設の錠を改造することなく、ドアの外側から
異常な方法で解錠したことを検知して警報を発生し、ピ
ッキング等の犯罪防止に有効な錠監視装置を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明に
係る錠監視装置は、ドアの屋内側に制御装置本体を取付
けて使用し、ドアに設けられた錠を回動する手動切替え
レバーの施錠及び解錠位置を検知して、屋外側からの解
錠動作が異常である時に警報を発する錠監視装置であっ
て、制御装置本体には、手動切替えレバーの施錠及び解
錠位置を、外部から無接触で検知して施錠又は解錠信号
を出力するレバー位置検知手段と、施錠状態にある錠が
解錠され、手動切替えレバーがそのままの状態を所定時
間保持されることによって警報信号を発する解錠動作異
常検知部と、解錠動作異常検知部の出力によって警報音
を発する警報発生部とを有する。
【0005】これにより、ピッキング工具によりドアの
外側から錠を施錠状態から解錠状態にすると、手動切替
えレバーが施錠位置から解錠位置に回動する。この状態
でドアは開放可能な状態となるが、レバー位置検知手段
は手動切替えレバーの解錠位置を検出して解錠信号を出
力する。手動切替えレバーがそのまま解錠の状態を所定
時間、例えば1〜3秒程度保持されると、解錠信号によ
って解錠動作異常検知部が動作し、解錠動作異常検知部
の出力によって警報発生部から周囲に聞こえるような大
きな警報音を発し、侵入者を威嚇すると共に周囲に異常
解錠されたことを通報することができる。ところで、正
常な鍵を使用せず、ピッキング工具によって錠を解錠状
態にするとき、ピッキング工具によって直ちに、すなわ
ち1〜3秒程度の間に解錠状態から施錠状態に戻すこと
は不可能に近い。正常な鍵を使用して錠を解錠状態にす
るときには、簡単に施錠状態と解錠状態を短時間に切り
換えることができるので、所定時間、例えば1〜3秒程
度の間に施錠・解錠動作を鍵によって行ったときには、
解錠動作異常検知部が動作しないようにすることによっ
て、解錠動作を行った後、警報音を発生させないように
することができる。
【0006】本発明に係る錠監視装置において、制御装
置本体は、手動切替えレバーの屋内側からの操作を検知
する屋内操作検知手段を備え、屋内操作検知手段が動作
した場合には、解錠動作異常検知部からの警報信号又は
警報発生部からの警報音の発生を停止するようにしても
よい。この場合、例えば部屋の利用者が外出するような
ときに、ドアの内側から手動切替えレバーを指で摘んで
解錠動作をすると、手動切替えレバーを摘んだ指を、例
えば光電素子を使用した非接触センサー等からなる屋内
操作検知手段によって検出して、ピッキングによらない
正常な解錠動作として解錠動作異常検知部からの警報信
号又は警報発生部からの警報音の発生を停止し、手動切
替えレバーを指で回動させたときの解錠動作を、ピッキ
ングによる異常な解錠動作とは区別することができる。
なお、このとき、正常な解錠動作によって解錠状態にな
ったことをレバー位置検出手段が検知したときに、警報
音より小さい音量の案内音を警報発生部から発生させる
ことにより、解錠状態が継続していることを知らせるこ
とができる。
【0007】本発明に係る錠監視装置において、制御装
置本体は、レバー位置検知手段が施錠状態を確認した場
合に施錠確認音を発するようにしてもよい。この場合、
例えば部屋の利用者が外出するためにドアの外側から鍵
によって施錠する場合、あるいは部屋に入ってから手動
切替えレバーを回動して施錠する場合に、レバー位置検
知手段が施錠状態を確認して、例えば設定したメロディ
のような警報音とは異なる施錠確認音を発するので、確
実に施錠したことを確認できる。したがって、無意識に
施錠しても外出してから、あるいは部屋に入ってから施
錠したかどうか不安になることがあるが、施錠したとき
に施錠確認音を聴くことによって明確に施錠したことを
意識することができ、施錠忘れすることがなくなる。ま
た、例えば外出するときに施錠するのを忘れて、ドアか
ら離れた程度の時間のときには、解錠状態が続いて案内
音が鳴り、解錠状態であることを感知できるので、鍵に
よる施錠をしなければならないことに気がつくことにな
る。
【0008】本発明に係る錠監視装置において、更に、
警報発生部からの警報音又は警報音とは異なる別の警報
信号を受けて、警報を発する中継警報装置が制御装置本
体とは別に備えられていてもよい。この場合、ドアの内
側の手動切替えレバーの近傍に取付けた制御装置本体
に、レバー位置検知手段からの信号を受けて施錠状態を
示す施錠信号、所定時間の間に施錠・解錠動作を鍵によ
って行ったときに、解錠動作異常検知部が動作しないよ
うにする正常解錠信号及び施錠状態にある錠が解錠さ
れ、手動切替えレバーがそのままの状態を所定時間保持
されることによって警報を発する警報信号を、例えば電
波あるいは光などの非接触通信手段によって発信する信
号発信部を設けておく。また、ドアの位置から離れた部
屋等には制御装置本体とは分離されて設置できる中継警
報装置を設け、中継警報装置には信号発信部から発信さ
れた信号を受信する信号受信部を設け、信号受信部によ
って受けた警報信号によって警報音を発する中継警報発
生部とを設けておく。したがって、ピッキングによる異
常解錠があった場合に、ドアから離れた部屋等でも、ド
アに設けられた制御装置本体の信号発信部から発信され
る警報信号を介して中継警報装置の中継警報発生部から
発生される警報音を聞いてピッキング動作を感知するこ
とができ、直ちに犯罪防止の処置をとることができる。
【0009】本発明に係る錠監視装置において、中継警
報装置は、屋内に侵入者や家人が居るのを検知する人検
知センサーを有し、更に、屋外側からの解錠時に手動切
替えレバーが解錠状態となって所定時間内に施錠状態と
なり、次に解錠状態となったことを確認して、屋内側の
照明を含む電気機器をオンにする出力を発し、解錠され
た錠が施錠状態となり、しかも人検知センサーが無人で
あることを検知して、照明を含む電気機器をオフにする
出力を発し、しかも侵入者を検知して警報信号を発生す
る機器コントロール部を有してもよい。この場合、中継
警報装置の機器コントロール部は、制御装置本体に設け
たレバー位置検知手段及び解錠動作異常検知部からの信
号(施錠信号、正常解錠信号、警報信号)と、例えばテ
レビカメラの映像を解析して人を感知する人検知センサ
ーからの信号とを受けて動作するようにしておき、例え
ば部屋の利用者が帰宅して正常解錠動作が行われたと
き、周囲が暗いときには利用者が部屋に入る前に、機器
コントロール部により部屋の照明を点灯させて、安全に
部屋に入れるようにすることができる。なお、照明ばか
りではなく、ラジオやテレビジョン等家電製品を、利用
者が部屋に入る前にオン状態となるようにすることがで
きる。また、例えば部屋の利用者が外出するとき、解錠
された錠が鍵によって施錠状態となり、レバー位置検知
手段からの施錠信号を受信し、しかも人検知センサーが
無人であることを検知すると、機器コントロール部は照
明等の電気機器をオフにして、自動的に消灯させて照明
の消し忘れがないようにするなど、節電効果をもたせる
ことができる。また、施錠状態(外出)のとき、人検知
センサーが動作することにより、検知した人が侵入者で
あると判断して警報を発生することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1(A)、(B)、
(C)はそれぞれ本発明の一実施の形態に係る錠監視装
置の側面図、同錠監視装置の手動切替えレバーの施錠状
態を示す正面図、同錠監視装置の手動切替えレバーの解
錠状態を示す正面図、図2は同錠監視装置の構成図であ
る。
【0011】図1(A)に示すように、本発明の一実施
の形態に係る錠監視装置10は、ドア11の屋内側に、
例えば鋼板製の強固な箱状のケース12Aに収納した制
御装置本体12を取付けて使用し、ドア11に設けられ
た錠13の鍵14によって回動される回動部15を屋内
側で回動する手動切替えレバー16の施錠位置(図1
(B)参照)及び解錠位置(図1(C)参照)を検知し
て、屋外側からの解錠動作が異常である時に警報を発す
るものである。すなわち、図2に示すように、制御装置
本体12には、手動切替えレバー16の外部から、例え
ば発光素子から赤外線等の光線を発光させて手動切替え
レバー16に照射し、手動切替えレバー16からの反射
光を受光素子によって受光して、手動切替えレバー16
の施錠及び解錠の位置を、無接触で検知して施錠信号S
1又は解錠信号S2を出力するレバー位置検知手段17
を設けている。
【0012】また、制御装置本体12にはレバー位置検
知手段17が出力する解錠状態を示す解錠信号S2を受
信する解錠動作異常検知部18と、例えば警報ブザーを
備えた警報発生部19とを設け、解錠動作異常検知部1
8が解錠信号S2を受信したときに案内信号S3を出力
し、案内信号S3によって警報発生部19から、例えば
断続的な短鳴音(一例として0.01秒鳴って0.5秒
停止することを繰り返すピッ、ピッ、ピッという音)か
らなる案内音を発生させるようにしている。そして、手
動切替えレバー16がそのままの解錠状態を所定時間、
例えば1〜3秒間保持されたことをタイマー20によっ
て確認した後、解錠動作異常検知部18から警報信号S
4を警報発生部19に送信し、案内音より大きい音量で
長いピッチの警報音(例えば3秒鳴って1秒停止するこ
とを繰り返す周囲に不快感を与えるようなビー、ビー、
ビーという音)を警報発生部19から発生させるように
している。なお、解錠動作異常検知部18又は警報発生
部19にリセットスイッチを設けておいて、リセットス
イッチを操作することにより警報音を停止するようにす
るか、設定した時間後、例えば30分〜1時間程度の後
に警報音が自動的に停止するようにしてもよい
【0013】また、制御装置本体12には、手動切替え
レバー16を屋内側から指や掌等の人体部分21によっ
て操作したことを、例えば発光素子から赤外線等の光線
を発光させて人体部分21に照射し、人体部分21から
の反射光を受光素子によって受光して、無接触で検知す
る屋内操作検知手段22を備え、屋内操作検知手段22
が動作した場合には、解錠動作異常検知部18からの警
報信号S4又は警報発生部19からの警報音の発生を停
止する不作動信号S5を解錠動作異常検知部18に送信
し、警報発生部19から警報音を発生しないようにし、
解錠信号S2によって発生する案内音のみが所定時間発
生するようにしている。更に、制御装置本体12には、
施錠音発生部23を設け、レバー位置検知手段17が施
錠状態を確認した場合に、例えば利用者が外出したもの
として警備を開始する外出モードとなる施錠信号S1に
よって施錠音発生部23から、例えば設定されたメロデ
ィからなる施錠確認音をタイマー24の動作によって所
定時間、例えば3〜10秒間程度発生するようにしてい
る。また、解錠動作異常検知部18は、レバー位置検知
手段17からの所定時間、例えば1〜3秒の間に施錠・
解錠動作を鍵14によって行ったときに、正常な解錠動
作であると判断して解錠動作異常検知部18が動作しな
いようにする警備を解除する在宅モードとなる正常解錠
信号S6を発生するようにしている。
【0014】また、制御装置本体12には、レバー位置
検知手段17からの施錠信号S1(外出モード)と、解
錠動作異常検知部18からの正常解錠信号S6(在宅モ
ード)及び警報信号S4とを、例えば電波あるいは光な
どの非接触通信信号S7によって発信する信号発信部2
5を設けている。また、制御装置本体12には、制御装
置本体12の内部に設けられた各要素に電力を供給す
る、例えば乾電池を利用した電源部26を設けている。
また、制御装置本体12とは別に分離して設置可能な中
継警報装置27を、例えば玄関から離れた部屋の中に設
けている。中継警報装置27には、非接触通信信号S7
を介して発信された施錠信号S1、信号発信部25から
の警報信号S4(警報発生部19からの警報音とは異な
る)及び正常解錠信号S6を受信する信号受信部28を
設けている。更に信号受信部28の出力に応じて警報音
を発生する例えば警報ブザーを有する中継警報発生部2
9や照明器具、テレビジョン等の電気機器30を制御す
る機器コントロール部31と、例えばテレビカメラの映
像を解析して屋内に人が居るのを検知する人検知センサ
ー32と、中継警報装置27内の各要素に電力を供給す
る電源部33とを設けている。
【0015】ここで、本発明の一実施の形態に係る錠監
視装置10の動作について説明する。先ず、錠13が施
錠状態にあるときに、例えばピッキング工具によりドア
11の外側から錠13を解錠状態にすると、手動切替え
レバー16が施錠の位置から解錠の位置に回動する。こ
の状態でドア11は開放可能な状態となり、レバー位置
検知手段17は手動切替えレバー16の解錠の位置を検
出して解錠信号S2を出力し、解錠信号S2を受けた解
錠動作異常検知部18は案内信号S3により警報発生部
19から案内音を発生させる。手動切替えレバー16が
そのまま解錠の状態を所定時間、例えば1〜3秒程度保
持されると、解錠動作異常検知部18が異常解錠状態で
あると判断し、解錠動作異常検知部18から警報信号S
4を出力して警報発生部19から警報音を発生する。こ
れにより、ピッキングによって屋内に入ろうとする侵入
者を威嚇すると共に周囲に異常解錠されたことを通報す
ることができる。
【0016】また、ピッキングによる異常解錠があった
場合に、ドア11から離れた部屋等でも、ドア11に設
けられた制御装置本体12の信号発信部25から発信さ
れる非接触通信信号S7を介して中継警報装置27の中
継警報発生部29から発信される警報音を聞いてピッキ
ング動作を感知することができ、直ちに犯罪防止の処置
をとることができる。一方、正常な鍵14を使用して錠
13を解錠状態にするときには、最初は解錠信号S2に
よって案内信号S3により警報発生部19から案内音を
発生するが、簡単に施錠状態と解錠状態を短時間に切り
換えることができるので、所定時間、例えば1〜3秒程
度の間に施錠・解錠動作を鍵14によって行ったときに
は、解錠動作異常検知部18が正常解錠動作と判断して
正常解錠信号S6を発生させ、警報信号S4を発生しな
いようにすることによって、解錠動作を行った後は、例
えば10秒程度の間案内音が発生したあと、案内音と警
報音の両方が鳴っていない平常状態となる。このとき、
利用者が部屋に入った後に解錠状態にあるときには、案
内音を聴くことになるので、手動切替えレバー16よっ
て常に施錠する習慣を付けて安全を確保することができ
る。
【0017】また、例えば部屋の利用者が外出するため
に、ドア11の内側から手動切替えレバー16を指で摘
んで解錠動作をすると、手動切替えレバー16を摘んだ
指等の人体部分21を、非接触センサーからなる屋内操
作検知手段22によって検出して、ピッキングによらな
い正常な解錠動作として不作動信号S5を解錠動作異常
検知部18に送信し、警報発生部19から警報音を発生
させない。しかし、手動切替えレバー16が解錠状態に
なっているので、解錠信号S2により警報発生部19か
ら案内音が発生する。また、例えば部屋の利用者が外出
するためにドア11の外側から鍵14によって施錠する
場合、あるいは部屋に入ってから手動切替えレバー16
を回動して施錠する場合には、レバー位置検知手段17
が施錠状態を確認して、警備開始モードとなる施錠信号
S1によって施錠音発生部23から、例えば設定したメ
ロディのような警報音とは異なる施錠確認音を発するの
で、確実に施錠したことを確認でき、施錠忘れすること
がなくなる。もし、ここで鍵14による施錠を忘れた
ら、解錠状態が続いて案内音が鳴るので、施錠しなけれ
ばならないことに気が付き、施錠忘れを防止することが
できる。
【0018】更に、例えば部屋の利用者が帰宅して鍵1
4により正常解錠動作(解錠・施錠・解錠動作)が行わ
れ、周囲が暗いときには、機器コントロール部31から
利用者が部屋に入る前に、電気機器30の一例である部
屋の照明を点灯させて、安全に部屋に入れるようにする
ことができる。なお、この場合、照明ばかりではなく、
ラジオやテレビジョン等の電気機器30をオン状態とす
ることができる。また、例えば部屋の利用者が外出する
とき、解錠された錠13が鍵14によって施錠状態とな
り、レバー位置検知手段17からの施錠信号S1を受け
て信号発信部25が非接触通信信号S7を発信し、施錠
信号S1に応じたじた非接触通信信号S7を受けた信号
受信部28から施錠信号S1を機器コントロール部31
が受信し、しかも人検知センサー32が部屋の中が無人
であることを検知すると、機器コントロール部31は照
明をオフにして、自動的に消灯させ、照明の消し忘れが
ないようにすることができる。また、家人等の利用者が
外出したときに鍵14によって施錠すると、警備開始モ
ードとなり、例えば窓を破って人が侵入した場合には、
人検知センサー32が作動して機器コントロール部31
により中継警報発生部29から警報音を発生させ、侵入
者を威嚇することができる。
【0019】以上、本発明を一実施の形態について説明
してきたが、本発明は、何ら前記の実施の形態に記載の
構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載
されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形
態や変形例も含むものである。例えば、前記実施の形態
ではレバー位置検知手段17及び屋内操作検知手段22
は光電素子を利用した非接触センサーを用いた例につい
て説明したが、音波、電磁波、静電容量、熱線等を利用
した非接触センサーを用いてもよい。また、施錠音発生
部23から発生する施錠確認音は、前記実施の形態で説
明したメロディのような警報音とは異なる、例えば警報
音より音量の小さい断続音や継続音としてもよい。ま
た、前記実施の形態では施錠信号S1によって施錠音発
生部23から施錠確認音を発生するようにした例につい
て説明したが、施錠信号S1によって警報発生部19か
ら案内音や警報音とは異なる音からなる施錠確認音を発
生させ、施錠音発生部23を省略してもよい。また、前
記実施の形態では、中継警報装置27は非接触通信信号
S7を信号受信部28によって受信して警報を発生する
ようにしていたが、制御装置本体12の警報発生部19
からの警報音を、例えばマイクロホン等によって受けて
警報を発生するようにしてもよい。
【0020】また、前記実施の形態では中継警報装置2
7を部屋の中に設けた例について説明したが、中継警報
装置27をマンションや事務所の管理人室にも設けて、
設置場所の利用者が留守の場合でもピッキング等の異常
解錠動作や侵入者が発生したことを管理人等が感知でき
るようにしてもよい。更に、中継警報装置27の中に携
帯電話器等の小型電話機を設置しておき、中継警報装置
27に設けた機器コントロール部31に、携帯電話の入
出力スイッチと利用者が常時携帯している携帯電話の電
話番号に通話する選択スイッチとを動作させるスイッチ
動作機構を設けておいてもよい。この場合、外出時に警
報信号S4が機器コントロール部31に入力されたとき
に、入出力スイッチと選択スイッチとを動作させて、ピ
ッキングや侵入者の発生によって中継警報発生部29か
ら発生する警報音を外出中の利用者に通報し、所定時間
(例えば10〜30秒間)後に入出力スイッチを動作さ
せて携帯電話の発信を停止させるようにしておく。これ
により、利用者が外出中でもピッキング等の異常動作を
感知することができる。なお、制御装置本体はコンパク
トにまとめることができるので、玄関のドアあるいは錠
の中に内蔵するも可能である。また、鍵による施錠を確
認できる構造をもった在室確認錠と制御装置本体とを連
動させて、前記実施の形態と同様の動作をさせることも
可能である。
【0021】
【発明の効果】請求項1〜5記載の錠監視装置において
は、ドアの屋内側に制御装置本体を取付けて使用し、制
御装置本体には、手動切替えレバーの施錠及び解錠位置
を、外部から無接触で検知して施錠又は解錠信号を出力
するレバー位置検知手段と、施錠状態にある錠が解錠さ
れ、手動切替えレバーがそのままの状態を所定時間保持
されることによって警報信号を発する解錠動作異常検知
部と、解錠動作異常検知部の出力によって警報音を発す
る警報発生部とを有するので、例えばピッキング工具に
よりドアの外側から錠を施錠状態から解錠状態にして所
定時間保持すると、解錠動作異常検知部が動作し、解錠
動作異常検知部の出力によって警報発生部から警報音を
発し、侵入者を威嚇すると共に周囲に異常解錠されたこ
とを通報し、犯罪を予防することができる。また、既設
の錠を改造する必要もない。
【0022】特に、請求項2記載の錠監視装置において
は、制御装置本体には、手動切替えレバーの屋内側から
の操作を検知する屋内操作検知手段を備え、屋内操作検
知手段が動作した場合には、解錠動作異常検知部からの
警報信号又は警報発生部からの警報音の発生を停止する
ようにしているので、例えば部屋の利用者が外出するよ
うなときには、ピッキングによらない正常な解錠動作と
して解錠動作異常検知部又は警報発生部からの警報の発
生を停止し、正常な解錠動作をピッキングによる異常な
解錠動作とは区別することができる。請求項3記載の錠
監視装置においては、制御装置本体は、レバー位置検知
手段が施錠状態を確認した場合に施錠確認音を発するよ
うにしているので、例えば部屋の利用者が外出するため
にドアの外側から鍵によって施錠する場合、あるいは部
屋に入ってから手動切替えレバーを回動して施錠する場
合に、施錠確認音を聴くことによって明確に施錠したこ
とを意識することができ、施錠忘れすることがなくな
る。
【0023】請求項4記載の錠監視装置においては、更
に、警報発生部からの警報又は警報とは異なる別の警報
信号を受けて、警報を発する中継警報装置を制御装置本
体とは別に備えているので、ピッキングによる異常解錠
があった場合に、ドアから離れた部屋等でも、ドアに設
けられた制御装置本体の信号発信部から発信される警報
信号を介して中継警報装置の中継警報発生部から発生さ
れる警報音を聞いてピッキング動作を感知することがで
き、直ちに犯罪防止の処置をとることができる。
【0024】請求項5記載の錠監視装置においては、中
継警報装置には、屋内に人が居るのを検知する人検知セ
ンサーがあり、更に、屋外側からの解錠時に手動切替え
レバーが解錠状態となって所定時間内に施錠状態とな
り、次に解錠状態となったことを確認して、屋内側の照
明を含む電気機器をオンにする出力を発し、解錠された
錠が施錠状態となり、しかも人検知センサーが無人であ
ることを検知して、照明を含む電気機器をオフにする出
力を発する機器コントロール部を有しているので、例え
ば部屋の利用者が帰宅して正常解錠動作が行われたとき
には、所定時間後に機器コントロール部から周囲が暗い
とき、利用者が部屋に入る前に部屋の照明を点灯させ
て、安全に部屋に入れるようにすることができる。ま
た、例えば部屋の利用者が外出するときには、機器コン
トロール部は照明をオフにして、自動的に消灯させ、照
明の消し忘れがないようにし、侵入者の検知により警報
を発すると共に、中継警報装置の連動により、鍵の操作
一つで生活リズムに同調したセキュリティシステムが配
線工事不要で構築できる効果があり、一般家庭に限ら
ず、小事務所等広く犯罪防止や節電に利用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)、(C)はそれぞれ本発明の一
実施の形態に係る錠監視装置の側面図、同錠監視装置の
手動切替えレバーの施錠状態を示す正面図、同錠監視装
置の手動切替えレバーの解錠状態を示す正面図である。
【図2】同錠監視装置の構成図である。
【符号の説明】
10:錠監視装置、11:ドア、12:制御装置本体、
12A:ケース、13:錠、14:鍵、15:回動部、
16:手動切替えレバー、17:レバー位置検知手段、
18:解錠動作異常検知部、19:警報発生部、20:
タイマー、21:人体部分、22:屋内操作検知手段、
23:施錠音発生部、24:タイマー、25:信号発信
部、26:電源部、27:中継警報装置、28:信号受
信部、29:中継警報発生部、30:電気機器、31:
機器コントロール部、32:人検知センサー、33:電
源部:S1:施錠信号、S2:解錠信号、S3:案内信
号、S4:警報信号、S5:不作動信号、S6:正常解
錠信号、S7:非接触通信信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C084 AA02 AA07 BB27 BB33 CC02 CC07 CC21 DD11 EE01 EE03 EE04 GG57 GG68 GG78 HH01 HH12 HH13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアの屋内側に制御装置本体を取付けて
    使用し、前記ドアに設けられた錠を回動する手動切替え
    レバーの施錠及び解錠位置を検知して、屋外側からの解
    錠動作が異常である時に警報を発する錠監視装置であっ
    て、前記制御装置本体には、前記手動切替えレバーの施
    錠及び解錠位置を、外部から無接触で検知して施錠又は
    解錠信号を出力するレバー位置検知手段と、施錠状態に
    ある前記錠が解錠され、前記手動切替えレバーがそのま
    まの状態を所定時間保持されることによって警報信号を
    発する解錠動作異常検知部と、前記解錠動作異常検知部
    の出力によって警報音を発する警報発生部とを有するこ
    とを特徴とする錠監視装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の錠監視装置において、前
    記制御装置本体は、前記手動切替えレバーの屋内側から
    の操作を検知する屋内操作検知手段を備え、該屋内操作
    検知手段が動作した場合には、前記解錠動作異常検知部
    からの警報信号又は前記警報発生部から警報音の発生を
    停止することを特徴とする錠監視装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の錠監視装置におい
    て、前記制御装置本体は、前記レバー位置検知手段が施
    錠状態を確認した場合に施錠確認音を発することを特徴
    とする錠監視装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の錠
    監視装置において、更に、前記警報発生部からの前記警
    報音又は該警報音とは異なる別の警報信号を受けて、警
    報を発する中継警報装置が前記制御装置本体とは別に備
    えられていることを特徴とする錠監視装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の錠監視装置において、前
    記中継警報装置は、屋内に侵入者や家人が居るのを検知
    する人検知センサーを有し、更に、屋外側からの解錠時
    に前記手動切替えレバーが解錠状態となって所定時間内
    に施錠状態となり、次に解錠状態となったことを確認し
    て、屋内側の照明を含む電気機器をオンにする出力を発
    し、解錠された前記錠が施錠状態となり、しかも前記人
    検知センサーが無人であることを検知して、前記照明を
    含む電気機器をオフにする出力を発し、しかも侵入者を
    検知して警報信号を発生する機器コントロール部を有す
    ることを特徴とする錠監視装置。
JP2000315675A 2000-10-16 2000-10-16 錠監視装置 Pending JP2002121940A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000315675A JP2002121940A (ja) 2000-10-16 2000-10-16 錠監視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000315675A JP2002121940A (ja) 2000-10-16 2000-10-16 錠監視装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002121940A true JP2002121940A (ja) 2002-04-26

Family

ID=18794737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000315675A Pending JP2002121940A (ja) 2000-10-16 2000-10-16 錠監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002121940A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030072462A (ko) * 2002-03-04 2003-09-15 대한민국(전남대학교총장) 도어의 침입 경보장치 및 방법
JP2005314913A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Tokai Rika Co Ltd アンサーバック装置
WO2017014061A1 (ja) * 2015-07-21 2017-01-26 シャープ株式会社 検知装置
JP2018028936A (ja) * 2017-10-23 2018-02-22 積水化学工業株式会社 防犯システム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030072462A (ko) * 2002-03-04 2003-09-15 대한민국(전남대학교총장) 도어의 침입 경보장치 및 방법
JP2005314913A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Tokai Rika Co Ltd アンサーバック装置
JP4612328B2 (ja) * 2004-04-27 2011-01-12 株式会社東海理化電機製作所 アンサーバック装置
WO2017014061A1 (ja) * 2015-07-21 2017-01-26 シャープ株式会社 検知装置
JPWO2017014061A1 (ja) * 2015-07-21 2018-02-08 シャープ株式会社 検知装置
CN107849869A (zh) * 2015-07-21 2018-03-27 夏普株式会社 检测装置
US10233670B2 (en) 2015-07-21 2019-03-19 Sharp Kabushiki Kaisha Installing method of detecting device that detects state of thumbtuirn, and detecting device installable thereby
CN107849869B (zh) * 2015-07-21 2019-06-07 夏普株式会社 检测装置
JP2018028936A (ja) * 2017-10-23 2018-02-22 積水化学工業株式会社 防犯システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI284295B (en) Monitoring system
JPH05506322A (ja) 警備装置
JP4514404B2 (ja) セキュリティ自動切替システム
JP2002190070A (ja) ライフガードシステム
JP2002121940A (ja) 錠監視装置
JP3831172B2 (ja) 建物用ドア錠の遠隔操作装置
JP3076789B2 (ja) 自動扉施錠システム
JP3147837B2 (ja) 緊急監視装置
JP2003044947A (ja) 防犯装置
JP2007129321A (ja) インターホンシステム
JP2002279564A (ja) 警備装置
JP3901059B2 (ja) 防犯装置及び防犯システム
JP4260685B2 (ja) シーケンス信号を利用したセキュリティーシステム
JP2003036490A (ja) セキュリティインターホン
JP2003051079A (ja) 徘徊者検知装置
KR101138399B1 (ko) 무인 경비 시스템
JPH08110995A (ja) ワイヤレスセキュリティシステム
KR20020066872A (ko) 비상문 자동 해정 장치
JP4376498B2 (ja) 住宅用ドアシステム
JP6670640B2 (ja) 警備システム、警備方法、検知ユニット、およびプログラム
JP2585557Y2 (ja) 時間延長ユニット及びこれを利用したセキュリティ防犯警戒システム
JPH1131282A (ja) 簡易警備システム
KR200248858Y1 (ko) 비상문 자동 해정 장치
JP3932528B2 (ja) 住宅情報盤
JP2005113637A (ja) 警報装置付錠