JPH08110995A - ワイヤレスセキュリティシステム - Google Patents

ワイヤレスセキュリティシステム

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JPH08110995A
JPH08110995A JP24563394A JP24563394A JPH08110995A JP H08110995 A JPH08110995 A JP H08110995A JP 24563394 A JP24563394 A JP 24563394A JP 24563394 A JP24563394 A JP 24563394A JP H08110995 A JPH08110995 A JP H08110995A
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opening
controller
alarm
closing
detection output
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Application number
JP24563394A
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English (en)
Inventor
Kuniharu Tatezuki
邦治 竪月
Teruhito Nakamura
照仁 中村
Masahiro Kikuchi
正浩 菊地
Hiroshi Oikawa
弘 及川
Takeshi Kuno
毅 久野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】警戒状態下で短時間内に出入するような場合に
一時的に警報動作をキャンセルさせることができるワイ
ヤレスセキュリティシステムを提供するにある。 【構成】警戒状態下で開閉センサ4が扉開成を検知して
扉開成検知出力を発生させると、送信器1は扉開成検知
出力のデータをコントローラ2へ送信するとともに報知
部5を動作させて警戒状態下にあることを扉を開成した
家人に知らせる。報知部5の報知により警戒状態にある
ことを知った家人が操作部6を操作すると、操作信号が
送信器1へ出力され、送信器1はキャンセル指令を無線
送信部11によりコントローラ2へ送信する。コントロ
ーラ2はキャンセル指令が受信されると、先に受信した
開閉センサ4の扉開成検知のデータによる一定時間のカ
ウントをリセットして警報動作のキャンセル状態に入
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤレスセキュリテ
ィシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】セキュリティシステムとしては、玄関、
勝手口等の出入口の開閉部を構成する扉5の開閉を検知
するリードスイッチ等から構成される開閉センサ4等の
各種の防犯、防災用のセンサ、図13に示すように一体
に設け或いは接続し、これらのセンサの検知出力データ
を無線電波信号として送信する送信器1と、この送信器
1からの無線電波信号による検知出力データを受信する
と、警報を発するとともに集中監視を行うために警備会
社等に設置された中央監視センター3に電話回線Lを通
じて通報を行うためのコントローラ2とからなるシステ
ムがある。
【0003】このワイヤレスセキュリティシステムは、
開閉センサ4等のセンサを設置している場所から、コン
トローラ2までの配線が不要で、配線施工等が便利であ
るという特徴がある。ところでこのようなセキュリティ
システムのコントローラ2は、センサの検出出力を受け
ると警報、通報を為す警戒状態と、非警戒状態とを設定
するために警戒状態を入/切する設定スイッチSWを備
え、この設定スイッチSWが「入」側に設定した時から
一定時間後に警戒状態が設定されるようになっている。
【0004】上記一定時間は、例えば玄関から離れた居
間等のコントローラ2が設置されている場合に、設定ス
イッチSWを「入」側に設定してから、玄関の扉5を閉
めて屋外に出るまでの間警戒状態に入るのを遅らせるた
めに設けたものである。つまり防犯のために玄関等の出
入口には扉5の開閉を検知する開閉センサ4が設けられ
ているため、「入」設定した時点から警戒状態が設定さ
れると、家人が玄関の扉5を開閉して外に出るときに警
報が発生せられるため、「入」設定した時点から一定時
間遅らせて警戒状態に入るのである。
【0005】この一定時間の代わりに「入」設定から最
初の扉5の開閉が検知されときに警戒状態が設定される
ようにしている場合もある。そして警戒状態下で扉5が
開けられ開閉センサ4がこの開成を検知した時には開閉
センサ4の検知出力データが送信器2から無線電波信号
によりコントローラ2へ送信される。コントローラ2は
この検知出力データの受信から所定時間経過すると、警
報を発するとともに、中央監視センター3へ通報を行
う。
【0006】ここで検知から警報が発生されるまでの所
定時間は、家人が家に戻ってきて、玄関の扉5を開けて
から、コントローラ2の設定スイッチSWを「切」に戻
して警報動作をキャンセルするまでに必要な時間を配慮
して設定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一旦外に出
た後、忘れものに気付き家に戻ってきた場合、忘れもの
を取りに行くことばかりに気が向き、特に玄関に置いて
ある傘や、玄関に置き忘れた物を取りに帰ってきた場合
には、コントローラ2の警戒状態を切にすることまでに
気が回らず、そのままの状態で再び外出してしまうこと
が多い。
【0008】この場合、家人が家に戻ってきて玄関の扉
5を開けたときに開閉センサ4が働き、その検知出力を
送信器1によりコントローラ2へ送出しているため、所
定時間内に警戒状態を切にしない限り、コントローラ2
は所定時間経過後に警報、通報を発することになる。特
に家人が玄関に置いてある物を取りに戻ってきた場合に
は、玄関の扉を開けてから、再び外出するまでに要する
時間が上記所定時間より短いため、警報や通報が為され
ることを知らないまま外出することになり、外出先から
家に戻ってきて、警備会社から警報、通報が為されたこ
とを知らされることになる。このような警報、通報が為
された場合警備会社の警備員や、警報を聞いた近所の人
に知らされた警察官が家に入ることがあり、このことに
よって家人と警備会社との間でトラブルが生じるなどの
問題があった。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みて為されたも
ので、その目的とするところは上記警戒状態下で短時間
内に出入するような場合に一時的に警報動作をキャンセ
ルさせることができるワイヤレスセキュリティシステム
を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、建物の出入口に設けた扉、戸等
の開閉部の開閉を検知する開閉センサと、開閉センサの
検知出力を無線電波信号で送信する送信器と、無線電波
信号を受信して検知出力を復調する受信手段、警戒状態
下で開閉センサからの開成検知出力が受信されるとその
時点から一定時間経過後に警報を発する警報制御手段を
有するコントローラとを少なくとも備え、コントローラ
は警戒状態の入/切を設定する設定手段を有し、この設
定手段が入側に設定された後の開閉部の開閉に連動、或
いは所定時間経過後に警報制御手段を警戒状態に設定す
るワイヤレスセキュリティシステムにおいて、警報制御
手段の警報動作をキャンセルさせるキャンセル指令を発
するキャンセル手段を出入口に設け、コントローラの警
戒制御手段には受信手段で開閉センサの開成検知出力の
データが受信されてから一定時間内にキャンセル指令が
無ければ警報を発し、一定時間内にキャンセル指令が有
れば警報動作を一時的にキャンセルする機能を持たせた
ことを特徴とする。
【0011】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、キャンセル手段を操作者が特定される操作手段に
よって構成し、開閉部近傍に開閉部の開成を開閉センサ
が検知するとこの検知に対応して報知する報知手段を設
けたことを特徴とする。請求項3の発明では、請求項1
の発明において、キャンセル手段を、警戒状態下で開閉
センサからの開成検知出力があると動作して特定の個人
を自動識別してキャンセル指令を出力する識別手段によ
り構成したことを特徴とする。
【0012】請求項4の発明では、請求項3の発明にお
いて、識別手段を、特定の個人が携帯する応答手段と、
警戒状態下で開閉センサからの開成検知出力があると応
答手段に対する質問を発し、その応答の有無に応じて特
定の個人を識別してキャンセル指令を出力する質問手段
とで構成したことを特徴とする。請求項5の発明では、
請求項1乃至請求項4の発明において、キャンセル手段
はキャンセル指令を無線電波信号でコントローラへ送信
し、コントローラの受信手段はこの無線電波信号を受信
復調して警戒制御手段へ送ることを特徴とする。
【0013】請求項6の発明では、請求項1の発明にお
いて、解錠操作者が特定される電気錠を開閉部の施錠手
段として備えるとともに、電気錠の解錠に連動して無線
若しくは有線によりキャンセル指令をコントローラへ送
るキャンセル手段を備え、コントローラの警報制御手段
は受信手段で受信復調されたキャンセル指令若しくは有
線で送られてきたキャンセル指令を取り込むことを特徴
とする。
【0014】請求項7の発明では、建物の出入口に設け
た扉、戸等の開閉部の開閉を検知する開閉センサと、開
閉センサの検知出力を無線電波信号で送信する送信器
と、無線電波信号を受信して検知出力を復調する受信手
段、警戒状態下で開閉センサからの開成検知出力が受信
されるとその時点から一定時間経過後に警報を発する警
報制御手段を有するコントローラとを少なくとも備え、
コントローラは警戒状態の入/切を設定する設定手段を
有し、この設定手段が入側に設定された後の開閉部の開
閉に連動、或いは所定時間経過後に警報制御手段を警戒
状態に設定するワイヤレスセキュリティシステムにおい
て、解錠操作者が特定される電気錠を開閉部の施錠手段
として備えるとともに、開閉部の施錠を行う電気錠の解
錠に連動して開閉センサの検知出力をコントローラへ送
るのを一時的にキャンセルさせるキャンセル手段を備え
たことを特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1の発明によれば、警報制御手段の警報
動作をキャンセルさせるキャンセル指令を発するキャン
セル手段を出入口に設け、コントローラの警戒制御手段
には受信手段で開閉センサの開成検知出力のデータが受
信されてから一定時間内にキャンセル指令が無ければ警
報を発し、一定時間内にキャンセル指令が有れば警報動
作を一時的にキャンセルする機能を持たせたので、キャ
ンセル手段により一々コントローラの警戒状態の設定手
段を切にすることなく警報をキャンセルさせることがで
き、そのため忘れものを取りに帰えったとき等において
大変有効であり、また一時的に警報動作をキャンセルす
るだけであるため、警戒状態を解除したことを忘れて外
出してしまうということが無く、防犯上安全である。
【0016】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において、キャンセル手段を操作者が特定される操作手
段によって構成し、開閉部近傍に開閉部の開成を開閉セ
ンサが検知するとこの検知に対応して報知する報知手段
を設けたので、一時帰宅した家人が警戒状態下であるこ
とを知ることができ、そのためキャンセル手段の操作を
忘れることが無く、警報が発せられるのを防止すること
ができ、しかもキャンセル手段を操作者が特定される操
作手段によって構成しているため、侵入者等の操作が防
げて防犯上安全である。
【0017】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
において、キャンセル手段を、警戒状態下で開閉センサ
からの開成検知出力があると動作して特定の個人を自動
識別してキャンセル指令を出力する識別手段により構成
したので、一々キャンセル手段を操作する手間も必要な
くなり、また報知することも必要なくなって、防犯上よ
り安全となる。
【0018】請求項4の発明によれば、請求項3の発明
において、識別手段を、特定の個人が携帯する応答手段
と、警戒状態下で開閉センサからの開成検知出力がある
と応答手段に対する質問を発し、その応答の有無に応じ
て特定の個人を識別してキャンセル指令を出力する質問
手段とで構成したので、出入りを許可させた人物に応答
手段を持たせるだけで人物識別が自動的に行えるため、
人物の特徴データ等を登録するシステムに比べて構成が
簡単となる。
【0019】請求項5の発明によれば、請求項1乃至請
求項4の発明において、キャンセル手段からのキャンセ
ル指令を無線電波信号でコントローラへ送信し、コント
ローラの受信手段はこの無線電波信号を受信復調して警
戒制御手段へ送るので、キャンセル指令をコントローラ
へ送るための信号線等の配線が不要となり、ワイヤレス
セキュリティシステムの特徴を損なわない。
【0020】請求項6の発明によれば、請求項1の発明
において、解錠操作者が特定される電気錠を開閉部の施
錠手段として備えるとともに、電気錠の解錠に連動して
無線若しくは有線によりキャンセル指令をコントローラ
へ送るキャンセル手段を備え、コントローラの警報制御
手段は受信手段で受信復調されたキャンセル指令若しく
は有線で送られてきたキャンセル指令を取り込むので、
電気錠の解錠操作によって解錠と同時にセキュリティ指
令を発することができ、そのため使用者にとってセキリ
ュティ手段の操作を意識することがなく、また複雑な識
別手段を設ける必要もなく、既設の電気錠を利用するこ
とも可能である。
【0021】請求項7の発明によれば、建物の出入口に
設けた扉、戸等の開閉部の開閉を検知する開閉センサ
と、開閉センサの検知出力を無線電波信号で送信する送
信器と、無線電波信号を受信して検知出力を復調する受
信手段、警戒状態下で開閉センサからの開成検知出力が
受信されるとその時点から一定時間経過後に警報を発す
る警報制御手段を有するコントローラとを少なくとも備
え、コントローラは警戒状態の入/切を設定する設定手
段を有し、この設定手段が入側に設定された後の開閉部
の開閉に連動、或いは所定時間経過後に警報制御手段を
警戒状態に設定するワイヤレスセキュリティシステムに
おいて、解錠操作者が特定される電気錠を開閉部の施錠
手段として備えるとともに、開閉部の施錠を行う電気錠
の解錠に連動して開閉センサの検知出力をコントローラ
へ送るのを一時的にキャンセルさせるキャンセル手段を
備えたので、電気錠の解錠操作によって解錠と同時に警
報動作のキャンセルが行え、そのため使用者にとってセ
キリュティ手段の操作を意識することがなく、また複雑
な識別手段を設ける必要もなく、既設の電気錠を利用す
ることも可能で、しかもキュンセル指令をコントローラ
へ送る手段も必要なくなる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (実施例1)図1は本実施例のシステム構成を示してお
り、送信器1は、送信器全体の信号処理と、制御を行う
ためのCPUから構成された信号処理部10と、この信
号処理部10から出力されるデータを所定周波数の無線
電波信号として変調送信する無線送信部11と、送信器
1の電源である電池電源12と、アンテナ13とで構成
され、信号処理部10には、出入口である玄関(或いは
勝手口)の開閉部たる扉の開閉を検知するための開閉セ
ンサ4と、警報動作をキャンセルさせるための操作を行
う操作部6と、警戒状態中であることを報知するための
報知部7とを接続してある。
【0023】報知部7は音声合成回路、或いはメロディ
音、警報音等の音発生回路、発光回路等の報知機能を備
えたもので、玄関(或いは勝手口)の屋内側に設置さ
れ、開閉センサ4の扉開成検知出力に対応する信号処理
部10からの制御信号に応じて動作し警戒状態下である
ことを音声或いは音又は光で報知する。操作部6は、警
報動作を一時的にキャンセルするための操作を行うもの
で、報知部7と同様に玄関(或いは勝手口)の屋内側に
設置されたテンキー、或いは組み合わせスイッチ又は隠
匿され、操作者が特定されるスイッチにより構成され、
例えばテンキーや組み合わせ釦であれば予め設定されて
複数の番号列が入力されたり所定の順で操作されたとき
に操作信号を信号処理部10に与えるようになってい
る。隠匿されたスイッチではその操作があると操作信号
を信号処理部10に与えるようになっている。つまりテ
ンキーや隠匿されたスイッチでは家人等予め暗証番号
や、隠匿場所を知らされている者以外に操作することが
できず、泥棒等の侵入者による操作を防ぐようなってい
る。
【0024】信号処理部10は開閉センサ4の扉開成検
知出力が入ると、検知出力のデータを無線送信部11を
通じて無線電波信号としてコントローラ2へ送信させる
機能と、操作部6からの操作信号が入るとキャンセル指
令を無線送信部11を通じて無線電波信号によりコント
ローラ2へ送信させる機能と、開閉センサ4の扉開成検
知出力が入ると報知部7を動作させる制御信号を報知部
7へ出力し、操作部6からの操作信号が入ると報知部7
の報知動作をその時点で停止させる制御信号を報知部7
へ出力する機能とを備え、操作部6と共にキャンセル手
段を構成する。
【0025】一方コントローラ2は、アンテナ20と、
送信器1から送信されたきた無線電波信号を受信してデ
ータを復調する無線受信部21と、復調されたデータの
判定や、警報、通報の制御を行うためのCPUからなる
信号処理部22と、信号処理部22からの制御信号によ
り警報をアラーム音で発する警報報知部24と、信号処
理部22からの制御信号により警備会社に設けられた中
央監視センター3へ電話回線Lを通じて通報するための
電話回線接続回路23と、交流電源を整流平滑し且つ一
定電圧に安定化して各部に直流電源を供給するための電
源部25とで構成されている。
【0026】信号処理部22は、警戒状態の入、切の設
定スイッチSWが「入」側に設定されると、一定時間後
に警戒状態に入り、この警戒状態下で、受信復調された
データが開閉センサ4の扉開成検知出力に対応するデー
タであれば、その受信時点から所定時間までに設定スイ
ッチSWが「切」側に戻されなければ、警報報知部24
を動作させるとともに電話回線接続回路23を動作させ
る警報制御機能と、警戒状態下でキャンセル指令が受信
されると、その受信時点からそれまでに受信された開閉
センサ4の扉開成検知出力に対応する警報動作を所定の
時間キャンセルする機能とを備えている。
【0027】而して、コントローラ1の設定スイッチS
Wが「入」側に設定され、警戒状態下にセキュリティシ
ステムがある場合において、忘れもの等で家人が戻って
きて、玄関の扉が開成されると、この開成を開閉センサ
4が扉開成検知出力を発生させる。この扉開成検知出力
を取り込んだ送信器1の信号処理部10は、無線送信部
11により扉開成検知出力のデータをコントローラ2へ
送信させるとと同時に、報知部7を動作させて、警戒状
態にあることを家人に知らせる。
【0028】コントローラ2の信号処理部22は送信器
1から扉開成検知出力のデータが受信されると、受信時
点から内蔵タイマにより一定時間のカウントを開始す
る。一方家人は上記報知部7の報知により警戒状態下に
あることを知ることになり、コントローラ2の設定スイ
ッチSWを「切」に戻して警報動作をキャンセルする程
のことがない場合には、操作部6によりキャンセル指令
を発する操作を行う。
【0029】つまり、操作部6が隠匿されているスイッ
チであればそのスイッチを操作すると、またテンキーよ
り構成される場合には予め定められている暗証番号を入
力すると、操作信号が操作部6より送信器1の信号処理
部10へ出力され、この操作信号を取り込んだ信号処理
部10はキャンセル指令を無線送信部11によりコント
ローラ2へ送信させる。
【0030】コントローラ2の信号処理部22はこのキ
ャンセル指令が受信されると、先に受信した開閉センサ
4の扉開成検知のデータによる一定時間のカウントをリ
セットして警報動作をキャンセルする状態に入るととも
に、警報動作のキャンセルを行う所定時間のカウントを
内蔵タイマにより開始する。この所定時間は家人が忘れ
物等を持ち出すことができるのに十分で、しかも不必要
に長くならない程度に設定される。
【0031】そして家人は忘れ物を取り再び扉を開けて
玄関を出た頃に、コントローラ2では所定の時間のカウ
ントが終了して自動的に警報動作をキャンセルを解除し
て警報可能状態に復帰することになる。勿論キャンセル
の時間よりも長くなる場合には、コントローラ2の設定
スイッチSWを一旦「切」側に設定して警報動作をキャ
ンセルし、所用を済ませた後再び家を出るときにコント
ローラ2の設定スイッチSWを一旦「入」側に設定して
出れば良い。
【0032】ところで、家人ではなく泥棒等の侵入者が
屋内に侵入した場合には、上記報知部7による報知があ
っても、侵入者には警報動作をキャンセルする操作部6
の在り処或いは暗証番号が分からず、またコントローラ
2の存在場所が分からないために開閉センサ4の検知出
力の発生から一定時間経過するまでに警報動作を一時的
にキャンセルさせたり或いは警戒状態を解除することが
できず、遂には警報、通報が為されることになる。また
報知部7の報知動作によって驚いた侵入者が早々に退散
することも期待でき、盗難被害を最小限にくい止めるこ
とが可能となる。
【0033】尚報知部7の報知時間を一定時間とするよ
うに報知部7にタイマを設けても良く、また次の扉の開
閉検出に応じて停止させるようにしても良い。警報キャ
ンセル状態を解除する方法としては内蔵タイマによる時
間カウント以外に再度扉が開閉されたことが検知された
ときに解除するようにしても良い。 (実施例2)上記実施例1の報知部7は警戒状態の入切
に無関係に、開閉センサ4の扉開成検出出力が発生する
度に報知が為されているが、本実施例は、コントローラ
2が警戒状態に入っている場合にのみ報知部7を動作さ
せるようにしたものである。
【0034】つまり本実施例では図2に示すように、実
施例1における送信器1の無線送信部11の代わりに双
方向の通信が行える無線送・受信部14を設け、同様に
コントローラ2の無線受信部21の代わりに無線送・受
信部26を設けたもので、コントローラ2の信号処理部
22は警戒状態に入っている状態と解除されている状態
とを識別する信号を警戒状態に入った時と、解除された
時に夫々作成して無線送・受信部26を通じて送信器1
へ無線電波信号として送信するようになっている。
【0035】送信器1の信号処理部10は無線送・受信
部14でこの警戒/非警戒状態を示す信号を受信すると
その内容に応じて警戒状態を示すフラグを内蔵メモリに
セット或いはリセットするようになっている。而して本
実施例では、開閉センサ4の扉開閉検知出力が入ると、
送信器1の信号処理部10は警戒状態を示すフラグがセ
ットされているか否かを判定し、フラグがセットされて
いない場合、つまり非警戒状態であれば、報知部7へ制
御信号を送らず、また扉開閉検知出力のデータをコント
ローラ2へ送信させないのである。
【0036】そしてフラグがセットされている場合に
は、つまり警戒状態であれば、開閉センサ4の扉開閉検
知出力が入ると、信号処理部10は報知部7へ制御信号
を出力して報知を行わせ、同時に開閉センサ4の扉開閉
検知出力のデータを作成し、無線送・受信部14を通じ
てコントローラ2へ送信する。その後操作部6で操作が
あると、信号処理部10は実施例1と同様にキャンセル
指令を作成して、そのキャンセル指令を無線送・受信部
14を通じて送信する。
【0037】コントローラ2の信号処理部22はキャン
セル指令を受信すると、警報動作を所定の時間キャンセ
ルする動作に入るとともに、警報動作がキャンセルされ
たことを示す信号を無線送・受信部26を通じて送信器
1へ送信する。この送信器1の信号処理部10はこの信
号を受信すると、報知部7に報知を停止させる制御信号
を送り報知を停止させる。
【0038】このようにして本実施例では報知部7によ
る報知は警戒状態下で開閉センサ4の扉開成検出出力が
発生した時にのみ行われることになり、非警戒状態下で
報知部7の報知動作が為されないため、その分報知によ
って煩わせることがなくなる。尚上述した動作以外の動
作は実施例1と同じであるから、それらの説明は省略す
る。また無線送・受信部14、26及び信号処理部1
0、22以外の構成、動作も実施例1と同じであるた
め、それらの説明も省略する。
【0039】報知部7の報知停止方法としては実施例1
で説明した方法によっても良い。 (実施例3)実施例2は、警戒状態、非警戒状態を示す
信号を送信器1にコントローラ2から送ることにより、
開閉センサ4の扉開成検知出力の発生時に報知器7を動
作させるか否かの判定を送信器1側で行わせるようにし
ているが、本実施例では、図3に示すように報知部7を
送信器1とは独立して玄関(或いは勝手口)の屋内に設
けた電池駆動の受信器30に報知部7を接続し、受信器
30が受信するコントローラ2からの制御信号により報
知部7の動作を制御するようにしてある。
【0040】つまり開閉センサ4の扉開成検知出力の発
生があると、送信器1の無線送信器10からは扉開成検
知出力のデータが送信されることになるが、このデータ
を受信したコントローラ2ではこの受信と、警戒状態下
か否かの判定を行い警戒状態下にある場合に報知部7の
制御信号を作成して無線送・受信部26より送信する。
この制御信号は受信器30で受信復調されて報知部7に
与えられ、報知部7はこの制御信号に応じて報知動作を
行うのである。その後警報動作のキャンセル状態に入る
とコントローラ2は報知部7へ報知停止の制御信号を送
信し、報知を停止させる。 尚上記の報知部7の制御動
作以外、操作部6から操作信号が与えられた後の送信器
1の動作及び、キャンセル指令を受信したコントローラ
2の動作は実施例1と同じであるからここでは特に説明
は行わない。
【0041】また本実施例の場合送信器1の構成は報知
部7が存在せず、その報知部7の制御を信号処理部10
が行わない以外は実施例1と同じであり、またコントロ
ーラ2の構成は警戒状態/非警戒状態を示す信号を送信
しない代わりに上記報知部7の制御信号を送信する以外
は実施例2の場合と同じである。ところで本実施例では
報知部7と受信器30とは建物に設置されるものである
が、報知機能と受信機能とを一体にして所謂ポケットベ
ルの様な個人が持つ携帯用無線受信器で報知部7を構成
しても良い。
【0042】この場合家人等特定の人物が夫々この報知
部7を携帯し、コントローラ2から報知の制御信号を報
知部7が受信した時に、音或いは振動又は液晶表示器に
よるメッセージ表示による報知が為され、携帯する人物
のみに警戒状態下にあることを知らせることができる。
この場合報知部7を携帯しない侵入者には警戒状態下に
あることを知られることがないため、コントローラ2の
設定スイッチSWを「切」側に戻される危険性が少なく
なる。
【0043】(実施例4)上記実施例1乃至3では操作
部6としてスイッチを用いたが、スイッチの代わりに図
4に示すように識別データを書き込んだ磁気カード、I
Cカード等の記録カード9と、その記録されたデータを
読み取るカードリーダ部8とで操作部6を構成しても良
い。つまりこの場合は家人だけが所有した特別な識別デ
ータが書き込まれた記録カード9がカードリーダ部8に
差し込まれた場合にカードリーダ部8が記録カード9の
識別データを読み取り信号処理部10へ送る、信号処理
部10は予め内部メモリに記憶してあるデータと識別デ
ータとが一致した時にキャンセル指令を無線送信部11
を通じてコントローラ2へ送信させるようになってい
る。
【0044】本実施例の操作部6は実施例1乃至3の操
作部6に代えることができるもので、その他の構成は夫
々の実施例1乃至3の構成がそのまま使えるため、その
他の構成、動作の説明は省略する。 (実施例5)本実施例は、図5に示すように予め家人の
顔面等の人体特徴データを登録しておき、TVカメラ6
0で映し出される人物の人体特徴が登録されている人体
特徴と一致した時に操作信号を発生するような画像処理
部61で操作部6を構成している。つまり報知部7の報
知を聞いた家人がTVカメラ60に立つと特徴データの
比較が為されて操作信号が出力されるのである。
【0045】本実施例の操作部6も実施例1乃至3の操
作部6に代えることができるもので、その他の構成は夫
々の実施例1乃至3の構成がそのまま使える。 (実施例6)本実施例は、図6に示すように送信器1よ
り操作部6を携帯用無線送信器によりとして独立形成
し、家人に携帯させるようにしたものである。
【0046】つまりこの場合は、報知部7により報知を
聞いた家人が携帯する無線送信器たる操作部6の送信釦
を操作或いはテンキーによって暗証番号を入力すると、
この入力に応じて操作部6からキャンセル指令を無線電
波信号でコントローラ2へ送信するようになっている。
キャンセル指令を受信したコントローラ2は各実施例と
同様に受信したキャンセル指令に応じて警報動作をキャ
ンセルする。
【0047】本実施例の操作部6は、上記の操作部6の
ように送信器1に従属するものではなく、独立した形と
なるが、送信器1自体の構成は実施例1と同じで、また
コントローラ2の構成は実施例2と同じであるため、こ
れらの動作、及び構成の説明は省略する。尚報知部7と
しては実施例3のような携帯型のものでも良い。
【0048】(実施例7)上記実施例1乃至実施例6の
キャンセルの操作は報知部7の警戒状態下にあることを
知らせる報知を聞いた後に、人によって目的意識のある
操作部6の操作があって初めてキャンセル指令がコント
ローラ2へ送るようにしたものであるが、本実施例では
操作部6、報知部7を無くし、警戒状態下で扉が開成さ
れたことが検知されると、扉を開成して玄関(或いは勝
手口)から所定エリア内に入ってきた人物が家人である
か不審者であるかをデータキャリアシステムを用いて自
動的に識別し、その識別結果に基づいて警報動作をキャ
ンセルするかどうかを決定するようにしたものである。
【0049】つまり本実施例では図7に示すように家人
に識別データを記憶させてある応答器たるデータキャリ
ア30を携帯させ、家人が警戒状態で扉を開成して開閉
センサ4がこれを検知すると送信器1の信号処理部10
に接続された質問器31からデータキャリア30に対し
て識別データを読み出し指令を送信し、この指令を受信
したデータキャリア30、つまり応答器は識別データを
送信する。質問器31はこの識別データを受信して送信
器1の信号処理部10に送る。信号処理部10は識別デ
ータにより家人であるかどうかを判断し、家人であると
判断された場合にキャンセル指令を無線送信部11を通
じて送信する。
【0050】キャンセル指令を受信したコントローラ2
では上述した各実施例1と同様な処理を行って、警報動
作をキャンセルする。以後の動作は基本的に実施例1と
は同じであるから、その説明は省略する。またコントロ
ーラ2の構成は基本的は実施例1と同じであり、また操
作部6、報知部7が存在せず、また信号処理部10がデ
ータキャリアシステムの質問器31の制御と、データ処
理とを行う機能を備えている以外は送信器1は基本的に
実施例1と同じであるため、それらの構成及び動作につ
いての説明は省略する。
【0051】尚データキャリアシステムとして使用する
伝送媒体としては電磁結合方式、電磁誘導方式、マイク
ロ波方式、光通信方式の何れでも良く、データキャリア
30側の電源としては電池内蔵でも、外部(質問器3
1)から供給する物でよい。 (実施例8)上記実施例7はデータキャリアシステムを
用いて自動識別を行っているが、本実施例では図8に示
すようにデータキャリアの代わりに識別データを応答デ
ータとして予め記憶してある携帯用送受信器40を家人
に持たせ、この携帯用送受信器40と、コントローラ2
との間で質問と、応答を行う交信を行うようにしたもの
である。
【0052】つまり本実施例では警戒状態下で扉が開成
され開閉センサ4がこれを検知すると送信器1から扉開
成検知出力のデータをコントローラ2へ送信し、この扉
開成検知出力のデータを受け取ったコントローラ2から
携帯用送受信器40に対して質問データを無線電波信号
により送る。扉を開けた人物が携帯用送受信器40を携
帯していれば、その携帯用送受信器40が質問データを
受信して、この質問データに答える形で、識別データを
コントローラ2に対して無電電波信号により送信する。
コントローラ2は識別データが受信されると、この識別
データをキャンセル指令としてコントローラ2では上述
した各実施例1と同様な処理を行って、警報動作をキャ
ンセルする。
【0053】以後の動作は基本的に実施例1とは同じで
あるから説明は省略する。またコントローラ2の構成は
基本的は実施例2と同じであって、送信器1からの無線
電波信号を受信するとともに、携帯用送受信器40との
間で交信するための無線送受信部26を備え、信号処理
部22は携帯用送受信器40との間で交信するための制
御と質問手段としての機能と応答結果である識別データ
の判断を行う機能を備えている。
【0054】また操作部6、報知部7が存在せず、それ
らに対する信号処理機能が備わっていない以外は送信器
1の構成は実施例1と同じである。従ってコントローラ
2、送信器1の構成について実施例2、1と同じものに
ついてのはその説明を省略する。 (実施例9)上記各実施例は玄関(或いは勝手口)の扉
の錠については特にセキュリティシステムとは連動させ
る関係とはなっていないが、本実施例は図9に示す扉5
1の施錠を行う電気錠51の解錠操作に連動して警報動
作のキャンセルを行うようにしたものである。
【0055】つまり電気錠50は屋外に設けた操作部5
2のテンキーにより予め決められた暗証番号が入力され
た時に解錠されるようになっており、解錠できる人物が
限られたものである。そこでこの解錠信号を取り出して
セキュリティシステムのキャンセル指令とするようにし
てある。而して電気錠50が操作部52の操作により解
錠されると、この時発生する解錠信号をキャンセル指令
として信号線53を通じてコントローラ2へ送る。コン
トローラ2は図10に示すようにキャンセル指令を信号
処理部22に取り込み、この時信号処理部22は警戒状
態下にあれば警報動作をキャンセルする。しかる後に扉
が開けられて開閉センサ4が扉開成検出出力を発生し、
送信器1から扉開成検知出力のデータが無線電波信号で
コントローラ2へ送信されても警報動作がキャンセルさ
れているためコントローラ2はこの扉開成検知出力のデ
ータによる警報、通報の動作は行わない。
【0056】キャンセル以後の動作は実施例1と同じで
あり、またコントローラ2は信号処理部22に有線でキ
ャンセル指令信号を入力する構成以外は実施例1と基本
的に同じであり、また操作部6、報知部7が存在せず、
それらに対する信号処理機能が備わっていない以外は送
信器1の構成も実施例1と同じであるため、その説明は
省略する。
【0057】(実施例10)上記実施例9では有線で電
気錠50から解錠信号によるキャンセル指令信号をコン
トローラ2に送るようにしているが、本実施例では、図
11に示すように無線送信部54を電気錠50に付設
し、この無線送信器54を通じて無線電波信号でコント
ローラ2へキャンセル指令信号を送るようにしている。
【0058】つまり本実施例のコントローラ2では無線
受信部21によりキャンセル指令信号を受信して、この
キャンセル指令信号を信号処理部22に取り込むように
している。キャンセルの動作とキャンセル以後の動作は
実施例9と同じであり、またコントローラ2は信号処理
部22に有線でキャンセル指令信号を入力しない点の他
は実施例9と同じで、更に送信器1の構成も実施例9と
同じであるため、その説明は省略する。
【0059】(実施例11)上記実施例9、10ではキ
ャンセル指令をコントローラ2へ電気錠50側から送る
ようにしているが、本実施例では図12に示すように解
錠信号を送信器1の信号処理部10に送り、この信号処
理部10はこの解除信号を受けると、扉が開成され開閉
センサ4が扉開成検知を行っても、開閉センサ4の扉開
成検知出力のデータを無線送信部11には出力せず、つ
まり扉開成検知出力のデータをコントローラ2へは送信
しない。
【0060】従って電気錠50が開成されて扉が開成さ
れた場合には開閉センサ2が扉開成検知を行っても、コ
ントローラ2での警報、通報は為されず、警報動作のキ
ャンセル状態となる。そしてこの場合再び扉が開閉され
て人が屋外に出る際の開閉センサ4の扉開閉検知出力が
あると、信号処理部10が開閉センサ4の扉開閉検知出
力を監視する待機状態に戻ることになる。つまり電気錠
50の解錠後の扉開閉から次の扉の開閉があるまでの間
が警報動作をキャンセルした場合と同等となる。
【0061】尚送信器1が開閉センサ4の扉開閉検知出
力を送信可能な待機状態に戻る方法としては、電気錠5
0が再び施錠された時に行うようにしても良い。或いは
操作部52のテンキーにより復帰に対応する番号が入力
された場合に行うようにしても良い。尚実施例9乃至1
1に於ける操作部52のテンキーの代わりにカードリー
ダを用いても勿論良く、また一々手動操作する手間を無
くすために操作部52の代わりにデータキャリア等の自
動識別手段を用いても勿論良い。
【0062】更に電気錠50で扉の施錠を行う場合には
その操作部52のテンキー操作によりセキュリティシス
テムの警戒状態の「入」「切」を設定するようにして良
い。
【0063】
【発明の効果】請求項1の発明は、警報制御手段の警報
動作をキャンセルさせるキャンセル指令を発するキャン
セル手段を出入口に設け、コントローラの警戒制御手段
には受信手段で開閉センサの開成検知出力のデータが受
信されてから一定時間内にキャンセル指令が無ければ警
報を発し、一定時間内にキャンセル指令が有れば警報動
作を一時的にキャンセルする機能を持たせたので、キャ
ンセル手段により一々コントローラの警戒状態の設定手
段を切にすることなく警報をキャンセルさせることがで
き、そのため忘れものを取りに帰えったとき等において
大変有効であり、また一時的に警報動作をキャンセルす
るだけであるため、警戒状態を解除したことを忘れて外
出してしまうということが無く、防犯上安全であるとい
う効果がある。請求項2の発明は、請求項1の発明にお
いて、キャンセル手段を操作者が特定される操作手段に
よって構成し、開閉部近傍に開閉部の開成を開閉センサ
が検知するとこの検知に対応して報知する報知手段を設
けたので、一時帰宅した家人が警戒状態下であることを
知ることができ、そのためキャンセル手段の操作を忘れ
ることが無く、警報が発せられるのを防止することがで
き、しかもキャンセル手段を操作者が特定される操作手
段によって構成しているため、侵入者等の操作が防げて
防犯上安全であるという効果がある。
【0064】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、キャンセル手段を、警戒状態下で開閉センサからの
開成検知出力があると動作して特定の個人を自動識別し
てキャンセル指令を出力する識別手段により構成したの
で、一々キャンセル手段を操作する手間も必要なくな
り、また報知することも必要なくなって、防犯上より安
全となるという効果がある。
【0065】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、識別手段を、特定の個人が携帯する応答手段と、警
戒状態下で開閉センサからの開成検知出力があると応答
手段に対する質問を発し、その応答の有無に応じて特定
の個人を識別してキャンセル指令を出力する質問手段と
で構成したので、出入りを許可させた人物に応答手段を
持たせるだけで人物識別が自動的に行えるため、人物の
特徴データ等を登録するシステムに比べて構成が簡単と
なるという効果がある。
【0066】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4
の発明において、キャンセル手段からのキャンセル指令
を無線電波信号でコントローラへ送信し、コントローラ
の受信手段はこの無線電波信号を受信復調して警戒制御
手段へ送るので、キャンセル指令をコントローラへ送る
ための信号線等の配線が不要となり、ワイヤレスセキュ
リティシステムの特徴を損なわない。
【0067】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、解錠操作者が特定される電気錠を開閉部の施錠手段
として備えるとともに、電気錠の解錠に連動して無線若
しくは有線によりキャンセル指令をコントローラへ送る
キャンセル手段を備え、コントローラの警報制御手段は
受信手段で受信復調されたキャンセル指令若しくは有線
で送られてきたキャンセル指令を取り込むので、電気錠
の解錠操作によって解錠と同時にセキュリティ指令を発
することができ、そのため使用者にとってセキリュティ
手段の操作を意識することがなく、また複雑な識別手段
を設ける必要もなく、既設の電気錠を利用することも可
能であるという効果がある。
【0068】請求項7の発明は、建物の出入口に設けた
扉、戸等の開閉部の開閉を検知する開閉センサと、開閉
センサの検知出力を無線電波信号で送信する送信器と、
無線電波信号を受信して検知出力を復調する受信手段、
警戒状態下で開閉センサからの開成検知出力が受信され
るとその時点から一定時間経過後に警報を発する警報制
御手段を有するコントローラとを少なくとも備え、コン
トローラは警戒状態の入/切を設定する設定手段を有
し、この設定手段が入側に設定された後の開閉部の開閉
に連動、或いは所定時間経過後に警報制御手段を警戒状
態に設定するワイヤレスセキュリティシステムにおい
て、解錠操作者が特定される電気錠を開閉部の施錠手段
として備えるとともに、開閉部の施錠を行う電気錠の解
錠に連動して開閉センサの検知出力をコントローラへ送
るのを一時的にキャンセルさせるキャンセル手段を備え
たので、電気錠の解錠操作によって解錠と同時に警報動
作のキャンセルが行え、そのため使用者にとってセキリ
ュティ手段の操作を意識することがなく、また複雑な識
別手段を設ける必要もなく、既設の電気錠を利用するこ
とも可能で、しかもキュンセル指令をコントローラへ送
る手段も必要なくなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のシステム構成図である。
【図2】本発明の実施例2のシステム構成図である。
【図3】本発明の実施例3のシステム構成図である。
【図4】本発明の実施例4の操作部の構成図である。
【図5】本発明の実施例5の操作部の構成図である。
【図6】本発明の実施例6のシステム構成図である。
【図7】本発明の実施例7のシステム構成図である。
【図8】本発明の実施例8のシステム構成図である。
【図9】本発明の実施例9の全体の概略構成図である。
【図10】同上のシステム構成図である。
【図11】本発明の実施例10のシステム構成図であ
る。
【図12】本発明の実施例11のシステム構成図であ
る。
【図13】従来のワイヤレスセキュリティシステムの概
略全体構成図である。
【符号の説明】
1 送信器 2 コントローラ 3 中央監視センター 4 開閉センサ 6 操作部 7 報知部 10 信号処理部 11 無線送信部 12 電池電源 13 アンテナ 20 アンテナ 21 無線受信部 22 信号処理部 23 電話回線接続回路 24 警報報知部 25 電源部 L 電話回線 SW 設定スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 及川 弘 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 久野 毅 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の出入口に設けた扉、戸等の開閉部の
    開閉を検知する開閉センサと、開閉センサの検知出力を
    無線電波信号で送信する送信器と、無線電波信号を受信
    して検知出力を復調する受信手段、警戒状態下で開閉セ
    ンサからの開成検知出力が受信されるとその時点から一
    定時間経過後に警報を発する警報制御手段を有するコン
    トローラとを少なくとも備え、コントローラは警戒状態
    の入/切を設定する設定手段を有し、この設定手段が入
    側に設定された後の開閉部の開閉に連動、或いは所定時
    間経過後に警報制御手段を警戒状態に設定するワイヤレ
    スセキュリティシステムにおいて、警報制御手段の警報
    動作をキャンセルさせるキャンセル指令を発するキャン
    セル手段を出入口に設け、コントローラの警戒制御手段
    には受信手段で開閉センサの開成検知出力のデータが受
    信されてから一定時間内にキャンセル指令が無ければ警
    報を発し、一定時間内にキャンセル指令が有れば警報動
    作を一時的にキャンセルする機能を持たせたことを特徴
    とするワイヤレスセキュリティシステム。
  2. 【請求項2】キャンセル手段を操作者が特定される操作
    手段によって構成し、開閉部近傍に開閉部の開成を開閉
    センサが検知するとこの検知に対応して報知する報知手
    段を設けたことを特徴とする請求項1記載のワイヤレス
    セキュリティシステム。
  3. 【請求項3】キャンセル手段を、警戒状態下で開閉セン
    サからの開成検知出力があると動作して特定の個人を自
    動識別してキャンセル指令を出力する識別手段により構
    成したことを特徴とする請求項1記載のワイヤレスセキ
    ュリティシステム。
  4. 【請求項4】識別手段を、特定の個人が携帯する応答手
    段と、警戒状態下で開閉センサからの開成検知出力があ
    ると応答手段に対する質問を発し、その応答の有無に応
    じて特定の個人を識別してキャンセル指令を出力する質
    問手段とで構成したことを特徴とする請求項3記載のワ
    イヤレスセキュリティシステム。
  5. 【請求項5】キャンセル手段はキャンセル指令を無線電
    波信号でコントローラへ送信し、コントローラの受信手
    段はこの無線電波信号を受信復調して警戒制御手段へ送
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項4記載のワイヤ
    レスセキュリティシステム。
  6. 【請求項6】解錠操作者が特定される電気錠を開閉部の
    施錠手段として備えるとともに、電気錠の解錠に連動し
    て無線若しくは有線によりキャンセル指令をコントロー
    ラへ送るキャンセル手段を備え、コントローラの警報制
    御手段は受信手段で受信復調されたキャンセル指令若し
    くは有線で送られてきたキャンセル指令を取り込むこと
    を特徴とする請求項1記載のワイヤレスセキュリティシ
    ステム。
  7. 【請求項7】建物の出入口に設けた扉、戸等の開閉部の
    開閉を検知する開閉センサと、開閉センサの検知出力を
    無線電波信号で送信する送信器と、無線電波信号を受信
    して検知出力を復調する受信手段、警戒状態下で開閉セ
    ンサからの開成検知出力が受信されるとその時点から一
    定時間経過後に警報を発する警報制御手段を有するコン
    トローラとを少なくとも備え、コントローラは警戒状態
    の入/切を設定する設定手段を有し、この設定手段が入
    側に設定された後の開閉部の開閉に連動、或いは所定時
    間経過後に警報制御手段を警戒状態に設定するワイヤレ
    スセキュリティシステムにおいて、解錠操作者が特定さ
    れる電気錠を開閉部の施錠手段として備えるとともに、
    開閉部の施錠を行う電気錠の解錠に連動して開閉センサ
    の検知出力をコントローラへ送るのを一時的にキャンセ
    ルさせるキャンセル手段を備えたことを特徴とするワイ
    ヤレスセキュリティシステム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005267508A (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd セキュリティ装置
JP2006352703A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Matsushita Electric Works Ltd セキュリティシステム
JP2007150885A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 Aiphone Co Ltd 集合住宅インターホンシステム
JP2009272819A (ja) * 2008-05-02 2009-11-19 Aiphone Co Ltd インターホンシステム

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