JP2003036490A - セキュリティインターホン - Google Patents

セキュリティインターホン

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JP2003036490A
JP2003036490A JP2001222053A JP2001222053A JP2003036490A JP 2003036490 A JP2003036490 A JP 2003036490A JP 2001222053 A JP2001222053 A JP 2001222053A JP 2001222053 A JP2001222053 A JP 2001222053A JP 2003036490 A JP2003036490 A JP 2003036490A
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security
warning
notification
ringing
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JP2001222053A
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English (en)
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Kuniyuki Tomono
晋之 伴野
Kenji Matsuoka
賢二 松岡
Yoichi Ando
洋一 安藤
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Aiphone Co Ltd
Original Assignee
Aiphone Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帰宅時等の開扉を伴う警戒解除操作を容易と
し、盗犯の侵入時(報知時)は盗犯による発報の解除を
難しくし、利便性、防犯性の高い防犯・報知機能を備え
たセキュリティインターホンを提供する。 【解決手段】 防犯警報の非発報時の警戒終了及び発報
時の報知終了を操作する解除手段、発報時の鳴動を停止
する鳴動停止手段は、警報音停止ボタン15aと警戒設
定ボタン15bと電気錠ボタン15cであり、それらの
押圧時間と非押圧時間の組合わせパターンに基づいて操
作される。非発報時の解除手段操作と発報時の鳴動停止
手段操作は異なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住戸に設置されて
通話機能の他に各種センサ入力に基づき各種警報報知を
行うセキュリティインターホンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、セキュリティインターホンと
して火災感知器等のセンサを接続して火災発生時にセキ
ュリティインターホンにて表示及び鳴動による火災警報
を発するようなセキュリティインターホンが提案されて
いた。また窓、扉等に防犯センサを設置し防犯警報を発
するセキュリティインターホンも提案されていた。上記
従来のセキュリティインターホンにおける防犯警報は、
通常屋内に配置される親機と玄関等の戸外に設置される
子機から成るインターホンの親機に備えた警戒設定スイ
ッチ若しくは玄関等の戸外に設置した外部キースイッチ
等の警戒手段による操作により警戒開始を設定し、警戒
状態中に、窓,扉に設置されたセンサにより親機が窓、
扉の開放(以下、開扉という)を検出すると親機で表示
灯の点滅、警報音の鳴動等の報知を行うようになってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、犯罪の頻発によ
り各家庭での防犯意識が高まり、上記セキュリティ機能
に対してより利便性、防犯性の高い防犯警報機能、報知
機能が求められている。即ち、開扉が住居人の帰宅に伴
う開放であれば防犯警報を発報(報知)せず、盗犯の侵
入に伴う開扉であれば早急に防犯警報を発報(報知)す
るという矛盾を配慮する必要があり、帰宅時等の開扉を
伴う警戒解除時には誤発報し難く容易な解除手段、盗犯
の侵入時(報知時)は盗犯により容易に報知が解除され
難い解除手段が求められている。
【0004】ところが上記従来の技術では、開扉してか
ら報知開始までの即時性に配慮して開扉時には即時報知
を行っており、このため外出時には最終退出扉を閉扉後
に警戒開始とする必要があり、外部キースイッチ等によ
る警戒手段を用いていたし、帰宅時は開扉前に外部キー
スイッチ等による解除手段が用いられていた。このよう
に、扉の錠前のキーとは別に防犯警報の警戒/解除手段
向けのキーを所持して外出する必要があり、キーの管理
に利便性を欠いていた。また、扉のキーをもって防犯警
報の警戒/解除手段向けのキーと兼用する手段も提案さ
れているが、昨今のピッキング犯罪においては盗犯の侵
入に対し全く無効となってしまう難点があった。
【0005】更に、火災警報等の鳴動停止は住居人の操
作であり、緊急時の操作となるため容易な鳴動停止手段
が求められるのに対し、防犯警報は解除手段と同様に盗
犯により容易に鳴動が停止され難い鳴動停止手段が求め
られるが、防犯警報も火災警報等と同一の簡易な鳴動停
止手段が用いられており停止操作しやすく、継続的な盗
犯への威嚇、近隣への報知ができないとの難点があっ
た。また、開扉時の報知解除手段として親機が予め備え
る複数の操作ボタンの操作が提案されているが、操作ボ
タンの順次操作で報知解除となるため盗犯がいたずらに
親機操作ボタンを操作することで報知解除される場合が
あり、継続的な盗犯への威嚇、近隣への報知ができない
との難点があった。更に、開扉時の報知解除手段として
親機に10キーを付加し暗証番号による報知解除手段も
提案されているが、インターホン機能において10キー
は不要な場合が多く、防犯警報の用途のみに10キーを
備えることは、他のインターホン操作の誤操作を招くば
かりでなく、高価になる難点があった。
【0006】本発明はこのような問題点に鑑み、帰宅時
等の開扉を伴う警戒解除操作を容易とし、盗犯の侵入時
(報知時)は盗犯による発報の解除を難しくし、利便
性、防犯性の高い防犯・報知機能を備えたセキュリティ
インターホンを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、センサ入力に基づき動作する少
なくとも鳴動を含む防犯警報の報知手段と、防犯警報の
警戒開始を操作する警戒手段と、防犯警報の非発報時の
警戒終了及び発報時の報知終了を操作する解除手段と、
発報時の鳴動を停止する鳴動停止手段とを備えたセキュ
リティインターホンであって、前記解除手段および/ま
たは前記鳴動停止手段は、少なくとも一つの操作ボタン
の押圧時間と非押圧時間との組合わせパターンに基づい
て作動するものであることを特徴とする。この構成によ
り、例えば住居人の帰宅時等の開扉を伴う警戒解除を簡
易に、盗犯の侵入時(報知時)は盗犯による報知の解除
を難しくすることが可能となる。
【0008】請求項2の発明は、センサ入力に基づき動
作する防犯警報および火災警報等の非防犯警報を含む報
知手段と、防犯警報の警戒開始を操作する警戒手段と、
防犯警報の非発報時の警戒終了及び発報時の報知終了を
操作する解除手段と、前記防犯警報および火災警報等の
非防犯警報の発報時の鳴動を停止する鳴動停止手段とを
備えたセキュリティインターホンであって、前記防犯警
報の前記解除手段および/または前記鳴動停止手段のみ
が、少なくとも一つの操作ボタンの押圧時間と非押圧時
間との組合わせパターンに基づいて作動することを特徴
とする。この構成により、上記同様に住居人の帰宅時等
の開扉を伴う警戒解除を簡易に、盗犯の侵入時(報知
時)は盗犯による報知の解除を難しくすることが可能と
なるし、防犯警報以外の解除操作を複雑にする必要のな
い例えば火災警報の鳴動停止操作等は単純操作のままに
しておくことができる。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、前記操作ボタンの押圧時間と非押圧時間との
組合わせパターンを作成または変更するパターン設定手
段を備えて成ることを特徴とし、この構成により、操作
ボタンの押圧時間と非押圧時間との組み合わせパターン
を住居人が設定できるので、万が一住居人以外の人に解
除操作手段等を知られても再設定できる。
【0010】請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れ
かの発明において、前記操作ボタンの押圧時間と非押圧
時間を決定する際のガイドとして、鳴動により単位時間
を報知するガイド報知手段を備えて成ることを特徴と
し、この構成により操作ボタンの押圧時間と非押圧時間
パターンの操作をガイドを利用して的確に行なうことが
でき、解除操作或いは鳴動停止操作が容易となる。ま
た、組み合わせパターンを作製又は変更する場合は的確
に設定できる。
【0011】請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れ
かの発明において、前記解除手段における前記組合わせ
パターンが、防犯警報の非発報時の警戒解除操作と発報
時の報知解除操作とで異なることを特徴とし、この構成
により防犯警報報知時の解除手段操作に比べ防犯警報非
発報時の解除手段操作を簡略化でき、盗犯侵入時の解除
操作は難しいまま帰宅時の解除操作を簡単にでき、頻繁
に行なう操作を簡易化できる。
【0012】請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れ
かの発明において、前記解除手段と前記鳴動停止手段と
で、前記組合わせパターンが異なることを特徴とし、こ
の構成により解除手段の解除操作に比べて鳴動停止操作
の組み合わせを特に難しくすることができ、発報した警
報音を盗犯等の非住居人が停止するのを実質不可能にす
ることもできる。
【0013】請求項7の発明は、請求項1乃至5の何れ
かの発明において、前記センサ入力を2系統以上有し、
前記解除手段における前記組合わせパターンが前記セン
サ入力の系統毎に異なることを特徴とし、この構成によ
り例えば頻繁に使用する玄関ドアによる発報の警戒解除
を他の解除操作に比べ簡単にできる。
【0014】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、前記センサの起動から前記防犯警報の報知開始まで
の報知遅延時間を前記系統毎に予め定めたことを特徴と
し、この構成により、最後に操作することの多い玄関ド
アは長い遅延時間にできる。また請求項9の発明は、請
求項7の発明において、前記センサの起動から前記防犯
警報の発報開始までの報知遅延時間を前記系統毎に設定
可能とする遅延時間設定手段を備えたことを特徴とし、
こうすることで住居人の都合や住居の間取りに合わせて
設定できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1に示すブ
ロック図は、本発明に係るセキュリティーインターホン
の好ましい一実施形態を示し、インターホンシステム全
体を示している。図1において、1はセキュリティーイ
ンターホン親機(以下、単に「親機」と称する。)、4
はセキュリティーインターホン子機(以下、単に「子
機」と称する。)であり、親機1はCPU14を内蔵
し、CPU14はセンサ検出部11、表示部12、火災
受信部13、操作部15、子機4と通話するための呼出
検出/通話制御部17、電気錠インターフェイス20、
そして報知遅延時間設定部21に接続され、夫々を制御
し、動作させている。
【0016】センサ検出部11は各センサ入力系統毎に
検出部11a〜11cを備え、それぞれセンサ2(第1
センサ2a,第2センサ2b,第3センサ2c)に接続
されており、窓・扉等の開放をセンサ2を介してセンサ
検出部11で検出し、CPU14が第1〜第3センサ2
a〜2cの状態を認識する。
【0017】操作部15は操作ボタンとして警報音停止
ボタン15a、警戒設定ボタン15b、電気錠ボタン1
5cを備え、各ボタン15a〜15cの押圧をCPU1
4が認識する。また、表示部12は火災表示灯12a、
防犯表示灯12b、電気錠表示灯12c、防犯設定表示
灯12dを備え、それらはCPU14からの制御により
消灯、点灯、点滅を可能としている。
【0018】そして、CPU14は、子機4(詳細図示
せず)からの呼出、及び呼出検出/通話制御部17に接
続される送受器19を用いての応答通話を制御するし、
呼出音・報知音発生/増幅部16(以下、報知音発生部
という。)を制御して呼出音・報知音・合図音を発生さ
せると共に、呼出音・報知音・合図音を報知手段である
スピーカ18から発して鳴動報知させる。更に、電気錠
インターフェイス20に接続されている電気錠ユニット
5を遠隔操作し、錠前の施錠/解錠状態を取得する(詳
述せず)。尚、ここで鳴動とはブザーのような単純音で
も良いが、メロディや音声による報知であっても良い。
【0019】また、CPU14は火災受信部13に接続
されている火災感知器3からの火災発生信号に基づき、
火災表示灯12aを点滅させると共に報知音発生部16
にて火災警報音を発生させ、火災警報音をスピーカ18
から発して鳴動報知させるし、防犯警報の非警戒時(監
視状態)は、センサ検出部11での検出信号に拘わらず
防犯表示灯12b、防犯設定表示灯12dを消灯し、報
知音発生部16を消音し、センサ2の状態によらず防犯
警報は発報しない。また、電気錠操作ボタン15cの施
錠操作により電気錠表示灯12cを点灯させる。
【0020】操作部15の中の警戒設定ボタン15bは
防犯警報の警戒開始を操作する警戒手段であり、ボタン
を押圧操作して監視状態より警戒状態へ移行する。警戒
状態では、防犯設定表示灯12dが点灯し、検出部11
b,11cからのセンサ起動信号入力時は即時警報状態
へ移行する。ただし、検出部11aからのセンサ起動信
号は、警戒状態へ移行した際の30秒間は1度目のセン
サ起動信号は無効とし、30秒内の2度目以降および3
0秒以後のセンサ起動信号入力時は、センサ起動信号入
力後30秒の報知遅延時間を経て警報状態へ移行するよ
うになっている。
【0021】報知遅延時間はセンサ起動操作を行なって
も警報状態へ移行しない期間を言い、上述するように報
知遅延時間を検出部11aに設けることで、検出部11
aに接続された第1センサ2aを玄関扉、第2センサ2
bを1階窓、第3センサ2cを2階窓へ設置すれば、1
階窓・2階窓からの盗犯の侵入は即時防犯警報が報知さ
れるが、住居人が外出に際し警戒状態へ移行させても外
出時の最終退出扉となる玄関扉の30秒内の1度目の開
放(最終退出)では防犯警報は発報しないため誤報無く
外出できるし、警戒設定直後の30秒間も含め玄関扉の
2度目の開放では報知遅延時間を経て警報状態へ移行す
るため住居人の最終退出直後から警戒状態とすることが
できる。
【0022】この報知遅延時間の設定は、解除手段の設
定同様に特定の条件下での電源投入により設定開始と
し、報知遅延時間設定部21を操作して設定し、電源遮
断で設定終了とし、この間合図音を鳴動させることによ
り所望の時間を容易に設定できるようになっている。
尚、遅延時間の計測はCPU14内の第2タイマ14b
で行われる。このように、遅延時間設定手段である報知
遅延時間設定部の操作により報知遅延時間を設定或いは
変更可能とすることで、例えば最後に操作することの多
い玄関ドアの遅延時間のみ長くできるし、住居人の都合
や住居の間取りに合わせて設定でき、利便性を更に向上
できる。尚、センサの入力系統毎に報知遅延時間を予め
固定して設けておいても良く、玄関のセンサ等は専用の
検出部或いは適した遅延時間の検出部を選択して接続す
れば良く、構成を簡易にできる。
【0023】また、操作部15は解除操作のパターン設
定手段及び解除手段でもあり、パターン設定操作は、設
定するセンサ入力系統の例えば第1センサ2aを起動し
ておき、警戒設定ボタン15bを押圧した状態で親機1
の電源投入により報知遅延時間と同様に合図音を鳴動さ
せ、設定したい順序、時間で操作部15を操作して設定
する。この時操作部15の押圧時間、ひ非押圧時間の計
時はCPU14内の第1タイマにより行なわれる。そし
て、第1センサ2aが復旧した後、操作部15を無操作
として電源投入することで通常運用を開始する。尚、設
定した操作パターンはCPU14内のパターンメモリ1
4cに記憶される。そして、他のセンサ入力系統及び鳴
動停止手段も同様に行えば良い。
【0024】解除操作は非発報時の解除操作と発報時の
解除操作があるが、非発報時の解除手段の操作、即ち操
作部15を操作する際にガイドとして上記報知遅延時間
内にCPU14の制御により報知音発生部16を介しス
ピーカ18から単位時間毎に合図音が発生し鳴動動作を
するようになっている。この合図音に合せモールス信号
の要領で操作部15の各ボタン15a〜15cを予め設
定した時間と順序で押圧することで、パターンメモリ1
4cに記憶されている操作パターンデータと合致してい
ればこの間の解除操作が可能となる。
【0025】一方、警報発報時の解除操作は、非発報時
の解除操作と同様の操作でも良いが、非発報時の解除操
作を解する悪意ある隣人等(盗犯)の侵入による警報発
報時の解除が可能となってしまうことが考えられるた
め、操作ボタンの種類、順序、押圧時間の組合せパター
ンを変えて、帰宅時の解除操作(非発報時の解除操作)
を簡易化して発報時の解除操作を難しくすると良い。こ
うすることで、非発報時の解除操作を知られても発報解
除を実質不可能にすることもでき、継続的な警報発報が
でき、異常発生を近隣に確実に伝えることができ、利便
性、防犯性を更に高めることができる。
【0026】このように、操作部の3つの操作ボタンを
操作して、組み合わせパターンを住居人が設定するよう
にすれば、万が一住居人以外の人に解除操作方法を知ら
れても再設定できるし、覚えやすい好みのパターンに設
定できるので防犯性、利便性を向上できる。また、スピ
ーカ18から単位時間毎に合図音を発生させるガイド報
知手段をもうけることで、操作ボタンの押圧時間と非押
圧時間の決定が的確に行えるので、押圧時間と非押圧時
間の組み合わせパターンの設定、或いは解除操作や鳴動
停止操作の際のボタン操作を容易に行なうことができ
る。
【0027】尚、解除手段の設定パターンは、センサの
入力系統毎に異なる組合わせパターンとしても良く、そ
うすることで例えば頻繁に使用する玄関ドアを解放した
際の警報解除を他の解除操作に比べて簡単にでき、利便
性が向上する。また、警報発報時の解除操作のガイドは
報知によらず防犯設定表示灯12dを単位時間毎に点滅
動作させると良い。これは、警報発報時はその警報音に
よりガイド音が聞き取り難いためで、点滅動作を非発報
時の解除手段の合図音と同様に利用でき、モールス信号
の要領で操作が容易となる。
【0028】図2は解除手段による解除操作例を示し、
パターンメモリ14cに記憶されたパターンを示してい
る。解除操作は、警報音停止ボタン15a、警戒設定ボ
タン15b、電気錠ボタン15cを使用し、図示するよ
うに電気錠ボタン15cを3単位時間押圧した後、2単
位時間全てのボタン15a〜15cを無押圧、次に警戒
設定ボタン15bを1単位時間押圧した後に3単位時間
全てのボタン15a〜15cを押圧する操作としてい
る。この時間と順序をCPU14にて認識することによ
り正しく解除操作が行われた場合のみ監視状態へ移行
し、合図音の鳴動を停止し、防犯設定表示灯12dを消
灯する。正しく解除操作が行われなかった場合は警戒設
定時と同様に報知遅延時間を有し、その時間経過後は警
報状態へ移行し、CPU14は防犯表示灯12bを点滅
させると共に、報知音発生部16にて防犯警報音を発生
増幅してスピーカ18より防犯警報音を出力し鳴動させ
る。
【0029】このように、3つの操作ボタンの押圧時間
と非押圧時間を組み合わせたパターン操作とすること
で、住居人(正しい解除操作を解する人)の帰宅時には
住居人の報知遅延時間内の正しい解除操作(解除手段操
作)により警報状態に移行しないが、盗犯(正しい解除
操作を解しない人)が玄関を開放し侵入しても正しい解
除操作を取り得ないため警報状態へ移行する。
【0030】尚、防犯警報以外の解除操作、例えば火災
警報等の複雑にする必要のない鳴動停止は単純操作のま
まで良く、そうすることで利便性が向上するし、簡易な
構成にできる。また、上記実施の形態では、センサ入力
系統、センサ検出部、操作部を何れも3種類としたが、
1つでも良いし3種類以上としても良い。また、防犯警
報以外の警報を火災警報のみとしたが、ガス漏れ警報、
非常警報等を含むものであっても良いし、防犯警報発報
の際の鳴動報知を子機からするようにしても良く、防犯
効果を一層高めることができる。また、警戒手段として
1個の警戒設定ボタンを用いて3のセンサ入力系統を同
時に操作したが、センサ入力系統毎に警戒設定ボタン即
ち警戒手段を設けてもよく、防犯表示灯、防犯設定表示
灯も3個のセンサ入力系統の発報、警戒設定を同時に表
示する代表表示灯として説明したがセンサ入力系統毎に
個別表示するものであっても良い。更に、センサ入力系
統毎にセンサ1個としたが、直列にセンサを複数個接続
したものであっても良い。又、本発明は戸建住宅に限ら
ず集合住宅の各住戸単位も含む。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明によれば、例えば住居人の帰宅時等の開扉を伴
う警戒解除を簡易に、盗犯の侵入時(報知時)は盗犯に
よる報知の解除を難しくすることが可能となり、より利
便性、防犯性の高い防犯警報、報知機能の提供が可能と
なる。
【0032】請求項2の発明によれば、例えば住居人の
帰宅時等の開扉を伴う警戒解除を簡易に、盗犯の侵入時
(報知時)は盗犯による報知の解除を難しくすることが
可能となり、より利便性、防犯性の高い防犯警報、報知
機能の提供が可能となる。そして、防犯警報以外の解除
操作を複雑にする必要のない例えば火災警報の鳴動停止
操作等は単純操作のままにしておくことができるので、
利便性を更に向上できるし、簡易な構成にできる。
【0033】請求項3の発明によれば、請求項1又は2
の効果に加えて、操作ボタンの押圧時間と非押圧時間と
の組み合わせパターンを住居人が設定できるので、万が
一住居人以外の人に解除操作手段等を知られても再設定
でき、防犯性を高くできる。また、請求項4の発明によ
れば、請求項1乃至3の何れかの効果に加えて、操作ボ
タンの押圧時間と非押圧時間の決定が的確に行えるの
で、押圧時間と非押圧時間の組み合わせパターンの設
定、或いは解除操作や鳴動停止操作の際のボタン操作を
容易に行なうことができる。
【0034】請求項5の発明によれば、請求項1乃至4
の何れかの効果に加えて、防犯警報報知時の解除手段操
作に比べ防犯警報非発報時の解除手段操作を簡略化でき
るし、盗犯侵入時の解除操作は難しいまま帰宅時の解除
操作を簡単にでき、頻繁に行なう操作を簡易化でき、利
便性が更に向上する。また、請求項6の発明によれば、
請求項1乃至5の何れかの効果に加えて、解除手段の解
除操作に比べて鳴動停止操作の組み合わせを特に難しく
することで、発報した警報音を盗犯等の非住居人が停止
するのを実質不可能にすることもでき、異常発生を近隣
に確実に伝えることができる。
【0035】請求項7の発明によれば、請求項1乃至5
の何れかの効果に加えて、例えば頻繁に使用する玄関ド
アによる発報の警戒解除を他の解除操作に比べ簡単にで
き、利便性が更に向上する。また、請求項8の発明によ
れば、請求項7の効果に加えて、最後に操作することの
多い玄関ドアは長い遅延時間にでき、利便性が向上する
し、請求項9の発明によれば、請求項7の効果に加え
て、住居人の都合や住居の間取りに合わせて設定でき、
利便性が更に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセキュリティインターホンの実施
の形態の一例を示すブロック図である。
【図2】図1の解除手段の操作例を示すタイミング図で
ある。
【符号の説明】
1・・セキュリティインターホン親機、2・・センサ、
2a・・第1センサ、2b・・第2センサ、2c・・第
3センサ、3・・火災感知器、4・・セキュリティイン
ターホン子機、11・・センサ検出部、11a、11
b、11c・・検出部、12・・表示部、12a・・火
災表示灯、12b・・防犯表示灯、12d・・防犯設定
表示灯、13・・火災受信部、14・・CPU、15・
・操作部、15a・・警報音停止ボタン、15b・・警
戒設定ボタン、15c・・電気錠ボタン、16・・呼出
音・報知音発生/増幅部(報知音発生部)、17・・呼
出検出/通話制御部、18・・スピーカ、21・・報知
遅延時間設定部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 洋一 愛知県名古屋市熱田区神野町2丁目18番地 アイホン株式会社内 Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA23 AA40 AA44 BB03 BB32 BB65 BB74 DD05 DD24 DD36 EE07 EE16 FF01 FF02 FF19 FF20 FF24 GG08 GG11 GG19 GG40 GG46 GG52 GG55 5K038 CC03 DD07 DD18 GG02 GG06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサ入力に基づき動作する少なくとも
    鳴動を含む防犯警報の報知手段と、防犯警報の警戒開始
    を操作する警戒手段と、防犯警報の非発報時の警戒終了
    及び発報時の報知終了を操作する解除手段と、発報時の
    鳴動を停止する鳴動停止手段とを備えたセキュリティイ
    ンターホンであって、前記解除手段および/または前記
    鳴動停止手段は、少なくとも一つの操作ボタンの押圧時
    間と非押圧時間との組合わせパターンに基づいて作動す
    るものであることを特徴とするセキュリティインターホ
    ン。
  2. 【請求項2】 センサ入力に基づき動作する防犯警報お
    よび火災警報等の非防犯警報を含む報知手段と、防犯警
    報の警戒開始を操作する警戒手段と、防犯警報の非発報
    時の警戒終了及び発報時の報知終了を操作する解除手段
    と、前記防犯警報および火災警報等の非防犯警報の発報
    時の鳴動を停止する鳴動停止手段とを備えたセキュリテ
    ィインターホンであって、前記防犯警報の前記解除手段
    および/または前記鳴動停止手段のみが、少なくとも一
    つの操作ボタンの押圧時間と非押圧時間との組合わせパ
    ターンに基づいて作動することを特徴とするセキュリテ
    ィインターホン。
  3. 【請求項3】 前記操作ボタンの押圧時間と非押圧時間
    との組合わせパターンを作成または変更するパターン設
    定手段を備えて成る請求項1又は2記載のセキュリティ
    インターホン。
  4. 【請求項4】 前記操作ボタンの押圧時間と非押圧時間
    を決定する際のガイドとして、鳴動により単位時間を報
    知するガイド報知手段を備えて成る請求項1,2または
    3の何れかに記載のセキュリティインターホン。
  5. 【請求項5】 前記解除手段における前記組合わせパタ
    ーンが、防犯警報の非発報時の警戒解除操作と発報時の
    報知解除操作とで異なる請求項1乃至請求項4の何れか
    に記載のセキュリティインターホン。
  6. 【請求項6】 前記解除手段と前記鳴動停止手段とで、
    前記組合わせパターンが異なる請求項1乃至請求項5の
    何れかに記載のセキュリティインターホン。
  7. 【請求項7】 前記センサ入力を2系統以上有し、前記
    解除手段における前記組合わせパターンが前記センサ入
    力の系統毎に異なる請求項1乃至請求項5の何れかに記
    載のセキュリティインターホン。
  8. 【請求項8】 前記センサの起動から前記防犯警報の報
    知開始までの報知遅延時間を前記系統毎に予め定めた請
    求項7記載のセキュリティインターホン。
  9. 【請求項9】 前記センサの起動から前記防犯警報の報
    知開始までの報知遅延時間を前記系統毎に設定可能とす
    る遅延時間設定手段を備えた請求項7記載のセキュリテ
    ィインターホン。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2698976A1 (en) * 2012-08-13 2014-02-19 TRK Inovacije Doo Novi Sad An electronic device for recording and recognizing ring signal patterns in an intercom device sending a signal to unlock the door based on the recognition
JP2014192595A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Aiphone Co Ltd インターホンシステム
JP2014192594A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Aiphone Co Ltd インターホンシステム
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