JP2001332872A - 携帯端末装置 - Google Patents

携帯端末装置

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JP2001332872A
JP2001332872A JP2000147713A JP2000147713A JP2001332872A JP 2001332872 A JP2001332872 A JP 2001332872A JP 2000147713 A JP2000147713 A JP 2000147713A JP 2000147713 A JP2000147713 A JP 2000147713A JP 2001332872 A JP2001332872 A JP 2001332872A
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Japan
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frame
circuit board
portable terminal
terminal device
reinforcing member
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JP2000147713A
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English (en)
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Kazumi Kawano
和美 川野
Takashi Yamaguchi
孝史 山口
Naoki Koga
直樹 古賀
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • H05K7/14Mounting supporting structure in casing or on frame or rack
    • H05K7/1461Slidable card holders; Card stiffeners; Control or display means therefor

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  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Structure Of Receivers (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレームの剛性を向上させることで、フレー
ムの破損やそれに伴う基板の捻じりや屈曲等を防止し、
電子部品の回路基板とのマイクロ接続部の信頼性も向上
させることができる携帯端末装置を得ることを目的とす
る。 【解決手段】 電子部品が実装された回路基板24と、
前記回路基板24を取り付けるためのフレーム25と、
前記フレーム25に当接してフレーム25を補強するた
めの補強部材32と、前記フレーム25と勘合するカバ
ーとを持つ構成としたことを特徴とする携帯端末装置と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PCカードのよう
な携帯端末装置において、筐体及び電子部品の回路基板
との接続部の機械的信頼性を高めるための構成手段に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年PCカードのような携帯端末装置
は、その高機能化に伴って高密度実装が進展し、電子部
品の回路基板との接続部の微細化が進展してきている。
【0003】以下、PCカードの構成を例に、図15〜
16を参照しながら説明する。
【0004】図15は従来のPCカードを例にした場合
の携帯端末装置の組立て図であり、1は下カバーであり
ネジ穴7a〜7dが空けられている。3は外部機器との
接続を行うコネクタ、4は前記コネクタ3が実装されて
いる回路基板、5は前記回路基板4が収まるフレームで
あり、6a〜6dは前記ネジ穴7a〜7dとそれぞれ合
致する位置に設けられているボス、8はコネクタ3が収
まる勘合部である。9はフレーム5と勘合する上カバ
ー、10は前記上カバー9とフレーム5とを固着するた
めの接着テープでありフレーム5の枠形状にほぼ合致す
るように上カバー9に貼付されている。11a〜11d
は下カバー1とフレーム5とを締結するためのネジであ
る。
【0005】図16は同における下カバーを取り除いた
状態を示す図である。
【0006】次に、このような構成のPCカードにおい
て、その組立手順について図15を参照しながら、説明
する。
【0007】まず、コネクタ3が実装されている回路基
板4を勘合部8にコネクタ3が収まるようにしてフレー
ム5内に収める。この状態を図16に示す。
【0008】その後、下カバー1をネジ穴7a〜7dが
ボス6a〜6dに各々合致するようにしてフレーム5と
勘合させる。この状態で、ネジ11a〜11dが、それ
ぞれネジ穴7a〜7d、ボス6a〜6dを介すことで、
下カバー1とフレーム5とが締結されることになる。
【0009】次に、フレーム5の下カバー1とは反対側
に、上カバー9の接着テープ10がフレーム5の枠形状
に沿うようにして上カバー9をフレーム5に勘合させ接
着固定させる。
【0010】このようにして構成されたPCカードは、
コネクタ3を介して例えばパソコンのような電子機器に
接続し、使用者が目的とする付加機能を電子機器に持た
せたり、電子機器の外部記憶手段としたりすることにな
る。また、このPCカードは持ち歩くこともできるた
め、使用者は屋内外を問わず、いつでもどこでも、電子
機器に前記した機能を持たせて使うことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような構成のPCカードについては、以下のような問
題点を有している。
【0012】PCカードのような携帯端末装置は、その
高機能化に伴い、搭載される電気部品の高密度実装化も
進展してきており、電子部品の回路基板との接続部も非
常に微細となり機械的強度が弱い。
【0013】また、PCカードの高機能化に伴う部品点
数の増加に対応するため、基板面積の拡大も図られてい
る。しかし、PCカードは外形寸法が規格で標準化され
ており、基板面積の拡大に伴うフレームの大型化は不可
能であり、フレーム自体の肉厚を小さくするしかない。
【0014】このような状況において、使用者がパソコ
ン等の外部機器にPCカードを接続して使用している
時、あるいはPCカードを持ち歩いている時などに外力
がかかった場合、フレームに捻じりや屈曲などが発生し
フレームが破損したり、回路基板にも捻じりや屈曲が生
じ、電子部品の回路基板とのマイクロ接続部に破断が発
生したりするという問題点がある。
【0015】本発明は、上記課題を解決し、フレームの
剛性を向上させることで、フレームの破損やそれに伴う
基板の捻じりや屈曲等を防止し、電子部品の回路基板と
のマイクロ接続部の信頼性も向上させることができる携
帯端末装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の携帯端末装置は、電子部品が実装された回
路基板と、回路基板を取り付けるためのフレームと、フ
レームに当接してフレームを補強するための補強部材
と、フレームと勘合するカバーとを持つようにしたこと
を特徴とする。
【0017】この構成により、補強部材がフレームを支
持しているため、PCカードが外力を受けた場合でもフ
レームへの衝撃も小さくなり、従って、回路基板の捻じ
りや屈曲も小さくできるため、電子部品の回路基板との
接続部への大きな影響はなくなり、機械的強度に対する
信頼性が向上した携帯端末装置を提供することができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、電子部品が実装された回路基板と、回路基板を取り
付けるためのフレームと、フレームに当接してフレーム
を補強するための補強部材と、フレームと勘合するカバ
ーとを持つ構成としたことを特徴とする。この構成によ
り、補強部材がフレームを支持しているため、PCカー
ドが外力を受けた場合でもフレームへの衝撃も小さくな
り、従って、回路基板の捻じりや屈曲も小さくできるた
め、電子部品の回路基板との接続部への大きな影響はな
くなり、機械的強度に対する信頼性が向上するという作
用を有する。
【0019】本発明の請求項2に記載の発明は、本発明
の請求項1記載の携帯端末装置の構成において、補強部
材をフレームとカバーとで挟持したことを特徴とするも
のであり、この構成により、フレームの剛性はより向上
することになり、本発明の請求項1記載と同様にして、
機械的強度に対する信頼性が向上するという作用を有す
る。
【0020】本発明の請求項3に記載の発明は、本発明
の請求項1あるいは2記載の携帯端末装置の構成におい
て、回路基板上にBGAやCSP等のエリア接合部品が
実装され、補強部材がエリア接合部品上を含む周囲部に
配置されたことを特徴とするものであり、この構成によ
り、特に、エリア接合部品のマイクロ接続部への影響が
なくなるため、本発明の請求項1記載と同様にして、エ
リア接合部品を多用するような高機能商品に対する信頼
性は一段と向上するという作用を有する。
【0021】本発明の請求項4、5に記載の発明は、本
発明の請求項1、2あるいは3記載の携帯端末装置の構
成において、補強部材をフレームに固定したことを特徴
とするものであり、この構成により、補強部材と一体化
したフレームの剛性は一段と向上することになり、本発
明の請求項1記載と同様にして、機械的強度に対する信
頼性は飛躍的に向上するという作用を有する。
【0022】本発明の請求項6、7に記載の発明は、本
発明の請求項1,2あるいは3記載の携帯端末装置の構
成において、回路基板を補強部材と伴にフレームに固定
したことを特徴とするものであり、この構成により、回
路基板及び補強部材と一体化したフレームの剛性は増す
増す向上することになり、従って本発明の請求項1記載
と同様にして、機械的強度に対する信頼性はさらに向上
するという作用を有する。
【0023】本発明の請求項8に記載の発明は、本発明
の請求項1〜2記載の携帯端末装置の構成において、補
強部材として板金を用いることを特徴とするものであ
り、この構成により、補強部材自体の剛性が格段に向上
するため、この板金に支持されているフレームの外力に
対する影響はさらに小さくなり、従って本発明の請求項
1記載と同様にして、機械的強度に対する信頼性はさら
に向上するという作用を有する。
【0024】本発明の請求項9に記載の発明は、本発明
の請求項8記載の携帯端末装置の構成において、板金に
絞りを設けたことを特徴とするものであり、この構成に
より、板金自体の剛性はさらに向上することになり、従
って本発明の請求項1記載と同様にして、機械的強度に
対する信頼性は一層向上するという作用を有する。
【0025】本発明の請求項10、11に記載の発明
は、本発明の請求項8あるいは9記載の携帯端末装置の
構成において、板金を回路基板に接合したことを特徴と
するものであり、この構成により、本発明の請求項8あ
るいは9記載と同様のフレームの剛性向上に加え、回路
基板自体の剛性も向上することになり、外力に対する回
路基板への影響をさらに小さくでき、電子部品の回路基
板との接続部への衝撃も微小となり、機械的強度に対す
る信頼性が向上するという作用を有する。
【0026】本発明の請求項12,13に記載の発明
は、本発明の請求項8あるいは9記載の携帯端末装置の
構成において、板金は回路基板上の電子部品を覆うよう
にして配され、この板金のほぼ全周囲を回路基板のグラ
ンド部に接合したことを特徴とするものであり、この構
成により、回路基板自体の剛性は一段と向上し、本発明
の請求項10記載と同様にして、フレームや電子部品の
回路基板との接続部の機械的強度に対する信頼性はさら
に向上するという作用を有する。さらに、回路基板上の
電子部品はグラウンドパターンに接続されている補強板
金によって覆われているため、不要輻射を抑制でき、従
って電気的信頼性も向上するという作用を有する。
【0027】本発明の請求項14、15に記載の発明
は、本発明の請求項10または11記載の携帯端末装置
の構成において、カバーが金属からなり、板金は回路基
板のグランド部に接合するとともに、カバーとも接続す
ることを特徴とするものであり、この構成により、本発
明の請求項10同様にして、フレームや電子部品の回路
基板との接続部の機械的強度に対する信頼性はさらに向
上するという作用を有する。さらに、回路基板上の電子
部品はグラウンドパターンと金属製カバーに接続されて
いる補強板金によって覆われているため、更なる一層の
シールド効果が得られ、従って電気的信頼性も一層向上
するという作用を有する。
【0028】本発明の請求項16記載の発明は、本発明
の請求項1または2記載の携帯端末装置において、PC
カードであることを特徴とし、この構成によりPCカー
ドが外力を受けた場合でもフレームへの衝撃も小さくな
り、従って、回路基板の捻じりや屈曲も小さくできるた
め、電子部品の回路基板との接続部への大きな影響はな
くなり、機械的強度に対する信頼性が向上するという作
用を有する。
【0029】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図14を参照しながら説明する。なお、これらの図
面において同一の部材には同一の符号を付しており、ま
た、重複した説明は省略されている。
【0030】(実施の形態1)図1から図2は本発明の
実施の形態1のPCカードの構成を例にした場合を示し
た図である。
【0031】図1は本発明の実施の形態1におけるPC
カードを例にした場合の携帯端末装置の組立て図であ
り、21は下カバーでありネジ穴27a〜27dが空け
られている。23は外部機器との接続を行うコネクタ、
24は前記コネクタ23が実装されている回路基板、2
5は前記回路基板24が収まるフレームであり、26a
〜26dは前記ネジ穴27a〜27dとそれぞれ合致す
る位置に設けられているボス、28はコネクタ23が収
まる勘合部である。29はフレーム25と勘合する上カ
バー、30は前記上カバー29とフレーム25とを固着
するための接着テープでありフレーム25の枠形状にほ
ぼ合致するように上カバー29に貼付されている。31
a〜31dは下カバー21とフレーム25とを締結する
ためのネジである。32は補強部材、33aは補強部材
32から折れ下がっている壁部であり、この壁部33a
と対称の位置には33aと同形状の壁部33bが設けら
れており、この壁部33aと33bは補強部材32をフ
レーム25内に勘合させた時に、フレーム25の内壁に
接するよう構成されている。
【0032】図2は本発明の実施の形態1における下カ
バーを取り除いた状態を示す図である。
【0033】次に、このような構成のPCカードにおい
て、その組立手順について図1を参照しながら、説明す
る。
【0034】まず、コネクタ23が実装されている回路
基板24を勘合部28にコネクタ23が収まるようにし
てフレーム25内に収める。
【0035】次に、補強部材32の壁部33a、33b
が回路基板24の外縁に置かれ且つフレーム25の内壁
に接するようにしてフレーム25に収める。図2でこの
状態を示す。
【0036】その後、下カバー21をネジ穴27a〜2
7dがボス26a〜26dに各々合致するようにしてフ
レーム25と勘合させる。この状態で、ネジ31a〜3
1dが、それぞれネジ穴27a〜27d、ボス26a〜
26dを介すことで、下カバー21とフレーム25とが
締結されることになる。
【0037】次に、フレーム25の下カバー21とは反
対側に、上カバー29の接着テープ部30がフレーム2
5の枠形状に沿うようにして上カバー29をフレーム2
5に勘合させ接着固定させる。
【0038】このようにして構成されたPCカードは、
コネクタ23を介して例えばパソコンのような電子機器
に接続し、使用者が目的とする付加機能を電子機器に持
たせたり、電子機器の外部記憶手段としたりすることに
なる。また、このPCカードは持ち歩くこともできるた
め、使用者は屋内外を問わず、いつでもどこでも、電子
機器に前記した機能を持たせて使うことができる。
【0039】また、フレーム25は補強部材32によっ
て支持されているため、この機械的特性はフレーム25
自体が持つ機械的特性よりも向上した特性となってい
る。
【0040】このような状態で、PCカードに外力が加
わった場合、この外力が補強部材32によって支持され
ているフレーム25の機械的特性以内の大きさであれ
ば、この外力の影響は補強部材32によって支持されて
いるフレーム25にて抑えられることになる。従って、
フレーム25が曲がったり捻じれたりすることはなく、
フレーム25内の回路基板24は保護される。
【0041】このように、本実施の形態1の携帯端末装
置の構成手段によれば、フレーム25の剛性向上と伴
に、外的衝撃に対する回路基板24への影響を小さくで
きるため、電子部品の回路基板24との接続部の破断等
も防止され、信頼性の高い携帯端末装置を提供できる。
【0042】尚、補強部材の形状については、本実施の
形態で説明した形状に限定するものではなく、フレーム
に当接する部分の大きさ、位置など、本発明の効果を有
する形状にて実施可能である。
【0043】また、PCカードに限らず同様の構成を持
つ携帯端末装置においても同様の効果が得られることは
明らかである。
【0044】尚、上カバー29及び下カバー21のフレ
ーム25への固定方法は、本実施の形態で説明した手段
に限定するものではなく、フレーム25の熱溶着による
勘合あるいはフレーム25から突出した爪による勘合な
ど、本発明の効果を有する手段にて実施可能である。
【0045】(実施の形態2)図3から図4は本発明の
実施の形態2のPCカードの構成を例にした場合を示し
た図である。
【0046】図3は本発明の実施の形態2におけるPC
カードを例にした場合の携帯端末装置の組立て図であ
り、34a〜34dはネジ31a〜31dによって下カ
バー21とフレーム25とを締結する際、下カバー21
とフレーム25との間に挟み込まれる腕部である。
【0047】図4は本発明の実施の形態2における下カ
バーを取り除いた状態を示す図である。
【0048】次に、このような構成のPCカードにおい
て、その組立手順について図3を参照しながら、説明す
る。
【0049】まず、コネクタ23が実装されている回路
基板24を勘合部28にコネクタ23が収まるようにし
てフレーム25内に収める。
【0050】次に、補強部材32の壁部33a、33b
が回路基板24の外縁に置かれるように且つフレーム2
5の内壁に接するようにしてフレーム25に収める。こ
の状態で腕部34a〜34dはフレーム25と下カバー
21とで挟まれる位置にある。図4でこの状態を示す。
【0051】その後、下カバー21をネジ穴27a〜2
7dがボス26a〜26dに各々合致するようにしてフ
レーム25と勘合させる。この状態で、ネジ31a〜3
1dが、それぞれネジ穴27a〜27d、ボス26a〜
26dを介すことで、下カバー21とフレーム25とが
締結されることになる。この時、腕部34a〜34dは
下カバー21とフレーム25とによって挟み込まれるこ
とになる。
【0052】その後上カバー29に関しては、実施の形
態1と同様である。
【0053】また、このようにして構成されたPCカー
ドの使用方法も実施の形態1と同様である。
【0054】また、補強部材32は壁部33aと33b
によるフレーム25の支持に加え、フレーム25と下カ
バー21との挟持によってもフレーム25を支持してい
るため、この機械的特性はフレーム25自体が持つ機械
的特性よりもさらに向上した特性となっている。
【0055】このような状態で、PCカードに外力が加
わった場合、実施の形態1同様にして、フレーム25内
の回路基板24は保護される。
【0056】このように、本実施の形態2の携帯端末装
置の構成手段によれば、フレーム25のさらなる剛性向
上が可能となるため、より信頼性の高い携帯端末装置を
提供できる。
【0057】尚本実施の形態に加え、補強部材32の任
意の一部が回路基板24を支持していても、何ら問題な
い。
【0058】さらに、補強部材の形状については、本実
施の形態で説明した形状に限定するものではなく、フレ
ームに当接する部分や腕部34a〜34dの大きさ、位
置など、本発明の効果を有する形状にて実施可能であ
る。
【0059】また、PCカードに限らず同様の構成を持
つ携帯端末装置においても同様の効果が得られることは
明らかである。
【0060】尚、上カバー29及び下カバー21のフレ
ーム25への固定方法は、本実施の形態で説明した手段
に限定するものではなく、フレーム25の熱溶着による
勘合あるいはフレーム25から突出した爪による勘合な
ど、本発明の効果を有する手段にて実施可能である。
【0061】(実施の形態3)図5から図6は本発明の
実施の形態3のPCカードの構成を例にした場合を示し
た図である。
【0062】図5は本発明の実施の形態3におけるPC
カードを例にした場合の携帯端末装置の組立て図であ
り、22は回路基板24上に実装されたCSPやBGA
などのエリア接合部品である。
【0063】図6は本発明の実施の形態3における下カ
バーを取り除いた状態を示す図である。
【0064】次に、このような構成のPCカードにおい
て、その組立手順について図5を参照しながら、説明す
る。
【0065】まず、エリア接合部品22及びコネクタ2
3が実装されている回路基板24を勘合部28にコネク
タ23が収まるようにしてフレーム25内に収める。
【0066】次に、補強部材32が回路基板24上のエ
リア接合部品22を覆うようにして且つ壁部33a、3
3bが回路基板24の外縁に置かれ、さらにフレーム2
5の内壁に接するようにしてフレーム25に収める。こ
の状態で腕部34a〜34dはフレーム25の上に置か
れることになる。図6でこの状態を示す。
【0067】その後は、実施の形態2と同様である。
【0068】また、このようにして構成されたPCカー
ドの使用方法も実施の形態1と同様である。
【0069】また、PCカードに外力が加わった場合
は、実施の形態2同様にして、フレーム25内の回路基
板24、特にエリア接合部品22の周囲が強固に保護さ
れることになる。
【0070】このように、本実施の形態3の携帯端末装
置の構成手段によれば、フレーム25の剛性向上と伴
に、外的衝撃に対するエリア接合部品22への影響を小
さくできるため、マイクロ接続部の破断等も防止され、
信頼性の高い携帯端末装置を提供できる。
【0071】尚本実施の形態に加え、補強部材32の任
意の一部が回路基板24を支持していても、何ら問題な
い。
【0072】さらに本実施の形態では、エリア接合部品
22を覆うようにして補強部材32を設置する例を示し
たが、回路基板24のエリア接合部品22面と反対側面
のエリア接合部品22真下部を含む周囲部に設置しても
よい。
【0073】また、補強部材の形状については、本実施
の形態で説明した形状に限定するものではなく、フレー
ムに当接する部分や腕部34a〜34dの大きさ、位置
など、本発明の効果を有する形状にて実施可能である。
【0074】また、PCカードに限らず同様の構成を持
つ携帯端末装置においても同様の効果が得られることは
明らかである。
【0075】尚、上カバー29及び下カバー21のフレ
ーム25への固定方法は、本実施の形態で説明した手段
に限定するものではなく、フレーム25の熱溶着による
勘合あるいはフレーム25から突出した爪による勘合な
ど、本発明の効果を有する手段にて実施可能である。
【0076】(実施の形態4)図7から図8は本発明の
実施の形態4のPCカードの構成を例にした場合を示し
た図である。
【0077】図7は本発明の実施の形態4におけるPC
カードを例にした場合の携帯端末装置の組立て図であ
り、50a〜50dは補強部材32に設けられたネジ穴
であり、下カバー21内のネジ穴27a〜27d及びフ
レーム25内のボス26a〜26dと合致する位置にあ
る。
【0078】図8は、本発明の実施の形態4における下
カバーを取り除いた状態を示す図である。
【0079】次に、このような構成のPCカードにおい
て、その組立手順について図7を参照しながら、説明す
る。
【0080】まず、コネクタ23が実装されている回路
基板24を勘合部28にコネクタ23が収まるようにし
てフレーム25内に収める。
【0081】次に、補強部材32の壁部33a、33b
が回路基板24の外縁に置かれ且つフレーム25の内壁
に接するように、また同時にフレーム25内のボス26
a〜26dとネジ穴50a〜50dとが合致するように
して補強部材32をフレーム25に収める。図8でこの
状態を示す。
【0082】その後、下カバー21をネジ穴27a〜2
7dがネジ穴50a〜50dに各々合致するようにして
フレーム25と勘合させる。この状態で、ネジ31a〜
31dが、それぞれネジ穴27a〜27d、ネジ穴50
a〜50d及びボス26a〜26dを介すことで、下カ
バー21とフレーム25とを締結することになる。
【0083】その後上カバー29に関しては、実施の形
態1と同様である。
【0084】このようにして構成されたPCカードの使
用方法も実施の形態1と同様である。
【0085】また、フレーム25と補強部材32は機械
的に締結されているため、補強部材32と一体化したフ
レーム25の特性は、フレーム25自体が持つ機械的特
性よりも一層向上した特性となっている。
【0086】このような状態で、PCカードに外力が加
わった場合、この外力が補強部材32と一体化したフレ
ーム25の機械的特性以内の大きさであれば、この外力
の影響は補強部材32と一体化したフレーム25にて抑
えられることになる。従って、さらに一段と大きな外力
に対してもフレーム25が曲がったり捻じれたりするこ
とはなく、フレーム25内の回路基板24は保護され
る。
【0087】このように、本実施の形態4の携帯端末装
置の構成手段によれば、フレーム25の剛性は飛躍的に
向上し、外的衝撃に対する回路基板24への影響もさら
に小さくできるため、実施の形態1同様にして信頼性の
高い携帯端末装置を提供できる。
【0088】尚本実施の形態に加え、補強部材32の任
意の一部が回路基板24を支持していても、何ら問題な
い。
【0089】さらに本実施の形態では、補強部材32は
ネジ固定された例を示したが、フレーム25の熱溶着に
よる勘合あるいはフレーム25から突出した爪による勘
合など、ネジ以外の勘合法であってもよい。
【0090】尚、補強部材の形状については、本実施の
形態で説明した形状に限定するものではなく、フレーム
に当接する部分の大きさ、位置など、本発明の効果を有
する形状にて実施可能である。
【0091】また、PCカードに限らず同様の構成を持
つ携帯端末装置においても同様の効果が得られることは
明らかである。
【0092】尚、上カバー29及び下カバー21のフレ
ーム25への固定方法は、本実施の形態で説明した手段
に限定するものではなく、フレーム25の熱溶着による
勘合あるいはフレーム25から突出した爪による勘合な
ど、本発明の効果を有する手段にて実施可能である。
【0093】(実施の形態5)図9は本発明の実施の形
態5におけるPCカードを例にした場合の携帯端末装置
の組立て図であり、PCカードの組立て図である。60
a〜60dは回路基板24に設けられたネジ穴であり、
フレーム25内のボス26a〜26dと合致する位置に
ある。
【0094】次に、このような構成のPCカードにおい
て、その組立手順について図9を参照しながら、説明す
る。
【0095】まず、コネクタ23が実装されている回路
基板24を勘合部28にコネクタ23が収まるようにし
て、かつネジ穴60a〜60dがフレーム25内のボス
26a〜26dにそれぞれ合致するようにしてフレーム
25内に収める。
【0096】次に、補強部材32の壁部33a、33b
が回路基板24の外縁に置かれ且つフレーム25の内壁
に接するように、また同時に回路基板24内のネジ穴6
0a〜60dとネジ穴50a〜50dとが合致するよう
にしてフレーム25に収める。
【0097】その後、下カバー21をネジ穴27a〜2
7dがネジ穴50a〜50dに各々合致するようにして
フレーム25と勘合させる。この状態で、ネジ31a〜
31dが、それぞれネジ穴27a〜27d、ネジ穴50
a〜50d、ネジ穴60a〜60d及びボス26a〜2
6dを介すことで、下カバー21とフレーム25とを締
結することになる。
【0098】その後上カバー29に関しては、実施の形
態1と同様である。
【0099】また、このようにして構成されたPCカー
ドの使用方法も実施の形態1と同様である。
【0100】また、フレーム25と補強部材32及び回
路基板24は機械的に締結されているため、補強部材3
2及び回路基板24と一体化したフレーム25の機械的
特性は、フレーム25自体が持つ機械的特性よりもさら
に一層向上した特性となっている。
【0101】このような状態で、PCカードに外力が加
わった場合、この外力が補強部材32及び回路基板24
と一体化したフレーム25の機械的特性以内の大きさで
あれば、この外力の影響はこれら補強部材32及び回路
基板24と一体化したフレーム25にて抑えられること
になる。従って、さらに一段と大きな外力に対してもフ
レーム25及び回路基板24が曲がったり捻じれたりす
ることはなく、フレーム25内の回路基板24は保護さ
れる。
【0102】このように、本実施の形態5の携帯端末装
置の構成手段によれば、外的衝撃に対する回路基板24
への影響は格段に小さくできるため、実施の形態1同様
にして信頼性の高い携帯端末装置を提供できる。
【0103】さらに本実施の形態では、回路基板24及
び補強部材32はネジ固定された例を示したが、フレー
ム25の熱溶着による勘合あるいはフレーム25から突
出した爪による勘合など、ネジ以外の勘合法であっても
よい。
【0104】尚、補強部材の形状については、本実施の
形態で説明した形状に限定するものではなく、フレーム
に当接する部分の大きさ、位置など、本発明の効果を有
する形状にて実施可能である。
【0105】また、PCカードに限らず同様の構成を持
つ携帯端末装置においても同様の効果が得られることは
明らかである。
【0106】尚、上カバー29及び下カバー21のフレ
ーム25への固定方法は、本実施の形態で説明した手段
に限定するものではなく、フレーム25の熱溶着による
勘合あるいはフレーム25から突出した爪による勘合な
ど、本発明の効果を有する手段にて実施可能である。
【0107】(実施の形態6)実施の形態6の構成例は
図示していないが、実施の形態1〜5における補強部材
を金属とすることにより、補強部材32自体の機械的特
性は格段に向上した特性となり、従って金属製の補強部
材32によって支持されているフレーム25が持つ機械
的特性は、フレーム25自体が持つ機械的特性よりもさ
らに一層向上した特性となっている。
【0108】このように、本実施の形態6の携帯端末装
置の構成手段によれば、実施の形態1同様にして一段と
信頼性の高い携帯端末装置を提供できる。
【0109】(実施の形態7)図10は本発明の実施の
形態7におけるPCカードを例にした場合の携帯端末装
置の組立て図であり、40は金属製の補強部材32に絞
り加工によって形成された絞り部である。
【0110】図11は、本発明の実施の形態7における
下カバーを取り除いた状態を示す図である。
【0111】また、図12は本発明の実施の形態7にお
ける別例についての下カバーを取り除いた状態を示す図
であり、41は補強部材32に設けられた空隙である。
【0112】次に、このような構成のPCカードにおい
て、図10に従った組立手順については、実施の形態2
と全く同様である。
【0113】また、このようにして構成されたPCカー
ドの使用方法も実施の形態1と同様である。
【0114】また、金属製の補強部材32は絞り部40
によって金属製の補強部材32自体が持つ機械的特性よ
りも向上した特性となっており、従ってその金属製の補
強部材32によって支持されているフレーム25が持つ
機械的特性は、フレーム25自体が持つ機械的特性より
もさらに向上した特性となっている。
【0115】このような状態で、PCカードに外力が加
わった場合、実施の形態2同様にして、フレーム25内
の回路基板24は保護される。
【0116】また、図12に示すような補強部材の構成
によれば、空隙41の分、携帯端末装置自体の重量を軽
くすることができるという効果がある。
【0117】このように、本実施の形態7の携帯端末装
置の構成手段によれば、フレーム25の剛性のさらなる
向上と伴に、外的衝撃に対する回路基板24への影響も
さらに小さくできるため、実施の形態1同様にしてさら
に信頼性の高い携帯端末装置を提供できる。また、空隙
41を補強部材に設けることで、軽量で使いやすい携帯
端末装置を提供できる。
【0118】尚本実施の形態に加え、補強部材32の任
意の一部が回路基板24を支持していても、何ら問題な
い。
【0119】尚、補強部材の形状については、本実施の
形態で説明した形状に限定するものではなく、フレーム
に当接する部分や腕部34a〜34dの大きさ、位置な
ど、本発明の効果を有する形状にて実施可能である。
【0120】また、PCカードに限らず同様の構成を持
つ携帯端末装置においても同様の効果が得られることは
明らかである。
【0121】尚、上カバー29及び下カバー21のフレ
ーム25への固定方法は、本実施の形態で説明した手段
に限定するものではなく、フレーム25の熱溶着による
勘合あるいはフレーム25から突出した爪による勘合な
ど、本発明の効果を有する手段にて実施可能である。
【0122】(実施の形態8)図13は本発明の実施の
形態8におけるPCカードを例にした場合の携帯端末装
置の組立て図である。
【0123】70a、70bはエリア接合部品22の近
接する位置に、金属製の補強部材32の壁部33a及び
33bがそれぞれ同時に挿入できる形状を持って回路基
板24に設けられた固定穴であり、周囲には半田付けが
可能となるよう銅箔が構成されている。
【0124】次に、このような構成のPCカードにおい
て、その組立手順について図13を参照しながら、説明
する。
【0125】まず、金属製の補強部材32の壁部33
a、33bを回路基板24の固定穴70a、70bにそ
れぞれ挿入する。この時、エリア接合部品22は金属製
の補強部材32が覆うような構成となっている。この状
態で、壁部33a及び33bと固定穴70aと70bの
周囲の回路基板24上とを半田付けし固定する。この
時、壁部33a及び33bは、回路基板24上のグラン
ドパターンに半田付けされていても構わない。
【0126】こうして、金属製の補強部材32と一体と
なった回路基板24を勘合部28にコネクタ23が収ま
るようにしてフレーム25内に収める。この状態で腕部
34a〜34dはフレーム25と下カバー21とで挟ま
れる位置にある。
【0127】その後は実施の形態2と全く同様である。
【0128】このようにして構成されたPCカードの使
用方法も実施の形態1と同様である。
【0129】また、回路基板24と金属製の補強部材3
2は機械的に締結されているため、金属製の補強部材3
2と一体化した回路基板24の特性は、回路基板24自
体が持つ機械的特性よりも一層向上した特性となってい
る。
【0130】さらに、フレーム25は一体化した回路基
板24と金属製の補強部材32によって支持されている
ため、この機械的特性はフレーム25自体が持つ機械的
特性よりも向上した特性となっている。
【0131】このような状態で、PCカードに外力が加
わった時は、この外力が一体化した回路基板24と金属
製の補強部材32によって支持されているフレーム25
の機械的特性以内の大きさであれば、この外力の影響は
一体化した回路基板24と金属製の補強部材32によっ
て支持されているフレーム25にて抑えられることにな
る。従って、さらに一段と大きな外力に対してもフレー
ム25が曲がったり捻じれたりすることはなく、フレー
ム25内の回路基板24は保護される。
【0132】このように、本実施の形態8の携帯端末装
置の構成手段によれば、フレーム25の剛性は飛躍的に
向上し、外的衝撃に対する回路基板24への影響もさら
に小さくでき、特にエリア接合部品22の周囲が強固に
保護されるため、実施の形態1同様にして一段と信頼性
の高い携帯端末装置を提供できる。
【0133】尚、本実施の形態では、腕部34a〜34
dを設け下カバー21とフレーム25とで挟み込む構造
としたが、腕部34a〜34dを廃止し、回路基板24
の固定穴70a、70bに壁部33a、33bをそれぞ
れ半田付けするだけの構成であっても何ら構わない。つ
まり、金属製の補強部材32と一体化した回路基板24
の機械的特性は回路基板24自体の機械的特性よりも一
段と向上する。従って、PCカードに外力が加わった時
は、この外力が金属製の補強部材32と一体化した回路
基板24の機械的特性以内の大きさであれば、この外力
の影響は抑えられることになり、上記同様の効果が得ら
れる。
【0134】さらに本実施の形態では、エリア接合部品
22を覆うようにして補強部材32を設置する例を示し
たが、回路基板24のエリア接合部品22面と反対側面
のエリア接合部品22真下部を含む周囲部に設置しても
よい。
【0135】尚、補強部材の形状については、本実施の
形態で説明した形状に限定するものではなく、腕部34
a〜34dの大きさ、位置など、本発明の効果を有する
形状にて実施可能である。
【0136】また、PCカードに限らず同様の構成を持
つ携帯端末装置においても同様の効果が得られることは
明らかである。
【0137】尚、上カバー29及び下カバー21のフレ
ーム25への固定方法は、本実施の形態で説明した手段
に限定するものではなく、フレーム25の熱溶着による
勘合あるいはフレーム25から突出した爪による勘合な
ど、本発明の効果を有する手段にて実施可能である。
【0138】(実施の形態9)図14は本発明の実施の
形態9におけるPCカードを例にした場合の携帯端末装
置の組立て図である。
【0139】33a〜33dは金属製の補強部材32の
腕部34a〜34dを除いた部分からそれぞれ折れ下が
っている壁部である。80a〜80dはエリア接合部品
22を取り囲むような位置に、金属製の補強部材32の
壁部33a〜33dがそれぞれ同時に挿入できる形状を
持って回路基板24に設けられた固定穴である。81a
〜81bはそれぞれの固定穴80a〜80dの周囲に回
路基板24上に露出しているグラウンドパターンであ
る。
【0140】次に、このような構成のPCカードにおい
て、その組立手順について図14を参照しながら、説明
する。
【0141】まず、金属製の補強部材32の壁部33a
〜33dを回路基板24の固定穴80a〜80dにそれ
ぞれ挿入する。この時、エリア接合部品22は金属製の
補強部材32が覆うような構成となっている。この状態
で、それぞれ壁部33a〜33dと回路基板24上のグ
ラウンドパターン81a〜81dとを半田付けし固定す
る。
【0142】こうして、金属製の補強部材32と一体と
なった回路基板24を勘合部28にコネクタ23が収ま
るようにしてフレーム25内に収める。この状態で腕部
34a〜34dはフレーム25と下カバー21とで挟ま
れる位置にある。
【0143】その後は実施の形態2と全く同様である。
【0144】このようにして構成されたPCカードの使
用方法も実施の形態1と同様である。
【0145】またPCカードに外力が加わった時は、実
施の形態8と全く同様にして、大きな外力に対してもフ
レーム25が曲がったり捻じれたりすることはなく、フ
レーム25内の回路基板24は保護されることになる。
【0146】さらに、グラウンドパターン81a〜81
dに接続された金属製の補強部材32はシールドの役目
も果たし、つまり、携帯端末装置の外部あるいは回路基
板24上で発生した高周波などの輻射は金属製の補強部
材32を通じグラウンドパターン81a〜81dに移行
し、反対にエリア接合部品22から発生する高周波に関
しても同様にグラウンドパターン81a〜81dに移行
することになり、不要輻射による誤作動や機能低下を防
ぐことになる。
【0147】このように、本実施の形態9の携帯端末装
置の構成手段によれば、外的衝撃に対する回路基板24
への影響をさらに小さくでき、特にエリア接合部品22
の周囲が強固に保護され、またエリア接合部品22に対
する不要輻射対策に対しても有効な手段となるため、機
械的強度のみならず機能的にも信頼性の高い携帯端末装
置を提供できる。
【0148】尚、金属製の補強部材32内に複数の壁部
と回路基板24上にそれに相当合致する固定穴及びグラ
ウンドパターンを複数設けて、金属製の補強部材32内
を複数の部屋に分割しても何ら問題ない。
【0149】また本実施の形態では、腕部34a〜34
dを設け下カバー21とフレーム25とで挟み込む構造
としたが、腕部34a〜34dを廃止し、回路基板24
の固定穴80a〜80dに壁部33a〜33dをそれぞ
れ半田付けするだけの構成であっても何ら構わない。
【0150】さらに、金属製の補強部材32は、回路基
板24のエリア接合部品22面と反対側面のエリア接合
部品22真下部を含む周囲部に設置してもよい。
【0151】尚、補強部材の形状については、本実施の
形態で説明した形状に限定するものではなく、腕部34
a〜34dの大きさ、位置など、本発明の効果を有する
形状にて実施可能である。
【0152】また、PCカードに限らず同様の構成を持
つ携帯端末装置においても同様の効果が得られることは
明らかである。
【0153】尚、上カバー29及び下カバー21のフレ
ーム25への固定方法は、本実施の形態で説明した手段
に限定するものではなく、フレーム25の熱溶着による
勘合あるいはフレーム25から突出した爪による勘合な
ど、本発明の効果を有する手段にて実施可能である。
【0154】(実施の形態10)実施の形態10の構成
例は図示していないが、実施の形態9において、下カバ
ー21は金属製としたものである。
【0155】このような構成のPCカードにおいて、そ
の組立手順及び使用方法については、実施の形態9と同
様である。
【0156】またPCカードに外力が加わった時は、実
施の形態8と全く同様にして、フレーム25内の回路基
板24は保護されることになる。
【0157】さらに、グラウンドパターン81a〜81
dに接続された金属製の補強部材32はシールドの役目
も果たし、つまり、携帯端末装置の外部あるいは回路基
板24上で発生した高周波などの輻射は金属製の補強部
材32を通じグラウンドパターン81a〜81dと腕部
34a〜34dを介して金属製の下カバー21に移行す
ることになる。また、反対にエリア接合部品22から発
生する高周波に関しても同様にグラウンドパターン81
a〜81dと腕部34a〜34dを介して金属製の下カ
バー21に移行することになり、不要輻射による誤作動
や機能低下が一層防止できることになる。
【0158】このように、本実施の形態10の携帯端末
装置の構成手段によれば、外的衝撃に対する回路基板2
4への影響をさらに小さくでき、特にエリア接合部品2
2の周囲が強固に保護され、またエリア接合部品22に
対する不要輻射対策に対しても有効な手段となるため、
機械的強度のみならず機能的にも信頼性の高い携帯端末
装置を提供できる。
【0159】尚、実施の形態9同様、金属製の補強部材
32内に複数の壁部と回路基板24上にそれに相当合致
する固定穴及びグラウンドパターンを複数設けて、金属
製の補強部材32内を複数の部屋に分割しても何ら問題
ない。
【0160】さらに、金属製の補強部材32は、回路基
板24のエリア接合部品22面と反対側面のエリア接合
部品22真下部を含む周囲部に設置してもよい。
【0161】また、金属製の下カバー21と金属製の補
強部材32との接触手段は、他の金属製部材を用いても
構わない。
【0162】尚、補強部材の形状については、本実施の
形態で説明した形状に限定するものではなく、腕部34
a〜34dの大きさ、位置など、本発明の効果を有する
形状にて実施可能である。
【0163】また、PCカードに限らず同様の構成を持
つ携帯端末装置においても同様の効果が得られることは
明らかである。
【0164】尚、上カバー29及び下カバー21のフレ
ーム25への固定方法は、本実施の形態で説明した手段
に限定するものではなく、フレーム25の熱溶着による
勘合あるいはフレーム25から突出した爪による勘合な
ど、本発明の効果を有する手段にて実施可能である。
【0165】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、フレー
ムの剛性が向上し、従って、外的衝撃に対する回路基板
への影響も小さくできるため、電子部品にかかる荷重も
小さくなり、特にエリア接合部品のマイクロ接続部の破
断等が防止され、機械的強度に対する信頼性が向上す
る。
【0166】また、補強板金を回路基板に直に接合する
ことにより、回路基板自体の剛性も向上するので、更な
る信頼性の向上が期待できる。
【0167】さらに、補強板金のほぼ全周囲を回路基板
上のグラウンドパターンに接合すれば、補強板金内に実
装されているエリア接合部品の不要輻射対策にも有効と
なり、機能的にも一段と信頼性が向上した携帯端末装置
を実現できる。また、カバーを金属製とし、この補強板
金をこのカバーにも接合することで、一層不要輻射に対
する効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるPCカードを例
にした場合の携帯端末装置の組立て図
【図2】同における下カバーを取り除いた状態を示す図
【図3】本発明の実施の形態2におけるPCカードを例
にした場合の携帯端末装置の組立て図
【図4】同における下カバーを取り除いた状態を示す図
【図5】本発明の実施の形態3におけるPCカードを例
にした場合の携帯端末装置の組立て図
【図6】同における下カバーを取り除いた状態を示す図
【図7】本発明の実施の形態4におけるPCカードを例
にした場合の携帯端末装置の組立て図
【図8】同における下カバーを取り除いた状態を示す図
【図9】本発明の実施の形態5におけるPCカードを例
にした場合の携帯端末装置の組立て図
【図10】本発明の実施の形態7におけるPCカードを
例にした場合の携帯端末装置の組立て図
【図11】同における下カバーを取り除いた状態を示す
【図12】同における別例についての下カバーを取り除
いた状態を示す図
【図13】本発明の実施の形態8におけるPCカードを
例にした場合の携帯端末装置の組立て図
【図14】本発明の実施の形態9におけるPCカードを
例にした場合の携帯端末装置の組立て図
【図15】従来のPCカードを例にした場合の携帯端末
装置の組立て図
【図16】同における下カバーを取り除いた状態を示す
【符号の説明】
21 下カバー 22 エリア接合部品 23 コネクタ 24 回路基板 25 フレーム 26a〜26d ボス 27a〜27d、50a〜50d、60a〜60d ネ
ジ穴 28 勘合部 29 上カバー 30 接着テープ 31a〜31d ネジ 32 補強部材 33a〜33d 壁部 34a〜34d 腕部 40 絞り部 41 空隙 70a〜70b、80a〜80d 固定穴 81a〜81d グラウンドパターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 1/08 G06K 19/00 K (72)発明者 古賀 直樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4E360 AA02 AB14 AB42 BA03 EC12 GA04 GA34 GB26 GB46 GC02 5B035 AA08 BB09 BC00 CA03 5K016 AA15 BA06 DA07 DA09 GA02 HA02

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品が実装された回路基板と、前記回
    路基板を取り付けるためのフレームと、前記フレームに
    当接してフレームを補強するための補強部材と、前記フ
    レームと勘合するカバーとを有することを特徴とする携
    帯端末装置。
  2. 【請求項2】前記補強部材を前記フレームと前記カバー
    とで挟持したことを特徴とする請求項1記載の携帯端末
    装置。
  3. 【請求項3】前記回路基板上にBGAやCSP等のエリ
    ア接合部品が実装され、前記補強部材は前記エリア接合
    部品上を含む周囲部に配置されたことを特徴とする請求
    項1あるいは2記載の携帯端末装置。
  4. 【請求項4】前記補強部材を前記フレームに固定したこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の携帯端末装置。
  5. 【請求項5】前記補強部材を前記フレームに固定したこ
    とを特徴とする請求3記載の携帯端末装置。
  6. 【請求項6】前記回路基板を前記補強部材と共に前記フ
    レームに固定したことを特徴とする請求項1または2記
    載の携帯端末装置。
  7. 【請求項7】前記回路基板を前記補強部材と共に前記フ
    レームに固定したことを特徴とする請求項3記載の携帯
    端末装置。
  8. 【請求項8】前記補強部材として板金を用いることを特
    徴とする請求項1または2記載の携帯端末装置。
  9. 【請求項9】前記板金に絞りを設けたことを特徴とする
    請求項8記載の携帯端末装置。
  10. 【請求項10】前記板金を回路基板に接合したことを特
    徴とする請求項8記載の携帯端末装置。
  11. 【請求項11】前記板金を回路基板に接合したことを特
    徴とする請求項9記載の携帯端末装置。
  12. 【請求項12】前記板金は回路基板上の電子部品を覆う
    ようにして配され、この板金のほぼ全周囲を前記回路基
    板のグランド部に接合したことを特徴とする請求項8記
    載の携帯端末装置。
  13. 【請求項13】前記板金は回路基板上の電子部品を覆う
    ようにして配され、この板金のほぼ全周囲を前記回路基
    板のグランド部に接合したことを特徴とする請求項9記
    載の携帯端末装置。
  14. 【請求項14】前記カバーが金属からなり、前記板金は
    回路基板のグランド部に接合するとともに、前記カバー
    とも接続することを特徴とする請求項10記載の携帯端
    末装置。
  15. 【請求項15】前記カバーが金属からなり、前記板金は
    回路基板のグランド部に接合するとともに、前記カバー
    とも接続することを特徴とする請求項11記載の携帯端
    末装置。
  16. 【請求項16】PCカードであることを特徴とする請求
    項1または2記載の携帯端末装置。
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