JP2001283355A - 警報装置 - Google Patents

警報装置

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JP2001283355A
JP2001283355A JP2000096581A JP2000096581A JP2001283355A JP 2001283355 A JP2001283355 A JP 2001283355A JP 2000096581 A JP2000096581 A JP 2000096581A JP 2000096581 A JP2000096581 A JP 2000096581A JP 2001283355 A JP2001283355 A JP 2001283355A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 警報装置における警備状態、警備解除状態の
切り換え操作の誤操作を低減する。 【解決手段】 警報装置1は、情報を入力するID情報入
力部101と、各種センサ301とID情報入力部からの
信号により警備区域の警備状態を警備モードまたは警備
解除モードに切換え、警備状態が警備モードの時に前記
センサが異常を検知すると監視センタに警報を出力する
制御部2とを備える。警報装置に、第1の操作釦102
aと第2の操作釦102bと操作釦カバー104を設け
けられる。前記操作釦カバーは第1の操作釦または第2の
操作釦を覆う位置に回動可能に設置し、制御部2は前記
第1の操作釦または第2の操作釦の押下後に前記ID情報入
力部が操作される、または前記ID情報入力部の操作後に
前記第1の操作釦または第2の操作釦が押下されると警備
状態を警備モードまたは警備解除モードに移行するよう
にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視エリアの警備
状態に応じて各種センサの検知出力を監視センタに送信
する警報装置に関する。特に警備の開始または解除操作
の誤りによる誤報を低減する警報装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の警報装置におけるID情報入力部は
通常カードリーダを用い、該カードリーダに予め登録さ
れているカードが操作されると、警備の開始または解除
が行われるものであった。
【0003】図10は従来の警報装置の一構成例を示すも
のであり、101はID情報入力部としてのカードリー
ダ、2は制御部を示す。また制御部2は記憶部201、処理
部202、警報送信部203より構成される。301a〜301nは各
種防犯センサを示す。
【0004】カードリーダ101はカードに記憶されてい
るID情報を読取り、そのID情報を処理部202に出力す
る。処理部202は記憶部201に予め格納したID情報とカー
ドリーダから入力したID情報を照合し、一致した場合に
は警備状態を警備モードまたは警備解除モードに設定す
る。また、処理部202は各種防犯センサ301a〜301nが接
続され、警備モード中に該センサの検知信号を入力する
と、警報送信部203に信号を出力する。警報送信部203は
処理部202より信号を入力すると、図示しない監視セン
タに警報を送信する。各種防犯センサ301a〜301nは監視
エリアの天井、扉、窓等に設置され、侵入者等による異
常を検知すると検知信号を送出する。
【0005】なお、警備状態とは処理部202が各種防犯
センサ301a〜301nより検知信号が入力されたときに警報
送出部203に信号を出力し、該警報送出部203が監視セン
タに警報を送信する状態のことで、警備解除状態とは処
理部202がセンサの検知信号を入力しても警報送出部203
に信号を出力しない、つまり監視センタに警報を送信し
ない状態をいう。
【0006】次に前記警報装置の動作を説明する。
【0007】建物(監視エリア)の最終退出者は、各種防
犯センサ301a〜301nが警備に適した状態であることを確
認してから、つまり該各種防犯センサ301a〜301nが処理
部202に検知信号を送出していないことを確認してから
カードリーダ101にカードを挿入する。すると、カード
リーダ101はカードのID情報を読取り、該ID情報を処理
部202に出力する。処理部202は、カードのID情報と記憶
部201に予め設定されているID情報を照合し、一致した
場合は警備モードを警備解除状態から警備状態に切換え
る。つまり、処理部202はこの警備状態中に各種防犯セ
ンサ301a〜301nの検知信号を入力すると警報送出部203
に信号を出力し、該警報送出部203は監視センタに警報
を送信する。そして、一番目に建物(監視エリア)に来た
者がカードリーダ101にカードを挿入すると、前述と同
様カードリーダ101がカードのID情報を処理部202に出力
し、該処理部202での照合が一致すると警備モードを警
備状態から警備解除状態に切換える。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上述した警報装置では次のような問題がある。即ち、ID
情報入力部においては、カードを操作する毎に警備モー
ドが反転するので、警備が解除されているときに誤って
カードを操作すると、警備が開始されてしまい監視セン
タに誤った警報を送信してしまう。また、逆に警備状態
の時に誤ってカードを操作すると警備解除になり無警備
状態になって侵入者等を検知できないという問題があっ
た。例えば、以下に示すような原因がある。
【0009】(1)2番目以降に出社した者が1番目だと思
ってカードを操作する。即ち、一番に出社した者が既に
警備を解除しているので2番目以降の者がカードを操作
すると警備状態に移行し、誤った警報を送信してしま
う。
【0010】(2)すでに警備状態であるのに最終退出者
と思ってカードを操作する。即ち、既に警備状態にある
ときに誤ってカードを操作すると警備解除状態、つまり
無警備状態となり、侵入者があった場合にも検知しない
という事態が発生する。
【0011】(3)操作者は照合部がカードのID情報を読
み取ったかどうか確認できず、2度操作してしまう。即
ち、一度正常な操作をしたにもかかわらず、その操作が
有効であったのかどうか不安になり再度操作すると、上
述した(1)、(2)の問題が発生する。
【0012】これらは、操作者が現在の警備モードと操
作後の警備モードを認識しないで慣れによって操作して
しまうこと、および警備解除と警備開始の操作が同一で
あることに起因するものと考えられる。
【0013】そこで、本発明は上記の問題を解決するも
のであって、誤操作を低減することができる警報装置を
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願請求項1の発明の警
報装置は、所定の操作によりID情報を入力するID情報入
力部と、警備区域の異常を検知する各種センサと前記ID
情報入力部に接続され、前記ID情報入力部からの信号に
より警備区域の警備状態を少なくとも警備モードまたは
警備解除モードに切換え、警備状態が警備モードの時に
前記センサが異常を検知すると監視センタに警報を出力
する制御部とを備えた警報装置において、第1の操作釦
と第2の操作釦と操作釦カバーを設け、前記制御部はID
情報を予め記憶する記憶部と前記ID情報入力部より入力
した、前記ID情報と前記記憶部のID情報とを照合する照
合部とを有し、前記操作釦カバーは第1の操作釦または
第2の操作釦を覆う位置に回動可能に設置し、前記第1の
操作釦または第2の操作釦は、前記操作釦カバーを操作
することにより押下可能となり、前記制御部は前記第1
の操作釦または第2の操作釦の押下後に前記ID情報入力
部が操作される、または前記ID情報入力部の操作後に前
記第1の操作釦または第2の操作釦が押下されると警備状
態を警備モードまたは警備解除モードに移行することを
特徴としている。
【0015】本発明においては、操作釦を2つ設け、さ
らに一方にカバーを設置するようにしているため、警備
開始操作前あるいは警備解除操作前にカバーを操作する
必要がある。即ち、警備開始操作と警備解除操作が異な
るようにしているため、操作者にこれから行う操作につ
いて確実に意識させることができる。よって、誤って警
備の開始または警備の解除操作をすることがない。
【0016】また、本願請求項2の発明の警報装置は、
請求項1記載の警報装置において、前記制御部に前記セ
ンサが警備モードに適した状態にあるか否かを判別する
判別部を設け、前記操作釦カバーは、前記センサが警備
モードに適した状態にあるときのみ前記第1の操作釦ま
たは第2の操作釦が押下可能になるように動作すること
を特徴とする。
【0017】本発明によれば、警備切換時にセンサが警
備の開始に適した状態でないとき、制御部が操作カバー
を動作不能とするように制御する。これにより、操作者
が、窓等を閉め忘れた状態、即ち、警備状態が適してい
ない状態で操作釦を押下することを回避することができ
る。
【0018】また、請求項3の発明の警報装置は、請求
項1記載の警報装置において、メッセージ出力部と、前
記制御部に前記センサが警備モードに適した状態にある
か否かを判別する判別部を設け、前記操作釦カバーは、
前記センサが警備モードに適した状態にない時は、前記
第1の操作釦または第2の操作釦が押下できない範囲で動
作可能とし、前記メッセージ出力部は前記センサが警備
モードに適した状態にない時に操作釦カバーが操作され
ると、前記判別部の判別結果に応じて所定のメッセージ
を出力することを特徴とする。
【0019】本発明によれば、警備切換時にセンサが警
備に適した状態でないとき、制御部は操作カバーを多少
は動作するが操作釦を押下できないように制御する。そ
して、この状態で操作釦カバーが操作されると、所定の
メッセージが出力される。これにより、操作者が、窓等
を閉め忘れた状態、即ち、警備状態が適していない状態
で操作釦を押下することを回避することができると共
に、該操作者はメッセージにより警備区域の状態が容易
に認識できる。
【0020】また、請求項4の発明の警報装置は、請求
項1記載の警報装置において、前記制御部に前記センサ
が警備モードに適した状態にあるか否かを判別する判別
部と、前記センサが警備モードに適した状態にない時に
前記操作釦カバーが操作されると所定時間の計時を開始
するタイマを設け、前記タイマは前記センサが警備に適
した状態となった時にリセットされ、前記制御部は、前
記タイマが計時中のときは警備状態の移行を禁止するこ
とを特徴とする。
【0021】本発明においては、警備状態を切り換える
際、操作カバーが操作されてから所定時間は警備状態に
移行することがない。したがって、操作者に起因して誤
って警報が送出されることが防止される。
【0022】また、請求項5の発明の警報装置は、請求
項4記載の警報装置において、前記制御部は、前記タイ
マが所定時間を計時し終えた後も前記センサが警備モー
ドに適した状態でない時に前記第1の操作釦または第2の
操作釦の押下後に前記ID情報入力部が操作される、また
は前記ID情報入力部の操作後に前記第1の操作釦または
第2の操作釦が押下されると前記監視センタに警報を出
力することを特徴とする。
【0023】本発明においては、制御装置は、操作カバ
ーが操作されてから前記タイマが所定時間計時している
間は警備状態を切り換えない。これにより、警備に適し
た状態でないにもかかわらず、警備状態が切り換わって
無駄な警報が送出されることはない。また、前記タイマ
が計時終了後操作釦を押下すると警報を送出する。これ
により、センサ等の故障のような警報装置に何らかの故
障が生じたことを監視センタでしることができる。
【0024】また、請求項6の発明の警報装置は、請求
項4または請求項5記載の警報装置において、メッセージ
出力部を設け、前記メッセージ出力部は、前記操作釦カ
バーが操作されると、前記判別部の判別結果によって所
定のメッセージを出力することを特徴とする。
【0025】本発明においては、制御装置は操作釦が操
作されると各種センサが警備の開始に適した状態にある
かどうかを判別し、その結果がメッセージとして出力さ
れる。これにより、警備切換の誤操作を低減できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。 [実施例1]次に、本発明の第1の実施例の警報装置につい
て図を用いて説明する。
【0027】図1は本発明の実施例1に係る警備システム
を示すブロック図で、1は警報装置、2は制御部、101はI
D情報入力部、102aは第1の操作釦、102bは第2の操作
釦、103はメッセージ出力部、104は操作釦カバー、301a
〜301nは各種防犯センサを示す。また、制御部2は記憶
部201、処理部202、警報送信部203、タイマ204から構成
されている。
【0028】ID情報入力部101はカードに記憶されてい
るID情報を読み取り、そのID情報を処理部202に出力す
る。なお、本実施例ではID情報入力部101としてカード
リーダを用いる。記憶部201はカードに設定されたID情
報を記憶している。第1の操作釦102aおよび第2の操作釦
102bは押釦スイッチとして設けられており、押下される
とそれぞれ、警備開始信号、警備解除信号を処理部202
に出力する。操作釦カバー104は図2または図3に示すよ
うに第1の操作釦の上方で固定され、該第1の操作釦を覆
う状態と第1の操作釦を露出させる位置に移動できるよ
うに回動可能に設置されている。また、この操作釦カバ
ー104は、ロック手段(図示せず)を有し、制御部2
の指令信号を受けたときにより回動不能となるようにさ
れている。メッセージ出力部103は前記第1の操作釦102a
または第2の操作釦102bの押下にともなって後述する所
定のメッセージを出力する。また、処理部202より照合
信号を入力すると後述する所定のメッセージを出力す
る。なお、本実施例ではメッセージ出力部103が出力す
るメッセージとして音声を用いる。タイマ204は第1の操
作釦102aまたは第2の操作釦102bが押下されてから所定
時間を計時する。処理部202は、記憶部201に予め設定し
たID情報とID情報入力部101から入力したID情報を照合
し、一致した場合にはメッセージ出力部103に照合信号
を出力し、同時に警備状態を警備モードまたは警備解除
モードに切換える。さらに、警備状態が警備モードのと
きに各種防犯センサ301a〜301nの検知信号を入力すると
警報送信部203に信号を出力する。警報送信部203は処理
部202より信号を入力すると遠隔地の監視センタ(図示せ
ず)に警報を送信する。各種防犯センサ301a〜301nは監
視エリアの天井、扉、窓等に設置され、侵入者等の異常
を検知すると処理部202に検知信号を出力する。
【0029】なお、ID情報入力部101はテンキー、鍵、
非接触式カード、バイオメトリクス(指紋、虹彩、声
紋、顔等)情報等、個人を識別できるものであればよ
い。
【0030】また、第1の操作釦および第2の操作釦は図
2または3に示すように、表面に操作の名称を表示すると
認識しやすい。
【0031】また、本実施例では第1の操作釦側に操作
釦カバーを設けたが、第2の操作釦側に設置してもよ
い。
【0032】また、本実施例では、警備状態として警備
モードと警備解除モードを説明したが、例えば、警備区
域に人が存在する場合であっても所定のセンサが検知信
号を出力した場合には監視センタに警報を送信する在宅
警備モード等がある。
【0033】次に、本発明の第1の実施例の警備システ
ムの動作について図4、5のフローチャートを用いて説明
する。 [警備解除状態から警備状態への移行]監視エリアの最終
退出者(以下「操作者」という)は警備状態を警備解除モ
ードから警備モードに移行するにあたり、まず、操作釦
カバーを図2から図3の位置にずらしてから(S1)第1の操
作釦102aを押下する(S2)。すると、前記第1の操作釦102
aは処理部202に警備開始信号を出力する(S3)。前記警備
開始信号を入力した処理部202はタイマ204に所定時間の
計時を指示する(S4)。また、この時、メッセージ出力部
は「警備を開始します」という音声メッセージを出力す
る(S5)。次に操作者は前記タイマ204が所定時間を計時
する前にID情報入力部101にカードを挿入する(S6、S
7)。カードのID情報を入力したID情報入力部101は該ID
情報を処理部202に出力する。該処理部202は前記ID情報
と記憶部201に予め設定されているID情報を照合し、一
致した場合は警備状態を警備解除モードから警備モード
に切換える(S8、S9)。また、メッセージ出力部は「警備
を開始しました」という音声メッセージを出力する(S1
0)。
【0034】この、警備モード中に防犯センサ301a〜30
1nが処理部202に検知信号を出力すると、該処理部202は
警報送信部203に信号を出力し、該警報送信部203は監視
センタに警報を送信する。
【0035】なお、第1の操作釦押下後、前記タイマが
所定時間を計時するとメッセージ出力部は「はじめから
操作してください」等のメッセージを出力しタイマ204
をリセットする(S11、S12)。 [警備状態から警備解除状態への移行]監視エリアに一番
目に来た者(警備モードから警備解除モードにする者、
以下操作者と呼ぶ)は警備を解除するにあたり、まず第2
の操作釦102bを押下する(S101)。すると、前記第2の操
作釦102bは処理部202に警備解除信号を出力する(S10
2)。前記警備解除信号を入力した処理部202はタイマ204
に所定時間の計時を指示する(S103)。また、この時、メ
ッセージ出力部は「警備を解除します」という音声メッ
セージを出力する(S104)。次に操作者は前記タイマ204
が所定時間を計時する前にID情報入力部101にカードを
挿入する(S105、S106)。カードのID情報を入力したID情
報入力部101は該ID情報を処理部202に出力する。該処理
部202は前記ID情報と記憶部201に予め設定されているID
情報を照合し、一致した場合は警備状態を警備モードか
ら警備解除モードに切換える(S107、S108)。また、メッ
セージ出力部103は「警備を解除しました」という音声
メッセージを出力する(S109)。
【0036】なお、第2の操作釦102b押下後、前記タイ
マ204が所定時間を計時するとメッセージ出力部103は
「はじめから操作してください」等のメッセージを出力
しタイマ204をリセットする(S110、S111)。
【0037】なお、本実施例ではそれぞれの操作釦を押
下後にID情報入力部を操作するようにしたが、操作を逆
にしてもよい。つまり、カードを操作してから操作釦を
押下するようにしてもよい。
【0038】以上のように、本実施例では操作釦を2つ
設け、さらに一方にカバーを設置するようにして、それ
ぞれ警備開始操作前、および警備解除操作前に操作する
ようにした。即ち、警備開始操作と警備解除操作が異な
るので、操作者にこれから行う操作について確実に意識
させることができる。よって、誤って警備の開始または
警備の解除操作をすることがない。また、操作釦を押下
すると、例えば「警備を開始します」「警備を解除しま
す」等のメッセージを出力するので操作者はこれから行
う操作の確認ができ、誤操作を低減することができる。 [実施例2]次に、本発明の第2の実施例の警報装置につい
て図6を用いて説明する。
【0039】なお、図6において、図1と同一部分には同
一参照符号を付し重複説明は省略する。
【0040】1は警報装置、2は制御部、101はID情報入
力部、102aは第1の操作釦、102bは第2の操作釦、103は
メッセージ出力部、104は操作釦カバー、301a〜301nは
各種防犯センサを示す。また、制御部2は記憶部201、処
理部202、警報送信部203、タイマ204から構成されてい
る。
【0041】操作釦カバー104は図2または図3に示すよ
うに第1の操作釦の上方で固定され、該第1の操作釦を覆
うように回動可能に設置されている。また、本実施例に
おいては、操作釦カバー104は処理部202と接続さて
いる。処理部202は、記憶部201に予め設定したID情報と
ID情報入力部101から入力したID情報を照合し、一致し
た場合にはメッセージ出力部103に照合信号を出力し、
同時に警備状態を警備モードまたは警備解除モードに切
換える。さらに、警備状態が警備モードのときに各種防
犯センサ301a〜301nの検知信号を入力すると警報送信部
203に信号を出力する。また、処理部202は、各種防犯セ
ンサ301a〜301nが警備の開始に適した状態であるか否
か、即ち窓や扉を閉め忘れていてセンサが侵入者を検知
した場合と同様の検知信号を発しているかを常時判別し
ている。そして、前記各種防犯センサ301a〜301nが警備
の開始に適した状態でないときは、操作釦カバー104が
動作不可となるように制御する。
【0042】次に、本発明の第2の実施例の警報装置の
動作について図7のフローチャートを用いて説明する。 [警備解除状態から警備状態への移行]監視エリアの最終
退出者(以下「操作者」という)は警備状態を警備解除モ
ードから警備モードに移行するにあたり、まず、操作釦
カバー104を図2から図3の位置にずらしてから第1の操作
釦102aを押下する必要がある。
【0043】ここで、監視エリアに設置された各種防犯
センサ301a〜301nのうちのいずれかが処理部202に検知
信号を出力していると、該処理部202は操作釦カバー104
を動作させないように制御する。例えば、センサが設置
された窓が開いていた場合である。
【0044】この時操作者は第1の操作釦102aを押下で
きないので、監視エリア内を点検し、警備の開始に適し
た状態にする。この場合であれば、窓を閉める。
【0045】そして、監視エリアが警備の開始に適した
状態となると、操作釦カバー104は回動可能となるの
で、操作者は第1の操作釦102aを押下する(S201、S202、
S203)。すると、前記第1の操作釦102aは処理部202に警
備開始信号を出力する(S204)。前記警備開始信号を入力
した処理部202はタイマ204に所定時間の計時を指示する
(S205)。また、この時、メッセージ出力部103は「警備
を開始します」という音声メッセージを出力する(S20
6)。次に操作者は前記タイマ204が所定時間を計時する
前にID情報入力部101にカードを挿入する(S207、S20
8)。カードのID情報を入力したID情報入力部101は該ID
情報を処理部202に出力する。該処理部202は前記ID情報
と記憶部201に予め設定されているID情報を照合し、一
致した場合は警備状態を警備解除モードから警備モード
に切換える(S209、S210)。また、メッセージ出力部103
は「警備を開始しました」という音声メッセージを出力
する(S211)。
【0046】この、警備モード中に防犯センサ301a〜30
1nが処理部202に検知信号を出力すると、該処理部202は
警報送信部203に信号を出力し、該警報送信部203は監視
センタに警報を送信する。
【0047】なお、第1の操作釦押下後、前記タイマが
所定時間を計時するとメッセージ出力部103は「はじめ
から操作してください」等のメッセージを出力しタイマ
204をリセットする(S212、S213)。 [警備状態から警備解除状態への移行]監視エリアに一番
目に来た者(警備モードから警備解除モードにする者、
以下操作者と呼ぶ)は警備を解除するにあたり、まず第2
の操作釦102bを押下する。すると、前記第2の操作釦102
bは処理部202に警備解除信号を出力する。前記警備解除
信号を入力した処理部202はタイマ204に所定時間の計時
を指示する。また、この時、メッセージ出力部103は
「警備を解除します」という音声メッセージを出力す
る。次に操作者は前記タイマ204が所定時間を計時する
前にID情報入力部101にカードを挿入する。カードのID
情報を入力したID情報入力部101は該ID情報を処理部202
に出力する。該処理部202は前記ID情報と記憶部201に予
め設定されているID情報を照合し、一致した場合は警備
状態を警備モードから警備解除モードに切換える。ま
た、メッセージ出力部103は「警備を解除しました」と
いう音声メッセージを出力する。
【0048】なお、本実施例ではそれぞれの操作釦を押
下後にID情報入力部を操作するようにしたが、操作を逆
にしてもよい。つまり、カードを操作してから操作釦を
押下するようにしてもよい。
【0049】以上のように、本実施例では操作釦を2つ
設け、一方にカバーを設置するようにし、さらに該カバ
ーは警備に適した状態にない時は動作しないので、警備
切替の誤操作および誤った警報の送信を低減できる。 [実施例3]次に、本発明の第3の実施例の警報装置につい
て図6を用いて説明する。なお、図6において図1と同一
部分には同一参照符号を付し重複説明は省略する。
【0050】1は警報装置、2は制御部、101はID情報入
力部、102aは第1の操作釦、102bは第2の操作釦、103は
メッセージ出力部、104は操作釦カバー、301a〜301nは
各種防犯センサを示す。また、制御部2は記憶部201、処
理部202、警報送信部203、タイマ204から構成されてい
る。
【0051】操作釦カバー104は図2または図3に示すよ
うに第1の操作釦102aの上方で固定され、該第1の操作釦
102aを覆うように回動可能に設置されている。また、該
操作釦カバー104は処理部202と接続されている。ま
た、操作釦カバー104は該処理部202に後述する動作
制御される。処理部202は、記憶部201に予め設定したID
情報とID情報入力部101から入力したID情報を照合し、
一致した場合にはメッセージ出力部103に照合信号を出
力し、同時に警備状態を警備モードまたは警備解除モー
ドに切換える。さらに、警備状態が警備モードのときに
各種防犯センサ301a〜301nの検知信号を入力すると警報
送信部203に信号を出力する。また、処理部202は、各種
防犯センサ301a〜301nが警備の開始に適した状態である
か否か、即ち窓や扉を閉め忘れていてセンサが侵入者を
検知した場合と同様の検知信号を発しているかを常時判
別している。そして、前記各種防犯センサ301a〜301nが
警備の開始に適した状態でないときは、操作釦カバー10
4を所定位置以上は動作しないようにロックする。この
所定位置とは、第1の操作釦102aが押下できない位置で
ある。即ち、操作釦カバー104は、前記各種防犯センサ3
01a〜301nが警備の開始に適した状態でないときは多少
動作するが、それは第1の操作釦102aを押下するには至
らない範囲である。また、操作釦カバー104は前記各種
防犯センサ301a〜301nが警備の開始に適した状態でない
ときに操作されると、処理部202に開放信号を出力す
る。
【0052】次に、本発明の第3の実施例の警報装置の
動作について説明する。 [警備解除状態から警備状態への移行]監視エリアの最終
退出者(以下「操作者」という)は警備状態を警備解除モ
ードから警備モードに移行するにあたり、まず、操作釦
カバー104を図2から図3の位置にずらしてから第1の操作
釦102aを押下する必要がある。
【0053】ここで、監視エリアに設置された各種防犯
センサ301a〜301nのうちのいずれかが処理部202に検知
信号を出力しているとする。このとき該処理部202は、
操作釦カバー104を所定の位置までしか動作しないよう
に制御する。この状態は、例えばセンサが設置された窓
が開いていた場合である。
【0054】操作者は第1の操作釦102aを押下するため
に、操作釦カバー104を操作する。しかしながら、処理
部202は各種防犯センサ301a〜301nより検知信号を入力
しているので、操作釦カバー104を所定の位置、即ち第1
の操作釦102aが押下できない位置でロックする。この
時、操作釦カバー104は多少動作し、この動作に伴なっ
て処理部202に開放信号を出力する。この開放信号を入
力した処理部202はメッセージ出力部103を起動し、該メ
ッセージ出力部103は「警備を開始できません」、「セ
ンサを確認してください」等のメッセージを出力する。
そこで操作者は監視エリア内を点検し、警備の開始に適
した状態にする。この場合であれば、窓を閉める。
【0055】そして、監視エリアが警備の開始に適した
状態となると、操作釦カバー104のロックが外れ、回動
可能となるので、操作者は第1の操作釦102aを押下す
る。すると、前記第1の操作釦102aは処理部202に警備開
始信号を出力する。前記警備開始信号を入力した処理部
202はタイマ204に所定時間の計時を指示する。また、こ
の時、メッセージ出力部103は「警備を開始します」と
いう音声メッセージを出力する。次に操作者は前記タイ
マ204が所定時間を計時する前にID情報入力部101にカー
ドを挿入する。カードのID情報を入力したID情報入力部
101は該ID情報を処理部202に出力する。該処理部202は
前記ID情報と記憶部201に予め設定されているID情報を
照合し、一致した場合は警備状態を警備解除モードから
警備モードに切換える。また、メッセージ出力部103は
「警備を開始しました」という音声メッセージを出力す
る。
【0056】この、警備モード中に防犯センサ301a〜30
1nが処理部202に検知信号を出力すると、該処理部202は
警報送信部203に信号を出力し、該警報送信部203は監視
センタに警報を送信する。
【0057】なお、第1の操作釦押下後、前記タイマが
所定時間を計時するとメッセージ出力部103は「はじめ
から操作してください」等のメッセージを出力しタイマ
204をリセットする。 [警備状態から警備解除状態への移行]監視エリアに一番
目に来た者(警備モードから警備解除モードにする者、
以下操作者と呼ぶ)は警備を解除するにあたり、まず第2
の操作釦102bを押下する。すると、前記第2の操作釦102
bは処理部202に警備解除信号を出力する。前記警備解除
信号を入力した処理部202はタイマ204に所定時間の計時
を指示する。また、この時、メッセージ出力部103は
「警備を解除します」という音声メッセージを出力す
る。次に操作者は前記タイマ204が所定時間を計時する
前にID情報入力部101にカードを挿入する。カードのID
情報を入力したID情報入力部101は該ID情報を処理部202
に出力する。該処理部202は前記ID情報と記憶部201に予
め設定されているID情報を照合し、一致した場合は警備
状態を警備モードから警備解除モードに切換える。ま
た、メッセージ出力部103は「警備を解除しました」と
いう音声メッセージを出力する。
【0058】なお、本実施例ではそれぞれの操作釦を押
下後にID情報入力部を操作するようにしたが、操作を逆
にしてもよい。つまり、カードを操作してから操作釦を
押下するようにしてもよい。
【0059】以上のように、本実施例では、操作釦を2
つ設け、一方にカバーを設置するようにし、該カバーは
警備に適した状態にない時は、多少動作するものの操作
釦は押下でいないので、警備切替の誤操作および誤った
警報の送信を低減できる。そして、警備に適した状態で
ない時に操作釦カバーが操作されると、「警備を開始で
きません」、「センサを確認してください」等のメッセ
ージが出力されるので、操作者は容易に監視エリアの状
況を認識できる。 [実施例4]次に、本発明の第4の実施例の警報装置につい
て図8を用いて説明する。
【0060】なお、図8において、図1と同一部分には
同一参照符号を付し重複説明は省略する。
【0061】1は警報装置、2は制御部、101はID情報入
力部、102aは第1の操作釦、102bは第2の操作釦、103は
メッセージ出力部、104は操作釦カバー、301a〜301nは
各種防犯センサを示す。また、制御部2は記憶部201、処
理部202、警報送信部203、第1のタイマ204a、第2のタイ
マ204bから構成されている。
【0062】操作釦カバー104は図2または図3に示すよ
うに第1の操作釦102aの上方で固定され、該第1の操作釦
102aを覆うように回動可能に設置されている。また、操
作釦カバー104は処理部202に接続され、操作に伴い該処
理部202に開放信号を送信する。第1のタイマ204aは第1
の操作釦102aまたは第2の操作釦102bが押下されると所
定時間の計時を開始する。第2のタイマ204bは各種防犯
センサ301a〜301nが警備の開始に適した状態でないとき
操作釦カバー104が操作されると所定時間の計時を開始
する。また、第2のタイマ204bは、各種防犯センサ301a
〜301nが警備の開始に適した状態になるとリセットされ
る。処理部202は、第2のタイマ204bが計時中でなけれ
ば、記憶部201に予め設定したID情報とID情報入力部101
から入力したID情報を照合し、一致した場合にはメッセ
ージ出力部103に照合信号を出力し、同時に警備状態を
警備モードまたは警備解除モードに切換える。さらに、
警備状態が警備モードのときに各種防犯センサ301a〜30
1nの検知信号を入力すると警報送信部203に信号を出力
する。また、処理部202は、各種防犯センサ301a〜301n
が警備の開始に適した状態であるか否か、即ち窓や扉を
閉め忘れていてセンサが侵入者を検知した場合と同様の
検知信号を発しているかを常時判別している。そして、
前記各種防犯センサ301a〜301nが警備の開始に適した状
態でないときに操作釦カバー104より開放信号を入力す
るとメッセージ出力部103にセンサ異常信号を送信す
る。
【0063】次に、本発明の第4の実施例の警報装置の
動作について図9のフローチャートを用いて説明する。 [警備解除状態から警備状態への移行]監視エリアの最終
退出者(以下「操作者」という)は警備状態を警備解除モ
ードから警備モードに移行するにあたり、まず、操作釦
カバー104を図2から図3の位置にずらしてから第1の操作
釦102aを押下する必要がある。
【0064】ここで、監視エリアに設置された各種防犯
センサ301a〜301nのうちのいずれかが処理部202に検知
信号を出力している、つまり監視エリアが警備に適した
状態ではないとする(S301否定)。この時、操作釦カバー
104が操作されると、該操作釦カバー104は処理部202に
開放信号を出力する(S314)。処理部202は操作釦カバー1
04より開放信号を入力すると第2のタイマ204bを起動す
る(S315)。また、処理部202はメッセージ出力部103にセ
ンサ異常信号を出力し、該メッセージ出力部103は、
「警備を開始できません」、「センサを確認してくださ
い」等のメッセージを出力する(S316)。第2のタイマ時
間は、操作者が監視エリア内を点検して、各種防犯セン
サ301a〜301nを警備に適した状態にするのに十分な時間
とする。これについては、監視エリアの広さによって異
なるので、広さに適応したタイマ時間とする。
【0065】この第2のタイマ204bが所定時間を計時中
は、第1の操作釦102aを押下してから第1のタイマ204a時
間以内にID情報入力部101にカードを挿入しても処理部2
02は警備状態を移行しない。
【0066】そこで、操作者は監視エリアが警備の開始
に適した状態にするために該監視エリアを点検する。そ
して、監視エリアが警備の開始に適した状態となったな
らば、操作釦カバー104を操作し、操作釦102aを押下す
る(S317、S301、S302、S303)。この時、第2のタイマ204
bはリセットされる(S318)。すると、前記第1の操作釦10
2aは処理部202に警備開始信号を出力する(S304)。前記
警備開始信号を入力した処理部202は第1のタイマ204aに
所定時間の計時を指示する(S305)。また、この時、メッ
セージ出力部103は「警備を開始します」という音声メ
ッセージを出力する(S306)。次に操作者は前記第1のタ
イマ204aが所定時間を計時する前にID情報入力部101に
カードを挿入する(S307、S308)。カードのID情報を入力
したID情報入力部101は該ID情報を処理部202に出力す
る。該処理部202は前記ID情報と記憶部201に予め設定さ
れているID情報を照合し、一致した場合は警備状態を警
備解除モードから警備モードに切換える(S309、S310)。
また、メッセージ出力部103は「警備を開始しました」
という音声メッセージを出力する(S311)。この、警備モ
ード中に防犯センサ301a〜301nが処理部202に検知信号
を出力すると、該処理部202は警報送信部203に信号を出
力し、該警報送信部203は監視センタに警報を送信す
る。
【0067】なお、第1の操作釦102a押下後、前記第1の
タイマ204aが所定時間を計時するとメッセージ出力部10
3は「はじめから操作してください」等のメッセージを
出力し該第1のタイマ204aをリセットする(S312、S31
3)。
【0068】次に、第2のタイマ時間が経過したのにも
関わらず、依然として各種防犯センサ301a〜301nが処理
部202に検知信号を出力している場合について説明す
る。
【0069】各種防犯センサ301a〜301nが警備に適した
状態でない時に、操作釦カバー104が操作されると、
「警備を開始できません」、「センサを確認してくださ
い」等のメッセージが出力されるとともに、第2のタイ
マ204bが所定時間の計時を開始する(S301否定、S314、S
315、S316)。この所定時間中に、操作者は、監視エリア
を点検して各種防犯センサ301a〜301nを警備に適した状
態にする。しかし、操作者が点検したにも関わらず監視
エリアが警備に適した状態とならず、第2のタイマ時間
が経過することがある(S317否定、S319肯定)。例えば、
検知信号を出力しているセンサが見つからない時やセン
サが故障している時がこの場合である。この時、操作者
は再び操作釦カバー104を操作する(S320)。すると、監
視エリアは依然として警備に適した状態ではないので、
先程と同様にメッセージ出力部103は「警備を開始でき
ません」、「センサを確認してください」等のメッセー
ジを出力する。次に操作者は、通常の警備状態の切替え
と同様に、第1の操作釦102aを押下してからID情報入力
部101にカードを挿入する(S321、S322)。すると、処理
部202は警報送信部203に異常信号を出力する。そして、
異常信号を入力した警報送信部203は監視センタに異常
信号を送信する(S323)。この異常信号を受信した監視セ
ンタは、センサの故障または操作者が検知信号を出力し
ているセンサを特定できない状態であると判断し係員を
監視エリアに急行させる。 [警備状態から警備解除状態への移行]監視エリアに一番
目に来た者(警備モードから警備解除モードにする者、
以下操作者と呼ぶ)は警備を解除するにあたり、まず第2
の操作釦102bを押下する。すると、前記第2の操作釦102
bは処理部202に警備解除信号を出力する。前記警備解除
信号を入力した処理部202はタイマ204に所定時間の計時
を指示する。また、この時、メッセージ出力部は「警備
を解除します」という音声メッセージを出力する。次に
操作者は前記タイマ204が所定時間を計時する前にID情
報入力部101にカードを挿入する。カードのID情報を入
力したID情報入力部101は該ID情報を処理部202に出力す
る。該処理部202は前記ID情報と記憶部201に予め設定さ
れているID情報を照合し、一致した場合は警備状態を警
備モードから警備解除モードに切換える。また、メッセ
ージ出力部103は「警備を解除しました」という音声メ
ッセージを出力する。
【0070】なお、本実施例ではそれぞれの操作釦を押
下後にID情報入力部を操作するようにしたが、操作を逆
にしてもよい。つまり、カードを操作してから操作釦を
押下するようにしてもよい。
【0071】以上のように、本実施例では操作釦カバー
が操作されてから第2のタイマが所定時間を計時してい
る間は警備状態を切換えないようにしている。このた
め、例えば監視エリアが警備に適した状態でないにも関
わらず、警備状態が切り換わって無駄な警報を送信する
ということがない。さらに、第2のタイマが所定時間を
計時後に操作釦を押下してからID情報を入力すると、遠
隔地の監視センタに異常信号を送信し、該監視センタの
係員が監視エリアに急行する。このような時は、センサ
の故障か、操作者が検知信号を出力しているセンサを発
見できない時なので、それらを係員が対処できるように
なる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本願の請求項1に
係る警報装置は、警備開始釦と警備解除釦を設け、釦と
ID情報の入力により警備状態を切換えるようにしてお
り、さらに一方の釦にカバーを設けたので、警備の開始
と解除の操作間違えを低減できる。また、請求項2の警
報装置は、センサが警備の状態に適しているかどうか判
断し、適していないときは操作釦カバーの操作を不可と
したので、警備切替の誤操作および誤った警報の送信を
低減できる。また、請求項3の警報装置は、操作釦を2つ
設け、一方にカバーを設置するようにし、該カバーは警
備に適した状態にない時は、多少動作するものの操作釦
は押下できないので、警備切替の誤操作および誤った警
報の送信を低減できる。そして、警備に適した状態でな
い時に操作釦カバーを操作すると、その旨をメッセージ
で出力するので、操作者は容易に監視エリアの状況を認
識できる。また、請求項4の警報装置は、操作釦カバー
が操作されてから所定時間は警備状態に切換えないよう
にしたので、誤った警報の送信を低減できる。また、請
求項5の警報装置は、操作釦カバーを操作してから所定
時間を経過しても監視エリアが警備に適した状態でない
時は監視センタに警報を送信するようにしているので、
操作者の負担を低減できる。また、請求項6の警報装置
は、操作釦カバーを操作すると、各種センサが警備の状
態に適しているかどうか判断して所定のメッセージを出
力するので、警備切替の誤操作および誤った警報の送信
を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第一の実施例警報装置のブロック構
成図である。
【図2】ID情報入力部と操作釦カバーを説明する図で
ある。
【図3】ID情報入力部と操作釦カバーを説明する図で
ある。
【図4】本願発明の第一の実施例の動作フローチャート
(警備解除モードから警備モードへの移行)である。
【図5】本願発明の第一の実施例の動作フローチャート
(警備モードから警備解除モードへの移行)である。
【図6】本願発明の第二の実施例警報装置のブロック構
成図である。
【図7】本願発明の第二の実施例の動作フローチャート
(警備解除モードから警備モードへの移行)である。
【図8】本願発明の第三の実施例警報装置のブロック構
成図である。
【図9】本願発明の第二の実施例の動作フローチャート
(警備解除モードから警備モードへの移行)である。
【図10】従来の警報装置のブロック構成図である。
【符号の説明】
1警報装置 101ID情報入力部 102a第1の操作釦 102b第2の操作釦 103メッセージ出力部 104操作釦カバー 2制御部 201記憶部 202処理部 203警報送信部 204タイマー 204a第1のタイマ 204b第2のタイマ 301a〜301nセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA37 AA44 DD03 DD20 EE08 GG06 GG19 GG40 GG46 GG65 5D015 AA03 BB01 5D045 AB21 9A001 LL03 LL09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の操作によりID情報を入力するID情
    報入力部と、 警備区域の異常を検知する各種センサと前記ID情報入力
    部に接続され、前記ID情報入力部からの信号により警備
    区域の警備状態を少なくとも警備モードまたは警備解除
    モードに切換え、警備状態が警備モードの時に前記セン
    サが異常を検知すると監視センタに警報を出力する制御
    部と、を備えた警報装置において、 第1の操作釦と、第2の操作釦と、操作釦カバーを設け、 前記操作釦カバーは第1の操作釦または第2の操作釦のど
    ちらか一方を覆う位置に回動可能に設置され、 前記第1の操作釦または第2の操作釦は、前記操作釦カバ
    ーを操作することにより押下可能となり、 前記制御部は、 ID情報を予め記憶する記憶部と、前記ID情報入力部より
    入力した前記ID情報と前記記憶部のID情報とを照合する
    照合部と、 を有し、 前記第1の操作釦または第2の操作釦の押下後に前記ID情
    報入力部が操作される、または前記ID情報入力部の操作
    後に前記第1の操作釦または第2の操作釦が押下されると
    警備状態を警備モードまたは警備解除モードに移行する
    ことを特徴とする警報装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の警報装置において、 前記制御部に前記センサが警備モードに適した状態にあ
    るか否かを判別する判別部を設け、 前記操作釦カバーは、前記センサが警備モードに適した
    状態にあるときのみ前記第1の操作釦または第2の操作釦
    が押下可能になるように動作することを特徴とする警報
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の警報装置において、 メッセージ出力部と、 前記制御部に前記センサが警備モードに適した状態にあ
    るか否かを判別する判別部と、 を設け、 前記操作釦カバーは、前記センサが警備モードに適した
    状態にない時は、前記第1の操作釦または第2の操作釦が
    押下できない範囲で動作可能とし、 前記メッセージ出力部は前記センサが警備モードに適し
    た状態にない時に操作釦カバーが操作されると、前記判
    別部の判別結果に応じて所定のメッセージを出力するこ
    とを特徴とする警報装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の警報装置において、 前記制御部に前記センサが警備モードに適した状態にあ
    るか否かを判別する判別部と、 前記センサが警備モードに適した状態にない時に前記操
    作釦カバーが操作されると所定時間の計時を開始するタ
    イマを設け、 前記タイマは前記センサが警備モードに適した状態とな
    った時にリセットされ、 前記制御部は、前記タイマが計時中のときは警備状態の
    移行を禁止することを特徴とする警報装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の警報装置において、 前記制御部は、前記タイマが所定時間を計時し終えた後
    も前記センサが警備モードに適した状態でない時に前記
    第1の操作釦または第2の操作釦の押下後に前記ID情報入
    力部が操作される、または前記ID情報入力部の操作後に
    前記第1の操作釦または第2の操作釦が押下されると前記
    監視センタに警報を出力することを特徴とする警報装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5記載の警報装置に
    おいて、 メッセージ出力部を設け、 前記メッセージ出力部は、前記操作釦カバーが操作され
    ると、前記判別部の判別結果によって所定のメッセージ
    を出力することを特徴とする警報装置。
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