JPH1063961A - 入出退管理システム及び火災通報システム - Google Patents
入出退管理システム及び火災通報システムInfo
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- JPH1063961A JPH1063961A JP22291196A JP22291196A JPH1063961A JP H1063961 A JPH1063961 A JP H1063961A JP 22291196 A JP22291196 A JP 22291196A JP 22291196 A JP22291196 A JP 22291196A JP H1063961 A JPH1063961 A JP H1063961A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 火災発生時に、人がいない部屋の電気錠を選
択的に施錠状態にして入室できないようにする入出退管
理システム及び火災通報システムを提供する。 【解決手段】 火災発生時に、火災通報システム１にお
いては、防犯センサ４が動作状態になっているか否かを
判定し、動作状態になっていないと判断すると、これを
強制的に動作状態して部屋の人の有無を確認し、その結
果を火災が発生したことを知らせる移報信号に付加して
入出退管理システム１０へ送出する。一方、入出退管理
システム１０は、不在情報が付加された移報信号を受信
すると、人がいない部屋の電気錠１３を施錠状態にす
る。
択的に施錠状態にして入室できないようにする入出退管
理システム及び火災通報システムを提供する。 【解決手段】 火災発生時に、火災通報システム１にお
いては、防犯センサ４が動作状態になっているか否かを
判定し、動作状態になっていないと判断すると、これを
強制的に動作状態して部屋の人の有無を確認し、その結
果を火災が発生したことを知らせる移報信号に付加して
入出退管理システム１０へ送出する。一方、入出退管理
システム１０は、不在情報が付加された移報信号を受信
すると、人がいない部屋の電気錠１３を施錠状態にす
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、入出退管理システ
ム及び火災通報システムに関する。
ム及び火災通報システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、火災と侵入の検知機能を備え
た火災通報システムがある。この種の火災通報システム
は、火災時には、火災発生を知らせるベルを鳴動させる
と共に管理室や消防署等に通報し、泥棒等の侵入時に
は、侵入を知らせるベルを鳴動させると共に管理室や警
備会社等に通報するようになっている。特に入出退管理
システムも一緒に導入されていれば、火災発生時に入出
退管理システムに対して火災発生を知らせる移報信号を
送出する。入出退管理システムは、火災発生を知らせる
移報信号を受信すると、各部屋に設置されている電気錠
を解錠し、部屋にいる人が容易に避難できるようにす
る。なお、火災発生時に解錠を行なう入出退管理システ
ムとして、例えば特開平７−２６８１０号がある。
た火災通報システムがある。この種の火災通報システム
は、火災時には、火災発生を知らせるベルを鳴動させる
と共に管理室や消防署等に通報し、泥棒等の侵入時に
は、侵入を知らせるベルを鳴動させると共に管理室や警
備会社等に通報するようになっている。特に入出退管理
システムも一緒に導入されていれば、火災発生時に入出
退管理システムに対して火災発生を知らせる移報信号を
送出する。入出退管理システムは、火災発生を知らせる
移報信号を受信すると、各部屋に設置されている電気錠
を解錠し、部屋にいる人が容易に避難できるようにす
る。なお、火災発生時に解錠を行なう入出退管理システ
ムとして、例えば特開平７−２６８１０号がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の入出退管理システムにあっては、次のような問題点
があった。すなわち、火災発生時に火災通報システムか
らの移報信号に基づいて全ての電気錠を解錠状態にする
ことから、このことを知っている者がわざと火災を起こ
して盗みを働く恐れがある。また、電気錠を解錠状態に
することで、燃えている部屋の扉を開けたときに急激に
空気の流入が生じて火が爆発的に燃え上がり、大やけど
をする恐れもある。なお、急激な空気の流入により火が
爆発的に燃え上がることをフラッシュバックと呼んでい
る。
来の入出退管理システムにあっては、次のような問題点
があった。すなわち、火災発生時に火災通報システムか
らの移報信号に基づいて全ての電気錠を解錠状態にする
ことから、このことを知っている者がわざと火災を起こ
して盗みを働く恐れがある。また、電気錠を解錠状態に
することで、燃えている部屋の扉を開けたときに急激に
空気の流入が生じて火が爆発的に燃え上がり、大やけど
をする恐れもある。なお、急激な空気の流入により火が
爆発的に燃え上がることをフラッシュバックと呼んでい
る。
【０００４】そこで本発明は、火災発生時に人がいない
部屋の電気錠を施錠状態にして入室できないようにする
入出退管理システム及び火災通報システムを提供するこ
とを目的としている。
部屋の電気錠を施錠状態にして入室できないようにする
入出退管理システム及び火災通報システムを提供するこ
とを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】以下、本発明の考え方に
ついて説明する。火災通報システムにおいて、火災が発
生した時に人体検知手段が動作状態になっていなけれ
ば、強制的に動作状態して各部屋の人の有無を確認し、
その結果を火災が発生したことを知らせる移報信号に付
加して入出退管理システムへ送出する。入出退管理シス
テムは各部屋の人の有無が付加された移報信号を受信す
ると、不在になっている部屋の電気錠を選択的に施錠状
態にする。また、現時点で人がいてもその後に不在にな
ったときには、火災通報システムから再度送出されてく
る移報信号によってその部屋の電気錠を施錠状態にす
る。また、電気錠は部屋の内側から手動により解錠／施
錠を可能とする。
ついて説明する。火災通報システムにおいて、火災が発
生した時に人体検知手段が動作状態になっていなけれ
ば、強制的に動作状態して各部屋の人の有無を確認し、
その結果を火災が発生したことを知らせる移報信号に付
加して入出退管理システムへ送出する。入出退管理シス
テムは各部屋の人の有無が付加された移報信号を受信す
ると、不在になっている部屋の電気錠を選択的に施錠状
態にする。また、現時点で人がいてもその後に不在にな
ったときには、火災通報システムから再度送出されてく
る移報信号によってその部屋の電気錠を施錠状態にす
る。また、電気錠は部屋の内側から手動により解錠／施
錠を可能とする。
【０００６】したがって、火災発生時には不在の部屋に
入ることができないので、わざと火災を起こして侵入し
ようとする者がいてもその侵入を未然に防ぐことが可能
になる。また、不在の部屋に火災が生じていても、その
部屋に入室できないことから、フラッシュバックによる
やけどを未然に防ぐことができる。
入ることができないので、わざと火災を起こして侵入し
ようとする者がいてもその侵入を未然に防ぐことが可能
になる。また、不在の部屋に火災が生じていても、その
部屋に入室できないことから、フラッシュバックによる
やけどを未然に防ぐことができる。
【０００７】上記考えによる請求項１記載の発明による
入出退管理システムは、扉の解錠／施錠を行なう電気錠
と、利用者の識別情報を入力する入力手段と、火災通報
システムから送出された移報信号を受信する受信手段
と、前記入力手段によって入力された識別情報に基づい
て前記電気錠を制御し、前記受信手段にて受信された移
報信号に不在情報が付加されている場合には該不在情報
に基づいて人がいない部屋の電気錠の全てを施錠状態に
する制御手段とを備えるものである。
入出退管理システムは、扉の解錠／施錠を行なう電気錠
と、利用者の識別情報を入力する入力手段と、火災通報
システムから送出された移報信号を受信する受信手段
と、前記入力手段によって入力された識別情報に基づい
て前記電気錠を制御し、前記受信手段にて受信された移
報信号に不在情報が付加されている場合には該不在情報
に基づいて人がいない部屋の電気錠の全てを施錠状態に
する制御手段とを備えるものである。
【０００８】請求項２記載の発明による入出退管理シス
テムは、前記電気錠は、部屋の内側から手動により解錠
／施錠を可能としたものである。請求項３記載の発明に
よる火災通報システムは、火災を検知する火災検知手段
と、人の有無を検知する人体検知手段と、前記火災検知
手段によって火災が検知された時に前記人体検知手段が
動作状態でなければ強制的に動作状態にして各部屋の人
の有無を確認し、その結果に基づいて不在情報を付加し
た移報信号を入出退管理システムへ送出する制御手段と
を備えるものである。
テムは、前記電気錠は、部屋の内側から手動により解錠
／施錠を可能としたものである。請求項３記載の発明に
よる火災通報システムは、火災を検知する火災検知手段
と、人の有無を検知する人体検知手段と、前記火災検知
手段によって火災が検知された時に前記人体検知手段が
動作状態でなければ強制的に動作状態にして各部屋の人
の有無を確認し、その結果に基づいて不在情報を付加し
た移報信号を入出退管理システムへ送出する制御手段と
を備えるものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面例と共に説明する。図１は本発明に係る入出退管理シ
ステム及び火災通報システムの実施の形態の構成を示す
ブロック図である。以下、火災通報システム、入出退管
理システムの順で説明する。
面例と共に説明する。図１は本発明に係る入出退管理シ
ステム及び火災通報システムの実施の形態の構成を示す
ブロック図である。以下、火災通報システム、入出退管
理システムの順で説明する。
【００１０】Ａ．火災通報システム１の構成 この実施の形態の火災通報システム１は、複数の火災感
知器２、発信機３及び防犯センサ４と、受信機５とを有
して構成される。火災感知器２は建物内の各部屋や廊下
等の各所の天井に設置されており、防犯センサ４は各部
屋の天井に設置されている。また、発信機３は廊下の各
所の壁面に設置されている。火災感知器２は熱や煙を感
知すると火災信号を出力し、発信機３は押し釦が押され
ることによって火災信号を出力する。防犯センサ４は遠
赤外線を利用して人体を検知するもので、人体を検知し
たときに警報信号を出力する。
知器２、発信機３及び防犯センサ４と、受信機５とを有
して構成される。火災感知器２は建物内の各部屋や廊下
等の各所の天井に設置されており、防犯センサ４は各部
屋の天井に設置されている。また、発信機３は廊下の各
所の壁面に設置されている。火災感知器２は熱や煙を感
知すると火災信号を出力し、発信機３は押し釦が押され
ることによって火災信号を出力する。防犯センサ４は遠
赤外線を利用して人体を検知するもので、人体を検知し
たときに警報信号を出力する。
【００１１】受信機４は火災感知器２からの火災信号を
入力すると、防犯センサ４が動作状態になっていなけれ
ば、強制的に動作状態（警戒状態）にして部屋の人の有
無を確認する。部屋の人の有無を確認した後、火災の発
生を知らせる移報信号に不在情報を付加し、その移報信
号を伝送インタフェース７を介して入出退管理システム
１０へ送出する。更に、図示せぬ管理装置に対して火災
の発生を知らせる移報信号を送出する。
入力すると、防犯センサ４が動作状態になっていなけれ
ば、強制的に動作状態（警戒状態）にして部屋の人の有
無を確認する。部屋の人の有無を確認した後、火災の発
生を知らせる移報信号に不在情報を付加し、その移報信
号を伝送インタフェース７を介して入出退管理システム
１０へ送出する。更に、図示せぬ管理装置に対して火災
の発生を知らせる移報信号を送出する。
【００１２】Ｂ．入出退管理システム１０の構成 入出退管理システム１０は、複数台の入出退管理制御盤
１１を有して構成されており、各入出退管理制御盤１１
には操作パネル１２と電気錠１３とが複数組接続されて
いる。操作パネル１２は各部屋の出入口に設けられ、電
気錠１３は各部屋の扉に設けられる。入出退管理制御盤
１１は、操作パネル１２よりキー入力された暗証番号に
基づいて電気錠１３を制御すると共に、図示せぬ管理装
置へ入出退情報を送る。この場合、電気錠１３が施錠状
態のときに操作パネル１２より暗証番号のキー入力が行
なわれると電気錠１３を解錠状態にする。また、電気錠
１３が解錠状態のときに操作パネル１２より暗証番号の
キー入力が行なわれると電気錠１３を施錠状態にする。
電気錠１３は室内側からは自由に施錠／解錠ができるよ
うになっている。
１１を有して構成されており、各入出退管理制御盤１１
には操作パネル１２と電気錠１３とが複数組接続されて
いる。操作パネル１２は各部屋の出入口に設けられ、電
気錠１３は各部屋の扉に設けられる。入出退管理制御盤
１１は、操作パネル１２よりキー入力された暗証番号に
基づいて電気錠１３を制御すると共に、図示せぬ管理装
置へ入出退情報を送る。この場合、電気錠１３が施錠状
態のときに操作パネル１２より暗証番号のキー入力が行
なわれると電気錠１３を解錠状態にする。また、電気錠
１３が解錠状態のときに操作パネル１２より暗証番号の
キー入力が行なわれると電気錠１３を施錠状態にする。
電気錠１３は室内側からは自由に施錠／解錠ができるよ
うになっている。
【００１３】図２は入出退管理制御盤１１の構成を示す
ブロック図である。この図に示すように、入出退管理制
御盤１１は、火災通報システム１の受信機５と制御部２
０とを接続するための入力インタフェース１４と、電気
錠１３と制御部２０とを接続するための出力インタフェ
ース１５と、電気錠１３と制御部２０とを接続するため
の入力インタフェース１６と、利用者の全ての暗証番号
を記憶した記憶部１７と、ブザー音を発生する鳴動部１
８と、操作パネル１２よりキー入力された暗証番号の表
示等を行なうための表示部１９と、各部を制御するため
の制御部２０とを有して構成されている。
ブロック図である。この図に示すように、入出退管理制
御盤１１は、火災通報システム１の受信機５と制御部２
０とを接続するための入力インタフェース１４と、電気
錠１３と制御部２０とを接続するための出力インタフェ
ース１５と、電気錠１３と制御部２０とを接続するため
の入力インタフェース１６と、利用者の全ての暗証番号
を記憶した記憶部１７と、ブザー音を発生する鳴動部１
８と、操作パネル１２よりキー入力された暗証番号の表
示等を行なうための表示部１９と、各部を制御するため
の制御部２０とを有して構成されている。
【００１４】制御部２０は、火災通報システム１の受信
機５からの移報信号を入力インタフェース１４を介して
入力する。また、施錠信号または解錠信号を出力インタ
フェース１５を介して電気錠１３へ出力する。また、入
力インタフェース１６を介して電気錠１３からの解錠確
認信号または施錠確認信号を入力し、更に電気錠１３か
らの扉開信号または扉閉信号を入力する。また、操作パ
ネル１２よりキー入力された暗証番号を取り込むと、そ
の暗証番号を表示部に１９に表示する。そして、取り込
んだ暗証番号が記憶部１７に記憶されたものであるか否
かを判定し、記憶されたものであると判断すると電気錠
１３の状態を判定して解錠状態であれば施錠状態にし、
施錠状態であれば解錠状態にする。これに対して、暗証
番号が記憶部１７に記憶されたものでないと判断すると
何も処理を行なわない。
機５からの移報信号を入力インタフェース１４を介して
入力する。また、施錠信号または解錠信号を出力インタ
フェース１５を介して電気錠１３へ出力する。また、入
力インタフェース１６を介して電気錠１３からの解錠確
認信号または施錠確認信号を入力し、更に電気錠１３か
らの扉開信号または扉閉信号を入力する。また、操作パ
ネル１２よりキー入力された暗証番号を取り込むと、そ
の暗証番号を表示部に１９に表示する。そして、取り込
んだ暗証番号が記憶部１７に記憶されたものであるか否
かを判定し、記憶されたものであると判断すると電気錠
１３の状態を判定して解錠状態であれば施錠状態にし、
施錠状態であれば解錠状態にする。これに対して、暗証
番号が記憶部１７に記憶されたものでないと判断すると
何も処理を行なわない。
【００１５】また、制御部２０は、火災通報システム１
の受信機５から火災の発生と不在の部屋を知らせる移報
信号を受信すると、人のいない部屋の電気錠１３へ施錠
信号を出力する。この場合、現在人がいる部屋でもその
後にいなくなれば火災通報システム１からの移報信号に
よってその部屋の電気錠１３へ施錠信号を出力する。電
気錠１３は、図３に示すように、ソレノイドコイル２５
と、施解錠検出回路２６と、扉開閉検出回路２７とから
構成される。ソレノイドコイル２５は施錠／解錠を行な
うものである。施解錠検出回路２６は施錠状態と解錠状
態を検出するものであり、施錠状態になると施錠確認信
号を出力し、解錠状態になったことを検出すると解錠確
認信号を出力する。扉開閉検出回路２７は扉の開閉状態
を検出するものであり、扉が開状態になると扉開信号を
出力し、閉状態になると扉閉信号を出力する。
の受信機５から火災の発生と不在の部屋を知らせる移報
信号を受信すると、人のいない部屋の電気錠１３へ施錠
信号を出力する。この場合、現在人がいる部屋でもその
後にいなくなれば火災通報システム１からの移報信号に
よってその部屋の電気錠１３へ施錠信号を出力する。電
気錠１３は、図３に示すように、ソレノイドコイル２５
と、施解錠検出回路２６と、扉開閉検出回路２７とから
構成される。ソレノイドコイル２５は施錠／解錠を行な
うものである。施解錠検出回路２６は施錠状態と解錠状
態を検出するものであり、施錠状態になると施錠確認信
号を出力し、解錠状態になったことを検出すると解錠確
認信号を出力する。扉開閉検出回路２７は扉の開閉状態
を検出するものであり、扉が開状態になると扉開信号を
出力し、閉状態になると扉閉信号を出力する。
【００１６】Ｃ．火災通報システム１の動作 図４は火災通報システム１の動作を示すフローチャート
である。まず、ステップＳ１０で火災が発生したか否か
を判定し、火災が発生していないと判断するとこのステ
ップを繰り返す。これに対して、火災が発生したと判断
するとステップＳ１２に進み、全ての防犯センサ４を強
制的に動作状態にする。すなわち、警戒状態にする。こ
の処理を行なった後、ステップＳ１４で不在になってい
る部屋が有るか否かを判定し、不在になっている部屋が
無いと判断するとステップＳ１２に戻り、不在になって
いる部屋が有ると判断するとステップＳ１６へ進み、火
災の発生を知らせる移報信号に不在情報を付加して出力
する。この処理を行なった後、処理を終了する。なお、
この処理は極短い期間毎に繰り返し行なわれるので、現
在人がいてもその後に不在になればその部屋を知らせる
移報信号が出力される。
である。まず、ステップＳ１０で火災が発生したか否か
を判定し、火災が発生していないと判断するとこのステ
ップを繰り返す。これに対して、火災が発生したと判断
するとステップＳ１２に進み、全ての防犯センサ４を強
制的に動作状態にする。すなわち、警戒状態にする。こ
の処理を行なった後、ステップＳ１４で不在になってい
る部屋が有るか否かを判定し、不在になっている部屋が
無いと判断するとステップＳ１２に戻り、不在になって
いる部屋が有ると判断するとステップＳ１６へ進み、火
災の発生を知らせる移報信号に不在情報を付加して出力
する。この処理を行なった後、処理を終了する。なお、
この処理は極短い期間毎に繰り返し行なわれるので、現
在人がいてもその後に不在になればその部屋を知らせる
移報信号が出力される。
【００１７】Ｄ．入出退管理システム１０の動作 図５は入出退管理システム１０の動作を示すフローチャ
ートである。まず、ステップＳ３０で解錠状態になって
いる電気錠１３があるか否かを判定する。この判定は、
入出退管理システム１０が制御する電気錠１３の全てに
対して行なわれる。この判定において、解錠状態になっ
ている電気錠１３が無いと判断するとこのステップを繰
り返す。これに対して解錠状態になっている電気錠１３
があると判断するとステップＳ３２に進み、不在情報が
付加された移報信号が有るか否かを判定する。
ートである。まず、ステップＳ３０で解錠状態になって
いる電気錠１３があるか否かを判定する。この判定は、
入出退管理システム１０が制御する電気錠１３の全てに
対して行なわれる。この判定において、解錠状態になっ
ている電気錠１３が無いと判断するとこのステップを繰
り返す。これに対して解錠状態になっている電気錠１３
があると判断するとステップＳ３２に進み、不在情報が
付加された移報信号が有るか否かを判定する。
【００１８】この判定において、不在情報が付加された
移報信号が無いと判断するとこのステップを繰り返す。
これに対して、不在情報が付加された移報信号があると
判断するとステップＳ３４に進み、不在になっている全
ての部屋の電気錠１３を施錠する。この処理を行なった
後、ステップＳ３６に進み、電気錠１３を施錠した部屋
の内側から解錠操作が行なわれたか否かを判定する。こ
の判定において、部屋の内側から解錠操作が行なわれて
いないと判断するとこのステップを繰り返し、解錠操作
されたと判断するとステップＳ３８でその部屋の電気錠
１３を解錠する。この処理を行なった後、処理を終了す
る。なお、この処理も極短い期間毎に繰り返し行なわれ
るので、不在であって、かつ解錠状態になっている電気
錠１３があれば、その電気錠１３に対して施錠制御が行
なわれる。
移報信号が無いと判断するとこのステップを繰り返す。
これに対して、不在情報が付加された移報信号があると
判断するとステップＳ３４に進み、不在になっている全
ての部屋の電気錠１３を施錠する。この処理を行なった
後、ステップＳ３６に進み、電気錠１３を施錠した部屋
の内側から解錠操作が行なわれたか否かを判定する。こ
の判定において、部屋の内側から解錠操作が行なわれて
いないと判断するとこのステップを繰り返し、解錠操作
されたと判断するとステップＳ３８でその部屋の電気錠
１３を解錠する。この処理を行なった後、処理を終了す
る。なお、この処理も極短い期間毎に繰り返し行なわれ
るので、不在であって、かつ解錠状態になっている電気
錠１３があれば、その電気錠１３に対して施錠制御が行
なわれる。
【００１９】このように、この実施の形態では、火災発
生時に、火災通報システム１においては、防犯センサ４
が動作状態になっているか否かを判定し、動作状態にな
っていないと判断すると、これを強制的に動作状態して
部屋の人の有無を確認し、その結果を火災が発生したこ
とを知らせる移報信号に付加して入出退管理システム１
０へ送出する。一方、入出退管理システム１０は、不在
情報が付加された移報信号を受信すると、人がいない部
屋の電気錠１３を施錠状態にする。また、現在人がいる
部屋にあってもその後にいなくなれば火災通報システム
１からの移報信号により、その部屋の電気錠１３を施錠
状態にする。
生時に、火災通報システム１においては、防犯センサ４
が動作状態になっているか否かを判定し、動作状態にな
っていないと判断すると、これを強制的に動作状態して
部屋の人の有無を確認し、その結果を火災が発生したこ
とを知らせる移報信号に付加して入出退管理システム１
０へ送出する。一方、入出退管理システム１０は、不在
情報が付加された移報信号を受信すると、人がいない部
屋の電気錠１３を施錠状態にする。また、現在人がいる
部屋にあってもその後にいなくなれば火災通報システム
１からの移報信号により、その部屋の電気錠１３を施錠
状態にする。
【００２０】したがって、火災発生時には人がいない部
屋に入ることができないので、わざと火災を起こして侵
入しようとする者がいてもその侵入を未然に防ぐことが
できる。また、人がいない部屋で火災が生じていても、
その部屋の扉を開けることができないので、フラッシュ
バックによるやけども未然に防ぐことができる。
屋に入ることができないので、わざと火災を起こして侵
入しようとする者がいてもその侵入を未然に防ぐことが
できる。また、人がいない部屋で火災が生じていても、
その部屋の扉を開けることができないので、フラッシュ
バックによるやけども未然に防ぐことができる。
【００２１】なお、上記実施の形態では、扉の施錠／解
錠手段として電気錠１３を用いたが、その他、モータ錠
や自動ドアであっても良い。また、上記実施の形態で
は、操作パネル１２から暗証番号をキー入力することで
電気錠１３を制御するようにしたが、操作パネル１２に
代ってカードリーダを用いても良い。この場合、カード
リーダには磁気ストライプ方式のものや、ＩＤ情報を送
信する機能を有するカードを扱う非接触方式のカードリ
ーダがある。
錠手段として電気錠１３を用いたが、その他、モータ錠
や自動ドアであっても良い。また、上記実施の形態で
は、操作パネル１２から暗証番号をキー入力することで
電気錠１３を制御するようにしたが、操作パネル１２に
代ってカードリーダを用いても良い。この場合、カード
リーダには磁気ストライプ方式のものや、ＩＤ情報を送
信する機能を有するカードを扱う非接触方式のカードリ
ーダがある。
【００２２】
【発明の効果】請求項１、２の発明の入出退管理システ
ムによれば、火災通報システムからの不在情報が付加さ
れた移報信号を受信したときに、不在になっている全て
の部屋の電気錠を施錠状態にするので、火災発生時に人
が不在の部屋へは入ることができなことから、わざと火
災を起こして侵入しようとする者がいてもその侵入を未
然に防ぐことが可能になる。また、不在の部屋に火災が
生じていても、その部屋に入室できないことから、フラ
ッシュバックによるやけどを未然に防ぐことができる。
また、電気錠は部屋の内側から手動で解錠／施錠を行な
うことができるので、人体検知手段によって検知されな
い場合があっても手動で解錠して避難することができ
る。
ムによれば、火災通報システムからの不在情報が付加さ
れた移報信号を受信したときに、不在になっている全て
の部屋の電気錠を施錠状態にするので、火災発生時に人
が不在の部屋へは入ることができなことから、わざと火
災を起こして侵入しようとする者がいてもその侵入を未
然に防ぐことが可能になる。また、不在の部屋に火災が
生じていても、その部屋に入室できないことから、フラ
ッシュバックによるやけどを未然に防ぐことができる。
また、電気錠は部屋の内側から手動で解錠／施錠を行な
うことができるので、人体検知手段によって検知されな
い場合があっても手動で解錠して避難することができ
る。
【００２３】請求項３の発明の火災通報システムによれ
ば、火災が発生した時に人体検知手段が動作状態（警戒
状態）になっていなければ、強制的に動作状態して各部
屋の人の有無を確認し、その結果を火災が発生したこと
を知らせる移報信号に付加して入出退管理システムへ送
出するので、入出退管理システムとして、請求項１乃至
２のいずれかに記載のものを採用することにより、火災
発生時に泥棒の侵入を未然に防ぐことができる。また、
不在の部屋に火災が生じていても、その部屋に入室でき
ないことから、フラッシュバックによるやけどを未然に
防ぐことができる。
ば、火災が発生した時に人体検知手段が動作状態（警戒
状態）になっていなければ、強制的に動作状態して各部
屋の人の有無を確認し、その結果を火災が発生したこと
を知らせる移報信号に付加して入出退管理システムへ送
出するので、入出退管理システムとして、請求項１乃至
２のいずれかに記載のものを採用することにより、火災
発生時に泥棒の侵入を未然に防ぐことができる。また、
不在の部屋に火災が生じていても、その部屋に入室でき
ないことから、フラッシュバックによるやけどを未然に
防ぐことができる。
【図１】本発明に係る入出退管理システム及び火災通報
システムの実施の形態の構成を示すブロック図である。
システムの実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図２】実施の形態の入出退管理システムの入出退管理
制御盤の構成を示すブロック図である。
制御盤の構成を示すブロック図である。
【図３】実施の形態の入出退管理システムの電気錠の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図４】実施の形態の火災通報システムの動作を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図５】実施の形態の入出退管理システムの動作を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
１ 火災通報システム ２ 火災感知器 ４ 防犯センサ ５ 受信機 １０ 入出退管理システム １１ 入出退管理制御盤 １２ 操作パネル １３ 電気錠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０８Ｂ 23/00 ５３０ Ｇ０８Ｂ 23/00 ５３０Ｅ 25/04 25/04 Ｆ
Claims (3)
- 【請求項１】 扉の解錠／施錠を行なう電気錠と、 利用者の識別情報を入力する入力手段と、 火災通報システムから送出された移報信号を受信する受
信手段と、 前記入力手段によって入力された識別情報に基づいて前
記電気錠を制御し、前記受信手段にて受信された移報信
号に不在情報が付加されている場合には該不在情報に基
づいて人がいない部屋の電気錠の全てを施錠状態にする
制御手段と、を備えたことを特徴とする入出退管理シス
テム。 - 【請求項２】 前記電気錠は、部屋の内側から手動によ
り解錠／施錠が可能であることを特徴とする請求項１記
載の入出退管理システム。 - 【請求項３】 火災を検知する火災検知手段と、 人の有無を検知する人体検知手段と、 前記火災検知手段によって火災が検知された時に前記人
体検知手段が動作状態でなければ強制的に動作状態にし
て各部屋の人の有無を確認し、その結果に基づいて不在
情報を付加した移報信号を入出退管理システムへ送出す
る制御手段と、を備えたことを特徴とする火災通報シス
テム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22291196A JPH1063961A (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | 入出退管理システム及び火災通報システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22291196A JPH1063961A (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | 入出退管理システム及び火災通報システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1063961A true JPH1063961A (ja) | 1998-03-06 |
Family
ID=16789804
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22291196A Pending JPH1063961A (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | 入出退管理システム及び火災通報システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1063961A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008184303A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-14 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータ利用避難システム |
| JP2013246784A (ja) * | 2012-05-29 | 2013-12-09 | Mitsubishi Electric Corp | プラント設備監視装置 |
-
1996
- 1996-08-23 JP JP22291196A patent/JPH1063961A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008184303A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-14 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータ利用避難システム |
| JP2013246784A (ja) * | 2012-05-29 | 2013-12-09 | Mitsubishi Electric Corp | プラント設備監視装置 |
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