JP2002298253A - 警備装置 - Google Patents

警備装置

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JP2002298253A
JP2002298253A JP2001102533A JP2001102533A JP2002298253A JP 2002298253 A JP2002298253 A JP 2002298253A JP 2001102533 A JP2001102533 A JP 2001102533A JP 2001102533 A JP2001102533 A JP 2001102533A JP 2002298253 A JP2002298253 A JP 2002298253A
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Masanao Ozaki
正直 尾崎
Hidekazu Inao
秀和 稲生
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Sohgo Security Services Co Ltd
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Sohgo Security Services Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、テナントビルのような施設におい
て、不要な警報の送信を低減するとともに、施設内が無
人になった場合に確実に共用領域を警備モードに切り換
えることができる警備装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】上記の課題を解決するため、専有領域の全
てが警備状態になったときに、共用領域に設置された検
出手段により共用領域の異常が検出されていた場合は、
共用領域の保安状態の点検を促すメッセージを報知する
制御手段を有する。これにより、無人となった施設の共
用領域を確実に警備モードに切り換えることができると
共に、不要な警報を送信することを防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、警備装置に係り、
特に、建物の警備及び防犯を行う警備装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テナントビルには各テナントで専用に用
いられる専有領域(以下、テナントという。)と、複数
のテナントで共用される共用領域(以下、共用部とい
う。)とが存在する。
【0003】従来、テナントビルのような複数の領域を
有する施設に用いられる警備装置においては、各領域毎
の動作モードを記憶し、動作モードが警備モードである
領域に設置したセンサから検出信号が入力すると、通信
回線を介して遠隔の監視センタ等に警報を送信し、異常
の発生を報知するようにしている。このような警備装置
においては、テナントの動作モードは、各テナントの管
理者の手動操作により警備解除モードまたは警備モード
に切り換えられるようにしている。また、共用部の動作
モードに関しては、第一入館者または最終退出者が共用
部に設置した操作器により共用部の動作モードを切り換
えるようにしている。
【0004】しかしながら、最終退出者が操作器による
共用部の動作モードの切り換え操作を忘れたり、退出す
る者が自分が最終退出者かどうかわからないため、だれ
も共用部の動作モードの切り換え操作を行わない、つま
り、テナントビルが無人になったにもかかわらず共用部
が警備解除状態のまま放置されてしまうという状態が発
生していた。
【0005】このような保安上の問題点があったため、
特開昭55-74697号公報に示されるように、テナント全て
が警備モードになったことを検出したときから所定時間
経過後に共用部を自動的に警備モードに切り換える警備
装置が提案されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
警備装置では、例えば、最終退出者の退出時に共用部の
窓が開放されたままであった場合、最終退出者の退出後
に共用部を自動的に警備モードに切り換えてしまうと、
共用部に設置したセンサが共用部の窓が開いていること
を感知して、自動的に警備センタや警察署に警報を送信
してしまうという問題点があった。
【0007】従って、本発明は、上記の問題点を解決
し、不要な警報の送信を低減するとともに、施設内が無
人になった場合に確実に共用部を警備モードに切り換え
ることができる警備装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、1つ又は複数の専有領域の警備状態をもとに共用領
域を警備状態に切り換える警備装置において、前記共用
領域の異常を検出する1つ又は複数の検出手段と、前記
専有領域の全てが警備状態になったとき、前記検出手段
のうち少なくとも1つにより前記共用領域の異常が検出
された場合、前記共用領域の保安状態の点検を促すメッ
セージを報知する制御手段を有することを特徴とする。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、専有領域
の全てが警備状態になったとき、検出手段により共用領
域の異常が検出された場合、制御手段が共用領域の保安
状態の点検を促すメッセージを報知することにより、最
終退出者が共用領域の異常を認知し、共用領域を最適な
警備状態に設定することができる。従って、不要な警報
を送信することを防ぐことができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記制御手段は、前記専有領域が全て警備状態にな
った後、第1の所定時間が経過したときに、前記共用領
域を警備状態に切り換えることを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、制御手段
は、専有領域が全て警備状態になってから第1の所定時
間経過したときに、共用領域を警備状態に設定すること
により、退出者が退出するまでの時間等の所定時間が経
過した後に、自動的に共用領域を警備状態に設定するこ
とができ、警備装置の保安機能を向上させることができ
る。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項2におい
て、前記共用領域を警備状態に切り換える操作手段を有
し、前記制御手段は、前記操作手段が操作されてから第
1の所定時間よりも短い第2の所定時間が経過したとき
に前記共用領域を警備状態に切り換えることを特徴とす
る。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、制御手段
は、操作手段が操作されると、第1の所定時間よりも短
い第2の所定時間が経過したときに共用領域を警備状態
にすることにより、警備解除状態の時間を短縮すること
ができ、警備装置の保安機能を向上させることができ
る。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項2又は3
において、前記共用領域を警備状態に切り換えるまでの
時間を延長するための操作を行う延長操作手段を有し、
前記制御手段は、前記延長操作手段が操作されると、前
記共用領域を警備状態に切り換えるまでの時間を第3の
所定時間延長することを特徴とする。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、制御手段
は、延長操作手段が操作されると、共用領域を警備状態
に切り換えるまでの時間を延長することにより、例え
ば、共用領域の保安状態に異常があり、退出者がこれに
対処するのに時間がかかり、第1の所定時間内に退出で
きないような場合、前記延長操作手段の操作により警備
状態に設定するまでの時間を延長することができ、延長
した時間の間に共用領域の保安状態を適切な状態にする
ことができるため、不要な警報の送信を防ぐことができ
るとともに、警備装置の保安機能を向上させることがで
きる。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4
のいずれか1項において、前記制御手段は、第1の所定
時間または第2の所定時間あるいは第3の所定時間の間
は、共用領域に設置したセンサのうち予め決められたセ
ンサによる異常の検出を無効とすることを特徴とする。
【0017】請求項5に記載の発明によれば、制御手段
は、前記第1、第2、第3の所定時間の間は、予め決め
られたセンサによる異常の検出を無効とすることによ
り、例えば、退出者が退出する際の通用口扉の開放等を
異常と判断することがなく、誤って共用領域の保安状態
の点検を促すメッセージを報知することを防ぎ、退出者
に混乱を生じさせることがない。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例の警備
装置のブロック図である。図1において、警備対象のテ
ナントビルには警備装置が設けられ、この警備装置は集
中制御装置16、共用部制御装置17、テナント制御装
置18、センサ40、41等で構成される。警備装置は
通信回線9を介して警備センタ10に警報を送信する。
【0019】集中制御装置16は、制御部160、通信
制御部161、記憶部162で構成される。共用部制御
装置17は、共用部に設置されており、制御部170、
タイマ171、メッセージ記憶部172、退出ボタン3
9、報知部38、延長ボタン47で構成される。テナン
ト制御装置18は、専有領域であるテナント毎に設置さ
れており、制御部181および操作部180で構成され
る。センサ40はテナントに、センサ41は共用部にそ
れぞれ設置され、火災やガス漏れ、侵入者等を検出する
と、検出信号を出力する。
【0020】テナント制御装置18の操作部180は、
テンキーやカードリーダ、指紋照合装置、押ボタン等の
操作手段であり、これらのいずれかまたはこれらを組合
せたものであり、テナント利用者により所定の操作がな
されると、警備開始信号または警備解除信号を出力す
る。
【0021】テナント制御装置18の制御部181は、
操作部180からの警備開始信号が入力すると、集中制
御装置16に対して当該テナント制御装置18を識別す
るための識別番号と警備開始信号を出力するとともに、
動作モードを警備解除モードから警備モードに切り換え
る。また、操作部180からの警備解除信号が入力する
と、集中制御装置16に識別番号と警備解除信号を送信
するとともに、動作モードを警備モードから警備解除モ
ードに切り換える。さらに、テナントの各々に設置され
たセンサ40からの検出信号が入力すると、当該検出信
号に基づき異常の内容を識別し、異常の内容と動作モー
ドに応じて異常の内容を示す警報と識別番号を集中制御
装置16に出力する。
【0022】集中制御装置16の記憶部162は、制御
部160からの入力信号に基づき、テナント制御装置お
よび共用部制御装置の識別番号に対応して当該テナント
制御装置および共用部制御装置の動作モードを記憶す
る。
【0023】集中制御装置16の制御部160は、テナ
ント制御装置18または共用部制御装置17からの識別
番号および警備開始信号または警備解除信号が入力する
と、当該入力信号を記憶部162に出力する。また、記
憶部162に記憶している全てのテナント制御装置の動
作モードが警備モードになると、共用部制御装置17に
警備開始指令信号を出力する。さらに、テナント制御装
置18及び共用部制御装置17からの識別番号および警
報が入力すると、当該入力信号および集中制御装置16
を識別するための装置番号を通信制御部161に出力す
る。
【0024】通信制御部161は、制御部160からの
装置番号、識別番号および警報が入力すると、通信回線
を介して遠隔の警備センタ10に入力信号を送信する。
共用部制御装置17のタイマa,bは、制御部170か
らの起動信号が入力すると起動し、所定時間計時を行う
と計時終了信号を制御部170に出力する。なお、タイ
マ170bはタイマ170aよりも短い時間を計時する
ものとし、本実施例では、タイマ170aは10分、タ
イマ170bは1分の計時を行うものとする。
【0025】メッセージ記憶部172は、予め1または
複数のメッセージを記憶している。退出ボタン39は、
操作者の操作に応じて退出信号を出力する。報知部38
は、制御部170からのメッセージが入力すると、当該
メッセージを文字や図、画像等により報知する。延長ボ
タン47は、操作者の操作に応じて延長信号を出力す
る。解除ボタン48は、操作者の操作に応じて解除信号
を出力する。
【0026】なお、退出ボタン39、延長ボタン47お
よび解除ボタン48は、単なる押ボタンではなく、テン
キーやカードリーダ、指紋照合装置等の操作手段を単独
で、あるいは、これらを組合せたものでもよい。
【0027】共用部制御装置17の制御部170は、集
中制御装置16からの警備開始指令信号が入力すると、
タイマ171aに起動信号を出力するとともに、センサ
41からの検出信号が入力しているか否かを確認する。
この時、センサ41からの検出信号が入力していなけれ
ば、メッセージ記憶部172に記憶しているメッセージ
のうち退出を促すメッセージを読み出し、報知部38に
出力する。一方センサ41からの検出信号が入力してい
た場合は、メッセージ記憶部172に記憶しているメッ
セージのうち、共用部の保安状態(戸締りや施錠忘れ
等)の点検を促すメッセージを読み出し、報知部38に
出力する。
【0028】また、制御部170は、タイマ171aの
計時中に退出ボタン39からの退出信号が入力すると、
タイマ171aの計時を停止しタイマ171aをリセッ
トするとともに、タイマ171bに起動信号を出力し、
タイマ171bからの計時終了信号が入力すると、動作
モードを警備解除モードから警備モードに切り換えると
ともに、集中制御装置16に対して当該共用部制御装置
17を識別するための識別番号と警備開始信号を出力す
る。
【0029】さらに、制御部170は、タイマ171a
またはタイマ171bの計時中に延長ボタン47からの
延長信号が入力すると、計時中のタイマ171a,bの
計時を停止しリセットするとともに、タイマ171aに
起動信号を出力する。
【0030】また、制御部170は、解除ボタン48か
らの解除信号が入力すると、動作モードを警備モードか
ら警備解除モードに切り換えるとともに、集中制御装置
16に対して識別番号と警備解除信号を出力する。
【0031】さらに、制御部170は、センサ41から
の検出信号が入力すると、共用部に設置されたセンサ4
1からの検出信号が入力すると、当該検出信号に基づき
異常の内容を識別し、異常の内容と動作モードに応じて
異常の内容を示す警報と識別番号を集中制御装置16に
出力する。
【0032】なお、以下の説明および図1においては、
説明の便宜上、警備センタ10に接続される集中制御装
置16、および、集中制御装置16に接続されるテナン
ト制御装置18は1つしか示していない。しかしなが
ら、警備センタ10に接続される集中制御装置16は複
数であってもよく、警備センタ10では、集中制御装置
16から送信される装置番号をもとに、当該信号を送信
してきた集中制御装置16を識別するようにすればよ
い。また、集中制御装置16においても同様に、テナン
ト制御装置18から出力される識別番号をもとに、当該
信号を出力してきたテナント制御装置18を識別するよ
うにすればよい。
【0033】以下に図1に示した集中制御装置16、共
用部制御装置17、テナント制御装置18の警備処理の
手順について詳細に説明する。
【0034】図2,3,4はそれぞれテナント制御装置
18、集中制御装置16、共用部制御装置17の動作フ
ローチャートを示す図である。まず、テナントの利用者
が、退出する場合の動作について説明する。
【0035】テナントの利用者は、自己の利用するテナ
ントのテナント制御装置18の操作部180により警備
開始操作を行う。操作部180は、利用者により警備開
始操作が行われると、制御部181に対して警備開始信
号を出力する。
【0036】制御部181は、操作部180からの警備
開始信号が入力すると(ステップS10)、動作モード
を警備解除モードから警備モードに切り換えるととも
に、テナント制御装置18を識別するために予め各テナ
ント制御装置18毎に設定されている識別番号と警備開
始操作がなされたことを示す警備開始信号を集中制御装
置16に出力する。
【0037】集中制御装置16の制御部160は、テナ
ント制御装置18からの識別番号と警備開始信号が入力
すると(ステップS20)、当該入力信号を記憶部16
2に出力する。記憶部162では、制御部160からの
入力信号に基づき、当該識別番号に対応して記憶してい
る動作モードを警備モードに変更する。
【0038】そして、制御部160は、記憶部162に
記憶した共用部制御装置17を示す識別番号を除く識別
番号に対応する動作モードが全て警備モードになってい
るか否かを確認する(ステップS21)。このとき、警
備モードになっていない識別番号がある場合は、利用者
がいるテナントがあると判断しステップS20に戻る。
【0039】制御部160は、ステップS21におい
て、共用部制御装置17を示す識別番号を除く全ての識
別番号に対応する動作モードが警備モードであった場
合、共用部制御装置17に対して警備開始指令信号を出
力する(ステップS22)。
【0040】共用部制御装置17の制御部170は、集
中制御装置16からの警備開始指令信号が入力すると
(ステップS30)、タイマ171aに起動信号を出力
するとともに(ステップS31)、共用部に設置された
センサ41からの検出信号が入力しているか否かを確認
する(ステップS32)。このとき、センサ41からの
検出信号が入力していなければ、メッセージ記憶部17
2に記憶しているメッセージのうち、退出を促すメッセ
ージ(例えば、「全館の警備を開始します。」等。以
下、正常ガイダンスという。)を読み出し、報知部38
に出力する(ステップS35)。
【0041】制御部170は、ステップS32におい
て、センサ41からの検出信号が入力していた場合は、
メッセージ記憶部172に記憶しているメッセージのう
ち、共用部の保安状態(戸締りや施錠忘れ等)の点検を
促すメッセージ(例えば、「1階窓が開いています。点
検してください。」等。以下、異常ガイダンスとい
う。)を読み出し、報知部に出力する(ステップS3
3)。なお、ステップS33において異常ガイダンスを
出力した結果、退出者により共用部の保安状態が正常状
態にされ(共用部の全ての窓が閉鎖され、窓や扉が施錠
状態となった等)、センサ41からの検出信号が得られ
なくなった場合(ステップS34)、制御部170は、
ステップS35に移行し、報知部38に正常ガイダンス
を出力する。
【0042】報知部38では、制御部170から入力す
る正常ガイダンスまたは異常ガイダンスを音声や文字、
または画像等により報知する。制御部170は、報知部
38に正常ガイダンスを出力している間、センサ41か
らの検出信号が入力しているか否か(ステップS3
6)、タイマ171aの計時時間が残り1分となったか
否か(ステップS37)および退出ボタン39からの退
出信号が入力したか否か(ステップS38)を判断して
いる。
【0043】制御部170は、ステップS36におい
て、センサ41からの検出信号が入力した場合は、後述
するステップS43に移行し、タイマ171aまたはタ
イマ171bからの計時終了信号が入力しているか否か
を確認し、計時終了信号が入力していなければ、ステッ
プS33へ進み、報知部38へ異常ガイダンスを出力す
る。
【0044】また、ステップS37において、タイマ1
71aの計時時間が残り1分になっていた場合は、メッ
セージ記憶部172に記憶しているメッセージのうち、
退出者に間もなく共用部の警備を開始することを報知す
るためのメッセージ(例えば、「あなたが最終退出者で
す。間もなく全館の警備を開始します。速やかに退出し
てください。」等。以下、退出ガイダンスという。)を
読み出し、報知部38に出力する(ステップS39)。
【0045】なお、タイマ171aの計時時間が残り1
分以上ある場合に、退出者により退出ボタン39が操作
されると、退出ボタン39から退出信号が出力され、制
御部170に入力する。制御部170は、退出ボタン3
9からの退出信号が入力すると、タイマ171aの計時
を終了させ、リセットするとともに、タイマ171bに
起動信号を出力する。また、メッセージ記憶部172に
記憶しているメッセージのうち、退出ガイダンスを読み
出し、報知部38に出力する(ステップS39)。報知
部38では、制御部170から入力する退出ガイダンス
を音声や文字、または画像等により報知する。
【0046】制御部170は、報知部38に退出ガイダ
ンスを出力している間、センサ41からの検出信号が入
力しているか否か(ステップS40)およびタイマ17
1aまたはタイマ171bからの計時終了信号が入力し
たか否か(ステップS41)を判断している。
【0047】制御部170は、ステップS40におい
て、センサ41からの検出信号が入力した場合は、後述
するステップS43に移行し、タイマ171aまたはタ
イマ171bからの計時終了信号が入力しているか否か
を確認し、計時終了信号が入力していなければ、ステッ
プS33へ進み、報知部38へ異常ガイダンスを出力す
る。
【0048】また、ステップS41において、タイマ1
71aまたはタイマ171bからの計時終了信号が入力
していた場合は、動作モードを警備モードに切り換える
とともに、集中制御装置16に対して共用部制御装置1
7に予め付与されている当該共用部制御装置17を識別
するための識別番号と警備開始信号を出力する。
【0049】集中制御装置16の制御部160は、共用
部制御装置17からの識別番号と警備開始信号が入力す
ると、当該入力信号を記憶部162に出力する。記憶部
162では、制御部160からの入力信号に基づき、当
該識別番号に対応して記憶している動作モード、つま
り、共用部制御装置17の動作モードを警備モードに変
更する。
【0050】共用部制御装置17の制御部170は、ス
テップS33において、報知部38に異常ガイダンスを
出力している間、センサ41からの検出信号が入力して
いるか否か(ステップS34)およびタイマ171aま
たはタイマ171bからの計時終了信号が入力したか否
か(ステップS43)を判断している。
【0051】制御部170は、ステップS34におい
て、センサ41からの検出信号が入力していなかった場
合は、ステップS35に移行し、報知部38へ正常ガイ
ダンスを出力する。
【0052】また、制御部170は、ステップS43に
おいて、タイマ171aまたはタイマ171bからの計
時終了信号が入力していないなかった場合、ステップS
46に移行し、延長ボタン47からの延長信号が入力し
たか否かを判断する。延長信号が入力していなければ、
ステップ33に移行し、報知部38へ正常ガイダンスを
出力する。
【0053】一方、制御部170は、ステップS43に
おいて、延長ボタン47からの延長信号が入力していた
場合、計時動作中にあるタイマ171aまたはタイマ1
71bの計時を終了させ、リセットするとともに、タイ
マ171aに対して起動信号を出力し、ステップS33
の処理に戻る。
【0054】なお、ステップS43において、タイマ1
71aまたはタイマ171bからの計時終了信号が入力
していた場合は、動作モードを警備モードに切り換える
とともに、集中制御装置16に対して当該共用部制御装
置17を識別するための識別番号と警備開始信号、およ
び、センサ41からの検出信号に応じて異常の種類を示
す情報を含む警報を出力する。
【0055】集中制御装置16の制御部160は、共用
部制御装置17からの識別番号と警備開始信号および警
報が入力すると、当該入力信号のうちの識別番号と警備
開始信号を記憶部162に出力する。記憶部162で
は、制御部160からの入力信号に基づき、当該識別番
号に対応して記憶している動作モード、つまり、共用部
制御装置17の動作モードを警備モードに変更する。ま
た、通信制御部161に対して当該集中制御装置16を
識別するために予め集中制御装置16毎に付与されてい
る装置番号と、共用部制御装置17からの識別番号と警
報を出力する。
【0056】通信制御部161は、制御部160からの
装置番号、識別番号および警報が入力すると、通信回線
を介して遠隔の警備センタ10に当該入力信号を送信す
る。
【0057】これにより、遠隔の監視センタ10では、
当該集中制御装置16が設置されたテナントビルにおい
て、異常が発生していることを認識することができ、迅
速にこれに対応することができる。なお、集中制御装置
16の制御部160は、共用部制御装置17からの警備
開始信号と警報が入力した場合は、警備センタ10に対
し警報だけでなく、警備開始信号もいっしょに送信する
ようにしてもよい。このようにすれば、警備センタ10
では、テナントビルが全て警備状態になっているとき、
つまり、テナントビルが無人状態になった後に発生した
異常(不法侵入による窓の開放等)なのか、最終退出者
が共用部の戸締り等を確認せずに退出してしまったのか
を確認することができる。
【0058】なお、上記実施の形態においては、テナン
ト制御装置18の制御部181は、操作部180からの
警備開始信号が入力すると、直ちに動作モードを警備モ
ードに切り換えるようにしている。しかしながら、テナ
ント制御装置18がテナントの内部に設置されている場
合、最終退出者がテナント制御装置18を警備モードに
切り換えた後、出入口扉を開放すると、この扉に設置し
たセンサが扉の開閉を検出して検出信号を出力する。テ
ナント制御装置18は、この検出信号が入力すると、す
でに動作モードが警備モードになっているため、集中制
御装置16に対して警報を出力し、集中制御装置16か
ら通信回線を介して監視センタ10に不要な警報が送信
されることになってしまう。そこで、テナント制御装置
18の制御部181は、操作部180からの警備開始信
号が入力してから所定時間内は、テナントの出入口扉に
設置したセンサからの検出信号を無効とするようにして
もよい。
【0059】また、上記実施の形態においては、最終退
出者がテナントビル等を退出する際、通用口扉を開放す
ると、この扉に設置したセンサが扉の開閉を検出して検
出信号を出力する。共用部制御装置17の制御部170
は、タイマ171aまたはタイマ171bが計時中に通
用口扉に設置したセンサからの検出信号が入力すると、
報知部38に異常ガイダンスを出力することになり、こ
のメッセージを確認した退出者は混乱を生じる恐れがあ
る。そこで、共用部制御装置17の制御部171は、タ
イマ171aまたはタイマ171bの計時中は、通用口
扉に設置したセンサからの検出信号を無効とするように
してもよい。
【0060】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、専有領
域の全てが警備状態になったとき、検出手段により共用
領域の異常が検出された場合、制御手段が共用領域の保
安状態の点検を促すメッセージを報知することにより、
最終退出者が共用領域の異常を認知し、共用領域を最適
な警備状態に設定することができる。従って、不要な警
報を送信することを防ぐことができる。
【0061】請求項2に記載の発明によれば、制御手段
は、専有領域が全て警備状態になってから第1の所定時
間経過したときに、共用領域を警備状態に設定すること
により、退出者が退出するまでの時間等の所定時間が経
過した後に、自動的に共用領域を警備状態に設定するこ
とができ、警備装置の保安機能を向上させることができ
る。
【0062】請求項3に記載の発明によれば、制御手段
は、操作手段が操作されると、第1の所定時間よりも短
い第2の所定時間が経過したときに共用領域を警備状態
にすることにより、警備解除状態の時間を短縮すること
ができ、警備装置の保安機能を向上させることができ
る。
【0063】請求項4に記載の発明によれば、制御手段
は、延長操作手段が操作されると、共用領域を警備状態
に切り換えるまでの時間を延長することにより、例え
ば、共用領域の保安状態に異常があり、退出者がこれに
対処するのに時間がかかり、第1の所定時間内に退出で
きないような場合、前記延長操作手段の操作により警備
状態に設定するまでの時間を延長することができ、延長
した時間の間に共用領域の保安状態を適切な状態にする
ことができるため、不要な警報の送信を防ぐことができ
るとともに、警備装置の保安機能を向上させることがで
きる。
【0064】請求項5に記載の発明によれば、制御手段
は、前記第1、第2、第3の所定時間の間は、予め決め
られたセンサによる異常の検出を無効とすることによ
り、例えば、退出者が退出する際の通用口扉の開放等を
異常と判断することがなく、誤って共用領域の保安状態
の点検を促すメッセージを報知することを防ぎ、退出者
に混乱を生じさせることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の警備装置のブロック図であ
る。
【図2】テナント制御装置での警備処理のフローチャー
トを示す図である。
【図3】集中制御装置での警備処理のフローチャートを
示す図である。
【図4】共用部制御装置での警備処理のフローチャート
を示す図である。
【図5】図4に示す共用部制御装置での警備処理のフロ
ーチャートの変形例を示す図である。
【符号の説明】
9 通信回線 10 警備センタ 11 警備装置 16 集中制御装置 17 共用部制御装置 18 テナント制御装置 40、41 センサ 47 延長ボタン 48 解除ボタン 38 報知部 39 退出ボタン 160 制御部 161 通信制御部 162 記憶部 170 制御部 171 タイマ 172 メッセージ記憶部 180 操作部 181 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C087 AA03 AA10 AA24 AA37 BB03 BB11 BB74 DD05 DD20 EE07 EE08 FF01 FF02 FF04 FF19 FF20 GG10 GG18 GG23 GG40 GG46 GG66 GG70 GG71 GG83 5K101 KK13 KK14 MM07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つ又は複数の専有領域の警備状態をも
    とに共用領域を警備状態に切り換える警備装置におい
    て、 前記共用領域の異常を検出する1つ又は複数の検出手段
    と、 前記専有領域の全てが警備状態になったとき、前記検出
    手段のうち少なくとも1つにより前記共用領域の異常が
    検出された場合、前記共用領域の保安状態の点検を促す
    メッセージを報知する制御手段を有することを特徴とす
    る警備装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記専有領域が全て警
    備状態になった後、第1の所定時間が経過したときに、
    前記共用領域を警備状態に切り換えることを特徴とする
    請求項1記載の警備装置。
  3. 【請求項3】 前記共用領域を警備状態に切り換える操
    作手段を有し、 前記制御手段は、前記操作手段が操作されてから第1の
    所定時間よりも短い第2の所定時間が経過したときに前
    記共用領域を警備状態に切り換えることを特徴とする請
    求項2記載の警備装置。
  4. 【請求項4】 前記共用領域を警備状態に切り換えるま
    での時間を延長するための操作を行う延長操作手段を有
    し、 前記制御手段は、前記延長操作手段が操作されると、前
    記共用領域を警備状態に切り換えるまでの時間を第3の
    所定時間延長することを特徴とする請求項2又は3記載
    の警備装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、第1の所定時間または
    第2の所定時間あるいは第3の所定時間の間は、共用領
    域に設置したセンサのうち予め決められたセンサによる
    異常の検出を無効とすることを特徴とする請求項2乃至
    4のいずれか1項記載の警備装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000207666A (ja) * 1999-01-15 2000-07-28 Sogo Keibi Hosho Co Ltd 警備システム

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JP2000207666A (ja) * 1999-01-15 2000-07-28 Sogo Keibi Hosho Co Ltd 警備システム

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