JP2001258356A - 結球野菜収穫機 - Google Patents

結球野菜収穫機

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JP2001258356A
JP2001258356A JP2000080344A JP2000080344A JP2001258356A JP 2001258356 A JP2001258356 A JP 2001258356A JP 2000080344 A JP2000080344 A JP 2000080344A JP 2000080344 A JP2000080344 A JP 2000080344A JP 2001258356 A JP2001258356 A JP 2001258356A
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JP
Japan
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head
cutting
pulling
rhizome
vegetables
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Pending
Application number
JP2000080344A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Okazaki
正晴 岡崎
Seiji Teramoto
省二 寺元
Hiroshi Onbe
博史 遠部
Hiroki Shin
裕樹 新
Kazuyuki Watabe
和之 渡部
Terumasa Miki
輝正 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の切断刃では切り口を切断刃に付着した
土等によって汚すことがあり、また、切り口が斜めにな
ることがあった。 【解決手段】 走行装置に結球野菜を引抜く引抜前処理
装置10と、根茎部を切断する切断装置20と、結球部
を挟持して後方へ搬送する縦搬送装置11を有する結球
野菜収穫機において、前記切断装置20を二枚のディス
クで構成し、一方を切断刃51、他方をスクレーパ60
とし、また、一方を大径、他方を小径とし、また、一方
を駆動、他方を回転自在とし、また、切断刃を側面視で
前記引抜前処理装置10を構成する搬送チェーンに対し
て、前上がり傾斜から平行となる角度まで調節可能に構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキャベツ等の結球野
菜を収穫する野菜収穫機の根茎部を切断する装置の技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、走行車体の側方から前方に掻
込、切断、搬送する作業機を設け、該作業機は、圃場に
栽培したキャベツ等の結球野菜の根茎部を掻き込んで挟
持し、根元部を切断装置によって切断し、結球部を挟持
して後方へ搬送し、調製後にコンテナ等に収納する技術
が公知となっている。例えば、特開平11−23940
6号の技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記技術における切断
装置は、左右一対の円盤状のディスク刃を用いて根茎部
を切断するようにしているのであるが、結球部はフリー
のまま切断する構成であるので、根茎部の切断面の傾斜
が一定とならず、コンテナに収容したときに他の結球野
菜を切断部分によって傷つけることがある。また、切断
後に搬送装置によって挟持して搬送するため、切断面が
カッター刃の上を滑って通過することがあり、カッター
刃の上面に土や泥等が付着していると、切断面を汚すこ
とがあった。更に、左右のカッター刃の中央で切断する
構成となっているので、切断面には段ができてしまい、
仕上げ面がきれいにならず、切断面が段付きになると、
片側は深く切り込み過ぎになり、他方は切り込み不足に
なる傾向がある。また、カッター刃の傾斜角度は調整す
ることができなかったために、例え、ガイドホィールや
搬送装置によって一定姿勢で搬送することができても、
圃場の傾斜や搬送装置の上下方向の傾斜角度の設定によ
っては切断面の傾斜が大きくなって、根元が歪んだり、
根元に突起ができたりしていたのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。即ち、請求項1においては、走行
装置に結球野菜を引抜く引抜前処理装置10と、根茎部
を切断する切断装置20と、結球部を挟持して後方へ搬
送する縦搬送装置11を有する結球野菜収穫機におい
て、前記切断装置20を二枚のディスクで構成し、一方
を切断刃51、他方をスクレーパ60としたものであ
る。
【0005】また、請求項2においては、走行装置に結
球野菜を引抜く引抜前処理装置10と、根茎部を切断す
る切断装置20と、結球部を挟持して後方へ搬送する縦
搬送装置11を有する結球野菜収穫機において、前記切
断装置20を二枚のディスクで構成し、一方を大径、他
方を小径としたものである。
【0006】また、請求項3においては、走行装置に結
球野菜を引抜く引抜前処理装置10と、根茎部を切断す
る切断装置20と、結球部を挟持して後方へ搬送する縦
搬送装置11を有する結球野菜収穫機において、前記切
断装置20を二枚のディスクで構成し、一方を駆動、他
方を回転自在としたものである。
【0007】また、請求項4においては、走行装置に結
球野菜を引抜く引抜前処理装置10と、根茎部を切断す
る切断装置20と、結球部を挟持して後方へ搬送する縦
搬送装置11を有する結球野菜収穫機において、前記切
断装置20を二枚のディスクで構成して左右方向に一部
を重ねて配置し、この重複部分を結球野菜搬送経路Cか
ら偏心した位置に配置したものである。
【0008】また、請求項5においては、走行装置に結
球野菜を引抜く引抜前処理装置10と、根茎部を切断す
る切断装置20と、結球部を挟持して後方へ搬送する縦
搬送装置11を有する結球野菜収穫機において、前記切
断装置20をディスク状の切断刃で構成し、該切断刃の
結球野菜の根茎部に対する切断高さを変更可能に構成し
たものである。
【0009】また、請求項6においては、走行装置に結
球野菜を引抜く引抜前処理装置10と、根茎部を切断す
る切断装置20と、結球部を挟持して後方へ搬送する縦
搬送装置11を有する結球野菜収穫機において、前記切
断装置20をディスク状の切断刃で構成し、該切断刃を
側面視で前記引抜前処理装置10を構成する搬送チェー
ンに対して、前上がり傾斜から平行となる角度まで調節
可能に構成したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を添付
の図面を用いて説明する。図1は本発明の結球野菜収穫
機の全体側面図、図2は同じく結球野菜収穫機の全体平
面図、図3は同じく正面図、図4は引抜前処理装置の側
面図、図5は同じく平面図、図6は掻込ホィールの取付
構成の他の実施例を示す側面断面図、図7は根茎補助搬
送体の平面図、図8は縦搬送装置の平面図、図9は縦搬
送装置のカバー前部の平面図、図10は駆動伝動系を示
す図、図11は排出搬送部の後部斜視図、図12は排出
搬送部の他の実施例を示す平面図、図13は同じく他の
実施例を示す平面図、図14はコンテナ載置台の組立を
示す平面図である。
【0011】まず、本発明の結球野菜収穫機の全体構成
を図1、図2、図3を用いて説明する。結球野菜収穫機
1は、走行機台2の下方に左右一対のクローラー3a・
3aを装着した走行装置3を配置し、進行方向に向かっ
て走行装置の右側のクローラー3aの上方よりも内側上
に運転部4を設け、該運転部4は操縦コラム4aとサイ
ドコラム4bと運転席4cとで主なる構成をなし、運転
席4bの下方にはエンジン5が配置されている。前記操
縦コラム4a上には主変速を行うHSTレバー90、左
右の機体進行方向の旋回と収穫作業部9を昇降する旋回
昇降レバー91、作業者が走行運転時に掴むハンドル9
2、該ハンドル92上にゲージ輪の上下スイッチ93が
配置され、該操縦コラム4aの側部には駐車ブレーキレ
バー94が配置されている。また、サイドコラム4b上
には作業クラッチレバー95、アクセルレバー96、副
変速レバー97が配置されている。また、走行機台2後
部には補助作業者が操作する横搬送コンベア32のクラ
ッチレバー98と緊急停止レバー99とホーンスイッチ
100が配置されている。
【0012】また、前記エンジン5のマフラーに接続さ
れる排気管8は図14に示すように、その先端8aを後
方を向くように折り曲げて、排気ガスが未収穫側の結球
野菜に当たり傷めない葉にしている。また、前記走行機
台2の後端側にはミッションケース6を配置し、該ミッ
ションケース6の下部に車軸7を左右水平方向に支持し
て、エンジン5からの動力を伝達して走行装置3を駆動
できるようにしている。
【0013】また、運転部4の左方にはキャベツ等の結
球野菜を引き抜き搬送する収穫作業部9が配置され、引
抜前処理装置10と縦搬送装置11と排出搬送部30か
らなり、該引抜前処理装置10は機体先端に位置して、
左右一対の掻込ホィール12L・12Rと、根茎搬送体
13L・13Rと、根茎補助搬送体14から構成されて
いる。該掻込ホィール12L・12Rは円盤状でその外
周を凹凸波形に成形し、前低後高に斜設されて、互いに
対向して内方に回転させて収穫する結球野菜の根茎部を
中央に掻き込み、前記根茎搬送体13L・13Rの始端
部に誘導する。
【0014】該根茎搬送体13L・13Rの下方に根茎
補助搬送体14を配置し、該根茎搬送体13L・13R
の上方に前部を重複して左右一対の縦搬送装置11L・
11Rが配置されている。該左右の縦搬送装置11L・
11Rは根茎搬送体13L・13Rと側面視において略
平行に配置され前低後高に斜設されている。該縦搬送装
置11L・11Rは前端に配置した従動プーリー15L
・15Rと、後端に配置した駆動プーリー16L・16
Rと、該従動プーリー15L・15Rと駆動プーリー1
6L・16Rの間に配置した複数の転輪17・17・・
・との間に搬送ベルト19L・19Rを巻回し、前部に
おいて互いに内向きに周回するように駆動して、結球野
菜Aの結球部を挟持して後方斜め上方に搬送するように
している。
【0015】そして、側面視において、根茎搬送装置1
3L・13Rの前後中途部の縦搬送装置11と根茎搬送
装置13L・13Rの間に切断装置20を配置し、縦搬
送装置11の前部右側にゲージ輪21を昇降位置調整可
能に配置している。また、引抜前処理装置10と縦搬送
装置11等を支持する搬送フレーム22の後部が図示し
ない前処理・縦搬送入力ケースを回動支点として、走行
機台2に固着した受台に上下回動自在に枢支されてい
る。そして、図示しない油圧シリンダーが走行機台2と
搬送フレーム22の間に介装されて、該油圧シリンダー
を伸縮させることで傾斜角度を変更したり、持ち上げた
りでき、また、前記ゲージ輪21の高さを調整すること
で、結球野菜の生育状態や畝の形状等に適合させて、引
抜前処理装置10の先端を結球野菜の根茎部に位置を合
わせられるようにしている。
【0016】また、前記縦搬送装置11の後端部の下方
には、排出搬送部30が設けられている。該排出搬送部
30は傾斜搬送体31と横搬送コンベア32からなり、
傾斜搬送体31は複数のローラー31aを配置した流し
板31bを後下がりに傾斜して配置することにより自重
によってローラー上を落ちてコンベ横搬送コンベア32
上に乗るようにしている。該横搬送コンベア32はベル
トコンベアからなり、左側から右側へ搬送するように
し、該横搬送コンベア32の右端には上下方向に貫通す
る排出孔33が開口され、オニ葉(外葉)を圃場面に排
出できるようにしている。そして、走行機台2の左右に
コンテナ載置台34・35が配置され、収穫した結球野
菜を投入できるようにしている。
【0017】次に、各部の構成を詳述する。先ず、図1
〜図5において、引抜前処理装置10から説明する。前
記掻込ホィール12L・12Rは掻込フレーム36L・
36Rの前端に配置されており、進行方向右側の掻込フ
レーム36Rの基部は搬送フレーム22Rの前端部に固
定され、左側の掻込フレーム36Lの基部は搬送フレー
ム22Lの前端に設けた軸38に枢支され、該掻込フレ
ーム36Lの基部からはアーム36aを突出してバネを
係止して閉じる方向に付勢し、進行方向に向かって左側
の引抜前処理装置10は外方向に開くことを可能として
いる。
【0018】そして、図4に示すように、前記掻込フレ
ーム36L・36Rの前端に回動軸37・37が軸受を
介して回転自在に支持され、該回動軸37・37の上部
にそれぞれスプロケット39・39を固設し、該スプロ
ケット39・39の上面に掻込ホィール12L・12R
を固設している。該スプロケット39・39に前記根茎
搬送体13L・13Rを構成する搬送チェーン40L・
40Rが巻回されて、掻込ホィール12L・12Rと根
茎搬送体13L・13Rは同期して回転するようにして
いる。
【0019】そして、前記掻込ホィール12は搬送チェ
ーン40の上部に配置し、該搬送チェーン40の下部に
はカバー41が配置され、該カバー41は側面視におい
て底部を逆「へ」字状に構成し、搬送チェーン40の前
部と下部を覆う構成とし、土や葉等が搬送チェーン40
やスプロケット39の回動部に巻きついたりしないよう
にしている。また、該カバー41は前面視において、略
V字(船底)状に構成して、接地抵抗を小さくして土を
押さないようにするとともに、掻込ホィール12が土中
に潜ることを防止している。
【0020】但し、前記カバー41は図6(a)に示す
ように、円盤状や皿状等のカバー41aに構成すること
も可能である。また、図6(b)に示すように、掻込ホ
ィール12を搬送チェーン40の上部だけでなく下部に
配置することも可能であり、下側に設けた掻込ホィール
12aの下面は円盤状としてソリの役目をさせるように
構成することもでき、土中への突っ込みを防止して取り
込みの向上を図ることができる。また、掻込ホィール1
2は上側をなくして下側のみ配置することも可能であ
り、逆に、掻込ホィール12は下側をなくして上側のみ
配置することも可能である。こうして構成を単純にする
こともできる。なお、上記組み合わせは、圃場や結球野
菜の種類や作業者等の条件に合わせて、適宜組替えて装
着する構成とすることも可能であり、左右で異なる組み
合わせとすることも可能である。
【0021】そして、前記搬送チェーン40L・40R
は外側に配置したテンション42L・42Rによって緊
張され、該テンション42L・42Rを支持するテンシ
ョンアーム43L・43Rの前端からは更に前方にデバ
イダ44L・44Rが突出され、該デバイダ44L・4
4R先端にスクレーパ46L・46Rを設けている。言
い換えれば、スクレーパ46L・46Rを取り付けるス
テーがデバイダの役目を果たすように構成している。該
デバイダ44L・44Rにより未収穫側の葉を分けた
り、収穫後に放置された外葉が掻込側へ入らないように
分草している。該デバイダ44L・44Rは先端から側
面視でV字状に上方へ延出してガイド部44a・44a
を構成して、その先端は前記縦搬送装置11を覆うカバ
ー45L・45Rの前上部まで延設されている。
【0022】また、前記デバイダ44L・44Rから掻
込ホィール12L・12R側の上面に向かってスクレー
パ46L・46Rが突出されて、掻込ホィール12L・
12R上面に付着した土等を除去できるようにし、掻込
時に結球野菜が汚れることを防止している。また、右側
のデバイダ44R、つまり、運転部4側に配置されたデ
バイダ44Rからはマーカー49が上方に突出され、条
合わせをし易くしている。
【0023】また、前記根茎搬送体13L・13Rを構
成する搬送チェーン40L・40Rは、図5に示すよう
に、一方が外方向への突起を有し、他方は突起がない構
成としている。このように構成することで、搬送チェー
ン40L・40Rが結球野菜の根茎部を挟み込んだとき
に根茎部を切断することがないようにしている。但し、
該搬送チェーン40L・40Rの両方の突起をなくすこ
ともでき、また、搬送チェーン40L・40Rを金属等
の硬質材で構成すると切断することがあるので、ゴムや
合成樹脂等の弾性体等で構成することによって、両方に
突起を設けることも、両方の突起をなくすこともでき
る。
【0024】更に、前記搬送チェーン40L・40Rの
間の中間に位置する結球野菜Aの搬送経路C側の上面に
は擦らせ板47・47が配置されており、該擦らせ板4
7は蒲鉾形条で断面視で三日月状に構成され、前端及び
後端は円弧状に構成して、中途部から取付ステー47a
・47aがそれぞれ外方向へ延設されて、該取付ステー
47a・47aに長孔47b・47bを設けて、掻込フ
レーム36L・36Rに左右取付位置を調整可能とし、
更に、前後の取付ステー47a・47aを取り付けるボ
ルトにシムやワッシャ等の枚数を変更することで高さや
傾斜を変更可能に取り付けられるようにしている。但
し、この高さや傾斜の変更はボルトとナットやピンの差
し替えやアクチュエーターで変更する等の構成とするこ
とができ、限定されるものではない。この左右一対の擦
らせ板47・47の頂点の部分で結球野菜の下面を受け
る構成とし、搬送時の摩擦が小さくスムースに搬送でき
るようにし、結球野菜Aの根茎部の切断位置も調節でき
るようにしている。
【0025】そして、図4、図5に示すように、該擦ら
せ板47の前端は前記掻込ホィール12の後下部の下側
に位置させて、平面視において重複するように配置して
いる。こうして、結球野菜が搬送されるときに引っ掛か
らないようにしている。該擦らせ板47の後部は搬送チ
ェーン40の上面に対して徐々に離れるように取り付け
られ、後端部においては掻込ホィール12よりも高く
(搬送チェーン40上面を基準として)なるように取り
付けている。つまり、図4に示すように、搬送チェーン
40の最上端面と掻込ホィール12外周部の上面との間
隔H1は、擦らせ板47上面と搬送チェーン40上面と
の間隔H2のほうが長くなる(H2>H1)ように構成
することによって、結球部下面の位置揃えが、後述する
根茎補助搬送体14の引き下げ作用と相まって効果的に
行えるようにしている。そして更に、擦らせ板47上面
と搬送チェーン40上面との間隔が搬送下流側程広くな
るように構成することによって、例え、擦らせ板47と
搬送チェーン40との間に土や葉等を挟み込んでも、後
方へ搬送するに従い間隔が広がるので、開放することと
なり、後端部において詰まることなく放出することがで
きるのである。
【0026】該擦らせ板47・47の後部上には切断装
置20の切断刃51の前部が平面視で重複するように配
置されている。該切断装置20は円盤状のディスクカッ
ターで構成され、切断刃51とスクレーパ60から構成
される。該切断刃51は結球野菜の搬送経路C上に位置
して、該切断刃51の駆動軸52は前記搬送チェーン4
0Lの内側に配置し、切断刃51と搬送チェーン40L
が平面視で重なるようにしている。また、側面視におい
て、搬送面(根茎搬送体13や縦搬送装置11と平行な
面)に対して略平行または後下がりに傾斜して配置され
る。このように構成することによって、結球野菜の根茎
部を切断した後に後方へ搬送されるとき、切断部が切断
刃51の上面に擦れることがなく、結球野菜の切断面が
汚れることもなく商品価値を下げないのである。
【0027】そして、該切断刃51は切断位置(高さ)
を変更できるようにしており、図4に示すように、切断
刃51の中心は駆動軸52の上端に固定され、該駆動軸
52は支持パイプ53及びベベルギヤケース54に支持
され、該ベベルギヤケース54は更にアーム55に支持
されて、側面視でL字状として下から一体的に支持する
構成としている。そして該アーム55の他端は後方へ延
出して支点軸56で支持され、該支点軸56には更にア
ーム57が固定されて、該アーム57の端部がネジロッ
ド58の先端を螺装し、該ネジロッド58他端は後方へ
延設されて、図2に示すように、機体後部より突出した
ハンドル59が装着されている。
【0028】このような構成において、機体後部で調製
作業を行う補助作業者がハンドル59を回動することに
よって、ネジロッド58が回動されてアーム57が支点
軸56を中心に前または後方へ回動し、アーム55を上
下方向に回動して、該アーム55に一体的に設けられた
切断刃51の傾斜を変更することによって前端の高さを
変更できるようにしている。つまり、調製作業を行う補
助作業者が根茎部の切断状態を見ながら調節することが
できるのである。なお、前記ネジロッド58とアーム5
7だけでは正確、かつ、確実に位置を固定することがで
きないので、ベベルギヤケース54の側面と搬送フレー
ム22の間にネジと長孔を有するステーとによって固定
部を構成している。但し、固定部の位置と構成は限定す
るものではない。
【0029】また、前記切断装置20を構成するスクレ
ーパ60は、前記切断刃51よりも小径に構成して、回
転自在に支持されている。そして、該スクレーパ60は
切断刃51を支持するフレームと左右反対側に配置され
ており、本実施例では右側に配置して、切断刃51の外
周にスクレーパ60の外周が一部接して、刃部を研ぐこ
ともできるようにし、平面視で重複するように配置して
付着物を除去できるようにしている。この重複部は結球
野菜の搬送経路Cから外れた位置(偏心した位置)に配
置して、スクレーパ60で除去した付着物が結球野菜に
付着しないようにしている。そして、この切断装置20
の後下方に上下方向に貫通した開口部を設けて、切断後
の根茎部を圃場に落下放出するようにしている。
【0030】また、前記根茎搬送体13L・13Rの下
方には根茎補助搬送体14が配置されており、該根茎補
助搬送体14は図7に示すように、搬送チェーン63と
挟扼杆64からなり、搬送位置を搬送経路Cに合わせて
配置している。そして、側面視において、該根茎補助搬
送体14の傾斜角度が後傾となるようにして、つまり、
根茎搬送体13L・13Rと根茎補助搬送体14の間隔
が徐々に広がるように配置して、結球野菜を搬送すると
きに根茎部を下方へ引っ張り、結球野菜の結球部の下面
が常に前記擦らせ板47上に当接するようにして、切断
装置20による切断位置が常に一定となるようにしてい
る。
【0031】また、前記縦搬送装置11は図8に示すよ
うに、左右一対の構成であって、それぞれ搬送フレーム
22・22の前端に従動プーリー15L・15Rを回転
自在に支持し、搬送フレーム22・22の後端に駆動プ
ーリー16L・16Rを配置して、該駆動プーリー16
L・16Rと従動プーリー15L・15Rと転輪17・
17・・・の間に弾性無端帯からなる搬送ベルト19L
・19Rを巻回し、互いに内方向に回転させることによ
って、結球野菜Aの結球部を挟持して後方へ搬送するよ
うにしている。
【0032】前記従動プーリー15L・15Rを掻込ホ
ィール12L・12Rの斜め後方に配置して、前側を平
面視「ハ」字状に左右に広げるように配置して、結球野
菜を取り込み易くしている。該従動プーリー15L・1
5Rの後部の根茎搬送体13L・13Rの後部上方の搬
送経路C側に配置する転輪17・17・・・はそれぞれ
テンションアーム65・65・・・にそれぞれ回転自在
に支持され、略左右対称に配置されて、結球野菜を進行
方向と平行に後方に搬送するようにしている。ここの搬
送経路を前搬送経路C1とする。
【0033】そして、この前搬送経路C1の後方を中搬
送経路C2とし、この中搬送経路C2における右側の転
輪は固定転輪17a・17a・17aとして搬送フレー
ム22に直接回転自在に支持されている。他方、左側の
転輪17・17・・・はアーム長が長いテンションアー
ム65a・65a・・・に回転自在に支持され、結球野
菜の搬送経路は左側へ振れるようにしている。そして、
この中搬送経路C2の後方を後搬送経路C3とし、この
後搬送経路C3における転輪17・17はテンションア
ーム65・65に回転自在に支持され、左右略対称に配
置している。
【0034】このようにして、右側の搬送ベルト19R
の中搬送経路C2の部分の運転部4側は平面視において
切欠状となり、つまり、運転部4が縦搬送装置11に食
い込む形となり、左右幅を狭めるようにしている。そし
て、前搬送経路C1の中心を結球野菜Aが植生する畝に
合わせたときに、その後方延長上に左側のクローラー3
aを配置することが可能となり、安定した走行が可能と
なり、高さも合わせ易くなる。さらに、畝上の結球野菜
の掻込部をできるだけ運転部4に近づけることが可能と
なって、位置合わせ等も容易にできるのである。また、
圃場端においてこの結球野菜収穫機1で収穫不可能な面
積を低減できる。また、縦搬送装置11の搬送ベルト1
9L・19Rを覆うカバー45L・45Rは、図9に示
すように、前端を角度θ斜めにカットした形状として、
本実施例では約45度として、運転部4から掻込部がよ
く見えるようにして視認性の向上を図っている。そし
て、切断までの搬送経路C1は進行方向に揃えているの
で、結球部の姿勢が乱れず、切断精度が良好となる。
【0035】そして、中搬送経路C2においては、右側
の縦搬送装置11をそのまま後方へ延長すると運転部4
に当たるので、平面視において、右側の縦搬送装置11
の搬送ベルト19Rは略凹状として、結球野菜は左側へ
曲がって搬送されるようにしている。また、中搬送経路
C2の中途部から後搬送経路C3の下方には受板68を
側面視において搬送ベルト19と略平行に配置し、結球
野菜A切断後の外葉が縦搬送装置11下方に位置する伝
動装置や走行装置等で詰まったり、汚したりしないよう
にしている。また、該受板68の前端と切断装置20の
間には上下方向に貫通する落下孔25が形成されてお
り、切断後の根茎部や外葉が圃場面上に落下するように
している。
【0036】また前記受板68の上面には搬送経路Cと
略平行に丸棒等で構成したレール66・66を配置し
て、例えば、大きな結球野菜と結球野菜の間に小さな結
球野菜を連続して搬送した時に、小さな結球野菜が搬送
ベルト19L・19Rの間から抜け落ちてもレール66
・66上を滑りながら後方へ押されながら搬送できるよ
うにしている。このとき、下面が汚れないようにレール
66・66で受けるのである。また、該レール66・6
6の左右の間隔は結球野菜の大きさに合わせて調整でき
るようにしている。
【0037】そして、縦搬送装置11の後部に排出搬送
部30が配置され、図11に示すように、該排出搬送部
30は傾斜搬送体31と横搬送コンベア32と排出孔3
3からなり、傾斜搬送体31は前記後搬送経路C3の下
方に位置し、多数のローラー31a・31a・・・が回
転軸心を左右水平方向に配置して回転自在に流し板31
b上に配置され、該ローラー31a・31a・・・上を
結球野菜が斜め後下方へ滑り落ちるようにしている。前
記横搬送コンベア32は機体後部の左端から左右略中央
部までの位置に配置して、搬送ベルトを巻回して、右方
へ搬送するようにしている。そして、横搬送コンベア3
2の搬送終端位置(右側)に排出孔33が開口され、根
茎部の切断時に同時に切断された外葉や調製時にもぎ取
った外葉を排出孔33から圃場上に落とすようにしてい
る。調製後の結球野菜は側部に配置したコンテナ載置台
34・35上のコンテナに収納するようにしている。
【0038】但し、前記傾斜搬送体31と横搬送コンベ
ア32は一体的に構成することも可能であり、図12に
示すように、横搬送コンベア32’を傾斜搬送体31の
位置まで幅広に構成して、後搬送経路C3下方の横搬送
コンベア32’下流側に弓状のガイド体72を設け、縦
搬送装置11後部から落下した結球野菜をガイド体72
によって後方へ導きながら右方へ搬送するように構成し
ている。また、他の実施例として、図13に示すよう
に、曲折可能または湾曲構成したローラーコンベアまた
はベルトコンベアで構成した横搬送コンベア32”とし
て、後搬送経路C3下方から排出孔33まで直接搬送す
るように構成することもできる。
【0039】また、前記排出孔33の上部には規制体6
9が配置されており、該規制体69は図11に示すよう
に、横搬送コンベア32の前後幅に合わせた幅として、
門型に支持体70を横搬送コンベア32の側部カバーよ
り排出孔33を跨ぐように立設し、該支持体70の水平
フレーム部分より横搬送コンベア32側へ向けて規制杆
71を突出し、結球野菜Aが排出孔33へ落ちることを
防止している。尚、該規制杆71は櫛状に配置して、該
規制杆71の先端は丸くして結球野菜を傷つけないよう
にしている。また、前記支持体70の高さは結球野菜A
の大きさ合わせて調節できるようにしている。こうし
て、結球野菜Aが横搬送コンベア32によって搬送され
ると、結球部のみ取り上げてコンテナに収容し、外葉等
はそのままとしておくことで、横搬送コンベア32によ
って排出孔33に搬送して圃場上に放出するのである。
【0040】また、前記コンテナ載置台は機体左右に設
けられており、右側のコンテナ載置台34は既収穫側
(右側)の運転部4側部から機体後方まで延設され、該
コンテナ載置台34は前端の前載置台34aと後端の後
載置台34bと中央の主載置台34cから構成され、該
前載置台34aは主載置台34cの前部に枢支され、後
載置台34bは主載置台34cの後部に枢支され、それ
ぞれ折り畳んで収納可能とし、更に、主載置台34cの
左側部は走行機台2に枢支されて、上方へ回動して折り
畳み収納可能としている。
【0041】また、左側のコンテナ載置台35は図14
に示すように、未収穫側(左側)に着脱可能に配置され
ており、走行機台2の後部左側に左右方向に挿入パイプ
73・73を固設し、コンテナ載置台35からは挿入杆
35a・35aを突設し、該挿入杆35a・35aを挿
入パイプ73・73に挿入して、ピン等によってコンテ
ナ載置台35を固定できるようにしている。但し、挿入
杆35a・35aの基部を折り曲げ可能に構成してコン
テナ載置台35を折り畳み収納可能としている。
【0042】また、前記コンテナ載置台34・35の上
面にローラーを配置して、軽い力で移動を可能とし、ト
ラック等への積み替えを容易にすることもできる。更
に、走行機台2の側部に上下方向に油圧シリンダーを配
置して、該油圧シリンダーのピストンロッドをコンテナ
載置台34・35に固定して、該油圧シリンダーを伸縮
させることによってコンテナ載置台34・35を昇降で
きるようにして、トラック等への積み替えを容易にする
こともできる。但し、油圧シリンダーの代わりにパンタ
グラフ式等の構成で昇降させることも可能である。
【0043】次に全体構成における動力の伝達系を図1
0より説明する。エンジン5の出力軸からベルトを介し
てミッションケース6に付設したHST式変速装置74
に伝えられ、該HST式変速装置74によって主変速が
行われる。前記ミッションケース6からの出力は、クロ
ーラー式走行装置3とPTO軸から各装置へ伝達され、
該PTO軸からは横伝動軸75、ワンウェイクラッチ、
ベルトテンションクラッチ76を介して、動力分配軸7
7に伝えられる。
【0044】該動力分配軸37からベベルギヤを介して
前処理入力軸78に動力が伝えられ、該前処理入力軸7
8から右側に設けたチェーン伝動79を介して根茎搬送
体13Rと根茎補助搬送体14と掻込ホィール12Rを
駆動している。なお、根茎搬送体13Lと掻込ホィール
12Lを駆動する軸67は同軸上にある。また、前記前
処理入力軸78から左側に設けたチェーン伝動80を介
して根茎搬送体13Lと掻込ホィール12Lと切断装置
20を駆動する構成としている。また、前記動力分配軸
77からチェーン伝動81を介して縦搬送装置11が駆
動され、動力分配軸77からベルト伝動82を介して横
搬送コンベア32が駆動される構成としている。
【0045】このような構成において、結球野菜収穫機
1の作用を説明する。機体を結球野菜Aが栽培された畝
に合わせて位置され、機体を走行しながら収穫作業部9
を駆動すると、結球野菜の下葉の下方に左右の掻込ホィ
ール12L・12Rを位置させて回転させながら進行し
て、根茎部を掻き込む。この掻込ホィール12L・12
Rの上下高さはゲージ輪21の高さを調節して決定す
る。そして、根茎搬送体13L・13Rのチェーン40
L・40Rによって根茎部を挟持して後上方へ搬送する
ことで引抜き、更に、根茎補助搬送体14によって根茎
部の下部を挟持し、搬送しながら下方へ引っ張り、擦ら
せ板47・47上での根元高さ位置が均一となるように
揃える。
【0046】更に後方へ搬送することによって、結球部
は縦搬送装置11の搬送ベルト19L・19Rに挟持さ
れ、結球部と根茎部が保持搬送された状態で切断装置2
0によって根元部が切断され、結球部はそのまま後方へ
搬送され、根茎部及び切断された外葉は根茎搬送体13
L・13Rの後端位置で落下孔25より圃場に放出され
る。そして、搬送ベルト19L・19Rに挟持された結
球野菜は中搬送経路C2で左方へ移動しながら後方へ搬
送され、このとき未収穫側の結球野菜よりも十分上方に
持ち上げ搬送されており未収穫側の結球野菜と干渉する
ことはない。
【0047】搬送ベルト19L・19Rの後端位置にお
いて、結球野菜は挟持から開放されて、傾斜搬送体31
上に落ち、ローラー31a・31a・・・上を転がり落
ち、横搬送コンベア32上に乗り、右方へ搬送される。
このとき、機体後部に位置する補助作業者によって調製
作業が行われ、結球部のみコンテナに収納される。外葉
等はそのまま搬送されて、排出孔33より圃場に排出す
るのである。
【0048】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
次のような効果を奏するものである。即ち、請求項1記
載のように、走行装置に結球野菜を引抜く引抜前処理装
置10と、根茎部を切断する切断装置20と、結球部を
挟持して後方へ搬送する縦搬送装置11を有する結球野
菜収穫機において、前記切断装置20を二枚のディスク
で構成し、一方を切断刃51、他方をスクレーパ60と
したので、切断刃の刃面を常時スクレーパによって土等
を除去することができて、結球野菜の切断後における切
り口が汚れることがなくなり、また、スクレーパを切断
刃に接するように配置することで、切断面を研ぐことが
できて、切れ味を落とすことがなく、メンテナンスの簡
略化を図ることができる。また、スクレーパで切断刃の
先端を受けるように配置することで、切断刃の先端の振
れ止めとすることもできて、切断位置を一定にして切り
口を均一にすることができる。
【0049】また、請求項2記載のように、走行装置に
結球野菜を引抜く引抜前処理装置10と、根茎部を切断
する切断装置20と、結球部を挟持して後方へ搬送する
縦搬送装置11を有する結球野菜収穫機において、前記
切断装置20を二枚のディスクで構成し、一方を大径、
他方を小径としたので、大径の切断刃で結球野菜を切断
するようにすることで、切断面が均一になり、安定した
切り口の形状とすることができ、出荷する結球野菜も均
一にすることができる。そして、小径のディスクは結球
野菜の切断に関わりなく、切断を邪魔することがなく。
また、大径の切断刃の先端を小径のスクレーパの先端と
接して受けるようにすることで、先端の上下方向の振れ
が大きくなる大径の切断刃を、先端の振れが小さい小径
のスクレーパで受けるようになり、切断刃の先端が振れ
(振動する)ことを抑えて安定して正確な位置決めがで
きるようになる。
【0050】また、請求項3記載のように、走行装置に
結球野菜を引抜く引抜前処理装置10と、根茎部を切断
する切断装置20と、結球部を挟持して後方へ搬送する
縦搬送装置11を有する結球野菜収穫機において、前記
切断装置20を二枚のディスクで構成し、一方を駆動、
他方を回転自在としたので、切断刃を駆動して根茎部を
切断するとともに、径が異なる回転体の両方を駆動する
と、先端で回転差が生じて他方を削ったり、傷つけたり
するが、他方をフリーとすることで、切断刃の回転駆動
に合わせることができて、寿命を長くすることができ、
また、動力ロスも小さくすることができる。
【0051】また、請求項4記載のように、走行装置に
結球野菜を引抜く引抜前処理装置10と、根茎部を切断
する切断装置20と、結球部を挟持して後方へ搬送する
縦搬送装置11を有する結球野菜収穫機において、前記
切断装置20を二枚のディスクで構成して左右方向に一
部を重ねて配置し、この重複部分を結球野菜搬送経路C
から偏心した位置に配置したので、重なり部分は根茎部
の切断位置から外れて、切断面に段差ができることがな
くきれいな切断面とすることができ、また、搬送の抵抗
となることもない。そして、切断装置20の駆動ケース
類に根茎部が接触せずに搬送でき、ケースへの土の付着
や根等の絡まり等を防止できる。
【0052】また、請求項5記載のように、走行装置に
結球野菜を引抜く引抜前処理装置10と、根茎部を切断
する切断装置20と、結球部を挟持して後方へ搬送する
縦搬送装置11を有する結球野菜収穫機において、前記
切断装置20をディスク状の切断刃で構成し、該切断刃
の結球野菜の根茎部に対する切断高さを変更可能に構成
したので、結球野菜の大きさや形状や栽培状況等に合わ
せて根茎部に対する切断刃の高さが変更できて、仕上が
りを作業者の好みや取引業者の要望に合わせることが可
能となる。
【0053】また、請求項6記載のように、走行装置に
結球野菜を引抜く引抜前処理装置10と、根茎部を切断
する切断装置20と、結球部を挟持して後方へ搬送する
縦搬送装置11を有する結球野菜収穫機において、前記
切断装置20をディスク状の切断刃で構成し、該切断刃
を側面視で前記引抜前処理装置10を構成する搬送チェ
ーンに対して、前上がり傾斜から平行となる角度まで調
節可能に構成したので、結球野菜が搬送チェーンによっ
て搬送される角度に合わせて切断刃の角度を調節するこ
とができるようになる。また、前上がりに調節すること
で、結球野菜の切断後の切り口は切断刃から離れるよう
になり、切り口が切断刃に付着した土等によって汚れる
こともなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の結球野菜収穫機の全体側面図である。
【図2】同じく結球野菜収穫機の全体平面図である。
【図3】同じく正面図である。
【図4】引抜前処理装置の側面図である。
【図5】同じく平面図である。
【図6】掻込ホィールの取付構成の他の実施例を示す側
面断面図である。
【図7】根茎補助搬送体の平面図である。
【図8】縦搬送装置の平面図である。
【図9】縦搬送装置のカバー前部の平面図である。
【図10】駆動伝動系を示す図である。
【図11】排出搬送部の後部斜視図である。
【図12】排出搬送部の他の実施例を示す平面図であ
る。
【図13】同じく他の実施例を示す平面図である。
【図14】コンテナ載置台の組立を示す平面図である。
【符号の説明】
1 結球野菜収穫機 10 引抜前処理装置 11 縦搬送装置 20 切断装置 51 切断刃 60 スクレーパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠部 博史 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会 社内 (72)発明者 新 裕樹 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会 社内 (72)発明者 渡部 和之 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会 社内 (72)発明者 三木 輝正 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会 社内 Fターム(参考) 2B075 AA10 GA01 GA06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置に結球野菜を引抜く引抜前処理
    装置10と、根茎部を切断する切断装置20と、結球部
    を挟持して後方へ搬送する縦搬送装置11を有する結球
    野菜収穫機において、前記切断装置20を二枚のディス
    クで構成し、一方を切断刃51、他方をスクレーパ60
    としたことを特徴とする結球野菜収穫機。
  2. 【請求項2】 走行装置に結球野菜を引抜く引抜前処理
    装置10と、根茎部を切断する切断装置20と、結球部
    を挟持して後方へ搬送する縦搬送装置11を有する結球
    野菜収穫機において、前記切断装置20を二枚のディス
    クで構成し、一方を大径、他方を小径としたことを特徴
    とする結球野菜収穫機。
  3. 【請求項3】 走行装置に結球野菜を引抜く引抜前処理
    装置10と、根茎部を切断する切断装置20と、結球部
    を挟持して後方へ搬送する縦搬送装置11を有する結球
    野菜収穫機において、前記切断装置20を二枚のディス
    クで構成し、一方を駆動、他方を回転自在としたことを
    特徴とする結球野菜収穫機。
  4. 【請求項4】 走行装置に結球野菜を引抜く引抜前処理
    装置10と、根茎部を切断する切断装置20と、結球部
    を挟持して後方へ搬送する縦搬送装置11を有する結球
    野菜収穫機において、前記切断装置20を二枚のディス
    クで構成して左右方向に一部を重ねて配置し、この重複
    部分を結球野菜搬送経路Cから偏心した位置に配置した
    ことを特徴とする結球野菜収穫機。
  5. 【請求項5】 走行装置に結球野菜を引抜く引抜前処理
    装置10と、根茎部を切断する切断装置20と、結球部
    を挟持して後方へ搬送する縦搬送装置11を有する結球
    野菜収穫機において、前記切断装置20をディスク状の
    切断刃で構成し、該切断刃の結球野菜の根茎部に対する
    切断高さを変更可能に構成したことを特徴とする結球野
    菜収穫機。
  6. 【請求項6】 走行装置に結球野菜を引抜く引抜前処理
    装置10と、根茎部を切断する切断装置20と、結球部
    を挟持して後方へ搬送する縦搬送装置11を有する結球
    野菜収穫機において、前記切断装置20をディスク状の
    切断刃で構成し、該切断刃を側面視で前記引抜前処理装
    置10を構成する搬送チェーンに対して、前上がり傾斜
    から平行となる角度まで調節可能に構成したことを特徴
    とする結球野菜収穫機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102714970A (zh) * 2012-07-12 2012-10-10 湖南农业大学 一种作物茎秆拔取装置
CN108476718A (zh) * 2018-06-04 2018-09-04 山东农业大学 一种适用于起垄式种植的自走式叶菜收获机及收获方法
BE1030283B1 (nl) * 2022-02-21 2023-09-19 Marc Verhoest Rooi-inrichting voor het rooien van koolgroenten met verbeterde rooimiddelen

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