JP2000065220A - 調節弁 - Google Patents
調節弁Info
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- JP2000065220A JP2000065220A JP10227827A JP22782798A JP2000065220A JP 2000065220 A JP2000065220 A JP 2000065220A JP 10227827 A JP10227827 A JP 10227827A JP 22782798 A JP22782798 A JP 22782798A JP 2000065220 A JP2000065220 A JP 2000065220A
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- Japan
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- plug head
- spiral groove
- plug
- control valve
- flow rate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 加工作業を簡易化し、精度の高い微小流量の
調節を確実に行うことができると共に、所望の微小流量
の調節に容易に対応することができる調節弁を提供する
ことにある。 【解決手段】 ボデー１０内に設けたバルブ用プラグ１
５のプラグヘッド１７に螺旋溝１８を設け、この螺旋溝
１８の深さをプラグヘッド１７の先端側から付け根側に
向って浅く形成し、この螺旋溝１８は１条又は複数条設
けるものとする。
調節を確実に行うことができると共に、所望の微小流量
の調節に容易に対応することができる調節弁を提供する
ことにある。 【解決手段】 ボデー１０内に設けたバルブ用プラグ１
５のプラグヘッド１７に螺旋溝１８を設け、この螺旋溝
１８の深さをプラグヘッド１７の先端側から付け根側に
向って浅く形成し、この螺旋溝１８は１条又は複数条設
けるものとする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、微小流量を調節制
御するための流量調節弁に関する。
御するための流量調節弁に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の調節弁は、ボデー内に設けたシ
ートリングに対しプラグヘッドを昇降動させることによ
ってシートリングとプラグヘッドとの開口部に形成され
る流路面積を変化させて流体の微小流量を調節する構造
の弁である。
ートリングに対しプラグヘッドを昇降動させることによ
ってシートリングとプラグヘッドとの開口部に形成され
る流路面積を変化させて流体の微小流量を調節する構造
の弁である。
【０００３】特に、このプラグヘッドの形状には、従来
より、図７〜図９に示すような各種の例が知られてい
る。図７は、プラグヘッド１を円錐形状に形成し、この
プラグヘッド１をシートリング２に嵌合させながら流量
の調節を行うものであり、図８は、円柱形状のプラグヘ
ッド３に切欠部４を形成し、このプラグヘッド３をシー
トリング５に昇降動させるものであり、更に、図９は、
プラグヘッド６の外周に流路方向に沿ってＶ字溝７を切
り欠き形成し、このプラグヘッド６をシートリング８に
昇降させる構造である。
より、図７〜図９に示すような各種の例が知られてい
る。図７は、プラグヘッド１を円錐形状に形成し、この
プラグヘッド１をシートリング２に嵌合させながら流量
の調節を行うものであり、図８は、円柱形状のプラグヘ
ッド３に切欠部４を形成し、このプラグヘッド３をシー
トリング５に昇降動させるものであり、更に、図９は、
プラグヘッド６の外周に流路方向に沿ってＶ字溝７を切
り欠き形成し、このプラグヘッド６をシートリング８に
昇降させる構造である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図７の
プラグヘッド１の形状では、微小流量の調節を行うこと
が難しいばかりでなく、却ってキャビテーションやエロ
ージョンを起こしやすい欠点を有している。
プラグヘッド１の形状では、微小流量の調節を行うこと
が難しいばかりでなく、却ってキャビテーションやエロ
ージョンを起こしやすい欠点を有している。
【０００５】そこで、この欠点を解消するため、図８及
び図９のようなプラグヘッド３、６の形状を呈している
が、このプラグヘッド３、６は、切欠部４やＶ字溝７を
目視で確認しながら加工するフライス加工工程を必要と
し、その加工精度を出すのが面倒であった。本発明は、
従来の課題点を解決するために開発したものであり、そ
の目的とするところは、加工作業を簡易化し、精度の高
い微小流量の調節を確実に行うことができると共に、所
望の微小流量の調節に容易に対応することができる調節
弁を提供することにある。
び図９のようなプラグヘッド３、６の形状を呈している
が、このプラグヘッド３、６は、切欠部４やＶ字溝７を
目視で確認しながら加工するフライス加工工程を必要と
し、その加工精度を出すのが面倒であった。本発明は、
従来の課題点を解決するために開発したものであり、そ
の目的とするところは、加工作業を簡易化し、精度の高
い微小流量の調節を確実に行うことができると共に、所
望の微小流量の調節に容易に対応することができる調節
弁を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、ボデー内に設けたバルブ用プラグのプラ
グヘッドに螺旋溝を設けた調節弁である。
め、本発明は、ボデー内に設けたバルブ用プラグのプラ
グヘッドに螺旋溝を設けた調節弁である。
【０００７】この場合、螺旋溝の深さを、プラグヘッド
の先端側から付け根側に向って浅く形成するのが好まし
く、また、螺旋溝をプラグヘッドの外周面に１条又は複
数条設けるものとする。
の先端側から付け根側に向って浅く形成するのが好まし
く、また、螺旋溝をプラグヘッドの外周面に１条又は複
数条設けるものとする。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明における調節弁の好ましい
実施形態を図１〜図６に従って具体的に説明する。図１
において流出入口１０a、１０ｂを有するボデー１０内
の中央位置に弁口１１を有するシートリング１２を装着
し、更に、ボデー１０の上部にボンネット１３を固着
し、このボンネット１３の内部に装着したパッキン１４
を介してバルブ用プラグ１５を昇降動自在に設ける。
実施形態を図１〜図６に従って具体的に説明する。図１
において流出入口１０a、１０ｂを有するボデー１０内
の中央位置に弁口１１を有するシートリング１２を装着
し、更に、ボデー１０の上部にボンネット１３を固着
し、このボンネット１３の内部に装着したパッキン１４
を介してバルブ用プラグ１５を昇降動自在に設ける。
【０００９】このプラグ１５の下端に円柱形状のプラグ
ヘッド１７を形成し、このプラグヘッド１７の外周面の
円周方向に沿って右回り又は左回りの螺旋溝１８を設け
ている。この螺旋溝１８の加工は、プラグヘッド１７を
加工したＮＣ旋盤等の単一の加工機で自動加工すること
ができ、精度の高い加工をすることができると共に、加
工時間を短縮することができる。
ヘッド１７を形成し、このプラグヘッド１７の外周面の
円周方向に沿って右回り又は左回りの螺旋溝１８を設け
ている。この螺旋溝１８の加工は、プラグヘッド１７を
加工したＮＣ旋盤等の単一の加工機で自動加工すること
ができ、精度の高い加工をすることができると共に、加
工時間を短縮することができる。
【００１０】図３及び図４において、螺旋溝１８は、断
面三角形状で、かつ、ねじ形状の溝を４条設けており、
しかもプラグヘッド１７の先端側から付根側に向って螺
旋溝１８の切込み深さが浅くなっていくように形成して
いる。このように螺旋溝１８の切込み深さを形成する
と、更に微小流量調節の精度を高めることができる。
面三角形状で、かつ、ねじ形状の溝を４条設けており、
しかもプラグヘッド１７の先端側から付根側に向って螺
旋溝１８の切込み深さが浅くなっていくように形成して
いる。このように螺旋溝１８の切込み深さを形成する
と、更に微小流量調節の精度を高めることができる。
【００１１】図５は、プラグヘッド１７に２条の螺旋溝
１８を設けた例であり、螺旋溝１８の条数を増減させる
ことにより、調節弁のＣｖ値を比例的に増減させること
ができる。更に、螺旋溝１８の切込み深さや断面三角
形、台形状等の形状や螺旋溝１８の寸法を変えることに
より、使用目的に応じた微小流量調節が可能となる。
１８を設けた例であり、螺旋溝１８の条数を増減させる
ことにより、調節弁のＣｖ値を比例的に増減させること
ができる。更に、螺旋溝１８の切込み深さや断面三角
形、台形状等の形状や螺旋溝１８の寸法を変えることに
より、使用目的に応じた微小流量調節が可能となる。
【００１２】本例における螺旋溝１８は、通常のＮＣ旋
盤等のねじ加工機で形成したもので、特に、螺旋溝１８
の条数を変化させると、例えば、１条の場合のＣｖ値を
０．０４５に、２条の場合のＣｖ値を０．０９０に、３
条の場合のＣｖ値を０．１３５にできることを確認し
た。このように、螺旋溝１８を実施に応じて任意に変え
ると、使用目的に応じて比例的に流量設定ができる。
盤等のねじ加工機で形成したもので、特に、螺旋溝１８
の条数を変化させると、例えば、１条の場合のＣｖ値を
０．０４５に、２条の場合のＣｖ値を０．０９０に、３
条の場合のＣｖ値を０．１３５にできることを確認し
た。このように、螺旋溝１８を実施に応じて任意に変え
ると、使用目的に応じて比例的に流量設定ができる。
【００１３】また、図中１９は、調節弁のアクチュエー
タを保持するためのヨーク部、２０はプラグ１５の上端
に設けたおねじ部で、このおねじ部２０にアクチュエー
タの出力軸を螺合してプラグ１５を昇降動させるように
している。
タを保持するためのヨーク部、２０はプラグ１５の上端
に設けたおねじ部で、このおねじ部２０にアクチュエー
タの出力軸を螺合してプラグ１５を昇降動させるように
している。
【００１４】また、上記の例のプラグヘッド１７は円柱
形状に形成しているが、これに限ることなく、図６に示
すように、プラグヘッド１７を円錐部２１に形成するこ
とによって、使用目的に応じた流量調節をすることがで
きる。
形状に形成しているが、これに限ることなく、図６に示
すように、プラグヘッド１７を円錐部２１に形成するこ
とによって、使用目的に応じた流量調節をすることがで
きる。
【００１５】次に、上記の実施形態の作用を説明する。
ボデー１０の流入口１０aから流出口１０ｂに流体が供
給される状態において、アクチュエータ等でプラグ１５
を昇降動させると、シートリング１２の弁口１１とプラ
グヘッド１７とは、螺旋溝１８を介して微小な連通部が
形成されて流体が流通する。
ボデー１０の流入口１０aから流出口１０ｂに流体が供
給される状態において、アクチュエータ等でプラグ１５
を昇降動させると、シートリング１２の弁口１１とプラ
グヘッド１７とは、螺旋溝１８を介して微小な連通部が
形成されて流体が流通する。
【００１６】この場合、螺旋溝１８は、その長さをプラ
グヘッド１７の外周面に長く切り欠き形成され、しかも
溝深さがプラグヘッド１７の上流側から下流側に向って
浅く形成されているので、プラグヘッド１７の弁開度を
大きくするに従って比例的に流量を増やすことができ、
微小な流量調節ができ、一方、その逆に弁開度を小さく
するに従って比例的に流量を減らすことができる。更に
は、螺旋溝１８の形状や長さ或は条数を実施に応じて適
宜に選択することによって、使用目的に応じて、比例的
に流量調節できる調節弁を得ることができる。
グヘッド１７の外周面に長く切り欠き形成され、しかも
溝深さがプラグヘッド１７の上流側から下流側に向って
浅く形成されているので、プラグヘッド１７の弁開度を
大きくするに従って比例的に流量を増やすことができ、
微小な流量調節ができ、一方、その逆に弁開度を小さく
するに従って比例的に流量を減らすことができる。更に
は、螺旋溝１８の形状や長さ或は条数を実施に応じて適
宜に選択することによって、使用目的に応じて、比例的
に流量調節できる調節弁を得ることができる。
【００１７】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
によると、加工時間の短縮化と加工精度の向上を図るこ
とができると共に、特に、従来に比して精度の高い微小
流量の調節を可能とした調節弁を得ることができる。
によると、加工時間の短縮化と加工精度の向上を図るこ
とができると共に、特に、従来に比して精度の高い微小
流量の調節を可能とした調節弁を得ることができる。
【００１８】更には、要求される微小流量の調節弁を必
要性に応じて確実に製造することができる等の優れた効
果を有する。
要性に応じて確実に製造することができる等の優れた効
果を有する。
【００１９】また、螺旋溝の形状、寸法、長さ及び条数
を適宜に変えることができると共に、従来に比して螺旋
溝の長さを長くすることができ、より精度の高い微小流
量の調節が可能となり、異なるＣｖ値にも確実に対応す
ることができる。
を適宜に変えることができると共に、従来に比して螺旋
溝の長さを長くすることができ、より精度の高い微小流
量の調節が可能となり、異なるＣｖ値にも確実に対応す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明における調節弁の一実施形態を示した断
面図である。
面図である。
【図２】図１のプラグヘッドとシートリングの部分を示
した拡大断面図である。
した拡大断面図である。
【図３】本発明におけるプラグヘッドの一例を示した部
分正面図である。
分正面図である。
【図４】図３の拡大横断面図である。
【図５】プラグヘッドの他例を示す拡大横断面図であ
る。
る。
【図６】プラグヘッドの更に他例を示す拡大横断面図で
ある。
ある。
【図７】従来における調節弁のプラグヘッドの一例を示
す正面説明図である。
す正面説明図である。
【図８】従来のプラグヘッドの他例を示す正面説明図で
ある。
ある。
【図９】従来のプラグヘッドの更に他例を示す正面説明
図である。
図である。
１０ ボデー １１ 弁口 １２ シートリング １５ バルブ用プラグ １７ プラグヘッド １８ 螺旋溝
Claims (3)
- 【請求項１】 ボデー内に設けたバルブ用プラグのプラ
グヘッドに螺旋溝を設けたことを特徴とする調節弁。 - 【請求項２】 螺旋溝の深さを、プラグヘッドの先端側
から付け根側に向って浅く形成した請求項１に記載の調
節弁。 - 【請求項３】 螺旋溝を１条又は複数条設けた請求項１
又は２に記載の調節弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10227827A JP2000065220A (ja) | 1998-08-12 | 1998-08-12 | 調節弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10227827A JP2000065220A (ja) | 1998-08-12 | 1998-08-12 | 調節弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000065220A true JP2000065220A (ja) | 2000-03-03 |
Family
ID=16867001
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10227827A Pending JP2000065220A (ja) | 1998-08-12 | 1998-08-12 | 調節弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000065220A (ja) |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2006153204A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Kitz Corp | ニードルバルブ |
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-
1998
- 1998-08-12 JP JP10227827A patent/JP2000065220A/ja active Pending
Cited By (30)
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