JP4844210B2 - 切削工具及び仕上切刃の突出量補正方法 - Google Patents

切削工具及び仕上切刃の突出量補正方法 Download PDF

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Description

本発明は、被切削材に予め設けられた下穴の内壁面を切削加工する際に使用されるボーリングバー等の切削工具及びこの切削工具に備えられた仕上切刃の突出量補正方法に関する。
近年、エンジンのシリンダーボアの加工等に用いられる切削工具として、例えば、特許文献1に示されるような、切刃を工具本体の外周に備えるとともに、この切刃とは別に仕上加工用の切刃が工具本体径方向に出没可能に配置されたボーリングバー等が知られている。
図7に、従来のボーリングバーの一例を示す。ボーリングバー1は、概略円柱状の工具本体2を有し、工具本体2の外周面に第1切刃3が備えられている。
工具本体2の内部には、ピストン室4が設けられ、このピストン室4の工具本体2先端側(図7において下側)の壁面がストッパ壁4Aとされている。ピストン室4の内部には軸線O方向に移動可能なピストン5が配置され、ピストン室4はこのピストン5によって分割されており、ピストン5より工具本体2後端側部分が第1空間6とされ、ピストン5より工具本体2先端側部分が第2空間7とされている。
ピストン5の工具本体2先端側には棒状部材8が接続され、ピストン5の移動に伴って軸線O方向に移動可能に配置されている。棒状部材8の工具本体2先端側には、棒状部材8に交差するようにスライド部材9が配置され、このスライド部材9に仕上加工用の第2切刃10が備えられている。
棒状部材8の工具本体2先端側部分には、工具本体2後端側に向かうに従い前記第2切刃10の突出方向に傾斜したセレーション溝8Aが形成されている。スライド部材9には、前記セレーション溝8Aに嵌合可能なセレーション溝9Aが設けられており、これら棒状部材8のセレーション溝8Aとスライド部材9のセレーション溝9Aとが摺動可能に嵌合されている。
工具本体2先端面にはキャップ11が備えられ、キャップ11の工具本体2側には、棒状部材8が挿入可能な凹部12が形成されている。
このボーリングバー1では、第2切刃10の工具本体2径方向への出没は次のように行われる。
工具本体2内にクーラントが供給され、このクーラントがピストン室4の第1空間6に流入されると、ピストン5がクーラントの圧力によって工具本体2先端側に移動され、ピストン室4のストッパ壁4Aにピストン5が当接される。このピストン5の移動に伴って棒状部材8が工具本体2先端側へ移動されることにより、棒状部材8のセレーション溝8Aに案内されてスライド部材9が移動し、第2切刃10が工具本体2径方向外側に突出される。一方、クーラントがピストン室4の第2空間7に流入されると、ピストン5がクーラントの圧力によって工具本体2後端側に移動されるとともに棒状部材8が工具本体2後端側へ移動し、棒状部材8のセレーション溝8Aに案内されてスライド部材9が移動し、第2切刃10が工具本体2径方向内側に後退する。
このような構成とされたボーリングバー1では、工具本体2の軸線O回りに高速回転されるとともに工具本体2の軸線O方向に送りを与えられ、被切削材Wに予め設けられた下穴に挿入されて工具本体2の外周に備えられた第1切刃3によって下穴の内壁面を中仕上加工し、所定の内径の加工穴を形成した後に、第2切刃10を工具本体2径方向外側に突出させて、この第2切刃10によって加工穴をバックボーリングして加工穴の内壁面を仕上げるものである。
特開2003−266216号公報
ところで、前記のボーリングバー1においては、仕上加工を行う第2切刃10の工具本体2径方向の突出量は、棒状部材8が工具本体2先端側へ移動された際に、ピストン5がストッパ壁4Aに当接されて工具本体2先端側へ移動できなくなった状態でのスライド部材9の位置によって決定されるので、第2切刃10の工具本体2径方向への突出量を簡単に調整することはできないものであった。
ここで、切刃の摩耗は使用初期段階で大きく、ボーリングバー1の使用途中で第2切刃10の工具本体2径方向の位置が変化するため、このボーリングバー1によって加工された加工穴の寸法にばらつきが生じてしまうといった問題があった。
また、近年では、マシニングセンタによるコンピュータ制御の加工が広く行われているので、マシニングセンタに切削工具を取り付けたままの状態で、仕上加工を行う仕上切刃の工具本体径方向の位置を補正できる切削工具が要求されている。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、被切削材に予め設けられた下穴の内壁面を工具本体外周に備えられた切刃で切削加工した後に、仕上加工用の仕上切刃を工具本体径方向外側に突出させて加工穴の仕上加工を行う切削工具であって、仕上切刃の工具本体径方向の出没を簡単にできるとともに、マシニングセンタなどの一般的な工作機械に取り付けられたままの状態で仕上切刃の工具本体径方向の位置を簡単に補正できる切削工具及び仕上切刃の突出量補正方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の切削工具は、軸線回りに回転される工具本体を有し、該工具本体の外周に切刃が備えられるとともに、該切刃とは別に仕上げ加工用の仕上切刃が、前記工具本体径方向に出没可能に配置された切削工具であって、前記工具本体内部にはピストン室が形成され、該ピストン室には、前記軸線方向に移動可能にピストンが配置され、前記ピストン室のうち前記ピストンよりも前記工具本体後端側が第1空間とされ、前記ピストンよりも前記工具本体先端側が第2空間とされており、前記工具本体には、流体を前記ピストン室に供給する流体供給装置と、前記流体を前記第1空間または前記第2空間に選択的に供給させる切替装置とが備えられ、前記ピストンの前記工具本体先端側には棒状部材が接続されており、該棒状部材の前記工具本体先端側部分には、前記棒状部材に対して交差するように配置されて前記棒状部材が前記軸線方向に移動することにより前記軸線方向と交差する方向に移動されるスライド部材が備えられ、該スライド部材の前記工具本体外周側に前記仕上切刃が具備され、前記棒状部材の前記工具本体先端側には、前記ピストンによって前記棒状部材が前記工具本体先端側に移動された状態で、前記棒状部材の先端面が当接される調整ネジが備えられており、前記工具本体先端面には、前記調整ネジを回動して前記調整ネジの前記軸線方向位置を調整する回動部材が備えられ、該回動部材の外周には、径方向内側に凹んで前記軸線に対して傾斜した傾斜溝が形成されていることを特徴としている。
また、本発明の仕上切刃の突出量補正方法は、前述の切削工具に備えられた仕上切刃の工具本体径方向外側への突出量を調整する仕上切刃の突出量補正方法であって、前記傾斜溝内で摺動可能な係合ピンを配置し、前記傾斜溝内に前記係合ピンを挿入した状態で、前記工具本体を前記軸線方向に移動させることにより、前記工具本体と前記調整ネジとを相対的に回動させて前記調整ネジの前記軸線方向位置を移動させることを特徴としている。
上記の構成の切削工具及び仕上切刃の突出量補正方法によれば、ピストン室にピストンが備えられ、このピストンよりも工具本体後端側が第1空間とされ、ピストンよりも工具本体先端側が第2空間とされており、これら第1空間及び第2空間に流体を選択的に流入させることでピストンを工具本体軸線方向に移動することができる。このピストンの工具本体先端側に棒状部材が接続され、ピストンの移動に伴って棒状部材も工具本体軸線方向に移動されることになる。
棒状部材の先端部分には、棒状部材が軸線方向に移動することにより軸線方向と交差する方向に移動されるとともに、仕上切刃が具備されたスライド部材が備えられているので、棒状部材を軸線方向に移動することで仕上切刃を工具本体径方向に出没させることができる。
また、棒状部材の工具本体先端側に調整ネジが備えられ、棒状部材が工具本体先端側に移動された際に棒状部材の先端面がこの調整ネジに当接されるので、棒状部材を工具本体先端側に移動した際の軸線方向の位置が、調整ネジによって位置決めされ、棒状部材の移動に伴うスライド部材の位置が決定され、仕上切刃の工具本体径方向外側への突出量を安定して決定することができる。
また、工具本体先端面に調整ネジを回動して調整ネジの軸線方向位置を調整する回動部材が備えられているので、この切削工具を工作機械に取り付けた状態で、工具本体先端側から回動部材を回動させて調整ネジの軸線方向位置を調整でき、仕上切刃の工具本体径方向外側への突出量を補正することができる。したがって、切刃の摩耗した分だけ径方向位置を補正することで加工穴の寸法ばらつきを防止することができる。
そして、前記回動部材の外周に、軸線に傾斜した傾斜溝が形成されているので、例えば機械テーブル側に、前記傾斜溝内を摺動可能な係合ピンを設けることにより、切削工具の前記傾斜溝内に前記係合ピンを挿入した状態で切削工具を軸線方向に移動させることによって、前記回動部材を簡単に回転させて調整ネジの前記軸線方向位置を調整することができる。
したがって、機械側に回動部材の回転機構を設けることなく、切削工具の動作を制御することで、仕上切刃の工具本体径方向外側への突出量を簡単に、かつ、精度良く補正することができる。
本発明によれば、被切削材に予め設けられた下穴の内壁面を工具本体外周に備えられた切刃で切削加工した後に、仕上加工用の仕上切刃を工具本体径方向外側に突出させて加工穴の仕上加工を行う切削工具であって、仕上切刃の工具本体径方向の出没を簡単に行うことができるとともに、マシニングセンタなどの一般的な工作機械に取り付けられたままの状態で仕上切刃の工具本体径方向の位置を簡単に補正できる切削工具及び仕上切刃の突出量補正方法を提供することができる。
本発明の実施形態について添付した図面を参照して説明する。図1から図4に本発明の実施形態である切削工具としてボーリングバーを示す。
ボーリングバー20は、軸線O方向に延びる多段円柱状の工具本体21を有し、工具本体21の後端側(図1及び図2において上側)には、工具本体21を工作機械の主軸端に取り付けるための取付部22が設けられている。
この工具本体21は、その後端側に位置する第1部材21Aと先端側に位置する第2部材21Bとに分割されており、これらが複数の結合ボルト23にて結合されている。
工具本体21の外周部には、工具本体21径方向外側に突出された第1切刃24が備えられており、本実施形態では、図2に示すように、この第1切刃24が円周方向に2つ、軸線Oを挟んで対向する位置に配置されている。本実施形態では、第1切刃24として、切刃を備えた第1インサート25が装着されている。この第1インサート25はいわゆる縦刃のインサートであって、前記第1切刃24が工具本体21先端側に向かうにしたがい工具本体21径方向外側に突出するように配置されている。
第1部材21Aには、工具本体21先端側に向けて大きく開口するとともに軸線Oに沿って延びる断面円形のピストン孔が形成されており、このピストン孔の開口部に前記第2部材21Bの後端部分に形成された突状部が挿入され、ピストン孔と突条部26(第2部材21B)の後端面とによって、工具本体21の内部には軸線Oに沿って延びる断面円形のピストン室27が画成されている。
このピストン室27には、軸線O方向に往復運動可能なピストン28が配置され、ピストン28の外周面にはピストン室27の側壁と摺接するOリング29が備えられている。
前記ピストン室27はこのピストン28によって分割されており、ピストン室27のうちピストン28より工具本体21後端側が第1空間27Aとされ、ピストン室27のうちピストン28より工具本体21先端側が第2空間27Bとされており、ピストン28の外周面に備えられたOリング29により、第1空間27Aと第2空間27Bとが液密に遮断されている。工具本体21(第1部材21A)には、前記第1空間27Aに連通して工具本体21の外周面に開口した第1クーラント抜け孔30と前記第2空間27Bに連通して工具本体21の外周面に開口した第2クーラント抜け孔31が穿設されており、これら第1、第2クーラント抜け孔31には一定の圧力以下ではクーラントが排出されないように圧力バルブが配置されている。
また、第1部材21Aには、軸線Oに沿って延びるクーラント孔32が形成されており、クーラント孔32の後端側は取付部22に開口され、本実施形態における流体としてクーラントを供給するクーラント供給装置33と、クーラントの単位時間当りの供給量を調整する制御装置34が接続されている。クーラント孔32の工具本体21先端側には、クーラント孔32と第1空間27Aとを連通する第1流路35と、クーラント孔32と第2空間27Bとを連通する第2流路36とに分岐する分岐部が形成され、この分岐部には、第2ピストン室37が形成されている。
詳述すると、前記ピストン室27の後端面に、軸線Oに沿って延びる断面円形の第2ピストン孔が穿設され、この第2ピストン孔の先端側開口部に受け部材38が螺合され、この受け部材38と第2ピストン孔とによって、第2ピストン室37が画成されており、この第2ピストン室37の工具本体21後端側に前記クーラント孔32が開口されているのである。
この第2ピストン室37には、第2ピストン39が軸線O方向に往復移動できるように配置され、この第2ピストン39の工具本体21先端側には、第2ピストン39を工具本体21後端側に向かって付勢する付勢部材としてコイルスプリング40が配置されており、コイルスプリング40の一端が前記受け部材38に収容されている。
第2ピストン室37の側壁面のうち工具本体21後端側部分には、第1流路35の開口部が形成され、第2ピストン室37の側壁面のうち第1流路35の開口部よりも工具本体21先端側に第2流路36の開口部が形成されている。
また、第2ピストン39には、クーラント孔32に対して連通されるとともに、第2ピストン39の側面に開口した内部流路41が備えられている。
第2ピストン39が工具本体21先端側に移動した場合には、第2ピストン39の側面が第2流路36の開口部を塞ぎ、第2ピストン39の工具本体21後端側の空間を通じてクーラント孔32と第1流路35とが連通される。一方、第2ピストン39が工具本体21後端側に移動した場合には、第2ピストン39の側面が第1流路35の開口部を塞ぎ、第2ピストン39の内部流路41を通じてクーラント孔32と第2流路36とが連通される。このように、第2ピストン39が往復移動することにより、クーラントの流路を切り替えることができるように構成されている。
また、第2部材21Bには、軸線O方向に延びて前記ピストン室27の工具本体21先端側に連通する貫通孔42が形成されている。この貫通孔42には、ピストン28の工具本体21先端側に一体に形成されて、軸線Oに沿って配置された断面円形の棒状部材43が液密に嵌挿されている。棒状部材43の工具本体21先端側部分は、軸線Oに垂直な断面が概略半円状をなすように切り欠かれ、軸線Oに沿って延びる摺接面44が形成されている。本実施形態においては、図2に示すように、この摺接面44が、軸線Oを通り2つの第1切刃24を結ぶ直線に対して垂直な方向となるように配置されている。
工具本体21(第2部材21B)のうち棒状部材43に形成された摺接面44が位置する部分には、軸線Oを通り2つの第1切刃24を結ぶ直線に対して垂直な径方向に延びるスライド孔45が貫設され、このスライド孔45には、前記径方向に摺動可能なスライド部材46が、棒状部材43と交差するように配置されている。スライド部材46の工具本体21に対する外周端には、仕上加工用の第2切刃47として、切刃を有する第2インサート48が備えられており、図2に示すように、第2切刃47は、2つの第1切刃24に対して軸線Oを中心として90°回転した位置に配置されている。また、第2インサート48は、前記第2切刃47が工具本体21後端側に向かうにしたがい漸次工具本体21径方向外側に向けて突出するようにして配置されている。
さらに、この第2インサート48の工具本体21径方向内側には、第2インサート48の突出量を調整するための調整コマ49が配置されている。調整コマ49には、スリット50が形成されており、スリット50を押し広げて前記第2インサート48を押圧する押圧ネジ51が螺着されている。
スライド部材46の中央部には、棒状部材43の先端側が挿入されるように凹部が形成されており、この凹部の底面が被摺接面53とされている。棒状部材43の摺接面44には、工具本体21後端側に向かうにしたがい漸次第2切刃47に近づくように、軸線Oに対して傾斜したセレーション溝44Aが形成されている。また、スライド部材46の被摺接面53には、棒状部材43に設けられたセレーション溝44Aに嵌合可能なセレーション溝53Aが形成されており、図2に示すように、摺接面44のセレーション溝44Aと被摺接面53のセレーション溝53Aとが互いに摺動可能に配置されている。
棒状部材43が収容された貫通孔42のうちスライド孔45よりもさらに工具本体21先端側には、貫通孔42に連通するとともに内壁面に雌ネジが形成された断面円形のネジ孔部54が形成されており、このネジ孔部54には調整ネジ55が螺着されている。
調整ネジ55の工具本体21後端側を向く端面は、軸線Oに垂直な平面状に形成されており、棒状部材43の先端面が当接されるストッパ面56とされている。また、調整ネジ55の先端には、軸線Oに平行な平面状に切り欠かれた面取り部57が形成されている。
さらに、工具本体21(第2部材21B)の先端側外周部には、雄ネジ部58が形成されており、この雄ネジ部58に筒状部材59が螺合されている。この筒状部材59の先端側には、筒状部材59の内周面から径方向内側に突出した突出部60が形成され、この突出部60と第2部材21Bの先端面とによって径方向外側に向けて凹んだ環状溝61が形成されている。
この筒状部材59のさらに先端側には、回動部材62が軸線Oを中心として回動可能に配置されている。
詳述すると、回動部材62は、円筒状をなす本体部63と、この本体部63の先端側に突出して前記本体部63と同軸状に配置された軸部64とを備えており、本体部63の後端には、径方向外側に向けて突出して一段大径とされた鍔部65が形成され、この鍔部65が前記環状溝61に摺動可能に係合されているのである。そして、前記筒状部材59の先端側開口部から前記軸部64が突出するように配置されている。
また、回動部材62の工具本体21後端側の部分には、径方向に延びるように断面コの字状の凹溝が形成されており、この凹溝に前記調整ネジ55の面取り部57が嵌入されることにより、回動部材62と調整ネジ55とが一体に回動可能とされ、ストッパ面56の軸線O方向の位置が調整可能とされている。
ここで、回動部材62は、鍔部65が環状溝61と摺動可能に係合されているので、軸線O方向には移動せずに回動のみ可能とされている。
また、回動部材62の先端に形成された軸部64には、図3に示すように、外周面に後端側に向かうにしたがい漸次工具回転方向T後方側に後退するように軸線Oに対して傾斜した傾斜溝66が形成された回転部材67が装着されており、軸部64と回転部材67とが一体に回動するように止めピン68が挿入されている。この傾斜溝66は断面コの字状をなしており、軸線方向の両端が幅広とされている。本実施形態では、回転部材67の外周面には、互いに等しい傾斜角で傾斜した傾斜溝66が周方向に等間隔に複数形成されている。
このように構成されたボーリングバー20は、取付部22を通じてマシニングセンタ等の工作機械の主軸端に取り付けられ、軸線O回りに回転されるとともに、軸線O方向に沿って工具本体21先端側へ送られ、第2切刃47を工具本体21径方向内側に後退させた状態で、被切削材に予め形成された下穴に挿入され、工具本体21外周に備えられた第1切刃24によって下穴の内壁面を中仕上加工した後に、第2切刃47を工具本体21径方向外側に突出させて、この第2切刃47によって加工穴をバックボーリングして加工穴の内壁面を仕上げるものである。
このボーリングバー20において、第2切刃47の工具本体21径方向外側への出没は次のように行われる。
工具本体21内にクーラント孔32を通じて供給されるクーラントの単位時間当りの供給量を増加すると、クーラント圧力が高くなり第2ピストン39がクーラント圧力によって工具本体21先端側に移動され、クーラント孔32と第1流路35とが連通されてクーラントが第1流路35を通じてピストン室27の第1空間27Aに供給される。ピストン28よりも工具本体21後端側の第1空間27Aにクーラントが供給されることにより、このクーラントの圧力によって、ピストン28が工具本体21先端側に移動され、第2空間27B及び第2流路36に貯留されていたクーラントは、第2クーラント抜け孔31を通じて工具本体21外部に排出される。
ピストン28の移動に伴って棒状部材43が工具本体21先端側に移動され、棒状部材43の先端部が調整ネジ55のストッパ面56に当接される。棒状部材43が工具本体21先端側に移動することにより、棒状部材43に交差するように配置されたスライド部材46が、軸線Oに対して傾斜した棒状部材43のセレーション溝44A及びスライド部材46のセレーション溝53Aに沿って工具本体21径方向に移動し、スライド部材46に備えられた第2切刃47が工具本体21径方向外側に突出される。
一方、クーラントの単位時間当りの供給量を低減すると、クーラント圧力が低くなり第2ピストン39がコイルスプリング40によって工具本体21後端側へ移動され、クーラント孔32と第2流路36とが連通されてクーラントが第2流路36を通じてピストン室27の第2空間27Bに供給される。ピストン28よりも工具本体21先端側の第2空間27Bにクーラントが供給されることにより、このクーラントの圧力によって、ピストン28が工具本体21後端側に移動され、第1空間27A及び第1流路35に貯留されていたクーラントは、第1クーラント抜け孔30を通じて工具本体21外部に排出される。
このピストン28の移動に伴って棒状部材43が工具本体21後端側に移動され、棒状部材43に交差するように配置されたスライド部材46が、棒状部材43のセレーション溝44A及びスライド部材46のセレーション溝53Aに沿って工具本体21径方向に移動し、スライド部材46に備えられた第2切刃47が工具本体21径方向内側に後退される。
このボーリングバー20において、第2切刃47を工具本体21径方向外側に突出した際の突出量の調整は次のように行われる。工具本体21先端側に設けられた回動部材62を工具本体21先端側から回動させることで、調整ネジ55を回動して調整ネジ55の軸線O方向の位置が調整される。棒状部材43の工具本体21先端側への移動が調整ネジ55の後端面のストッパ面56までに規制されているので、棒状部材43を工具本体21先端側に移動したときの軸線O方向の位置が決定され、第2切刃47を工具本体21径方向外側に突出した際の突出量が調整される。
言い換えると、回動部材62によって軸線O方向の位置が調整される調整ネジ55によって棒状部材43の最も工具本体先端側に移動した際の位置が限定され、これに伴ってスライド部材46の移動限が決定され、第2切刃47を工具本体21径方向外側に突出した際の最大突出量が決定されるのである。
ここで、本実施形態では、前記回動部材62の先端に形成された軸部64の外周に回転部材67が配置されてこれら回動部材62と回転部材67とが一体に回動可能に止めピン68が挿入されており、前記回転部材67の外周面に軸線Oに対して傾斜した傾斜溝66が形成されているので、このボーリングバー20をマシニングセンタ等の工作機械に取り付けたまま、工作機械の機械テーブル側に前記軸線Oに垂直な平面に沿って突出するように固定して設置した係合ピン70を前記傾斜溝66内に挿入して、工具本体21の姿勢を維持しつつボーリングバー20を軸線O方向に移動させることによって、工具本体21先端側から回動部材62を回動できる。このときの回動部材62の回動量は傾斜溝66の傾斜角とボーリングバー20の軸線O方向への移動量によって決定される。よって、調整ネジ55の軸線O方向位置を調整でき、第2切刃47の工具本体21径方向外側への突出量を精度良く補正することができる。
このように、このボーリングバー20では、マシニングセンタ等の工作機械に取り付けた状態で仕上加工を行う第2切刃47の位置を補正できるので、切刃の摩耗した分だけ径方向位置を補正することで加工穴の寸法ばらつきを防止することができる。
また、機械テーブル側に静止した係合ピン70を設置しておき、この係合ピン70にあわせてボーリングバー20を移動させることで回動部材62を回動させることができるので、マシニングセンタによるボーリングバー20の動作制御によって第2切刃47の位置を補正できる。したがって、第2切刃47による仕上加工した後に加工穴の径を測定して第2切刃47の位置調整を自動で行い、次の加工に移行するといった加工プログラムを構成でき、マシニングセンタによって形成される加工穴の寸法精度を向上させることができる。
また、回転部材67の外周面に、互いに等しい傾斜角で傾斜した傾斜溝66が複数形成されるとともに、この傾斜溝66の軸線方向両端が幅広とされているので、係合ピン70を一つの傾斜溝66に挿入することが比較的容易にでき、仕上切刃の突出量の補正を簡単に、かつ、確実に行うことができる。
また、棒状部材43の摺接面44に軸線Oに対して傾斜したセレーション溝44Aが形成され、スライド部材46の被摺接面53にもセレーション溝53Aが形成され、これらセレーション溝44A、53A同士が互いに嵌合されるように配置されているので、棒状部材43とスライド部材46とが確実に摺動して、棒状部材43の軸線O方向の移動に伴うスライド部材46の工具本体21径方向の移動が安定し、第2切刃47を工具本体21径方向に確実に出没させることができる。
また、第2切刃47が備えられたスライド部材46と棒状部材43とがセレーション溝44A、53A同士で嵌合されているので、第2切刃47による切削時の切削抵抗をこのセレーション溝44A、53A同士の嵌合部分で受けることができ、第2切刃47とされた第2インサート48が切削抵抗によって移動することが防止され、加工精度を向上することができる。
また、クーラント孔32にクーラントを供給する供給装置33と、クーラントの単位時間当りの供給量を制御する制御装置34とを備えているので、クーラントの単位時間当りの供給量を簡単に調整できる。また、クーラント供給量を調整することで第2ピストン39の軸線O方向の移動を制御でき、流路の切替を簡単に行うことができる。したがって、第2切刃47の出没の制御を簡単に行うことができるとともに、流路の切替装置を簡易な構造とすることができる。
また、工具本体21が第1部材21Aと第2部材21Bとに分割されているので、第1部材21Aにピストン室27、第2ピストン室37、第1流路35、第2流路36等を比較的容易に設けることができる。また、第2部材21Bの先端側に回動部材62を装着する場合には、回動部材62の鍔部65を第2部材21Bの先端面に当接するように配置した上で筒状部材59を嵌め込むことで環状溝61に鍔部65が係合され、回動部材62が回動可能に配置される。このように本実施形態であるボーリングバー20を比較的容易に構成することができ、このボーリングバー20の製作コストを低減することができる。
また、第1切刃24をなす第1インサート25が先端側に向かうにしたがい工具本体21の径方向外側に突出するように配置されているので、このボーリングバー20を軸線O回りに回転しつつ軸線O先端側に送って下穴に挿入して下穴の内壁面の切削加工を行う際に、第1切刃24に逃げが与えられ切削加工をスムーズに行うことができる。
さらに、第2切刃47をなす第2インサート48が後端側に向かうにしたがい工具本体21の径方向外側に突出するように配置されているので、第1切刃24で切削した後にこのボーリングバー20を軸線O後端側に送って切削加工を行う際に、第2切刃47に逃げが与えられ切削加工をスムーズに行うことができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、棒状部材の摺接面とスライド部材の被摺接面に、軸線Oに対して傾斜したセレーション溝を形成したもので説明したが、棒状部材が軸線Oに沿って工具本体先端側へ移動した場合に、スライド部材が軸線Oと交差する方向に移動して第2切刃が工具本体径方向外側へ突出される機構を有するものであればよい。ただし、本実施形態のようにセレーション溝を形成して嵌合させることにより上述した効果が得られるので好ましい。
また、クーラント孔から第1空間または第2空間への流路の切替装置として第2ピストンを有するもので説明したが、これに限定されることはなく、流路の切替を行うことができる機構を有するものであればよい。ただし、本実施形態のように第2ピストンを軸線O方向に移動させる構成とすることで流路の切替装置を簡単な構造とすることができるので好ましい。
また、工具本体の外周に第1切刃を2つ備えたもので説明したが、第1切刃の個数に制限はなく、第1切刃とは別に仕上加工用の第2切刃(仕上切刃)が備えられたものであればよい。
本発明の実施形態であるボーリングバーの側面断面図である。 図1におけるX−X断面図である。 図1に示すボーリングバーに装着された回転部材のY方向矢視図である。 図1におけるZ−Z断面図である。 従来のボーリングバーの側面断面図である。
符号の説明
20 ボーリングバー(切削工具)
21 工具本体
24 第1切刃(切刃)
27 ピストン室
28 ピストン
27A 第1空間
27B 第2空間
32 クーラント孔(主流路)
33 供給装置(流体供給装置)
34 制御装置
35 第1流路
36 第2流路
39 第2ピストン(切替装置)
40 コイルスプリング(付勢部材)
43 棒状部材
44A セレーション溝(ガイド部)
46 スライド部材
47 第2切刃(仕上切刃)
53A セレーション溝(被ガイド部)
55 調整ネジ
62 回動部材(回動部材)
66 傾斜溝
67 回転部材
70 係合ピン

Claims (2)

  1. 軸線回りに回転される工具本体を有し、該工具本体の外周に切刃が備えられるとともに、該切刃とは別に仕上げ加工用の仕上切刃が、前記工具本体径方向に出没可能に配置された切削工具であって、
    前記工具本体内部にはピストン室が形成され、該ピストン室には、前記軸線方向に移動可能にピストンが配置され、前記ピストン室のうち前記ピストンよりも前記工具本体後端側が第1空間とされ、前記ピストンよりも前記工具本体先端側が第2空間とされており、
    前記工具本体には、流体を前記ピストン室に供給する流体供給装置と、前記流体を前記第1空間または前記第2空間に選択的に供給させる切替装置とが備えられ、
    前記ピストンの前記工具本体先端側には棒状部材が接続されており、該棒状部材の前記工具本体先端側部分には、前記棒状部材に対して交差するように配置されて前記棒状部材が前記軸線方向に移動することにより前記軸線方向と交差する方向に移動されるスライド部材が備えられ、該スライド部材の前記工具本体外周側に前記仕上切刃が具備され、
    前記棒状部材の前記工具本体先端側には、前記ピストンによって前記棒状部材が前記工具本体先端側に移動された状態で、前記棒状部材の先端面が当接される調整ネジが備えられており、
    前記工具本体先端面には、前記調整ネジを回動して前記調整ネジの前記軸線方向位置を調整する回動部材が備えられ、該回動部材の外周には、径方向内側に凹んで前記軸線に対して傾斜した傾斜溝が形成されていることを特徴とする切削工具。
  2. 請求項1に記載の切削工具に備えられた仕上切刃の工具本体径方向外側への突出量を調整する仕上切刃の突出量補正方法であって、
    前記傾斜溝内で摺動可能な係合ピンを配置し、前記傾斜溝内に前記係合ピンを挿入した状態で、前記工具本体を前記軸線方向に移動させることにより、前記工具本体と前記調整ネジとを相対的に回動させて前記調整ネジの前記軸線方向位置を移動させることを特徴とする仕上切刃の突出量補正方法。
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