WO2005037567A1 - 感熱記録シートおよび感熱記録シートパック - Google Patents

感熱記録シートおよび感熱記録シートパック Download PDF

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WO2005037567A1
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Yumi Hada
Hiroyuki Kido
Masaharu Nojima
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Oji Paper Co., Ltd.
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    • B41M5/42Intermediate, backcoat, or covering layers
    • B41M5/44Intermediate, backcoat, or covering layers characterised by the macromolecular compounds

Definitions

  • Another object of the present invention is to prevent the heat-sensitive recording sheet from being bent or damaged, and to be easily transported in any of the horizontal and vertical sheet stacking sections in the image recording apparatus. It is an object of the present invention to provide a heat-sensitive recording sheet pack that can prevent the occurrence of scratches and / or scratches at the time of loading or loading into an image recording apparatus.
  • the pair of corner portions of interest are opposed to each other on one diagonal line of the thermal recording sheet.
  • the corner portion is the largest song Except for the corner of interest having the edge of the radius of curvature (Rmax), all the edges have substantially the same radius of curvature (R), and the ratio of the maximum radius of curvature (Rmax) to the radius of curvature (R) is (Rmax / R) is preferably 2 or more! /.

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Abstract

四角形状の透明フィルムの一面に、ロイコ染料および呈色剤を含有する感熱記録層と、水性樹脂を主成分とする保護層とが設けられた感熱記録シートにおいて、その四隅に、少なくとも1つの着目コーナー部1aを含む4つのコーナー部1a、1b、1c、1dが設けられる。コーナー部1a、1b、1c、1dは、それぞれ、5mm以上の曲率半径の端縁を有し、かつ、着目コーナー部1aの端縁が実質的に最大曲率半径または最小曲率半径を有している。

Description

明 細 書
感熱記録シートおよび感熱記録シートパック
技術分野
[0001] 本発明は、ロイコ染料と呈色剤との発色反応を利用した感熱記録シート、および当 該感熱記録シートの束を収納したパック (感熱記録シート束の包装体)に関するもの である。
背景技術
[0002] ロイコ染料と呈色剤との発色反応を利用した感熱記録シートは、比較的安価であり 、またこの感熱記録シートに対する記録機器がコンパクトでかつその保守も容易であ るため、ファクシミリの記録媒体やワードプロセッサーおよびコンピュータ用プリンタの 記録媒体として、広範囲に使用されている。
そして、最近では、医療用レントゲン写真に代表される医療画像記録用銀塩フィル ムに代わる記録媒体として、透明性および記録画質に優れた感熱記録シートが使用 されるようになってきて!/、る。
[0003] 従来の医療画像記録用銀塩フィルムにおいては、暗室内での取扱いに際し、フィ ルムの表裏および左右の判定を容易かつ確実にするため、フィルムの特定箇所にノ ツチが設けられて ヽる (特許文献 1参照)。
感熱記録シートの場合も同様に、その透明性が上がるにつれて記録面と裏面との 区別がつきに《なる。感熱記録シートに画像記録を行う場合には、一般に、プリンタ 等の画像記録装置が用いられ、感熱記録シートが画像記録装置に備えられたシート 集積部に装填される。ところが、この場合、感熱記録シートの記録面と裏面の区別が 付きにくいと、感熱記録シートの画像記録装置への装填作業が面倒であり、またシー トの誤装填が生じやすくなる。
[0004] また、画像記録装置を用いて感熱記録シートに画像記録を行う場合、画像記録装 置のシート集積部には、多数の感熱記録シートを確実にセットしておく必要があるた め、通常は感熱記録シートパックとして、包材と一体化された感熱記録シート束がシ ート集積部に装着される。 [0005] そして、従来の感熱記録シートパックは、できるだけ小さなフロアスペースで使用で きるような構成となるように意図されて ヽる(特許文献 2参照)。
ところで、近年、省スペース化の観点から、感熱記録シートパックを従来の横置き( 平置きとも呼ばれる)だけでなぐ縦置きでも使用できる画像記録装置が開発されて いる。し力しながら、感熱記録シートパックが縦置きで使用される場合、画像記録装 置のシート集積部に感熱記録シート束を立ててセットする必要があり、従来の感熱記 録シートパックでは確実にセットするのが難しいという問題があった。
[0006] 特許文献 1 :実用新案登録第 2549363号公報
特許文献 2 :特開平 10- 157704号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0007] したがって、本発明の課題は、表裏の判定が容易で、プリンタ等の画像記録装置や シャゥカステンへの誤装填の恐れがない医療画像記録用等の感熱記録シートを提供 することにある。
また、本発明の別の課題は、感熱記録シートが曲がったり、傷つけられたりするのを 防ぐと共に、画像記録装置における横置き型および縦置き型のいずれのシート集積 部にも収納し易ぐ輸送する際や画像記録装置に装填する際に、スリキズゃコスレキ ズの発生を防止することができる感熱記録シートパックを提供することにある。
課題を解決するための手段
[0008] 上記課題を解決するため、第 1発明は、四角形状の透明フィルムの一面に、ロイコ 染料および呈色剤を含有する感熱記録層と、水性榭脂を主成分とする保護層とが設 けられた感熱記録シートにおいて、その四隅に、少なくとも 1つの着目コーナー部を 含む 4つのコーナー部が設けられ、前記コーナー部は、それぞれ、 5mm以上の曲率 半径の端縁を有し、かつ、前記着目コーナー部の端縁が実質的に最大曲率半径ま たは最小曲率半径を有していることを特徴とする感熱記録シートを構成したものであ る。
[0009] 第 1発明の構成において、好ましくは、一対の前記着目コーナー部が、前記感熱記 録シートの 1つの対角線上に対置されている。また、前記コーナー部は、前記最大曲 率半径 (Rmax)の端縁を有する前記着目コーナー部を除いて、すべて略同じ曲率半 径 (R)の端縁を有し、前記最大曲率半径 (Rmax)の前記曲率半径 (R)に対する比( Rmax/R)が 2以上であることが好まし!/、。
[0010] また好ましくは、前記最大曲率半径の端縁は、 1Z4円未満の円弧力 なり、前記最 大曲率半径の端縁を除く他の端縁は、 1Z4円の円弧力もなつている。また、前記コ ーナ一部の端縁は、それぞれ、前記感熱記録シートの本体部分の直線状端縁と実 質上滑らかに接続して 、ることが好ま 、。
また好ましくは、前記着目コーナー部の位置により前記感熱記録シートの表裏の表 示を示す注意表示をさらに有して!/、る。
[0011] 上記課題を解決するため、第 2発明は、第 1発明による前記感熱記録シートの積層 体からなる感熱記録シート束と、前記感熱記録シート束の下面の全体を実質的に覆 うシート状の保護カバーと、を備え、前記保護カバーは、前記感熱記録シート束を構 成する各感熱記録シートと略同一の形状を有し、前記感熱記録シート束の下面に当 接する保護カバー本体部と、前記保護カバー本体部の一側縁に立設され、前記感 熱記録シート束のシート送り方向の端面に当接する送り方向端面当接部と、前記保 護カバー本体部における前記一側縁に直交する一対の側縁に立設され、前記感熱 記録シート束の前記シート送り方向の端面に直交する両側部端面に当接する、一対 の側部端面当接部と、を有し、さらに、前記感熱記録シート束が前記保護カバー本 体部に載せられた状態で、前記保護カバーの前記一対の側部端面当接部の間に渡 されるとともに、前記一対の側部端面当接部の外側面に少なくとも接することにより、 前記感熱記録シート束の上面の一部に圧接して前記感熱記録シート束を保持する 側部端面方向保持用帯状薄膜と、前記感熱記録シート束が前記保護カバー本体部 に載せられた状態で、前記保護カバーおよび前記感熱記録シート束の外側を前記 シート送り方向に沿って取り巻くように配置されるとともに、前記保護カバーの送り方 向端面当接部の外側面に少なくとも接することにより、前記送り方向端面当接部と反 対側に位置する前記感熱記録シート束の前記シート送り方向の端面、並びに前記感 熱記録シート束の上面の少なくとも一部に圧接して前記感熱記録シート束を保持す るシート送り方向保持用環状薄膜と、を備えていることを特徴とする感熱記録シート ノックを構成したものである。
[0012] 第 2発明の構成において、前記保護カバーの側部端面当接部の少なくとも側部端 面方向保持用帯状薄膜に覆われる部分の高さ、および前記保護カバーの送り方向 端面当接部の少なくともシート送り方向保持用環状薄膜に覆われる部分の高さが、 それぞれ、前記感熱記録シート束の厚みより低くなつている。
また好ましくは、前記側部端面方向保持用帯状薄膜の両端が、それぞれ、関係す る前記保護カバーの側部端面当接部に接着固定され、前記側部端面方向保持用帯 状薄膜の上側に、前記シート送り方向保持用環状薄膜が配置され、前記シート送り 方向保持用環状薄膜の一部に易切断部が設けられている。
また好ましくは、前記保護カバーは、プラスチック榭脂から形成され、前記側部端面 方向保持用帯状薄膜および前記シート送り方向保持用環状薄膜は、フィルム力 形 成されている。
発明の効果
[0013] 本発明の感熱記録シートは、表裏の判定が容易で、プリンタやシャゥカステンへの 誤装填の恐れがな 、効果を有するものである。
本発明の包材は、輸送する際や画像記録装置に装填する際に感熱記録シートに 生じ易いスリキズゃコスレキズを防ぐ効果を有するものである。
図面の簡単な説明
[0014] [図 1]本発明のシート状感熱記録シートの 1実施例の平面図である。
[図 2]図 1中のコーナー部の拡大図である。
[図 3]本発明の感熱記録シートパックの主要構成要素である保護カバーの斜視図で ある。
[図 4]保護カバーに感熱記録シート束を載せる状態を示す分解斜視図である。
[図 5]感熱記録シート束が保護カバーと一体化される途中の状態を示す斜視図であ る。
[図 6]感熱記録シート束が保護カバーと一体化された状態を示す斜視図である。 符号の説明
[0015] la 着目コーナー部 lb、 lc、 Id コーナー部
2 保護カバー
3 側部端面方向保持用帯状薄膜
4 シート送り方向保持用環状薄膜
6 感熱記録シート束
7 感熱記録シートパック
発明を実施するための最良の形態
[0016] 本発明による感熱記録シートは、四角形状の透明フィルムの一面に、ロイコ染料お よび呈色剤を含有する感熱記録層と、水性榭脂を主成分とする保護層とが設けられ た感熱記録シートにおいて、その四隅に、少なくとも 1つの着目コーナー部を含む 4 つのコーナー部を設け、コーナー部は、それぞれ、 5mm以上の曲率半径の端縁を 有し、かつ、着目コーナー部の端縁が実質的に最大曲率半径または最小曲率半径 を有するようにしたものである。
[0017] 着目コーナー部は少なくとも 1つ設けられればよぐ好ましくは、一対の着目コーナ 一部が、感熱記録シートの 1つの対角線上に対置される。この場合、一対の着目コー ナ一部の端縁には若干の大小差があっても許容される。いずれにしても、着目コー ナ一部は、感熱記録シートの裏表を表す目印として、簡単に視認または接触確認さ れ得る。
[0018] 結局、 4つのコーナー部の端縁の曲率半径が全て同じであれば、感熱記録シート の表裏が取違えられても全く同じ形状になり、表裏の区別が付力ない。四隅中の少 なくとも一個所の着目コーナー部の端縁の曲率半径が他の個所のコーナー部の端 縁の曲率半径と異なることにより、裏と表で位相的に異なった形状になり、感熱記録 シートの表裏の区別がつくようになる。
[0019] コーナー部の端縁の曲率半径が 5mmより小さくなると、感熱記録シートの隅角部が 実質的に先鋭な形状になり、プリンタ等の画像記録装置における給紙の時にケース 等に引掛力り給紙がうまくいかな力つたり、或いは取扱い時に衣服その他のものに引 掛カつて、感熱記録シートを取落して記録面を損う等の問題を生じるおそれがある。 また、隅角部が他の感熱記録シートの表面に接触して傷を与えるおそれもある。 [0020] 着目コーナー部の端縁の曲率半径を小さくすることは、前述のように、隅角部を先 鋭な形状とすることに至るため、曲率半径を大きくする方向が好ましい。しかし、曲率 半径を大きくした場合に、その 1Z4円でコーナー部を形成すると、印刷可能領域が より減少することになる。従って、印刷可能面積をできるだけ広く確保するために、全 てのコーナー部におけるシートカット量を少なくするという制約条件をカ卩えることがより 実際的となる。この制約条件下では、コーナー部の円弧を 1Z4円より小さくすること が好ましい。
現実に使用される 17インチ X 14インチの長方形状の感熱記録シートの場合を挙 げると、具体的には、感熱記録シートの 3つのコーナー部の端縁を、 10mm程度の曲 率半径の 1Z4円弧とし、着目コーナー部の端縁は、 1Z4円未満の円弧とし、コーナ 一部のカット部分の直線部相当長さは全ての隅において同一とすることが好ましい( これについては、後述する)。
[0021] なお、着目コーナー部の端縁の曲率半径の最大値は無限大、すなわち着目コー ナ一部の端縁は斜めにカットされた直線状部分として形成されてもょ ヽ。このような場 合、後述するように、感熱記録シートの本体部分の直線状端縁との接続個所が滑ら 力な曲線になるように着目コーナー部を形成することが好ましい。具体的には、滑ら 力な曲線状のカットラインを備えた歯型を用いて打ち抜き加工を行えばよい。
[0022] また、いずれのコーナー部が着目コーナ部として選定されたのかを何らかの形で表 示しておくと、使用者により親切になるので、「左下に曲率の大きなコーナー部が位 置するとき、感熱記録シートは表面が上になります」等の注意記載を、多数枚の感熱 記録シートを重ねた一束毎に、別添の注意書き紙片として挿入しても良い。また必要 に応じて、それぞれの感熱記録シートに上記の記載を小さく印刷または感熱印字す ることち考免られる。
[0023] 透明フィルムとしては、無延伸または二軸延伸されたポリエチレンテレフタレートフ イルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリカーボネートフィルムなど が挙げられる。力かるフィルムの厚さとしては、 40— 300 m程度が塗工性に優れ、 好ましい。特に、本発明の効果は、厚さ 100— 300 m程度の透明フィルム、とりわ け厚さ 150— 250 μ m程度の透明ポリエチレンテレフタレートフィルムに対して、高め られる
[0024] 透明フィルムは、シャゥカステン適性を高めるために、ヘイズ値が 10%以下に青色 に着色されていてもい。なお、感熱記録シートのヘイズ値としては、 10— 50%程度が 好ましい。なお、透明フィルムは、その表面および裏面をコロナ放電処理、あるいは アンカーコート層が形成されて 、てもよ 、。
[0025] 感熱記録層中に含有される電子供与性化合物と電子受容性化合物との組合せに よる感熱記録方式としては、例えばロイコ染料と呈色剤との組合せ、ジァゾ -ゥム塩と カプラーとの組合せ、有機銀塩と還元剤の組み合わせ、鉄、コバルト、銅など遷移元 素とキレートイ匕合物との組合せ、芳香族イソシァネートイ匕合物とイミノ化合物との組合 せなどが挙げられる力 ロイコ染料と呈色剤との組合せが発色濃度に優れるため、好 ましく用いられる。以下、ロイコ染料と呈色剤との組合せ力もなる感熱記録シートにつ いて詳細に述べる。
[0026] ロイコ染料および呈色剤としては、各種公知のものが使用できる。ロイコ染料の具体 例としては、例えば 3—〔2, 2 ビス(1ーェチルー 2 メチルインドールー 3 ィル)ビュル 〕 -3- (4—ジェチルァミノフエ-ル)フタリド、 3, 3—ビス(p—ジメチルァミノフエ-ル)—6 —ジメチルアミノフタリド、 3— (4—ジェチルァミノ— 2 メチルフエ-ル)—3— (4—ジメチル ァミノフエ-ル) 6—ジメチルァミノフタリド、 3—シクロへキシルアミノー 6—クロ口フルォ ラン、 3—ジェチルァミノ— 6—メチルー 7—クロ口フルオラン、 3—ジェチルァミノ— 6, 7—ジ メチルフルオラン、 3—ジェチルァミノ— 7—クロ口フルオラン、 3— (N—ェチルー N イソ ァミル)ァミノ一 6—メチルー 7—ァニリノフルオラン、 3—ジ(n—ブチル)ァミノ一 6—メチルー 7—ァ-リノフルオラン、 3—ジ(n ペンチル)ァミノ一 6—メチルー 7—ァ-リノフルオラン、 3— (N—ェチルー p—トルイジノ)—6—メチルー 7—ァ-リノフルオラン、 3—ジ(nブチル)ァ ミノ一 6—クロ口一 7—ァニリノフルオラン、 3—ピロリジノ 6—メチルー 7—ァニリノフルオラン 、 3—ピペリジノ一 6—メチルー 7—ァ-リノフルオラン、 3, 3—ビス〔1— (4ーメトキシフエ- ル)— 1— (4—ジメチルァミノフエ-ル)エチレン 2 ィル〕 4, 5, 6, 7—テトラクロ口フタ リド、 3— p—(p—ジメチルアミノア-リノ)ァ-リノ— 6—メチルー 7—クロ口フルオラン、 3— p —(p クロロア-リノ)ァ-リノ— 6—メチルー 7 クロ口フルオラン、 3—〔1, 1 ビス(1ーェ チルー 2 メチルインドールー 3 ィル)〕—3— p—ジェチルァミノフエ-ルフタリド、 3, 3,一 ビス(1 n—ブチルー 2 メチルインドールー 3 ィル)フタリド、 3, 6 ビス(ジメチルァミノ )フルオレン 9ースピロ— 3,—(6,ージメチルァミノ)フタリドなどが挙げられる。
[0027] もちろん、これらに限定されるものではなぐまた 2種以上を併用することも可能であ る。また、ロイコ染料の使用量は、使用する呈色剤により異なるため限定できないが、 感熱記録層全固形量に対して 5— 35質量%程度が好ましい。
[0028] 呈色剤としては、例えば 4, 4' イソプロピリデンジフエノール、 4, 4'ーシクロへキシ リデンジフエノール、 1, 1—ビス(4—ヒドロキシフエ-ル)—ェタン、 1, 1 ビス(4ーヒドロ キシフエ二ル)— 1—フエニルェタン、 4, 4'ージヒドロキシジフエニルスルホン、 2, 4'— ジヒドロキシジフエニルスルホン、 4—ヒドロキシー 4,一イソプロポキシジフエニルスルホ ン、 3, 3,ージァリル 4, 4,ージヒドロキシジフエ-ルスルホン、 2, 2,一ビス〔4— (4—ヒド ロキシフエ-ル)フエノキシ〕ジェチルエーテル、 4, 4'—ビス〔(4ーメチルー 3—フエノキ シカルボ-ルァミノフエ-ル)ウレイド〕ジフエ-ルスルホン、 N— p—トルエンスルホ-ル N,—3— (p—トルエンスルホ -ルォキシ)フエ-ルゥレア、 3, 3,—ビス(p—トルエンス ルホ -ルァミノカルボ-ルァミノ)ジフエ-ルスルホン、 4ーヒドロキシ安息香酸ベンジル エステル、 N, N,ージ m クロ口フエ-ルチオ尿素、 N— p—トリルスルホ-ルー N,—フ ェ-ルゥレア、 4, 4,一ビス(p—トリルスルホ -ルァミノカルボ-ルァミノ)ジフエ-ルメタ ン、 4—〔2—(p—メトキシフエノキシ)ェチルォキシ〕サリチル酸亜鉛、 4 {3— (p—トリル スルホ -ル)プロピルォキシ〕サリチル酸亜鉛、 5—〔p— (2— p—メトキシフエノキシェトキ シ)タミル〕サリチル酸亜鉛などが挙げられる。
[0029] ロイコ染料と呈色剤との使用比率は、用いるロイコ染料や呈色剤の種類に応じて適 宜選択されるものであり、特に限定するものではないが、一般に、ロイコ染料 1質量部 に対して 1一 10質量部、好ましくは、 2— 6質量部程度の呈色剤が使用される。
[0030] なお、ロイコ染料は榭脂膜に内包されたマイクロカプセル形態または榭脂中に含有 された複合粒子の形態で使用することにより、ヘイズ値の低い感熱記録シートが得ら れ、好ましい。マイクロカプセルおよび複合粒子の体積平均径としては、 0. 5— 3. 0 /z m程度が好ましい。
[0031] 感熱記録層には、記録部の保存安定性を高めるための保存性改良剤、および記 録感度を高めるための増感剤を含有させることもできる。力かる保存性改良剤の具体 例としては、例えば 2, 2,ーェチリデンビス(4, 6—ジー tert ブチルフエノール)、 4, 4, —チォビス(2—メチルー 6 tert ブチルフエノール)、 1, 3, 5—トリス— (4 tert ブチル —3—ヒドロキシー 2, 6—ジメチルベンジル)イソシァヌル酸、 1, 1, 3—トリス(2—メチルー 4—ヒドロキシー 5 tert ブチルフエニル)ブタン、 1, 1, 3—トリス(2—メチルー 4—ヒドロキ シ— 5—シクロへキシルフエ-ル)ブタン、 2, 2 ビス(4ーヒドロキシー 3, 5—ジメチルフエ -ル)プロパン等のヒンダードフエノール化合物、 1, 4ージグリシジルォキシベンゼン、 4, 4'ージグリシジルォキシジフエ-ルスルホン、 4—ベンジルォキシー 4,—(2 メチル グリシジルォキシ)ジフエ-ルスルホン、テレフタル酸ジグリシジル、クレゾールノボラッ ク型エポキシ榭脂、フエノールノボラック型エポキシ榭脂、ビスフエノール A型ェポキ シ榭脂等のエポキシ化合物、 N, N,ージ 2—ナフチルー p—フエ-レンジァミン、ビス( 4—エチレンィミノカルボ-ルァミノフエ-ル)メタン等が挙げられる。
[0032] 増感剤の具体例としては、例えばステアリン酸アミド、メチレンビスステアリン酸アミド 、テレフタル酸ジベンジル、 p—べンジルォキシ安息香酸ベンジル、 2—ナフチルベン ジルエーテル、 m ターフェ-ル、 p—ベンジルビフエ-ル、 p—トリルビフエ-ルエーテ ル、ジ(p—メトキシフエノキシェチル)エーテル、 1, 2—ジ(3—メチルフエノキシ)ェタン 、 1, 2—ジ(4ーメチルフエノキシ)ェタン、 1, 2—ジ(4ーメトキシフエノキシ)ェタン、 1, 2 ージ(4ークロロフエノキシ)ェタン、 1, 2—ジフエノキシェタン、 1 (4ーメトキシフエノキシ )—2— (3—メチルフエノキシ)ェタン、 p—メチルチオフエ-ルペンジルエーテル、 1 , 4— ジ(フエ-ルチオ)ブタン、 p—ァセトトルイジド、 p—ァセトフエネチジド、 N—ァセトァセ チルー p—トルイジン、ジ(j8—ビフエ-ルエトキシ)ベンゼン、シユウ酸ジー p—クロ口ベン ジルエステル、シユウ酸ジー p メチルベンジルエステル、シユウ酸ジベンジルエステル 等が挙げられる。
[0033] これらの保存性改良剤および増感剤の使用量は特に限定されないが、一般に呈色 剤 100質量部に対して 1一 400質量部程度である。
[0034] 感熱記録層は、水を分散媒体とし、例えばロイコ染料、呈色剤、必要により増感剤、 保存性改良剤などを共に、或いは別々にボールミル、アトライター、サンドミルなどの 攪拌'粉砕機により平均粒子径が 以下、好ましくは 以下となるように微粉 砕した後、少なくとも接着剤を添加して調製された感熱記録層用塗液を透明フィルム のおもて面に乾燥後の塗布量が 3— 30gZm2程度となるように塗布乾燥して形成さ れる。
[0035] 感熱記録層用塗液中の接着剤としては、例えばデンプン類、ヒドロキシェチルセル ロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カゼイン、ポリビニルアルコ ール、カルボキシ変性ポリビュルアルコール、ジアセトンアクリルアミド変性ポリビュル アルコール、ァセトァセチル変性ポリビュルアルコール、ケィ素変性ポリビュルアルコ ール、ジイソブチレン'無水マレイン酸共重合体塩、スチレン '無水マレイン酸共重合 体の一価の塩、エチレン.アクリル酸共重合体の一価の塩、スチレン 'アクリル酸共重 合体の一価の塩等の水溶性接着剤類、および酢酸ビニル系ラテックス、スチレン—ブ タジェン系ラテックス、アクリル系ラテックス、ウレタン系ラテックス等の水分散性接着 剤類が挙げられる。
[0036] 接着剤の使用量としては、感熱記録層の全固形分に対して 8— 40質量%程度であ る。さらに、感熱記録層は、各種添加剤を含有し得る。カゝかる添加剤としては、例えば 一次粒子の平均粒子径が 0. 01-2. 0 m程度の無定形シリカ、炭酸カルシウム、 酸化亜鉛、酸ィ匕アルミニウム、二酸化チタン、水酸ィ匕アルミニウム、硫酸バリウム、タ ルク、カオリン、クレー、焼成カオリン、尿素'ホルマリン榭脂フイラ一等の顔料類、ジ ォクチルスルホコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリ ルアルコール硫酸エステルナトリウム等の界面活性剤類、ステアリン酸亜鉛、ステアリ ン酸カルシウム、ォレイン酸カルシウム等の滑剤類、ポリエチレワックス、カルナゥバヮ ッタス、ノ ラフィン等のワックス類、消泡剤、増粘剤、 pH調整剤、紫外線吸収剤、光安 定化剤、架橋剤、蛍光染料、着色染料等が挙げられる。もちろん、これらのものに限 定されるものではなぐまた上述の添加剤の 2種類以上を併用することもできる。
[0037] 感熱記録層上には、記録走行性、耐摩擦カプリ性、耐薬品性を高めるために、成 膜性を有する水性榭脂を主成分とする保護層を設けることにより、さらに感熱記録シ ートの透明性が高められる効果が得られる。
[0038] カゝかる保護層中の水性榭脂としては、例えば感熱記録層中の接着剤が使用される 。さらに、保護層中には感熱記録層中に含有される顔料類、架橋剤類、ワックス類、 滑剤類等を使用することもできる。 [0039] 保護層は、一般には水を媒体とし、水性榭脂溶液、必要により顔料類、架橋剤類、 ワックス類、滑剤類等と共に混合攪拌して調製された保護層用塗液を乾燥後の塗工 量が 0. 5— lOgZm2程度となるように感熱記録層上に塗布乾燥して形成される。
[0040] 透明フィルムに上記の各層用の塗液を塗布する方法としては、スロットダイ法、スラ イドビード法、カーテン法、エアナイフ法、ブレード法、グラビア法、ロールコーター法 、スプレー法、ディップ法、バー法、およびエタストルージョン法等の既知の塗布方法 の何れを採用してもよい。
[0041] 各層を形成した後、スーパーカレンダーやソフトカレンダ一等の既知の平滑ィヒ方法 を用いて平滑ィ匕処理することは、その発色感度を高めることに効果がある。感熱記録 面を、カレンダーの金属ロールおよび弾性ロールの何れに当てて処理してもよい。
[0042] (実施例 1)
本発明を下記実施例によりさらに詳しく説明するが、本発明はこれらにより限定され るものではない。なお、特に断らない限り、「部」および「%」はそれぞれ「質量部」およ び「質量%」を示す。
[0043] ·ロイコ染料含有の複合粒子分散液 (A液)の調製
ロイコ染料として 3—ジ(n—ブチル)アミノー 6—メチルー 7—ァ-リノフルオラン 12部、 3 ージェチルアミノー 6, 8—ジメチルフルオラン 5部および 3, 3'—ビス(4ージェチルァミノ —2 エトキシフエニル) 4ーァザフタリド 3部と、紫外線吸収剤として 2—ヒドロキシー 4 ォクチルォキシベンゾフエノン 5部とを、ジシクロへキシルメタン 4, 4,ージイソシァネ ート(住友バイエルウレタン社製、デスモジュール W) 11部、 m—テトラメチルキシリレ ンジイソシァネート(三井武田ケミカル社製、 TMXDI) 11部からなる混合溶媒に加熱 溶解(150°C)し、この溶液をポリビュルアルコール(クラレネ土製、ポバール PVA— 217 EE) 8. 8部と界面活性剤としてアセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物( 日信化学社製、オルフイン E1010) 0. 5部を含む水溶液 100部中に徐々に添加し、 ホモジナイザーを用い、回転数 lOOOOrpmの攪拌によって乳化分散した。この乳化 分散液に、水 30部、多価アミン化合物(シェル'インターナショナル'ペトロリウム社製 、ェピキュア T) 2. 5部を水 22. 5部に溶解した水溶液をカ卩えて均一化した。この乳化 分散液を 75°Cに昇温し、 7時間の重合反応を行ない、平均粒子径 0. 8 m (レーザ 一光回折法による)の、黒発色性の複合粒子分散液を調製した。また、黒発色性の 複合粒子分散液の固形分濃度が 20%となるように水で調整した。
[0044] ·Β液調製
4, 4,ージヒドロキシジフエニルスルホン 25部、 3, 3,ージァリル 4, 4,ージヒドロキシ ジフエ-ルスルホン 15部、ポリビュルアルコール(クラレネ土製、クラレポバール PVA— 203)の 25%水溶液 40部、天然油脂系消泡剤の 2%ェマルジヨン 5部、ジォクチルス ルホコハク酸ナトリウム塩の 5%水溶液 10部、および水 50部からなる組成物を横型サ ンドミル (アイメッタス社製、ウルトラピスコミル UVX— 2)を用いて、平均粒子径が 0. 3 μ mとなるまで粉砕して Β液を得た。
[0045] *感熱記録層用塗液の調製
A液 150部、 B液 115部、ポリビュルアルコール〔クラレネ土製、クラレポバール (登録 商標) PVA— 235〕の 7%水溶液 20部、スチレン ブタジエン系ラテックス〔日本エイァ ンドエル社製、固形分 48%、スマーテックス (登録商標) PA9281〕30部、アイオノマ 一型ウレタン系榭脂ラテックス (大日本インキ化学工業社製、ノ、イドラン (登録商標) A P—30F、固形濃度 20%) 50部、アジピン酸ジヒドラジドの 5%水溶液 8部、および水 30部カゝらなる組成物を攪拌して感熱記録層用塗液を得た。
[0046] '保護層用塗液の調製
アイオノマー型ウレタン系榭脂ラテックス (大日本インキ化学工業社製、ノ、イドラン( 登録商標) AP— 30F、固形濃度 20%) 100部、ァセトァセチル変性ポリビュルアルコ ール(日本合成化学工業社製、ゴーセフアイマー(登録商標) OKS— 3431、重合度; 約 2300、ケン化度;約 98モル0 /0)の 8%水溶液 500部、ポリアミドアミン'ェピクロルヒ ドリンの 25%水溶液 5部、平均粒子径 0. 8 /z mのカオリン(エンゲルハード社製、 U W— 90)の 60%スラリー 50部、ステアリン酸アミド(中京油脂社製、ハイミクロン L271 、固形濃度 25%) 26部、ステアリルリン酸エステルカリウム塩 (松本油脂製薬社製、ゥ 一ポール 1800、固形濃度 35%) 4部、パーフルォロアルキルエチレンォキシド付カロ 物(セイミケミカル社製、サーフロン (登録商標) S— 145)の 10%水溶液 15部および 水 300部カゝらなる組成物を混合攪拌して保護層用塗液を得た。
[0047] *感熱記録シートの作製 厚さ 175 mの青色透明ポリエチレンテレフタレートフィルム (商品名:メリネックス( 登録商標) 914、帝人デュポンフィルム社製)の一方の面に感熱記録層用塗液と保護 層用塗液を、乾燥後の塗布量がそれぞれ 25g/m2、 3g/m2となるように順次塗布 乾燥して感熱記録層および保護層とを設け、感熱記録シートを得た。
'コーナーカット処理
17インチ X 14インチの長方形にカットされた前述の感熱記録シートを準備し、シー トの四隅のうちの三隅を、曲率半径 10mmの 1Z4円になるようにカットした。シートの 残りの一隅を、着目コーナー部とし、他の三隅と同じ箇所力 曲線を描くように曲率 半径 30mmでカットした。すなわち、最大曲率半径(曲率半径 30mm)を有する着目 コーナー部は、その端縁が 1Z4円未満の円弧となり、着目コーナー部を除く他の 3 つのコーナー部は、その端縁が 1Z4円の円弧となる。この状態を、図 1に示した。図 1中、着目コーナー部 laが、他のコーナー部 lb、 lc、 Idに較べてより直線的である ことが分かる。図 2は、図 1に示されたコーナー部 laの拡大図である。図 2中、 mで示 される長さ力 コーナー部におけるカット部分の直線部相当長さであり、四隅のすべ てにおいてこの長さが同一であると、視覚的に対称性が保たれるので好ましい。この 長さを同一にするために、前述のように、着目コーナー部の形成に際し、「他の三隅 と同じ箇所から曲線を描くように」カットしている。
なお、以上の条件を満足した上で、この着目コーナー部の端縁の曲率半径を、最 大曲率半径 (Rmax)とし、他の 3つのコーナー部の端縁力 同一の曲率半径 (R)をも つ 1Z4円の円弧とすると、
Rmax/R= 21 2/ (2 X sin ( Θ /2) ) · · · (1)
が得られる、ここで、 Θは、着目コーナー部の端縁の円弧の中心角である。
(1)式において、 RmaxZRが 2のとき Θは約 52度となり、着目コーナー部の端縁は 、 1Z4円の円弧(円弧の中心角は 90度)よりかなり円周角の小さな 1Z7円の円弧程 度になることがわかる。
このようなコーナー部は、歯型を使用することによって、一度に 100枚程度の多量 のシートを同時に加工して形成することができるので、コーナー部の作製が非常に効 率的になされ得る。 [0049] (比較例 1)
実施例 1のコーナー部形成加工において、四隅のコーナー部の端縁が、すべて、 曲率半径 10mmの 1Z4円の円弧となるようにした。
[0050] [感熱記録シートの評価]
得られた各々の感熱記録シートについて、以下の評価を行った。
(表裏の判定)
本発明による着目コーナー部を備えた感熱記録シートの表裏を揃える時は、曲率 半径 30mmのコーナーを合わせることで自動的に表裏が揃う。また、感熱記録シート の表裏が違っていれば、曲率半径 10mmのコーナー部が飛び出しているので、どれ が表裏逆になつているのかがすぐに判明する。一方、比較例 1のように四隅が同じ形 状であれば表裏が間違って混ざっていてもすぐには判らず、 1枚、 1枚確認しなけれ ばならない。
[0051] [更なる改良]
上述の実施例 1においては、着目コーナー部 laの端縁と、感熱記録シートの本体 部分の直線状端縁との接続部 g、 hは、所謂鈍角ではあるが角ばつている。従って、 引っ掛かり、傷等が発生する危険性をより低くするため、接続部 g、 hがこのように角ば らず、滑らかな曲線状になるようにコーナー部を形成することがより好ましい。具体的 には、そのような滑らかなカットラインを有する歯型を打ち抜き加工に使用すればよい
[0052] [着目コーナー部の他の認識方法]
また、このような着目コーナー部として形状の異なるコーナー部を設けるという着想 の中では、コーナー部自体を雲形、凹形状等の特徴を有する形状にすることも考え られる力 加工の面倒さ、カット部の仕上げによっては、他のシート等の表面に傷を 与える等の問題が生じうるため、以上のような曲率半径のコーナカットを採用すること 力 り好ましい。
[0053] また、他にも、着目コーナー部に、インクジェット印刷等によって色彩を付与すること なども考えられる。しかし、一度に多量にカットできるコーナー部に較べて、一枚一枚 に加工する必要があるので、不利であると考えられる。大量の処理を考えた場合、重 ねたシートの隅角部の縁のみに一度に彩色カ卩ェすることも考えられる力 視認性等 で不利である。また、縁は、特に摩擦等による剥げ落ち等のおそれも考えられるので 、不利であると予想される。
[0054] 次に、本発明の感熱記録シートパックについて、添付図面を参照しながら説明する 。感熱記録シートパックは、上述された感熱記録シートの積層体からなる感熱記録シ ート束と、感熱記録シート束の下面の全体を実質的に覆うシート状の保護カバーを備 えている。
感熱記録シート束は、例えば、上述された 250枚程度の感熱記録シートの積層体 力 なっている。画像記録装置においては、一般に、この感熱記録シート束の長手 方向側がシート送り方向に設定される。
[0055] 図 3は、感熱記録シートパックの主要構成要素である保護カバーの斜視図である。
図 3に示されるように、保護カバー 2は、感熱記録シート束を構成する各感熱記録シ 一トと略同一の形状を有し、感熱記録シート束の下面に当接する保護カバー本体部 2dと、保護カバー本体部 2dの一側縁に立設され、感熱記録シート束のシート送り方 向の端面に当接する送り方向端面当接部 2aと、保護カバー本体部 2dにおける前記 一側縁に直交する一対の側縁に立設され、感熱記録シート束のシート送り方向の端 面に直交する両側部端面に当接する、一対の側部端面当接部 2b、 2cとを有してい る。
[0056] 保護カバー 2は、例えば、シート部材を所定の形状に切断した後、保護カバー本体 部 2dを形成する領域を中心として、送り方向端面当接部 2a、側部端面当接部 2b、 2 cを形成する縁部分をそれぞれ垂直に折り曲げることによって形成され得る。保護力 バー 2の形成材料としては、ポリプロピレン、 PET (ポリエチレンテレフタレート)等のプ ラスチック榭脂、および紙、合成紙等、一定の強度等を確保できるものを使用すること ができる。酸ィ匕チタンなどを練りこんで白色にしたり、着色したプラスチック材料も適 宜用いられる。後述の寸法程度であれば、厚みは lmm程度あれば十分である。
[0057] このように得られた保護カバー 2に感熱記録シート束が載せられ、これらが一体化さ れることによって本発明の感熱記録シートパックが得られる。
図 4は、保護カバーに感熱記録シート束が載せられる状態を示した分解斜視図で ある。図 4を参照して、保護カバー本体部 2dは、感熱記録シート束 6の下面と略同一 の形状、すなわち感熱記録シート束の各感熱記録シートと略同一の形状を有して 、 る。送り方向端面当接部 2a、側部端面当接部 2b、 2cの高さは感熱記録シート束 6の 厚みより若干低くなるように設定されることが好ましい。通常は、感熱記録シート束 6の 厚みは数十 mm程度までであるので、その厚さより数 mm位小さく設定される。また、 感熱記録シート束 6の感熱記録面側が保護カバー本体部 2dに接するように載せるほ うが、感熱記録面の保護の上でより好ましい。
感熱記録シート束 6が保護カバー本体部 2dに載せられた状態で、ちょうど保護カバ 一 2の各当接部 2a、 2b、 2cは感熱記録シート束 6に当接する。つまり、感熱記録シー トバックの画像記録装置への装着時に、感熱記録シートは、順次、送り方向端面当 接部 2aと反対方向に送り出される。
[0058] 図 5は、感熱記録シート束 6が保護カバー 2と一体化される途中の状態を示し、図 6 は、一体ィ匕された状態を示したものである。図 5および図 6を参照して、感熱記録シー ト束 6が保護カバー本体部 2dに載せられた状態で、保護カバー 2の一対の側部端面 当接部 2b、 2cの間に渡されるとともに、両端部がそれぞれ、一対の側部端面当接部 2b、 2cの外側面に接合されることにより、感熱記録シート束 6の上面の一部に圧接し て感熱記録シート束 6を保持する側部端面方向保持用帯状薄膜 3が備えられる。
[0059] この薄膜 3は、側部端面当接部 2b、 2cの間に渡されて、感熱記録シート束 6の上面 の一部を覆う。ここで、側部端面当接部 2b、 2cの高さが感熱記録シート束 6の厚みよ り若干低くなるように設定された場合には、薄膜 3を適当な張力で張ることによって、 感熱記録シート束 6のシート面を保護カバー本体部 2dに押圧するとともに、一対の側 部端面当接部 2b、 2cを感熱記録シート束 6に押圧することができるので、特に、感熱 記録シート束 6をシート送り方向に対して直角方向の向き、すなわち、一対の側部端 面当接部 2b、 2cが並ぶ向きに崩さないように保持することができる。側部端面方向 保持用帯状薄膜 3は、両端部をそれぞれ、接着剤や両面粘着テープ等により側部端 面当接部 2b、 2cの外側面に貼付けて固定される。
[0060] また、感熱記録シート束 6が保護カバー本体部 2dに載せられた状態で、保護カバ 一 2および感熱記録シート束 6の外側をシート送り方向に沿って取り巻くように配置さ れるとともに、保護カバー 6の送り方向端面当接部 2aの外側面に少なくとも接すること により、送り方向端面当接部 2aと反対側に位置する感熱記録シート束 6のシート送り 方向端面、および送り方向端面当接部 2aと反対側の端部 2e、並びに感熱記録シー ト束 6の上面の少なくとも一部に圧接して、感熱記録シート束を保持するシート送り方 向保持用環状薄膜 4が備えられる。この薄膜 4は、図 5に示されるように、その一端に 、接着剤が塗布され (図中の部分 4a参照)、その部分 4aに他端が重ねて合わされて 接着されることにより環状に形成される。
[0061] ここで、送り方向端面当接部 2aの高さも、感熱記録シート束 6の厚みより若干低くな るように設定された場合には、この薄膜 4を適当な張力で張ることによって、感熱記録 シート束 6のシート面を保護カバー本体部 2dに押圧するとともに、送り方向端面当接 部 2aを感熱記録シート束 6に押圧することができるので、特に、感熱記録シート束 6を シートの送り方向の向きに崩さないように保持することができる。
特に、図 5、 6から分力るように、送り方向端面当接部 2aの中央部 Mが低くなるよう な構成の場合には、前述のような感熱記録シート束 6を押しつける圧力が適当に発 生するとともに、中央部 M以外の他の部分力 感熱記録シート束 6の厚み以上の高さ に設定されることで、送り方向端面当接部 2aが、より確実に感熱記録シート束 6に当 接し、それによつてシート送り方向の感熱記録シート束 6のずれ等を抑制することがで きる。
[0062] このように、側部端面方向保持用帯状薄膜 3およびシート送り方向保持用環状薄膜 4により、感熱記録シート束 6および保護カバー 2がー体ィ匕されて感熱記録シートパッ ク 7が形成される。なお、感熱記録シートパック 7は、さらに、輸送、取扱等の際に全 体を保護するために、 1パック毎に、ほぼ密封状態で袋に詰められることがより好まし い。
[0063] 以上のように形成された感熱記録シートパック 7を記録装置に装着する際には、装 着完了後、各感熱記録シートが送り出されるように、シート送り方向保持用環状薄膜 4のみを取り外すようにすると、装着時に感熱記録シートがずれたりするおそれが少 なくなり、簡単に装着できるので好ましい。この際、この薄膜 4の除去がより簡単、確 実に行えるように、この薄膜 4は環状に形成されていることが好ましい。また、このシー ト送り方向保持用環状薄膜 4のみを外す上で、端面方向保持用帯状薄膜 3の上側に シート送り方向保持用環状薄膜 4を配置することが好ましい。
[0064] この側部端面方向保持用帯状薄膜 3およびシート送り方向保持用環状薄膜 4は、 薄い合成樹脂フィルムや紙等の薄い基材カゝら形成され得る。塵、埃が混入しないほう が良いため、紙よりも榭脂フィルム力も形成されるほうがより好ましい。これは先に説 明した保護シートの材料についても同様である。厚さ 100 μ m以下のポリプロピレン フィルム等が好適に使用され得る。
側部端面方向保持用帯状薄膜 3、シート送り方向保持用環状薄膜 4および保護力 バー 2が本発明の感熱記録シートパックの包材となる。
[0065] また、側部端面方向保持用帯状薄膜 3の両端が、それぞれ、保護カバー 2の側部 端面当接部 2b、 2cに接着され、側部端面方向保持用帯状薄膜 3の上側にシート送 り方向保持用環状薄膜 4が配置され、シート送り方向保持用環状薄膜 4の一部に、上 述のような易切断部 5が設けられる構造にすれば、感熱記録シートパックが画像記録 装置に装着される際に、シート送り方向保持用環状薄膜 4のみを容易に取り除くこと ができるのでより好ましい。易切断部 5としては、単に破線状にフィルムに切れ目を入 れた構造、菓子の包装などに使用される細い紐状フィルムを使用した構造、単に、フ イルムを重ねあわせて、裏面粘着シール部材などで接着する構造等、様々な構造が 適用可能である。
[0066] 送り方向端面当接部 2aや側部端面当接部 2b、 2cの形状については、本当接部の 作用を生じさせるものであれば、どのような形状であってもよい。これらの当接部は、 感熱記録シート束 6の側部に当接して支持する作用を生じさせるわけであるから、で きるだけ広い面積を有していることが好ましい。したがって、図 3に示されるように、送 り方向端面当接部 2aの中央付近に、数 mm程度の深さの凹部であって、幅はその部 分を覆うシート送り方向保持用環状薄膜 4の幅より若干広い程度の凹部 Mを形成す ることにより、当接面積はできるだけ大きくし、かつ送り方向端面当接部 2aの少なくと もシート送り方向保持用環状薄膜 4に覆われる部分の高さが感熱記録シート束 6の厚 みより低くなるようにすることができる。このような凹部を同様に側部端面当接部 2b、 2 cに設けても良い。 [0067] また図面力 分力るように、側部端面当接部 2b、 2cは、感熱記録シート束 6の側面 の全面を覆っていない、これは画像記録装置に装着後、シート送り機構が感熱記録 シートを 1枚づっ送り出す際に、この部分に側部端面当接部 2b、 2cが存在しない方 力 装置の機構上、好都合だ力 である。
このような各当接部の位置や構成は適宜実際の記録装置等との兼ね合いで、複数 になったり場所を変更することができる。
[0068] 従来より、感熱記録シートパックは、例えば、アルミシート、ポリプロピレンでラミネー トされたアルミシートから構成される防湿性フィルムが使用された袋に詰められて、全 体が密封された状態で運搬される。運搬後、画像記録装置に装填される直前に、こ の袋力も取り出されるのが普通である。このため、運搬中に受ける振動や衝撃により、 感熱記録シートは、保護カバー上で微少な移動を繰り返し、感熱記録面にスリキズゃ コスレキズがっき、記録画質面について問題となっていた。本発明による感熱記録シ ートパックは、保護カバー本体部の縁の 3箇所に当接部を設け、さらに、側部端面方 向保持用帯状薄膜と、シート送り方向保持用環状薄膜とを用いたことにより、キズの 発生を防止するものである。
[0069] 本発明の感熱記録シートパックは、特に、医療画像記録用の感熱記録シートの積 層体を収納するのに適している。すなわち、医療分野で用いられる画像には、特に 微細な描写が要求されており、鮮鋭性や粒状性に優れた高画質な画像を生成するこ とが必要とされている。また、診断のし易さの観点から、冷黒調の画像が好まれる傾 向がある。医療画像記録用フィルムにスリキズゃコスレキズがあると、誤診を招くおそ れがあるが、本発明の感熱記録シートパックにして使用すれば、スリキズゃコスレキズ の発生を確実に防止することができるため、誤診を未然に防ぐことができる。
産業上の利用可能性
[0070] 本発明は、四角形状の透明フィルムの一方の面に、ロイコ染料および呈色剤を有 する感熱記録層と、水性榭脂を主成分とする保護層とを設けた感熱記録シートを使 用する医療画像記録用記録媒体のほかに、工業用、あるいはその他の用途に使用 される透明な感熱記録シートに適用され得る。
また、本発明による感熱記録シートパックは、感熱記録シート以外に、その記録面 を繊細に保護すべき記録体があれば、そのような記録体のシート束を収容するパック にも適用可能である。

Claims

請求の範囲
[1] 四角形状の透明フィルムの一面に、ロイコ染料および呈色剤を含有する感熱記録層 と、水性榭脂を主成分とする保護層とが設けられた感熱記録シートにおいて、 その四隅に、少なくとも 1つの着目コーナー部を含む 4つのコーナー部が設けられ、 前記コーナー部は、それぞれ、 5mm以上の曲率半径の端縁を有し、かつ、前記着 目コーナー部の端縁が実質的に最大曲率半径または最小曲率半径を有しているこ とを特徴とする感熱記録シート。
[2] 一対の前記着目コーナー部が、前記感熱記録シートの 1つの対角線上に対置されて
V、ることを特徴とする請求項 1に記載の感熱記録シート。
[3] 前記コーナー部は、前記最大曲率半径 (Rmax)の端縁を有する前記着目コーナー 部を除いて、すべて略同じ曲率半径 (R)の端縁を有し、前記最大曲率半径 (Rmax) の前記曲率半径 (R)に対する比 (RmaxZR)が 2以上であることを特徴とする請求項
1または請求項 2に記載の感熱記録シート。
[4] 前記最大曲率半径の端縁は、 1Z4円未満の円弧力 なり、前記最大曲率半径の端 縁を除く他の端縁は、 1Z4円の円弧力 なっていることを特徴とする請求項 1一請求 項 3の 、ずれかに記載の感熱記録シート。
[5] 前記コーナー部の端縁は、それぞれ、前記感熱記録シートの本体部分の直線状端 縁と実質上滑らかに接続していることを特徴とする請求項 1一請求項 4のいずれかに 記載の感熱記録シート。
[6] 前記着目コーナー部の位置により前記感熱記録シートの表裏の表示を示す注意表 示をさらに有していることを特徴とする請求項 1一請求項 5のいずれかに記載の感熱 記録シート。
[7] 請求項 1一請求項 6の 、ずれかに記載の前記感熱記録シートの積層体からなる感熱 記録シート束と、
前記感熱記録シート束の下面の全体を実質的に覆うシート状の保護カバーと、を 備え、
前記保護カバーは、
前記感熱記録シート束を構成する各感熱記録シートと略同一の形状を有し、前記 感熱記録シート束の下面に当接する保護カバー本体部と、
前記保護カバー本体部の一側縁に立設され、前記感熱記録シート束のシート送り 方向の端面に当接する送り方向端面当接部と、
前記保護カバー本体部における前記一側縁に直交する一対の側縁に立設され、 前記感熱記録シート束の前記シート送り方向の端面に直交する両側部端面に当接 する、一対の側部端面当接部と、を有し、さらに、
前記感熱記録シート束が前記保護カバー本体部に載せられた状態で、前記保護 カバーの前記一対の側部端面当接部の間に渡されるとともに、前記一対の側部端面 当接部の外側面に少なくとも接することにより、前記感熱記録シート束の上面の一部 に圧接して前記感熱記録シート束を保持する側部端面方向保持用帯状薄膜と、 前記感熱記録シート束が前記保護カバー本体部に載せられた状態で、前記保護 カバーおよび前記感熱記録シート束の外側を前記シート送り方向に沿って取り巻くよ うに配置されるとともに、前記保護カバーの送り方向端面当接部の外側面に少なくと も接することにより、前記送り方向端面当接部と反対側に位置する前記感熱記録シ ート束の前記シート送り方向の端面、並びに前記感熱記録シート束の上面の少なくと も一部に圧接して前記感熱記録シート束を保持するシート送り方向保持用環状薄膜 と、を備えて 、ることを特徴とする感熱記録シートパック。
[8] 前記保護カバーの側部端面当接部の少なくとも側部端面方向保持用帯状薄膜に覆 われる部分の高さ、および前記保護カバーの送り方向端面当接部の少なくともシート 送り方向保持用環状薄膜に覆われる部分の高さが、それぞれ、前記感熱記録シート 束の厚みより低くなつていることを特徴とする請求項 7に記載の感熱記録シートパック
[9] 前記側部端面方向保持用帯状薄膜の両端が、それぞれ、関係する前記保護カバー の側部端面当接部に接着固定され、前記側部端面方向保持用帯状薄膜の上側に、 前記シート送り方向保持用環状薄膜が配置され、前記シート送り方向保持用環状薄 膜の一部に易切断部が設けられていることを特徴とする請求項 7または請求項 8に記 載の感熱記録シートパック。
[10] 前記保護カバーは、プラスチック榭脂から形成され、前記側部端面方向保持用帯状 薄膜および前記シート送り方向保持用環状薄膜は、フィルム力 形成されていること を特徴とする請求項 7—請求項 9のいずれかに記載の感熱記録シートパック。
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