JPWO2009069772A1 - オゾン濃縮装置 - Google Patents

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Abstract

オゾン発生器3と、オゾン発生器3により発生したオゾンを濃縮するために一定温度の冷媒25で冷却されたシリカゲル6を内包した吸脱着塔4と、冷媒25を冷却するための冷凍機23と、オゾンを吸着したシリカゲル6から主に酸素を排気することにより、吸脱着塔4内のオゾン濃度を高めるための真空ポンプ20と、吸脱着塔4に対して流入または流出させるガスの流路を切り替えるための空気圧操作の複数のバルブ8〜13と、真空ポンプ20によりオゾン濃度が高められたオゾンの濃度を測定するためのオゾン濃度計28,29とを備え、真空ポンプ20の排気ラインを他の吸脱着塔4に接続し、当該他の吸脱着塔4に再度通過させる。これにより、安定した高濃度オゾンを吸脱着塔の上下の温度差なく、エネルギー効率良く発生させる。

Description

この発明はオゾン発生器により生成されたオゾンを濃縮して、濃度の高いオゾンを発生するためのオゾン濃縮装置に関するものである。
近年、半導体装置に用いられるシリコンウエハの洗浄や、上下水処理等、多岐の目的にオゾンが利用されている。シリコンウエハの洗浄は、オゾンガスを純水に溶かしたオゾン水を洗浄液として用いるもので、希フッ酸水溶液等と併用することで、シリコンウエハ上の有機物や重金属を除去する。
オゾンガスは、自己分解性が強いことから、オゾンガスの状態で貯蔵することが難しく、オゾン利用設備の近傍でオゾン発生器によりオゾンガスを発生させて用いるのが一般的である。
従来のオゾン濃縮方法としては、オゾン発生器で発生させたオゾンガスを冷凍機で冷却されている吸着剤に大気状態で飽和吸着させる吸着工程と、吸着剤を収容している吸着筒を供給オゾンガスの分圧まで減圧排気する精製工程と、吸着筒内の冷却状態および減圧状態を維持したまま、真空状態を維持しているオゾン利用設備に連通させて圧力差によって高濃度オゾンを供給する脱離工程とからなる方法がある(例えば、特許文献1参照)。
また、他の従来のオゾン濃縮方法として、吸着剤を充填した吸着塔3塔、それらの吸着塔を冷却するための冷却装置、吸着塔の温度を制御するためのヒーター、オゾン流路を変更するための開閉弁、脱着したオゾンを貯蔵するオゾン貯蔵容器、および、オゾン貯蔵容器からオゾン利用設備へ供給するオゾンの流量を調節するためのマスフローコントローラーから装置を構成し、オゾン吸着工程、安定化兼昇圧工程、オゾン脱着工程、冷却工程の4工程を繰り返すようにし、各吸脱着塔の運転を1/3サイクルずつずらして連続的に28.4vol%の濃度のオゾンを発生させる方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、従来の放電式オゾン発生器では、酸素ガスに数%の窒素を入れてオゾンの発生の安定化を図っている(例えば、特許文献3参照。)。
特開2002−68712号公報 特開平11−335102号公報 特開2001−180915号公報
このような従来のオゾン濃縮方法にあっては、濃縮したオゾンを得るために真空排気をしているため、オゾンを無駄に排気してしまうという問題点があった。
また、安定化兼昇温工程および脱着工程の後に冷却工程を設けるため、吸脱着時以外の時間的損失があるとともに、吸着塔の上下の位置で温度差が発生してしまうため、エネルギー損失が大きくなるという問題点があった。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたものであり、安定した濃縮オゾンを吸脱着塔の上下の温度差なく、エネルギー効率良く発生させるための装置である。
この発明は、オゾン発生器と、前記オゾン発生器により発生したオゾンを濃縮するために一定温度の冷媒で冷却されたオゾン吸着剤を内包した複数の吸脱着塔と、前記冷媒を冷却するための冷却手段と、前記吸脱着塔に接続されて、オゾンを吸着した前記吸着剤から主に酸素を排気することにより、前記吸脱着塔内のオゾンを濃縮するための真空ポンプと、前記吸脱着塔に接続されて、前記吸脱着塔に対して流入または流出させるガスの流路を切り替えるための空気圧操作の複数のバルブと、前記真空ポンプにより濃縮された前記オゾンの濃度を測定するためのオゾン濃度計とを備え、前記吸着剤を内包した前記吸脱着塔のオゾンを濃縮する前記真空ポンプの排気ラインを他の前記吸脱着塔に接続し、当該他の吸脱着塔に再度通過させる構造を有していることを特徴とするオゾン濃縮装置である。
この発明は、オゾン発生器と、前記オゾン発生器により発生したオゾンを濃縮するために一定温度の冷媒で冷却されたオゾン吸着剤を内包した複数の吸脱着塔と、前記冷媒を冷却するための冷却手段と、前記吸脱着塔に接続されて、オゾンを吸着した前記吸着剤から主に酸素を排気することにより、前記吸脱着塔内のオゾンを濃縮するための真空ポンプと、前記吸脱着塔に接続されて、前記吸脱着塔に対して流入または流出させるガスの流路を切り替えるための空気圧操作の複数のバルブと、前記真空ポンプにより濃縮された前記オゾンの濃度を測定するためのオゾン濃度計とを備え、前記吸着剤を内包した前記吸脱着塔のオゾンを濃縮する前記真空ポンプの排気ラインを他の前記吸脱着塔に接続し、当該他の吸脱着塔に再度通過させる構造を有していることを特徴とするオゾン濃縮装置であるので、安定した高濃度オゾンを吸脱着塔の上下の温度差なく、エネルギー効率良く発生させることができる。
本発明の実施の形態1によるオゾン濃縮装置の構成を示す構成図である。 本発明の実施の形態1によるオゾン濃縮装置によって発生されたオゾンの量と従来の量とをグラフにより比較した説明図である。 本発明の実施の形態2によるオゾン濃縮装置の要部を示す部分斜視図である。 本発明の実施の形態2によるオゾン濃縮装置の要部を示す部分断面図である。 本発明の実施の形態3によるオゾン濃縮装置の要部を示す部分斜視図である。 本発明の実施の形態4によるオゾン濃縮装置の構成を示す構成図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1によるオゾン濃縮装置を示す図である。図1に示すように、本実施の形態1によるオゾン濃縮装置には、3塔の吸脱着塔4が設けられている。なお、図1においては、それぞれ、符号4−1,4−2,4−3として示しているが、以下の説明においては、これらをまとめた場合に、符号4として説明することとする。他の構成についても同様に、X−1は、吸脱着塔4−1に対応させて設けられた部材、X−2は、吸脱着塔4−2に対応させて設けられた部材、X−3は、吸脱着塔4−3に対応させて設けられた部材であり、これらをまとめた場合には、単に、符号Xとして示すこととする(なお、ここで、Xは、5〜13までの数字)。
図1の説明に戻る。これらの3塔の吸脱着塔4は、断熱材26に外側を覆われた冷却槽24内に収容されている。各吸脱着塔4内には、オゾン吸着剤としてシリカゲル6が入れられている。シリカゲル6は、図1に示すように、吸脱着塔4内の上部と下部に空間ができるように、高さ方向の中央部分にのみ配置されている。シリカゲル6は、直径1〜5mmの粒形状、望ましくは球状をしており、吸脱着塔4の内壁に対して相補形状をなすように充填され(内壁が円筒型なら、シリカゲル6は円柱型)、吸脱着塔4の内壁に密着するように設けられている。冷却槽24には冷凍機23が接続され、冷却槽24内には冷凍機23で一定温度に冷却された冷媒25が循環している。この冷媒25によりシリカゲル6は常に冷却されている。さらに、冷却槽24の底部には、断熱材26を貫通するようにして、ドレインバルブ27が設けられており、メンテナンス時等の必要に応じて、ドレインバルブ27を開けて、冷却槽24内の冷媒25をそこから外部に排出する。また、各吸脱着塔4には、略々L字型の入口ガス連通管5と、略々I字型の出口ガス連通管7とが、垂直方向に上部から挿入されている。入口ガス連通管5はシリカゲル6の下部まで貫通し、出口ガス連通管7は高純度シリカゲル6の上方までで、シリカゲル6まで達していない。したがって、入口ガス連通管5のL字型の下端のガス導入口と出口ガス連通管7の下端の排出口とはシリカゲル6を隔てるように配置されている。また、各入口ガス連通管5には、3つの入口バルブ8,9,10が設けられている。また、各出口ガス連通管7には、3つの出口バルブ11,12,13が設けられている。
冷却槽24の外部には、オゾン発生器3と酸素ボンベ1とが設けられ、酸素ボンベ1は減圧弁2を介してオゾン発生器3に接続されている。酸素ボンベ1からオゾン発生器3に酸素を入れることにより、オゾンが発生され、吸脱着塔4に供給される。なお、オゾン発生器3はオゾン発生装置として一般的に現在用いられているものでよい。また、冷却槽24の外部には、オゾン利用設備17が設けられ、吸脱着塔4により生成された高濃度オゾンが供給される。オゾン利用設備17には、それを減圧状態にするための真空ポンプ22が設けられている。
オゾン発生器3は、入口バルブ10および入口ガス連通管5を介して、吸脱着塔4内のシリカゲル6に連通しており、さらに、当該シリカゲル6は、出口ガス連通管7、出口バルブ13、自動圧力調整器18、および、オゾン濃度計28を介して、オゾン分解触媒19に連通していて、これらは一連にオゾンを吸着するために繋がっている。
また、各吸脱着塔4は、出口ガス連通管7、出口バルブ12、および、真空ポンプ20を経由し、別の吸脱着塔4の入口ガス連通管5に設けられた入口バルブ9を介して、当該別の吸脱着塔4内を通って、それに設けられた出口ガス連通管7および出口バルブ11を介して、オゾン分解触媒21に繋がっている。
さらに、各吸脱着塔4は、入口ガス連通管5、入口バルブ8、真空ポンプ15、流量調整器(マスフローコントローラー)16、オゾン濃度計29を通して、オゾン利用設備17および真空ポンプ22へと繋がっている。
以上説明したように、本実施の形態1に係るオゾン濃縮装置は、酸素からオゾンを発生するオゾン発生器3と、オゾン発生器3により発生したオゾンを濃縮するために一定温度の冷媒25で冷却されたオゾン吸着剤であるシリカゲル6を内包した複数の吸脱着塔4と、冷媒25を冷却するための冷却手段である冷凍機23と、吸脱着塔4に接続されて、オゾンを吸着したシリカゲル6から主に酸素を排気することにより、吸脱着塔4内のオゾンを濃縮するための真空ポンプ20と、吸脱着塔4に接続されて、吸脱着塔4に対して流入または流出させるガスの流路を切り替えるための空気圧操作の複数のバルブ8〜13と、真空ポンプ20により濃縮されたオゾンの濃度を測定するためのオゾン濃度計28,29とを備え、シリカゲル6を内包した吸脱着塔4のオゾンを濃縮する真空ポンプ20の排気ラインを、他の吸脱着塔4に再度通過させる構造を有している。当該構成において、3つの吸脱着塔4は、オゾンを吸着する吸着工程、吸着したオゾンを真空排気してオゾンガス濃度を高める真空排気工程、および、濃縮したオゾンを送出するオゾン脱着工程を繰り返し行って、従来は捨てていた所定の濃度に達していないオゾンを、再度、吸着することにより、オゾン利用設備が必要とする30〜100体積パーセントの範囲にある所定のオゾン濃度まで濃縮して、利用できるようにしている。
次に、本実施の形態1によるオゾン濃縮装置の動作について説明する。酸素を、酸素ボンベ1からオゾン発生器3に入れて、オゾンを発生させる。このオゾンを、まず、入口バルブ10−1および入口ガス連通管5−1を通して、吸脱着塔4−1内に入れ、冷凍機23で冷却した冷媒25を介して冷却した吸脱着塔4−1内のシリカゲル6−1に吸着させる。オゾンと一部の酸素を吸着した後のガスは、出口ガス連通管7−1、出口バルブ13−1、自動圧力調整器18、オゾン濃度計28、オゾン分解触媒19を通して、大気に開放される。オゾン分圧が高いほど良く吸着するため、オゾン吸着時には、自動圧力調整器18で、ゲージ圧力0.1MPa以上に調整している。吸着終了後、入口バルブ10−1、および、出口バルブ13−1を閉じて、吸脱着塔4−1を一時的に休止状態にし、次に、吸脱着塔4−2に対して設けられた、入口バルブ10−2および出口バルブ13−2を開けて、吸脱着塔4−2内のシリカゲル6−2にオゾンを吸着させる。
吸脱着塔4−1内のシリカゲル6−1は、オゾンと同時に酸素も吸着している。吸着されたオゾンの濃度を上げるためには、この酸素を排気する必要がある。そのため、一時的に休止している吸脱着塔4−1の出口バルブ12−1を開けて、シリカゲル6−1から、吸着された酸素を、出口バルブ12−1を介して、真空ポンプ20で排気することにより、オゾンを濃縮する。これを減圧動作という。なお、酸素を排気する際には、当該酸素に混じって一部のオゾンも同時に排気されるため、出口バルブ12−1、真空ポンプ20、入口バルブ9−2、および、入口ガス連通管5−2を通じて、吸脱着塔4−1から排気されるオゾンを吸脱着塔4−2に入れて、吸脱着塔4−2で再度吸着させる。このように、真空ポンプ20にはオゾンが流れるため、真空ポンプ20はオゾンに対する耐腐食性が高い必要があるので、テフロン(登録商標)製のダイアフラムを用いたものを使用する。なお、オゾン濃度計28で吸脱着塔4−1から漏れ出てくるオゾン濃度をモニタし、あらかじめ、計測した吸脱着塔4−2内のシリカゲル6−2の破過と、吸脱着塔4−1内のオゾンが予め設定された所定の製品オゾン濃度に達する時間が同時に終了するように、吸脱着塔4−1の真空引き開始時間(脱着開始時間)を設定する。すなわち、吸脱着塔4−1から真空ポンプ20により排気される排気ガスを、他の吸脱着塔4−2へ再度通過させて吸着させる期間は、真空ポンプ20による吸脱着塔4−1からの排気開始から、吸脱着塔4−1内のオゾンの濃度が所定の製品オゾン濃度へ達するまでの間とする。吸脱着塔4−1内のオゾンが所定の製品オゾン濃度に達したら、入口バルブ8−1を開け、真空ポンプ15を通じて、流量調整器(マスフローコントローラー)16で流量を一定に制御して、オゾン濃度計29を通して、真空ポンプ22で減圧状態にあるオゾン利用設備17に送られる。この動作を脱着動作という。なお、製品オゾン濃度とは、オゾン利用設備17が必要とする30〜100体積パーセントの範囲にあらかじめ設定した所定の濃度である。これらの一連の、吸着、減圧、脱着と各バルブの動作を表したものが表1になる。
Figure 2009069772
図2は、冷媒25の温度を−60℃と一定としたときの、オゾン吸着量、脱着したオゾン量、および、脱着したオゾンのうち、濃度が90体積パーセント以上のオゾンの量をグラフに表したものである。図中、左側の3つの棒グラフが再吸着のない場合であり、右側の3つが本実施の形態1による再吸着のある場合である。それぞれの場合において、左端の棒グラフがオゾン吸着量、中央がオゾン脱着量、右側が濃度90体積パーセント以上のオゾン脱着量の値をそれぞれ示している。
このように、本実施の形態においては、従来は排気していた製品ガス濃度に達しない濃度のオゾンを他の吸脱着塔4に入れて、再び吸着することにより、オゾンの吸着量が増加して、オゾンの利用効率の増加によるオゾン発生用電力が低減するとともに、オゾン分圧の高いガスを吸着することができるため、シリカゲルにオゾンを高密度吸着することが可能になり、オゾンの濃縮が容易になる。なお、本実施の形態1において、真空ポンプ22の排気量、真空達成度に十分余裕がある場合には、真空ポンプ15を無くして、オゾン利用設備17の付属の真空ポンプ22を利用し、吸脱着塔4の吸脱着を行っても同様の効果を示すことは可能である。また、今回、3塔で切り替える構成について説明を行ったが、複数の塔を1ユニットとして、3ユニットで切り替えるようにしてもよく、その場合にも、同等の効果を得ることができる。
以上のように、本実施の形態に係るオゾン濃縮装置においては、オゾン発生器3で発生させたオゾンを、冷凍機23で冷却した吸脱着塔4−1に内包されるシリカゲル6−1に吸着させた後に、真空ポンプ20で排気し、すでにオゾンガスで破過した連通する吸脱着塔4−2に真空ポンプ20で排気したガスを流通させるようにしたので、以下の効果が得られる。
まず、第一に、一定温度で、真空ポンプで濃縮されたオゾンガスを取り出すことにより、シリカゲルを加温する必要がないため、加温するためのエネルギーおよび時間が節約できる。第二に、オゾンで破過した後の吸脱着塔に、さらに、吸脱着塔から真空排気した高濃度のオゾンガスを吸着させるため、オゾンの利用効率が高まり、かつ濃縮率が増加するため、オゾンの発生量を節約することができ、ついてはオゾンを発生するためのエネルギーを低減することができる。第三に、真空ポンプの排気ラインを吸着過程にある他の吸脱着塔に接続するようにしたので、吸着速度や吸着量は、オゾン濃度に比例するため、真空ポンプの排気ラインから出る高濃度のオゾンを吸着することにより、吸着が早く、また、オゾン発生器から発生するオゾンより高濃度のオゾンを吸着させることができるので、吸着量を多くすることができる。
実施の形態2.
図3は、本発明の実施の形態2によるオゾン濃縮装置を示す図である。吸脱着塔4−1〜4−3には、入口ガス連通管5および出口ガス連通管7が上部から挿入されており、入口ガス連通管5は、シリカゲル6の下部まで貫通し、連通管5のガス導入口と連通管7のガス排出口とが、シリカゲル6を隔てて配置されるように構成されている。吸脱着塔4−1〜4−3は、冷却槽24に、複数のボルト30で取り付けられている。入口ガス連通管5と出口ガス連通管7の吸脱着塔4の外部にあるそれぞれの上端が、吸脱着塔4の同じ側にあり、吸脱着塔4内部にあるそれぞれの下端がシリカゲル6を挟みこむようにしてあるため、オゾンガスの吸着がしやすい。また、吸脱着塔4を冷却槽24にボルト30で取り付けるようにしたので、吸脱着塔4と冷却槽24とを切り離すことができるため、冷媒25を冷却槽24から排出することなく吸脱着塔4の交換を行うことができる。これにより、オゾン濃縮装置全体の重量が少なくなり、吸脱着塔4のみの着脱が可能になるため、メンテナンスが容易になる。なお、他の構成については、上述の実施の形態1と同じであるため、ここではその説明は省略する。
なお、本実施の形態2では、入口ガス連通管5がシリカゲル6内を貫通している例について説明したが、その場合に限らず、図4に示すように、入口ガス連通管5が吸脱着塔4の外部を通って、出口ガス連通管7とシリカゲル6とを挟んでもよく、その場合においても同様の効果を得ることができる。
以上のように、本実施の形態2によれば、吸脱着塔4−1〜4−3を冷却槽24にボルト30で取り付けるようにしたので、吸脱着塔4と冷却槽24とを切り離すことができるようになったため、冷媒25を冷却槽24から抜くことなく、吸脱着塔4の交換を行うことができ、吸脱着塔4のみの着脱が可能になるため、メンテナンスが容易になる。
実施の形態3.
図5は、本発明の実施の形態3によるオゾン濃縮装置を示す図である。吸脱着塔4を、図5に示すように、横向きにして、冷却槽24の側面から内部に挿入し、冷却槽24の側面にボルト30で取り付けている。吸脱着塔4自体の構成は、上述の実施の形態1および2で示したものと基本的に同じである。但し、本実施の形態においては、吸脱着塔4が横向きにされているため、シリカゲル6が、吸脱着塔4内の(水平方向の直径を含む)高さ方向の中央部分に位置しており、吸脱着塔4内の上方と下方にのみ隙間がある状態で入れられている。なお、(当該隙間部分を除く)当該中央部分においては、シリカゲル6は、吸脱着塔4の内壁に密着している。また、出口ガス連通管7が、その吸脱着塔4内の上部の隙間に挿入されており、入口ガス連通管5は、吸脱着塔4内の下部の隙間から入り、その先端が、奥行き方向の中心部にくるように設置されており、シリカゲル6にオゾンを吸脱着させている。他の構成については、上述の実施の形態1または2と同じであるため、ここではその説明を省略する。
このように、吸脱着塔4は、横向きにして設けても、上記の実施の形態1と同様に機能することができる。但し、本実施の形態においては、吸脱着塔4を、横向きにして、冷却槽24の側面に挿入した構成であるため、メンテナンス時には、冷媒25がこぼれてしまうため、予め、冷却槽24に取り付けられているドレインバルブ27で、冷却槽24から冷媒25を排出して、吸脱着塔4を取替えるようにする。なお、他の動作については、上述の実施の形態1と同じであるため、ここではその説明は省略する。
以上のように、本実施の形態3においては、冷却槽24の側面から吸脱着塔4を取り付けているため、吸脱着塔4上部にメンテナンススペースをとる必要がなく、メンテナンスを容易にできる。
実施の形態4.
図6は、本発明の実施の形態4によるオゾン濃縮装置を示す図である。大きさの同じ3塔の吸脱着塔4−1,4−2,4−3に加えて、それらの3塔の吸脱着塔4−1,4−2,4−3より小さい、4つ目の吸脱着塔4−4を備えている。吸脱着塔4−4には、吸脱着塔4−1,4−2,4−3と同様に、入口ガス連通管5−4と出口ガス連通管7−4とが挿入されている。また、入口ガス連通管5−4には、2つの入口バルブ8−4,10−4が設けられており、出口ガス連通管7−4には、2つの出口バルブ12−4,13−4が設けられている。
これら4塔の吸脱着塔4が、断熱材26に覆われた冷却槽24内に備えられている。また、これら4塔の吸脱着塔4内にはシリカゲル6が入れられており、オゾン発生器3と、入口バルブ10、出口バルブ13、自動圧力調製器18、オゾン濃度計28、オゾン分解触媒19で、一連にオゾンを吸着するために繋がっている。吸脱着塔4−1は、出口バルブ11−1および入口バルブ9−2を通して、吸脱着塔4−2に繋がり、バルブ12−2およびオゾン分解触媒21を通して真空ポンプ20に繋がっている。同様に、吸脱着塔4−2は、出口バルブ11−2および入口バルブ9−3を通して、吸脱着塔4−3に繋がり、出口バルブ12−3およびオゾン分解触媒21を通して真空ポンプ20に繋がっている。吸脱着塔4−3は、出口バルブ11−3および入口バルブ9−1を通して、吸脱着塔4−1に繋がり、バルブ12−1、オゾン分解触媒21を通して真空ポンプ20に繋がっている。吸脱着塔4−4は、出口バルブ12−4およびオゾン分解触媒21を通して真空ポンプ20に繋がっている。さらに、これらの吸脱着塔4から、入口バルブ8、真空ポンプ15、流量調整器(マスフローコントローラー)16、オゾン濃度計29を通して、オゾン利用設備17および真空ポンプ22へと繋がっている。また、冷却槽24には、冷凍機23で冷却した冷媒25が循環している。他の構成については、上述の実施の形態1と同じである。
次に動作について説明する。酸素ボンベ1から酸素をオゾン発生器3に入れて、オゾンを発生させる。このオゾンをバルブ10−1、連通管5−1を通して、冷凍機23で−50℃以下にした冷媒25を介して冷却したシリカゲル6−1に吸着させる。オゾンと一部の酸素を吸着した後のガスは、出口ガス連通管7−1、出口バルブ13−1、自動圧力調製器18、自動濃度計28、オゾン分解触媒19を通して大気に開放される。オゾンは、オゾン分圧が高いほど良く吸着するため、オゾン吸着時には、自動圧力調製器18でゲージ圧力0.1MPa以上に調整している。吸着が終了後、入口バルブ10−1、出口バルブ13−1を閉じ、入口バルブ10−4および出口バルブ13−4を開け、吸脱着塔4−4にオゾンを吸着させると同時に、出口バルブ11−1、入口バルブ9−2、出口バルブ12−2を開けて、真空ポンプ20で真空排気して、吸脱着塔4−1内部のオゾンを濃縮する。このとき、酸素と同時に排気されるオゾンを吸脱着塔4−2で吸着し、出口バブル12−2から酸素のみを排気する。この一連の動作で、吸脱着塔4−1内のオゾン濃度が所定の濃度に達した時点で、出口バルブ11−1、入口バルブ9−2、出口バルブ12−2を閉めて、入口バルブ8−1を開けて、真空ポンプ15を通して、流量調整器(マスフローコントローラー)16で流量制御したオゾンガスを、オゾン利用設備17に送り込む。このとき、入口バルブ9−2および出口バルブ13−2を開け、入口バルブ9−4および出口バルブ13−4を閉めて、オゾン発生器3で発生した高純度オゾンガスを吸脱着塔4−2に吸着させる。吸脱着塔4−4に吸着したオゾンガスは、バルブ12−4を開け、オゾン分解触媒21を通して、真空ポンプ20で酸素が排気されて濃度が上がる。オゾン利用設備が必要とする30〜100体積パーセントの範囲にあらかじめ設定した所定の濃度になったところで、入口バルブ8−4を開け、吸脱着塔4−1から出てくる超高濃度オゾンガスと同時に、オゾン利用設備17に送り込まれる。これらの一連の、吸着、減圧、高濃度オゾンの発生と各バルブの動作を表したものが表2になる。
Figure 2009069772
上記の実施の形態1では、減圧排気したオゾンガスと、オゾン発生器3から発生したガスを同時に吸着したため、減圧排気したオゾンガスが若干希釈される。一方、本実施の形態4のように、補助的な吸脱着塔4−4を備えて、減圧排気したオゾンガスとオゾン発生器3から発生されるオゾンガスとを吸脱着塔4−4に吸着させることにより、減圧排気したオゾンガスを再吸着するときのオゾン分圧が上がるために吸着量が増加する。また、補助的に加えた吸脱着塔4−4は、他の3塔が吸着、減圧、高濃度オゾンの発生の工程を繰り返している一工程の間に、吸着、減圧、高濃度オゾンの発生の工程を1塔で行うため、吸脱着塔の容量、すなわち、シリカゲルの量が1/3で良い。
以上のように、本実施の形態4によれば、従来は排気していた製品ガス濃度に達しないオゾンを他の吸脱着塔に入れて、再び吸着することにより、オゾンの利用効率が増加する。また、排気ガス中に含まれていたオゾンがシリカゲル6に吸着するため、真空ポンプ20がオゾンに触れることなく、また、オゾン分解触媒21の性能も低いものを利用でき、安全で信頼性の高いオゾン濃縮装置を実現することができる。さらに、オゾンを吸着する吸着工程、吸着したオゾンを真空排気してオゾンガス濃度を高める真空排気工程(減圧工程)、発生したオゾンを送出するオゾン発生工程(脱着工程)を繰り返し行う3つの吸脱着塔と、これらの吸脱着塔とは独立に、吸着工程、真空排気工程、および、超高濃度オゾン発生工程を行う1つの吸脱着塔の合計4つを備えるようにしたので、真空排気されたオゾンガスが希釈されないため、より高密度に吸着剤にオゾンを吸着することがだき、オゾンの利用効率、ひいては、オゾン発生のための電力を低減することができる。
また、本実施の形態4においては、4つの吸脱着塔を設ける構成について述べたが、その場合に限らず、複数の塔を1ユニットとして、3つのユニットと、塔数の少ない第4のユニットで構成するようにしてもよく、その場合においても、上記と同等の効果を得ることができる。
なお、上記の実施の形態1〜4で説明したオゾン発生器3に酸素ボンベ1から供給する酸素ガスの純度は、例えば、99.99%以上の純酸素を使用することが望ましい。これは、窒素を含まないあるいは窒素の少ない酸素をオゾン発生用の原料ガスに用いることにより、発生オゾン中に窒素酸化物が生成されないため、オゾン利用設備での腐食を引き起こすことがないという理由によるものである。
さらに、オゾン吸着に用いるシリカゲルについては、シリカ(化学記号SiO2)の純度が99.9%以上の高純度のものを用いることが望ましい。これにより、シリカゲル中に含まれる不純物(特に金属成分)との反応によりオゾンが分解して消失することを防ぐとともに、発生オゾン中にシリカゲルが発源となる不純物の混入を防ぐことができる。
この発明は、オゾン発生器と、前記オゾン発生器により発生したオゾンを濃縮するために一定温度の冷媒で冷却されたオゾン吸着剤を内包した複数の吸脱着塔と、前記冷媒を冷却するための冷却手段と、前記吸脱着塔に接続されて、オゾンを吸着した前記吸着剤から主に酸素を排気することにより、前記吸脱着塔内のオゾンを濃縮するための排気手段と、前記吸脱着塔に接続されて、前記吸脱着塔に対して流入または流出させるガスの流路を切り替えるための複数のバルブとを備え、前記吸着剤を内包した前記吸脱着塔のオゾンを濃縮する前記排気手段の排気ラインを他の前記吸脱着塔に接続し、前記排気手段により排気される排気ガスを当該他の吸脱着塔に再度通過させる構造を有していることを特徴とするオゾン濃縮装置である。
この発明は、オゾン発生器と、前記オゾン発生器により発生したオゾンを濃縮するために一定温度の冷媒で冷却されたオゾン吸着剤を内包した複数の吸脱着塔と、前記冷媒を冷却するための冷却手段と、前記吸脱着塔に接続されて、オゾンを吸着した前記吸着剤から主に酸素を排気することにより、前記吸脱着塔内のオゾンを濃縮するための排気手段と、前記吸脱着塔に接続されて、前記吸脱着塔に対して流入または流出させるガスの流路を切り替えるための複数のバルブとを備え、前記吸着剤を内包した前記吸脱着塔のオゾンを濃縮する前記排気手段の排気ラインを他の前記吸脱着塔に接続し、前記排気手段により排気される排気ガスを当該他の吸脱着塔に再度通過させる構造を有していることを特徴とするオゾン濃縮装置であるので、安定した高濃度オゾンを吸脱着塔の上下の温度差なく、エネルギー効率良く発生させることができる。

Claims (6)

  1. オゾン発生器と、
    前記オゾン発生器により発生したオゾンを濃縮するために一定温度の冷媒で冷却されたオゾン吸着剤を内包した複数の吸脱着塔と、
    前記冷媒を冷却するための冷却手段と、
    前記吸脱着塔に接続されて、オゾンを吸着した前記吸着剤から主に酸素を排気することにより、前記吸脱着塔内のオゾンを濃縮するための真空ポンプと、
    前記吸脱着塔に接続されて、前記吸脱着塔に対して流入または流出させるガスの流路を切り替えるための空気圧操作の複数のバルブと
    を備え、
    前記吸着剤を内包した前記吸脱着塔のオゾンを濃縮する前記真空ポンプの排気ラインを他の前記吸脱着塔に接続し、前記真空ポンプにより排気される排気ガスを当該他の吸脱着塔に再度通過させる構造を有していることを特徴とするオゾン濃縮装置。
  2. 前記真空ポンプの排気ラインは、吸着過程にある他の吸脱着塔に接続されていることを特徴とする請求項1記載のオゾン濃縮装置。
  3. 前記真空ポンプの吸気ラインは、吸着が完了した吸脱着塔に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載のオゾン濃縮装置。
  4. 前記吸脱着塔から前記真空ポンプにより排気される前記排気ガスを、前記他の吸脱着塔へ再度通過させて吸着させる期間は、前記真空ポンプによる前記吸脱着塔からの排気開始から、前記吸脱着塔内のオゾンの濃度が所定の製品オゾン濃度へ達するまでの間とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のオゾン濃縮装置。
  5. 前記吸脱着塔は、
    オゾンを吸着する吸着工程、吸着された前記オゾンを真空排気してオゾン濃度を高める真空排気工程、および、濃縮したオゾンを送出するオゾン脱着工程を行う3つの吸脱着塔と、
    それらの3つの吸脱着塔とは独立に、吸着工程、真空排気工程、および、オゾン脱着工程を行う1つの吸脱着塔と
    を含んでいることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のオゾン濃縮装置。
  6. 前記オゾン発生器の原料ガスとして、純度99.99%以上の酸素を用いることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のオゾン濃縮装置。
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