JPWO2003013762A1 - 鋳型造型機をモニタする方法及びシステム - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、鋳型造型機をモニタする方法及びシステムに関する。本発明はそういった方法及びシステムであって、遠隔地から通信ネットワークを介して造型装置の造型情報を送受信できる造型モニタ方法及びシステムを含む。
従来技術
WO01/32333A1は、パターンプレートの周囲で上下動可能に設けたレベリングフレームを用いて造型空間内の鋳物砂を一次及び二次圧縮して鋳枠付きの砂型を造型する造型装置を開示している。
上記造型装置は、造型基盤上の左右両側に立設された枠セットシリンダの上端間に架設された昇降支持フレームと、前記造型基盤中央上部にパターンプレートを載置したパターンキャリアと、前記パターンプレートの外側を包囲して上下摺動する枠状のレベリングフレームと、前記レベリングフレーム上に載置される鋳枠と、前記昇降支持フレームに吊設支持された内部に鋳物砂を保持する砂ホッパであって、エアを噴出させて該鋳物砂を浮遊流動化させるエアレーションを成すエア噴出チャンバーを選択により内部に備える砂ホッパと、該砂ホッパの下端に配設された昇降停止制御可能な複数のスクイズフットと、前記複数のスクイズフットの周囲に配置され前記砂ホッパ内の鋳物砂を前記鋳枠内に送り出す砂充填用ノズルと、盛枠シリンダに連結されて上下動可能に設けられ、前記複数のスクイズフット及び砂充填用ノズルの群の外側を包囲し、かつ、下方に移動されたときに前記鋳枠上に載置される盛枠とを具備する。支持フレームを上下動させる枠セットシリンダ、盛枠を上下動させる盛枠シリンダ、レベリングフレームを上下動させるシリンダ及びスクイズフットを上下動させるシリンダという4つのシリンダが使用されている。さらに、砂ホッパ内の鋳物砂を流動化するためにエアレーションが行われており、また、鋳物砂を砂ホッパのノズルから造型空間に送り出すために砂ホッパの上部から砂ホッパ内の鋳物砂に補助的に圧縮空気を作用させている。
このように、多くの油圧、空圧を用いて造型装置を作動させ、あるいは、造型装置の構成要素を移動させている。上記国際公開公報WO01/32333A1は、参照のためにここに組み入れられる。
しかし、これらの構成や動作手段が正常に動作しているか否かをチェックする好適な方法や手段はなく、従来は、専ら、現実に動作しなくなった、あるいは、動作が不良となった構成要素や作動手段を作業者等が感覚器官等で知覚するに留まっていた。このため、構成要素や作動手段の故障等を発見できても、鋳型造型機が所望の鋳型を造型するように、構成要素や作動手段が正常にして十分に作動あるいは機能を発揮しているかを検出することができるまでには至っていなかった。
本発明は、上記事情に鑑みて創成されたものであり、その目的は、造型装置の構成要素や作動手段の作動状態をモニタすることができる方法及びシステムを提供することにある。
本発明の目的は、さらに、造型装置の構成要素や作動手段の作動状態を遠隔装置を介してモニタすることができる方法及びシステムを提供することにある。
発明の開示
本発明の1局面は、造型基盤上の左右両側に立設された枠セットシリンダの上端間に架設された昇降支持フレームと、前記造型基盤中央上部にパターンプレートを載置したパターンキャリアと、前記パターンプレートの外側を包囲して上下摺動する枠状のレベリングフレームと、前記レベリングフレーム上に載置される鋳枠と、前記昇降支持フレームに吊設支持された内部に鋳物砂を保持する砂ホッパであって、エアを噴出させて該鋳物砂を浮遊流動化させるエアレーションを成すエア噴出チャンバーを選択により内部に備える砂ホッパと、該砂ホッパの下端に配設された昇降停止制御可能な複数のスクイズフットと、前記複数のスクイズフットの周囲に配置され前記砂ホッパ内の鋳物砂を前記鋳枠内に送り出す砂充填用ノズルと、盛枠シリンダに連結されて上下動可能に設けられ、前記複数のスクイズフット及び砂充填用ノズルの群の外側を包囲し、かつ、下方に移動されたときに前記鋳枠上に載置される盛枠とを具備した造型装置を用いて枠付砂鋳型を造型する際に造型装置をモニタするシステムであって、該造型装置に接続されて該造型装置の所望の属性を測定する少なくとも一つのセンサと、前記センサ及び通信ネットワークに接続され前記センサからの前記計測された属性に対応する信号を前記通信ネットワーク上に送信するローカルユニットと、前記通信ネットワークに接続され、前記ローカルユニットから送信される信号を受けて前記属性に関する所望の値を表示すると共に前記属性を分析して該分析結果を表示して当該造型装置の前記属性をモニタする遠隔ユニットとを有するシステムである。
本発明の別の局面は、造型基盤上の左右両側に立設された枠セットシリンダの上端間に架設された昇降支持フレームと、前記造型基盤中央上部にパターンプレートを載置したパターンキャリアと、前記パターンプレートの外側を包囲して上下摺動する枠状のレベリングフレームと、前記レベリングフレーム上に載置される鋳枠と、前記昇降支持フレームに吊設支持された内部に鋳物砂を保持する砂ホッパであって、エアを噴出させて該鋳物砂を浮遊流動化させるエアレーションを成すエア噴出チャンバーを選択により内部に備える砂ホッパと、該砂ホッパの下端に配設された昇降停止制御可能な複数のスクイズフットと、前記複数のスクイズフットの周囲に配置され前記砂ホッパ内の鋳物砂を前記鋳枠内に送り出す砂充填用ノズルと、盛枠シリンダに連結されて上下動可能に設けられ、前記複数のスクイズフット及び砂充填用ノズルの群の外側を包囲し、かつ、下方に移動されたときに前記鋳枠上に載置される盛枠とを具備した造型装置を用いて枠付砂鋳型を造型する際に造型装置をモニタするシステムであって、前記造型装置に接続され該造型装置の所望の属性を測定する少なくとも一つのセンサと、前記センサに接続され該センサからの前記計測された属性に対応する信号を受けて前記属性に関する所望の値を表示すると共に前記属性を分析して該分析結果を表示するデータ解析モニタ手段とを有するシステムである。
造型装置の属性は、枠セットシリンダ、鋳枠シリンダ及びレベリングフレームの作動用シリンダの油圧力、鋳物砂のエアレーション、砂ホッパの上部からの補助エア及び鋳枠又は盛枠内の空圧力、並びに、枠セットシリンダ及び盛枠シリンダの位置を含む。
本発明によれば、遠隔地にある鋳造工場に実際に出向く必要がなく、機械の作動状況を把握することができる。そして、また、造型装置が日常ベースでどのように造型されているかに関する情報を得て、品質管理、メンテナンス、トラブルシューティングに役立てることができ、機械の異常時には迅速に対応ができる。
例えば、枠セットシリンダ、盛枠シリンダ、及びレベリングフレームの作動用シリンダの油圧力は、稼働時に造型装置から集められているので、造型した鋳型との関係を把握でき、各油圧の適切な設定若しくは修正ができる。
また、例えば、エアレーション、補助エア、枠内の空圧力は、稼働時に造型装置から集められているので、造型した鋳型との関係を把握でき、各空圧の適切な設定若しくは修正ができる。また、これらが表示されているため、異常の修正が容易になり、鋳型の品質を安定させて稼働することができる。
さらに、例えば、枠セットシリンダ、盛枠シリンダの位置は、エンコーダなどの位置測定センサにより、稼働時に造型装置から集められているので、造型した鋳型と、枠セットシリンダ若しくは盛枠シリンダの位置関係を把握でき、枠セットシリンダの昇降速度、盛枠の昇降速度を計算し、表示することができる。このため、鋳型の品質を安定させて稼働することができる。
なお、本発明にかかる枠付砂鋳型の造型装置においては、振動センサで機械振動を計測し、また、温度センサで砂温度を計測し、これらのデータを選択的に稼働時に造型装置から集められているので、管理範囲外の時には異常表示をすることができる。これにより、機械のトラブルを早急に発見でき、被害を最小限に抑えることができる。
本発明におけるローカルユニットとは、造型装置の制御装置(シーケンサ)に組み込んだり、造型装置の制御装置に隣接して配置されるものであり、このローカルユニットのソフトウエアを通信ネットワークを介して遠隔地からのユーザコマンドにより設定し直し(修正)できる機能を組み込んだものである。つまり、遠隔地において、測定基準を変更し、また、特定の制限やプログラムされた変数を変更するためにローカルユニットの設定の修正をすることもできる。たとえば、測定基準が正しいかどうかを判断するために、プロセッサに接続されたコンパレータやソフトウエアで構成した判断手段を用いて判断し、範囲外にあれば変数等を変更することができる。
本発明における通信ネットワークは、ローカルユニットと遠隔ユニットとの間で利用される。このような通信システムは、ISDN等の電話線や、移動電話、携帯電話、インターネットなどを利用することができる。あるいは、ローカルエリアネットワークや広域ネットワーク等を利用することもできる。通信ネットワークにアクセスするための手段は、ローカルユニットに機能的に接続されたモデムを使用することができる。
遠隔ユニットは通信ネットワークを介してローカルユニットに接続されてローカルユニットから信号を受取るようにされており、また、造型装置についての測定された属性を表示するようにされており、それによって、造型装置による造型の際に、造型装置を遠隔地でモニタすることができる。遠隔ユニットは、ファクシミリや携帯電話など、または他のモバイル通信手段をも含む。また、ローカルユニットと同様に、測定基準が正しいかどうかを判断するために、計測信号の分析をする機能、表示機能を有する。
本発明におけるデータ解析モニタ手段とは、造型装置の制御装置(シーケンサ)に組み込んだり、造型装置の制御装置に隣接して配置されるものであり、造型装置及びセンサから信号を受取り、造型装置についての測定された属性を表示する。
またさらに、本発明にかかるデータ解析モニタ手段は、センサで計測された所望の属性に対応する信号を受けて造型装置に関する所望の値及び解析結果を表示する機能を有する。そして、データ解析は例えば以下のように行われる。
アナログ量である枠セットシリンダ、前記盛枠シリンダ及び前記レベリングフレームの作動用シリンダの油圧、空圧、位置をセンサ、信号線を介して入出力ボードへと引き渡し、ここでデジタル量に変換し、その信号をデータ解析モニタ手段に入力する。
そして、データ解析モニタ手段では、良好な鋳型が造型できる正常動作時の各種データを記録しておいて、毎回の動作データが正常データの許容範囲に入っているかどうかを比較する。このためには、たとえばソフトウエアにより、正常データの変曲点及び変曲点間の勾配等を求め、これらにたとえば10%の許容範囲を設定しておく。そして毎回の動作データが予め設定した許容範囲かどうかをソフトウエアにより判断をする。
また、このデータ解析モニタ手段は、ソフトウエアを通信ネットワークを介して遠隔地からのユーザコマンドにより修正できる機能を組み込んだものである。
また、特定の制限やプログラムされた変数を変更するためにデータ解析モニタ手段の設定を直接に修正をすることもできる。
さらに、オペレータ又はユーザコマンドに頼ることなく、測定基準等が正しいかどうかを判断するために、プロセッサに接続されたソフトウエアで構成した判断手段を用いて判断し、範囲外にあれば変数等を変更することができる。
より具体的には、正常動作時の各種データを記録しておいて、毎回の動作データが正常データの許容範囲に入っているかどうかを比較し、範囲外で有れば自動的に造型装置の動作指令を制御装置を介して変更する機能を有する。
本発明の別の局面は、鋳型造型機をモニタする方法であって、正常の前記鋳型造型機により鋳型造型を行うに当たり鋳型造型機の構成要素を動作させる動作手段の動力伝動媒体の経時的変化のデータまたは前記鋳型造型機の構成要素に関する設計上の特定データを予め目標データとしてコンピュータに記憶し、前記記憶の後、前記鋳型造型機によって実際に鋳型造型を行った際に各種センサによって得た前記動力伝動媒体の経時的変化のデータを実測データとしてコンピュータに記憶し、前記目標データと前記実測データとの比較から得た差異に基づき前記構成要素の前記異常要因を推測することを含んでなる方法である。
本発明において動作手段とは、油圧シリンダ、空圧シリンダ、電動シリンダ等である。またなお、動力伝動媒体とは、圧縮空気あるいは加圧された油等の流体または電気をいう。またなお、検出手段とは、変位計、液体流量センサ、振動センサ、圧力センサ、温度センサ、電圧計、電流計等のうち少なくとも一つを有する装置をいう。
発明の好ましい実施の形態
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図において、同様な要素には同じ番号を用いている。
発明の実施の形態1
図1は、本発明の実施の形態にかかる造型装置とハードウエアの概要構成を開示したものである。図1に示された本発明の実施の形態の造型モニタシステム1は、造型装置2についての所望の属性を計測するセンサ3として、各種センサが設けられている。また、センサ3は信号線6を介してローカルユニット4に接続され、さらに遠隔ユニット5に接続されている。
本発明の実施の形態に係る造型装置2は、造型基盤21上の左右両側に立設された枠セットシリンダ22の上端間に架設された昇降支持フレーム23と、前記造型基盤21中央上部にパターンプレート24を載置したパターンキャリア25と、前記パターンプレート24の外側を包囲して上下摺動する枠状のレベリングフレーム26と、昇降支持フレーム23から吊設された鋳枠Fと、前記昇降支持フレーム23に吊設支持されて内部にエアを噴出させて鋳物砂Sを浮遊流動化させるエアレーションを成すエア噴出チャンバー27を選択的に備えた砂ホッパ28と、該砂ホッパ28の下端において昇降停止制御可能にして配設された複数のスクイズフット29と、前記複数のスクイズフット29の周囲に配置される砂充填用ノズル30と、前記複数のスクイズフット29及び砂充填用ノズル30の群の外側を上下動可能にして包囲するように盛枠シリンダ31に連結された盛枠32とを具備している。
油圧系のみを測定する場合には、エアレーションを使わない造型装置も本発明の実施の形態に係る造型装置となる。
本発明の実施の形態に係る造型装置2による造型は以下のようになされる。まず、砂ホッパ28内に鋳物砂Sを投入する。次いで、この砂ホッパ28にエアを噴出させて鋳物砂Sを浮遊流動化させるエアレーションを選択的に成す。そして、この鋳物砂Sを、パターンプレート24、レベリングフレーム26、鋳枠F、盛枠32及びパターンプレート24の凹凸に相対する凹凸を形成した複数のスクイズフット29とにより画成する造型空間に砂充填用ノズル30を介してエアによりエアレーション充填する。
しかる後、この充填された鋳物砂Sを複数のスクイズフット29を下降挿入させて鋳物砂Sを一次スクイズし、レベリングフレーム26を下降させながら前記複数のスクイズフット29、盛枠32及び鋳枠Fを一体的にパターンプレート24に向けて下降させて鋳物砂Sを二次スクイズをする。
そして、本発明の実施の形態に係る造型装置2の造型モニタシステム1は、以下のように構成されている。ローカルユニット4は、プロセッサ、ディスプレイ、プリンタ、指示器を含むハードウエア化された造型モニタシステムとすることができる。なお、ディスプレイ、プリンタ、指示器は選択的であり必須ではない。本発明の実施の形態において、ローカルユニット4としては、パーソナルコンピュータを用いる。
センサ3は信号線6を介してローカルユニット4に接続されており、信号線6はセンサ3によって生成された信号を入出力ボード(図示せず)へと引き渡す。入出力ボードは、信号線6で受信したセンサ出力を利用してその信号をローカルユニット4又は遠隔ユニット5による処理に便利な信号に変換するための信号処理システムとする。また、ローカルユニット4は図示していない記憶装置に接続されていて、センサ3の数値データは記憶装置に記憶される。
さらに、通信ネットワークにアクセスするための手段は、たとえば、ローカルユニット4に機能的に接続されたモデム(図示せず)である。本発明の実施の形態においては、遠隔ユニット5は、測定された圧力などをグラフ化するソフトウエアをインストールしたパーソナルコンピュータである。
以上のように構成された本発明の実施の形態1の作動について説明する。
図2に遠隔ユニット5の造型モニタの初期画面の一例を示す。造型モニタシステムでは、多くのモニタ機能から、所望のモニタ機能を選択することができる。造型装置2が稼動すると、各種センサ3、3により、各種の属性を計測し、ローカルユニット4から遠隔ユニット5へデータを送信し、遠隔ユニット5のディスプレイ画面に表示する。また、遠隔ユニット5の分析機能により、計測値だけでなく分析結果を示すことができる。
上記実施の形態によれば、さらに、造型装置2の定期的若しくは予防的メンテナンスに関する情報についても、記憶装置に日常のデータの蓄積をすることにより、たとえば、行きすぎた修理を防止したり、生産ラインを故障により止めるまで生産して結局効率が悪くなることを防止できるなど、メンテナンスをより良くすることができる。
発明の実施の形態2
以下、本発明の別の実施の形態を図面に基づき説明する。図1、図3において、ローカルユニット4には、造型装置2についてのスクイズに関する属性を計測するセンサとして、枠セットシリンダ22、盛枠シリンダ31、及びレベリングフレーム26の作動用シリンダ26Aの作動油圧力を測定する圧力センサS1、S2、S3を設けている。他の構成は、発明の実施の形態1と同様である。
以上のように構成された本発明の実施の形態の作動について説明する。造型モニタシステム1では、多くのモニタ機能から、遠隔ユニット5の図2の画面で、油圧モニタ機能を選択することができる。造型装置2が稼動すると、油圧モニタ機能は、枠セットシリンダ22、盛枠シリンダ31、及びレベリングフレーム26の作動用シリンダ26Aの油圧力を計測する圧力計S1、S2、S3などから測定された数値が、表示される。
図4には遠隔ユニット5の造型モニタの画面に表示された油圧のグラフの一例を示す。造型装置2及びローカルユニット4は、通信ネットワークを介して遠隔ユニット5に接続されているため、遠隔ユニット5は、ローカルユニット4から通信ネットワークを介して伝えられる信号を受信し、センサ3によって計測された造型装置2の計測された属性を表示するようにされており、それによって、造型装置2の生産造型の際に油圧状態をモニタすることができるのである。
発明の実施の形態2では、図3における枠セットシリンダ22、盛枠シリンダ31、及びレベリングフレーム26の作動用シリンダ26Aの油圧力は、稼働時に造型装置2から集められているので、造型した鋳型との関係を把握でき、各油圧の適切な設定ができる。また、これらが表示されているため、設定値を随時変更して鋳型の品質を安定させて稼働することができる。
特に、発明の実施の形態2に係る枠付砂鋳型の造型装置2においては、枠セットシリンダ22の下降及びレベリングフレーム26の下降のタイミングにより、造型された鋳型の性質、特に、鋳枠近傍の鋳型硬度が変化するため、これらのタイミングを測定し、必要に応じて表示することは重要である。すなわち、一次スクイズから二次スクイズへのタイミングを適切にすることにより、好適な鋳型が造型できるのである。また、盛枠シリンダ31とレベリングフレーム26の作動タイミングは、抜型のときに大変重要になる。これらのタイミングを測定し必要に応じて表示することは重要である。
発明の実施の形態3
以下、本発明の別の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1、図5において、ローカルユニット4には、造型装置2についての空圧に関する属性を計測するセンサ3として、砂ホッパ28中央部又はエア噴出チャンバー27からのエアレーション、砂ホッパ28の上部からの補助エア、鋳枠F又は盛枠32内の空圧力を測定する圧力センサS4、S5、S6を設けている。他の構成は、発明の実施の形態1と同様である。
以上のように構成された本発明の実施の形態の作動について説明する。造型モニタシステム1では、遠隔ユニット5において、多くのモニタ機能から、空気圧(空圧)機能を選択することができる。造型装置2が稼動すると、空気圧モニタ機能は、造型装置2についてのエアレーションなどの空気圧に関する属性を計測するセンサとして、エアレーション、補助エア(サンドホッパ28)、枠内の空圧力を測定する圧力センサS4、S5、S6からの信号をローカルユニット4に送信する。そして、このローカルユニット4は、通信ネットワークは遠隔ユニット5に接続されていため、遠隔ユニット5は、ローカルユニット4から通信ネットワークを介して伝えられる信号を受信し、センサ3によって計測された空気圧を表示するようにされており、それによって、造型装置2の生産造型の際に空気圧をモニタすることができる。
図6には空圧モニタ機能の画面のグラフの一例を示す。横軸が時間であり縦軸が圧力を示している。本発明の実施の形態に係る枠付砂鋳型の造型装置2においては、通常のブロースクイズに用いられるよりも低い補助エアでの砂の投入が可能であり、このために鋳物砂の流動化のためのエアレーションを利用し、補助エアとエアレーションのバランスをとって通常のブロースクイズでは充填できない小径の穴にも充填が可能で造型された鋳型の均一性が向上することから、補助エア(サンドホッパ28のエア)とエアレーションの空圧を測定し、必要時応じて表示することは重要である。また、このときの鋳型の状態を記録しておく。このように、補助エアとエアレーションの空圧のバランスを適切にすることにより、好適な鋳型が造型できるのである。そして、枠内の空圧力は、静圧作用を用いた造型において大変重要であり、これを管理することは重要である。
発明の実施の形態4
以下、本発明の別の実施の形態を図面に基づき説明する。図1、図7において、ローカルユニット4には、造型装置2についてのスクイズに関する属性を計測するセンサ3として、枠セットシリンダ22、盛枠シリンダ31及びレベリングフレーム26の位置を測定する位置センサS7、S8を設けている。他の構成は、発明の実施の形態1と同様である。
以上のように構成された本発明の実施の形態の作動について説明する。造型モニタシステム1では、多くのモニタ機能から、シリンダなどの位置モニタ機能を選択することができる。位置モニタでは、造型装置2が稼動すると、エンコーダにより枠セットシリンダ22、盛枠シリンダ31及びレベリングフレーム26の位置の状況が分かり、監視をすることができる。
図8には遠隔ユニット5の位置モニタ機能の画面のグラフの一例を示す。横軸が時間であり縦軸が移動距離を示している。本発明の実施の形態に係る枠付砂鋳型の造型装置においては、枠セットシリンダ、盛枠シリンダ及びレベリングフレームの位置を管理することにより、鋳型の見切面の高さがわかり、不良鋳型を発見できることから、枠セットシリンダ、盛枠シリンダの位置を測定し、必要時応じて表示することは重要である。すなわち、枠セットシリンダ、盛枠シリンダ及びレベリングフレームの位置を管理することにより、鋳型の見切面の高さがわかり、不良鋳型を発見できるのである。この際には不良鋳型の場合の枠セットシリンダ、盛枠シリンダ位置を記録しておくことにより、不良原因の分析も容易になる。
発明の実施の形態5
以下、本発明の別の実施の形態を図面に基づき説明する。これまでの発明の実施の形態2乃至4においては、油圧、空圧、位置などセンサを中心に区分した表示をしたが、スクイズ、砂入れなどの機能ごとに区分した表示をしてもよく、これらの表示を組み合わせてもよい。
図9には、使用したディスプレイ画面の一例を示す図面である。他の構成は、発明の実施の形態1と同様である。このように構成された造型モニタシステムは、油圧と高さを同時に表示する。この実施形態によれば、より正確な鋳型の品質について把握することが可能になる。
以上の本発明の別の実施の形態において、図10に示すように、作動状況データの収集は、スイッチBにより連続に収集することも1サイクルのみを収集することも可能である。
発明の実施の形態6乃至9
図11及び図2−8を参照して本発明の実施の形態6乃至9を以下に説明する。
発明の実施の形態6
図11は、本発明の実施の形態にかかる造型装置とハードウエアの概要構成を開示したものである。図11において、造型モニタシステム1には、造型装置2の所望の属性を計測する各種センサが設けられている。また、センサ3は信号線6を介してデータ解析モニタ手段54に接続されている。
本実施の形態に係る造型装置2は、造型基盤21上の左右両側に立設された枠セットシリンダ22の上端間に架設された昇降支持フレーム23と、前記造型基盤21中央上部にパターンプレート24を載置したパターンキャリア25と、前記パターンプレート24の外側を包囲して上下摺動する枠状のレベリングフレーム26と、鋳枠Fと、前記昇降支持フレーム23に吊設支持されて内部にエアを噴出させて鋳物砂Sを浮遊流動化させるエアレーションを成すエア噴出チャンバー27を選択的に備えたサンドホッパ28と、該サンドホッパ28の下端において昇降停止制御可能にして配設された複数のスクイズフット29と、前記複数のスクイズフット29の周囲に配置される砂充填用ノズル30と、前記複数のスクイズフット29及び砂充填用ノズル30の群の外側を上下動可能にして包囲するように盛枠シリンダ31に連結された盛枠32とを具備している。
本実施の形態に係る造型装置2による造型は以下のようになされる。まず、サンドホッパ28内に鋳物砂Sを投入する。次いで、このサンドホッパ28にエアを噴出させて鋳物砂Sを浮遊流動化させるエアレーションを選択的に成す。そして、この鋳物砂Sを、パターンプレート24、レベリングフレーム26鋳枠F、盛枠32及びパターンプレート24の凹凸に相対する凹凸を形成した複数のスクイズフット29とにより画成する造型空間に砂充填用ノズル30を介してエアにより充填する。
しかる後、この充填された鋳物砂Sを複数のスクイズフット29を下降挿入させて鋳物砂Sを一次スクイズし、次いで、レベリングフレーム26を下降させながら前記複数のスクイズフット29、盛枠32及び鋳枠Fを一体的にパターンプレート24に向けて下降させて鋳物砂Sを二次的にスクイズする。
そして、本発明の実施の形態に係る造型モニタシステム1のデータ解析モニタ手段54は、プロセッサ、ディスプレイ、プリンタ、指示器を含んでいる。またデータ解析モニタ手段54には、測定された圧力などをグラフ化するソフトウエアをインストールしてある。なお、プリンタは選択的であり必須ではない。本発明の実施の形態において、データ解析モニタ手段54としては、パーソナルコンピュータを用いる。
センサ3は信号線6を介してデータ解析モニタ手段54に接続されており、信号線6はセンサ3によって生成された信号を図示していない入出力ボードへと引き渡す。入出力ボードは、信号線6で受信したセンサ出力を利用してその信号をデータ解析モニタ手段54による処理に便利な信号に変換するための信号処理システムとする。また、データ解析モニタ手段54は図示していない外部記憶装置に接続されていて、センサ3の数値データは外部記憶装置に記憶することができる。
以上のように構成された本発明の実施の形態の作動について説明する。図2は、データ解析モニタ手段54の造型モニタの初期画面の一例を示す。造型モニタシステムでは、多くのモニタ機能から、所望のモニタ機能を選択することができる。造型装置2が稼動すると、各種センサ3、3により、各種の属性を計測し、データ解析モニタ手段54へデータを送信し、ディスプレイ画面に表示する。また、データ解析モニタ手段54の解析機能により、計測値だけでなく解析結果を示す。さらにこの解析結果に応じて、造型機の所望の属性の設定を、自動変更、直接コマンドによる変更、遠隔地から変更することが可能である。
自動変更の場合は、良好な鋳型が造型できる正常動作時の各種データを記録しておいて、毎回の動作データが正常データの許容範囲に入っているかどうかを比較し、範囲外で有れば自動的に造型装置2の制御装置に対して動作指令を変更する。これにより、常に良好な鋳型を造型できる。
直接コマンドの場合は、オペレータがデータ解析モニタ手段54若しくは造型装置2の制御装置の設定を直接変更する。遠隔地から変更もオペレータが同様に実行することが可能である。
本発明の実施の形態によれば、さらに、造型装置2の定期的若しくは予防的メンテナンスに関する情報についても、記憶装置に日常のデータの蓄積をすることにより、たとえば、行きすぎた修理を防止したり、生産ラインを故障により止めるまで生産して結局効率が悪くなることを防止できるなど、メンテナンスをより良くすることができる。
発明の実施の形態7
以下、本発明の別の実施の形態を図面に基づき説明する。図11、図3において、造型装置2には、スクイズに関する属性を計測するセンサとして、枠セットシリンダ22、盛枠シリンダ31、及びレベリングフレーム26の作動用シリンダ26Aの作動油圧力を測定する圧力センサS1、S2、S3を設けている。他の構成は、発明の実施の形態6と同様である。
以上のように構成された本実施の形態7の作動について説明する。造型モニタシステム1では、多くのモニタ機能から、データ解析モニタ手段54の図2の画面で、油圧モニタ機能を選択することができる。造型装置2が稼動すると、油圧モニタ機能によって、枠セットシリンダ22、盛枠シリンダ31、及びレベリングフレーム26の作動用シリンダ26Aの油圧力を計測する圧力計S1、S2、S3などから測定された数値が表示される。
図4はデータ解析モニタ手段54の造型モニタの画面に表示された油圧のグラフの一例を示す。造型装置2及びデータ解析モニタ手段54は、センサ3によって計測された造型装置2の計測された属性を表示するようにされており、それによって、造型装置2の生産造型の際に油圧状態をモニタすることができる。
本実施の形態7では、図3における枠セットシリンダ22、盛枠シリンダ31、及びレベリングフレーム26の作動用シリンダ26Aの油圧力は、稼働時に造型装置2から集められているので、造型した鋳型との関係を把握でき、各油圧の適切な設定ができる。また、これらが表示されているため、設定値を随時変更して鋳型の品質を安定させて稼働することができる。
特に、本実施の形態7に係る枠付砂鋳型の造型装置2においては、枠セットシリンダ22の下降及びレベリングフレーム26の下降のタイミングにより、造型された鋳型の性質、特に、鋳枠近傍の鋳型硬度が変化する。そこで、これらのタイミングを測定し、必要に応じて表示することは重要である。すなわち、一次スクイズから二次スクイズへのタイミングを適切にすることにより、好適な鋳型が造型できる。また、盛枠シリンダ31とレベリングフレーム26の作動タイミングは、抜型のときに大変重要になる。これらのタイミングを測定し必要に応じて表示することは重要である。このタイミングの変更は、自動変更、直接コマンドによる変更、遠隔地からの変更が可能である。
自動変更の場合は、良好な鋳型が造型できる正常動作時の枠セットシリンダ22、盛枠シリンダ31、及びレベリングフレーム26の作動用シリンダ26Aの油圧力を計測し、これらのタイミングを測定記録しておいて、毎回の動作データが正常データの許容範囲に入っているかどうかを比較し、範囲外で有れば自動的に造型装置2の制御装置に対して各油圧の動作タイミング指令を変更する。これにより、良好な鋳型を造型できる。
発明の実施の形態8
図11、図5において、データ解析モニタ手段54には、造型装置2についての空圧に関する属性を計測するセンサ3として、サンドホッパ28中央部又はエア噴出チャンバー27からのエアレーション、サンドホッパ28の上部からの補助エア、鋳枠F又は盛枠32の枠内の空圧力を測定する圧力センサS4、S5、S6を設けている。他の構成は、発明の実施の形態6と同様である。
以上のように構成された本実施の形態8の作動について説明する。造型モニタシステム1では、データ解析モニタ手段54において、多くのモニタ機能から、空圧機能を選択することができる。造型装置2が稼動すると、空気圧モニタ機能は、造型装置2についてのエアレーションなどの空気圧に関する属性を計測するセンサとして、エアレーション、補助エア、枠内の空圧力を測定する圧力センサS4、S5、S6からの信号をデータ解析モニタ手段54に送信する。このデータ解析モニタ手段54は、センサ3によって計測された空気圧を表示し、造型装置2の生産造型の際に空気圧をモニタすることができる。
図6は空圧モニタ機能の画面のグラフの一例を示す。横軸に時間を、縦軸に圧力を示している。本発明の実施の形態に係る枠付砂鋳型の造型装置2においては、通常のブロースクイズに用いられるよりも低い補助エアでの砂の投入が可能であり、このために鋳物砂の流動化のためのエアレーションを利用し、補助エアとエアレーションのバランスをとって通常のブロースクイズでは充填できない小径の穴にも充填が可能で造型された鋳型の均一性が向上することから、補助エア(サンドホッパ28のエア)とエアレーションの空圧を測定し、必要時応じて表示することは重要である。また、このときの鋳型の状態を記録しておく。このように、補助エアとエアレーションの空圧のバランスを適切にすることにより、好適な鋳型が造型できるのである。そして、枠内の空圧力は、静圧作用を用いた造型において大変重要であり、これを管理することは重要である。尚、エアレーションを使用しない場合は、補助エアと枠内の空圧のみを測定すればよい。
また、各空圧の変更は、自動変更、直接コマンドによる変更、遠隔地からの変更が可能である。
自動変更の場合は、良好な鋳型が造型できる正常動作時のエアレーション、補助エア、枠内の空圧力を測定し、これらのタイミングを測定記録しておいて、毎回の動作データが正常データの許容範囲に入っているかどうかを比較し、範囲外で有れば自動的に造型装置2の制御装置に対して各空圧を変更する。これにより、良好な鋳型を造型できる。
発明の実施の形態9
図11、図7において、データ解析モニタ手段54には、造型装置2についてのスクイズに関する属性を計測するセンサ3として、枠セットシリンダ22、盛枠シリンダ31及びレベリングフレーム26の位置を測定する位置センサS7、S8を設けている。他の構成は、発明の実施の形態6と同様である。
以上のように構成された本発明の実施の形態の作動について説明する。造型モニタシステム1では、多くのモニタ機能から、シリンダなどの位置モニタ機能を選択することができる。位置モニタでは、造型装置2が稼動すると、エンコーダにより枠セットシリンダ22、盛枠シリンダ31及びレベリングフレーム26の位置の状況が分かり、監視をすることができる。
図8にはデータ解析モニタ手段54の位置モニタ機能の画面のグラフの一例を示す。横軸に時間を縦軸に移動距離を示している。本発明の実施の形態に係る枠付砂鋳型の造型装置2においては、枠セットシリンダ22、盛枠シリンダ及びレベリングフレーム26の位置を管理することにより、鋳型の見切面の高さがわかり、不良鋳型を発見できることから、枠セットシリンダ22、盛枠シリンダの位置を測定し、必要時応じて表示することは重要である。すなわち、枠セットシリンダ22、盛枠シリンダ及びレベリングフレーム26の位置を管理することにより、鋳型の見切面の高さがわかり、不良鋳型を発見できるのである。この際には不良鋳型の場合の枠セットシリンダ22、盛枠シリンダの位置を記録しておくことにより、不良原因の解析も容易になる。
さらに、各枠セットシリンダ22、盛枠シリンダ及びレベリングフレーム26の位置は、自動変更、直接コマンドによる変更、遠隔地からの変更が可能である。自動変更の場合は、良好な鋳型が造型できる正常動作時の盛枠シリンダ及びレベリングフレーム26の位置を測定し、これらの関係を測定記録しておいて、毎回の動作データが正常データの許容範囲に入っているかどうかを比較し、範囲外で有れば自動的に造型装置2の制御装置に対して盛枠シリンダ及びレベリングフレーム26を作動させる各油圧の動作指令を変更する。これにより、良好な鋳型を造型できる。
なお、上記の発明の実施の形態7乃至9においては油圧、空圧、位置をそれぞれ計測したが、油圧と位置は同時に計測することにより、発明の実施の形態7と9を同時に実施することにより更に鋳型の品質がよくなる。これに応じて、枠セットシリンダ22、盛枠シリンダ31、及びレベリングフレーム26の作動用シリンダ26Aの油圧力、枠セットシリンダ22、盛枠シリンダ31及びレベリングフレーム26の位置を測定する造型モニタシステムも構成できる。さらに、本発明に係る造型装置2のエアレーション、補助エア、枠内の空圧力を測定するセンサを加えた造型モニタシステムを構成すると、発明の実施の形態7、8及び9を同時に実施ができ、砂充填及びスクイズの関係がよく分かり、最良の造型モニタシステムが構築できる。
発明の実施の形態10
図12乃至17、図6及び図8を参照して本発明の実施の形態10を以下に説明する。
図12に示すように、本鋳型造型機101には、鋳型造型機101の構成要素の経時的変化を検出する検出手段と、正常の前記鋳型造型機101により鋳型造型を行うに当たり予め定めた前記構成要素に関するデータを目標データとして記憶する第1記憶手段102と、前記鋳型造型機によって実際に鋳型造型を行なった際に前記検出手段により得た前記構成要素の経時的変化のデータを実測データとして記憶する第2記憶手段103と、前記第1記憶手段102および前記第2記憶手段103のそれぞれのデータを表示する表示手段としてのディスプレイ104が設けてあり、前記第1、第2記憶手段102,103はコンピュータ105により構成してある。
そして、前記検出手段は、前記構成要素としての油圧シリンダを動作する動作手段として加圧油を用いた油圧系に用いられた油圧系圧力センサと、前記構成要素としての鋳物砂吹込み装置15に用いられた圧縮空気の圧力を検出する空圧系圧力センサと、構成要素としての昇降支持フレーム23および盛枠32の変位を測定するエンコーダ式の変位測定器106,107を備えている。
また、前記油圧系圧力センサは、図13に示すように油圧回路8に設けてある。すなわち、上面中央部に模型板キャリア9を配置するようにした定盤状の機台21の左右両側に上向きの第1油圧シリンダ(枠セットシリンダ)22,22を立設し、第1油圧シリンダ22,22のピストンロッドの先端間には天井フレーム12を架設してあって、昇降支持フレーム23は前記第1油圧シリンダ22,22の伸縮作動により昇降する。また、前記昇降支持フレーム23に装着された鋳物砂吹込み装置15の外面の左右両側位置には下向きの第2油圧シリンダ31,31を装着し、第2油圧シリンダ31,31のピストンロッドの先端間には盛枠32を架設して、前記第2油圧シリンダ31,31の伸縮作動により前記盛枠32を昇降させるようになっている。また、前記機台21上のパターンプレート24の真下の左右両側位置には上向きの第3油圧シリンダ26Aを装着して、第3油圧シリンダ26Aの伸長作動により、前記パターンプレート24に上下動自在に緩装された盛枠32を押し上げるようになっている。
そして、第1〜第3油圧シリンダ22,31,26Aは前記油圧回路8にそれぞれ接続してあり、油圧回路8には油圧ポンプ18、第1〜第3油圧シリンダ22,31,26Aへの加圧油を切り換える第1〜第3切換弁19a,19b,19c、第1〜第3切換弁19a,19b,19cをそれぞれ貫流する加圧油の圧力を測定する第1〜第3圧力センサS1,S2,S3およびタンク125が設けてある。
また、前記空圧系圧力センサは、図14に示すように、前記鋳物砂吹込み装置15における二重構造の砂ホッパ28の第1空間28Aおよび第2空間28Bに、圧縮空気貯蔵タンク129が第1および第2開閉弁130,131を介して接続してあり、前記第1および第2空間28a,28Bには第4および第5圧力センサS4,S5がそれぞれ装着してある。また、前記盛32の下部には第6圧力センサS6が装着してある。
なお、図中符号Fは鋳枠、36は砂ホッパ28の上端部に装着された開閉機構である。
このように構成したものは、図13に示す状態から各種の構成要素を動作して、所定の鋳型造型工程を遂行すると、検出手段によって測定された結果は、ディスプレイ104によってリアルタイムに表示される。すなわち、例えば、図15に示すように、第1〜第3圧力センサS1〜S3によって測定された第1〜第3油圧シリンダ22,31,26Aの油圧の圧力変化が、また、図6に示すように、第4〜第6圧力センサS4〜S6によって測定された第1空間(エアレーション)28A、第2空間(砂ホッパ)28Bおよび盛枠32内の圧縮空気の圧力変化が、さらに、図17に示すように、変位測定器106,107によって測定された昇降支持フレームおよび盛枠32の変位が、それぞれディスプレイ104によってリアルタイムに表示される。
したがって、ディスプレイ104に表示された正常の鋳型造型機101に関する目標データと、鋳型造型機101によって実際に鋳型造型を行った際に得た各構成要素の経時的変化のデータを実測データとの比較から得た差異に基づき各構成要素の異常要因を推測することができる。例えば、図16の左側のグラフに示すように、正常の作動として第1油圧シリンダ22,22の伸長作動が伸長端付近の手前で減速するように設定したのも拘わらず、実際の第1油圧シリンダ22,22の伸長作動は、図16の右側のグラフに示すように、エンコーダ値に応じて比例弁(図示せず)の指令値が切り換わったにも拘わらず、減速しないまま伸長続けた。このことから、比例弁が、指令値に応答せず暴走していると推測されたので、比例弁の交換により正常に動作するようにすることができた。
また、次の例として、第1油圧シリンダ22,22の伸長作動の上昇開始が遅くなった。これは、図17の右側のグラフに示すように、第1油圧シリンダ22,22において、アウト1から油を排出させるとともにアウト2に加圧油を供給して第1油圧シリンダ22,22を正常に伸長作動したのも拘わらず、図17の左側のグラフに示すように、実際にはアウト1からの油の排出が不完全でアウト1側の油の圧力が下降せず、アウト1側の油が障害となって第1油圧シリンダ22,22の伸長作動の上昇開始が遅くなったと推測される。そこで、アウト1側に油排出用の回路を追加することにより上昇開始の時間のロスを解消できた。
エンコーダ値に応じて比例弁の指令値が切り換わったにもかかわらず、減速しないまま伸長続けた。このことから、比例弁が指令値に応答せず、暴走していると推測されたので、比例弁の交換により正常に動作するようにすることができた。
上に説明した実施の形態は本発明の説明の目的のみのためであり、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。当業者であればこれらの実施の形態に多様な変形や変更を与えることができることは明白である。したがって、本発明は、本発明の請求の範囲及びその趣旨から逸脱するものでない変形変更例を含むものである。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の造型モニタの実施の形態を示す概要図である。
図2は、本発明の実施の形態に用いる造型モニタの画面の一例である。
図3は、本発明の実施の形態に用いる造型装置の例である。
図4は、本発明の実施の形態に用いる造型モニタ機能の例である。
図5は、本発明の実施の形態に用いる造型装置の例である。
図6は、本発明の実施の形態に用いる造型モニタ機能の例を示すものであり、空圧系圧力センサによる経時的な測定結果の例を示すグラフである。
図7は、本発明の実施の形態に用いる造型装置の例である。
図8は、本発明の実施の形態に用いる造型モニタ機能の例を示すものであり、エンコーダ式変位測定器による経時的な測定結果の例を示すグラフである。
図9は、本発明の実施の形態5に用いる造型モニタ機能の例である。
図10は、本発明の実施の形態5に用いる造型モニタ機能の例である。
図11は、本発明の別の造型モニタの実施の形態を示す概要図である。
図12は、本発明を適用した造型機の実施の形態を示す概要図である。
図13は、図12の造型機の主要部である油圧系圧力センサを示す概略図である。
図14は、図12の造型機の主要部である空圧系圧力センサを示す概略図である。
図15は、空圧系圧力センサによる経時的な測定結果の例を示すグラフである。
図16は、エンコーダ式変位測定器と油圧系圧力センサによる経時的な測定結果の例を示すグラフである。
図17は、エンコーダ式変位測定器と油圧系圧力センサによる経時的な測定結果の例を示すグラフである。
Claims (17)
- 造型基盤上の左右両側に立設された枠セットシリンダの上端間に架設された昇降支持フレームと、
前記造型基盤中央上部にパターンプレートを載置したパターンキャリアと、
前記パターンプレートの外側を包囲して上下摺動する枠状のレベリングフレームと、
前記レベリングフレーム上に載置される鋳枠と、
前記昇降支持フレームに吊設支持された内部に鋳物砂を保持する砂ホッパであって、エアを噴出させて該鋳物砂を浮遊流動化させるエアレーションを成すエア噴出チャンバーを選択により内部に備える砂ホッパと、
該砂ホッパの下端に配設された昇降停止制御可能な複数のスクイズフットと、
前記複数のスクイズフットの周囲に配置され前記砂ホッパ内の鋳物砂を前記鋳枠内に送り出す砂充填用ノズルと、
盛枠シリンダに連結されて上下動可能に設けられ、前記複数のスクイズフット及び砂充填用ノズルの群の外側を包囲し、かつ、下方に移動されたときに前記鋳枠上に載置される盛枠と、
を具備した造型装置を用いて枠付砂鋳型を造型する際に造型装置をモニタするシステムであって、
該造型装置に接続されて該造型装置の所望の属性を測定する少なくとも一つのセンサと、
前記センサ及び通信ネットワークに接続され前記センサからの前記計測された属性に対応する信号を前記通信ネットワーク上に送信するローカルユニットと、
前記通信ネットワークに接続され、前記ローカルユニットから送信される信号を受けて前記属性に関する所望の値を表示すると共に前記属性を分析して該分析結果を表示して当該造型装置の前記属性をモニタする遠隔ユニットと、
を有するシステム。 - 前記属性である枠セットシリンダ、盛枠シリンダ、及びレベリングフレームの作動用シリンダの油圧力を測定する複数の圧力センサを有する請求項1のシステム。
- 前記属性である前記エアレーション、前記砂ホッパの上部からの補助エア、前記鋳枠又は盛枠内の空圧力を測定する複数の圧力センサを有する請求項1のシステム。
- 前記属性である前記枠セットシリンダ、前記盛枠シリンダの位置を測定する複数のセンサを有する請求項1のシステム。
- 砂ホッパ内に鋳物砂を投入した鋳物砂を造型空間に充填する工程と、
パターンプレートの外側を包囲して上下摺動する枠状のレベリングフレームの高さを維持すると共に複数のスクイズフットを下降挿入させて鋳物砂を一次スクイズする工程と、
前記複数のスクイズフット、盛枠及び鋳枠を一体的にパターンプレートに向けて下降させると共に前記レベリングフレームを下降させて鋳物砂を二次的にスクイズする工程と、
を具備する、造型装置により枠付砂鋳型を造型する際の造型モニタ方法であって、
前記造型装置の稼働中の造型サイクル毎の作動状況データを連続又は1サイクルのみ収集し、その収集データを遠隔地に通信し、その作動状況データを可視化することを特徴とする方法。 - 造型基盤上の左右両側に立設された枠セットシリンダの上端間に架設された昇降支持フレームと、
前記造型基盤中央上部にパターンプレートを載置したパターンキャリアと、
前記パターンプレートの外側を包囲して上下摺動する枠状のレベリングフレームと、
前記レベリングフレーム上に載置される鋳枠と、
前記昇降支持フレームに吊設支持された内部に鋳物砂を保持する砂ホッパであって、エアを噴出させて該鋳物砂を浮遊流動化させるエアレーションを成すエア噴出チャンバーを選択により内部に備える砂ホッパと、
該砂ホッパの下端に配設された昇降停止制御可能な複数のスクイズフットと、
前記複数のスクイズフットの周囲に配置され前記砂ホッパ内の鋳物砂を前記鋳枠内に送り出す砂充填用ノズルと、
盛枠シリンダに連結されて上下動可能に設けられ、前記複数のスクイズフット及び砂充填用ノズルの群の外側を包囲し、かつ、下方に移動されたときに前記鋳枠上に載置される盛枠と、
を具備した造型装置を用いて枠付砂鋳型を造型する際に造型装置をモニタするシステムであって、
前記造型装置に接続され該造型装置の所望の属性を測定する少なくとも一つのセンサと、
前記センサに接続され該センサからの前記計測された属性に対応する信号を受けて前記属性に関する所望の値を表示すると共に前記属性を分析して該分析結果を表示するデータ解析モニタ手段と、
を有するシステム。 - 前記属性である枠セットシリンダ、盛枠シリンダ、及びレベリングフレームの作動用シリンダの油圧力を測定する複数の圧力センサを有する請求項6のシステム。
- 前記属性である少なくとも前記砂ホッパの上部からの補助エア及び前記鋳枠又は盛枠内の空圧力を測定する複数の圧力センサと、選択的に前記エアレーションの空圧力を測定する圧力センサとを有する請求項6の造型モニタシステム。
- 前記属性である前記枠セットシリンダ、前記盛枠シリンダの位置を測定する複数のセンサを有する請求項6の造型モニタシステム。
- 前記データ解析モニタ手段は、前記センサで計測された前記属性に対応する信号であって、アナログ量からデジタル量に変換された信号を解析する解析手段を含み、
該解析手段は、予め記録した良好な鋳型が造型できる正常動作時の各種データから、前記属性に関する毎回の動作データの許容範囲を設定し、そして毎回の動作データが予め設定した許容範囲かどうかを判断するソフトウエアを含む請求項6の造型モニタシステム。 - パターンプレートと、パターンプレートの外側を包囲して上下摺動する枠状のレベリングフレームであって前記パターンプレとの上面より高い位置にセットされたレベリングフレームと、該レベリングフレーム上に載置された鋳枠と、該鋳枠上に載置された盛枠と、該盛枠の上部を覆う複数のスクイズフットにより形成された造型空間にサンドホッパ内の鋳物砂を充填する工程と、
前記レベリングフレームの高さを維持すると共に前記複数のスクイズフットを前記造型空間内で下降させて鋳物砂を一次スクイズする工程と、
前記レベリングフレームを下降させるとともに前記複数のスクイズフット、盛枠及び鋳枠を一体的にパターンプレートに向けて下降させて鋳物砂を二次スクイズする工程と、
を具備する、造型装置による枠付砂鋳型を造型する方法において、
該造型装置の属性に関する所望の値及び解析結果を表示するデータ解析モニタ手段の解析結果に基づき少なくとも一次スクイズと二次スクイズのタイミングを変えることを含んでなる方法。 - 鋳型造型機をモニタする方法であって、
正常の前記鋳型造型機により鋳型造型を行うに当たり鋳型造型機の構成要素を動作させる動作手段の動力伝動媒体の経時的変化のデータまたは前記鋳型造型機の構成要素に関する設計上の特定データを予め目標データとしてコンピュータに記憶し、
前記記憶の後、前記鋳型造型機によって実際に鋳型造型を行った際に各種センサによって得た前記動力伝動媒体の経時的変化のデータを実測データとしてコンピュータに記憶し、
前記目標データと前記実測データとの比較から得た差異に基づき前記構成要素の前記異常要因を推測する、
ことを含んでなる方法。 - 前記動力伝動媒体の経時的変化のデータは圧力データである請求項12の方法。
- 前記構成要素に関する特定データは前記鋳型造型機の鋳型造型空間に鋳物砂を吹き込む圧縮空気の圧力データである請求項12の方法。
- 鋳型造型機をモニタするシステムであって、
動作手段によって動作される鋳型造型機の構成要素の経時的変化を検出する検出手段と、
正常の前記鋳型造型機により鋳型造型を行うに当たり予め定めた前記構成要素に関するデータを目標データとして記憶する第1記憶手段と、
前記鋳型造型機によって実際に鋳型造型を行った際に前記検出手段により得た前記構成要素の経時的変化のデータを実測データとして記憶する第2記憶手段と、
前記第1記憶手段および前記第2記憶手段のそれぞれのデータを表示する表示手段と、
を含んでなるシステム。 - 前記動作手段は、油圧シリンダ、空圧シリンダ及び電動シリンダの少なくとも1つである請求項15のシステム。
- 前記検出手段は、変位計、液体流量センサ、振動センサ、圧力センサ、温度センサ、電圧計、電流計のうちの少なくとも一つを有することを特徴とする請求項15のシステム。
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