JPWO2002092305A1 - 製品回収装置及び製品回収方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、製品の加工を終えた後に、前記製品を自動的に回収する製品回収装置及び製品回収方法に関する。
背景技術
工作機械、たとえば、自動旋盤には、主軸後方より主軸の貫通孔を通して長尺の棒材を供給し、この棒材を主軸軸線方向へ所定長さづつ送りながら、連続して旋削や研削等の加工を行うものや、一個分の材料をロボット等により主軸前方から主軸に供給して加工を行うものがある。
このうち、前者の工作機械においては、棒材の先端を主軸の先端から所定長さ突出させ、刃物台又は主軸台を移動させて所定の加工を行った後、突っ切りバイト等の工具で製品を棒材から切り離す。そして、切り離された製品は製品回収装置によって回収されている。
第16図は、前者の工作機械の従来例にかかり、製品回収装置を備えた自動旋盤の要部の概略図である。
第16図では、自動旋盤のベース4上に、主軸台2が配置され、この主軸台2に主軸1が回転自在に支持されている。主軸台2は、ベース4上のねじ軸3に沿って主軸1の軸線と同方向のZ方向に進退移動自在である。
主軸台2の前方(第16図の左方)にガイドブッシュ6を支持する支持体7が設けられ、主軸1の貫通孔を挿通して送られた棒材Bの先端が、ガイドブッシュ6によって支持される。支持体7の近傍には、複数の工具Tを保持するくし歯形刃物台等の刃物台が配置され、所定の旋削を行う切削バイトや突っ切りを行う突っ切りバイト等の工具Tを、ガイドブッシュ6の前方の加工位置に割り出すことができるようになっている。
第16図に示す自動旋盤は、主軸台2がねじ軸3によって移動可能である。そして、ガイドブッシュ6から棒材Bの先端を突出させ、主軸台2のZ方向の送りと、工具TのX方向の送りとによって、棒材Bの先端を加工する。加工終了後は、ガイドブッシュ6の前方の近傍位置で、突っ切りバイト等の工具Tによって棒材Bを突っ切り、製品Wを棒材Bから切り離す。工具Tによる棒材Bの加工中は、クーラントノズル8から供給されたクーラントが、工具T及び棒材Bに向けて噴射される。
製品回収装置20は、主軸台2の前方に配置されている。そして、伸縮自在なピストンロッド21aを有するシリンダ21と、ガイドブッシュ6の下方に設けられたカバー9の真下位置と支持体7から遠ざかった退避位置との間で進退移動する製品回収用のシュート22と、シュート22を介して製品Wを受け取り回収する受け箱25と、受け箱25とシュート22との間に設けられた漏斗状部材24とを有している。前記したシュート22は、シリンダ21のピストンロッド21aの先端に取り付けられ、シリンダ21の駆動によって前記真下位置と前記退避位置との間を往復移動する。
上記構成の製品回収装置20では、製品Wが突っ切られる直前にシリンダ21が駆動してシュート22をカバー9の真下に位置させる。このシュート22が、突っ切られて落下してくる製品Wを受け取る。シュート22は、第16図に示すように、受け箱25に向けて傾斜しているため、シュート22に沿って製品が滑落し、漏斗状部材24に受け渡される。そして、この漏斗状部材24の下方に設けられた受け箱25に、製品Wが落下して回収される。
ところで、この第16図に示した製品回収装置20には、以下のような問題がある。
すなわち、突っ切り時にもクーラントノズル8からはクーラントが供給され続けているため、製品Wとともにクーラントがシュート22から漏斗状部材24を経て受け箱25に回収される。また、シュート22や漏斗状部材24が、自動旋盤の加工室内でむき出しの状態で配置されているため、加工中に発生した切削屑がクーラントとともに大量に受け箱25に入り込んだり、シュート22や漏斗状部材24に切削屑が付着したりしてしまう。そして、これらにより、受け箱25にはクーラント及び切削屑とともに製品Wが入り混じって回収されてしまい、受け箱25はすぐに満杯となってしまうという不具合がある。また、シュート22及び漏斗状部材24においては、切削屑に製品Wが絡んで引っ掛かってしまったり、受け箱25にクーラント及び切削屑とともに製品Wが入り混じって回収されてしまうことから、製品Wを切削屑から分離して回収するのに手間が掛かる等の不具合がある。
さらに、時計部品のような極小の部品を切削形成する場合は、受け箱25にクーラントとともに流れ込んだ製品Wが、受け箱25から溢れ出したクーラントとともに受け箱25の外側に流れ出すことがあり、製品Wの回収率が低下するおそれがある。
このような問題を解決するために、例えば、日本国特許公開平9−94704号公報には、突っ切り時に部品の振れ止めを行うガイド機能を兼ね備えた管を有し、この管を用いて、エアの吸引によって、突っ切られた部品を回収する製品回収装置が開示されている。
第17図に、日本国特許公開平9−94704号公報に記載の製品回収装置の概略図を示す。
なお、主軸台や主軸、工具等、棒材Bを加工するために自動旋盤に設けられている機構については、第16図に示した自動旋盤と同じものであるので、同一の符号を付して詳しい説明は省略する。
製品回収装置30は、突っ切り時に棒材Bの先端が振れないようにガイドするガイドチューブ31と、このガイドチューブ31に接続されたエアチューブ32と、エアの吸引を行うための真空ポンプ36と、回収された製品Wを受け取る受け箱35とを有している。
真空ポンプ36とエアチューブ32とは、エアチューブ32の途中で分岐する分岐管36aを介して接続されている。ガイドチューブ31は、金属製の筒状体等で形成され、自動旋盤のテーブル5等に固定された支持部材33によって、主軸1の軸線と同一の軸線上に支持されている。そして、その先端は、棒材Bから製品Wを突っ切る際に、製品Wの一部がガイドチューブ31の先端に挿入されるように位置決めされている。
また、真空ポンプ36を駆動してエアの吸引を行う際に、エアチューブ32の製品出口側からエアが吸引されないようにするために、エアチューブ32の製品出口側、つまり、受け箱35側には、エアチューブ32の出口側の開口を塞ぐ開閉手段が設けられている。
この開閉手段は、シリンダ38と、このシリンダ38の伸縮自在なピストンロッド38aの先端に取り付けられた開閉部材39とからなり、エアの吸引によって製品Wの回収を行う際には、シリンダ38を駆動させて出口側のエアチューブ32の開口を塞ぎ、製品Wの吸引後に開閉部材39を開いて、製品Wを受け箱35に落下,回収するようにしている。
この製品回収装置30によれば、ガイドチューブ31で突っ切られた製品Wを回収するようにしているので、製品Wとともに受け箱35に回収されるクーラントや切削屑の量がきわめて少なくなる。また、加工部位から離れたところや加工室の外に製品回収装置30を配置することができるので、加工中に飛散した切削屑の影響を受けにくいという利点がある。
しかしながら、この日本国特許公開平9−94704号公報に記載の製品回収装置は、エアチューブ32の途中部位で分岐管36aを分岐させて真空ポンプ36に接続しているため、ガイドチューブ31から吸い込まれた切削屑やクーラントが真空ポンプ36に吸引されて、真空ポンプ36の動作不良を引き起こすおそれがあるという問題がある。また、製品回収装置30を加工室の外側に設ける場合には、自動旋盤が大型化するという問題がある。
さらに、エアの吸引によって回収された製品Wが、高速で開閉部材39に衝突するため、製品Wに傷が付いたり変形したりするおそれがある等の問題がある。また、構造上、開閉手段と受け箱35との間に隙間があるため、勢いよく受け箱35に飛び込んだ製品Wが、受け箱35から外に飛び出してしまい、製品の回収率が低下するといった問題がある。また、さらに、開閉部材39を開閉させる機構が複雑で、装置価格を高くするという問題もある。
なお、上記の日本国特許公開平9−94704号公報の他にも、日本国特許公開昭60−76901号公報や日本国特許公開昭57−126947号公報に記載の製品回収装置が知られているが、いずれも構成が複雑であり、装置価格が高価なうえ、切削屑や、クーラントのミストで満たされる加工室内に設けるのは困難である。
また、上記公報に記載の装置の中には、チャックによって製品Wを把持して搬送する形態のものがあるが、このような装置は、製品Wの形状によっては、製品の回収が困難になるという問題を有している。
一方、製品一個分の材料を主軸に供給して、工具との相対移動によって加工を行い、加工後の製品を排出し、再び、次の材料を供給して加工を繰り返すという後者の工作機械の場合においては、短い時間で材料の供給と製品の排出を行うために、図示しない搬送用ロボットの先端に材料供給用および材料排出用の複数の把持手段を設け、主軸前方から材料の供給と製品の排出を行うようにしているのが一般的である。
しかしながら、このような方法であると、次のような問題がある。搬送用ロボットの先端に、材料供給用と製品排出用の把持手段をそれぞれ別個に、少なくとも二個以上配置する必要があり、このため、搬送用ロボットの可搬重量が大きくなってしまう。また、主軸前方における搬送用ロボットの位置決めが最低二箇所となり、制御の複雑化と主軸周りのスペースの確保が必要となる。さらに、搬送用ロボットの搬送スピードを抑える必要が生じるなど、結果として設備コストの高騰、生産性の低下などを招来してしまう。
本発明は上記の問題にかんがみてなされたもので、多種多様な製品に適用することができ、加工部位の近傍又は切削屑やクーラントのミストで満たされた加工室内への配置を可能にするとともに、切削屑の受け箱への混入を防ぎ、回収した製品に対する損傷発生を防止した、省スペースで製品の回収率も高い製品回収装置及び製品回収方法の提供を目的とする。
発明の開示
上記の目的を達成するために本発明の製品回収装置は、材料保持手段に保持された材料に対して加工を行い製品を生産する工作機械から、前記製品を回収する製品回収装置において、前記製品を受け取る製品回収管と、前記製品をエアの吸引によって前記製品回収管内に引き込むための吸引エア発生手段と、この吸引エア発生手段と前記製品回収管との間に設けられた前記製品の回収容器とを有する構成としてある。
なお、ここで、「材料保持手段」とは、ブッシュのように材料を支持するタイプのもの、コレットチャックやスクロールチャックのように材料を把持するタイプのもの、若しくはマグネットチャックや真空チャックのように材料を吸着するタイプのもの、または、これらを組み合わせたものなど、材料を保持することのできるすべての手段を含むものである。
前記回収容器にクーラントを溜めるクーラント貯留部を設けるとよい。また、前記クーラント貯留部にクーラントの排出口を設け、前記吸引エア発生手段によるエアの吸引時に前記排出口を閉じる弁を設けるとよい。
さらに、前記クーラント貯留部に貯留されたクーラント内に、前記製品回収管によって回収された製品を落下させるようにするのがよい。
また、前記回収容器の内部に、前記製品を受けるための製品受けを設け、この製品受けを前記回収容器内から取り出し自在にするのがよい。
本発明の別の実施形態では、前記製品受けの底部の少なくとも一部を、前記回収容器の底部から離して設け、前記製品とともに吸引された切削屑や塵埃のうち、前記製品より小さい前記切削屑や前記塵埃を前記製品と分離して、前記回収容器の底部に沈殿させるようにしてある。
本発明のさらに別の実施形態では、前記回収容器の屋根部を傾斜状に形成し、前記屋根部の頂部側に前記エア吸引管を接続するようにしてある。
本発明のさらに別の実施形態では、前記回収容器を、容器上部と容器下部とで形成し、前記容器上部に前記エア吸引管及び前記製品回収管を接続し、前記容器下部に製品が回収されるようにしてある。
前記容器下部と前記容器上部とを分離可能にし、前記容器下部又は前記容器上部を相対的に昇降させる昇降手段と、前記容器下部又は前記容器上部を相対的に横方向に移動させる移動手段とを設けてもよい。
また、前記容器下部を複数設けるとともに、前記容器下部又は前記容器上部を相対的に移動させて、前記容器上部の下方に前記容器下部の一つを割り出す割出し手段と、前記容器下部又は前記容器上部を相対的に昇降させる昇降手段とを設けてもよい。
本発明のさらに別の実施形態では、前記クーラント貯留部及び/又は前記製品受けを複数設けるとともに、前記クーラント貯留部及び/又は前記製品受けを移動させて所定の位置に割り出す割出し手段を設けている。
本発明の製品回収方法は、工具と材料とを相対的に移動させながら加工を行い、加工終了後に加工された製品を回収する製品回収方法において、吸引エアによって製品の回収を行うための製品回収管を、加工中の製品に対峙させて位置させ、吸引エアを発生させる吸引エア発生手段と前記製品回収管との間に製品の回収容器を配置し、前記製品を前記材料保持手段から解除するか、又は前記製品を前記材料から切り離す加工を行う際に、前記製品回収管に前記製品の一部を挿入し、前記製品の保持手段からの解除、又は切り離し加工の開始と同時もしくは切り離し加工開始後の所定のタイミングで前記吸引エア発生手段を駆動させ、前記保持手段から解除された製品又は材料から切り離された製品が前記回収容器に回収された後に、前記吸引エア発生手段を停止させる方法としてある。
発明を実施する最良の形態
以下、本発明の好適な実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第一の実施形態]
まず、第1図〜第3図及び第6図を参照しながら、本発明の第一の実施形態を説明する。
第1図は、本発明の第一の実施形態にかかる製品回収装置を備えた自動旋盤の主要部の概略図である。
製品回収装置100は、自動旋盤等の工作機械の加工室内に配置される回収容器120と、この回収容器120に接続される製品回収管102及びエア吸引管104と、エア吸引管104,回収容器120及び製品回収管102を介して製品Wを回収するための吸引エアを発生させる真空ポンプや制御弁等からなる吸引エア発生手段103とを有している。
製品回収管102及びエア吸引管104は、吸引エア発生手段103の駆動による負圧によって容易に潰れることがなく、かつ、伸縮自在で屈曲自在なフレキシブル管を用いるのが好ましい。
製品回収管102の先端には、金属又は樹脂で、製品回収管102とは別体に形成された直線状の管101が取り付けられている。この管101は、テーブル5に設けられた支持部材105によって、主軸1の軸線と同一の軸線上に支持されていて、材料である棒材Bから製品Wが突っ切られるとき、製品Wの一部が管101の孔内部に位置するようになっている。
なお、このとき、製品Wの半分以上を管101の孔内部に挿入して、突っ切り後に製品Wが落下しないようにするのが好ましい。
この管101は、孔内径が製品Wの最大径よりも若干大きくなる程度に形成されていて、棒材Bから製品Wを突っ切る際に、製品Wの先端の揺動を抑制するガイドとして作用する。このガイドによって、突っ切り加工を安定的に行うことが可能になる。また、突っ切り加工の際に生じる切削屑Rは、落下して下方に設けてある切削屑回収部に回収される。
断面円形状の回収容器120は、容器上部121と容器下部122とからなる二分割構成で、容器上部121が工作機械のテーブル等の固定部に固定され、容器下部122が容器上部121から取り外すことができるようになっている。この回収容器120は、密閉可能な構造とするため、容器上部121と容器下部122との連結部に、回収容器120内の気密性を保つパッキン等の封止部材を設けてある。
容器上部121の屋根部121aは円錐状に形成され、工作機械の加工室内に配置されたときに切削屑Rが回収容器120の上に積もりにくいようになっている。
そして、エア吸引管104は、屋根部121aの頂上に接続され、容器上部121内の屋根部121aの頂上近傍で開口している。また、製品回収管102は屋根部121aの下方で容器上部121の側面に連結されている。エア吸引管104の開口を製品回収管102の開口よりも高い位置に設けることで、製品回収管102を経て製品Wとともに回収容器120に吸引されたクーラントや切削屑R等がエア吸引管104に吸い込まれるのを防止する。その結果、吸引エア発生手段103に対する特別な防塵対策、例えば、ネットなどのフィルタ部材の取り付け及びフィルタ部材の交換などが不要となる。
第2図は、回収容器120を真上から見た平面図で、説明の便宜のためその一部を破断している。
第2図に示すように、製品回収管102は、回収容器120の中心から偏心した位置で容器上部121に連結され、エアの吸引によって回収された製品Wが、容器上部121の内壁121bに対して接線方向から回収容器120内に吸引されるようになっている。このようにすると、製品Wが内壁121bに衝突するときの角度が小さくなって、衝突時の衝撃を緩和する。
容器下部122には、製品Wとともに回収容器120内に吸引されたクーラントを溜めるクーラント貯留部123が形成されている。このクーラント貯留部123には、クーラント貯留部123に出し入れが自在な製品受け125が収容されている。製品回収管102を経て回収容器120内に吸引された製品Wは、クーラント貯留部123に落下して製品受け125に回収される。
このとき、クーラント貯蔵部123に貯留されたクーラントがクッションとして作用するので、衝突による製品Wの傷や変形を防止し、寸法精度よく加工した製品の品質を維持することができる。また、クーラント貯留部123に貯留されたクーラントによって、製品Wの酸化も防止することができる。
製品受け125は、製品を吸引回収したとき又は製品受けを取り出すときに、旋削時に発生する細かい切削屑や、研削時に発生する極微粒状の砥粒などの塵埃を製品から分離して沈殿させるため、穴あき部材で構成してある。穴あき部材としては、たとえば、製品が通過しない大きさの、メッシュ状の網や穴をあけた鋼板などを用いる。
製品Wとともに回収されたクーラントが一定量を越えたときに、越えた分のクーラントを回収容器120から排出するための排出口122aが、容器下部122の側面に形成されている。排出口122aから流出したクーラントは、クーラント流通管136を経て回収される。エア吸引時には、回収容器120の内部を気密に保つ必要がある。そのため、この実施形態の回収容器120には、エア吸引時に排出口122aを閉じる弁130が設けられている。
このとき、回収容器120の内部底面から排出口122aまでの距離を大きくとり、クーラント貯留部を深くすると、多数の回収製品を収納することができるとともに、回収時における製品どうしの衝突を確実に回避することができる。
また、排出口122aに設ける弁130は、エア吸引時には排出口122aを閉じて回収容器120の気密性を保ち、吸引エア発生手段103の駆動が停止して回収容器120の内圧が外気圧と同じか又は外気圧より高くになったときには、クーラントによって排出口122aを開くことができるものであれば、種々のものを用いることができる。吸引エア発生手段103の駆動及び停止に連動させて出力されるタイミング信号によって開閉が行われる電磁弁であってもよいし、弁体に作用する圧力差によって開閉を行う機械式のものであってもよい。
この実施形態の弁130は、第3図に示すように、容器下部122の側面に取り付けられた弁本体131と、この弁本体131の中に設けられた移動自在なボール状の弁体133と、この弁体133を、排出口122aを開く位置と閉じる位置との間で移動自在に保持する弁体受け134とを有している。弁本体131の側部には、排出口122aに連通するクーラント通路135が形成され、底部には、クーラント流通管136に連通する孔131aが形成されている。また、弁本体131の上部には、外部に連通する孔131bが形成されている。このようにすると、弁本体131の上部が解放されて前記孔131aよりクーラントがスムーズに滴下する。
弁体133は、第3図(a)に示すように、吸引エア発生手段103が駆動して回収容器120内の圧力が外圧よりも低くなったときに、クーラント通路135側に吸い寄せられて排出口122aを閉じる。
また、第3図(b)に示すように、吸引エア発生手段103が停止して回収容器120内の圧力と外気圧とが同じになったときには、弁体133の自重及び弁体133にかかるクーラントの圧力によって押され、クーラント通路135から離れて排出口122aを開く。なお、回収容器120の内部圧力が外気圧より高くなったときにも、当然、弁体133が移動して排出口122aは開く。
このようにすると、クーラント貯留部123から溢れ出したクーラントが、排出口122aからクーラント流通管136に流出して回収される。
上記構成の弁130によれば、弁体133の開閉を行うための駆動装置を設ける必要がなく、簡素で安価な装置とすることができるという利点がある。
また、図示はしていないが、管101の口部に向けて圧縮空気を噴出するエア噴出手段を設けることもできる。このように、エア噴出手段を設けておき、エア吸引の停止と同時にエアを製品回収管102に噴出すると、回収容器120の内部圧力を外気より高くして排出口122aを開くとともに、製品回収管102の内部に付着しているクーラントや切削屑を吹き飛ばし、管内を清掃する。
[回収方法の説明]
次に、本発明の製品回収方法を、上記構成の製品回収装置の作用とともに、第6図を参照しながら説明する。
第6図は、棒材Bをガイドブッシュ6から所定長さ突出させた状態で加工を開始し、棒材Bから製品Wを切り離して回収するまでの1サイクルにおける製品回収装置100の動作を説明する流れ図である。
棒材Bを所定長さガイドブッシュ6から突出させた状態で図示しない主軸のチャックを閉じて棒材Bを把持するとともに、クーラントノズル8から加工部位に向けてクーラントを噴射させて、一連の動作を開始させる(ステップS10)。
次いで、切削バイト等の工具Tを加工位置に割り出し、主軸台2のZ軸方向の移動と、工具TのX方向の移動とによって、所定の加工を行う(ステップS11)。
切削加工が終了すれば(ステップS12)、突切バイト等の突っ切り用の工具Tを加工位置に割り出し(ステップS13)、突っ切り加工を開始する(ステップS14)。
なお、このとき、製品Wの先端が管101の孔内に挿入されてガイドされているので、突っ切り時に製品Wに加えられる力による製品Wの揺動が抑制される。
工具Tの切り込み深さが所定寸法に達したときに(ステップS15)、吸引エア発生手段103がエアの吸引を開始する(ステップS16)。
突っ切りが完了して(ステップS17)、製品Wが棒材Bから切り離されると製品Wが管101及び製品回収管102を通って回収容器120に吸引される。
吸引された製品Wは、回収容器120の内壁121bにほぼ接線方向から小さい角度で衝突するので、製品Wが内壁121bに衝突したときの衝撃を小さくして、製品Wの傷付きや変形を防止する。製品Wはクーラント貯留部123に落下して製品受け125によって回収されるが、落下による衝撃は、クーラント貯留部123に貯留されたクーラントによって吸収される。
製品Wの突っ切りが完了して製品Wが回収容器120に回収されると、吸引エア発生手段103がエアの吸引を停止する(ステップS18)。
続いて、吸引エア発生手段103によるエアの吸引が停止すると同時に、図示しないエア噴出手段から、管101の先端開口部に向けて圧縮空気が噴出される(ステップS19)。この圧縮エアは、製品回収管102の内部を清掃しながら回収容器120の内部に達し、容器内部の圧力を高めて排出口122a開かせ、クーラントを排出させる(ステップS20)。
以上で、一連の動作が終了する(ステップS21)。以後、上記の動作を繰り返す。
このように、本発明の製品回収装置はきわめて簡単な制御で製品の回収を行うことが可能である。
製品受け125に一定個数の製品Wが回収されたときは、容器下部122を容器上部121から取り外し、製品Wをクーラント貯留部123から製品受け125ごと取り出す。このようにすると、回収容器120を工作機械に設置したまま、製品受け125を取り出すだけで製品Wを回収容器120から取り出すことが可能となり、便利である。
吸引エアは、製品Wだけでなく、その周囲のエアも吸い込むため、回収容器120には、微量ながら、切削屑等Rやクーラントが吸引される。しかし、製品受け125は、穴あき部材で形成してあるので、製品受け125を容器下部122取り出すときには、クーラントや切削屑等Rは製品と分離され容器下部122の内面底部に溜められる。
クーラントは、クーラント貯留部123に落下して溜められ、一定量を超えると、排出口122aから排出される。また、切削屑等Rは、クーラント貯留部123内に落下して沈殿する。ある程度溜まったところで、容器下部122を容器上部121から取り外してクーラント貯留部123を洗浄して廃棄する。
[第二の実施形態]
次に、本発明の第二の実施形態を、第4図を参照しながら説明する。
この第二の実施形態は、回収容器220が異なるだけで、他の構成については第一の実施形態と同じであるので、共通する部分及び部材には同一の符号を付して、詳しい説明は省略する。
第4図は、本発明の製品回収装置の第二実施形態にかかり、回収容器の構成の説明図である。
回収容器220は、容器上部221と容器下部222とからなり、容器上部221は円錐状の屋根部221aを有している。そして、この屋根部221aの頂部にエア吸引管104が接続され、容器上部221の側面に製品回収管102が接続されている。
容器下部222には、クーラントが貯留されるクーラント貯留部223が形成され、クーラントを排出する排出口222aよりも上方に、かご状の製品受け225が配置されている。製品回収管102からエアによって回収容器220に吸引された製品Wは、製品受け225に落下して回収される。
エアによって回収容器220に吸引されたクーラント及び切削屑Rは、かご状の製品受け225を通過してクーラント貯留部223に落下する。この実施形態の製品回収装置は、回収された時点でクーラントと製品Wとが分離されるので、傷や変形の付きにくい製品Wについて有効である。
[第三の実施形態]
次に、本発明の第三の実施形態を、第5図を参照しながら説明する。
この第三の実施形態は、回収容器320が異なるだけで、他の構成については第一の実施形態と同じであるので、共通する部分及び部材には同一の符号を付して、詳しい説明は省略する。
第5図は、本発明の製品回収装置の第三実施形態にかかり、回収容器の構成の説明図である。
回収容器320は、容器上部321と容器下部322とからなり、容器上部321は一方向に傾斜する屋根部321aが形成されている。そして、この屋根部321aの頂部にエア吸引管104が接続され、屋根部321aの途中部位に、製品回収管102が接続されている。製品回収管102及びエア吸引管104はともに上下方向を向くように回収容器320に接続されている。また、この実施形態においても、エア吸引管104の開口104aが製品回収管102の開口102aよりも高いところに位置している。
容器下部322には、クーラントが貯留されるクーラント貯留部323が形成されている。そして、クーラント貯留部323の底部から少し浮かせた状態で、製品受け325が配置されている。
製品回収管102からエアによって回収容器320に吸引された製品Wは、製品受け325に落下して回収される。エアによって回収容器320に吸引されたクーラント及び切削屑Rは、かご状の製品受け325を通過してクーラント貯留部323に落下する。回収容器320に吸引された製品Wは、直接製品受け325に落下するが、クーラント貯留部323のクーラントによって衝撃が緩和されるので、製品Wに傷が付いたり変形したりするおそれはない。
第4図及び第5図に示す第二及び第三の実施形態では、製品受け225,325を容器下部222,322に設けた突起222b,322bで支持することによって製品受け225,325と容器内面底部との間に切削屑等Rの沈殿スペースを形成してある。しかし、この切削屑等Rを沈殿させるためのスペースは、容器内面底部に凹部を形成したり、製品受け225,325に脚をつけたりして形成してもよい。切削屑等Rは、容器内面底部の中央に集まる傾向にあるので、中央部付近のみに沈殿用のスペースを形成するようにしてもよい。
なお、第4図及び第5図を参照しながら説明した第二及び第三の実施形態の製品回収装置における作用は、第6図を参照しながら説明した第一実施形態の製品回収装置の作用と同じであるので、ここでは説明は省略する。
[第四の実施形態]
次に、本発明の第四の実施形態を、第7図を参照しながら説明する。
第7図は、本発明の製品回収装置の第四実施形態にかかり、回収容器の構成の説明図である。
回収容器420は、容器上部421と容器下部422とから構成されている。
容器上部421は一側に向けて傾斜する屋根部421aを有している。容器上部421内には、有底円筒状の内部容器424が設けられていて、屋根部421aの頂部近傍に接続されたエア吸引管104が、内部容器424の上底部を貫通して延びている。
また、製品回収管102が、容器上部421の側面から内部容器424の側面を貫通して延びている。この実施形態においても、内部容器424内において、エア吸引管104の開口104aが製品回収管102の開口102aよりも上方に位置している。
容器下部422と連結される容器上部421の底部には、内部容器424の開口424aに対応する部分に孔が形成された遮蔽板421bが取り付けられ、エアの吸引時に、内部容器424の周囲の空間部分421cのエアが、容器下部422に流入しないようになっている。
容器下部422には、クーラントが貯留されるクーラント貯留部423が形成されている。また、回転軸427によって割り出し回転が自在な回転テーブル429が設けられ、クーラントの排出口422aよりも高い位置でかご状の製品受け425を保持するようになっている。回転テーブル429には、製品受け425が複数載置され、回転軸427とともに回転テーブル429が割り出し回転を行うことで、製品受け425を順番に内部容器424の真下に位置させる。
上記構成の製品回収装置の作用及びこの製品回収装置による製品の回収方法を、第8図を参照しながら説明する。
第8図は、棒材Bを所定長さガイドブッシュ6から突出させた状態で加工を開始し、製品Wを回収するまでの1サイクルにおける製品回収装置の動作を説明する流れ図である。
第8図の流れ図において、ステップS10〜S20までは第6図を参照しながら説明した先の実施形態のステップと変わりがないので、ここでは詳しい説明は省略する。
一つの製品受け425に回収された製品Wの個数は、工作機械の制御装置がカウントしている製品Wの加工個数から判断することができる。例えば、現在のカウント数から前回の製品受け425の切り換え時における製品Wの加工個数を差し引くようにすればよい。そして、製品受け425内の製品Wの個数が予め設定された個数に達したときに(ステップS21)、図示しない駆動体を駆動して回転テーブル429を回転させ、次の製品受け425を内部容器424の真下に割り出す(ステップS22)。
なお、製品受け425の割出し制御のタイミングは、プログラムによって予め決められた個数の加工終了に基づく制御に限らず、加工対象製品の変更、加工プログラムの変更、工具の摩耗などによる加工製品の寸法変化による区分け、あるいは、工作機械や工具の異常発生、例えば、主軸の回転又は軸線方向送りの過負荷検出、工具折損による工具自動交換など、いろいろなタイミングで行うことができる。
以上で、一連の動作が終了する(ステップS23)。以後、上記の動作が繰り返される。
この実施形態によれば、複数の製品受けを割り出し回転させながら順次交換することで、多数個の製品を回収することができるようにしたもので、長時間の連続無人運転に適している。そして、一つの製品受けに回収された製品は、加工を停止させることなく、機外に取り出すことが可能である。
[第五の実施形態]
次に、本発明の第五の実施形態を、第9図及び第10図を参照しながら説明する。
第9図は、本発明の第五の実施形態にかかる製品回収装置の概略側面図、第10図は、第9図の製品回収装置を下面側から見た平面図である。
この実施形態において回収容器520は、上下に分離が可能な容器上部521と容器下部522とから構成されている。また、製品回収装置500は、容器上部521に対して容器下部522を下降させ、横方向に移動させて製品を取り出しやすくするための昇降・移動手段550を有している。
容器上部521は、自動旋盤のベース4(第1図参照)等の固定部に取り付けられた支持プレート555によって支持されている。エア吸引管104は、容器上部521の頂部に連結され、製品回収管102は、エア吸引管104よりも下方で、容器上部521の側面に連結されている。また、弁130は、先の実施形態と同様に、容器下部522に設けられている。
昇降・移動手段550は、容器上部521の近傍で支持プレート555に支持されたガイドスリーブ556と、このガイドスリーブ556の上下方向の貫通孔556bを挿通して設けられた軸552と、この軸552の上端に設けられたハンドル551と、このハンドル551と支持プレート555との間で軸552に嵌装され、軸552を常時上方に付勢するばね553とを有している。
軸552は、ガイドスリーブ556の貫通孔556bに案内されながら昇降自在かつ回転自在である。容器下部522は、取付部材559を介して、この軸552の下端に取り付けられている。したがって、容器下部522は、軸552とともに昇降自在かつ回転自在である。
ガイドスリーブ556の外周面には、その下端から途中高さ位置まで、溝556aが鉛直上下方向に形成されている。また、軸552の外周面には、溝556aに係脱自在な係合ピン557が設けられている。容器下部522は、ハンドル551を操作して係合ピン557を溝556aに位置合わせしたときに、容器上部521のほぼ真下に位置するように、位置決めして軸552に取り付けられている。軸552に対する容器下部522の取り付け位置を微調整できるように、取付部材559はボルト等で軸552に取り付けられるのがよい。
上記態様により、ハンドル551を操作しながら係合ピン557を溝556aに位置合わせし、係合ピン557と溝556aとが係合した状態で軸552を上昇させると、これにともなって容器下部522が、横方向の移動(回転)を規制されながら、容器上部521に向かって鉛直方向に上昇し、容器上部521と嵌合する。
容器下部522は、ばね553の付勢力によって容器上部521に押し付けられる。製品の加工中は、吸引エアによる回収容器520内の気圧と外気圧との気圧差によって、容器上部521と容器下部522が互いに強固に押し付けられるので、製品回収の作業中に、容器下部522が容器上部521から外れるという不都合は生じない。
なお、容器下部522の上端と嵌合する容器上部521の下端には、容器下部522の開口部522aに嵌入される嵌合凸部560を形成するとよい。そして、この嵌合凸部560の外周面に、容器下部522の開口部522aに嵌め込まれたときに、開口部522aの内周面と密接するオイルシール561を設けるとよい。このようにすることで、嵌合凸部560と開口部522aの内周面との間からエアやクーラントが漏れないようにすることができる。
容器下部522から製品を取り出す際には、エアの吸引を停止させ、ハンドル551を操作して、ばね553の付勢力に抗して容器下部522を押し下げる。これにより、容器下部522と容器上部521とが分離される。そして、係合ピン557が溝556aの下端から離脱したところで、軸552を回転させて、容器下部522を容器上部521に対して横方向に移動させる。これにより、図10の平面図中仮想線で示すように、容器下部522が容器上部521から横方向にオフセットした状態になり、製品の取り出しが容易になる。
容器下部522からの製品の取り出しをさらに容易にするために、籠状の製品受け525を容器下部522内に挿入するとよい。また、この製品受け525の上端に、可撓性を有する例えば紐状の取手526を取り付けるとよい。このようにすることで、容器下部522に回収された製品を一度に取り出すことができるとともに、容器下部522内に貯まったクーラントと製品とを容易に分離することができる。
なお、上記の説明で溝556aは鉛直上下方向に直線状に延びるものとして説明したが、溝556aを途中部位で斜め方向に屈曲させることで、容器下部522を下降させながら、容器上部521に対して横方向に移動させるようにすることができる。
上記構成の製品回収装置500は、自動旋盤の加工室内に設置してもよいが、自動旋盤の外側に、自動旋盤とは独立して設けることも可能である。
第11図は、自動旋盤の外側に製品回収装置500を設置した一例を示す図である。
第11図に示すように、自動旋盤の加工室を遮蔽する本体カバー10の外側に、ケース510が着脱可能に取り付けられ、このケース510内に製品回収装置500が収容されている。
ケース510には、開閉自在な蓋511がその上部に設けられているとともに、ケース510とともに製品回収装置500を持ち運びできるように、取手512が蓋511に設けられている。
そして、支持プレート555がケース510の内周面に固定されていて、この支持プレート555に回収容器520が取り付けられている。製品回収管102は、自動旋盤の本体カバー10からケース510の下部に形成された孔を挿通して、容器上部521の側面に連結されている。また、エア吸引管104が、前記孔を挿通して容器上部521の頂部に連結されている。したがって、自動旋盤の加工室で加工された製品Wは、吸引エアによって管101及び製品回収管102を経て、本体ケース10の外側の容器下部521に回収される。
製品Wを取り出す際には、ケース510の蓋511を開き、上記した手順でハンドル551を操作して、容器上部521と容器下部522とを分離させる。
このように、本発明の製品回収装置は小型かつコンパクトにすることができるので、自動旋盤等の工作機械の加工室に限らず、前記工作機械の外側等、任意適当な位置に配置することが可能である。
[第六の実施形態]
次に、本発明の第六の実施形態を、第12図及び第13図を参照しながら説明する。
第12図は、本発明の第六の実施形態にかかる製品回収装置の概略側面図、第13図は、第12図の製品回収装置を底面側から見た平面図である。
この実施形態の製品回収装置600は、第四の実施形態の製品回収装置400と同様に、複数の製品受けを割り出し回転させながら順次交換することで、多数個の製品を回収することができるようにしたもので、長時間の連続無人運転に適している。そして、一つの製品受けに回収された製品は、加工を停止させることなく、機外に取り出すことが可能である。
この第六の実施形態の製品回収装置600が第四の実施形態の製品回収装置400と異なるところは、第四の実施形態の製品回収装置400では、容器下部422の内部に複数の製品受け425が設けられていて、製品受け425が容器下部422の内部で割り出し回転されるのに対し、この第六の実施形態の製品回収装置600では、容器上部621と分離可能な複数の容器下部622を有し、この容器下部622を順次割り出し回転させながら製品Wを回収するようにしているところにある。
第12図に示すように、回収容器620は、上下に分離が可能な容器上部621と容器下部622とを有している。容器上部621は、自動旋盤のベース等の固定部に取り付けられた支持プレート655によって支持されていて、下部容器622はこの容器上部621に対して昇降自在であるとともに、割り出し回転自在に設けられている。
先の実施形態と同様に、製品回収管102は、容器上部621の側面に連結され、エア吸引管104は容器上部621の頂部に連結されている。また、この実施形態では、クーラントを回収する弁130が容器上部621の下端に設けられている。
支持プレート655には、容器上部621の近傍に、回転軸627が設けられている。そして、この回転軸627の下端に、容器下部522を割り出し回転するための回転テーブル629が取り付けられている。
回転テーブル629には、複数(この実施形態では四つ)のホルダ孔629aが形成され、各ホルダ孔629aに容器下部622が挿入されて保持されるようになっている。すなわち、容器下部622の開口622aの周縁に、外側に張り出す鍔部622bが形成されていて、この鍔部622bが回転テーブル629のホルダ孔629aの孔周縁に係合することで、容器下部622が回転テーブル629に着脱自在に保持される。
回転テーブル629を割り出し回転させる割り出し回転手段は、支持プレート655に取り付けられたモータ631と、このモータ631の回転軸に取り付けられた駆動側プーリ632bと、回転軸627に取り付けられた従動側プーリ632aと、これらプーリ632a,632bに巻掛けられたタイミングベルト633とを有している。
モータ631が駆動して回転軸が所定角度回転すると、この回転は駆動側プーリ632b,タイミングベルト633及び従動側プーリ632aを介して回転軸627及び回転テーブル629に伝えられる。
また、支持プレート655には、容器上部621の近傍に、ブラケット等を介してシリンダ651が下向きに取り付けられている。また、支持プレート655には、シリンダ651の進退移動自在なピストンロッド651aと同心状の貫通孔を有するガイドスリーブ656が取り付けられている。このガイドスリーブ656には、昇降自在な軸652が挿入され、その頭部がピストンロッド651aに対峙している。この軸652は、ガイドスリーブ656の大径孔に嵌装されたばね653によって常時上方に付勢されている。また、ガイドスリーブ656の外周面には、下端から軸線方向にガイド溝656aが形成され、このガイド溝656aに軸652の側面に形成された係合ピン657が常時係合している。軸652は、係合ピン657がガイド溝656aに常時係合することによって、回転しないように規制されている。
軸652の下端には、水平方向に延びるアーム状の取付部材659が取り付けられ、その先端に係合溝658aを有する係合部材658が取り付けられている。一方、容器下部622の底部には、係合部材658の係合溝658aと係合できる円板状の被係合部623が設けられている。
係合部材658の係合溝658aは、容器下部622の割り出し回転にともなう被係合部623の移動経路L上に設けられていて、容器下部622が容器上部621の真下位置に移動する際に、被係合部623が係合溝658aに挿入されるようになっている。
次に、上記構成の製品回収装置による製品の回収手順を説明する。なお、製品の加工を開始してから容器下部622を割り出し回転させるまでの主な手順については、第四の実施形態において説明した第8図の手順とほぼ同じであるので、ここでは詳しい説明は省略する。
回転テーブル629の割り出し回転を行うに先立ち、シリンダ651を駆動させてピストンロッド651aで軸652を押し下げる。これにより、係合部材658の係合溝658aが、被係合部623の移動経路L上に位置する。
次に、モータ631を駆動して回転テーブル629を割り出し回転させ、容器下部622を容器上部621の真下位置に割り出す。これにより、被係合部623が係合溝658a内に進入し、係合部材658と被係合部623とが係合可能な状態になる。
この状態で、シリンダ651を駆動させ、ピストンロッド651aを縮退させると、ばね653の付勢力によって軸652が上昇し、取付部材659によって容器下部622が押し上げられる。そして、容器下部622の開口622aには容器上部621の嵌合凸部660が挿入され、オイルシール661で密封された状態で、容器上部621に容器下部622が嵌め付けられる。
以後、エアの吸引を開始させて、製品の加工が開始される。この実施形態においても第五の実施形態と同様、エアの吸引による内外の気圧差により、容器下部622が製品の回収中に容器上部621から外れるということはない。
一つの容器下部622に回収された製品Wの個数は、工作機械の制御装置がカウントしている製品Wの加工個数から判断することができる。容器下部622内の製品Wの個数が予め設定された個数に達したときに、シリンダ651を駆動させて容器下部622を下降させる。容器下部622は、係合部材658と被係合部623とが係合することで、強制的に押し下げられる。この後、上記した手順で回転テーブル629を割り出し回転させ、容器上部621の真下に次の容器下部622を位置させる。
製品Wは、容器下部622を回転テーブル629から取り外すことによって、容易に製品回収装置600から取り出すことができる。もちろん、容器下部622のそれぞれに、前記の実施形態と同様の籠状の製品受けを設け、この製品受けとともに製品Wを容器下部622から取り出すようにしてもよい。
なお、容器下部622の割出し制御のタイミングは、第四の実施形態でも説明したように、プログラムによって予め決められた個数の加工終了に基づく制御には限られない。加工対象製品の変更、加工プログラムの変更、工具の摩耗などによる加工製品の寸法変化による区分け、あるいは、工作機械や工具の異常発生、例えば、主軸の回転又は軸線方向送りの過負荷検出、工具折損による工具自動交換など、いろいろなタイミングで行うことができる。
[第七の実施形態]
次に、本発明の第七の実施形態を、第14図を参照しながら説明する。
第14図は、本発明の第七の実施形態にかかる製品回収装置の概略図である。
第1図に示した第一の実施形態の製品回収装置100と同一部材、同一部位には同一の符号を付して詳しい説明は省略する。
本発明は、第一の実施形態で示したような主軸移動形の自動旋盤に限らず、第14図に示すような主軸固定形の自動旋盤にも適用が可能である。
第14図に示す自動旋盤は、コラム7′に主軸頭2′が取り付けられ、この主軸頭2′に主軸1′が回転自在に支持されている。また、主軸1′に対してX方向及びZ方向に移動自在な刃物台4′が設けられ、この刃物台4′に切削バイトや突っ切りバイト等の複数の工具Tが割り出し自在に装着されている。
第14図に示すような自動旋盤では、管101をZ軸方向に進退移動自在にし、この管101を進退移動させるための駆動部150を設けるとよい。
この駆動部150は、テーブル5等の工作機械の固定部に取り付けられたシリンダ151と、このシリンダ151の伸縮自在なピストンロッド151aに取り付けられた支持部材152とを有している。管101は、支持部材152に取り付けられ、シリンダ151の駆動によるピストンロッド151aの進退移動とともに、主軸軸線上でZ方向に進退移動する。
この実施形態では、突っ切り用の工具の割り出し(第6図のステップS13参照)と同時にシリンダ151を駆動してピストンロッド151aを伸長させ、第14図(a)に示すように、製品Wの先端を管101の孔内に挿入する。このようにすると、突っ切り加工中における製品Wの先端の揺動を抑制することができる。そして、第14図(b)に示すように、棒材Bから切り離された製品Wが回収された後、吸引エア発生手段103の停止(第6図のステップS18参照)とともにピストンロッド151aを縮退させてる。
なお、上記した駆動部150は、主軸移動形の工作機械に設けてもよい。第15図に、主軸移動形の工作機械の製品回収装置に駆動部150を設けたものを概略図で示す。
このようにすることで、製品Wの加工中には管101を加工部位から離れた位置に退避させておくことができる。そのため、クーラントや切削屑Rが管101の孔内に侵入しないようにすることができ、エア吸引時に製品Wとともに回収容器120に吸引されるクーラント及び切削屑Rの量をさらに少なくすることができるという利点がある。
管101が退避位置にあるときには管101の先端にカバーをしておき、管101が主軸1側に移動する際に前記カバーから管101の先端が突出するように構成することで、製品Wの加工中におけるクーラント及び切削屑Rの管101の孔内への侵入を無くすことができる。
本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明は上記の実施形態により何ら限定されるものではない。
たとえば、本発明が適用される工作機械の一例として自動旋盤を挙げたが、材料から製品を連続加工する工作機械であれば、自動旋盤に限らず、他のタイプの旋盤あるいは研削盤等のあらゆる種類の工作機械に適用が可能である。また、縦型、横型、主軸固定型、主軸移動型のあらゆるタイプの工作機械及びタレット刃物台又はくし歯刃物台を有するいずれのタイプの工作機械にも適用が可能である。さらに、切削や研削加工を行う工作機械以外の機械、例えば、プレス加工を行う機械や、複数のパーツを圧接して一個の製品にする圧接加工を行う機械などにも適用が可能である。
また、自動旋盤においても、くし歯形刃物台を有するタイプ又はタレット刃物台を有するタイプのいずれでもあってもよい。また、主軸軸線が水平方向の横型に限らず、主軸軸線が上下方向の縦型であってもよい。
さらに、吸引エア発生手段として真空ポンプを例に挙げて説明したが、吸引エアを発生させることができるのであれば、例えば、エア吸引管から外気に向けて高速で圧縮エアを流して回収容器内の圧力を低くし、これによって、製品供給管からエアを吸引するようにしてもよい。
また、管101は、製品回収管102とは別体に形成され、製品回収管102の先端に取り付けられるものとして説明したが、製品回収管102の先端の一部を直線状に形成して管状の部分を形成するものとしてもよい。
さらに、第五及び第六の実施形態のように、回収容器を容器上部と容器下部に分離できるようにした場合は、容器上部又は容器下部のいずれか一方を昇降自在又は横方向に移動自在にしてもよいし、双方を昇降自在又は横方向に移動自在にしてもよい。また、この場合、容器上部又は容器下部を昇降させる昇降手段は、上記説明のものに限られず、カムやボールねじ・ナット機構,リニアモータ等を利用した他の昇降手段であってもよい。
また、第四及び第六の実施形態のように、容器下部や製品受け等を複数設けた場合の割り出し駆動手段についても、上記説明のものに限られるものではなく、容器下部や製品受け等を所定位置に割り出すことができるものであれば、ベルトコンベア等の他の駆動手段を用いることができる。
さらに、第五及び第六の実施形態では、シリンダによって容器下部を強制的に押し下げるように構成しているが、容器上部と容器下部とを強制的に分離させることが可能であればこの構成に限られず、例えば、容器上部と容器下部との間にばね等の弾性手段を介在させ、この弾性手段の弾発力で容器下部を押し下げるようにしてもよい。
本発明は、上記のように構成されているので、棒材等の材料から切り離された製品をエアの吸引により、切削屑やクーラントと分離した形で回収することが可能である。また、回収容器は密閉されているので、回収された製品が回収容器の外に飛散するということもなく、製品の回収率の向上を図ることができる。
また、製品回収装置の小型化が可能で、かつ、回収容器も密閉されていることから、加工部位の近傍や加工室へ回収容器を設けることが可能である。
さらに、本発明の製品回収装置及び製品回収方法は、きわめて簡単な制御で製品の回収を行うことが可能である。
産業上の利用可能性
本発明は、加工後に、製品を主軸チャックやテーブル等から取り出して回収する、あるゆる種類の加工機械に適用が可能である。また、本発明の装置及び方法によって回収可能な製品は、吸引エアの強さを変えることによって種々製品を対象とすることができるが、特に、時計の部品や携帯電子機器の部品のように、小型で軽量の製品の回収に適している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第一の実施形態にかかる製品回収装置を備えた自動旋盤の主要部の概略図である。
第2図は、第1図の回収容器を真上から見た一部破断の平面図である。
第3図は、クーラントの排出口の開閉を行う弁の構成及び作用の説明図で、(a)は排出口を閉じた状態、(b)は排出口を開いた状態を示す断面図である。
第4図は、本発明の製品回収装置の第二実施形態にかかり、回収容器の構成の説明図である。
第5図は、本発明の製品回収装置の第三実施形態にかかり、回収容器の構成の説明図である。
第6図は、第1図〜第5図の製品回収装置の作用を説明する流れ図である。
第7図は、本発明の製品回収装置の第四実施形態にかかり、回収容器の構成の説明図である。
第8図は、第7図の製品回収装置の作用を説明する流れ図である。
第9図は、本発明の第五の実施形態にかかる製品回収装置の概略側面図である。
第10図は、第9図の製品回収装置を下面側から見た平面図である。
第11図は、自動旋盤の外側に第9図の製品回収装置を設置した一例を示す図である。
第12図は、本発明の第六の実施形態にかかる製品回収装置の概略側面図である。
第13図は、第12図の製品回収装置を下面側から見た平面図である。
第14図は、本発明の第七の実施形態にかかる製品回収装置の概略図である。
第15図は、本発明の製品回収装置を主軸移動形の工作機械に設けた実施形態にかかり、当該工作機械の主要部の概略図である
第16図は、本発明の従来例にかかり、製品回収装置を備えた自動旋盤の要部の概略図である。
第17図は、本発明の従来例にかかり、日本国特許公開平9−94704号公報に開示されている製品回収装置の概略図である。
Claims (30)
- 材料保持手段に保持された材料に対して加工を行い製品を生産する工作機械から、前記製品を回収する製品回収装置において、
前記製品を受け取る製品回収管と、
前記製品をエアの吸引によって前記製品回収管内に引き込むための吸引エア発生手段と、
この吸引エア発生手段と前記製品回収管との間に設けられた前記製品の回収容器とを有すること、
を特徴とする製品回収装置。 - 前記回収容器を、密閉可能な構造としたことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の製品回収装置。
- 前記回収容器にクーラントを溜めるクーラント貯留部を設けたことを特徴とする請求の範囲第1項又は2に記載の製品回収装置。
- 前記クーラント貯留部にクーラントの排出口を設け、前記吸引エア発生手段によるエアの吸引時に前記排出口を閉じる弁を設けたことを特徴とする請求の範囲第3項に記載の製品回収装置。
- 前記排出口が前記クーラント貯留部の側面に形成され、前記弁が、前記排出口の開閉を行う弁体とこの弁体を移動自在に保持する本体とを有し、エアの吸引によって前記回収容器内の圧力が外気圧よりも低くなったときに前記弁体が前記排出口を閉じ、前記回収容器内の圧力が外気圧力と同じか又は外気圧より高くなったときに、前記クーラント貯留部のクーラントによって前記弁体が前記排出口を開くことを特徴とする請求の範囲第4項に記載の製品回収装置。
- 前記クーラント貯留部に貯留されたクーラント内に、前記製品回収管によって回収された製品を落下させるようにしたことを特徴とする請求の範囲第3項〜第5項のいずれかに記載の製品回収装置。
- 前記回収容器の内部に、前記製品を受けるための製品受けを設け、この製品受けを前記回収容器内から取り出し自在にしたことを特徴とする請求の範囲第1項〜第6項のいずれかに記載の製品回収装置。
- 前記製品受けを、前記製品より小さい切削屑等の流出を可能とした穴明き部材で形成したことを特徴とする請求の範囲第7項に記載の製品回収装置。
- 前記製品受けの底部の少なくとも一部を、前記回収容器の底部から離して設け、前記製品とともに吸引された切削屑や塵埃のうち、前記製品より小さい前記切削屑や前記塵埃を前記製品と分離して、前記回収容器の底部に沈殿させることを特徴とした請求の範囲第7項又は第8項に記載の製品回収装置。
- 前記回収容器の内部を円筒状に形成し、前記製品回収管を介して吸引された製品が、前記回収容器の内壁に対して実質的に接線方向から衝突するように、前記製品回収管を設けたことを特徴とする請求の範囲第1項〜第9項のいずれかに記載の製品回収装置。
- 前記吸引エア発生手段に接続されたエア吸引管の開口が、前記回収容器内で、前記製品回収管の開口よりも上方に位置するように、前記回収容器に前記エア吸引管と前記製品回収管とを接続したことを特徴とする請求の範囲第1項〜第10項のいずれかに記載の製品回収装置。
- 前記回収容器の屋根部を傾斜状に形成したことを特徴とする請求の範囲第1項〜第11項のいずれかに記載の製品回収装置。
- 前記回収容器の屋根部を傾斜状に形成し、前記屋根部の頂部側に前記エア吸引管を接続したことを特徴とする請求の範囲第11項に記載の製品回収装置。
- 前記製品回収管の先端に、前記材料保持手段に保持されている製品の一部が挿入される管状部分を形成したことを特徴とする請求の範囲第1項〜第13項のいずれかに記載の製品回収装置。
- 前記管状部分の少なくとも一部が、前記材料保持手段に保持されている前記製品の自由端の揺動を抑制するガイドとして形成されていることを特徴とする請求の範囲第14項に記載の製品回収装置。
- 前記管状部分を前記材料に対して進退移動自在に設けたことを特徴とする請求の範囲第14項又は第15項に記載の製品回収装置。
- 前記管状部分を進退移動させる駆動手段を設け、前記製品を受け取るための吸引を行う前に前記材料保持手段に保持されている前記製品の一部を挿入することを特徴とする請求の範囲第16項に記載の製品回収装置。
- 前記製品が、前記材料保持手段に対し前方から供給された材料に加工が施されたものであって、前記管状部分が、前記製品が前記保持手段から排出されるタイミングで前記駆動手段によって駆動されことにより前記製品に接近し、前記製品の一部が前記管状部分に挿入されることを特徴とした請求の範囲第14項に記載の製品回収装置。
- 前記製品が、前記材料保持手段に対し後方から供給された棒状材料に、棒状材料からの製品切り離しを含む加工が施されたものであって、前記管状部分が、前記製品を前記棒状材料から切り離すための突っ切り加工と同時又は突っ切り加工開始後の所定のタイミングで前記駆動手段によって駆動されることにより前記製品に接近し、前記製品の一部が前記管状部分に挿入されることを特徴とした請求の範囲第14項に記載の製品回収装置。
- 前記回収容器を、容器上部と容器下部とで形成し、前記容器上部に前記エア吸引管及び前記製品回収管を接続し、前記容器下部に製品が回収されるようにしたことを特徴とする請求の範囲第1項〜第19項のいずれかに記載の製品回収装置。
- 前記容器下部と前記容器上部を分離可能にし、前記容器下部又は前記容器上部を相対的に昇降させる昇降手段と、前記容器下部又は前記容器上部を相対的に横方向に移動させる移動手段とを設けたことを特徴とする請求の範囲第20項に記載の製品回収装置。
- 前記容器下部を複数設けるとともに、前記容器下部又は前記容器上部を相対的に移動させて、前記容器上部の下方に前記容器下部の一つを割り出す割出し手段と、前記容器下部又は前記容器上部を相対的に昇降させる昇降手段とを設けたことを特徴とする請求の範囲第21項に記載の製品回収装置。
- 前記昇降手段が、前記容器下部に設けられた被係合部と、この被係合部の移動経路上に設けられ、前記容器下部が前記所定位置に割り出されたときに前記被係合部と係合可能になる係合部と、前記係合部と前記被係合部を係合させた状態で前記容器下部を上昇又は下降させる駆動機構とを有することを特徴とする請求の範囲第22項に記載の製品回収装置。
- 前記クーラント貯留部及び/又は前記製品受けを複数設けるとともに、前記クーラント貯留部及び/又は前記製品受けを移動させて所定の位置に割り出す割出し手段を設けたことを特徴とする請求の範囲第1項〜第20項のいずれかに記載の製品回収装置。
- 前記吸引エア発生手段を、前記製品の切り離し加工の開始のタイミングで作動させ、切り離した前記製品の回収した後に停止させることを特徴とする請求の範囲第1項〜第24項のいずれかに記載の製品回収装置。
- 工具と材料とを相対的に移動させながら加工を行い、加工終了後に加工された製品を回収する製品回収方法において、
吸引エアによって製品の回収を行うための製品回収管を、加工中の製品に対峙させて位置させ、
吸引エアを発生させる吸引エア発生手段と前記製品回収管との間に製品の回収容器を配置し、
前記製品を前記材料保持手段から解除するか、又は前記製品を前記材料から切り離す加工を行う際に、前記製品回収管に前記製品の一部を挿入し、
前記製品の保持手段からの解除、又は切り離し加工の開始と同時もしくは切り離し加工開始後の所定のタイミングで前記吸引エア発生手段を駆動させ、
前記保持手段から解除された製品又は材料から切り離された製品が前記回収容器に回収された後に、前記吸引エア発生手段を停止させること、
を特徴とする製品回収方法。 - 前記製品回収管の管状部分に圧縮エアを噴出するエア噴出手段を配置し、前記吸引エア発生手段の停止と同時に前記エア噴出手段から圧縮エアを前記吸引管内部に噴出し、前記回収容器内の空気圧を高めて前記弁体の排出口を開かせてクーラントを回収容器外へ排出するとともに、前記製品回収管の内部を圧縮エアで清掃することを特徴とした請求の範囲第26項に記載の回収方法。
- 前記回収容器にクーラント貯留部を設け、このクーラント貯留部に溜められたクーラントが所定量を越えたときに、前記クーラント貯留部に設けられた排出口を開いて前記クーラントを排出し、前記吸引エア発生手段が駆動したときには、前記回収容器内の圧力と外気圧力との差圧によって、前記排出口を閉じて、前記回収容器の気密性を保持することを特徴とする請求の範囲第26項又は第27項に記載の製品回収方法。
- 前記回収容器内に前記製品を受け取る製品受けを移動自在に複数準備するとともに、この製品受けを、制御手段からの指令に基づいて作動する割出し手段によって所定位置に割り出して、製品の回収を連続的に行うことを特徴とする請求の範囲第26項〜第28項のいずれかに記載の製品回収方法。
- 前記回収容器を、分離可能な容器上部と容器下部とから構成するとともに、前記容器下部を複数準備し、前記容器上部に対して前記容器下部を、制御手段からの指令に基づいて作動する割出し手段によって所定位置に割り出して、製品の回収を連続的に行うことを特徴とする請求の範囲第26項〜第28項のいずれかに記載の製品回収方法。
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