JPS641453B2 - - Google Patents

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JPS641453B2
JPS641453B2 JP58209150A JP20915083A JPS641453B2 JP S641453 B2 JPS641453 B2 JP S641453B2 JP 58209150 A JP58209150 A JP 58209150A JP 20915083 A JP20915083 A JP 20915083A JP S641453 B2 JPS641453 B2 JP S641453B2
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catalyst
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water
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Yohei Fukuoka
Osamu Mitsui
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/03Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by addition of hydroxy groups to unsaturated carbon-to-carbon bonds, e.g. with the aid of H2O2
    • C07C29/04Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by addition of hydroxy groups to unsaturated carbon-to-carbon bonds, e.g. with the aid of H2O2 by hydration of carbon-to-carbon double bonds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2601/00Systems containing only non-condensed rings
    • C07C2601/06Systems containing only non-condensed rings with a five-membered ring
    • C07C2601/08Systems containing only non-condensed rings with a five-membered ring the ring being saturated
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2601/00Systems containing only non-condensed rings
    • C07C2601/12Systems containing only non-condensed rings with a six-membered ring
    • C07C2601/14The ring being saturated

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、シクロアルカノールの水和反応によ
り、シクロアルカノールを製造する新規な方法に
関するものである。
更に詳しくは、シクロオレフインを水和し、シ
クロアルカノールを製造するに際し、一般式 M2O・Al2O3・XSiO2 (式中、Mはアルカリ金属イオン、アンモニウ
ムイオン及び水素イオンの少くとも1種を表わ
し、Xは10〜1000である) に相当する組成を有し、かつX線回折図において
表−1〜表−3に示す回折角(2θ)及び相対強度
によつて特徴づけられる結晶性アルミノシリケー
トのアルカリ金属イオン及び/又はアンモニウム
イオンの一部または全部を水素イオンで置換した
ものを触媒として用いることを特徴とするシクロ
アルカノールの製造方法に関するものである。
従来、シクロオレフインの水和反応により、シ
クロアルカノールを製造する方法としては、可溶
性酸触媒を使用する方法、固体触媒を使用する方
法が数多く提案されている。鉱酸、特に硫酸を使
用する方法は広く知られた公知の方法である。
また特公昭43−8104号公報、特公昭43−16123
号公報には芳香族スルホン酸を触媒とする方法、
特開昭53−9746号公報にはヘテロポリ酸を触媒と
する方法が記載されている。
しかしながら、これら可溶性酸を触媒として使
用する場合には、反応生成物及び触媒の分離回収
に多大のエネルギーを消費するとともに、装置材
料の腐触を引き起こすという欠点がある。
これらの欠点を改善する方法として、固体触媒
を使用する方法が提案されている。例えば特公昭
38−15619号公報、特公昭44−26656号公報には、
イオン交換樹脂を使用する方法が記載されている
が、イオン交換樹脂は耐熱性が不充分であるこ
と、及び機械的崩壊による活性の低下に問題があ
り、長時間安定した触媒活性を維持することがで
きない。
また、特公昭47−45323号公報には、脱アルカ
リ処理したモルデナイト、クリノプチロライト、
もしくはホージヤサイト系ゼオライトを触媒とす
る方法が記載されている。ゼオライトは水に不溶
性であり、耐熱性及び機械的強度が優れており、
工業用触媒として期待されるが、未だ充分な触媒
活性を有しているとはいえない。特公昭47−
45323号公報には、シクロオレフインの水和反応
の例として、実施例−4にシクロヘキセンの例が
記載されているが、その例によれば、200〜210℃
の温度で15〜10時間もの長時間反応させているに
もかかわらず、反応に供した水のアルコールへの
転化率は0.05〜0.06%にすぎない。この記載よ
り、単位時間、単位触媒当りのシクロヘキサノー
ル生成量を計算すると0.0001〜0.0002(g/g−
触媒・時間)にすぎず、工業的に実施し得るに充
分な活性を有しているとは云えない。
これに対し、同じ実施例に記載されているプロ
ピレン、1−ブテンの反応例では反応時間が短い
にもかかわらず、それぞれのオレフインからのア
ルコールへの転化率は10〜20%、4〜7%(前記
と同様、水の転化率からの計算値)である。
即ち、α−オレフイン(プロピレン、1−ブテ
ン等)に比べて内部オレフインのシクロヘキセン
の水和反応性は極めて低いことが予測される。
本発明者らは、上記したこれらの種々の問題を
解決すべく鋭意研究検討を重ねた結果、表−1〜
表−3に示すX線回折図によつて特徴づけられる
結晶性アルミノシリケートのアルカリ金属イオン
及び/又はアンモニウムイオンの全部または一部
を水素イオンで置換したものをシクロオレフイン
の水和反応触媒として使用することにより、従来
のゼオライト系触媒に比し、極めて高い転化率か
つ高い選択率でシクロアルカノールを製造し得る
ことを見い出し、本発明を完成させるにいたつ
た。
すなわち、本発明は、シクロオレフインの水和
反応によりシクロアルカノールを製造するに際
し、触媒として、一般式 M2O・Al2O3・XSiO2 (式中、Mはアルカリ金属イオン、アンモニウ
ムイオン及び水素イオンの少くとも1種を表わ
し、Xは10〜1000である) に相当する組成を有し、かつX線回折図において
表−1〜表−3の回折角(2θ)及び相対強度によ
り特徴づけられる結晶性アルミノシリケートのア
ルカリ金属イオン及び/又はアンモニウムイオン
の一部または全部を水素イオンで置換したものを
触媒として使用することを特徴とするシクロアル
カノールの製造方法に関するものである。
本発明の特徴は、前記特公昭47−45323号公報
の実施例の如く、通常のゼオライト系固体触媒
が、シクロオレフインの水和反応にほとんど活性
を示さないか、あるいは活性が非常に低いのに対
し、表−1〜表−6のX線回折図で特徴づけられ
る結晶性アルミノシリケートのアルカリ金属イオ
ン及び/又はアンモニウムイオンの一部または全
部を水素イオンで置換したものを触媒として使用
することにより、極めて高い転化率かつ高い選択
率で収率よくシクロアルカノールを製造し得るこ
とであり、このような事実は、これまで予想され
なかつた驚くべき知見である。
シクロオレフインの水和反応においては、異性
化、重合等の副反応が生成するが、本発明のX線
回折図で特徴づけられる特定の結晶性アルミノシ
リケートを触媒とする場合には、これらの副反応
がほとんど生起しない。例えば、シクロヘキセン
の水和反応においては、メチルシクロペンテン
類、ビシクロヘキシルエーテル、ビシクロヘキシ
ルといつた副生物はほとんど生成せず、実質的に
収率よくシクロヘキサノールを製造することがで
き、本発明の大きな特徴の一つとなつている。
本発明のX線回折図によつて特徴づけられる特
定の結晶性アルミノシリケートが、高活性、高選
択性を示す理由は明らかではないが、特定の結晶
性に起因する酸強度、酸性度及びその分布がシク
ロオレフイン水和反応の高活性、高選択性に寄与
しているものと考えられる。
本発明において、触媒として使用される結晶性
アルミノシリケートの製造方法は公知である。例
えば、シリカ供給物質、アルミナ供給物質、アル
カリ金属イオン供給物質、水及びカチオン性有機
チツ素化合物を含む反応混合物を100〜250℃の温
度に加熱して、結晶が生成するのに充分な時間反
応させることにより得られる。本発明では、この
ようにして得られた結晶性アルミノシリケートの
うち、表−1〜表−3に示すX線回折図の回折角
(2θ)及び相対強度によつて特徴づけられる特定
の結晶性を有するものが用いられる。このような
特定の結晶性を有するものとして、例えば、AZ
−1(特開昭59−128210号)、TPZ−3(特開昭58
−110419号)、Nu−10(特開昭57−200218号)が
挙げられる。
なお、X線回折分析は理学電機工業者製ガイガ
ーフレツクスRAD型装置により、線源として
銅Kα線を用いて行なつた。
表−1(AZ−1) 2 θ゜ 相対強度 7.8 弱 8.7 最強 8.9 最強 17.5 弱 17.7 弱 23.1 中〜強 23.6 中 表−2(TPZ−3) 2 θ゜ 相対強度 7.9 中〜強 8.9 中〜強 19.0 中 20.5 最強 22.1 強〜最強 23.2 中 23.9 弱〜中 25.9 弱〜強 26.7 弱〜強 27.2 中 表−3(Nu−10) 2 θ゜ 相対強度 8.1 中〜強 10.0 弱〜中 12.7 弱〜中 16.4 弱 19.4 弱 20.3 最強 24.1 〃 24.5 〃 25.6 中〜強 26.5 弱 26.9 弱 32.2 弱 35.4 中 36.8 弱 37.9 弱 48.4 弱 また、本発明においては、上記の結晶性アルミ
ノシリケートを触媒として使用するに先立つて、
アルカリ金属イオン及び/又はアンモニウムイオ
ンの一部または全部を水素イオンで置換する必要
がある。この置換の方法は、従来公知のいずれの
方法を用いてもよいが、一般的には、硫酸アンモ
ニウム、硝酸アンモニウム、塩化アンモニウム、
酢酸アンモニウム等の水溶性アンモニウム塩の水
溶液で処理した後、400〜650℃で1時間以上焼成
して得られる。この場合、水素イオンの置換率は
50モル%以上、好ましくは90モル%以上が適当で
ある。更に残りのカチオンが族、族、族又
は希土類等で置換されていても差支えない。
また、本発明において、触媒を使用するにあた
り、その形状は粉末状、顆粒状もしくはペレツト
状に成型したもの等どのような形状で使用しても
よく、更にアルミナ、シリカ、チタニア、ジルコ
ニア、活性白土等を担体もしくは成型結合剤とし
て使用することもできる。
本発明において使用されるシクロオレフインと
は、シクロペンテン、メチルシクロペンテン、シ
クロヘキセン、メチルシクロヘキセン、シクロオ
クテン、シクロドデセン等があり、これらのシク
ロオレフインは水和されて、相当するシクロアル
カノールを生成する。
本発明の実施に際し、反応の温度はオレフイン
の水和反応の平衡の問題及び副反応の抑制の面か
ら低温が有利であるが、反応温度があまりに低く
すぎると反応速度が小さく経済的でない。本発明
では50〜300℃の範囲が好ましく、特に80〜180℃
の範囲が好ましく、更に好ましくは90〜160℃の
範囲が好ましい。
また反応の圧力は、減圧から加圧までの範囲で
適用可能で特に制限はないが、本発明の反応の特
性を考え、通常は反応の原料であるシクロオレフ
イン及び水の両方が液相を保ちうる圧力に保つこ
とが好ましい。
反応原料であるシクロオレフインと水のモル比
は広い範囲でとることができるが、シクロオレフ
インがあまりに過剰であると、シクロオレフイン
の転化率が低くなり、また水があまりに過剰であ
ると、シクロオレフインの転化率を高くできる
が、生成シクロアルカノールの分離精製の面で不
利となるばかりでなく、反応器の容積を大きくな
り経済的でない。従つて、本発明においては、水
とシクロオレフインとのモル比は0.5〜200の範囲
が好ましく、特に1〜50の範囲が好ましい。
また、シクロオレフインと触媒の重量比は、回
分式で行う場合0.01〜200の範囲、特に0.1〜20の
範囲が好ましく、反応時間はこれらシクロオレフ
インと水及び触媒比、さらには温度、圧力などに
よつて異なるが、一般には5〜600分、特に5〜
300分程度が好ましい。
また反応に際して、反応原料であるシクロオレ
フイン及び水の他にチツ素、アルゴン、水素、炭
酸ガス等の不活性気体及びないしは脂肪族飽和炭
化水素、芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、
アルコール類、エーテル類等の有機化合物が共存
していても差支えない。
以下に実施例及び比較例をあげて本発明を更に
詳細に説明する。
実施例 1 触媒調製 1.8−ジアミノ−4−アミノメチルオクタン10
g、硫酸アルミニウム〔Al2(SO43・18H2O〕0.5
g、水酸化ナトリウム0.5gを水15gにとかし、
更にシリカゾル(30%SiO2)20gを加えて均一
な溶液を得た。この溶液にかきまぜながら20%硫
酸を滴下してPH12に調整して均質なゲルを得た。
更にこのゲルをミキサーに入れ、1000rpm(刃先
端の線速度1m/sec)で10分間混合しゲル化を
促進した。このゲルをテフロン製試験管に仕込
み、ステンレス製耐圧容器中で170℃、48時間静
置して結晶化を行つた。
得られた生成物を過、洗浄したのち、120℃
で3時間乾燥し、さらに500℃で4時間焼成した。
このものはX線回折分析によりAZ−1と同定さ
れた。X線回折図の回折角(2θ)及び相対強度を
表−4に示す。
得られた結晶性アルミノシリケート200gを塩
化アンモニウムの2(モル/リツトル)水溶液2
リツトルで3回処理したのち、水洗、乾燥し更に
400℃で2時間焼成することにより触媒を調整し
た。ケイ光X線分析により求めたこの生成物の組
成は、H2O・Al2O3・100SiO2であつた。
シクロヘキサノールの製造 調整した触媒1.5gにシクロヘキセン1.8g、水
4.05gを20ミリリツトルのガラス製アンプル管に
仕込み溶封した。これを130℃に加熱振とうしな
がら2時間反応させた。反応液を分離したのち、
触媒をジオキサンで洗浄し、洗浄液と反応液を合
してガスクロマトグラフイーで分析した。
シクロヘキセンの転化率は11.7%であり、シク
ロヘキサノールの選択率は98%であつた。また単
位時間・単位触媒当りのシクロヘキサノールの生
成量は0.084(g/g−触媒・時間)であつた。
表−4 2 θ゜ 相対強度 7.8 16 8.7 94 8.9 100 17.5 12 17.7 22 23.1 38 23.6 30 実施例 2 反応温度を170℃、反応時間を1時間とした以
外は、実施例1と同じ条件で行なつた結果、シク
ロヘキセンの転化率は7.1%であり、シクロヘキ
サノールの選択率は95%であつた。またシクロヘ
キサノールの単位時間、単位触媒当りの生成量は
0.099(g/g−触媒・時間)であつた。
比較例 1 触媒として、実施例1の方法で水素置換された
天然モルデナイト(パームチツト)を用いた以外
は実施例2と同じ条件で行なつた結果、シクロヘ
キセンの転化率は0.11%であり、単位時間、単位
触媒当りのシクロヘキサノールの生成量は0.0016
(g/g−触媒・時間)であつた。
実施例 3 反応温度を110℃、反応時間を3時間とした以
外は、実施例1と同じ条件で行なつた結果、シク
ロヘキセンの転化率は12.3%、選択率は100%で
あつた。また単位時間・単位触媒当りのシクロヘ
キサノールの生成量は0.060(g/g−触媒・時
間)であつた。
実施例 4 特開昭57−200218号公報記載の方法により結晶
性アルミノシリケートを合成した。すなわち、水
ガラス(30%SiO2)77g、硫酸アルミニウム
〔Al2(SO43・18H2O〕3.3g、水200gを加え均一
な溶液を得た。この溶液にかきまぜながら98%硫
酸13.5gを加え、更にN,N,N′,N′−ヘキサ
メチル−1,6−ヘキサンジアンモニウム塩4.56
gを加え、均質なゲルを調製した。このゲルをス
テンレス製耐圧容器に仕込み、穏やかに撹拌しな
がら、160℃、1週間反応させて結晶化をはかつ
た。得られた生成物を過、洗浄したのち、120
℃で3時間乾燥し、更に500℃で4時間焼成した。
このものはX線回折よりTPZ−3と同定された。
得られた結晶を実施例1の方法により水素置換
し触媒とした。ケイ光X線分析により求めたこの
触媒の組成は、H2O・Al2O3・80SiO2であつた。
この触媒1.5gを用いた以外は、実施例1と同じ
条件で行なつた結果、シクロヘキセンの転化率は
6.8%、選択率90%であつた。単位時間、単位触
媒当りのアルコール生成量は0.045(g/g−触
媒・時間)であつた。
実施例 5 特開昭57−200218号公報記載の方法により結晶
性アルミノシリケートを合成した。すなわち、水
ガラス(30%SiO2)142g中にテトラエチレンペ
ンタミン38gを分散させ、これに14%アルミン酸
ナトリウム水溶液12g、5.8%塩化ナトリウム水
溶液400gを混合撹拌し均質なゲルを得た。更に
このゲルをミキサーで30分間混合しゲル化を促進
させたのち、ステンレス製耐圧容器に入れ、穏や
かに撹拌しながら180℃の温度で3日間反応させ
た。
得られた生成物を過、水洗したのち、120℃
で3時間乾燥し、更に500℃で24時間焼成した。
このものはX線回折分析より、Nu−10と同定さ
れた。
この結晶性アルミノシリケートを実施例1と同
じ方法で水素で置換し触媒を調製した。ケイ光X
線分析により求めたこの触媒の組成は、H2O・
Al2O3・50SiO2であつた。この触媒1.5gを用いた
以外は、実施例3と同じ条件で実験を行なつた結
果、シクロヘキセンの転化率9.7%、シクロヘキ
サノール選択率99%であつた。単位時間、単位触
媒当りのアルコール生成量は0.048(g/g−触
媒・時間)であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シクロオレフインの水和によりシクロアルカ
    ノーを製造するに際し、一般式 M2O・Al2O3・XSiO2 (式中、Mはアルカリ金属イオン、アンモニウ
    ムイオン及び水素イオンの少なくとも1種を表
    し、Xは10〜1000である) に相当する組成を有し、かつX線回折図において
    表−1〜表−3に示す回折角(2θ)及び相対強度
    によつて特徴づけられる結晶性アルミノシリケー
    トのアルカリ金属イオン及び/又はアンモニウム
    イオンの一部または全部を水素イオンで置換した
    ものを触媒として用いることを特徴とする新規な
    シクロアルカノールの製造方法。
JP58209150A 1983-11-09 1983-11-09 シクロアルカノ−ルを製造する方法 Granted JPS60104030A (ja)

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