JPS6357703A - 金属微粉末の製造法 - Google Patents

金属微粉末の製造法

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JPS6357703A
JPS6357703A JP20133086A JP20133086A JPS6357703A JP S6357703 A JPS6357703 A JP S6357703A JP 20133086 A JP20133086 A JP 20133086A JP 20133086 A JP20133086 A JP 20133086A JP S6357703 A JPS6357703 A JP S6357703A
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JP
Japan
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metal salt
water
metal powder
reducing agent
metal
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JP20133086A
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English (en)
Inventor
Shinobu Takagi
忍 高木
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は湿式法を適用した金属微粉末の製造法に関し、
さらに詳しくは、粉末粒径が1μ調以下の均一な金属微
粉末を容易かつ安価に製造する方法に関する。
(従来の技術) 近年、金属微粉末は粉末冶金分野で用いられるのみなら
ず、例えば導電性ペースト、導電性塗料、帯電防止材料
、電磁波シールド材料などの電子材料分野においてもそ
の需要が高まっている。
このような電子材料として使用される金属微粉末は、従
来の粉末冶金用のものに比べて粉末粒径がより小さなも
のが求められており、その製造法としては、(1)ボー
ルミルをはじめとする機械的粉砕法、炙2)溶融金属を
水、ガス、遠心力を用いて飛散させる噴霧法、(3)真
空あるいは不活性ガス中で加熱気化した金属をa集させ
るガス中蒸発法、(4)活性水素中でアークもしくはプ
ラズマなどにより金属粉を粉塵として得る水素活性プラ
ズマ法、(5)電解法および化学的還元法などがあげら
れる。
(問題点を解決するための問題点) 上記(1)および(2)の方法は従来より粉末冶金分野
において広く利用されているものであるが、得られる金
属粉末の平均粒径は10μm以上と大きく、また粒度分
布幅も広く、形状も均一でないため電子材料用には全く
適さない。一方、(3)および(4)の方法によると、
粒径がLpm以下の金属微粉末が容易に得られるという
利点がある。しかし、これらの方法は温1度、圧力など
の条件の制(TDが煩雑であったり、装置が複雑・大型
化して!!l!造コストコストするなどの不都合がある
。さらに(5)の方法は、比較的小規模な設備で金属粉
末を安価に製造し得るという利点はあるものの、得られ
た粉末の粒度分布は0.1〜200μIと極めて広く、
機械的粉砕工程やふるい分けなどが必要とされていた。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、
湿式法、即ち化学的還元法により平均粒径1μm以下で
、均一な形状を有し、しかも−次粒子の状態を保持する
金属微粉末を容易且つ安価に製造する方法を提供するこ
とを目的とする。
(問題点を解決するための手段および作用)上記目的を
達成するために本発明によれば、金属塩を水または/お
よび水に可溶の有機溶媒中に溶解し、この金属塩溶液中
に、そのままでは金属を析出せしめない濃度の還元剤水
溶液を徐々に添加混合し、得られた混合溶液に振動を与
えて金属塩を還元し、微少な一次粒子として析出させる
構成としたものである。
本発明の製造法において、まず、出発物資として使用す
る金属塩としては、とくに限定されるものではないが、
例えば、銅(Cu) 、恨(Ag) 、金(Au) 、
ルテニウム(Ru) 、オスミウム(O3)、ロジウム
(Rh)、イリジウム(Ir)、パラジウム(Pd)、
白金(Pt)、セレン(Ss)、テルル(Te)、ポロ
ニウム(Pa)、アンチモン(Sb)、ビスマス(Bi
)の塩化物、硫酸塩、硝酸塩などを好適なものとしてあ
げることができ、このうち1種もしくは、2種以上を使
用することができる。
本発明の製造法においては、まず、上記した金属塩を水
または/および水に可溶の有機溶媒中に溶解させる。こ
の水に可溶の有機溶媒としては、例えば、メタノール、
エタノール、プロパツールなどの一価アルコール、エチ
レングリコール、グリセロールなどの多価アルコール、
ジエチルアミン、ピリジンなどのアミン類、エチルエー
テルなどのエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン
などのケトン類などをあげることができ、このうち1種
または2種以上を混合して使用する。なお、金属塩が水
または水と水に可溶の有機溶媒との混合溶媒に溶解しに
くい場合は、加温するか、または酸もしくはアルカリを
加えて溶解させてもよい。
酸としては、金属塩が塩化物の場合は塩酸、硫酸塩の場
合は硫酸、硝酸塩の場合は硝酸をそれぞれ2N程度の濃
度で、また、アルカリとしてはアンモニア水を使用する
ことができる。
次いで、この金属塩溶液に還元剤水溶液を徐々に添加混
合する。使用する還元剤としては、とくに限定されるも
のではないが、例えば、ヒドラジン、水素化ホウ素ナト
リウム、ジメチルアミンボラン、ホルマリン、ギ酸、次
亜リン酸ナトリウム、過酸化水素などが好ましく、この
うち1種もしくは2種以上を用いることができる。そし
て、この還元剤水溶液の濃度はそのままでは、すなわち
、前記金属塩溶液に単に加えただけでは、金属を析出せ
しめないような濃度にする必要があり、好ましくは金属
を析出せしめない最大の濃度(飽和状態)を選択する。
この加えただけで金属を析出セしない濃度は還元剤の種
類によって、あるいは還元剤と金属の組合せによって異
なるので一概に決められないが、例えば、金属塩溶液中
の金属に対する還元剤のモル比がlXl0−’〜10の
範囲にあることが好ましい。
しかるのち、この金属塩・還元剤混合溶液に振動を与え
ることにより反応系を刺激し、金属塩と還元剤との反応
を促進させることにより金属塩を還元して金属を微小粉
末として析出させる。このとき、混合溶液に振動を与え
る手段としては、超音波による振動、機械的手段による
振動などがあげられるが、とくに超音波によるものは効
果的である。この混合溶液に微少振動を与えても還元反
応が進行しにくい場合は、上述した如き、酸もしくはア
ルカリを、言わば還元反応触媒として添加してもよいし
、溶媒の沸点以下に加熱してもよい。
なお、析出した金属微粉末は、ただちに溶媒中に分散さ
れ、−次粒子の状態で保持され、二次凝集や薄膜化が生
ずることが有効に防止される。
こうして得られた金属微粉末は、混合溶液の振動を停止
後ただちにろ過することにより回収することが好ましい
、なお、金属塩を水のみに溶解したものを用いた場合は
、金属微粉末析出後に溶液の振動を停止するとただちに
二次凝集が起きるので、分散剤として例えばエタノール
などを加えて再び超音波などにかけ微粉末を分散させて
からろ過することが好ましい。
(実施例) 1立■工 硝酸銀(A g Not) 170 gを水1jlに溶
解させIMのAgN0.水溶液を調製した。この水溶液
に5xlO−”Mのヒドラジン水溶液11を徐々に添加
したところ、溶液には全く変化は見られなかった。つい
で、この混合溶液を超音波により振動させると無色の溶
液が30秒後に灰色に変化し、30分後に反応が終了し
、微粉末が析出した。超音波による振動を停止し、分散
剤としてエタノールをl!加えて再度超音波により微粉
末を分散させて、ただちに、ろ過した。得られた微粉末
を水:エタノール(1: 1)混合溶液で洗浄後、アセ
トンで水分を除去して風乾した。
このようにして得られた微粉末は、X線回折パターンか
らAg結晶であることが確かめられ、また、走査電子w
4微鏡で観察したところ、粒径範囲が0.1〜0.3 
μmと非常にせまく、はぼ球形の極めて均一な粉末であ
ることが、確認された。尚、純度は99.8%、比表面
積は6゜55sz/gであった。
失施N2 AgNOs 85 gを水500talに溶解し、これ
にエタノール500I11を加えた。こめ溶液に5 x
 10−”Mのヒドラジン水溶液500ta Itを添
加したところ変化は生じなかった。ついで、この混合溶
液を超音波により振動させると無色の溶液が数分後に灰
色に変化し、1時間後には反応が終了して微粉末が析出
した。振動を停止し、1晩放置しても得られた粉末の分
散状態は良好であった。しかるのち、上記実施例1と同
様にろ過を行いAg微粉末を得た。この微粉末の特性は
実施例1と同様であった。
叉皇勇主 CuCl* ・2To0170gをエチレングリコール
124gに加え、徐々に加熱しながら溶解すると緑色の
粘稠な液体が生成される。常温まで冷却した後、この溶
液にホルマリン(37χHCHO)81gを加えたとこ
ろ変化は見られなかった0次いで、この混合溶液を超音
波により振動させたところ1時間経過しても変化が無か
った。そこで、アンモニア水を加えPHを12に高める
と溶液は濃青色に変化し、ここで再度超音波により振動
させると赤褐色の沈澱物が析出した。ただちに母液から
沈澱物を分離し、水及びエタノールで洗浄後、真空乾燥
にて乾燥した。
得られた微粉末は非常に活性なためArに封入して保存
する必要がある。この微粉末をX線回折パターンにより
Cu結晶であることが確かめられ、走査電子顕微鏡で観
察したところ、粒径範囲が0.1〜0.4 μmでほぼ
球形の粉末であることが確認された。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の製造法によれば、金属塩
を水または/および水に可溶の有機溶媒中に熔解し、こ
の金属塩溶液中に、そのままでは金属を析出せしめない
1度の還元剤水溶液を徐々に添加混合し、得られた混合
溶液に振動を与えて金属塩を還元し、金属微粉末を析出
させることとしたので、得られた金属微粉末は、粒径1
μ請以下の極めて均一なものとなり、さらに、−次粒子
として良好な分散状態で得られ、2次凝集や薄膜化が発
生することがない。それに加えて、設備なども節単であ
るため安価で量産が可能であるなどの利点を有する。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属塩を水または/および水に可溶の有機溶媒中
    に溶解し、この金属塩溶液中に、そのままでは金属を析
    出せしめない濃度の還元剤水溶液を徐々に添加混合し、
    得られた混合溶液に振動を与えて金属塩を還元し、金属
    微粉末を析出させることを特徴とする金属微粉末の製造
    法。
  2. (2)前記金属塩が、銅、銀、金、ルテニウム、オスミ
    ウム、ロジウム、イリジウム、パラジウム、白金、セレ
    ン、テルル、ポロニウム、アンチモン、ビスマスの塩化
    物、硫酸塩、硝酸塩よりなる群から選ばれた少なくとも
    1種であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の金属微粉末の製造法。
  3. (3)前記還元剤が、ヒドラジン、水素化ホウ素ナトリ
    ウム、ジメチルアミンボラン、ホルマリン、ギ酸、次亜
    リン酸ナトリウム、過酸化水素よりなる群から選ばれた
    少なくとも1種であることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の金属微粉末の製造法。
  4. (4)超音波により前記混合溶液に振動を与えることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の金属微粉末の製
    造法。
  5. (5)前記混合溶液の加振時に、該混合溶液に酸または
    アルカリを添加することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の金属微粉末の製造法。
  6. (6)前記水または/および有機溶媒を加温して、前記
    金属塩を溶解させることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の金属微粉末の製造法。
  7. (7)前記水または/および有機溶媒に酸またはアルカ
    リを添加して前記金属塩を溶解させることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の金属微粉末の製造法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03287707A (ja) * 1990-04-04 1991-12-18 Murata Mfg Co Ltd 銅粉末の製造方法
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CN109732102A (zh) * 2019-03-18 2019-05-10 湘潭市泽宇新材料科技有限公司 一种适用于高、低温银浆用的单分散高导电性银粉及其制备方法

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