JPS63209832A - 軽量複合金属板 - Google Patents

軽量複合金属板

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JPS63209832A
JPS63209832A JP4240487A JP4240487A JPS63209832A JP S63209832 A JPS63209832 A JP S63209832A JP 4240487 A JP4240487 A JP 4240487A JP 4240487 A JP4240487 A JP 4240487A JP S63209832 A JPS63209832 A JP S63209832A
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JP
Japan
Prior art keywords
resin
acid
metal plate
transpolyoctenamer
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP4240487A
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English (en)
Inventor
喜多 雅己
邦夫 辻岡
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Daicel Evonik Ltd
Original Assignee
Daicel Huels Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、2枚の金属板の間にフィルム状、あるいはシ
ート状に成形したトランスポリオクテナマー樹脂とポリ
アミド樹脂のブレンド物を介在させてなる軽量複合金属
板に関する。
(従来技術および問題点) 近年、自動車等の軽量化、コストダウン等の要求の高ま
りに伴い、その対策としているいろな方法が検討されて
いるが、主としてプラスチックスと金属板を張り合わせ
て複合化させることによる軽量化材を使用する傾向が高
まっており、これまで種々の軽量複合金属板が提案され
ている。
例えば、特開昭51−84879.特開昭51−848
80に開示されているように、ポリプロピレンシートを
金属板の間に介在させてなる、軽量化ラミネート鋼板等
が知られていた。しかし最近、軽量化ラミネート鋼板の
用途の多様化に伴い、より耐熱性の高いもの、より接着
性の高いもの、若干の割振性をもったものなどが要求さ
れるようになっている。
そこで本発明者は、上記粘弾性物質の諸欠点を改良すべ
く鋭意検討した結果、本発明に到達した。
(問題点を解決するための手段) 即ち本発明は、トランスポリオクテナマー樹脂とポリア
ミド樹脂のブレンド物を中間層として2枚の金属板の間
に接着してなることを特徴とする軽量複合金属板に関す
る。
本発明で使用されるトランスポリオクテナマー樹脂は、
シクロオクテンを重合してなり、炭素原子8個当たり1
個の二重結合を持ち、かつ分子量が1万以上であること
が必要で、更にはトランス含量が50%以上、好ましく
は60%以上、結晶化度が10%以上の範囲にあること
が好ましい。このようなトランスポリオクテナマーは、
ガラス転移点−750C〜−300Cの範囲にあるため
、本発明の目的には最適である。
このトランスポリオクテナマーを構成する基材であるシ
クロオクテンの合成法としては、種々の方法が採用でき
るが、例えばブタジェンを二量化したのち、残った二重
結合2個のうち1個を水素添加することにより得られる
。このシクロオクテンを重合してトランスポリオクテナ
マーを得る方法としては種々の方法が採用できるが、例
えばメタセシス重合法により重合すると、トランス含量
のコントロールが容易で好都合である。
本発明で使用されるポリアミド樹脂は、ラクタムの開環
重合、ジアミンとジカルボン酸の縮合重合、アミノカル
ボン酸の縮合重合などによって得られ、ナイロン6、ナ
イロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイロ
ン11、ナイロン12などを例示できる。またこのポリ
アミド樹脂の中には、2種類以上のジアミンとジカルボ
ン酸からなる共重合体、2種類以上のラクタムからなる
共重合体、2種類以上のアミノカルボン酸からなる共重
合体、或いはジアミンとジカルボン酸、ラクタム、アミ
ノカルボン酸からなる共重合ポリアミドが含まれる。ま
たこのポリアミド樹脂の中には、ポリエーテルアミド、
ポリエーテルエステルアミドとよばれるポリアミドとポ
リエーテルセグメントからなるマルチブロック共重合体
も含まれる。
また、本発明で使用されるトランスポリオクテナマー樹
脂とポリアミド樹脂のブレンド法としては、種々の方法
が採用できるが、例えば両碍脂をヘンシェルミキサーで
充分混合した後、通常の溶融押出機で溶融混練するのが
容易で好都合である。
また、本発明で使用されるトランスポリオクテナマー樹
脂とポリアミド系樹脂のブレンド比率としては、重量比
でトランスポリオクテナマー樹脂lポリアミド系樹脂が
9515〜5195の範囲にあることが適当で、トラン
スポリオクテナマー樹脂が95重量%以上では機械的性
質が不十分であり、5重量%以下では金属板との密着力
が不十分である。
本発明の軽量複合金属板の中間層であるトランスポリオ
クテナマー樹脂とポリアミド樹脂のブレンド物には、軟
化温度、成形性等を改良するために、必要に応じて可塑
剤、無機充填材などを配合することができる。また、重
合体樹脂材料に添加する一般的添加剤である安定剤、帯
電防止剤等は、本発明の場合も従来材料と同様に適宜添
加することができる。
本発明で使用されるトランスポリオクテナマー樹脂は、
必要に応じて共役ジエン重合体組成物に対して用いられ
る通常の加硫剤を添加し、架橋することにより機械的強
度を改良することもできる。例えばイオウ系、チウラム
系、パーオキサイド系加硫剤と酸化亜鉛、ステアリン酸
など加硫助剤を単独または併用して添加することができ
る。
さらに、本発明で使用されるトランスポリオクテナマー
樹脂は、ポリアミド樹脂とのブレンド以前に、あるいは
ポリアミド樹脂とのブレンドの際に、必要に応じて酸ま
たは酸無水物を、あるいはこれらと過酸化物とを添加し
て変性することにより、金属板との密着性を更に改良す
ることができる。酸または酸無水物としては、飽和また
は不飽和のモノカルボン酸、ジカルボン酸、トリカルボ
ン酸および多カルボン酸またはそれらの酸無水物が適当
であり、例えばプロピオン酸、ピバリン酸、カプリン酸
、ラウリン酸、フマル酸、オレイン酸、アクリル酸、メ
タクリル酸、マレイン酸、イソフタル酸、テレフタル酸
、トリメリット酸、ピロメリット酸、マレイン酸無水物
、テレフタル酸無水物、トリメリット酸無水物などが挙
げられる。また、リンゴ酸、クエン酸など、オキシカル
ボン酸およびそれらの酸無水物も使用することができる
。この変性は架橋過程と同時に行うことも、また架橋過
程の前に行うことも可能である。
本発明のトランスポリオクテナマー樹脂とポリアミド系
樹脂のブレンド物は、従来公知のT、ダイ・フィルム製
造装置、またはインフレーションフィルム製造装置を用
いてフィルムやシートに成形した後、2枚の金属板には
さまれて加熱圧着して接着される。その際のフィルムや
シートは、10pm〜1mm、特に20〜500pmの
厚さのものが好ましい。
本発明で使用される金属板としては、鉄、ニッケル、チ
タン、アルミニウム、マグネシウム、銅、亜鉛、錫など
の金属板や、前記金属を主体とする各種の合金板、例え
ばステンレススチール板などが挙げられる。これらの金
属板の厚さは、得られる軽量複合金属板の曲げやしぼり
などの二次加工ができる範囲内であれば、特に限定はさ
れないが、一般的には0.01〜5mmの厚さであれば
よい。これらの金属板はi販されているが、それらには
一般に油脂が付着しているので、脱脂したものを用いる
のが好ましく、その脱脂方法としては従来公知のどんな
方法でもよい。
本発明における軽量複合金属板の製造方法としては、同
種または異種の金属板の間にトランスポリオクテナマー
尉脂とポリアミド樹脂のブレンド物のフィルムあるいは
シートを介在させ、これを圧縮成形機やり−ルを用いて
加熱圧縮するものが好ましい。その際、金属板、ブレン
ド物樹脂とも次の二次加工に便利な適当な大きさ、形に
切断してから接着する方法、図1に示す連続的製造方法
など種々の方法を採用することができる。なお、図1の
連続的製造方法で製造する際は、金属板を図2に示すよ
うな工程であらかじめ脱脂しておくと、良好な接着性が
えられるのでなお好ましい。
なお、本発明の実施態様としてトランスポリオクテナマ
ー樹脂とポリアミド樹脂のブレンド物を中間層として、
2枚以上の複数枚の金属板の間に接着してなる多層構造
の軽量複合金属板もふくまれることはいうまでもない。
(発明の効果) 本発明によって提供される軽量複合金属板は、充分な軽
量化が可能なだけでなく、中間層のトランスボリオクテ
ナマー樹脂とポリアミド樹H8のブレンド物はフィルム
化あるいはシート化が容易なため、複合化加工が非常に
簡単になり、しかも良好な密着性を示すものである。
また一般に、プラスチックスと金属板からなる複合金属
板は軽量化の目的以外に、振動吸収性複合金属板として
も用いられることがある。その振動吸収性能は、損失係
数なる物理量で表現可能であり、その値が0.05以上
であれば振動吸収材としての効果があると言われている
。このような材料としては、ゴム系、共重合樹脂系、ア
スファルト系などの粘弾性物質が有効と考えられる。本
発明によって提供される軽量複合金属板は、損失係数が
0.06以上であり、振動吸収性能をも有している。
(実施例) 本発明の詳細な説明するため、以下に実施例を示す。
実施例1〜5 2枚の金属板として、1.Ox150x300mmの一
般冷延鋼板を用い、トランスポリオクテナマー樹脂とポ
リアミド系樹脂のブレンド物及び各種の添加剤は、表1
に示す比率割合のものを用いた。
表1に示すトランスポリオクテナマー樹脂(HQIs社
製VESTENAMER)と各種のポリアミド樹脂のブ
レンド物を、通常のT−ダイ押出機で厚さ80¥1mの
フィルムを製造し、上記2枚の鋼板の間にはさんで、2
000C15kg/am2.5分の条件で熱接着し、複
合金属板を作成した。これら複合金属板を用い、接着強
度としてT−剥離試験を、加工適性としてエリクセン試
験をおこなった。結果を表1に示す。
又、上記複合鋼板の振動吸収性能を調べるため、機械イ
ンピーダンス法により損失係数を測定した。500Hz
における結果を表1に示す。
比較例1 市販軽量複合金属板、即ち厚さが100¥1mである変
成ポリオレフィン系樹脂で接着した複合金属板を用い、
実施例1〜5と全く同様にして接着強度、加工適性、振
動吸収性能を測定した。結果を表1に示すが、実施例1
〜5に比較して全ての点で劣っていることがわかる。
比較例2 一般冷延濁板を用い、振動吸収性能を測定した結果を表
1に示す。実施例1〜5で作成した複合金属板に比較し
、減衰性能が明らかに劣っていることがわかる。
(以下余白)
【図面の簡単な説明】
図1は、軽量複合金属板の連続的製造方法を、図2は金
属板の連続的脱脂工程を示す。 なお図1において、1,1′は金属板、2,2’、3,
3”はロール、4,4’、8はレベラー、5,5′は余
熱工程、6,6ゞはロール、9は再加熱工程、10は第
一冷却工程、11は第二冷却工程、12,13はスリッ
ター、7はトランスポリオクテナマー樹脂とポリアミド
樹脂のブレンド物のフィルム、14は製品である軽量複
合金属板である。また図2において、15はロール、1
6.18は電解液槽、17は陽電極板、19は陰電極板
、20は電源、21は水洗工程、22は乾燥工程、23
は脱脂前の金属板、24は脱脂後の金属板を示す特許出
願人  ダイセル・ヒュルス株式会社手  続  補 
 正  書 (自発)昭和62年4月27日 1、事件の表示 昭和62年特許願第42404号 2、発明の名称 軽量複合金属板 3、補正をする省 事件との関係   特許出願人 住  所 東京都千代田区霞が関三丁目8番1号明細古
の発明の詳細な説明の欄 5、補正の内容 明細書第12頁表1のT剥離試験の欄を別紙のとおけ訂
正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. トランスポリオクテナマー樹脂とポリアミド樹脂のブレ
    ンド物を中間層として2枚の金属板の間に接着してなる
    ことを特徴とする軽量複合金属板。
JP4240487A 1987-02-25 1987-02-25 軽量複合金属板 Pending JPS63209832A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4240487A JPS63209832A (ja) 1987-02-25 1987-02-25 軽量複合金属板

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JP4240487A JPS63209832A (ja) 1987-02-25 1987-02-25 軽量複合金属板

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JPS63209832A true JPS63209832A (ja) 1988-08-31

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ID=12635130

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JP4240487A Pending JPS63209832A (ja) 1987-02-25 1987-02-25 軽量複合金属板

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