JPS6231435Y2 - - Google Patents

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JPS6231435Y2
JPS6231435Y2 JP425683U JP425683U JPS6231435Y2 JP S6231435 Y2 JPS6231435 Y2 JP S6231435Y2 JP 425683 U JP425683 U JP 425683U JP 425683 U JP425683 U JP 425683U JP S6231435 Y2 JPS6231435 Y2 JP S6231435Y2
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JP425683U
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Description

【考案の詳細な説明】 一般に液体貯槽においては、貯蔵液体の洩漏防
止と貯槽内面の清掃の容易さを目的として、貯槽
内面にライニングされるのが通例である。
また貯槽内面には機器及び装置類が多数設置さ
れ、これらを支持するサポート材1が第1図及び
第2図に示すように、コンクリート内に予め埋込
み取付けられた埋込板2に溶接等によつて取付け
られる。この埋込板2はコンクリート部3と同一
面上に位置するように設定されており、サポート
1の取付けられる開口部を設けたライニング板4
を埋込板2上に敷設して、両者4,2を隅肉溶接
5して貯槽の全面ライニングが完了する。また埋
込板2とライニング板4の溶接部をコンクリート
部3より離隔せしめ、同コンクリート部3から受
ける悪影響を防止するために、埋込板2の裏面に
は予め工場で取付けられた隔離溝6が配設され、
同隔離溝6は万一の漏洩液を検知する検知溝とし
ても使用しうるようになつている。
而して原子力プラント等で使用される貯槽は放
射性液体を保有し、定期検査のために同液体を抜
水し、貯槽内部の保守、点検を実施するが、この
際床部においてはライニング板開口部が凹入部を
形成し、同部に液体が滞留するため、除染作業員
の被曝量が増大する。またライニング板と埋込板
とが隅肉溶接となり、除染効果を向上させるため
に同溶接部を研磨する必要があるが、この研磨作
業に時間を要し、更に貯蔵液の温度上昇があつた
場合、構造的に応力集中を受け健全性が損なわれ
る要因となる。
また溶接部をコンクリート部より離隔せしめる
ための隔離溝6は、一般溶接部の隔離溝7に導く
必要があり、両者6,7の構造上の相違による煩
雑な現地接続工数が必要となつてくる。
本考案はこのような欠点を除去するために提案
されたもので、ライニング板の板厚に等しい厚み
分を欠截してなる端部の段部表面に隔離溝の配設
された機器またはサポート材取付用埋込板を、前
記段部が貯槽内周コンクリート面と同一面上に位
置するように定着し、同コンクリート面に層着さ
れたライニング板を前記埋込板の段部上に敷設す
るとともに、同埋込板に突合せ溶接してなること
を特徴とする液体貯槽の内張構造に係るものであ
る。
本考案においては埋込板の端部がライニング板
の板厚に等しい厚み分だけ欠截された段部に形成
され、同段部が貯槽内周コンクリート面と同一面
上に位置するように定着されているので、埋込板
は従来の如く、その表面が貯槽コンクリート面と
同一面上に位置するように同コンクリート部に埋
設されることなく、同面より板厚だけ槽内に突出
するように配設されることとなり、同埋込板とそ
の端部段部上に敷設されたライニング板とが突合
せ溶接されているので、貯槽内に貯液の滞留する
凹入部が形成されることなく、溶接部分が平面的
になり、除染研磨が可能となり、研磨作業時間が
短縮される。更にまた隅肉溶接がなくなることに
よつて熱応力集中を生起する惧れがなくなり、構
造的に健全な貯槽内張構造を構成しうるものであ
り、更にまた埋込板の端部段部に隔離溝が設けら
れているので、埋込板裏面の隔離溝の取付が不要
になり、一般隔離溝への接続形状が単純化され、
現場における工数が低減されるものであつて、本
考案は原子力プラント用燃料取扱槽及び放射性液
体保有槽、化学プラント及び一般プラントの埋込
槽、石油及びガス備蓄地下埋込タンク等に適用さ
れるものである。
以下本案を図示の実施例について説明する。
機器またはサポート材11を取付ける埋込板1
2は、その端部が工場において予めライニング板
の板厚に等しい厚み分だけ欠截された段部12a
に形成され、その表面に隔離溝12bが設けられ
ている。
前記埋込板12はその段部12aが液体貯槽の
コンクリート部13に、コンクリート面13aと
同一面上に位置するように定着されている。従つ
て埋込板12はコンクリート面13aよりライニ
ングプレートの板厚部だけ槽内に突出した状態で
コンクリート部13に定着されている。図中14
はアンカー金物である。
次いでライニング板15をコンクリート面13
aに層着するとともに、その端部を前記埋込板1
2の段部12aに敷設し、同埋込板12と突合せ
溶接16して、ライニング板15と埋込板12と
が一体化され、貯槽内に凹入部及び隅肉溶接部の
ないライニングを構成するものである。
前記突合せ溶接部保護のため、前記段部12a
に形成された隔離溝12bは万一の場合の検知溝
も兼用している。
このように貯槽内に凹入部がなくなり、特に床
部に溜水部がなくなることによつて除染性が向上
し、除染作業時の被爆量が低減するものであり、
また隅肉溶接がなくなることによつて熱応力集中
の惧れがなく、より構造的に健全な貯槽の内張構
造を構成しうるものであり、更にまた溶接部が平
面的となることにより溶接部研磨時間を短縮しう
るものである。
また前記埋込板の段部に隔離溝を設けることに
よつて、埋込板裏面の隔離溝の取付が不要にな
り、一般隔離溝への接続形状が単純化され、現場
における工数が低減されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の液体貯槽の内張構造の縦断面
図、第2図はその要部拡大図、第3図は本考案に
係る液体貯槽の内張構造の一実施例の縦断面図、
第4図はその要部拡大図である。 12……埋込板、12a……段部、12b……
隔離溝、13……コンクリート部、15……ライ
ナ板、16……突合せ溶接。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ライニング板の板厚に等しい厚み分を欠截して
    なる端部の段部表面に隔離溝の配設された機器ま
    たはサポート材取付用埋込板を、前記段部が貯槽
    内周コンクリート面と同一面上に位置するように
    定着し、同コンクリート面に層着されたライニン
    グ板を前記埋込板の段部上に敷設するとともに、
    同埋込板に突合せ溶接してなることを特徴とする
    液体貯槽の内張構造。
JP425683U 1983-01-18 1983-01-18 液体貯槽の内張構造 Granted JPS59112796U (ja)

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JP425683U JPS59112796U (ja) 1983-01-18 1983-01-18 液体貯槽の内張構造

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JP425683U JPS59112796U (ja) 1983-01-18 1983-01-18 液体貯槽の内張構造

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Publication Number Publication Date
JPS59112796U JPS59112796U (ja) 1984-07-30
JPS6231435Y2 true JPS6231435Y2 (ja) 1987-08-12

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