JPS5911911Y2 - 角型槽ライニング構造 - Google Patents

角型槽ライニング構造

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Publication number
JPS5911911Y2
JPS5911911Y2 JP8072080U JP8072080U JPS5911911Y2 JP S5911911 Y2 JPS5911911 Y2 JP S5911911Y2 JP 8072080 U JP8072080 U JP 8072080U JP 8072080 U JP8072080 U JP 8072080U JP S5911911 Y2 JPS5911911 Y2 JP S5911911Y2
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JP
Japan
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sided corner
lining
flat plate
lining structure
square tank
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Expired
Application number
JP8072080U
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English (en)
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JPS573692U (ja
Inventor
和一 平郡
真市 山田
Original Assignee
三菱重工業株式会社
大江工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、角型槽におけるライニング構造に関する。
一般に、液体を保有する角型槽においては、第1〜3図
に示すように、そのコーナ一部は施工を容易にするため
コーナー金物1にライニング板2を隅肉溶接3により取
付けて構或していた。
また原子カプラントでは槽内部に放射性液体を保有する
ため、内部液体の完全なドレン及びその後の除染作業の
簡易化をはかるため、丸みをつけたコーナープレート4
を設けて隅肉溶接5を行ない、隅部は二重構造となって
いる。
なお、除染作業を容易にするため、また隅肉溶接5の施
工後の検査品質の向上のため、隅肉溶接5の部分は、十
分に磨く必要がある。
そして、隅肉溶接5は、ライニング板厚により異なるが
、裏面が強固なコンクリート躯体である埋込槽では、通
常2層溶接となっている。
ところで、このような従来のライニング構造では、次の
ような欠点がある。
(1)溶接線が、一隅で4本となり工数が多くなる。
(2)溶接部検査も、溶接線が増すに従い多くなる。
(3)溶接部研磨は隅肉溶接ではやりに<<、母材であ
るライニング板2をも削る可能性がある。
すなわち、溶接傾斜に沿って研磨するからである。
(4)隅肉溶接は、熱を受けた場合には応力集中が厳し
く、強度上溶接の健全性に疑問がある。
本考案は、角型槽のライニング構造における上述の諸問
題を解決しようとするもので、コーナ一部付近の構造の
単純化をはかり、溶接線を減少させて、溶接,研磨およ
び検査の諸作業の減少をはかるとともに、突合わせ溶接
により溶接部の強度を十分に保持しうるようにした角型
槽ライニング構造を提供することを目的とする。
このため本考案は、角型槽のライニング構造において、
上記角型槽の側壁および底壁に沿う平板部と、同平板部
2個の境界部としての二面コーナ一部と、上記平板部3
個の境界部としての三面コーナ一部とをそなえ、上記三
面コーナ一部が一体曲げ加工された三面コーナーピース
として形或されるとともに、上記二面コーナ一部が上記
平板部と一体に曲げ加工されたライニング板として形或
されて、上記三面コーナーピースが上記ライニング板の
切欠き部内に嵌込まれて突合わせ溶接により接合された
ことを特徴としている。
以下、図面により本考案の一実施例としての角型槽ライ
ニング構造について説明すると、第4図はその概略を示
す斜視図、第5図は第4図のV部の詳細を示す拡大斜視
図、第6図はその溶接部の断面を示す斜視図である。
第4〜6図に示すように、角型槽の側壁や底壁に沿う平
板部2aと、2個の平板部2aの境界部としての二面コ
ーナ一部2bとでライニング板2が形成されている。
すなわち二面コーナ一部2bは、平板部2aと一体に曲
げ加工されて、ライニング板2として形戊されており、
さらに二面コーナ一部2bに続く小平板部2Cが設けら
れている。
また3個の平板部2aの境界部である三面コーナ一部は
、一体曲げ加工された三面コーナーピース6,7として
形或されている。
そして、三面コーナーピース6,7は、ライニング板2
に形或された切欠き部内に嵌込まれて突合わせ溶接8に
より接合されている。
さらに、隣接するライニング板2どうじの接合も、突合
わせ溶接9により行なわれる。
なお三面コーナーピース6,7とライニング板2との突
合わせ溶接8は工場にて行なわれ、ライニング板2どう
じの突合わせ溶接9は現地にて行なわれる。
上述の角型槽におけるライニング構造によれば、第1〜
3図に示した従来のものに比べて溶接線が大幅に減少し
て、溶接,研磨および検査の手間が著しく軽減されるの
である。
またライニング構造の接合は、すべて突合わせ溶接によ
り行なわれるので、溶接作業が容易となるほか、隅肉溶
接に比べて熱応力集中が大幅に緩和されるのであり、さ
らに、研磨による母材の削り過ぎの懸念も無くなるので
ある。
そして、現地溶接の減少により、現地据付け工事期間の
短縮が可能となる利点もある。
なお、小平板部2Cの存在により、二面コーナ一部2b
の戊形曲げに基づく残留応力集中部から離隔した位置で
、突合わせ溶接9を行なうことができる。
以上詳述したように、本考案の角型槽ライニング構造に
よれば、三面コーナ一部が一体曲げ加工された三面コー
ナーピースとして形威されるとともに、二面コーナ一部
が平面部と一体に曲げ加工されたライニング板として形
或されて、三面コーナーピースがライニング板の切欠き
部内に嵌込まれ突合わせ溶接されるという簡素な構或で
、溶接線の減少と、これに伴う種々の利点が得られ、さ
らに突合わせ溶接による利点も得られるのである。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は従来の角型槽ライニング構造を示すもので
、第1図はその概略を示す斜視図、第2図は第1図のI
I部の詳細を示す拡大斜視図、第3図はそのコーナ一部
の断面図であり、第4〜6図は本考案の一実施例として
の角型槽ライニング構造を示すもので、第4図はその概
略を示す斜視図、第5図は第4図のV部の詳細を示す拡
大斜視図、第6図はその溶接部の断面を示す斜視図であ
る。 2・・・・・・ライニング板、2a・・・・・・平板部
、2b・・・・・・二面コーナ一部、2C・・・・・・
小平板部、6,7・・・・・・三面コーナーピース、8
,9・・・・・・突合わせ溶接。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 角型槽のライニング構造において、上記角型槽の側壁お
    よび底壁に沿う平板部と、同平板部2個の境界部として
    の二面コーナ一部と、上記平板部3個の境界部としての
    三面コーナ一部とをそなえ、上記三面コーナ一部が一体
    曲げ加工された三面コーナーピースとして形威されると
    ともに、上記二面コーナ一部が上記平板部と一体に曲げ
    加工されたライニング板として形或されて、上記三面コ
    ーナーピースが上記ライニング板の切欠き部内に嵌込ま
    れて突合わせ溶接により接合されたことを特徴とする角
    型槽ライニング構造。
JP8072080U 1980-06-10 1980-06-10 角型槽ライニング構造 Expired JPS5911911Y2 (ja)

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JPS573692U JPS573692U (ja) 1982-01-09
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