JPS6227315B2 - - Google Patents

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JPS6227315B2
JPS6227315B2 JP57189881A JP18988182A JPS6227315B2 JP S6227315 B2 JPS6227315 B2 JP S6227315B2 JP 57189881 A JP57189881 A JP 57189881A JP 18988182 A JP18988182 A JP 18988182A JP S6227315 B2 JPS6227315 B2 JP S6227315B2
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pilot
spool
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port
main spool
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JP57189881A
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JPS5980588A (ja
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Kenichi Shimora
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Nabco Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5980588A publication Critical patent/JPS5980588A/ja
Publication of JPS6227315B2 publication Critical patent/JPS6227315B2/ja
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、トラツククレーン等に用いられる
手動操作機構付の比例電磁式方向制御弁に関す
る。
<従来の技術> 比例電磁式方向制御弁の従来例としては、特公
昭47−10751号及び特開昭50−91037号等において
開示されているが、これらの比例電磁式方向制御
弁は、いずれも電気信号によつてのみ制御され
る。しかしながら、比例電磁式方向制御弁を用い
るトラツククレーンや高所作業車、パワーシヨベ
ル等においては、しばしば手動操作機構を必要と
する場合がある。例えば、トラツククレーンによ
る少量の荷物の積みおろしや、高所作業車による
開始及び終了時の作業、又、パワーシヨベルによ
る危険な場所以外の作業では手動操作による方が
電気信号によつて操作されるより都合の良い場合
が多い。更には、電気系統の故障時には、いづれ
の場合にも手動操作機構が不可欠なものとなる。
上記特公昭47−10751号及び特開昭50−91037号等
は手動操作機構を有していないため使用上多々の
欠点があつた。
上記のような理由により、手動操作機構付の比
例電磁式方向制御弁が提案され、例えば特公昭56
−50153号が開示されている。以下、この方向制
御弁を示す第4図について述べる。
まず、メインスプール113に対して同心的に
孔119が配置されており、中空に形成された調
整部材114が前記孔119内を液密に滑動案内
せしめられていて、かつ一端部においてピン12
1、板バネ122および隔てリング123によつ
て軸線方向でメインスプール113と固定的に結
合されている。ピン121と調整部材114との
間のOリング124はシール作用を有し、かつこ
のOリングによつて調整部材114はメインスプ
ール113に対して相対的に中心がわずかにずれ
ることができる。調整部材114の他端部は複動
式戻し装置125を受容しており、この戻し装置
の戻しバネ126は2つのバネ受け127を介し
て一方では調整部材114に、かつ他方ではパイ
ロツトスプール128にそれぞれ支えられてお
り、このパイロツトスプール128の弁ケーシン
グ129から突出した部分は中空の調整部材11
4内に突入している。パイロツトスプール128
の直径はメインスプール113の直径よりも小さ
く、従つて、調整部材114は差動ピストン13
1を形成し、この差動ピストン131の小さな有
効面はケーシング118と切換弁ケーシング11
1との間の第1の圧力室132に配属されてお
り、かつ大きな有効面はケーシング118と弁ケ
ーシング129との間の第2の圧力室133に配
属されている。
予制御弁116は3ポート3位置切換弁として
構成されていて、かつ第1のポート134、第2
のポート135及び第3のポート136を有して
おり、これらのポートはパイロツトスプール12
8が図中の中立位置にある場合互に分離されてい
る。第1のポート134はケーシング118内の
孔137,138を介して第1の圧力室132と
連通されていて、かつ孔138を経て切換弁ケー
シング111内の流入通路139と連通してい
る。予制御弁116の第2のポート135は第2
の圧力室133と接続されており、第3のポート
136はケーシング118内の孔141を介して
切換弁ケーシング111内の戻し通路142と連
通せしめられている。パイロツトスプール128
にはつばによつて第1制御縁143及び第2制御
縁144が形成されており、これらの制御縁はパ
イロツトスプール128が中央の中立位置から作
業位置にずれる際に、第1のポート134と第2
のポート135及び第2ポート135と第3のポ
ート136の連通を制御する。
予制御弁116のケーシング129にはピスト
ン部分115と反対側に電磁駆動装置117が配
置されており、この駆動装置の電磁石145はパ
イロツトスプール128上に固定された2つの接
極子146,147を有している。電磁石145
の上方には増幅段148が配置されており、入力
端子149は目標値を与えるためのポテンシヨメ
ータ(図示せず)と接続可能である。該ポテンシ
ヨメータは、これに代るものとして誘導発生器ま
たは電子的な制御器であつても良い。電磁石14
5は接極子146,147に作用する力が電流に
対して常に比例している。
次に、上記の方向制御弁の動作について説明す
る。
入力端子149に信号が与えられない場合、パ
イロツトスプール128は図示の中立位置にあ
り、この中立位置においてパイロツトスプール1
28は液力によつて定心されている。
入力端子149に信号が与えられると接極子1
46が与えられた電流量に比例した力で右側に向
かつて引つ張られる。この際に接極子146はパ
イロツトスプール128を連行し、かつ圧力室1
32と133との連通が第1制御縁143によつ
て行なわれる。これによつて第2圧力室133内
の圧力は増大し、かつ差動ピストン131を左側
へ向つて押して、この差動ピストン131の左方
向への移動により戻しバネ126がたわまされ接
極子146によつて生ぜしめられた力と逆向きの
力をパイロツトスプール128に作用させ、パイ
ロツトスプール128を中立位置へ復帰させる。
このばね力によつてパイロツトスプール128が
中立位置で復帰させられると、圧力室132と1
33との間が遮断される。このようにして接極子
146に作用する力は戻しバネ126を介して調
整部材114における運動距離に変換され、この
調整部材114はメインスプール113を作動さ
せる。
接極子146に作用する力が更に強まると、中
立位置における力の均衡が再びパイロツトスプー
ル128に生ずるまで前記過程が繰り返され、こ
の場合調整部材114は大きな電流量に比例して
一層大きな力を出す。
差動ピストン131がずらされた位置にある場
合に接極子146に作用する力が低下すると、戻
しバネ126はパイロツトスプール128を左側
へ向つて押す。第2圧力室133は第2制御縁1
44を介して第3ポート136、戻し通路142
内へ除圧される。第1圧力室132内の制御圧は
差動ピストン131を右側へ向つて移動せしめ、
これによつて戻しバネ126及び接極子146の
力はパイロツトスプール128の中立位置におい
て再び均衡せしめられる。この場合調整部材11
4の力も入力端子149に与えられる電流量に比
例している。
<本発明が解決しようとする問題点> また切換弁112は調整装置110の反対側に
手動操作装置(図示せず)を有している。これに
よつてメインスプール113は、第1、第2圧力
室132,133への圧力流体(パイロツト圧力
流体)の供給が断たれたときのような非常時に手
動操作できる構成としている。しかしメインスプ
ール113が手動操作装置により右側に向かつて
ずらされる際、第2の圧力室133から圧力流体
は押し出されねばならない。このために第2圧力
室133と第1ポート134との間に逆止弁15
1が配置されている。又、メインスプール113
が手動操作装置によつて左側へ向かつてずらされ
る場合は、バネ126の弾発力によつて、パイロ
ツトスプール128が左方向にずらされ、第2ポ
ート135と第3ポート136とを接続し、圧力
室133へ流体を供給することにより、行なわれ
る。
以上のように、この手動操作付方向切換弁で
は、切換弁ケーシング111の一端に手動操作装
置を備えているが、この手動操作装置によつてメ
インスプール113を操作すれば、作動ピストン
131が作動し、第1、第2の圧力室132,1
33への流体の給排を行なうとき、予制御弁11
6を作動させる等が必要とされるので、大きな操
作力を必要とし、さらに、第1、第2の圧力室1
32,133へ流体圧力が作用している場合は、
作動ピストン131に作用するパイロツト油圧に
よる押圧力が作用するので手動操作ができなくな
る等の問題点を有する。
本発明は、パイロツト圧力流体の有無にかかわ
らず手動操作型の方向制御弁と同等の操作力で操
作可能とすることを目的とするものである。
<問題点を解決するための手段> 上記の問題点を解決するため本発明の手段は、
スプールを有する方向切換弁の一端に、手動操作
部を設け、他端に操作シリンダ部を設けてなり、
この操作シリンダ部は、前記スプールに連設する
ピストンと、このピストンが摺動自在に嵌入する
内孔と、この内孔の両側に設けてあり、パイロツ
ト源が接続するパイロツト圧力室とで形成し、こ
のパイロツト圧力室へのパイロツト油圧の制御
を、電磁弁で制御する構成とした方向制御弁にお
いて、前記パイロツト圧力室には、パイロツト操
作用戻しばねが設けてあり、このパイロツト操作
用戻しばねと前記ピストンとは、前記手動操作部
によつて前記スプールが切り換つたとき当接する
関係にあり、前記電磁弁は、消磁時に前記パイロ
ツト圧力室とタンクとを接続する構成としたもの
である。
<作用> 上記の手段を有する本発明は、電磁弁に作動指
令が与えられない場合において、パイロツト圧力
室の圧油がタンクに接続されるものである。この
とき、手動操作部でスプールが操作されると、ス
プールに連結したピストンが一方から他方へ移動
させられるが、このとき、パイロツト圧力室の圧
油は、電磁弁を介してタンクへ流出され、パイロ
ツト操作用戻しばねは、スプールが切り換つたと
きピストンに当接するものであるから、パイロツ
ト圧力室へのパイロツト圧油が供給されているか
否かにかかわらず小さな操作力での手動操作が可
能となるものである。
以下、図面に基づいてこの発明の手動操作機構
付比例電磁式方向制御弁を詳細に説明する。
第1図はこの発明の実施例を示す断面図であつ
て、操作シリンダ部1は、該操作シリンダ部1の
一端から挿入された方向切換弁2aのメインスプ
ール2のにその先端を固着されたメインスプール
連結部材3を内含している。該メインスプール連
結部材3は操作シリンダ本体4に設けられた貫通
孔5を貫通し、該貫通孔5により前記操作シリン
ダ本体4に摺動自在に支持されており、前記メイ
ンスプール2と同軸上で軸方向に連動することが
できる。メインスプール連結部材3のほぼ中央部
には該連結部材3を小径とすることによりなされ
たピストン嵌合部6が設けられ該ピストン嵌合部
6には、内孔6aに摺動自在に嵌入された2つの
ピストン7a,7bが摺動自在に嵌合されてお
り、該ピストン7aとピストン7bの間には中間
室8が形成されている。この中間室8の反対側に
はパイロツト圧力室9a,9bが夫々形成され、
該パイロツト圧力室9a,9bの内部にはパイロ
ツト圧操作用戻しバネ10a,10bが張設され
ている。該パイロツト圧操作用戻しバネ10a,
10bはピストン7a,7bを押圧するもので、
操作シリンダ部1の内壁に沿つて摺動するパイロ
ツト操作用戻しバネ受け11a,11bと操作シ
リンダ本体4との間に張設されている。前記メイ
ンスプール連結部材3のメインスプール2との連
結側と反対の先端部は操作シリンダ部1には手動
操作部15a(第2図、第3図参照のこと)の中
立位置復帰装置13aが連設してある。この中立
位置復帰装置13aの戻し室12には手動レバー
操作用戻しバネ13が、メインスプール2の中立
時に該手動レバー操作用戻し室12の内壁に当接
している手動レバー操作用戻しバネ受け14a,
14bを押圧するように張設されている。前記手
動レバー操作用戻しバネ13を受ける手動レバー
操作用戻しバネ受け14a,14bは、メインス
プール2が移動した場合、そのいづれか一方がメ
インスプール連結部材3と一体となつて移動し、
他の一方はメインスプール2が中立時の位置のま
ま手動レバー操作用戻し室12の内壁と当接して
いるように設置されており、このようにメインス
プール2が中立位置から移動した場合、即ちメイ
ンスプール連結部材3が中立位置から移動した場
合に手動レバー操作用戻しバネ13は手動レバー
操作用戻しバネ受け14a,14bの間で圧縮さ
れ、中立位置に戻る時バネ圧によつて伸長するよ
うになつている。
一方、メインスプール2のメインスプール連結
部材3との連結側と反対側には手動レバー15
(第2図及び第3図参照)が装備されており、該
手動レバー15を操作することによりメインスプ
ール2及びメインスプール連結部材3を中立位置
からメインスプール2の軸方向(図中矢印E又は
F方向)に移動させることができる。メインスプ
ール2はこの移動によつてアクチユエータ(図示
せず)の方向制御弁を行つており、例えば第2図
のようにポンプ(図示せず)に導かれるポート
P、シリンダ(図示せず)に導かれるポートA、
ポートB、タンク(図示せず)に導かれるポート
Tを有する方向制御弁では、メインスプール2を
中立位置から矢印E方向に移動させることにより
ポートPからポートAの通路及びポートBからポ
ートTへの通路が開かれ、メインスプール2を中
立位置から矢印F方向に移動させることによりポ
ートPからポートBの通路及びポートAからポー
トTへの通路が開かれて、夫々ポートPとの通路
が開かれた側のシリンダに油が流れていくように
なつている。
次に、操作シリンダ部1、即ちメインスプール
2を負荷とする予制御弁16について説明する。
該予制御弁16は3ポート3位置切換弁として構
成されている。まず、パイロツト源16′から供
給されるパイロツト流体の通路であるパイロツト
通路16a,16bにはその途中に固定絞り17
a,17bが設けられており、該固定絞り17
a,17bの下流側はソレノイド28a,28b
と円錐型のパイロツト弁18a,18bからなる
パイロツト圧力制御弁18に夫々導かれている。
固定絞り17a,17bの下流側にパイロツトス
プール戻しバネ室19a,19bを介して前記パ
イロツト圧力室9a,9bに導かれており、従つ
て、パイロツト圧力室9aとパイロツトスプール
戻しバネ室19a及びパイロツト圧力室9bとパ
イロツトスプール戻しバネ室19bは常に同圧で
あつてパイロツトスプール20は、パイロツトス
プール戻しバネ室19a,19bに張設されたパ
イロツトスプール戻しバネ21a,21bの押圧
力に反発して摺動するよう内設されている。前記
したように、この予制御弁16は3ポートであ
り、3つのポートの中で真中に位置するポート2
2は前記中間室8へ導かれ、両端のポートのうち
一方のポート23はパイロツト通路16bを介し
てパイロツト源16′へ、もう一方のポート24
はタンク通路25を経てタンク(図示せず)へ導
かれている。これらのポートはパイロツト弁20
aのパイロツトスプール20が中立位置にある
時、パイロツト源16′からのパイロツト圧力流
体はパイロツトスプール20によつてブロツクさ
れており、中間室8とタンクはつなかつた状態と
なつている。前記パイロツトスプール戻しバネ2
1a,21bはパイロツトスプール戻しバネ室1
9a,19bにおいてパイロツトスプール20に
当接したバネ受け26a,26bと、パイロツト
スプール戻しバネ室19aの内壁の間に張設され
たパイロツトスプール20を中立に保持してい
る。
前記パイロツト弁18a,18bはパイロツト
通路16a,16bの開口端の弁座部27a,2
7bに夫々当接し、更に、該パイロツト弁18
a,18bは予制御弁16の外部に設けられたソ
レノイド28a,28bの可動鉄心29a,29
bに取着されて、ソレノイド28aもしくはソレ
ノイド28bの電源に電圧が印加されるとその電
圧の大きさに比例した力で前記弁座部27aもし
くは27bに押付けられるようになつている。
次に上記のようにして構成される手動操作機構
付比例電磁式方向制御弁の動作について説明す
る。
まず、メインスプール2を手動レバー15によ
つて操作する場合について述べると、例えば、ポ
ートPからポートAへの通路を開きたい場合に
は、手動レバー15を操作しメインスプール2を
矢印E方向へ移動させれば良い。
手動操作の時、ソレノイド28a,28bはい
づれも励磁されていないため、パイロツト弁18
a,18bは弁座部27a,27bに対して押し
付けられておらず、パイロツトスプール戻しバネ
室19a,19b及びパイロツト圧力室9a,9
bは共にタンク圧力になつている。パイロツトス
プール戻しバネ室19a,19bが共にタンク圧
力である時、パイロツトスプール20はパイロツ
トスプール戻しバネ21a,21bによつて中立
に保持されており、この時予制御弁16の各ポー
トのうち、中間室8へ通じるポート22とタンク
通路25へ通じるポート24が開路状態となり因
つて中間室8もタンク圧力となつている。従つ
て、手動レバー15によりメインスプール2を移
動させた時、ピストン7a,7bは中間室8の方
向へ該中間室8を縮小していくようにして夫々自
由に移動することができ、例えばメインスプール
2を矢印E方向に移動させた場合には第2図に示
すようにピストン7bが、メインスプール2と連
動するメインスプール連結部材3に伴つてE方向
に移動し、中間室8の油はタンク通路25を通じ
てタンク(図示せず)へ送られている。更に、メ
インスプール連結部材3がメインスプール2と連
動してE方向に移動する時、手動レバー操作用戻
し室12においては手動レバー操作用戻しバネ受
け14bがメインスプール連結部材3に追動し、
手動バネ操作用戻しバネ13を圧縮していく。以
上からも明らかなように、手動レバー15を操作
することにより、メインスプール2をE方向に移
動させる時、ピストン7bが同様にE方向に移動
し、ピストン7aに当接するまでの間、メインス
プール2は手動レバー操作用戻しバネ13の反発
力にのみ対抗して移動される。但し、手動レバー
操作用戻しバネ受け14a,14bが当接するま
での距離Xaが、ピストン7a,7bが当接する
までの距離Yaよりも大きいと、ピストン7a,
7bが当接してから後はパイロツト圧操作用戻し
バネ10aの反発力も受けることになるので、手
動レバー15によるメインスプール2の操作を行
う場合にはXa〓Yaであることが望ましい。以上
のようにして矢印E方向に移動されたメインスプ
ール2は手動レバー15から手を離すと手動レバ
ー操作用戻しバネ13の反発力によつて中立位置
へ復帰する。
手動レバー15によりメインスプール2を矢印
F方向へ移動させた場合の動作については上記記
載の矢印E方向に移動させた場合に準じるので説
明は省略する。
次に、メインスプール2と予制御弁16によつ
て移動させる電磁操作について説明する。
今、ソレノイド28bに電圧が印加されると可
動鉄心29bに取着されたパイロツト弁18bが
印加電圧に応じた力で弁座部27bに押し付けら
れる。従つて、固定絞り17bの下流側にあるパ
イロツトスプール戻しバネ室19b、パイロツト
圧力室9bの圧力も、パイロツト弁18bが弁座
部27bに押し付けられる力に比例して増大して
ゆく。一方、ソレノイド28aには電圧が印加さ
れないため、パイロツト弁18aは弁座部27a
を押えつけておらず、パイロツトスプール戻しバ
ネ室19a、パイロツト圧力室9aの流体はタン
ク通路25に自由に送り出される。ここで、パイ
ロツトスプール戻しバネ21a,21bの押圧力
を十分に小さなものとしておけば、パイロツトス
プール20は、ソレノイド28bに電圧が印加さ
れてパイロツトスプール戻しバネ室19bの圧力
が増大し始めるとパイロツトスプール戻しバネ室
19a、パイロツト圧力室9aとパイロツトスプ
ール戻しバネ室19b、パイロツト圧力室の圧力
バランスがくずれるためパイロツトスプール戻し
バネ室19a側へ移動し、この時、第3図に示す
ように中間室8へ通じるポート22とタンク通路
25へ通じるポート24は遮断され、一方、前記
中間室8へ通じるポート22とパイロツト源1
6′へ通じるポート23が開路状態となる。従つ
て、中間室8はパイロツトスプール20が中立位
置にある時のタンク圧からパイロツト源16′の
元圧力となり、ピストン7a,7bはピストン嵌
合部6の両端に押し付けられる。ピストン嵌合部
6の両端に押し付けられ、その中間に中間室8を
形成したピストン7a,7bはソレノイド28b
に電圧を印加されることによりパイロツト圧力室
9bに与えられたパイロツト制御圧力によりパイ
ロツト圧力室9a側(図示矢印E方向)へメイン
スプール連結部材3を伴つて移動し、この時メイ
ンスプール2も同時に図中矢印E方向に移動す
る。前記パイロツト圧力室9bに与えられるパイ
ロツト制御圧力は固定絞り17bを通過している
ため、中間室8に与えられるパイロツト源16′
の元圧力よりも常時小さく、従つて、パイロツト
圧力室9bに前記パイロツト制御圧力が与えられ
ピストン7a,7bが図中矢印E方向に移動する
際にも該ピストン7a,7bはピストン嵌合部6
の両端に押し付けられた状態のまま一体となつて
移動する。ここでピストン7a,7bは、パイロ
ツト圧操作用戻しバネ10aと手動レバー操作用
戻しバネ13の合成バネ力に反発して移動し、従
つて、ピストン7a,7bの移動距離は、パイロ
ツト圧力室9bに与えられるパイロツト制御圧力
に対して、前記パイロツト圧操作用戻しバネ10
aと手動レバー操作用戻しバネ13の合成バネ力
がバランスする位置までの距離となる。この時、
上記の記載から明らかなようにメインスプール2
も前記ピストン7a,7bと同様の距離を移動
し、よつてメインスプール2はパイロツト圧力室
9bに与えられるパイロツト制御圧力、即ちソレ
ノイド28bにかけられる印加電圧に比例して制
御されることがわかる。
ソレノイド28aのみに電圧を印加した場合は
メインスプール2は、図中矢印F方向に移動する
が、この場合における各動作は上記ソレノイド2
8bのみに電圧を印加しメインスプール2の図中
矢印E方向に移動する場合に準じるので説明は省
略する。
なお、メインスプール2が移動する時、液密を
保つためのシール30による摺動抵抗力及び方向
制御弁の油が例えば図中矢印X,Yへの流れによ
る流体力が該メインスプール2に働き、メインス
プール2の位置決めに対して誤差を与える原因と
なるが、パイロツト圧操作用戻しバネ10a,1
0bのバネ定数を大きくとり、手動レバー操作用
戻しバネ13との合成バネ力を大きくして上記シ
ール30による摺動抵抗力や方向制御弁の油によ
る流体力に打勝つような大きさにすることによ
り、前記メインスプール2の位置決めに対する誤
差を実用上の許容範囲内に抑えることができる。
<発明の効果> 上記に説明したとうり、この発明によると、電
磁弁への操作指令が印加されないとき、パイロツ
ト圧力室は、電磁弁を介してタンクに連通するも
のであり、また、操作シリンダ部のピストンは、
スプールの切り換え範囲内において、パイロツト
操作用戻しばねに関係なく自由に移動できる構成
であるから、手動操作の抵抗がない。従つて、通
常の手動操作弁と同様の操作感覚で操作できる。
さらに、前記した手動操作は、パイロツト圧力室
へパイロツト圧油が供給されていても同様であ
る。従つて、電磁操作と手動操作との切換が任意
に行える。さらに、パイロツト操作用戻しばねの
ばね力は、手動操作に関係ないものであるから、
必要に応じて強くすることができる。このパイロ
ツト操作用戻しばねのばね力に応じてパイロツト
油圧を強くすればスプールは大きい力が作用した
状態で操作されるので、スプールに作用する外乱
(特にフローフオース)による影響を小さくする
ことができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す断面図、第
2図は同じく手動操作を行つた場合の断面による
説明図、第3図は同じく予制御弁によつて電磁操
作を行つた場合の断面による説明図、第4図は従
来の手動操作機構付比例電磁式方向制御弁の断面
図。 1……操作シリンダ部、2……メインスプール
(スプール)、6a……内孔、7a,7b……ピス
トン、9a,9b……パイロツト圧力室、10
a,10b……パイロツト圧操作用戻しバネ、1
5a……手動操作部、16′……パイロツト源、
18……パイロツト圧力制御弁(電磁弁)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 スプールを有する方向の一端に手動操作部を
    設け、他端に操作シリンダ部を設けてなり、この
    操作シリンダ部は、前記スプールに連設するピス
    トンと、このピストンが摺動自在に嵌入する内孔
    と、この内孔の両側に設けてありパイロツト源が
    接続するパイロツト圧力室とを有し、パイロツト
    圧力室へのパイロツト油圧の制御を、電磁弁で制
    御する構成とした方向制御弁において、前記パイ
    ロツト圧力室には、パイロツト操作用の戻しばね
    が設けてあり、このパイロツト操作用の戻しばね
    と前記ピストンとは、前記手動操作部によつて、
    スプールが切り換つた時当接する関係にあり、前
    記電磁弁は、消磁時に前記パイロツト圧力室とタ
    ンクとを接続する構成とした手動操作機構付比例
    電磁式方向制御弁。
JP18988182A 1982-10-28 1982-10-28 手動操作機構付比例電磁式方向制御弁 Granted JPS5980588A (ja)

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JPS5816477B2 (ja) * 1977-10-12 1983-03-31 防衛庁技術研究本部長 レ−ダ装置

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