JPH063232Y2 - 切換弁 - Google Patents

切換弁

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JPH063232Y2
JPH063232Y2 JP1988076574U JP7657488U JPH063232Y2 JP H063232 Y2 JPH063232 Y2 JP H063232Y2 JP 1988076574 U JP1988076574 U JP 1988076574U JP 7657488 U JP7657488 U JP 7657488U JP H063232 Y2 JPH063232 Y2 JP H063232Y2
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JP
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spool
piston
valve rod
valve
slider
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JP1988076574U
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JPH01180080U (ja
Inventor
敏明 中沢
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三輪精機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、流体圧作動切換弁に関し、特に、スプールと
それを制御するシリンダ装置におけるピストンとの連動
構造に係り、例えば、自積載トラッククレーンを駆動制
御する油圧系に使用される切換弁に利用して有効なもの
に関する。
〔従来の技術〕
一般的な切換弁として、ポートを切り換えるスプール
と、パイロット圧力が給排されるシリンダ室と、このシ
リンダ室に摺動自在に嵌挿されているとともに、前記ス
プールを作動させるように構成されているピストンとを
備えており、パイロット圧力をシリンダ室に供給してピ
ストンを摺動させ、このピストンの摺動によりスプール
を操作してポートを切り換えるように構成されているも
のがある。
従来、この種の切換弁が自積載トラッククレーンを駆動
制御する油圧系に使用される場合、パイロット圧力の給
排を電磁弁により制御するように構成することにより、
クレーンの運転を遠隔操作によって実行し得るように構
成されることがある。このような場合においても、手動
操作を確保するために、レバーをスプールに連携するこ
とにより、スプールを油圧作動とは別に手動によって操
作し得るように構成されているのが通例である。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、このような切換弁においては、冬期等の低温時
にパイロット回路における作動油の粘性抵抗が増加する
ため、スプールを手動操作する際に強い操作力が必要に
なるという問題点があることが、本考案者によって明ら
かにされた。
本考案の目的は、手動操作時における操作力を軽減化す
ることができる切換弁を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る切換弁は、ボデー(2)に長手方向に摺動
自在に嵌入されてポート(5a〜5f)を切り換えるス
プール(4)と、ボデー(2)に開設されてパイロット
圧力が油路(11,12)を通じて給排されるシリンダ
室(9)と、シリンダ室(9)に軸方向に摺動自在に嵌
入されているピストン(10)と、シリンダ室(9)に
挿入されてピストン(10)に軸方向に摺動自在に嵌入
されているとともに、スプール(4)と一体移動するよ
うに連結されている弁棒(8)とを備えている切換弁に
おいて、 前記弁棒(8)とピストン(10)との間には弁棒
(8)とピストン(10)とを所定時に連結解除する連
結装置19が介設されており、この連結装置(19)
は、 前記弁棒(8)の内部に同心的に開設されている中空部
(20)と、この中空部(20)内に軸方向に摺動自在
に嵌入されているスライダ(21)と、中空部(20)
内の一端部にスライダ(21)を他端方向に常時付勢す
るように嵌装されているスプリング(22)と、中空部
(20)のスプリング(22)と反対側に接続するよう
に弁棒(8)に開設されて油圧源に接続される油路(1
3)に接続されている制御ポート(23)と、弁棒
(8)における中空部(20)の側壁に周方向に略等隔
に配されて径方向に貫通するように開設されている複数
個のボール保持孔(24)と、各保持孔(24)に中空
部(20)の径方向に進退し得るように収容されている
ボール(25)と、ピストン(10)の内周面に、各ボ
ール保持孔(24)に対向するように没設されて、ボー
ル(25)と係合する係合溝(26)と、前記スライダ
(21)の一端部外周にスプール方向広がりに形成され
ているテーパ部(21a)とを備えており、 前記スライダ(21)の摺動によってテーパ部(21
a)を介してボール(25)を保持孔(24)に沿って
前進させて係合溝(26)に係合させることにより、弁
棒(8)とピストン(10)とを一体移動するように連
結させるように構成されていることを特徴とする。
〔作用〕
前記した手段によれば、スプールが手動操作される時
に、スプールからピストンを分離させることにより、ス
プールはピストンに作用する作動流体の粘度等にかかわ
らず、小さな操作力によって軽く動かすことができる。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例である油圧作動切換弁を示す
平面断面図、第2図はその作動状態を示す拡大部分平面
断面図である。
本実施例において、本考案に係る切換弁は油圧作動形の
スプール弁として構成されており、このスプール弁1は
ボデー2を備えている。自積載トラッククレーンを駆動
制御する油圧系に使用される場合、このスプール弁1が
複数台用意され、各ボデー2が上下方向に適宜積層され
るが、本実施例においては、1台のスプール弁1につい
て説明する。
ボデー2にはスプール挿通孔3が右側(以下、左右は第
1図にしたがう。)半分に配されて左右方向に延在する
ように開設されており、この挿通孔3にはスプール4が
左右方向に摺動自在に嵌入されている。このスプール弁
1は6ポート3位置切換構造に構成されており、ボデー
2には6個のポート5a〜5fがスプール4周りにそれ
ぞれ適宜配されて開設されている。出力ポート5bおよ
び5fが自積載トラッククレーンのアクチュエータ(図
示せず)にそれぞれ接続されるようになっている。
そして、スプール4の右端部には操作レバー6がボデー
2の外側において連結されており、このレバー6は手動
操作によりスプール4を所望の位置に移動させ得るよう
に構成されている。
他方、ボデー2の左側半分には弁棒挿通孔7がスプール
挿通孔3を一直線に延長するように開設されており、こ
の挿通孔7には弁棒8が左右方向に摺動自在に嵌入され
ている。この弁棒8はスプール4を延長することにより
一体的に形成されており、スプール4と実質的に一体移
動するように構成されている。ボデー2にはシリンダ室
9が弁棒8の外方に配されて同心的に開設されており、
シリンダ室9にはピストン10が左右方向に摺動自在に
嵌装されている。ピストン10は弁棒8に左右方向に摺
動自在に外嵌されており、後記する連結装置により弁棒
8に適時連結および解除されるようになっている。ま
た、ボデー2には第1、第2油路11,12がシリンダ
室9の両端部に連通するようにそれぞれ開設されてお
り、かつ、第3の油路13が弁棒8の後記する制御ポー
トに対向するように配されて開設されている。第1、第
2油路11,12には電磁弁V,Vが介設されてお
り、第3油路13には油圧源(図示せず)が接続されて
いる。
シリンダ室9におけるピストン10の両脇には一対のス
プリング14A,14Bが嵌装されており、両スプリン
グ14A,14Bはピストン10の中立位置を規定する
ように設定されている。また、ボデー2におけるシリン
ダ室9の左方にはスプリング嵌装室15が弁棒8周りに
形成されており、この嵌装室15内にはスプリング16
が嵌装されており、スプリング16は弁棒8を介してス
プール4の中立位置を規定するように設定されている。
弁棒8の左端部はボデー2の左端面から外部に突出され
ており、その突出端部には被検出部材17が突設されて
いる。ボデー2には位置検出装置18が設備されてお
り、位置検出装置18は被検出部材17を検出すること
により、スプール4の位置を検出するようになってい
る。
弁棒8とピストン10との間には連結装置19が介設さ
れており、この連結装置19により弁棒8とピストン1
0とは所定時に連結、またはそれを解除されるように構
成されている。
すなわち、弁棒8の内部には中空部20が同心的に配さ
れて開設されており、中空部20内にはスライダ21が
左右方向に摺動自在に嵌入されている。中空部20内の
左端部にはスプリング22がスライダ21を右方向に常
時付勢するように配されて嵌装されている。弁棒8には
制御ポート23が中空部20の右端に接続するように開
設されており、このポート23は前記第3油路13に接
続されている。弁棒8における中空部20の側壁にはボ
ール保持孔24が複数個、周方向に略等隔に配されて、
径方向に貫通するように開設されており、この保持孔2
4にはボール25が中空部の径方向に進退し得るように
収容されている。他方、ピストン10の内周面には係合
溝26が、各ボール保持孔24に対向するように配され
ており、この係合溝26はボール25と係合し得るよう
に形成されている。そして、スライダ21の左端部外周
にはテーパ部21aが右方広がりに形成されており、ス
ライダ21はその摺動によってこのテーパ部21aを介
してボール25を保持孔24に沿って進退させるように
なっている。ボール25が突出して係合溝26に係合す
ることにより、弁棒8とピストン10とは一体移動する
ように連結されることになる。
次に作用を説明する。
第1図に示されているように、第3油路13から制御ポ
ート23に油圧が供給されていない状態において、スラ
イダ21はスプリング22により右方に押し戻されてい
るため、ボール25は保持孔24内において後退した状
態になっており、弁棒8とピストン10との連結は解除
された状態になっている。
この解除状態で、人の労力によりレバー6が操作された
場合、スプール4と一体移動する弁棒8はピストン10
の存在にかかわらず、独立して摺動することになる。し
たがって、レバー6に加えられる手の操作力にはピスト
ン10に作用するシリンダ室9における作動油の粘性抵
抗は作用しないことになる。つまり、冬期等低温時にお
ける作動油の粘性抵抗の増加によるレバー6に加える操
作力の増大化を回避することができる。
次に、第3油路13から制御ポート23に油圧が供給さ
れると、スライダ21はスプリング22に抗して左方に
移動されるため、ボール25はテーパ部21aにより保
持孔24内を径方向外向きに前進されて、ピストン10
の内周面に削設された係合溝26に係合される。この係
合により、弁棒8とピストン10とがボール25および
係合溝26を介して一体移動するように連結されたこと
になる。
この状態で、電磁弁Vが切り換え作動されることによ
り、第1油路11からシリンダ室9の左側圧力室に油圧
が供給されると、ピストン10がシリンダ室9を右方に
移動されるため、ピストン10に連結された弁棒8は右
方に移動される。その結果、弁棒8に一体的に形成され
ているスプール4が右方向に移動されるため、各ポート
が切り換えられることになる。
前記実施例では自積載トラッククレーンを駆動制御する
ための油圧系に使用される油圧作動切換弁に適用した場
合につき説明したが、他の油圧系に使用される切換弁全
般に適用することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、スプールと、こ
れを操作するためのシリンダ装置におけるピストンとが
連結および解除されるように構成されているため、スプ
ールの手動操作時にスプールとピストンとの連結を解除
させることにより、ピストンに作用する作動油の粘性抵
抗がスプールの操作力に加わるのを回避することがで
き、その結果、冬期等低温時における操作力の増大化を
防止することができる。
また、スプールとピストンとの連結解除がスライダの進
退によって実行されるように構成されているため、油圧
回路の構成が連結解除のために複雑になるのを抑制する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である油圧作動切換弁を示す
平面断面図、第2図はその作動状態を示す拡大部分平面
断面図である。 1…スプール弁切換弁、2…ボデー、3…スプール挿通
孔、4…スプール、5a〜5f…ポート、6…レバー、
7…弁棒挿通孔、8…弁棒、9…シリンダ室、10…ピ
ストン、11,12,13…油路、14A,14B,1
6,22…スプリング、15…スプリング嵌装室、17
…被検出部材、18…検出装置、19…連結装置、20
…中空部、21…スライダ、21a…テーパ部、23…
制御ポート、24…ボール保持孔、25…ボール、26
…係合溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボデー(2)に長手方向に摺動自在に嵌入
    されてポート(5a〜5f)を切り換えるスプール
    (4)と、ボデー(2)に開設されてパイロット圧力が
    油路(11,12)を通じて給排されるシリンダ室
    (9)と、シリンダ室(9)に軸方向に摺動自在に嵌入
    されているピストン(10)と、シリンダ室(9)に挿
    入されてピストン(10)に軸方向に摺動自在に嵌入さ
    れているとともに、スプール(4)と一体移動するよう
    に連結されている弁棒(8)とを備えている切換弁にお
    いて、 前記弁棒(8)とピストン(10)との間には弁棒
    (8)とピストン(10)とを所定時に連結解除する連
    結装置19が介設されており、この連結装置(19)
    は、 前記弁棒(8)の内部に同心的に開設されている中空部
    (20)と、この中空部(20)内に軸方向に摺動自在
    に嵌入されているスライダ(21)と、中空部(20)
    内の一端部にスライダ(21)を他端方向に常時付勢す
    るように嵌装されているスプリング(22)と、中空部
    (20)のスプリング(22)と反対側に接続するよう
    に弁棒(8)に開設されて油圧源に接続される油路(1
    3)に接続されている制御ポート(23)と、弁棒
    (8)における中空部(20)の側壁に周方向に略等隔
    に配されて径方向に貫通するように開設されている複数
    個のボール保持孔(24)と、各保持孔(24)に中空
    部(20)の径方向に進退し得るように収容されている
    ボール(25)と、ピストン(10)の内周面に、各ボ
    ール保持孔(24)に対向するように没設されて、ボー
    ル(25)と係合する係合溝(26)と、前記スライダ
    (21)の一端部外周にスプール方向広がりに形成され
    ているテーパ部(21a)とを備えており、 前記スライダ(21)の摺動によってテーパ部(21
    a)を介してボール(25)を保持孔(24)に沿って
    前進させて係合溝(26)に係合させることにより、弁
    棒(8)とピストン(10)とを一体移動するように連
    結させるように構成されていることを特徴とする切換
    弁。
JP1988076574U 1988-06-08 1988-06-08 切換弁 Expired - Lifetime JPH063232Y2 (ja)

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JP1988076574U JPH063232Y2 (ja) 1988-06-08 1988-06-08 切換弁

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JP1988076574U JPH063232Y2 (ja) 1988-06-08 1988-06-08 切換弁

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Publication Number Publication Date
JPH01180080U JPH01180080U (ja) 1989-12-25
JPH063232Y2 true JPH063232Y2 (ja) 1994-01-26

Family

ID=31301592

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101409765B1 (ko) * 2013-12-09 2014-06-19 파카코리아(주) 화력발전소 터빈 제어용 방향 절환 밸브

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5562670U (ja) * 1978-10-24 1980-04-28
JPS5980588A (ja) * 1982-10-28 1984-05-10 Nippon Air Brake Co Ltd 手動操作機構付比例電磁式方向制御弁
JPS60116982A (ja) * 1983-11-29 1985-06-24 Nippon Air Brake Co Ltd 手動操作機構付比例電磁式方向制御弁
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JPH01180080U (ja) 1989-12-25

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