JP3649342B2 - 方向制御弁 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、作動油の流れ方向を制御する方向制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3及び図4は、従来の方向制御弁の構成を示す断面図である。
ハウジング1内には、メインスプール2が摺動可能に組み込まれている。このメインスプール2には、第1環状溝3と第2環状溝4とを形成している。そして、このメインスプール2の両端に対応する位置には、キャップ5、6が取付けられ、これらキャップ5、6内をパイロット室5a、6aとしている。さらに、一方のパイロット室6a内には、センタリングスプリング7が配置されている。
ハウジング1には、図示していないポンプから供給されている圧油が流入する供給通路8を形成している。
また、ハウジング1には、アクチュエータポート9、10を形成するとともに、アクチュエータポート9の内端を流通路11に開口し、アクチュエータポート10の内端を流通路12に開口している。
さらに、ハウジング1には、図示していないタンクへ続く、戻り通路13を形成している。
【0003】
このようにした方向制御弁では、メインスプール2が左方向に移動すると、供給通路8と流通路12とがメインスプール2に形成した第2環状溝4を介して連通する一方、戻り通路13と流通路11とがメインスプール2に形成した第1環状溝3を介して連通する。
したがって、図示していないポンプから供給された圧油は、供給通路8→第2環状溝4→流通路12→アクチュエータポート10を経由して、図示していないアクチュエータであるシリンダに供給される。そして、このシリンダの戻り油は、アクチュエータポート9→流通路11→第1環状溝3→戻り通路13を経由して、図示していないタンクに戻る。
【0004】
一方、図中ハウジング1の上記キャップ5、6の下方位置には、電磁比例減圧弁14、15が直接取付けられている。この電磁比例減圧弁15は、ソレノイド16と、ハウジング1内に装着されたスリーブ17と、このスリーブ17内に摺動可能に収容されたパイロットスプール18と、から構成されている。
このスリーブ17には、パイロット供給通路30に連通するPポート19と、上記パイロット室5a、6aに連通させた中継通路21と、中継通路21と連通するCポート22と、ドレンポート20に連通するTポート24とを備えている。
また、上記パイロットスプール18はその周囲に環状溝26を形成しているが、この環状溝26は、パイロットスプール18の移動位置に関係なく、常時Cポート22に連通する構成にしている。なお、図中符号23は、ダンパオリフィスである。さらに、このパイロットスプール18には、連絡路27及び中央路28を形成し、これら通路27、28を介して環状溝26と圧力室29とが常時連通するようにしている。
さらに、上記電磁比例減圧弁14、15には、ソレノイド16の可動鉄心25を備えている。
【0005】
このようにした電磁比例減圧弁15では、ソレノイド16が励磁すると、可動鉄心25によりパイロットスプール18を図4中左方向に移動させる。このパイロットスプール18の移動によって、環状溝26とパイロット供給通路30とがオーバラップするので、図示していないポンプから供給された圧油は、Pポート19から環状溝26、ダンパオリフィス23を経由してCポート22に流入する。このときの環状溝26内の圧油は、連絡路27及び中央路28を経由して圧力室30に導かれる。
したがって、パイロットスプール18は、圧力室29内の圧力作用と、可動鉄心25の押圧力とがバランスした位置で停止し、環状溝とパイロット供給通路とのラップ量を制御し、そのラップ量に応じた減圧制御をする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにした従来の方向制御弁では、電磁比例減圧弁を使用していたので、パイロット室5a、6aに作用する圧力が、必ず減圧されたものとなり、それだけ、メインスプールに対する圧力作用が弱くなって応答性が悪くなるという問題があった。
この発明の目的は、作動する機械の要求性能により、高応答性を要求される場合には、従来のPポート、中継通路、ドレンポートをそのまま利用した応答性の高い方向制御弁を提供することである。
【0007】
この発明は、ハウジング内にメインスプールを摺動自在に組み込むとともに、メインスプールの両端をパイロット室に臨ませ、かつ、このハウジングには各パイロット室のそれぞれの圧力を制御する一対の電磁弁を設ける一方、上記ハウジングには、アクチュエータに連通するアクチュエータポートと、上記メインスプールの移動に応じて、上記アクチュエータポートに連通してそのアクチュエータポートをポンプに連通させるための供給通路と、メインスプールの移動に応じて、上記アクチュエータポートに連通してそのアクチュエータポートをタンクに連通させるための戻り通路と、パイロット供給源に連通するパイロット供給通路と、パイロット供給源と上記パイロット室とを連通させるための中継通路と、パイロット供給通路をドレンさせるためのドレンポートとを備えた方向制御弁を前提にするものである。
上記制御弁を前提にしつつ、この発明の方向制御弁は、上記ハウジングに、上記電磁弁のスリーブをメインスプールに対して平行に設け、これらスリーブとメインスプールとの間に間隔を保つとともに、このスリーブにはパイロットスプールを摺動自在に組み込み、電磁弁のソレノイドとはパイロットスプールを挟んで反対側にスプリング室を設け、このスプリング室に設けたスプリングのバネ力をパイロットスプールに作用させてなり、かつ、上記スリーブには、ハウジングに設けたパイロット供給通路、中継通路及びドレンポートに連通するポートを形成し、スプリング室を、連結路を介してドレンポートに連通させるとともに、このドレンポートを、上記スリーブに形成したTポートを介してタンクに連通させて三方向弁とした点に特徴を有する。
【0008】
【作用】
この発明は、上記のように構成したので、同一のハウジングに、電磁比例減圧弁及び、電磁比例三方向流量制御弁のどちらでも取り付けることができる。
【0009】
【実施例】
図1、2は、この発明に係る方向制御弁の実施例を示す断面図である。
ハウジング1内には、メインスプール2が摺動可能に組み込まれている。このメインスプール2には、第1環状溝3と第2環状溝4とを形成している。そして、このメインスプール2の両端に対応する位置には、キャップ5、6が取付けられ、これらキャップ5、6内をパイロット室5a、6aとしている。さらに、一方のパイロット室6a内には、センタリングスプリング7が配置されている。
ハウジング1には、図示していないポンプから供給されている圧油が流入する供給通路8を形成している。
【0010】
また、ハウジング1には、アクチュエータポート9、10を形成するとともに、アクチュエータポート9の内端を流通路11に開口し、アクチュエータポート10の内端を流通路12に開口している。
さらに、ハウジング1には、図示していないタンクへ続く、戻り通路13を形成している。
このようにした方向制御弁では、メインスプール2が左方向に移動すると、供給通路8と流通路12とがメインスプール2に形成した第2環状溝4を介して連通する一方、戻り通路13と流通路11とがメインスプール2に形成した第1環状溝3を介して連通する。
【0011】
したがって、図示していないポンプから供給された圧油は、供給通路8→第2環状溝4→流通路12→アクチュエータポート10を経由して、図示していないアクチュエータであるシリンダに供給される。そして、このシリンダの戻り油は、アクチュエータポート9→流通路11→第1環状溝3→戻り通路13を経由して、図示していないタンクに戻る。
一方、図中ハウジング1の上記キャップ5、6下方位置には、電磁比例3方向流量制御弁31、32が直接取付けられている。この電磁比例3方向流量制御弁32は、ソレノイド16と、ハウジング1内に装着されたスリーブ33と、このスリーブ33内に摺動可能に収容されたパイロットスプール34と、から構成されている。
このスリーブ33には、パイロット供給通路30に連通するPポート19と、上記パイロット室5a、6aに連通させた中継通路21と、中継通路21と連通するCポート22と、ドレンポート20に連通するTポート24とを備えている。
【0012】
また、上記パイロットスプール34は、その周囲に環状溝35を形成し、この環状溝35は、パイロットスプール34の移動位置に関係なく、常時Cポート22に連通する構成にしている。
さらに、上記電磁比例三方向流量制御弁31、32には、ソレノイド16の可動鉄心25を備えている。
また、スプール34の可動鉄心25が当たる面とは反対側になる先端に、スプリング室36を形成している。このスプリング室36には、油を充満させるとともに、スプリング38を備えている。そして、このスプリング室36とドレンポート20とを連結路37によってつないでいる。
【0013】
このようにした電磁比例三方向流量制御弁32では、ソレノイド16が励磁すると、可動鉄心25によりパイロットスプール34を図2中、左方向に移動させる。このパイロットスプール34の移動によって、環状溝35とパイロット供給通路30とがオーバーラップするので、図示していないポンプから供給された圧油は、Pポート19から環状溝35を経由してCポート22に流入する。このとき、スプリング室36のスプリング38は、パイロットスプール35に押されて収縮し、スプリング室36の油は、連結路37を通り、ドレンポート20からタンクに戻される。
このように、この電磁弁では、従来の減圧弁とは異なり、パイロット室5a、6aに作用する圧力が減圧されない。
しかも、連結路37を加えただけで、ハウジング1内のパイロット供給通路30、中継通路21及びドレンポート20の位置は従来と同じである。
【0014】
【効果】
この発明の方向制御弁によれば、最大2次圧をパイロット油圧源圧力まで引き上げることが可能となった。したがって、メインスプール加速力は最大まで利用でき、高応答が実現できるようになる。
また、スプリング室の油は、戻り通路とは油路の異なるドレンポートからタンクに戻るので、パイロットスプールが戻り通路からの背圧を受けることがない。したがって、パイロットスプールが戻されて開度が絞られるような不具合もないので、高い応答性を確保できる。
さらに、ハウジング内のPポート、中継通路及びドレンポートの位置は、従来通りのままで、電磁比例三方向流量制御弁を取付けることができるようになった。
つまり、要求される作動性能により、パイロットスプールの駆動方式を選択し、従来のハウジングに組み込むことができる。また、複合多連バルブを構成する際にも、それぞれのハウジングの中継通路やドレンポートの位置がまったく同じなので、パイロットスプールの駆動方式の異なるものを重ね合わせることが可能となった。
さらにパイロットスプールの駆動方式にかかわらず、ハウジング内の構造が共通化できるので、製造工程の標準化を図ることができ、コストダウン効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る方向制御弁の実施例を示す断面図である。
【図2】図1の部分拡大断面図である。
【図3】従来の方向制御弁を示す断面図である。
【図4】図3の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング
2 メインスプール
5a パイロット室
6a パイロット室
8 供給通路
9 アクチュエータポート
10 アクチュエータポート
13 戻り通路
16 ソレノイド
20 ドレンポート
21 中継通路
24 Tポート
30 パイロット供給通路
33 スリーブ
34 パイロットスプール
36 スプリング室
37 連結路
38 スプリング

Claims (1)

  1. ハウジング内にメインスプールを摺動自在に組み込むとともに、メインスプールの両端をパイロット室に臨ませ、かつ、このハウジングには各パイロット室のそれぞれの圧力を制御する一対の電磁弁を設ける一方、上記ハウジングには、アクチュエータに連通するアクチュエータポートと、上記メインスプールの移動に応じて、上記アクチュエータポートに連通してそのアクチュエータポートをポンプに連通させるための供給通路と、メインスプールの移動に応じて、上記アクチュエータポートに連通してそのアクチュエータポートをタンクに連通させるための戻り通路と、パイロット供給源に連通するパイロット供給通路と、パイロット供給源と上記パイロット室とを連通させるための中継通路と、パイロット供給通路をドレンさせるためのドレンポートとを備えた方向制御弁において、上記ハウジングには、上記電磁弁のスリーブをメインスプールに対して平行に設け、これらスリーブとメインスプールとの間に間隔を保持するとともに、このスリーブにはパイロットスプールを摺動自在に組み込み、電磁弁のソレノイドとはパイロットスプールを挟んで反対側にスプリング室を設け、このスプリング室に設けたスプリングのバネ力をパイロットスプールに作用させてなり、かつ、上記スリーブには、ハウジングに設けたパイロット供給通路、中継通路及びドレンポートに連通するポートを形成し、スプリング室を、連結路を介してドレンポートに連通させるとともに、このドレンポートを、上記スリーブに形成したTポートを介してタンクに連通させて三方向弁としたことを特徴とする方向制御弁。
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