JPS6021590Y2 - パイロット操作型方向切換弁 - Google Patents

パイロット操作型方向切換弁

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JPS6021590Y2
JPS6021590Y2 JP11048581U JP11048581U JPS6021590Y2 JP S6021590 Y2 JPS6021590 Y2 JP S6021590Y2 JP 11048581 U JP11048581 U JP 11048581U JP 11048581 U JP11048581 U JP 11048581U JP S6021590 Y2 JPS6021590 Y2 JP S6021590Y2
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裕二 片山
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、遠隔操作型の圧力流体回路を形成するために
用いられるパイロット操作型方向切換弁に関する。
従来、この種のパイロット操作型方向切換弁としては、
第1図(実開昭53−19125号)に示すものがある
このパイロット操作型方向切換弁A′は、スプール型方
向切換弁6′に操作部4′を連設するものである。
この操作部4′は、スプール型方向切換弁6′のスプー
ル5′に連結するシリンダB′と、このシリンダB′の
圧力室Bl’、B2’にパイロット圧力流体を給排する
電磁弁C′とより構成する。
この電磁弁C′は、中立位置CI’、切換位置C2’C
3’と電磁石C4’、C5’とを備える4ポ一ト3位置
方向切換弁である。
このパイロット操作型方向切換弁A′は、電磁弁C′の
電磁石C4’に操作指令が与えられると、切換位置C2
’に切り換わり、シリンダB′の圧力室Bl’は排出通
路37′を介してタンクT′に接続され、圧力室B2’
は供給通路38′を介してパイロット圧力流体源PPに
接続されるので、シリンダB′がスプール型方向切換弁
6′を左の切換位置5a’に切り換える。
また、電磁石C5’に操作指令が与えられると、シリン
ダB′の圧力室Bl’にパイロット圧力流体が供給され
、圧力室B2’の流体がタンクT′に排出されるので、
スプール型方向切換弁6′が右の切換位置6b’に切り
換わる。
上記の構成のパイロット操作型方向切換弁A′は、その
操作部4′が4ポ一ト3位置方向切換弁の電磁弁を備え
るものであるから以下の問題点を有する。
すなわち、操作部の4ポ一ト3位置方向切換弁は、1つ
の位置から他の位置へ切り換わるとき4ポートの内の2
ポートづつを同時に切り換える必要がある。
(例えば、第1図において、電磁弁C′が中立位置CI
’から切換位置C3’に切り換わる時、シリンダB′の
圧力室Bl’をパイロット圧力流体源PPに接続すると
同時に圧力室B2’をタンクT′に接続する。
従ってパイロット圧力流体源PPが接続するポートと圧
力室Bl’が接続するポートとの接続及びタンクT′が
接続するポートと圧力室B2’が接続するポートとの接
続の夫々の接続が同時に行われる。
)従って、その構成は、弁体内で弁を摺動させる型式の
切換弁(例、この型式の最も一般的な弁としてスプール
型方向切換弁がある。
従って以後このスプール型方向切換弁について述べる。
)は、弁体内に弁(スプール)を摺動自在に嵌入し、こ
のスプールを作動することで、ポートの接続関係を切り
換えるものである。
このように弁体とスプールの間には、スプールを移動さ
せるために隙間を設けておく必要がある。
従って、この4ポ一ト3位置型の方向切換弁のスプール
が、中立位置あるいはいずれかの切換位置に停止してい
るときは、供給通路に接続するポートと排出通路に接続
するポートとの間にパイロット圧力流体源とタンクとの
間の流体圧力差が作用する。
このため、前記弁体とスプールとの間の微少隙間にこの
流体圧力が作用する。
この流体圧力によりスプールが弁体の一方側に押圧され
て固着するいわゆるハイドロリックロックを生じる。
また、弁体とスプールとの微少隙間を圧力流体体が通過
するとき、流体中のゴミが微少隙間に集積される等によ
り、スプールが弁体に固着しやすいものであるから電磁
弁がパイロット操作型方向切換弁の作動不良の原因とな
っている。
本考案は、パイロット操作型方向切換弁の操作部に微少
隙間を必要としない電磁弁を用いることにより、パイロ
ット操作型方向切換弁の作動不良を防止することを技術
的課題とするものである。
上記技術的課題を解決するための本考案の技術的手段は
、スプール型方向切換弁に操作部を連設し、この操作部
を、前記スプール型方向切換弁のスプールに連結するシ
リンダとこのシリンダの圧力室とパイロット圧力流体の
供給通路及び排出通路との間に電磁弁を設ける構成とし
たパイロット操作型方向切換弁において、前記操作部は
、前記供給通路と前記圧力室との間を開閉するポペット
弁のポペット弁体を電磁石を駆動し、このポペット弁と
前記圧力室との間に前記排出通路の開口部を設け、この
開口部とポペット弁との間に弁体を配置し、この弁体が
ポペット弁と圧力室とを連通ずる絞りを備え圧力室側か
らばねによる押圧力を受けると共に、圧力流体が弁体の
絞りを通過するときに生ずる圧力差をばねの押圧力にほ
ぼ等しい値に保つように前記弁体の下端が開口部を絞る
構成としたものである。
上記の技術的手段を有する本考案は、操作部のポペット
弁に、電磁石の駆動力が作用しなければ、ポペット弁体
が弁座に当接して供給通路と圧力室との間を閉鎖するも
のであり、さらに電磁石による駆動力を受けるとポペッ
ト弁体が弁座から大きく離れる。
従って、ポペット弁が、作動中及び非作動中に微少隙間
を形成しないものであるから、圧力流体によるハイドロ
リックロック及びゴミの集積を生じないものである。
また、ポペット弁と圧力室との間に設けである弁体は、
シリンダがスプール撃方切換弁のスプールを一方の切換
位置に保持するとき、弁体の絞りの前後に弁体を押圧す
るばね力に応じた圧力差のみが作用するものであるので
、ハイドロリックロック及びゴミ集積が生じず、これら
に起因する固着を防止するものである。
従って、本考案はパイロット操作型方向切換弁の電磁弁
に起因する作動不良を防止するものである。
上記の構成の本考案は、以下に記す特有の効果を有する
本考案の技術的課題を解決する他の技術としては第2図
(特開昭57−103914号)に示すものがある。
この第2図に示す他の技術は、スプール型方向切換弁6
″に操作部4″を連設し、この操作部4″を、スプール
5“に連結するシリンダB//とこのシリンダB“の圧
力室B1“、B2“とパイロット圧力流体の供給通路3
8″との間に電磁石C4″、C5″により駆動されるポ
ペット弁DI”、D2″を設けると共に、圧力室81″
、82″と排出通路37“との間に固定絞りB3“、B
4″を設けるものである。
この技術は、電磁弁C4″に励磁指令が与えられるとポ
ペット弁D・1″が開き圧力室B1“にパイロット圧力
流体が流入し、このパイロット圧力流体が、固定絞りB
3″を介して排出通路37″へ流入するので圧力室Bl
”には、この固定絞り83″によって生ずる流体圧力が
作用し、他方の圧力室B2“の流体は、固定絞り84″
を介して排出通路37″へ流出するので、シリンダB“
は、スプール5“を左方向へ移動させてスプール型方向
切換弁6″を切り換える。
上記の構成を有する技術によれば、電磁弁にポペット弁
を用いているので、電磁弁の固着を生じずパイロット操
作型方向切換弁の作動不良を防止することができる。
しかし、この技術では、圧力室B1“、B2“が固定絞
りB3″、84″を介して排出通路へ接続するものであ
るから、パイロット圧力流体の消費量が大きくなり、こ
の欠点を補うため固定絞りB3“、B4“の開口面積を
小さくすれば、切り換え速度に制限を受ける。
従って切り換え速度との関係において固定絞りB3“、
B4“の開口面積を大きくする必要がある。
このため、切り換えの途中及び切り換え位置に停止して
いるときには、パイロット圧力流体をタンクへ放出する
ものである。
本考案は、ポペット弁と圧力室との間に排出通路の開口
部を設け、この開口部を開閉する位置にポペット弁と圧
力室とを連通ずる絞りを有し圧力室側からばねによる押
圧力を受ける弁体を設けるものであり、この弁体は、パ
イロット弁が開いているとき、ばねの押圧力を受け、圧
力室を排出通路へ接続する位置にあり、パイロット弁が
開き供給通路から圧力室へパイロット圧力流体が流れる
とき弁体の絞りの前後に生ずる流体圧力差により開口部
を閉じる。
そしてシリンダが一方の作動位置に停止すれば、弁体が
圧力室の流体圧力を供給通路の流体圧力よりばねの押圧
力分だけ低下した値に保つように開口部を絞るものであ
る。
従って、切り換え速度は、圧力室から排出通路への流体
による制限を受けず、弁体の絞りのみによる制限を受け
るものであり、また弁体を押圧するばねの押圧力は、ポ
ペット弁が閉じたとき開口部を開く位置に押圧する値で
あればよいので小さな値とすることができる。
従って、本考案によれば、切り換え途中におけるパイロ
ット圧力流体のタンクへの放出をなくし、切換位置に停
止するときのパイロット圧力流体のタンクへの放出を微
少流量とすることができるので、パイロット圧力流体の
消費量を小さくすることができる。
以下、本考案を遠隔操作と手動操作とを兼用するパイロ
ット操作型方向切換弁に用いた、実施例を示す第3図、
第4図について述べる。
パイロット操作型方向切換弁Aは、圧力流体源1、アク
チュエータ(図示せず。
)及びタンクTの間に配置した弁体2と、この弁体2に
設けた内孔3内に摺動自在に嵌入してあり、その一端が
操作レバー1に連結するスプール5を有するスプール型
方向切換弁6と、このスプール型方向切換弁6の弁体2
の端部7に固定してあり、前記スプール5の他端に連結
しスプール5を操作する操作部4とより構成する。
なおスプール型方向切換弁6は、図示しないが、例えば
、複数個連設し並列回路を構成するものの内の一つを示
すものである。
前記スプール型方向切換弁6の弁体2に設けてあり、ス
プール5が摺動自在に嵌入する内孔3は、圧力流体源1
の吐出側の配管8aが接続する環状i9a、9bと、ア
クチュエータへの負荷通路lea、10bが接続する溝
11a、llbと、タンクTへの排出通路12が接続す
る溝13a、13bと、前記配管8aから分岐する配管
8bが接続しスプール型方向切換弁6を複数個連設する
ときその最終段のスプール型方向切換弁で閉鎖される供
給通路14に逆止弁15を介して接続する通路16a、
16bが接続した溝17a、17b及びスプール型方向
切換弁6を複数個連設するとき後段のスプール型方向切
換弁の環状溝を介して、最終段のスプール型方向切換弁
で排出通路12に接続する環状溝18を有する。
この内孔3内に摺動自在に嵌入するスプール5は、第3
図に示す中立位置において、溝13aと11a及びR1
3bとllbとの間を閉鎖する大径部20 a、 20
bと、溝17aと環状溝9a及び溝17bと環状溝9
bの夫々の間を閉鎖する大径部21a、21bと、溝1
8の中間に位置する大径部22と、前記大径部20aと
21a及び大径部20bと21bの夫々の間に設けであ
る小径部23a、23bと、大径部22と大径部21a
t2ibとの夫々の間に設けた小径部24a。
24bとを有し、その左端25には操作レバー1が連結
し右端26には、操作部4のピストン35が連結する構
成である。
このスプール型方向切換弁6は、スプール5が第3図の
中立位置にあるとき、小径部24a、24bが、環状溝
9a、9bを溝18に接続することにより圧力流体源1
の吐出圧力流体をタンクTへ流出させ、スプール5が第
3図の中立位置から右方向に移動し、その大径部21a
、22が環状溝18と環状溝9a、9bとの夫々の間を
閉鎖すると共に、負荷通路10a、10bをその小径部
23a、23bが通路16aと排出通路12に接続する
またスプール5が、第3図の中立位置から左方向へ移動
し、その大径部21b、22が環状溝18と環状溝9a
9bとの夫々の間を閉鎖すると共に、負荷通路10a、
10bを、その小径部23a、23bが排出通路12と
通路16bに接続する。
なお、本体2に設けた通路27は、パイロット圧力流体
源(図示しないが、圧力流体源1の吐出圧力流体の一部
を分流するか、又は第1図に示すように別にパイロット
圧力流体源を設けてもよい。
)の吐出側に接続するパイロット管路28が接続してお
り後述する操作部4へ通路29を介して接続するもので
あり、スプール型方向切換弁が複数個連設する場合、そ
の最終段で閉鎖されるものである。
操作部4は、スプール型方向切換弁6のスプール5の右
端26に連結するピストン35が摺動自在に嵌入する内
孔36と、前記通路27に接続する供給通路37と、弁
体2の通路30を介して排出通路12に接続する排出通
路38と、前記内孔36にその一端が開口し排出通路3
8が開口する内孔46a、46bと、この内孔46 a
、 46 bに連設してあり供給通路37が接続する
内孔47at47bを備えたシリンダ50を有する。
このシリンダ50の内孔36は、その右端がピストン3
5に連結しスプール5の大径部20bと同径であり中立
位置復帰装置42のばね45の押圧力が作用するロッド
43が貫通する蓋44で閉鎖されており、その左端が、
前記弁体2の端部7に設けた内孔36と同径の凹31と
をリング32によってスプール5の軸心と同一になるよ
うに接続されている。
なお39a、39bは、圧力室で、この圧力室39a、
39bは、内孔46a、47a。
46b、47b内に設けられ電磁石41a、41bによ
って作動する電磁弁40a、40bを介して供給通路3
7又は排出通路38に接続する。
前記電磁石41a、41bは、コイル51a、51bと
固定鉄芯52a、52bと先端にポペット弁体53a+
53bを有する可動鉄芯54a、54bを有してなり、
この可動鉄芯54 a、 54 bは、内孔47ay4
7bに嵌入すると共に、内孔46a、46bに嵌入する
スリーブ55a、55bがねじ結合されるフランジ56
a、 56 bを貫通する。
またこの可動鉄芯54a、54bと固定鉄芯52a、5
2bとの間には、ばね70a、70bを設けると共に溝
69a、69bを介して供給通路37に連通ずる。
電磁弁40at40bは、前記スリーブ55a、55b
に形成してあり通孔57a、57bを介して供給通路3
7に接続する上部内孔58a。
58bの下部に形成した弁座59a、59bと前記ポペ
ット弁体53a、53bとで形成するポペット弁60a
、60bと、スリーブ55a、55bの下部内孔61a
、61b内に摺動自在に嵌入し下部内孔61a、61b
の下方に設けたリング62a、62bによって保持され
るばね63a。
63bにより常時上方に押圧され絞り64a、64bを
有する弁体65aw65bと、この弁体65 a、 6
5 bの下端66a、66bと排出通路38が接続し前
記下部内孔61a、61bに開口する開口部67a、6
7bとによって形成する弁部68a、68bとを有する
構成である。
この電磁弁部40a、40bは、前記電磁石41a、4
1bの励磁力によりポペット弁体53a、53bが弁座
59 a、 59 bから離座し、供給通路37から圧
力室39 a、 39 b方向へパイロット圧力流体を
弁体65a、65bの絞り64 a、 64 bを通
過するとき、弁体65a、65bの下端66a、66b
が通孔67a、67bを閉鎖するものである。
次にこの実施例の作用について述べる。
第3図において、電磁石41a*41bに操作指令が与
えられていないとき(励磁電流の給電がないとき)、可
動鉄芯54a、54bは、ばね70a、70bの押圧力
と、供給通路37からパイロット圧力流体が、可動鉄芯
54a、54bの溝69a、69bを介して可動鉄芯5
4a、54bの上面に作用するので、可動鉄芯54a、
54bの先端のポペット弁体53 a、 53 bは
、スリーブ55a、55bの弁座59a、59bに当接
する。
(ポペット弁60a、60bは共に閉じている。
)従って、弁体65a、65bは、ばね63a、63b
により押圧されて下端66a、66bが、スリーブ55
a、55bの開口部67at67bと圧力室39a、3
9bを接続する位置にある。
このため、圧力室39 at 39 bは、スリーブ
55a、55bの下部内孔6ta、61b、開口部67
a、67bを介して排出通路38、通路30.513b
を経て弁体2の排出通路12へ接続する。
このように、ピストン35は、自由に移動可能でありし
かも、操作レバー1に操作力が作用していない状態では
、スプール型方向切換弁6のスプール5に、中立位置復
帰装置42のばね45の押圧力が、ロッド43、ピスト
ン35を介して第3図の中立位置に保持するように作用
する。
スプール型方向切換弁6のスプール5が、中立位置に保
持されている場合は、圧力流体源1の吐出圧力流体が、
配管8a、弁体2の内孔3の環状溝9a、9b、環状溝
18を介して、排出通路12よりタンクTへ流出する。
このとき、アクチュエータへの負荷通路10a= 1
0bは、スプール5の大径部20at21a、及び大径
部20b、21bで夫々閉鎖されている。
次に、電磁石41aに操作指令を与える(励磁電流を給
電する。
)と、その可動鉄芯54aが、はね70aの押圧力等に
抗して上動し、ポペット弁体53aが弁座59aより離
座する。
(ポペット弁60aが開く。
)このようにポペット弁60aが開くと、パイロット管
路28を介して通路27へ供給されているパイロット圧
力流体は、通路29、供給通路37、スリーブ55aの
通孔57a1弁座59a1弁体65aの絞り64a1下
部内孔61aを介して圧力室39aに流入しようとする
と共に排出通路38へも流出する。
このパイロット圧力流体の流れにより弁体65aの絞り
64aの前後に圧力差を生じ、弁体65aはばね63a
の押圧力に抗して下動させられ、弁体65aの下端66
aが開口部67aを閉じる。
従って、供給通路37からのパイロット圧力流体が弁座
59a、弁体65aの絞り64aを介して圧力室39a
に流入する。
このように、圧力室39aにパイロット圧力流体が流入
し、その流体圧力によるピストン35への押圧力が、中
立位置復帰装置42のばね45の押圧力とスプール5の
摺動抵抗に打ち勝つ値に達すると、ピストン35がスプ
ール5を伴って右方向へ移動する。
そしてスプール5が右方向へ移動が終了すると、その大
径部21a、22が環状溝18と9a、9bとの間を閉
鎖すると共に、小径部23aが負荷通路10aと通路1
6aを接続し、小径部23bが負荷通路10bと排出通
路12とを接続する。
スプール5が、このように移動すると、配管8aが閉鎖
されるので、圧力流体源1の吐出圧力流体は、配管8b
供給通路14、を介し、逆止弁15を押開け、通路16
a1内孔3より負荷通路10aからアクチュエータへ流
入しアクチュエータからの流体は、負荷通路10b内孔
3、溝13b1排出通路12からタンクTへ流出するの
で、アクチュエータが作動し始める。
スプール型方向切換弁6のスプール5を操作部4のピス
トン35が上述のように作動させると、操作部4のピス
トン35は、最右端位置進達してその変位が停止するた
め、パイロット管路28、通路27,29、供給通路3
7、ポペット弁60a1から弁体65aの絞り64aを
介してのパイロット圧力流体の流れが停止するので、弁
体65aの絞り64aの前後のパイロット流体圧力が同
圧となり、このため弁体65aは、ばね63aの押圧力
により弁体68aが開き、スプール55aの下部内孔6
1a内のパイロット圧力流体の一部を、排出通路38、
通路30、溝13bを介して方向切換弁6の排出通路1
2へ排出させる。
従って弁体65 aの絞り64aには再びパイロット圧
力流体が流れ、弁体65aは、絞り64aの前後の流体
圧力差とばね63aの押圧力との釣り合い状態に位置し
、圧力室39a内の流体圧力も、この弁65aの釣り合
い状態に応じた値に制御される。
電磁石41aに操作指令が与えられている間は、圧力室
39a内の流体圧力が、弁部68aの上述の作用により
一定の値に保持されるので、方向切換弁6のスプール5
も前述の状態に保持される。
次に、電磁石41aへの操作指令を停止すると、可動鉄
芯54aの吸引力が開放されるので、可動鉄芯54aは
ばね70aの押圧力を受けそのポペット弁体53aが弁
座59aに着座してポペット弁60aが閉じる。
このため、弁部68aの弁体65aもばね63aの押圧
力により上動するので、圧力室39aは、スリーブ55
aの下部内孔61a、通孔67a1排出通路38、通路
30、溝13aを介して排出通路12へ接続される。
なおこのとき、電磁石41bには、操作指令が印加され
ていないので、圧力室39bも、スリーブ55bの下部
内孔61b1排出通路38を介して圧力室39aと共に
排出通路12へ接続している。
このように、操作部4の圧力室39a、39bの双方が
排出通路12に接続するので、中立位置復帰装置42の
ばね45の押圧力が、ロッド43、ピストン35、を介
してスプール5を第3図の中立位置へ復帰させる。
以上、電磁石41aに操作指令を与えた場合について述
べたが、電磁石41bに操作指令を与えた場合は、可動
鉄芯54bが上動してポペット弁60bが開き、パイロ
ット圧力流体が、供給通路37、弁体65bの絞り64
bを介して圧力室39bに流入し方向切換弁6のスプー
ル5を左方向へ移動させる。
そしてスプール5が切り換わると、圧力流体源1の吐出
圧力流体は、配管8b。
逆止弁15、通路16b1負荷通路10bを介してアク
チュエータへ流入し、アクチュエータの流体は、負荷通
路10aから排出通路12を経てタンクTへ流出するの
で、アクチュエータは、前述と逆の方向へ駆動する。
また、スプール5が左方向へ移動して、操作部4のピス
トン35も左端に達し、弁部68bが前述した弁部68
aと同様に作動して圧力室39b内のパイロット流体圧
力を一定の値に保持し、スプール5の切り換え位置を保
持する。
このようにして、電磁石41a、41bのいずれかに操
作指令を与えることにより、方向切換弁6のスプール5
を中立位置から左右の切換位置へ操作することができる
電磁石41a、41bのいずれにも操作指令を与えない
場合は、操作部4の圧力室39a、39bは、排出通路
3B、通路30を介して排出通路12を経てタンクTへ
連通しているので、操作レバー1を操作することにより
、スプール型方向切換弁6のスプール5を手動で操作す
ることができる。
この場合、スプール5の移動に伴なって操作部4の圧力
室39a、39bへは、タンクTの低圧の流体が吸排さ
れるのみで、パイロット圧力流体は、ポペット弁60a
、60bで閉鎖されたままである。
上記の実施例によれば、電磁弁への操作指令が与えられ
ないとき、あるいは電磁石の破損等の場合は、弁体が、
圧力室をタンクに接続しているので、操作レバーによる
操作に対しても圧力室への流体の給排による抵抗を有せ
ず、通常の方向切換弁の操作と同等の操作を行なうこと
ができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のパイロット操作型方向切換弁の回路図
第2図は、他の従来例の断面図、第3図は、本考案の実
施例の断面図、第4図は、第3図の操作部の拡大断面図
である。 4・・・・・・操作部、5・・・・・・スプール、6・
曲・スプール型方向切換弁、37・・・・・・供給通路
、38・・曲排出通路、39 a、 39 b・・・・
・・圧力室、40・・開型磁弁、41a、41b・・開
型磁石、5o・曲・シリンダ、60 a、 60 b
=ポペット弁、63a。 63b・・・・・・ばね、64ay 64b・・・・
・・絞り、65at65b・・・・・・弁体、67a、
67b・・・・・・開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スプール型方向切換弁に操作部を連設し、この操作部を
    、前記スプール型方向切換弁のスプールに連結するシリ
    ンダとこのシリンダの圧力室とパイロット圧力流体の供
    給通路及び排出通路との間に電磁弁を設ける構成とした
    パイロット操作型方向切換弁において、前記操作部は、
    前記供給通路と前記圧力室との間を開閉するポペット弁
    のポペット弁体を電磁石で駆動し、このポペット弁と前
    記圧力室との間に前記排出通路の開口部を設け、この開
    口部とポペット弁との間に弁体を配置し、この弁体がポ
    ペット弁と圧力室とを連通ずる絞りを備え圧力室側から
    ばねによる押圧力を受けると共に、圧力流体が弁体の絞
    り通過するときに生ずる圧力差をばねの押圧力にほぼ等
    しい値に保つように前記弁体の下端が開口部を絞る構成
    としたパイロット操作型方向切換弁。
JP11048581U 1981-07-24 1981-07-24 パイロット操作型方向切換弁 Expired JPS6021590Y2 (ja)

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JPS5980588A (ja) * 1982-10-28 1984-05-10 Nippon Air Brake Co Ltd 手動操作機構付比例電磁式方向制御弁
IT8432819V0 (it) * 1984-05-22 1984-05-22 Ajello R Cinghia autogonfiabile con camera d'aria a gobbe di cammello per aerei,sub,windsurf,vela,nautica in genere,bagnanti

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