JPS61234A - 樹脂粉末の製造方法 - Google Patents

樹脂粉末の製造方法

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JPS61234A
JPS61234A JP12027784A JP12027784A JPS61234A JP S61234 A JPS61234 A JP S61234A JP 12027784 A JP12027784 A JP 12027784A JP 12027784 A JP12027784 A JP 12027784A JP S61234 A JPS61234 A JP S61234A
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JP
Japan
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resin
powder
fine
solution
solvent
Prior art date
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Pending
Application number
JP12027784A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Suzuki
篤 鈴木
Shigeko Fujimura
藤村 從子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Filing date
Publication date
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Publication of JPS61234A publication Critical patent/JPS61234A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、微細な樹脂粉末の製造方法に関する1(従来
の技術) 溶液中に溶けている樹脂を固体状C取り出す手法の一つ
として、その溶液を樹脂の貧溶媒中に′注入し、樹脂を
沈澱凝固させる方法は、特に溶液重合の、後処理工程等
においてよく行われるものである。この場合、以後の洗
浄、乾燥工程における効率の良さや、成形時の流動性の
良さ等の点1.s +ら、樹脂固体はできる限り微粉末
状で生成されることが好ましく、このために沈澱槽をホ
モミキサー等の高速攪拌’J1% P¥で攪拌する手法
が通常行われている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような方法では得られる沈澱粉末の
細かさには、限度があり、特に粉砕による微粉化が困難
な樹脂においてはこの問題が重要となってくる。
そこで本発明者は、沈澱工程において生成する樹脂粉末
をさらに微粉末化するための手法を鋭意検i・1シた結
果、樹脂溶液を噴霧状にして注入すると効果的であるこ
とを見い出し、本発明に到達した。
(問題点を解決するだめの手段) すなわち、本発明は樹脂を含む溶液を該樹脂に対し貧溶
媒である溶媒中で、該樹脂を凝固させる工程において、
該溶液を噴霧状で該溶媒に接触さゼることを特徴とする
樹脂粉末の製造方法に関するものである。
本発明で対象とする樹脂には特に制限がなくどのような
樹脂に対して適用しても従来法にはない効果が発現され
る。づなわち、従来法ではほとんどの場合、沈澱させた
樹脂固体はさらに粉砕され、微粉末化されねばならない
が、本発明の手法によると沈澱した樹脂固体が既に十分
微粉末状となっているため、以後の粉砕工程は省かれる
か又は、大幅に簡略化されるからである。しかし本発明
が特に−大きな効果を現わすのは、次のような樹脂に適
用した場合である。すなわら、 ■ 流動性に乏しく、良好な成形品を得るためには、微
粉末であることが必須である樹脂■ 粉砕によっては、
微粉末化が困ガな樹脂である。
ここで■はいわゆる耐熱性樹脂を示し、■は靭性に富む
樹脂を示しているが、これらの条件を満たずものとして
は、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリイミ
ダゾール樹脂、ポリチアゾール樹脂、ポリイミダゾール
樹脂、ポリキノリン、1.    1llFa、*“1
′1″7″F’ # ’) > m IIW・′11°
°′1等のポリへテロ芳香環樹脂を代表例として挙げる
ことができる。
これらの樹脂は、成形時の流動性が汎用の樹脂に比べ著
しく劣り、その成形には高温度かつ高圧力を必要どする
が、最も重要な点は、微粉末状でなければならないとい
うことである。微粉末という表現が数値的にどの程度の
粒径を示すかは必ずしも明確でなく、それぞれの樹脂に
よって、異なってくるが、流動性が著しく乏しい場合に
は、粒径が数μm程度であることが要求される。そして
この程度の粒径になると、これを粉砕によって達成する
ことは汎用的な粉砕機をもってしては、甚だしく困難に
なるのである。
しかるに、本発明が提供するところの噴霧沈澱法を用い
れば、沈澱直後に樹脂は十分細かくなっており、目的と
する微粉末が容易に得゛られることになる。
本発明で噴霧状に沈澱させるために用いる器具は、液体
を噴霧状に放出できるものであれば特にどのような形状
にものでもよいが、塗装に用いられるエアースプレーガ
ンが扱いやすく、便利である。また、沈澱粉末の粒径は
樹脂溶液の濃度により左右され、低温度にするほど細か
い粉末が得られる。しかし、濃度を下げようとすると多
量の溶媒が必要となり、経済的にも好ましくないため、
両者の兼ね合いから適当な濃度が選ばれることになる。
本発明の手法により得られた粉末は、既に十分細かいた
めそのまま成形に供することもできるが、必要であれば
さらに粉砕を行ってもよい。しかし、この場合の粉砕は
粒子の二次的な凝集を解くことが主な目的であり、粒子
の一次粒径は沈澱された段階で、はぼ決定していると看
做される。すなわち、本発明は、本質的に粉砕工程なし
で微粉末が得られる手法なのである。
(実施例) 以下に実施例を挙げて、本発明をさらに詳述する。なお
、実施例中の焼結成形試験片は、室温で3X103tt
gf/cm2の圧力をかけて成型した13 mll1x
 65 mmx 3 mmの圧粉体を、真空中440℃
で1時間焼結することにより作製し1=ものであり、粉
末粒径は走査型電子顕微鏡で観察したものである。又、
使用したエアースプレーガンは、若田塗装機工業(株)
のW−61型であり、粉砕機はホソカ1ノミクロン(株
)のパンタムミルである。
実施例1 4.4′−ジアミノジフェニルエーテル(DDE)50
.060 (0,25mol)をDMAcIMに溶解し
、水冷上、良く攪拌しながらピロメリット酸2無水物(
PMDA)54.53o  (0,25mol)を徐々
に添加した。添加終了後さらに1時間攪拌を続番プだと
ころ、η inh(DMAc中、淵1皇0.5g/旧、
30℃で測定)が2.62の粘稠なポリアミド酸溶液が
得られた。続いてこれにアレトン2111を加え、よく
攪拌して均一な溶液とした後、トルエン10D、、無水
酢酸0.5Q、ピリジン0.5σを入れた沈澱槽中に攪
拌しながら、エアースプレーガンで噴霧し、粉末状に沈
澱させ/j IIこれを濾過した後、アセトンで3回洗
浄を繰り返し、真空中200℃で10時間乾燥させた。
得られたポリイミド粉末を粉砕した後、焼結成形し曲げ
試験を行ったところ、曲げ強度9.7kof/mm2で
あった。なお、この時粉末粒径は3μm〜10μmであ
った。また粉砕けずにそのまま成形したものでも、曲げ
強度9 、 Okgf / mm’2ぐあり、十分実用
に供せるレベルであった。
実施例2 DDE50.06(1(0,25moりをl) M A
cN1に溶解し、水冷下、ベンゾフェノンテトラカルボ
ン酸2無水物(B T’ DΔ)80.56(](0,
25mol)を徐々に加え、r)  inh(DMAC
中、濃度0.5(1/旧、30℃で測定)が1゜98の
ポリアミド酸溶液を得た。このものを7セトン2nで希
釈した後、1アースプレーガンを用いて沈澱させた。引
き続き、実施例1と同様に洗浄、乾燥、粉砕した後、焼
結成形したところ、試験片の曲げ強度は10 、5 k
Of /mm2であった。
比較例1 実施例1において、エアースプレーガンを用い(ずに、
ピペットで徐々に添加し、沈澱させた。ま+ま た、このとき沈澱槽は激しく攪拌しておいた。しかしな
がら、沈澱物は塊状となり、粉砕を2回繰り返したにも
かがねらず、得られた粉末は粒径的80μmと粗いもの
であった。このものから焼結成形して得た試験片の曲げ
強度は3.0kof /mm2と非常に低く、もろいも
のであった。
比較例2 実施例2にa3いて、エアースプレーガンを用いずに沈
澱させたところ、沈澱物は塊状となった。
これを粉砕後、焼結成形したが曲げ強度4.2k(1f
/mm2と非常に低かった。
(弁明の効果) 本発明によれば、沈澱した樹脂固体が既に十分微粉末状
どなっているため、以後の粉砕工程は省かれるか又は、
大幅に簡略化される。また、従来の粉砕法によっては、
微粉末化が困難な樹脂などに有効である。
特に、ポリイミド樹脂は代表的な耐熱樹脂であるが、溶
融流動性が非常に乏しいため良好な成形品を得るために
は、粉末の粒径は数μm程度でなければならない。この
ような微粉末を粉砕により得ることは非常に困難なので
あるが、本発明によれば、これを容易に得ることができ
る1、かくして本発明は、樹脂微粉末の製造方法として
極めて有効な手法となるのである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)樹脂を含む溶液を該樹脂に対し貧溶媒である溶媒
    中で、該樹脂を凝固させる工程において、該溶液を噴霧
    状で該溶媒に接触させることを特徴とする樹脂粉末の製
    造方法。
JP12027784A 1984-06-12 1984-06-12 樹脂粉末の製造方法 Pending JPS61234A (ja)

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ID=14782251

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