JPS6048871A - 物品の搬送処理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は物品の供給搬送システムに関する。

例えば、一台の自動ワインダにおいて糸種、番手の異る
異品種の糸を巻取る場合、一台のワインダを複数の巻取
セクションに実質的に分割し、該セクノコン毎に同一種
類の物品即ち管糸を巻取るとすると、各巻取セクション
には他種の管糸が、混同することなく供給する必要があ
る０ また、管糸搬送手段として、管糸を一本毎に一個の搬送
媒体、例えば円板の中心にペグを植立し、該ベグに管糸
を直立して挿着して搬送するペグトレイの如き搬送媒体
により管糸を搬送するシステムがある。

このようなペグトレイによる管糸搬送手段により異品種
の管糸をワインダの各巻取セクションへ混同することな
く供給するには、各管糸専用の搬送路を設け、該搬送路
を、トレイに管糸を挿着する管糸供給ステーションと巻
取セクノコン間に閉ループ状に配設すれば異種管糸の混
同は生じないが、搬送路のスペースが多品種になればな
るほど大きくなり、ワイ／ダ自体の設置スペース以上に
搬送路スペースが必要となる。

本発明は上記問題点に着目し、多品種の管糸搬送路を一
本の共通の搬送路とし、しかも該搬送路上を移送される
各種管糸専用のペグトレイに混同することなく、かつト
レイが搬送路上に波帯することなく、管糸を供給、搬送
するシステムを提供するものである。

即ち、本発明は、異種物品共通のメイン搬送ラインと、
該メイン搬送ラインから分岐し、再び上記搬送ラインに
合流する異種物品専用の分岐ラインと、該分岐ラインの
途次に設けられる異種物品処理ステーションとからなる
異種物品搬送処理／ステムである。

以下、本発明の実施例を多品種の管糸をペグトレイに供
給、搬送するシステムに用いた場合について図面に従っ
て説明する。

第１図、第２図において、自動ワインダ（５）は多数の
巻取ユニット（１ａ）〜（１ｎ）が並設して構成され、
本実施例の場合、複数の巻取ユニット毎に１セクシヨン
の巻取セクションとされ、５セクション（ＳＣＩ）〜（
５Ｃ５）に実質的に分割される。

上記ワイノダ（５）への管糸の供給、空ボビン等の搬出
ｄ１閉ループ状のメイン搬送ライン（２）によ、って行
われる。即ち、メイン搬送ライン（２）の両端はワイン
ダ（５）側のボビン帰還路（３）と管糸供給路（４）に
連り、ライン（２）に沿っては、搬送媒体（以下トレイ
と称す）の移送方向に順に、ボビン処理ゾーン（５）、
管糸供給ゾーン（６）、および管糸の糸端口出し装置（
７）が配置される。

上記ボビン処理ゾーン（５）は、ワインダから排出され
るボビンのうち、糸層の全くない空ボビンと、残糸はわ
ずかに残っているもののワインダへの再供給が不可能な
極少残糸付ボビンをトレイより抜き取り、空ボビンと極
少残糸イ１１ボビンを選別処理、搬送するゾーンで、該
ゾーンにはボビン処理装置（Ｒ１２）　（Ｒ３４）　（
Ｒ５）がメイン搬送ライン（２）の途次に設置される。

ボビン処理装置（Ｒ１２）は２種のボビン（ａ）（ｂ）
について、空ボビンと極少残糸付ボビンとに選別処理で
きるタイプであり、装置（Ｒ３４）についても同様に他
の種類のボビン（Ｃ）　（ｄ）について処理し、装置（
Ｒ５）は残り一種類のボビンの空ボビンと極少残糸例ボ
ビンを選別するものである。

なお、上記ボビン帰還路（３）に巻取ユニ、１・がら排
出されるボビンにはさらに、残糸を多く有し巻取ユニッ
トへの再供給が可能な残糸側ボビンが含まれており、こ
のような残糸付ボビンは、ボビン処理ゾーン（５）では
抜取られることなく、搬送ライン（２）上を移送され、
捷た管糸供給ゾーン（６）においては、管糸供給を受け
ることなく通過する。

さらに、上記管糸供給ゾーン（６）においては、メイン
搬送ライン（２）から分岐し、再び同搬送ライン（２）
へ合流する分岐ライン（８ａ）〜（８ｅ）が管糸の種類
数（本実施例では５品種）と等しい数だけ設けられる。

上記各分岐路（８ａ）〜（８ｅ）の途次には管糸供給ス
テー／ヨｙ（ＰＩ）〜（Ｒ５）が設けられ、ステー７ョ
ン（Ｐｌ）では管糸（ａ）が、ステーション（Ｒ２）で
は管糸（ｂ）が、ステーション（Ｒ３）では管糸（Ｃ）
が、ステー７ョン（Ｒ４）では管糸（ｄ）　カ、ステー
７ヨン（Ｒ５）では管糸（ｅ）が、各管糸専用のトレイ
に供給挿着される。

上記ゾーン（６）で管糸供給を完了したトレイ、あるい
は通過した残糸付ボビンを有するトレイはメイン搬送路
（２）上を矢印（９）方向に移送され、共通の口出し装
置（７）に供給され、口出し作用を受けた後、ワインダ
（５）へ向かってライン（２）上を多品種の管糸はラン
ダムな順番で搬送される。

第３図は上記システムに適用されるワインダの巻取ユニ
ットの一例を示す。即ち、複数の巻−取ユニット（１）
が並設されて、一台のワインダー（ト）が構成され、巻
取ユニｙ１．）は、管糸配送路（１０）と空ボビン帰還
路（３）との間に設けられている。（１１）は配送路（
１０）上の管糸を巻返し位置（１２）に移送し、巻返さ
れて空になった空ボビンを帰還路（３）上へ排出する際
の回転円盤で、該回転円盤（１１）の上位には一定の間
隔を有してガイド板（１，３）（１４−）が設けられ、
ガイド板（１４）と他のガイド板（］５）との間に管糸
取込口（１６）および余剰管糸送り出し口（１７）を形
成し、ガイド板（１３）（１４）間に管糸待機溝（Ｊ８
）、ボビン排出溝（１９）が形成される。上記管糸待機
溝（１８）とボビン排出溝（１９）の接続位置が前記巻
返し位置（１２）である。

（２０）は空ボビンあるいは残糸付ボビンの排出用レバ
ーである。

上記巻返し位置（１２）のトレイの下位には図示しない
、圧空供給源に導管を介して連る圧空噴射ノ／ル（２１
）が設けられ、該ノズル（２１）から噴出される圧空は
回転円盤（１１）に形成される図示しない円弧状スリ、
トよりトレイ（２２）のペグ内空間から、管糸の芯管内
に噴出し、芯管内に芯管−ヒ端から垂下している糸端を
芯管外部上方へ吹き上げる。巻返し位１ｉｔ（１２）の
管糸（２３）の上位に待機する中継パイプ（２４）が吹
き上げられた糸端を吸引保持し、上方へ旋回してノツタ
ーへ導入し、パッケ側糸側糸端と管糸側糸端が糸結びさ
れ、巻返し゛が開始されるのである。（２５）は綾振ド
ラム、（２６）は巻取パッケージである。

このような巻取ユニット（１）が第１図示の如く、並設
されると共に、一方の管糸配送路（１０）は各巻取セク
／コン（ＳＣＩ）〜（ＳＣ５）内で閉ループ（］、Ｏａ
）〜（１，Ｏｅ）を構成し、各セクンコンを貫通する管
糸搬送路（４）とは分岐路（２７ａ）〜（２７ｅ）を介
して接続され、該分岐路入側には後述する管は分岐路（
２７ａ）を通過し、管糸（ｄ）は分岐路（２７ｄｌから
セク／ヨ／（ＳＣ４）の配送路（１０ｄ）上へ移送され
るというように、各管糸か巻取られるべき所定の巻取セ
ク／コンへ供給されるのである。

各セクンコンにおいては、第３図のように管糸配送路（
１０）を移行した管糸（２３）はトレイ（２２）が巻取
ユニ、ト（１）のガイド板（１，３）　（１４）　（１
，５）に当り、回転円盤（ＩＪ）上へ乗り移り、管糸取
込み［］（１６）から待機溝（１８）に入り、巻返し位
置（１２）に至る。このようにして後続の管糸が管糸待
機溝（１８）に順次入り込み待機溝（１８）が所定数の
管糸で満たされると、その後から送られてぐる管糸は待
機溝に入れなく々す、該管糸は余剰管糸送り出し口（１
７）から次の巻取ユニットへ向かう。

このようにして口出し装置（７）に最も近い巻取ユニッ
ト（１ａ）から順次ユニソ１−（ｌｂ）〜（１ｎ）へと
管糸を挿着したｌ・レイが満たされていくが、管糸待機
溝（１８）に空きが生じると、巻取ユニット（１ａ）に
近いユニットから順にその空きを埋められていく。

次に、上記システムに適用されるペグトレイを第４図に
おいて説明する。

即ち、本実施例では、５種類の管糸を扱うので、５種類
のトレイ（Ｔａ、）〜（Ｔｅ）が用いられる。

第４図において、Ｃ）に示すトレイ（Ｔａ）はａ品種の
管糸用のトレイで、トレイの円筒状基体（２８）の基準
面（２９）から距離（ｈｌ）の位置に環状凹溝の識別溝
（３０ａ）が形成され、上記基体（２８）の中央にベグ
（３１）を一体的に形成したもので、該ベグ（３１）に
管糸が挿入支持される。また上記トレイ（Ｔａ）の内部
は空間（３２）となっておりベグの先端傾斜面に穿設し
たエア噴出口（３３）と連通している。

第４図（口＞ｔ：ｒ：ｂ品（！トの管糸専用のトレイ（
Ｔｂ）で、基準面（２９）から距離（ｈ２）の位置に識
別溝（３０ｂ　）が形成されている他はトレイ（Ｔａ）
と同様の構造であり、以下、トレイ（Ｔｃ）（Ｔｄ）（
Ｔｅ）は各ｋＣ品種、ｄ品種、ｅ品種の管糸専用のトレ
イで基準面（２９）から距離（ｈ３）、（ｈ４）、（ｈ
５）の位置に識別溝（３０Ｃ）　（ａｏｄ）　（３ｏｅ
）を形成したもノテある。

なお、上記識別溝（３０ａ）は基体（２８）の全周に渡
って基準面から等距離にあり、平行状態に形成される。

他の識別溝（３０ｂ）〜（３０ｅ　）についても同様で
ある。なお、基準面（２９）を基体（２８）の上面とし
たのは、コンベアベルトで形成される搬送ライン上には
基体（２８）の下面（３４）が載置されて搬送されるた
め、コンベア上面の凸凹、あるいはゴミの付着等により
、後述する識別溝を検出する検出片がコンベア上面から
一定距離に固定設置されていても、溝位置がコンベア而
より変動する恐れがあるためである。

次に上記各種トレイの種類を選別する選別装置について
、第５図〜第７図において説明する。

トレイ搬送ライン（２）は、コンベアベルト（３５）ト
、該コンベアベルト（３５）上面から一定間隔位置の固
定ガイド板（３６）　（３６）とにより構成され、トレ
イ（Ｔａ）の基体（２８）下面がコンベア（３５）上に
載置され、円柱状台部（３７）の周側面が上記ガイド板
（３６）　（３６）間に位置してガイドされつつ搬送さ
れる。

分岐点において、例えば第１図、第２図の分岐ライン（
８ａ）の入側分岐点における選別装置（３８ａ）につい
て説明すると、分岐点においては、第５図の如くガイド
板（３６ａ）に続い゛て、トレイ選別部材（３９）、お
よびトレイを二方向に振り分ける選別ガイド部Ｈ’（４
０）が設けられる。上記選別部Ｕ（３９）は、第６図の
如く、固定ブラケット（４１）上に固定のビン（４２）
　（４２）に遊慕され、ビン（４２）を中心に上下方向
に角度（ｅ）の範囲で振動が自在な基準プレート（４３
）と、該プレート（４３）の下位に間隔（ｈｌ）をおい
てプレート（４３）と平行に該フレート（４３）に固定
された選別ゲージ（４４）　ト方向と平行な平行部（４
５）と、該平行部（４５）に続いて、管糸供給ステーシ
ョン側へ傾斜した傾斜部（４６）とからなり、該プレー
）　（４３）の両端は上方に向いた拡開部（４７）　（
４７）とされ、トレイの進入、送出に支障がないように
形成されている。

さらに、拡開部（４７）（４７）間のプレートの下面（
４３ａ）は基準面とされ、トレイ（Ｔａ）の基体（２８
）の上面（２９）に当接する面である。

また上記選別ゲージ（４４）は第６図の如く、基準プレ
ート（４３）に取付ける取付部分（４７）と、該取付部
分（４７）から垂直に折曲げた垂直部分（４８）とさら
に垂直部分（４８）から直角に折曲げたゲージ部分（４
９）とが一体的に板金加工されたもので、ゲージ部分（
４９）は、トレイ（Ｔａ）の溝（３０ａ）の巾（Ｓ）よ
シも十分小さい厚さく１）のミ囁板で、該ゲージ（４４
）は上記基準プレート（４３）の基準面（４３ａ）と全
域に渡って平行となるように、ねじ、あるいは溶接固定
される。さらに壕だ、ゲー′）（４４）のガイド縁はコ
ンベア（３５）の中−央部へ向かって傾斜した傾斜部（
５０）　（５１）と、該傾斜部（５０）　（５１）間よ の頂部に形成した平行部（５２）と＼りなる。

一方、上記選別部材（３９）と対向する側のガイド板（
３６）には、トレイをゲージ（４４）側へ押しやる傾斜
面（５３）と平行部（５４）を形成し、さらに、分岐ラ
インへ進入しないトレイの通過路に清ってガイドされる
のに合わせた傾斜部（５５）と、ガイド部材（４０）に
向かって直進させる平行部（５６）と、該平行部（５６
）に続いて、ガイド部材（４０）によって振り分けられ
、メイン搬送路（２ル移送するのに適した傾斜部（５７
）または曲線部、および・平行部（５８）等よりなる。

さらにフレームに固定された選別ガイド部材（４０）は
、コンベアベル）　（３５）の略中央部に鋭角な先端部
（５９）を有し、該先端部に続く一方のガイド縁（６０
）はガイド部材（４３）の傾斜面（４６）とによって当
該分岐ライン（８ａ）へのトレイ進入用通路を形成し、
他方のガイド縁（６１）は対向するガイド板（３６）の
平行部（５８）とによシメイン搬送ライン（２）を形成
している。なお、上記選別ガイド部材（４０）の先端部
（５９）の位置は、当該分岐路（８ａ）へ進入するトレ
イの溝（３０ａ）内にゲージ（４４）が位置して通過し
たトレイ（Ｔａ）の中心（Ｏａ）が先端部（５９）とト
レイ台部の当接点（Ｘａ）よりも分岐路（８り側に距離
（ｔｌ）偏位し、かつ、上記ゲージ（４４）に対応する
位置に溝のないトレイ（Ｔｂ）〜（Ｔｅ）がゲージ（４
４）によってガイド板（３６）側へ押しやられて移送さ
れて、先端部（５９）に当接した時、該トレイ（Ｔｂ）
の中心（Ｏｂ）が当接点（ｘｂ）よりもメイン搬送ライ
ン（２）側へ距離（／！２）偏位するような位置に設定
されている。

このよう々選別装置（３８ａ）〜（３８ｅ）が管糸供給
ゾーン（６）の各分岐路の入側に設けられる。なお、各
選別装置（３８ａ）〜（ａｓｅ）における選別ゲージが
、対応するトレイの溝位置と同高さに設けられる点のみ
が異なっている。即ち、第６図におけるゲージ（４４）
と基準面（４３＆）の距離０１）は分岐路（８ｂ）にお
いては第４図（ロ）のトレイ（Ｔｂ）の溝（３０ｂ）に
等しい距離（ｈ２）とされ、以下同様にして、順次ｈ３
、ｈ４、ｈ５の距離を有してゲージ位置が規定されてい
る。

次に、上記分岐ライン（８ａ）〜（８ｅ）の途次に設け
た管糸供給ステーション（Ｐｌ、）−（Ｐ５）について
説明する。なお、いづれのステーションも扱う管糸の種
類のみが相異し、供給機構は同様なので、ステーション
（Ｐｌ）の管糸供給装置についてのみ説明する。

管糸供給ステーション（Ｐｌ）は第１図示の如き、予め
多数の管糸をランダムに収容しておき、高周波振動を利
用して管糸を一本ずつ分離して移送する管糸送出装置（
６２）と、第８．９図示の該管糸送出装置ｉｔ　（６２
）から送出される管糸を下方で待機する空トレイに挿着
させる管糸ガイド装置（６３）と、管糸の落下時に方向
を揃える管糸方向規制装置ｔ（６４）等より構成されて
いる。

第８図において、管糸送出装置（６２）の出口（６５）
に続いて設けられるベルトコンベア（６６）上を移送さ
れる管糸（６）は、管糸端部検出片（６７）に当接して
コンベア（６６）用のモータ（６８）が停止して実線位
置的に停止する。続いて、第９図のロータリソレノイド
（６９）の駆動により切出しアーム（７０）が１１１１
（７１）中心に時計針方向へ旋回し、コンベア（６６）
上の管糸の芯管（Ｉ（Ｘ）をガイド板（７２）にを転動
させてシュート（７３）内へ落下させる。

この時、管糸の両端の芯管を支承しガイドするガイド板
の一方の側のガイド板（７２）上部に芯管判 の径に応じて挙動する天尻遍別フィーラ（７４）が設け
られており、第９図のように管糸の大部（ＫＸ）即ち径
の小さい部分が通過する時はツイーン（７４）は作動せ
ず、径の大きい広部（ＫＹ）が通過する時はツイーン（
７４）が−軸（７５）を中心に二点鎖線位置（７４ａ）
へ偏位し、近接センサ（７６）が作動する。

従って、例えば、第８図示の如く、管糸σ勺の大部（Ｋ
Ｘ）がツイーン（７４）側に位置する方向で移送されて
きた場合、該状態で切り出しアーム（７０）が管糸をコ
ンベア（６６）上からシュート（７３）側へ押し出した
時、ツイーン（７４）は偏位しないので、方向規制用の
ビン（７７）　（７８）は実線位置に位置決めされ続け
る。上記ビン（７７）　（７８）はシュート（７３）の
二位置ヘシ、−トの長孔（７９）　（８０）を通って第
９図の如く突出し、管糸が落下する時大部（ＫＸ）のみ
が当接するように間隔を設けである。即ち、固定軸（８
１）　（８２）に軸支された一対のレバー（８３）　（
８４）の先端に上記ビン（７７）　（７８）が１ｌｌｌ
＋支され、レバー（８３）　（８４）間を連結した口、
ド（８５）により、ロータリソレノイド（８６）の作動
で両レバー（８３）　（８４）は連動し、ビン（７７）
　（７８）け同方向へ平行移動する。

従って、第９図の状態でシュート（８３）内に投入され
だ管糸（Ｋ１）は大部（ＫＸ）がビン（７７）に当接し
、広部（ＫＹ）を下にしてガイトンニート（８７）（８
８）内へ落下し、下方のトレイ（Ｔａ）上に広部が挿入
される。一方、広部（ＫＹ）が検出片（６７）側に位置
する方向でコンベア（６６）上を移送されてきた管糸は
、切り出しアーム（７０）で切出される際、ツイーン（
７４）を偏位させるので、ロータリソレノイド（８６）
が作動し、ビン（７７）　（７８）は二点鎖線位置（７
７ａ）　（７８ａ）をとり、管糸落下の際は大部がビン
（７８ａ）に当接し、やはり広部を下にして落下するこ
とになり、いづれの場合においても管糸は広部をトレイ
に挿着されることになる。

なお、固定のシュート（７３）に続いて設けられるガイ
トン、−ト（８７）　（８８）は互いに軸（８９）　（
９０）を支点に反対方向に揺動可能に支持され、管糸挿
着時のみ閉じた位置をとり、トレイの移動時は開いた位
１１ｑをとる。即ち、固定軸（８９）　（９０）を支点
に揺動自在に垂下されたアーム（９１）　（９２）に、
ガイドシー−）　（８７）　（８８）がねしく９３）　
（９４）固定され、ガイトンニート（８７）（８８）が
閉じた第８図の状態ではシュー）　（７３）を落下する
管糸（Ｋ１）がガイドシュート（８７）　（８８）によ
って周囲を規制ガイドされ、下位のトレイ（Ｔａ）上の
ペグに挿入されるようにガイド／、　−ト（８７）　（
８８）が位置規制される。上記アーム（９１）　（９２
）の中間部にはレバー（９５）　（９６）の一端が連結
され、レバー（９５）の他端（９７）はロータリンレノ
イド（９８）の軸（９９）に固定された駆動レバー（１
００）に連結され、レバーＮ（９６）の他端（１０１，
）は固定軸（１０２）を中心に揺動可能な揺動レバー（
１０３）の一端に連結される。

壕だ上記駆動レバー（１００）と揺動レバー（１，０３
）間にロッド（１０４）が連結され、駆動レバー（１０
０）が第８図の位置から時計針方向へ一定角度旋回する
ことにより、揺動アーム（９１）（９２）は互いに離反
する方向に旋回し、ガイトンニート（８７Ｘ８８）が開
位置をとる。

以上のような各種装置を配置した本発明システムの動作
について次に説明する。

第１．２図において、ワインダＧＶ）の各巻取セクノコ
ン（ＳＣ１，）〜（ＳＣ５）からランダムにボビン帰還
路（３）上へ排出される各種類の空ボビン、極少残糸付
ボビ／、残糸付ボビンはメイン搬送ライン（２）上へ移
送きれ、上記ライン（２）に活ってまずボビン処理ゾー
ン（５）において、極少残糸付ボビンと空ボビンがトレ
イより抜取られる。即ち、ボビン処理装置（Ｒ］、２）
においては二種のトレイ（Ｔａ）　（Ｔｂ）について、
処理され、例えば収容ボ。

クス（Ｂ１）にはトレイ（Ｔａ）上の極少残糸付ボビン
（ａｌ）が抜取られて収容され、トレイ（Ｔａ）上の空
ボビンは図示しない搬送ライン、例えば天井側に敷設さ
れる空ボビン搬送ラインによって対応する精紡機へ返送
されるか、または空ボビンボックスへ収容される。同様
にしてボビン処理装置（Ｒ３４）では他の二種のトレイ
（Ｔｃ）（Ｔｄ）上のボビンが処理され、ボビン処理装
置（Ｒ５）で残りのトレイ（Ｔｅ）上のボビンが処理さ
れる。

従ってボビン処理ゾーン（５）を通過した各種トレイは
ボビンを有しない空トレイ、もしくはワインダへの再供
給が可能々残糸付ボビンを有し。

たトレイのみが搬送される。

続いて管糸供給ゾーン（６）に至ると、第１の分岐ライ
ン（８ａ）の入側に設けられる第５〜７図の選別装置（
３８ａ）によって第４図のト１７・イ（Ｔａ）のみが前
記動作により分岐ライン（８ａ）へ取込唸れ、分岐ライ
ン（８ａ）上を管糸供給ステーション（Ｐｌ）に向かっ
て移送される。該ステー／ヨ／の所定位置に至ると、図
示しないストッパによりトレイ（Ｔａ）は停止し、トレ
イの存在と、トレイ上にボビンが存在しないことをセン
サにより確認した後、第８．９図示の管糸供給装置（１
０５）が１サイクル作動し、コンベア（６６）上の新管
糸（５）が空トレイ（Ｔａ）上に供給挿着される。管糸
の挿着が行われると上記ボビン無確認用センサがボビン
有となりストッパが解除されて、所定の管糸を挿着した
トレイ（Ｔａ）は分岐ライン（８ａ）上をさらに矢印（
１０６）方向へ移送され、メイン搬送ライン（２）へ合
流し、該ライン（２）上を［］出し装置（７）へ向けて
移送される。なお、上記管糸供給ステーション（Ｐｌ）
に至ったトレイに残糸付ボビンが存在している時は管糸
供給を受けることなく通過し、口出し装置へ向かう。

さらに、メイン搬送ライン（２）上を移送されるトレイ
のうち管糸（ｂ）用のトレイ（第４図（Ｔｂ））は分岐
路（８ａ）へは進入することなく通過し、分岐ライン（
８ｂ）の入側に設けられる選別装置（３８ｂ）により分
岐ライン（８ｂ）へ取込まれる。即ち、該選別装置（３
８ｂ）は第６図のゲージ（４４）が基準面（４３ａ）よ
り距離（Ｒ２）の位置にあるので、トレイの基準面（２
９）より距離（Ｒ２）の位置に溝（３０ｂ）の有るｌ・
レイ（Ｔｂ）のみが分岐ライン（８ｂ）へ進入する。

このようにして、以下トレイ（Ｔｃ）は分岐ライン（８
Ｃ）へ、トレイ（Ｔｄ）は分岐ライン（８ｄ）へ、トレ
イ（Ｔｅ）は分岐ライン（８ｅ）へ機械的に選別されて
取込まれ、前記同様の管糸供給装置（１０５）によって
所定の種類の管糸が対応するトレイ上に挿着されるので
ある。

なお、上記各分岐ライン（８ａ）〜（８ｅ）は第１０１
ｇ１のように、トレイ（Ｔａ）の管糸供給位置［株］と
取込 ＼口■間の待機ライン（８ａｌ）が数個のトレイ（図で
は３個）で満たされると後続のトレイ（ＴＸ）は当該分
岐ライン上のトレイ（Ｔａ）と同種、異種を問わず、メ
イン搬送ライン（２）上へ送出されるよう々寸法とされ
ている。即ち、待機ライン（８ａｌ）上の最後位のトレ
イ（Ｔａ３）（７）基体（２８）に、後続のトレイ（Ｔ
Ｘ）の基体（２８Ｘ）が当接した状態では、トレイ（Ｔ
Ｘ）の台部（３７Ｘ）の中心（ＯＸ）は、選別ガイド部
材（４０）の先端部（５９）よりメイン搬送ライン（２
）側へ偏位する位置、即ち第５図工点鎖線位置（Ｔｂ）
をとるように分岐ライン（８ａ）の待機ライン（８ａｌ
）が設定されている。

従って、一つまたは複数箇所の分岐ライン（８ａ）〜（
８ｅ）の待機ライン上に所定数トレイが満たされた状態
となっても後続のトレイは尚該分岐ラインの入側で波帯
することなくメイン搬送ライン上を矢印（１０７）方向
に移送され、再び口出し装置（７）へ供給されるか、口
出し装置（７）の手前側からボビン処理ゾーン（５）と
管糸供給ゾーン（６）の間のメイン搬送ライン（２）上
ヘリターンさせる等して巡回させることができ、トレイ
搬送または管糸搬送の障害となることが避けられる。

さらに、管糸を挿着したトレイは搬送路（２）上を移送
されて、口出し７装置（７）に供給され、糸端が口出し
され、管糸の芯管内へ芯管上端から垂下した状態とされ
、ワインダ（５）へ向かって搬送される。ワインダ（５
）においては、第２図のメイン供給ライン（２）上をラ
ンダムに搬送される各種トレイは、各巻取セクション（
ＳＣＩ）〜（Ｓ０５）内に設けられる閉ループ状の管糸
配送路（１０ａ）〜（］、Ｏｅ）へ分岐路（２７ａ）〜
（２７ｅ）を介して移送される。該分岐路（２７ａ）〜
（２７ｅ）の入側には前述の第５〜７図示のトレイ選別
装置と同様の選別装置が設けられており、前記同様の作
用で、特定のトレイ即ち管糸が特定の巻取セクションへ
自動的に分類して供給されるのである。

第１１図は管糸供給ゾーン（６）におけるトレイのメイ
ン搬送ライン（２）と分岐ライン（１０８ａ）（１０８
ｂ）の関係を示す他の実施例を示す。即ち前記実施例の
場合、分岐ライン（８ａ）〜（８ｅ）はシー　、／　（
６）内を貫通するメイン搬送ライン（２）と略直角方向
に配置したが、第１１図では分岐ライン（１０８ａ）（
１０８ｂ）はメイン搬送ライン（２）と略平行に設けら
れる。（５）はワインダα（）はボビン処理装置、（７
）は口出し装置である。本実施例の場合も、前記実施例
と同様にして特定のトレイのみを選別装置（３８ａ）　
（３８ｂ）によりメインライン（２）がら管糸供給ステ
ー／フンへ取込むことが行え、また、分岐ラインの待機
ライン中に所定数のトレイが満たされた場合でも余剰ト
レイはメイン搬送ライン上を通過できる。

上記メイン搬送ラインと分岐ラインの配置６：関係、あ
るいは、分岐ライン、管糸供給ステー／コンの数は巻取
られる糸種に合わせて任意の数が設定され、廿だ管糸送
出装置（６２）に代えて精紡機と直柿することも可能で
ある。Ｘ丑／ζ第２図示のボビン処理ゾーンにおいても
前記実施例同様の分岐ラインを設け、該分岐ラインの途
次にボビン処理装置を配置することもできる。″＞なお
、以−４二の実施例では、搬送媒体としてベグトレイ、
供給物品として管糸を扱った例を示したが、搬送媒体と
して、単なる物品収容ボックスあるいはパレット等を用
い、扱われる物品として他のネジ、ボール等の小物物品
等とすることもセき、この場合搬送ラインとしてコンベ
アベルト、ローラコンベアを用い、例えばボ。

クス、バレット等の表面に収容される物品の種類を示す
表示マークを貼付し、分岐ライン入側において上記マー
クを読取るマークセンサと、当該ボックスを分岐ライン
へ押込む押圧部材を上記マークセンサの信号により作動
させるようにして、搬送媒体の選別取込みを行うことが
可能である。

以上のように、本発明では、異種物品を搬送　４する共
通のメイン搬送ラインと、該メイン搬送ラインから分岐
し、再び上記メイン搬送ラインに合流する異種物品専用
の分岐ラインと、該分岐ラインの途次に設けられる異種
物品処理ステー／シンとからなる搬送７ステムであるの
で、メイン搬送路上をランダムに移送される異種物品を
専用の分岐ラインへ振分け、該分岐ラインの途次で物品
の処理を行うことができ、異種の搬送物品がメイン搬送
ライン上に波帯することなく、異種物品の処理が極めて
スムーズに行える。即ち、特定の物品はメイン搬送ライ
ン上を対応する専用の分岐ラインへ他の分岐ラインを通
過して搬送できる。

また、処理ステーションにおいては、当該ステーション
の分岐ラインへ取込まれた物品のみ処理するので、分岐
ラインの入側において取込まれる物品の種類さえ確認し
ておけば、処理ステー７ョンでは単に物品を処理するだ
けでよく、処理動作を効率よく行うことが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明システムの一実施例を示す斜視図、第２
図は同システムの平面レイアウト図、第３図は、上記シ
ステムに適用されるワイ／ダの巻取ユニットの一例を示
す斜視図、第４図は同システムに適用されるペグトレイ
の種類を示す一部断面正面図、第５図は同トレイの選別
装置の平面図、第６図は同側面図、第７図は同正面図、
第８図は管糸供給装置の一例を示す正面図、第９図は管
糸の方向検出装置の側面図、第１０図は分岐ラインの拡
大平面図、第１１図は本発明／ステムの他の実施例を示
す平面レイアウト図である。 （２）・・・メイン搬送ライン （８ａ、）　〜（８ｅ）、（１０８ａ）　（１０８ｂ）
−・・分岐ライン（Ｔａ）〜（Ｔｅ）・・・ベグトレイ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 異種物品を搬送する共通のメイン搬送ラインと、該メイ
   ン搬送ラインから分岐し再び上記メイン搬送ライ／に合
   流する異種物品専用の分岐ラインと、該分岐ラインの途
   次に設けられる異種物品処理ステーションとからなるこ
   とを特徴とする物品の搬送処理システム。