JPS595562Y2 - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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JPS595562Y2
JPS595562Y2 JP8916979U JP8916979U JPS595562Y2 JP S595562 Y2 JPS595562 Y2 JP S595562Y2 JP 8916979 U JP8916979 U JP 8916979U JP 8916979 U JP8916979 U JP 8916979U JP S595562 Y2 JPS595562 Y2 JP S595562Y2
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JP
Japan
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mold
fixed
split
movable member
male
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Expired
Application number
JP8916979U
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English (en)
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JPS568422U (ja
Inventor
光博 小原
浩次 森下
与志信 武田
Original Assignee
三菱マテリアル株式会社
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Publication date
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Publication of JPS568422U publication Critical patent/JPS568422U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、射出成形用金型に関するものである。
例えば、ビールビン用コンテナは、手を掛けるための把
持部が設けられているが、一般にはこの把持部は前記コ
ンテナを持ち易くするためにその下側に大きな丸味を設
けたものであることが好ましいとされている。
ところで、上記のようなコンテナを成形するために用い
られている従来の射出成形用金型は、第1図および第2
図に示すように固定型1と雄型2と割型3とを閉じるこ
とによりキャビティCが形成され、また固定型1と雄型
2とを開く際に、アンギュラピン4によって割型3が開
動作するように構成されている。
更に、前記割型3内には前記雄型2の側壁から離間する
方向に向って斜め下方に進退可能に設けられた可動部材
5の先端が前記雄型2の側壁に当接して、成形品の把持
部Hの下側の丸味を形成するようになされている。
そして、このような射出成形用金型により成形され成形
品、例えばビールビン用コンテナを離型する場合には、
前記固定型1から前記雄型2と前記割型3とを分離する
ことにより成形品をキャビティCから離脱させて行う。
すなわち、前記雄型2を上方に移動させて前記固定型1
から離間させると共に、前記割型3を前記固定型1と前
記雄型2とから離間するように移動させる。
このとき、前記割型3に設けられた可動部材5が前記雄
型2の側壁から離間する方向に向って斜め下方に後退し
て、成形品は把持部Hの下側の丸味に傷が付かないよう
に取り出される。
しかし、上記のような射出成形用金型は、把持部Hの下
側に丸味を形成するための可動部材5が斜め下方に後退
するようになされているため、例えば前記把持部Hの下
側にその接線が前記可動部材5の進退方向よりも立ちあ
がるような丸味を形成したい場合には、アンダーカット
が生じ、このため前記可動部材5が前記把持部Hの丸味
部で勿シリ現象を起し、これを強いて離脱させると、前
記丸味部に傷を付けたりするという欠点があった。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので決り、ビー
ルビン用コンテナの把持部の下側のように、下方を向く
面のアンダーカット部分を成形する可動部材を、そのア
ンダーカット部分の真下に離間させることにより、その
アンダーカット部舅に所望の大きさの丸味部を無理なく
形成することができる射出成形用金型を提供するもので
ある。
以下、この考案の第1実施例を第3図および第4図に基
づいて詳細に説明する。
図中10は固定型、11は雄型、12は割型であって、
これらが互いに開閉可能に配置されて金型が構成されて
いて、前記雄型11の下面が前記固定型10の上面に当
接すると共に、前記割型12の下面および側面が前言e
固定型10の上面および前記雄型11の側面に当接じた
際にキャビティC1,C2を形成するようになされてい
る。
そして、前記割型12には前記キャビティC2(すなわ
ち、成形品の把持部Hを形成するキャビティ)の下部か
らその下方に断面矩形状の空隙部13が形成されている
この空隙部13内には、前記把持部Hの下側の丸味部を
形成するための可動部材14が配置されている。
この可動部材14は、前記割型12の上方から前記空隙
部13内に垂下された案内部材15に沿って上下動する
ようになされていると共に、前記雄型11と前記割型1
2とが閉じられた際に、前記雄型11の側壁に密接する
ようになされている。
また、前記可動部材14には円筒状の凹部16が形成さ
れていて、この凹部16内に前記可動部材14を常に下
方に押圧するコイルばね17が挿入配置されている。
また、前記割型12には前記可動部材14を元の状態に
復帰させる復帰装置18が設けられている。
この復帰装置18は、前記空隙部13と前記固定型10
とに垂直に連通ずる連通孔19が前記割型12に設けら
れ、この連通孔19内にロッド20の一端面が前記固定
型10の上面に当接され、他端面が前記可動部材14の
下面に当接されて挿通移動可能に配置されているもので
あって、前記ロッド20によって前記可動部材14が前
記コイルばね17に抗して押し上げられるようになされ
ている。
更に、前記割型12内には挿通孔(図示せず)が設けら
れ、この挿通孔内に前記固定型10に固定されたアンギ
ュラピン(図示せず)が挿入配置されていて、このアン
ギュラピンに沿って前記割型12が移動すると、この割
型12の側面が前記雄型11の側面から離間するように
なされている。
また、前記割型12の挿通孔と前記アンギュラピンとの
間にクリアランスが設けられていて、このクリアランス
によって前記各型1G、 11.12が開動作する際に
、前記雄型11と前記割型12とが前記クリアランスに
相当する距離だけ一体的に前記固定型10から離間する
ようになされている。
また更に、前記固定型10には、前記割型12を上方に
押し上げるための押上装置21が設けられている。
この押上装置21は鍔22を有する押上柱23が前記固
定型10に形成された孔24内に挿入配置されていると
共に、前記孔24内に前記押上柱23を前記固定型10
の上方に突出させるばね25が配置されて構成されてい
る。
従って、前記可動部材14は、前記雄型11と前記割型
12とが一体的に前記固定型10がら開動作する際に、
前記コイルばね17によって前記キャビティC2の下方
に移動され、また前記各型10.11゜12が閉動作す
る際には、ロッド20によって押し上げられ前記キャビ
ティC2を形成するようになされている。
なお、前記割型12および前記雄型11には、前記割型
12の上面と前記雄型11の上部内面とを離間させるた
めの傾斜面11a、12aが設けられていて、この傾斜
面11 a、12 aによって前記割型12の上方への
移動が規制されるようになされている。
次に上記のように構成された射出成形用金型の作用につ
いて説明する。
まず、第3図に示すように固定型10と雄型11と割型
12とを閉じることにより形成されたキャビティC1,
C2内に成形材料を注入して固化させる。
このとき、可動部材14は、ロッド20に支えられた状
態で雄型11と割型12との定位置間にて挾まれて、把
持部Hの下向きのアンダーカット部分を形成する。
この後、前記キャビティC1,C2内から成形品を取り
出す場合には、まず前記雄型11を図示しない駆動装置
によって上方に移動させて、前記固定型10から離間さ
せる。
このとき、前記割型12は押上装置21により図示しな
いアンギュラピンとの間のクリアランスに相当する距離
だけ前記雄型11と一体的に上昇して、前記固定型10
から離間する。
このように前記割型12が上昇すると、これに伴って可
動部材14がコイルばね17により案内部材15に沿っ
て下方に移動される。
すなわち、成形面の把持部Hの下部から真下に移動する
そして、更に前記雄型11が上方に移動されると、前記
割型12がアンギュラピンに沿って右斜め上方に移動さ
れ、この結果前記雄型11の側面と前記割型12の側面
とが第4図に示すように離間される。
なお、このとき前記割型12の傾斜面12 aが前記雄
型11の傾斜面11 aに沿って移動されるため、前記
割型12の上面と前記雄型11の内面とが離間される。
なお、前記固定型10に前記雄型11と前記割型12と
を閉じる場合には、前述と逆の動作を行えばよい。
この場合、割型12に対してロッド20が上動すること
になり、可動部材14は、コイルばね17に抗して割型
12内にて相対的に上動し、第3図における元の位置に
まで戻る。
次に、この考案の第2実施例を第5図および第6図に基
づいて説明する。
なお、図中第3図および第4図と同一部分には同一符号
を付してその説明を省略する。
この第2実施例は第1実施例の復帰装置が相違するだけ
であって、他は全く同様に横取されている。
すなわち、前記第2実施例の復帰装置30は、割型12
に形成された空隙部13と固定型10の上面に突出形成
された傾斜部10 aとに斜めに連通ずる連通孔31が
前記割型12内に設けられ、この連通孔31内に可動部
材14を元の状態に復帰させるロッド状の復帰部材32
が挿入配置され、しかもこの復帰部材32の一端が前記
可動部材14の下面に当接されかつ他端が前記固定型1
0の傾斜部10 aに当接されており、更に前記復帰部
材32にはコイルばね33が取り付けられていて、この
コイルばね33により前記復帰部材32が常に斜め下方
に押し下げられるようになされている。
なお、図中34は前記復帰部材32が割型12の連通孔
31内から抜は出さないように係止するためのストッパ
部材である。
このように横取された射出成形用金型の復帰装置30の
作用について説明する。
まず、雄型11が第1実施例と同様に上方に移動される
と、割型12もこれに伴って上方に移動して固定型10
から離間する。
このように割型12が上方に移動すると、復帰部材32
がコイルばね33により前記割型12内から押し出され
て、前記復帰部材32の下端が固定型10の傾斜部10
aに沿って復帰部材32が前記割型12とともに移動
される。
この結果空隙部13内の可動部材14がコイルばね17
によって第1実施例と同様にキャビティC2の下方に移
動される。
また、前記各型10.11.12が閉じられる際には前
記復帰部材32は前述と逆の動作を行って可動部材14
を押し上げて、前記キャビティC2を形成する。
以上説明したように、この考案に係る射出成形用金型に
よれば、ビールビン用コンテナの把持部の下側のように
、下方を向く面のアンダーカット部分を成形する可動部
材を、そのアンダーカット部分の真下に離間させる構成
であるから、そのアンダーカット部分に所望の大きさの
丸味部を無理なく形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の射出成形用金型の要部断面図、第2図は
その金型を開放した状態を示す断面、第3図はこの考案
の第1実施例を示す要部断面図、第4図はその金型を開
放した状態を示す断面図、第5図はこの考案の第2実施
例を示す要部断面図、第6図はその金型を開放した状態
を示す断面図である。 10・・・・・・固定型、11・・・・・・雄型、12
・・・・・・割型、14・・・・・・可動部材、17・
・・・・・コイルばね、1B、 30・・・・・・復帰
装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定型と、この固定型の上側に位置して上方に型開きす
    る雄型と、固定型の上側に位置して雄型から離れる傾め
    上方に型開きする割型との3者間にて、成形材料が注入
    されるキャビティを形威し、かつ前記雄型と割型のそれ
    ぞれの定位置間に挾まれるようにその割型に備えられた
    可動部材によって、成形品の下向きのアンダーカット部
    分を成形する射出成形用金型において、前記割型の定位
    置に、その定位置から真下へ向かって移動自在に可動部
    材を備え、かつ割型に、可動部材の下部と固定型の上部
    との間に介在するロッドを上下動自在に備え、このロッ
    ドの長さは、前記割型の定位置における可動部材の下部
    と固定型の上部との間の長さに設定されていることを特
    徴とする射出成形用金型。
JP8916979U 1979-06-29 1979-06-29 射出成形用金型 Expired JPS595562Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8916979U JPS595562Y2 (ja) 1979-06-29 1979-06-29 射出成形用金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8916979U JPS595562Y2 (ja) 1979-06-29 1979-06-29 射出成形用金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS568422U JPS568422U (ja) 1981-01-24
JPS595562Y2 true JPS595562Y2 (ja) 1984-02-20

Family

ID=29322333

Family Applications (1)

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JP8916979U Expired JPS595562Y2 (ja) 1979-06-29 1979-06-29 射出成形用金型

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