JPH1196276A - 半導体演算回路 - Google Patents

半導体演算回路

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JPH1196276A
JPH1196276A JP9257015A JP25701597A JPH1196276A JP H1196276 A JPH1196276 A JP H1196276A JP 9257015 A JP9257015 A JP 9257015A JP 25701597 A JP25701597 A JP 25701597A JP H1196276 A JPH1196276 A JP H1196276A
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input
potential
transistor
electrode
gate
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JP9257015A
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English (en)
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Sunao Shibata
直 柴田
Akira Nakada
明良 中田
Masahiro Yoda
正宏 譽田
Tadahiro Omi
忠弘 大見
Takehisa Nitta
雄久 新田
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ULTLA CLEAN TECHNOLOGY KAIHATS
ULTLA CLEAN TECHNOLOGY KAIHATSU KENKYUSHO KK
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ULTLA CLEAN TECHNOLOGY KAIHATS
ULTLA CLEAN TECHNOLOGY KAIHATSU KENKYUSHO KK
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Publication date
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06G7/00Devices in which the computing operation is performed by varying electric or magnetic quantities
    • G06G7/12Arrangements for performing computing operations, e.g. operational amplifiers
    • G06G7/14Arrangements for performing computing operations, e.g. operational amplifiers for addition or subtraction 

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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 スイッチ素子を介して所定の電位を有す
る信号線に接続されたゲート電極と、これと容量結合す
る少なくとも2つの入力電極を有するソース電極とが接
続された2つのMOS型トランジスタからなる半導体演
算回路において、第1のMOS型トランジスタの第1及
び第2の入力電極に第1及び第2の電圧を印加し、第2
のMOS型トランジスタの第1及び第2の入力電極に入
力信号電圧を印加し、2つのスイッチ素子を導通させて
ゲート電極の信号線の電位とした後、遮断してゲート電
極を電気的にフローティングとし、第2のMOS型トラ
ンジスタの第1及び第2の入力電極に第1及び第2の電
圧を入力し、第1のMOSトランジスタの第1及び第2
の入力電極に入力信号電圧を入力することにより、第1
及び第2の電圧と第1及び第2の入力電極ゲート電極に
対する結合容量比により決定される電圧と、入力信号電
圧と結合容量比により決定される電圧との差分絶対値を
演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体演算回路係わ
り、特にアナログ、多値データを高速且つ高精度に演算
することが出来る演算回路に関する。
【0002】
【関連する技術】近年、コンピュータ技術の発展に伴
い、データ処理技術の進歩には実に目覚しいものがあ
る。しかし、人間が行なっているような柔軟な情報処理
を実現しようとすると、現在のコンピュータでは実時間
で演算結果を出すことがほとんど不可能であるといわれ
ている。その理由として、我々が日常生活で取り扱って
いる情報はアナログ量であり、まず第1に非常にデータ
量が多く、しかもそのデータは不正確であり、そして曖
昧である、という事実が挙げられる。この極度に冗長な
アナログデータをすべてデジタル量に変換し、1つ1つ
厳格無比なデジタル演算を行なっているところに現在の
情報処理システムの問題点がある。
【0003】一例を挙げるなら画像処理である。例え
ば、1つの画面を500×500の2次元画素アレイに
とりこんだとすると、画素数は全部で250000個と
なり、各画素ごとに赤、緑、青の3原色の強度を8bi
tで表すと実に1画面の静止画で75万バイトの情報量
となる。動画では時間とともにこの画像データが増大し
ていく。そういった状況の中で取り込んだ1つの画面に
最も似かよった画面を過去に取り込み蓄積しておいた膨
大な数の画面の中から探し出すといった情報処理を考え
てみる。この一見簡単そうに思える処理でも、画面の情
報であるアナログベクトルを扱い、アナログベクトル間
の距離を計算し最も近い距離のものを選びださなければ
ならない。もし、コンピュータによってこの処理を実行
しようとすると、まずアナログベクトルをすべてディジ
タルベクトルに変換し、その後四則演算を逐次行なわな
ければならず、現在のスーパーコンピュータをもってし
ても、実時間でこれらの大量の「1」「0」情報を操作
し画面の認識・理解に結びつけるのは不可能であるとい
われている。
【0004】一方、この困難を克服するために、アナロ
グ量である外界情報をそのまま取り入れてアナログ量の
まま演算・処理を行なうことにより、最も人間に近い情
報処理を実現しようという努力がなされている。このア
プローチは実時間で処理をするには最も適した方法であ
るが、いまだ実現されておらず、現在実時間でかつ高精
度で演算を行なえるような半導体演算回路は存在しな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
みなされたものであり、高速でかつ高精度にアナログベ
クトルについての演算を行なうことの出来る半導体演算
回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体演算回路
は、スイッチ素子を介して所定の電位を有する信号線に
接続されたゲート電極と、該ゲート電極と容量結合する
少なくとも2つの入力電極を有するMOS型トランジス
タのソース電極が互いに接続された2つのMOS型トラ
ンジスタからなる半導体演算回路において、第1のMO
S型トランジスタの第1の及び第2の入力電極にそれぞ
れ第1の電圧及び第2の電圧を印加し、第2のMOS型
トランジスタの第1及び第2の入力電極の両方に入力信
号電圧を印加し、続いて前記2つのスイッチ素子を導通
させて前記ゲート電極の前記信号線の電位とした後、前
記2つのスイッチ素子を遮断して前記ゲート電極を電気
的にフローティングとし、さらに、前記第2のMOS型
トランジスタの第1及び第2の入力電極にそれぞれ前記
第1の電圧及び第2の電圧を入力し、前記第1のMOS
トランジスタの第1及び第2の入力電極に前記入力信号
電圧を入力することにより、前記第1の電圧及び第2の
電圧と前記第1及び第2の入力電極ゲート電極に対する
結合容量比により決定される電圧と、前記入力信号電圧
と前記結合容量比により決定される電圧との差分絶対値
を演算することを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明では、複雑な制御回路を必要とせず、ゲ
ート電極にスイッチ素子を設け、入力を入れ替えること
により極めて高速且つ高精度なアナログベクトル演算が
可能となった。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0009】(第1の実施例)図1は、第1の実施例を
示す回路図である。
【0010】101,102はNMOSトランジスタで
あり、103,104はそれぞれ例えばN+ポリシリコ
ンで形成されたゲート電極で、ゲート電極103はNM
OSトランジスタ101の、ゲート電極104はNMO
Sトランジスタ102のON・OFF状態をそれぞれ制
御している。
【0011】NMOS101,102のドレイン10
5,106はここでは互いに接続され、例えばPMOS
スイッチ107をスイッチ素子として介し、ここでは5
Vの信号線108に接続されている。一方、NMOS1
01,102のソース109,110は互いに接続さ
れ、NMOS111をスイッチ素子として介し、ここで
は0Vの接地電位112に接続されている。NMOS1
01のゲート電極103は例えばNMOS113をスイ
ッチ素子として介し、ここでは0Vの接地電位114に
接続され、NMOS113をスイッチ素子として用いる
ことによりゲート電極103を所定の電位と等しくする
ことができ、さらにまたNMOS113をOFF状態に
することにより、電気的にフローティングとすることが
出来る。
【0012】NMOS102のゲート電極104は、例
えばNMOS115をスイッチ素子として介し、ここで
は0Vの接地電位116に接続され、NMOS115を
スイッチとして用いることによりゲート電極104を所
定の電位と等しくすることができ、さらにまたNMOS
115をOFF状態にすることにより電気的にフローテ
ィングとすることが出来る。NMOSトランジスタ10
1のゲート電極103に入力電極117が容量C1で容
量結合されるとともに入力電極118が容量C2で容量
結合され、またNMOSトランジスタ102のゲート電
極104に入力電極119が容量C3で容量結合される
とともに入力電極120が容量C4で容量結合されてい
る。この時、それぞれの結合容量の関係はここでは例え
ばC1/C2=C3/C4となっている。
【0013】本実施例では、第1の電圧を電源電圧(V
DD)、第2の電圧を接地電圧(VSS)とするが、これに
限ることはない。
【0014】入力電極117は、ここでは例えばCMO
S構成のトランスミッションゲート121をスイッチ素
子として入力電極129に接続され、またここでは例え
ばCMOS構成のトランスミッションゲート122をス
イッチ素子として例えば接地電位130に接続されてい
る。入力電極118は、ここでは例えばCMOS構成の
トランスミッションゲート123をスイッチ素子として
入力電極129に接続され、またここでは例えばCMO
S構成のトランスミッションゲート124をスイッチ素
子として例えば電源電位131に接続されている。入力
電極119は、ここでは例えばCMOS構成のトランス
ミッションゲート125をスイッチ素子として入力電極
129に接続され、またここでは例えばCMOS構成の
トランスミッションゲート126をスイッチ素子として
例えば接地電位130に接続されている。入力電極12
0は、ここでは例えばCMOS構成のトランスミッショ
ンゲート127をスイッチ素子として入力電極129に
接続され、またここでは例えばCMOS構成のトランス
ミッションゲート128をスイッチ素子として例えば電
源電位131に接続されている。ここでは、入力電極1
17,118,119,120と、入力電極129,接
地電位130,電源電位131を接続するためにCMO
S構成のトランスミッションゲート121,122,1
23,124,125,126,127,128をスイ
ッチ素子として用いているが、これはこの半導体演算回
路が精度よく演算できるように用いただけであり、他の
スイッチ素子をCMOS構成のトランスミッションゲー
ト121,122,123,124,125,126,
127,128の代わりに用いても本発明の効果に全く
変化は生じない。
【0015】また、NMOSトランジスタ101,10
2のソース109,110は、例えば外部の容量負荷1
32に接続され、ソース・フォロワ回路としてゲート電
極103の電位VFG1、ゲート電極104の電位VFG2
うち高いほうの電位を外部にVoutとして読みだすこと
が出来る構成になっている。ここでVoutはVFG1−VT
H1あるいはVFG2−VTH2のうち高いほうの電圧であり、
TH1はNMOS101のゲート電極103から、VTH2
はNMOS102のゲート電極104からみた閾値電圧
である。例えば、VTH1=VTH2=0Vとしておけば、V
outはVFG1あるいはVFG2のうち高いほうの電圧とな
る。ここでは簡単のためにVTH1=VTH2=0Vとしてお
り、0V以外の値でも本発明の効果に全く問題はない。
【0016】出力電位VoutはここではNMOSトラン
ジスタ111をOFF状態とすることで得られる。この
時、出力電位VoutはNMOSトランジスタ111がO
N状態の時0Vだったが、NMOSトランジスタ111
をOFF状態としたことで0Vから上昇を始め、NMO
Sトランジスタ101,102のそれぞれのゲート電極
とそれぞれのソースの間のそれぞれの電位差が閾値とな
り、NMOSトランジスタ101,102の両方のトラ
ンジスタがOFF状態となるまで上昇するため、結果的
に出力電位VoutはVFG1、VFG2のうち高い方の電圧が
出力されるのである。
【0017】ここではNMOSトランジスタ101,1
02のドレイン105,106はここでは互いに接続さ
れ、PMOSトランジスタ107をスイッチ素子として
介し、5Vの信号線108から電流が流れることを防
ぎ、消費電力を押さえるために設置したものである。従
って、トランジスタ107の代わりに他のスイッチを用
いても、本発明の効果に全く変化はない。
【0018】また、PMOSトランジスタ107のスイ
ッチ素子のかわりに抵抗、コンデンサを使用してもよい
し、何も使用せずNMOSトランジスタ101,102
のドレイン105,106を直接5Vの信号線108に
接続されていても、本発明の効果に全く変化はない。さ
らに、ドレイン105,106は特に互いを接続する必
要はなく、別々に先に述べたような手段を用いて5Vの
信号線108に接続しても何ら問題は生じない。ここで
は、回路設計上便宜を図るため、ドレイン105,10
6を互いに接続しただけである。
【0019】次に、この回路の動作について説明する。
【0020】NMOSトランジスタ101のゲート電極
103に容量結合している入力電極117及び入力電極
118には、まず始めに入力電極129の電位(Vin)
がCMOS構成のトランスミッションゲート121,1
23を介して入力されるとともに、NMOSトランジス
タ102のゲート電極104に容量結合している入力電
極119には接地電位130の電位(VSS)がCMOS
構成のトランスミッションゲート128を介して入力さ
れるとともに、入力電極120には電源電位131の電
位(VDD)がCMOS構成のトランスミッションゲート
126を介して入力される。その時、ゲート電極10
3,104はNMOSトランジスタ113,115をそ
れぞれ導通させることにより、ここでは例えば0Vの接
地電位に等しくしておく。そして、現在導通しているス
イッチ素子121,123,126,128が遮断され
る前に、現在導通しているNMOSトランジスタのスイ
ッチ素子113,115を遮断し、ゲート電極103,
104を電気的にフローティング状態にする。
【0021】その後、導通しているスイッチ素子12
1,124,126,128を遮断し、ともに今度はス
イッチ素子122,124,125,127を導通さ
せ、入力電極117の電位を接地電位(VSS)に、入力
電極118の電位を電源電位(V DD)に、入力電極11
9の電位を入力電極129の電位(Vin)に、入力電極
120の電位を入力電極129の電位(Vin)に等しく
する。つまり、はじめゲート電極103,104を接地
電位に等しくしておき、入力電極117,118を入力
電極129の電位に等しくし、入力電極119を接地電
極130の接地電位に、入力電極120を電源電位13
1の電源電位に等しくしておく。そしてゲート電極を電
気的にフローティングとした後に、入力電極117,1
18,119,120をはじめの状態とは入れ替えて、
それぞれ接地電位(VSS)、電源電位(VDD)、入力電
位(Vin)、入力電位(Vin)と等しくする。
【0022】なお、ここでは入力電極117,118の
電位をまず入力電極129の入力電位(Vin)に等しく
し、入力電極119の電位を接地電位、入力電極120
の電位を電源電位にした。しかし、入力電極117,1
18と119,120に入力する順序は、先に述べた順
序と反対にしても何ら問題がないのはいうまでもない。
この回路の動作の本質が入力電極117,118と11
9,120に入力する際に、1度目と2度目で入力を入
れ替えるからである。
【0023】ここで、接地電極130の接地電位
(VSS)を入力電極117に入力し、電源電極131の
電源電位(VDD)を入力電極118に入力した時に表現
される電圧について説明を行なう。先に述べたように入
力電極117は容量C1で、入力電極118は容量C2
ゲート電極103に容量結合している。それぞれの電極
に接地電位、電源電位を与えた時に表される電圧をVm
とすると、その電圧は入力電極の結合容量比で表され、
m=(C1・VSS+C2・VDD)/(C1+C2)とな
る。
【0024】また、容量C3で結合している入力電極1
19、容量C4で結合している入力電極120について
も同じように表され、Vm=(C3・VSS+C4・VDD
/(C3+C4)となる。
【0025】ここでは、先に述べたように、入力電極1
17と入力電極118の結合容量比と入力電極119と
入力電極120の結合容量比は同じであり、式で表すと
1/C2=C3/C4となる。
【0026】また、ここでは、接地電位が入力電極11
7と入力電極119に、電源電位が入力電極118と入
力電極120に与えられているが、この順序が反対にな
っても本発明の効果に何ら影響を及ぼさないのはいうま
でもない。この回路の本質が入力電極117,118と
119,120のそれぞれの結合容量比によって表現さ
れる値が決定されるからである。
【0027】入力を入れ替えた後、ゲート電極103の
電位はVm−Vin、ゲート電極104の電位はVin−Vm
となっている。これは、入力を入れ替える前にゲート電
極103,104が電気的にフローティングとなってい
るため、入力を入れ替えるとはじめ入力されていた電位
と後から入力された電位の差の分だけゲート電極10
3,104が引き上げられるためである。これにより、
互いの入力に関して差分をとったことになる。
【0028】出力動作になると、ここでは先に述べたよ
うにNMOSトランジスタ111がOFF状態となるこ
とで、ゲート電極103の電位(Vin−Vm)、ゲート
電極104の電位(Vm−Vin)のうち大きな電位が出
力されるのである。これにより、入力に対して互いに差
分をとり、その結果のうち大きな値を出力することが出
来るので、最大値を検出したことになる。そして、最終
的な出力結果Voutを数式で表すと、|Vin−Vm|とな
る。
【0029】ここでは、例えば入力電極117の結合容
量C1と入力電極118の結合容量C2の比を6:10と
し、同じく入力電極119の結合容量C3と入力電極1
20の結合容量C4の比を6:10とする。また、入力
電極129の入力電位を2V、接地電極130の接地電
位を0V、電源電極131の電源電位を5Vとして考え
る。この時、結合容量比C1:C2、C3:C4により表現
される電圧は先に述べた数式により3.125Vとな
る。まず、スイッチ素子121を導通することで入力電
極117に入力電極129の電位2Vを入力するととも
に、スイッチ素子123を導通させることで入力電極1
18に入力電極129の電位2Vを入力する。また、ス
イッチ素子128を導通させることで入力電極119に
接地電極130の電位0Vを入力するとともに、スイッ
チ素子126を導通させることで入力電極120に電源
電極131の電位5Vを入力することで、アナログ電圧
3.125Vを表現する。
【0030】その時、ゲート電極103,104はそれ
ぞれNMOSトランジスタ113,115を導通させる
ことで接地電位0Vと等しくしておく。
【0031】10NSECたったあと、NMOSトラン
ジスタ113,115を遮断し、ゲート電極103,1
04を電気的にフローティング状態にし、ゲート電極1
03,104をそれぞれ接地電位0Vに保っておく。そ
して、2NSECたったあとスイッチ素子121,12
3,126,128をOFF状態とし、ともにスイッチ
素子122,124,125,127をON状態とする
ことで入力電極129の電位2Vを入力電極119,1
20に、接地電極130の接地電位0Vを入力電極11
7に、電源電極131の電源電位5Vを入力電極118
にそれぞれ入力する。
【0032】この時、ゲート電極103の電位ははじめ
2V入力されていたのが次に3.125V入力されたこ
とで、その差の1.125Vだけゲート電極103が引
き上げられ1.125Vとなる。一方、ゲート電極10
4の電位ははじめ3.125V入力されたいたのが次に
2V入力されたことで、その差の1.125Vだけゲー
ト電極104の電位が引き下げられ−1.125Vとな
る。しかし、実際にはNMOSトランジスタ115を構
成しているPN接合が順バイアスになるので、0Vから
ビルトインポテンシャル分までしか下がらないが、回路
上問題にはならない。
【0033】最後に、出力動作でNMOSトランジスタ
111をOFF状態とし、PMOSトランジスタ107
をON状態とすることでNMOSトランジスタ101,
102がソースフォロワ回路として動作し、ゲート電極
103,104のうち大きな電位を保っているゲート電
極103の電位1.125Vが出力される。
【0034】この例について、実際にテスト回路を作成
し測定を行なった。その結果を図2に示す。図2ではゲ
ート電極に結合する容量の比を17種類作り、先に述べ
た例以外の事例についても例として測定を行なってい
る。テスト回路試作のプロセス条件により、トランジス
タの閾値やその他のパラメータのばらつきなどにより、
完全に|Vin−Vm|は満たしておらず、係数がかかる
が、全体の特性としては正しいものが得られていること
が分かる。これはプロセス条件並びにトランジスタの閾
値を制御することにより、より高精度な特性を得られる
ことが分かっている。図2より、明らかなように全ての
事例について正しく動作していることが分かる。
【0035】ここで、具体的な例として、入力電極12
9の電位を2V、接地電極130の電位を0V、電源電
極131の電位を5Vとして扱ったが、もちろん任意の
アナログ値で演算可能であることは言うまでもない。ま
た、ゲート電極103に容量結合する入力電極117,
118の結合容量(C1,C2)の比を6:10とし、ゲ
ート電極104に容量結合する入力電極119,120
の結合容量(C3,C4)の比を6:10として扱った
が、もちろん任意の比で演算可能であることは言うまで
もない。
【0036】ここで、NMOSトランジスタ111,1
13,115をスイッチ素子として用いているが、その
代わりにPMOSトランジスタ、CMOS構成のトラン
スミッションゲートなどを他のスイッチ素子として用い
ても何ら問題は生じない。また、NMOSトランジスタ
について、ここではスイッチ素子を用いているがスイッ
チ素子の代わりに抵抗、コンデンサを用いても何ら問題
は生じない。また、接地電位112についてもここでは
回路設計上便宜を図るため0Vとしたが、接地電位を0
V以外のほかの電圧としても、本発明の効果に影響を与
えるものではない。
【0037】また、ここではゲート電極103,104
に容量結合する入力電極を2つとし、その比によりアナ
ログ電圧を表現していたが、ゲート電極に容量結合する
入力電極の数を任意の数としそれらの入力電極に適当な
電位を加えることで、任意のアナログ電圧を表現するこ
とができ、かつ入力信号との差分絶対値を演算すること
が出来ることは言うまでもない。
【0038】以上述べたように、本発明の回路では、入
力を入れ替えること、ゲート電極に容量結合する入力端
子の結合容量比によりアナログ電圧を表現することと、
ゲート電極103,104にスイッチ素子113,11
5をつけゲート電極103,104を接地電位と等しく
したり電気的にフローティング状態とすることで、入力
データについて互いの差分をとることができ、また差分
をとった結果大きな値を選びだすことが出来るため最終
的に入力されたデータの差分絶対値を実時間でしかも高
精度で演算できる回路を実現できた。
【0039】現在、このようなアナログ値で表される入
力データについて互いの差分をとり大きな値のみを選び
だすといった情報処理を行なうには、まずアナログ値の
データをA/D変換し、その後コンピュータにより膨大
な四則演算を行なわなければならず、実時間で結果を出
すことは不可能である。しかし、今回発明した半導体演
算回路を用いれば図1に示したような簡単な回路で実現
でき、しかも高速で演算を行なうことが出来る。従っ
て、本発明は今まで実現できなかったことを実現できた
という意味で、大変有意義なものである。
【0040】(第2の実施例)図3は、第2の実施例を
示す回路図である。
【0041】301,302はPMOSトランジスタで
あり、303,304はそれぞれ例えばN+ポリシリコ
ンで形成されたゲート電極で、ゲート電極303はPM
OSトランジスタ301の、ゲート電極304はPMO
Sトランジスタ302のON・OFF状態をそれぞれ制
御している。
【0042】PMOS301,302のドレイン30
5,306はここでは互いに接続され、例えばNMOS
スイッチ307をスイッチ素子として介し、ここでは5
Vの信号線308に接続されている。一方、PMOS3
01,302のソース電極309,310は互いに接続
され、PMOS311をスイッチ素子として介し、ここ
では0Vの接地電位312に接続されている。PMOS
301のゲート電極303は例えばPMOS313をス
イッチ素子として介し、ここでは0Vの接地電位314
に接続され、PMOS313をスイッチ素子として用い
ることによりゲート電極303を所定の電位と等しくす
ることができ、さらにまたPMOS313をOFF状態
にすることにより、電気的にフローティングとすること
が出来る。
【0043】PMOS302のゲート電極304は、例
えばPMOS315をスイッチ素子として介し、ここで
は0Vの接地電位316に接続され、PMOS315を
スイッチとして用いることによりゲート電極304を所
定の電位と等しくすることができ、さらにまたPMOS
315をOFF状態にすることにより電気的にフローテ
ィングとすることが出来る。PMOSトランジスタ30
1のゲート電極303に入力電極317が容量C1で容
量結合されるとともに入力電極318が容量C2で容量
結合され、またPMOSトランジスタ302のゲート電
極304に入力電極319が容量C3で容量結合される
とともに入力電極320が容量C4で容量結合されてい
る。この時、それぞれの結合容量の関係はここでは例え
ばC1/C2=C3/C4となっている。
【0044】入力電極317は、ここでは例えばCMO
S構成のトランスミッションゲート321をスイッチ素
子として入力電極329に接続され、またここでは例え
ばCMOS構成のトランスミッションゲート322をス
イッチ素子として例えば接地電位330に接続されてい
る。入力電極318は、ここでは例えばCMOS構成の
トランスミッションゲート323をスイッチ素子として
入力電極329に接続され、またここでは例えばCMO
S構成のトランスミッションゲート324をスイッチ素
子として例えば電源電位331に接続されている。入力
電極319は、ここでは例えばCMOS構成のトランス
ミッションゲート325をスイッチ素子として入力電極
329に接続され、またここでは例えばCMOS構成の
トランスミッションゲート326をスイッチ素子として
例えば接地電位330に接続されている。入力電極32
0は、ここでは例えばCMOS構成のトランスミッショ
ンゲート327をスイッチ素子として入力電極329に
接続され、またここでは例えばCMOS構成のトランス
ミッションゲート328をスイッチ素子として例えば電
源電位331に接続されている。ここでは、入力電極3
17,318,319,320と、入力電極329,接
地電位330,電源電位331を接続するためにCMO
S構成のトランスミッションゲート321,322,3
23,324,325,326,327,328をスイ
ッチ素子として用いているが、これはこの半導体演算回
路が精度よく演算できるように用いただけであり、他の
スイッチ素子をCMOS構成のトランスミッションゲー
ト321,322,323,324,325,326,
327,328の代わりに用いても本発明の効果に全く
変化は生じない。
【0045】また、PMOSトランジスタ301,30
2のソース309,310は、例えば外部の容量負荷3
32に接続され、ソース・フォロワ回路としてゲート電
極303の電位VFG1、ゲート電極304の電位VFG2
うち低いほうの電位を外部にVoutとして読みだすこと
が出来る構成になっている。ここでVoutはVFG1−VT
H1あるいはVFG2−VTH2のうち高い方の電圧であり、V
TH1はPMOS301のゲート電極303から、VTH2
PMOS302のゲート電極304からみた閾値電圧で
ある。例えば、VTH1=VTH2=0Vとしておけば、Vou
tはVFG1あるいはVFG2のうち低いほうの電圧となる。
ここでは、簡単のためにVTH1=VTH2=0Vとしてお
り、0V以外の値でも本発明の効果に全く問題はない。
【0046】出力電位VoutはここではPMOSトラン
ジスタ311をOFF状態とすることで得られる。この
時、出力電位VoutはPMOSトランジスタ311がO
N状態の時0Vだったが、PMOSトランジスタ311
をOFF状態としたことで0Vから上昇を始め、PMO
Sトランジスタ301,302のそれぞれのゲート電極
とそれぞれのソースの間のそれぞれの電位差が閾値とな
り、PMOSトランジスタ301,302の両方のトラ
ンジスタがOFF状態となるまで下降するため、結果的
に出力電位VoutはVFG1、VFG2のうち低いの電圧が出
力されるのである。
【0047】ここではPMOSトランジスタ301,3
02のドレイン305,306はここでは互いに接続さ
れ、NMOSトランジスタ307をスイッチ素子として
介し、0Vの接地電位308に電流が流れることを防
ぎ、消費電力を押さえるために設置したものである。従
って、トランジスタ307の代わりに他のスイッチを用
いても、本発明の効果に全く変化はない。
【0048】また、NMOSトランジスタ307のスイ
ッチ素子の代わりに抵抗、コンデンサを使用してもよい
し、何も使用せずPMOSトランジスタ301,302
のドレイン305,306を直接接地電位308に接続
されていても、本発明の効果に全く変化はない。さら
に、ドレイン305,306は特に互いを接続する必要
はなく、別々に先に延べたような手段を用いて0Vの接
地電位308に接続しても何ら問題は生じない。ここで
は、回路設計上便宜を図るため、ドレイン305,30
6を互いに接続しただけである。
【0049】次に、この回路の動作について説明する。
【0050】PMOSトランジスタ301のゲート電極
303に容量結合している入力電極317及び入力電極
318には、まず始めに入力電極323の電位(Vin)
がCMOS構成のトランスミッションゲート321,3
23を介して入力されるとともに、PMOSトランジス
タ302のゲート電極304に容量結合している入力電
極319には接地電位330の電位(VSS)がCMOS
構成のトランスミッションゲート328を介して入力さ
れるとともに、入力電極320には電源電位131の電
位(VDD)がCMOS構成のトランスミッションゲート
326を介して入力される。その時、ゲート電極30
3,304はPMOSトランジスタ313,315をそ
れぞれ導通させることにより、ここでは例えば0Vの接
地電位に等しくしておく。そして、現在導通しているス
イッチ素子321,323,326,328が遮断され
る前に、現在導通しているPMOSトランジスタのスイ
ッチ素子313,315を遮断し、ゲート電極303,
304を電気的にフローティング状態にする。
【0051】その後、導通しているスイッチ素子32
1,324,326,328を遮断し、ともに今度はス
イッチ素子322,324,325,327を導通さ
せ、入力電極317の電位を接地電位(VSS)に、入力
電極318の電位を電源電位(V DD)に、入力電極31
9の電位を入力電極329の電位(Vin)に、入力電極
320の電位を入力電極329の電位(Vin)に等しく
する。つまり、はじめゲート電極303,304を接地
電位に等しくしておき、入力電極317,318を入力
電極329の電位に等しくし、入力電極319を接地電
極330の接地電位に、入力電極320の電源電位33
1の電源電位に等しくしておく。そして、ゲート電極を
電気的にフローティングとした後に、入力電極317,
318,319,320を始めの状態とは入れ替えて、
それぞれの接地電位(VSS)、電源電位(VDD)、入力
電位(Vin)と等しくする。ここでは入力電極317,
318の電位をまず入力電極329の入力電位(Vin)
に等しくし、入力電極319の電位を接地電位、入力電
極320の電位を電源電位にした。しかし、入力電極3
17,318と319,320に入力する順序は、先に
延べた順序と反対にしても何ら問題がないのは言うまで
もない。この回路の動作の本質が入力電極317,31
8と319,320に入力する際に、1度目と2度目で
入力を入れ替えるからである。
【0052】ここで、接地電極330の接地電位
(VSS)を入力電極317に入力し、電源電極331の
電源電位(VDD)を入力電極318に入力した時に表現
される電圧について説明を行なう。先に述べたように入
力電極317は容量C1で、入力電極318は容量C2
ゲート電極303に容量結合している。それぞれの電極
に接地電位、電源電位を与えた時に表される電圧をVm
とすると、その電圧は入力電極の結合容量比で表され、
m=(C1・VSS+C2・VDD)/(C1+C2)とな
る。
【0053】また、容量C3で結合している入力電極3
19、容量C4で結合している入力電極320について
も同じように表され、Vm=(C3・VSS+C4・VDD
/(C3+C4)となる。ここでは、先に述べたように、
入力電極317と入力電極318の結合容量比と入力電
極319と入力電極320の結合容量比は同じであり、
式で表すとC1/C2=C3/C4となる。また、ここで
は、接地電位が入力電極317と入力電極319に、電
源電位が入力電極318と入力電極320に与えられて
いるが、この順序が反対にな っても本発明の効果に何
ら影響を及ぼさないのは言うまでもない。この回路の本
質が入力電極317,318と319,320のそれぞ
れの結合容量比によって表現されるからである。
【0054】入力を入れ替えた後、ゲート電極303の
電位はVDD+Vm−Vin、ゲート電極304の電位はV
DD+Vin−Vmとなっている。これは、入力を入れ替え
る前にゲート電極303,304が電気的にフローティ
ングとなっているため、入力を入れ替えるとはじめ入力
されていた電位と後から入力された電位の差の分だけゲ
ート電極303,304の電位がVDDから引き上げられ
るためである。これにより、互いの入力に関して差分を
とりその結果をVDDから引いたことになる。
【0055】出力動作になると、ここでは先に述べたよ
うにPMOSトランジスタ311がOFF状態となるこ
とで、ゲート電極303の電位(VDD+Vm−Vin)、
ゲート電極304の電位(VDD+Vin−Vm)のうち大
きな電位が出力されるのである。これにより、入力に対
して互いに差分をとり、その結果のうち小さな電位が出
力されるのである。これにより、入力に対して互いに差
分をとった後VDDから引き、その結果のうち小さな値を
出力することが出来るので、最小値を検出したことにな
る。そして、最終的な出力結果Voutを数式で表すと、
|VDD−(Vin−Vm)|となる。
【0056】ここでは、例えば入力電極317の結合容
量C1と入力電極318の結合容量C2の比を6:10と
し、同じく入力電極319の結合容量C3と入力電極3
20の結合容量C4の比を6:10とする。また、入力
電極329の入力電位を2V、接地電極330の接地電
位を0V、電源電極331の電源電位を5Vとして考え
る。この時、結合容量比C1:C2、C3:C4により表現
される電圧は先に述べた数式により3.125Vとな
る。まず、スイッチ素子321を導通することで入力電
極317に入力電極329の電位2Vを入力するととも
に、スイッチ素子323を導通させることで入力電極3
18に入力電極329の電位2Vを入力する。また、ス
イッチ素子328を導通させることで入力電極319に
接 地電極330の電位0Vを入力するとともに、スイ
ッチ素子326を導通させることで入力電極320に電
源電極331の電位5Vを入力することで、アナログ電
圧3.125Vを表現する。
【0057】その時、ゲート電極303,304はそれ
ぞれPMOSトランジスタ313,315を導通させる
ことで接地電位0Vと等しくしておく。
【0058】10NSECたったあと、PMOSトラン
ジスタ313,315を遮断し、ゲート電極303,3
04を電気的にフローティング状態にし、ゲート電極3
03,304をそれぞれ電源電位5Vに保っておく。そ
して、2NSECたったあとスイッチ素子321,32
3,326,328をOFF状態とし、ともにスイッチ
素子322,324,325,327をON状態とする
ことで入力電極329の電位2Vを入力電極319,3
20に、接地電極330の接地電位0Vを入力電極31
7に、電源電極331の電源電位5Vを入力電極318
にそれぞれ入力する。
【0059】この時、ゲート電極303の電位ははじめ
2V入力されていたのが次に3.125V入力されたこ
とで、その差の1.125Vだけゲート電極303が引
き上げられ6.125Vとなる。一方、ゲート電極30
4の電位ははじめ3.125V入力されたいたのが次に
2V入力されたことで、その差の1.125Vだけゲー
ト電極304の電位が引き下げられ3.875Vとな
る。しかし、実際にはPMOSトランジスタ315を構
成しているPN接合が順バイアスになるので、5Vから
ビルトインポテンシャル分までしか上がらないが、回路
上問題にはならない。
【0060】最後に、出力動作でPMOSトランジスタ
311をOFF状態とし、NMOSトランジスタ307
をON状態とすることでPMOSトランジスタ301,
302がソースフォロワ回路として動作し、ゲート電極
303,304のうち小さな電位を保っているゲート電
極303の電位3.875Vが出力される。
【0061】ここで、具体的な例として、入力電極32
9の電位を2V、接地電極330の電位を0V、電源電
極331の電位を5Vとして扱ったが、もちろん任意の
アナログ値で演算可能であることは言うまでもない。ま
た、ゲート電極303に容量結合する入力電極317,
318の結合容量(C1,C2)の比を6:10とし、ゲ
ート電極304に容量結合する入力電極319,320
の結合容量(C3,C4)の比を6:10として扱った
が、もちろん任意の比で演算可能であることは言うまで
もない。
【0062】ここで、PMOSトランジスタ311,3
13,315をスイッチ素子として用いているが、その
代わりにNMOSトランジスタ、CMOS構成のトラン
スミッションゲートなどを他のスイッチ素子として用い
ても何ら問題は生じない。また、PMOSトランジスタ
について、ここではスイッチ素子を用いているがスイッ
チ素子の代わりに抵抗、コンデンサを用いても何ら問題
は生じない。また、接地電位312についてもここでは
回路設計上便宜を図るため0Vとしたが、接地電位を0
V以外のほかの電圧としても、本発明の効果に影響を与
えるものではない。
【0063】また、ここではゲート電極303,304
に容量結合する入力電極を2つとし、その比によりアナ
ログ電圧を表現していたが、ゲート電極に容量結合する
入力電極の数を任意の数としそれらの入力電極に適当な
電位を加えることで、任意のアナログ電圧を表現するこ
とができ、かつ入力信号との差分絶対値を演算すること
が出来ることは言うまでもない。
【0064】以上述べたように、本発明の回路では、入
力を入れ替えること、ゲート電極に容量結合する入力端
子の結合容量比によりアナログ電圧を表現することと、
ゲート電極303,304にスイッチ素子313,31
5をつけゲート電極303,304を電源電位と等しく
したり電気的にフローティング状態とすることで、入力
データについて互いの差分をとりVDDから引き算を行な
うことができ、またその結果の中から小さな値を選びだ
すことが出来るため最終的に入力されたデータとの一致
度を高精度で演算できる回路を実現できた。
【0065】現在、このようなアナログ値で表される入
力データについて互いの一致度をもとめ最も一致度の高
いデータを選びだすといった情報処理を行なうには、ま
ずアナログ値のデータをA/D変換し、その後コンピュ
ータにより膨大な四則演算を行なわなければならず、実
時間で結果を出すことは不可能である。しかし、今回発
明した半導体演算回路を用いれば図3に示したような簡
単な回路で実現でき、しかも高速で演算を行なうことが
出来る。従って、本発明は今まで実現できなかったこと
を実現できたという意味で、大変有意義なものである。
【0066】(実施例3)図4は、第3の実施例を示す
回路図である。この実施例は第1の実施例とほとんど同
じ構成をしている。従って、変化したところの構成及び
動作原理のみ説明を行なう。
【0067】電荷キャンセルトランジスタ401はここ
ではNMOSトランジスタであり、ソースとドレインは
直接接続されている。そして電荷キャンセルトランジス
タ401をNMOSトランジスタ101のゲート電極に
接続されている。この電荷キャンセルトランジスタ40
1のゲート幅がここでは例えば、NMOSトランジスタ
113のゲート幅の半分になるように、またその他の条
件については全く同じになるように設計されている。
【0068】動作としては、NMOSトランジスタ11
3がON状態の時には電荷キャンセルトランジスタ40
1はOFF状態であり、NMOSトランジスタ113が
OFF状態の時には電荷キャンセルトランジスタ401
はON状態となる。つまり、ON状態、OFF状態が互
いに正反対になるように構成されている。
【0069】電荷キャンセルトランジスタ402はここ
ではNMOSトランジスタであり、ソースとドレインは
直接接続されている。そして電荷キャンセルトランジス
タ402をNMOSトランジスタ102のゲート電極に
接続されている。この電荷キャンセルトランジスタ40
2のゲート幅がここでは例えば、NMOSトランジスタ
115のゲート幅の半分になるように、またその他の条
件については全く同じになるように設計されている。
【0070】動作としては、NMOSトランジスタ11
5がON状態の時には電荷キャンセルトランジスタ40
2はOFF状態であり、NMOSトランジスタ115が
OFF状態の時には電荷キャンセルトランジスタ402
はON状態となる。つまり、ON状態、OFF状態が互
いに正反対になるように構成されている。
【0071】電荷キャンセルトランジスタ403はNM
OS、PMOS両方のソースとドレインを接続されてい
るCMOS構成のトランスミッションゲートであり、こ
の電荷キャンセルトランジスタ403は入力電極117
に接続されている。この電荷キャンセルトランジスタ4
03について、PMOS、NMOSのゲート幅はここで
はCMOS構成のトランスミッションゲート121のP
MOS、NMOSのゲート幅のちょうど半分になるよう
に、またその他の条件については全く同じになるように
設計されている。
【0072】動作としては、CMOS構成のトランスミ
ッションゲート121がON状態の時、電荷キャンセル
トランジスタ403はOFF状態であり、CMOS構成
のトランスミッションゲート121がOFF状態の時、
電荷キャンセルトランジスタ403はON状態となる。
つまり、電荷キャンセルトランジスタ403とCMOS
構成のトランスミッションゲート121のON、OFF
状態は互いに正反対になるように構成されている。
【0073】電荷キャンセルトランジスタ404はNM
OS、PMOS両方のソースとドレインを接続されてい
るCMOS構成のトランスミッションゲートであり、こ
の電荷キャンセルトランジスタ404は入力電極117
に接続されている。この電荷キャンセルトランジスタ4
04について、PMOS、NMOSのゲート幅はここで
はCMOS構成のトランスミッションゲート122のP
MOS、NMOSのゲート幅のちょうど半分になるよう
に、またその他の条件については全く同じになるように
設計されている。
【0074】動作としては、CMOS構成のトランスミ
ッションゲート122がON状態の時、電荷キャンセル
トランジスタ404はOFF状態であり、CMOS構成
のトランスミッションゲート122がOFF状態の時、
電荷キャンセルトランジスタ404はON状態となる。
つまり、電荷キャンセルトランジスタ404とCMOS
構成のトランスミッションゲート122のON、OFF
状態は互いに正反対になるように構成されている。
【0075】電荷キャンセルトランジスタ405はNM
OS、PMOS両方のソースとドレインを接続されてい
るCMOS構成のトランスミッションゲートであり、こ
の電荷キャンセルトランジスタ405は入力電極118
に接続されている。この電荷キャンセルトランジスタ4
05について、PMOS、NMOSのゲート幅はここで
はCMOS構成のトランスミッションゲート123のP
MOS、NMOSのゲート幅のちょうど半分になるよう
に、またその他の条件については全く同じになるように
設計されている。
【0076】動作としては、CMOS構成のトランスミ
ッションゲート123がON状態の時、電荷キャンセル
トランジスタ405はOFF状態であり、CMOS構成
のトランスミッションゲート123がOFF状態の時、
電荷キャンセルトランジスタ405はON状態となる。
つまり、電荷キャンセルトランジスタ405とCMOS
構成のトランスミッションゲート123のON、OFF
状態は互いに正反対になるように構成されている。
【0077】電荷キャンセルトランジスタ406はNM
OS、PMOS両方のソースとドレインを接続されてい
るCMOS構成のトランスミッションゲートであり、こ
の電荷キャンセルトランジスタ406は入力電極118
に接続されている。この電荷キャンセルトランジスタ4
06について、PMOS、NMOSのゲート幅はここで
はCMOS構成のトランスミッションゲート124のP
MOS、NMOSのゲート幅のちょうど半分になるよう
に、またその他の条件については全く同じになるように
設計されている。
【0078】動作としては、CMOS構成のトランスミ
ッションゲート124がON状態の時、電荷キャンセル
トランジスタ406はOFF状態であり、CMOS構成
のトランスミッションゲート124がOFF状態の時、
電荷キャンセルトランジスタ406はON状態となる。
つまり、電荷キャンセルトランジスタ406とCMOS
構成のトランスミッションゲート124のON、OFF
状態は互いに正反対になるように構成されている。
【0079】電荷キャンセルトランジスタ407はNM
OS、PMOS両方のソースとドレインを接続されてい
るCMOS構成のトランスミッションゲートであり、こ
の電荷キャンセルトランジスタ407は入力電極120
に接続されている。この電荷キャンセルトランジスタ4
07について、PMOS、NMOSのゲート幅はここで
はCMOS構成のトランスミッションゲート125のP
MOS、NMOSのゲート幅のちょうど半分になるよう
に、またその他の条件については全く同じになるように
設計されている。
【0080】動作としては、CMOS構成のトランスミ
ッションゲート125がON状態の時、電荷キャンセル
トランジスタ407はOFF状態であり、CMOS構成
のトランスミッションゲート125がOFF状態の時、
電荷キャンセルトランジスタ407はON状態となる。
つまり、電荷キャンセルトランジスタ407とCMOS
構成のトランスミッションゲート125のON、OFF
状態は互いに正反対になるように構成されている。
【0081】電荷キャンセルトランジスタ408はNM
OS、PMOS両方のソースとドレインを接続されてい
るCMOS構成のトランスミッションゲートであり、こ
の電荷キャンセルトランジスタ408は入力電極120
に接続されている。この電荷キャンセルトランジスタ4
08について、PMOS、NMOSのゲート幅はここで
はCMOS構成のトランスミッションゲート126のP
MOS、NMOSのゲート幅のちょうど半分になるよう
に、またその他の条件については全く同じになるように
設計されている。
【0082】動作としては、CMOS構成のトランスミ
ッションゲート126がON状態の時、電荷キャンセル
トランジスタ408はOFF状態であり、CMOS構成
のトランスミッションゲート126がOFF状態の時、
電荷キャンセルトランジスタ408はON状態となる。
つまり、電荷キャンセルトランジスタ408とCMOS
構成のトランスミッションゲート126のON、OFF
状態は互いに正反対になるように構成されている。
【0083】電荷キャンセルトランジスタ409はNM
OS、PMOS両方のソースとドレインを接続されてい
るCMOS構成のトランスミッションゲートであり、こ
の電荷キャンセルトランジスタ409は入力電極119
に接続されている。この電荷キャンセルトランジスタ4
09について、PMOS、NMOSのゲート幅はここで
はCMOS構成のトランスミッションゲート127のP
MOS、NMOSのゲート幅のちょうど半分になるよう
に、またその他の条件については全く同じになるように
設計されている。
【0084】動作としては、CMOS構成のトランスミ
ッションゲート127がON状態の時、電荷キャンセル
トランジスタ409はOFF状態であり、CMOS構成
のトランスミッションゲート127がOFF状態の時、
電荷キャンセルトランジスタ409はON状態となる。
つまり、電荷キャンセルトランジスタ409とCMOS
構成のトランスミッションゲート127のON、OFF
状態は互いに正反対になるように構成されている。
【0085】電荷キャンセルトランジスタ410はNM
OS、PMOS両方のソースとドレインを接続されてい
るCMOS構成のトランスミッションゲートであり、こ
の電荷キャンセルトランジスタ4010は入力電極11
9に接続されている。この電荷キャンセルトランジスタ
410について、PMOS、NMOSのゲート幅はここ
ではCMOS構成のトランスミッションゲート128の
PMOS、NMOSのゲート幅のちょうど半分になるよ
うに、またその他の条件については全く同じになるよう
に設計されている。
【0086】動作としては、CMOS構成のトランスミ
ッションゲート128がON状態の時、電荷キャンセル
トランジスタ410はOFF状態であり、CMOS構成
のトランスミッションゲート128がOFF状態の時、
電荷キャンセルトランジスタ410はON状態となる。
つまり、電荷キャンセルトランジスタ410とCMOS
構成のトランスミッションゲート128のON、OFF
状態は互いに正反対になるように構成されている。
【0087】電荷キャンセルトランジスタ401,40
2,403,404,405,406,407,40
8,409,410を図4のように接続するのは、11
3,115,121,122,123,124,12
5,126,127,128のスイッチ素子をPMO
S、NMOSなどで実現した時にある問題が生じるから
である。トランジスタをスイッチとして用いた場合、そ
のON状態OFF状態を決めるのはそのトランジスタの
ゲート電極に与えられる電圧信号である。その電圧信号
を0Vから5Vまで変化させることにより、トランジス
タがON状態であるかOFF状態であるかが決定され
る。
【0088】問題はそのゲート電極に与えられる信号が
切り替わる時、例えばNMOSについて考えてみると5
Vから0Vへ変化してトランジスタがON状態からOF
F状態へ移行する時、NMOSトランジスタのチャネル
にたまっていた電荷の一部がスイッチをつないでいる両
方の電極に流れだしてしまい、出力側の電位を若干であ
るが変動させてしまうことである。出力側の電位が変動
すると演算結果の誤差につながってしまい、正確な演算
が出来なくなってしまう怖れがある。ここで出力側の電
位とはゲート電極103,104、入力電極117,1
18,119,120のことである。
【0089】この問題の解決方法としては、回路中のス
イッチ素子に与えるクロック電圧について、例えば5V
から0Vへクロック電圧が変化する時間が長ければほと
んど問題がないが、回路全体の動作速度を速めようとす
るとどうしてもクロック電圧が変化する時間を短くしな
いと対応できない。変化する時間が短くなると出力側に
はトランジスタのチャネルから現われた電荷の影響がま
すます大きくなってしまうのである。従って、ある程度
以上の高速化は望めなくなってしまうのである。
【0090】この問題をクロックフィードスルーという
のだが、この問題に関して現在出力側に現われてくる電
荷の量は一般的にスイッチトランジスタのチャネルにた
まっていた電荷のちょうど半分の大きさであるといわれ
ている。
【0091】従って、もしここでゲート幅が半分でしか
もソースとドレインをつないだトランジスタを出力側に
接地し、スイッチトランジスタとON状態、OFF状態
になるタイミングを反対にしておけば、ちょうどスイッ
チトランジスタがOFF状態になる時に出力側に現われ
てきた電荷を電荷キャンセルトランジスタのチャネルで
ON状態になる課程で吸収することができ、また、スイ
ッチトランジスタがON状態になる時には電荷キャンセ
ルトランジスタのチャネルからOFF状態になる課程で
現われてきた電荷をスイッチトランジスタのチャネルに
よって吸収することが出来るため、このクロックフィー
ドスルーの問題が解決できるのである。
【0092】従って、より高精度にアナログ演算をする
ことが可能となるのである。ただし、ここでは電荷キャ
ンセルトランジスタのゲート幅をそれぞれ対応している
スイッチ素子のトランジスタのゲート幅の半分とした
が、クロック電圧の電圧変化の時間によって出力側に現
われてくる電荷の量が現在一般的にいわれている電荷の
量と微妙に違ってくるので、必ずしもゲート幅は半分で
なければならないというわけではなく場合によって違っ
てくる。従って、電荷キャンセルトランジスタのゲート
幅は必ずしも半分とは限らず、スイッチ素子に対応した
大きさをとる。
【0093】(第4の実施例)図5は、第4の実施例を
示す図である。この実施例は第2の実施例とほとんど同
じ構成をしている。従って、変化したところの構成及び
動作原理のみ説明を行なう。
【0094】電荷キャンセルトランジスタ501はここ
ではPMOSトランジスタであり、ソースとドレインは
直接接続されている。そして電荷キャンセルトランジス
タ501をPMOSトランジスタ301のゲート電極に
接続されている。この電荷キャンセルトランジスタ50
1のゲート幅がここでは例えば、PMOSトランジスタ
313のゲート幅の半分になるように、またその他の条
件については全く同じになるように設計されている。
【0095】動作としては、PMOSトランジスタ31
3がON状態の時には電荷キャンセルトランジスタ50
1はOFF状態であり、PMOSトランジスタ313が
OFF状態の時には電荷キャンセルトランジスタ501
はON状態となる。つまり、ON状態、OFF状態が互
いに正反対になるように構成されている。
【0096】電荷キャンセルトランジスタ502はここ
ではPMOSトランジスタであり、ソースとドレインは
直接接続されている。そして電荷キャンセルトランジス
タ502をPMOSトランジスタ302のゲート電極に
接続されている。この電荷キャンセルトランジスタ50
2のゲート幅がここでは例えば、PMOSトランジスタ
315のゲート幅の半分になるように、またその他の条
件については全く同じになるように設計されている。
【0097】動作としては、PMOSトランジスタ31
5がON状態の時には電荷キャンセルトランジスタ50
2はOFF状態であり、PMOSトランジスタ315が
OFF状態の時には電荷キャンセルトランジスタ502
はON状態となる。つまり、ON状態、OFF状態が互
いに正反対になるように構成されている。
【0098】電荷キャンセルトランジスタ503はNM
OS、PMOS両方のソースとドレインを接続されてい
るCMOS構成のトランスミッションゲートであり、こ
の電荷キャンセルトランジスタ503は入力電極317
に接続されている。この電荷キャンセルトランジスタ5
03について、PMOS、NMOSのゲート幅はここで
はCMOS構成のトランスミッションゲート321のP
MOS、NMOSのゲート幅のちょうど半分になるよう
に、またその他の条件については全く同じになるように
設計されている。
【0099】動作としては、CMOS構成のトランスミ
ッションゲート321がON状態の時、電荷キャンセル
トランジスタ503はOFF状態であり、CMOS構成
のトランスミッションゲート321がOFF状態の時、
電荷キャンセルトランジスタ503はON状態となる。
つまり、電荷キャンセルトランジスタ503とCMOS
構成のトランスミッションゲート321のON、OFF
状態は互いに正反対になるように構成されている。
【0100】電荷キャンセルトランジスタ504はNM
OS、PMOS両方のソースとドレインを接続されてい
るCMOS構成のトランスミッションゲートであり、こ
の電荷キャンセルトランジスタ504は入力電極317
に接続されている。この電荷キャンセルトランジスタ5
04について、PMOS、NMOSのゲート幅はここで
はCMOS構成のトランスミッションゲート322のP
MOS、NMOSのゲート幅のちょうど半分になるよう
に、またその他の条件については全く同じになるように
設計されている。
【0101】動作としては、CMOS構成のトランスミ
ッションゲート322がON状態の時、電荷キャンセル
トランジスタ504はOFF状態であり、CMOS構成
のトランスミッションゲート322がOFF状態の時、
電荷キャンセルトランジスタ504はON状態となる。
つまり、電荷キャンセルトランジスタ504とCMOS
構成のトランスミッションゲート322のON、OFF
状態は互いに正反対になるように構成されている。
【0102】電荷キャンセルトランジスタ505はNM
OS、PMOS両方のソースとドレインを接続されてい
るCMOS構成のトランスミッションゲートであり、こ
の電荷キャンセルトランジスタ505は入力電極318
に接続されている。この電荷キャンセルトランジスタ5
05について、PMOS、NMOSのゲート幅はここで
はCMOS構成のトランスミッションゲート323のP
MOS、NMOSのゲート幅のちょうど半分になるよう
に、またその他の条件については全く同じになるように
設計されている。
【0103】動作としては、CMOS構成のトランスミ
ッションゲート323がON状態の時、電荷キャンセル
トランジスタ505はOFF状態であり、CMOS構成
のトランスミッションゲート323がOFF状態の時、
電荷キャンセルトランジスタ505はON状態となる。
つまり、電荷キャンセルトランジスタ505とCMOS
構成のトランスミッションゲート323のON、OFF
状態は互いに正反対になるように構成されている。
【0104】電荷キャンセルトランジスタ506はNM
OS、PMOS両方のソースとドレインを接続されてい
るCMOS構成のトランスミッションゲートであり、こ
の電荷キャンセルトランジスタ506は入力電極318
に接続されている。この電荷キャンセルトランジスタ5
06について、PMOS、NMOSのゲート幅はここで
はCMOS構成のトランスミッションゲート324のP
MOS、NMOSのゲート幅のちょうど半分になるよう
に、またその他の条件については全く同じになるように
設計されている。
【0105】動作としては、CMOS構成のトランスミ
ッションゲート324がON状態の時、電荷キャンセル
トランジスタ506はOFF状態であり、CMOS構成
のトランスミッションゲート324がOFF状態の時、
電荷キャンセルトランジスタ506はON状態となる。
つまり、電荷キャンセルトランジスタ506とCMOS
構成のトランスミッションゲート324のON、OFF
状態は互いに正反対になるように構成されている。
【0106】電荷キャンセルトランジスタ507はNM
OS、PMOS両方のソースとドレインを接続されてい
るCMOS構成のトランスミッションゲートであり、こ
の電荷キャンセルトランジスタ507は入力電極320
に接続されている。この電荷キャンセルトランジスタ5
07について、PMOS、NMOSのゲート幅はここで
はCMOS構成のトランスミッションゲート325のP
MOS、NMOSのゲート幅のちょうど半分になるよう
に、またその他の条件については全く同じになるように
設計されている。
【0107】動作としては、CMOS構成のトランスミ
ッションゲート325がON状態の時、電荷キャンセル
トランジスタ507はOFF状態であり、CMOS構成
のトランスミッションゲート325がOFF状態の時、
電荷キャンセルトランジスタ507はON状態となる。
つまり、電荷キャンセルトランジスタ507とCMOS
構成のトランスミッションゲート325のON、OFF
状態は互いに正反対になるように構成されている。
【0108】電荷キャンセルトランジスタ508はNM
OS、PMOS両方のソースとドレインを接続されてい
るCMOS構成のトランスミッションゲートであり、こ
の電荷キャンセルトランジスタ508は入力電極320
に接続されている。この電荷キャンセルトランジスタ5
08について、PMOS、NMOSのゲート幅はここで
はCMOS構成のトランスミッションゲート326のP
MOS、NMOSのゲート幅のちょうど半分になるよう
に、またその他の条件については全く同じになるように
設計されている。
【0109】動作としては、CMOS構成のトランスミ
ッションゲート326がON状態の時、電荷キャンセル
トランジスタ508はOFF状態であり、CMOS構成
のトランスミッションゲート326がOFF状態の時、
電荷キャンセルトランジスタ508はON状態となる。
つまり、電荷キャンセルトランジスタ508とCMOS
構成のトランスミッションゲート326のON、OFF
状態は互いに正反対になるように構成されている。
【0110】電荷キャンセルトランジスタ509はNM
OS、PMOS両方のソースとドレインを接続されてい
るCMOS構成のトランスミッションゲートであり、こ
の電荷キャンセルトランジスタ509は入力電極319
に接続されている。この電荷キャンセルトランジスタ5
09について、PMOS、NMOSのゲート幅はここで
はCMOS構成のトランスミッションゲート327のP
MOS、NMOSのゲート幅のちょうど半分になるよう
に、またその他の条件については全く同じになるように
設計されている。
【0111】動作としては、CMOS構成のトランスミ
ッションゲート327がON状態の時、電荷キャンセル
トランジスタ509はOFF状態であり、CMOS構成
のトランスミッションゲート327がOFF状態の時、
電荷キャンセルトランジスタ509はON状態となる。
つまり、電荷キャンセルトランジスタ509とCMOS
構成のトランスミッションゲート327のON、OFF
状態は互いに正反対になるように構成されている。
【0112】電荷キャンセルトランジスタ510はNM
OS、PMOS両方のソースとドレインを接続されてい
るCMOS構成のトランスミッションゲートであり、こ
の電荷キャンセルトランジスタ510は入力電極319
に接続されている。この電荷キャンセルトランジスタ5
10について、PMOS、NMOSのゲート幅はここで
はCMOS構成のトランスミッションゲート328のP
MOS、NMOSのゲート幅のちょうど半分になるよう
に、またその他の条件については全く同じになるように
設計されている。
【0113】動作としては、CMOS構成のトランスミ
ッションゲート328がON状態の時、電荷キャンセル
トランジスタ510はOFF状態であり、CMOS構成
のトランスミッションゲート328がOFF状態の時、
電荷キャンセルトランジスタ510はON状態となる。
つまり、電荷キャンセルトランジスタ510とCMOS
構成のトランスミッションゲート328のON、OFF
状態は互いに正反対になるように構成されている。
【0114】電荷キャンセルトランジスタ501,50
2,503,504,505,506,507,50
8,509,510を図5のように接続するのは、31
3,315,321,322,323,324,32
5,326,327,328のスイッチ素子をPMO
S、NMOSなどで実現した時にある問題が生じるから
である。トランジスタをスイッチとして用いた場合、そ
のON状態OFF状態を決めるのはそのトランジスタの
ゲート電極に与えられる電圧信号である。その電圧信号
を0Vから5Vまで変化させることにより、トランジス
タがON状態であるかOFF状態であるかが決定され
る。
【0115】問題はそのゲート電極に与えられる信号が
切り替わる時、例えばNMOSについて考えてみると5
Vから0Vへ変化してトランジスタがON状態からOF
F状態へ移行する時、NMOSトランジスタのチャネル
にたまっていた電荷の一部がスイッチをつないでいる両
方の電極に流れだしてしまい、出力側の電位を若干であ
るが変動させてしまうことである。出力側の電位が変動
すると演算結果の誤差につながってしまい、正確な演算
が出来なくなってしまう怖れがある。ここで出力側の電
位とはゲート電極303,304、入力電極317,3
18,319,320のことである。
【0116】この問題の解決方法としては、回路中のス
イッチ素子に与えるクロック電圧について、例えば5V
から0Vへクロック電圧が変化する時間が長ければほと
んど問題がないが、回路全体の動作速度を速めようとす
るとどうしてもクロック電圧が変化する時間を短くしな
いと対応できない。変化する時間が短くなると出力側に
はトランジスタのチャネルから現われた電荷の影響がま
すます大きくなってしまうのである。従って、ある程度
以上の高速化は望めなくなってしまうのである。
【0117】この問題をクロックフィードスルーという
のだが、この問題に関して現在出力側に現われてくる電
荷の量は一般的にスイッチトランジスタのチャネルにた
まっていた電荷のちょうど半分の大きさであるといわれ
ている。
【0118】従って、もしここでゲート幅が半分でしか
もソースとドレインをつないだトランジスタを出力側に
接地し、スイッチトランジスタとON状態、OFF状態
になるタイミングを反対にしておけば、ちょうどスイッ
チトランジスタがOFF状態になる時に出力側に現われ
てきた電荷を電荷キャンセルトランジスタのチャネルで
ON状態になる課程で吸収することができ、また、スイ
ッチトランジスタがON状態になる時には電荷キャンセ
ルトランジスタのチャネルからOFF状態になる課程で
現われてきた電荷をスイッチトランジスタのチャネルに
よって吸収することが出来るため、このクロックフィー
ドスルーの問題が解決できるのである。
【0119】従って、より高精度にアナログ演算をする
ことが可能となるのである。ただし、ここでは電荷キャ
ンセルトランジスタのゲート幅をそれぞれ対応している
スイッチ素子のトランジスタのゲート幅の半分とした
が、クロック電圧の電圧変化の時間によって出力側に現
われてくる電荷の量が現在一般的にいわれている電荷の
量と微妙に違ってくるので、必ずしもゲート幅は半分で
なければならないというわけではなく場合によって違っ
てくる。従って、電荷キャンセルトランジスタのゲート
幅は必ずしも半分とは限らず、スイッチ素子に対応した
大きさをとる。
【0120】(第5の実施例)図6は、第5の実施例を
示す回路図である。この実施例は第1の実施例とほとん
ど同じ構成をしている。第1の実施例では、NMOSト
ランジスタ101,102のソース109,110が互
いに接続されNMOSをスイッチ素子として介して接地
電位112に接続されていたが、ここではスイッチ素子
の代わりに電流源601を介して接地電位112に接続
されている。基本的な動作は実施例1の場合と同じなの
で、変化したところの構成及び動作原理について述べ
る。
【0121】ここでは、NMOSトランジスタ101,
102のソース109,110が互いに接続され電流源
601を介して接地電位112に接続されている。
【0122】動作としては、ここでは実施例1と同じよ
うに動作させ、ゲート電極103,104の電位をそれ
ぞれ入力電圧の差分の値にする。その後、スイッチ素子
107をON状態としゲート電極103,104の電位
の大きいほうの電位が、電流源601により流れた電流
分の電圧効果分だけ下がってVoutとして出力される。
【0123】電流源601を設けず、実施例1にあるよ
うなスイッチ素子111を用いて演算を行なうと出力
端子が、出力動作時にフローティングとなり、またソー
ス・フォロワ動作をすることで演算結果を出力していた
ので、動作速度が遅いという問題があった。ここでは、
スイッチ素子の代わりに電流源601を用いることによ
り、常に電流をある一定値流しているので、非常に早い
応答速度を得ることが出来る。
【0124】常に電流を流すことにより、消費電力の問
題が生じる可能性もあるが、これは設計段階において、
非常に微少な電流を流すことにすれば、何も問題は生じ
ない。
【0125】また、ここでは入力信号の切り替えに使用
するスイッチ素子に電荷キャンセルトランジスタを全く
設けない回路構成をあげているが、より高精度な演算を
行なうために電荷キャンセルトランジスタを設けた回路
を構成してもよいことは言うまでもない。
【0126】これにより、出力端子をフローティングに
なる時に問題となる応答速度の遅さを解決し、かつ高精
度なアナログ演算を実現することができた。
【0127】(第6の実施例)図7は、第6の実施例を
示す回路図である。この実施例は第2の実施例とほとん
ど同じ構成をしている。第2の実施例では、PMOSト
ランジスタ301,302のソース309,310が互
いに接続されPMOSをスイッチ素子として介して電源
電位312に接続されていたが、ここではスイッチ素子
の代わりに電流源701を介して電源電位312に接続
されている。基本的な動作は実施例1の場合と同じなの
で、変化したところの構成及び動作原理について述べ
る。
【0128】ここでは、PMOSトランジスタ301,
302のソース309,310が互いに接続され電流源
701を介して電源電位112に接続されている。
【0129】動作としては、ここでは実施例3と同じよ
うに動作させ、ゲート電極303,304の電位をそれ
ぞれ入力電圧の差分を電源電位(VDD)から引いた値に
する。その後、スイッチ素子307をON状態としゲー
ト電極303,304の電位の小さいほうの電位が、電
流源701により流れた電流分の電圧効果分だけ上がっ
てVoutとして出力される。
【0130】電流源701を設けず、実施例3にあるよ
うなスイッチ素子311を用いて演算を行なうと出力端
子が、出力動作時にフローティングとなり、またソース
・フォロワ動作をすることで演 算結果を出力していた
ので、動作速度が遅いという問題があった。ここでは、
スイッチ素子の代わりに電流源701を用いることによ
り、常に電流をある一定値流しているので、非常に早い
応答速度を得ることが出来る。
【0131】常に電流を流すことにより、消費電力の問
題が生じる可能性もあるが、これは設計段階において、
非常に微少な電流を流すことにすれば、何も問題は生じ
ない。
【0132】また、ここでは入力信号の切り替えに使用
するスイッチ素子に電荷キャンセルトランジスタを全く
設けない回路構成をあげているが、より高精度な演算を
行なうために電荷キャンセルトランジスタを設けた回路
を構成してもよいことは言うまでもない。
【0133】これにより、出力端子をフローティングに
なる時に問題となる応答速度の遅さを解決し、かつ高精
度なアナログ演算を実現することができた。
【0134】(第7の実施例)図8は、第7の実施例を
示す回路図である。この実施例では、実施例1で述べた
回路(ROM型差分絶対値回路)を複数並べそれぞれの
NMOSトランジスタのソース電極を互いに接続してい
る。ここでは、この回路の入力データ数は1種類として
いるが、それぞれのNMOSトランジスタのゲート電極
に容量結合している端子の結合容量の比が3種類となっ
ている。これは実施例1からも明らかなように、入力デ
ータ数が2つの場合、差分を行なうNMOSトランジス
タが2つ必要である。従って、入力データ数が3つ以上
になった場合、3つの中から2つをもれなく選び出して
それぞれについて差分絶対値をとるので、32=6の計
算から3組のROM型差分絶対値回路を用いて実現でき
るのである。
【0135】この回路はここでは例えばNMOSトラン
ジスタ801,802,803,804,805,80
6のそれぞれのソース電極807,808,809,8
10,811,812をすべて接続し、NMOSトラン
ジスタ813をスイッチ素子として介して接地電位81
4に接続されている。また、NMOSトランジスタ80
1,802,803,804,805,806のドレイ
ン電極816,817,818,819,820,82
1はそれぞれ接続され、PMOSトランジスタ822を
スイッチ素子として介して電源電位823に接続されて
いる。ソース電極807,808,809,810,8
11,812を例えば外部容量負荷815に接続するこ
とでこの回路の演算結果を外部に出力として読みだすこ
とができる。また、この回路では、NMOSトランジス
タ801,802のそれぞれのゲート電極に入力端子8
24,825,826,827が容量C1,C2,C3
4でそれぞれ容量結合されており、結合容量比はC1
2=C3/C4となっており、NMOSトランジスタ8
03,804のそれぞれのゲート電極に入力端子82
8,829,830,831が容量C5,C6,C7,C8
でそれぞれ容量結合されており、結合容量比はC5/C6
=C7/C8となっており、NMOSトランジスタ80
5,806のそれぞれのゲート電極に入力端子832,
833,834,835が容量C9,C10,C11,C12
でそれぞれ容量結合されており、結合容量比はC9/C
10=C11/C12となっている。
【0136】回路動作は例えばここでは、NMOS80
1,802の組における容量結合の比で表現されるアナ
ログ電圧をVmx、NMOS803,804の組における
容量結合の比で表現されるアナログ電圧をVmy、NMO
S805,806の組における容量結合の比で表現され
るアナログ電圧をVmzとすると、この回路での入力電圧
の組み合わせは、(Vin,Vmx)、(Vin,Vmy)、
(Vin,Vmz)となる。それぞれの組についての回路の
具体的な動作原理は実施例1で述べた動作原理と同じで
あるのでここでは省略する。この実施例の中ではそれぞ
れの組の回路での演算結果|Vin−Vmx|、|Vin−V
my|、|Vin−Vmz|の中から最大値が出力される。
【0137】また、必要な回路数は入力データの数によ
り、入力データ数をNとすると実施例1で述べた回路を
一組の回路とするとN2/2で計算される数の組だけ必
要となる。
【0138】これにより、入力データ数を2つだけでは
なくそれ以上のデータ数を扱うことができ、多くのデー
タの中からもっとも似かよった2つのデータを高速でし
かも高精度で選び出すことが出来る。
【0139】ここでは、外部から入力するデータ数を1
種類とし、NMOSトランジスタのゲート電極に容 量
結合する入力端子の結合容量の比で決まるアナログ電圧
の種類を3種類ある例を挙げたが、入力端子の結合容量
の比で決まるアナログ電圧の種類を1種類とし、外部か
ら入力するデータ数を3種類としても何ら問題がないの
は言うまでもない。
【0140】また、ここでは、個別の組の回路として実
施例1で述べたROM型差分絶対値回路を用いたが、他
に実施例3、実施例5で述べた回路を用いても問題がな
いのは言うまでもない。
【0141】(第8の実施例)図9は、第8の実施例を
示す回路図である。この実施例では、実施例2で述べた
回路(ROM型差分絶対値回路)を複数並べそれぞれの
PMOSトランジスタのソース電極を互いに接続してい
る。ここでは、この回路の入力データ数は1種類として
いるが、それぞれのPMOSトランジスタのゲート電極
に容量結合している端子の結合容量の比が3種類となっ
ている。これは実施例2からも明らかなように、入力デ
ータ数が2つの場合、差分を行なうPMOSトランジス
タが2つ必要である。従って、入力データ数が3つ以上
になった場合、3つの中から2つをもれなく選び出して
それぞれについて差分絶対値をとるので、32=6の計
算から3組のROM型差分絶対値回路を用いて実現でき
るのである。
【0142】この回路はここでは例えばPMOSトラン
ジスタ901,902,903,904,905,90
6のそれぞれのソース電極907,908,909,9
10,911,912をすべて接続し、PMOSトラン
ジスタ913をスイッチ素子として介して電源電位91
4に接続されている。また、PMOSトランジスタ90
1,902,903,904,905,906のドレイ
ン電極916,917,918,919,920,92
1はそれぞれ接続され、NMOSトランジスタ922を
スイッチ素子として介して接地電位923に接続されて
いる。ソース電極907,908,909,910,9
11,912を例えば外部容量負荷915に接続するこ
とでこの回路の演算結果を外部に出力として読みだすこ
とができる。また、この回路では、PMOSトランジス
タ901,902のそれぞれのゲート電極に入力端子9
24,925,926,927が容量C1,C2,C3
4でそれぞれ容量結合されており、結合容量比はC1
2=C3/C4となっており、PMOSトランジスタ9
03,904のそれぞれのゲート電極に入力端子92
8,929,930,931が容量C5,C6,C7,C8
でそれぞれ容量結合されており、結合容量比はC5/C6
=C7/C8となっており、PMOSトランジスタ90
5,906のそれぞれのゲート電極に入力端子932,
933,934,935が容量C9,C10,C11,C12
でそれぞれ容量結合されており、結合容量比はC9/C
10=C11/C12となっている。
【0143】回路動作は例えばここでは、PMOS90
1,902の組における容量結合の比で表現されるアナ
ログ電圧をVmx、PMOS903,904の組における
容量結合の比で表現されるアナログ電圧をVmy、PMO
S905,906の組における容量結合の比で表現され
るアナログ電圧をVmzとすると、この回路での入力電圧
の組み合わせは、(Vin,Vmx)、(Vin,Vmy)、
(Vin,Vmz)となる。それぞれの組についての回路の
具体的な動作原理は実施例2で述べた動作原理と同じで
あるのでここでは省略する。この実施例の中ではそれぞ
れの組の回路での演算結果|VDD+(Vin−Vmx)|、
|VDD+(Vin−Vmy)|、|VDD+(Vin−Vmz)|
の中から最小値が出力される。
【0144】また、必要な回路数は入力データの数によ
り、入力データ数をNとすると実施例1で述べた回路を
一組の回路とするとN2/2で計算される数の組だけ必
要となる。
【0145】これにより、入力データ数を2つだけでは
なくそれ以上のデータ数を扱うことができ、多くのデー
タの中からもっとも似かよった2つのデータを高速でし
かも高精度で選び出すことが出来る。
【0146】ここでは、外部から入力するデータ数を1
種類とし、PMOSトランジスタのゲート電極に容量結
合する入力端子の結合容量の比で決まるアナログ電圧の
種類を3種類ある例を挙げたが、入力端子の結合容量の
比で決まるアナログ電圧の種類を1種類とし、外部から
入力するデータ数を3種類としても何ら問題がないのは
言うまでもない。
【0147】また、ここでは、個別の組の回路として実
施例1で述べたROM型差分絶対値回路を用いたが、他
に実施例4、実施例6で述べた回路を用いても問題がな
いのは言うまでもない。
【0148】(第9の実施例)図10は、第9の実施例
を示す回路図である。この実施例では、ここでは実施例
1に示した回路を複数並べ、それぞれの出力を電極10
01に容量結合している。これにより、それぞれの回路
で演算した結果を平均化することができる。
【0149】この実施例での回路構成を述べる。実施例
1で示した回路(ROM型差分絶対値回路)を複数に並
べている。差分絶対値回路のそれぞれの出力の電極10
02,1003,1004は電極1001に容量C1
2,C3で容量結合している。この容量C1,C2,C3
はここではすべて等しくされている。
【0150】これにより、それぞれの2つのデータがど
のくらい似かよっているのかが演算でき、しかもそれら
の演算結果を平均化することができるので、アナログ量
で表される情報を高速にかつ高精度に圧縮することがで
きる。
【0151】ここでは、個別の回路の組み合わせとして
実施例1で述べたROM型差分絶対値回路を用いたが、
他に個別の回路として、実施例3、実施例5、実施例7
で述べた回路を用いてもそれぞれの目的によって使い分
ければよく、問題がないことは言うまでもない。
【0152】(第10の実施例)図11は、第10の実
施例を示す回路図である。この実施例では、ここでは実
施例2に示した回路を複数並べ、それぞれの出力を電極
1101に容量結合している。これにより、それぞれの
回路で演算した結果を平均化することができる。
【0153】この実施例での回路構成を述べる。実施例
2で示した回路(ROM型差分絶対値回路)を複数に並
べている。差分絶対値回路のそれぞれの出力の電極11
02,1103,1104は電極1101に容量C1
2,C3で容量結合している。この容量C1,C2,C3
はここではすべて等しくされている。
【0154】これにより、それぞれの2つのデータがど
のくらい似かよっているのかが演算でき、しかもそれら
の演算結果を平均化することができるので、アナログ量
で表される情報を高速にかつ高精度に圧縮することがで
きる。
【0155】ここでは、個別の回路の組み合わせとして
実施例2で述べたROM型差分絶対値回路を用いたが、
他に個別の回路として、実施例4、実施例6、実施例8
で述べた回路を用いてもそれぞれの目的によって使い分
ければよく、問題がないことは言うまでもない。
【0156】(第11の実施例)図12は、第11の実
施例を示す回路図である。この実施例は、例えば実施例
1で述べたROM型差分絶対値回路を複数並べ、それぞ
れの出力をウィナーテークオール回路の入力端子に入力
することにより、それぞれのROM型差分絶対値回路の
演算結果の中でどの結果が最も小さい値であるかを演算
する回路である。
【0157】このウィナーテークオール回路をROM型
差分絶対値回路と組み合わせて用いることにより、入力
されてきたデータが今までに蓄積されていた膨大な数の
データの中のどのデータに近いかが高速で且つ高精度で
演算することができる。
【0158】また、ここでは例えば3つのROM型差分
絶対値回路と3入力のウィナーテークオール回路を組み
合わせた回路構成をしているが、もちろんROM型差分
絶対値回路をいくつ用いても、その数だけウィナーテー
クオール回路の入力数を組み合わせれば問題がないこと
は言うまでもない。さらに、この実施例のROM型差分
絶対値回路では例えば実施例1で述べたような回路を用
いたが、これについても実施例3、実施例5、実施例
7、実施例9で述べたような回路を用いても問題がない
ことは言うまでもない。そして、ウィナーテークオール
回路についてもここでは例として以下に述べるウィナー
テークオール回路を用いたが、同じ機能を持った回路で
あれば、この実施例のウィナーテークオール回路の代わ
りに用いても問題がないことは言うまでもない。
【0159】ここで例として取りあげたウィナーテーク
オール回路については、例えば第14図に示す構成を有
する回路を用いればよい。なお、図14に示す回路は、
特開平6−53431号公報に開示されている。
【0160】(第12の実施例)図13は、第12の実
施例を示す回路図である。この実施例は、例えば実施例
2で述べたROM型差分絶対値回路を複数並べ、それぞ
れの出力をウィナーテークオール回路の入力端子に入力
することにより、それぞれのROM型差分絶対値回路の
演算結果の中でどの結果が最も大きい値であるかを演算
する回路である。
【0161】このウィナーテークオール回路をROM型
差分絶対値回路と組み合わせて用いることにより、入力
されてきたデータが今までに蓄積されていた膨大な数の
データの中のどのデータに近いかが高速で且つ高精度で
演算することができる。
【0162】また、ここでは例えば3つのROM型差分
絶対値回路と3入力のウィナーテークオール回路を組み
合わせた回路構成をしているが、もちろんROM型差分
絶対値回路をいくつ用いても、その数だけウィナーテー
クオール回路の入力数を組み合わせれば問題がないこと
は言うまでもない。さらに、この実施例のROM型差分
絶対値回路では例えば実施例2で述べたような回路を用
いたが、これについても実施例4、実施例6、実施例
8、実施例10で述べたような回路を用いても問題がな
いことは言うまでもない。そして、ウィナーテークオー
ル回路についてもここでは例として以下に述べるウィナ
ーテークオール回路を用いたが、同じ機能を持った回路
であれば、この実施例のウィナーテークオール回路の代
わりに用いても問題がないことは言うまでもない。
【0163】ここで例として取りあげたウィナーテーク
オール回路については、例えば第14図に示す構成を有
する回路を用いればよい。
【0164】
【発明の効果】本発明では、複雑な制御回路を必要とせ
ず、ゲート電極にスイッチ素子を設け、入力を入れ替え
ることにより極めて高速且つ高精度なアナログベクトル
演算が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に関わる回路図である。
【図2】第1の実施例に関わる試作回路の測定結果であ
る。
【図3】第2の実施例に関わる回路図である。
【図4】第3の実施例に関わる回路図である。
【図5】第4の実施例に関わる回路図である。
【図6】第5の実施例に関わる回路図である。
【図7】第6の実施例に関わる回路図である。
【図8】第7の実施例に関わる回路図である。
【図9】第8の実施例に関わる回路図である。
【図10】第9の実施例に関わる回路図である。
【図11】第10の実施例に関わる回路図である。
【図12】第11の実施例に関わる回路図である。
【図13】第12の実施例に関わる回路図である。
【図14】本発明において好適に用いられるウィナーテ
ークオール回路の例を示す回路概念図である。
【符号の説明】
101,102 NMOSトランジスタ、 103,104 ゲート電極、 105,106 ドレイン、 107 PMOSトランジスタ、 108 信号線、 109,110 ソース、 111,113,115 NMOSトランジスタ、 112,114,116 接地電位、 117,118,119,120 入力電極、 121,122,123,124,125,126,1
27,128 CMOS構成のトランスミッションゲー
ト、 129 入力電極、 130 接地電位、 131 電源電位、 301,302 PMOSトランジスタ、 303,304 ゲート電極、 305,306 ドレイン、 307 NMOSトランジスタ、 308 信号線、 309,310 ソース電極、 311,313,315 312,314,316 接地電位、 317,318,319,320 入力電極、 321,322,323,324,325,326,3
27,328 CMOS構成のトランスミッションゲー
ト、 329 入力電極、 330 接地電位、 331 電源電位、 401,402,403,404,405,406,4
07,408,409,410 電荷キャンセルトラン
ジスタ、 501,502,503,504,505,506,5
07,508,509,510 電荷キャンセルトラン
ジスタ、 601,701 電流源、 801,802,803,804,805,806 N
MOSトランジスタ、 807,808,809,810,811,812 ソ
ース電極、 813 NMOSトランジスタ、 814 接地電位、 815 外部容量負荷、 816,817,818,819,820,821 ド
レイン電極、 822 PMOSトランジスタ、 823 電源電位、 824,825,826,827,828,829,8
30,831,832,833,834,835 入力
端子、 901,902,903,904,905,906 P
MOSトランジスタ、 907,908,909,910,911,912 ソ
ース電極、 913 PMOSトランジスタ、 914 電源電位、 915 外部容量負荷、 916,917,918,919,920,921 ド
レイン電極、 922 NMOSトランジスタ、 923 接地電位、 924,925,926,927,928,929,9
30,931,932,933,934,935 入力
端子、 1001,1002,1003,1004 出力の電
極、 1101,1102,1103,1104 出力の電
極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 直 宮城県仙台市太白区日本平5番2号 (72)発明者 中田 明良 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉(無番地) 東北大学工学部電子工学科内 (72)発明者 譽田 正宏 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉(無番地) 東北大学工学部電子工学科内 (72)発明者 大見 忠弘 宮城県仙台市青葉区米ヶ袋2の1の17の 301 (72)発明者 新田 雄久 東京都文京区本郷4丁目1番4号株式会社 ウルトラクリーンテクノロジー開発研究所 内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチ素子を介して所定の電位を有す
    る信号線に接続されたゲート電極と、該ゲート電極と容
    量結合する少なくとも2つの入力電極を有するMOS型
    トランジスタのソース電極が互いに接続された2つのM
    OS型トランジスタからなる半導体演算回路において、 第1のMOS型トランジスタの第1の及び第2の入力電
    極にそれぞれ第1の電圧及び第2の電圧を印加し、第2
    のMOS型トランジスタの第1及び第2の入力電極の両
    方に入力信号電圧を印加し、続いて前記2つのスイッチ
    素子を導通させて前記ゲート電極の前記信号線の電位と
    した後、前記2つのスイッチ素子を遮断して前記ゲート
    電極を電気的にフローティングとし、さらに、前記第2
    のMOS型トランジスタの第1及び第2の入力電極にそ
    れぞれ前記第1の電圧及び第2の電圧を入力し、前記第
    1のMOSトランジスタの第1及び第2の入力電極に前
    記入力信号電圧を入力することにより、前記第1の電圧
    及び第2の電圧と前記第1及び第2の入力電極ゲート電
    極に対する結合容量比により決定される電圧と、前記入
    力信号電圧と前記結合容量比により決定される電圧との
    差分絶対値を演算することを特徴とする半導体演算回
    路。
  2. 【請求項2】 前記MOS型トランジスタがNチャンネ
    ルMOS型トランジスタであり、前記信号線が接地電位
    に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の半
    導体演算回路。
  3. 【請求項3】 前記MOS型トランジスタがPチャンネ
    ルMOS型トランジスタであり、前記信号線が正の電源
    線に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の
    半導体演算回路。
  4. 【請求項4】 前記ソース電極が容量負荷に接続される
    とともに、前記ソース電極電位を接地電位とするための
    スイッチ素子を備えたことを特徴とする請求項2に記載
    の半導体演算回路。
  5. 【請求項5】 前記ソース電極が容量負荷に接続される
    とともに、前記ソース電極電位を正の電源電位とするた
    めのスイッチ素子を備えたことを特徴とする請求項3に
    記載の半導体演算回路。
  6. 【請求項6】 前記ソース電極が電流源に接続されたこ
    とを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    半導体演算回路。
  7. 【請求項7】 前記ソース電極が電流源に接続されると
    ともに、前記ソース電極電位を接地電位とするためのス
    イッチ素子を備えたことを特徴とする請求項2に記載の
    半導体演算回路。
  8. 【請求項8】 前記ソース電極が電流源に接続されると
    ともに、前記ソース電極電位を正の電源電位とするため
    のスイッチ素子を備えたことを特徴とする請求項3に記
    載の半導体演算回路。
  9. 【請求項9】 前記第1のMOS型トランジスタの少な
    くとも2つある入力電極とゲート電極の結合容量をそれ
    ぞれC1,C2とするとともに、前記第2のMOS型トラ
    ンジスタの少なくとも2つある入力電極とゲート電極の
    結合容量をそれぞれC3,C4とした半導体演算回路にお
    いて、それぞれの結合容量の比がC1/C2=C3/C4
    なることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に
    記載の半導体演算回路。
JP9257015A 1997-09-22 1997-09-22 半導体演算回路 Abandoned JPH1196276A (ja)

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