JPH1195130A - 接眼レンズ - Google Patents
接眼レンズInfo
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- JPH1195130A JPH1195130A JP9272020A JP27202097A JPH1195130A JP H1195130 A JPH1195130 A JP H1195130A JP 9272020 A JP9272020 A JP 9272020A JP 27202097 A JP27202097 A JP 27202097A JP H1195130 A JPH1195130 A JP H1195130A
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- JP
- Japan
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- lens
- eyepiece
- aberration
- positive
- lens group
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 見かけ視界およびアイレリーフがともに大き
く、歪曲収差や非点収差や像面湾曲収差やコマ収差のよ
うな接眼レンズの本来の収差と瞳の収差とがともに良好
に補正された接眼レンズ。 【解決手段】 入射側に凸面を向けた正レンズL1と射
出側に凹面を向けた負レンズL2とからなる第1レンズ
群G1と、入射側に凹面を向けた負レンズL3からなる
第2レンズ群G2と、複数の正レンズを含む第3レンズ
群G3とを備えている。なお、対物レンズによる中間像
は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間の光路
中に形成される。そして、条件式(1)を満足する。
く、歪曲収差や非点収差や像面湾曲収差やコマ収差のよ
うな接眼レンズの本来の収差と瞳の収差とがともに良好
に補正された接眼レンズ。 【解決手段】 入射側に凸面を向けた正レンズL1と射
出側に凹面を向けた負レンズL2とからなる第1レンズ
群G1と、入射側に凹面を向けた負レンズL3からなる
第2レンズ群G2と、複数の正レンズを含む第3レンズ
群G3とを備えている。なお、対物レンズによる中間像
は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間の光路
中に形成される。そして、条件式(1)を満足する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は接眼レンズに関し、
特に顕微鏡等に用いられ広い見かけ視界を有する接眼レ
ンズに関する。
特に顕微鏡等に用いられ広い見かけ視界を有する接眼レ
ンズに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、顕微鏡等に用いられる接眼レ
ンズについて、数多くの提案がなされている。最近の接
眼レンズでは、視界が広くなり、また眼鏡を装用した状
態で観察することができるように、接眼レンズの瞳側の
面とアイポイント(瞳位置)との軸上間隔(以下、「ア
イレリーフ」という)が長くなっている。ところが、広
い視界および長いアイレリーフを確保しようとすると、
歪曲収差、非点収差、瞳の球面収差などの諸収差が悪化
してしまう。
ンズについて、数多くの提案がなされている。最近の接
眼レンズでは、視界が広くなり、また眼鏡を装用した状
態で観察することができるように、接眼レンズの瞳側の
面とアイポイント(瞳位置)との軸上間隔(以下、「ア
イレリーフ」という)が長くなっている。ところが、広
い視界および長いアイレリーフを確保しようとすると、
歪曲収差、非点収差、瞳の球面収差などの諸収差が悪化
してしまう。
【0003】また、解像力に対する要求が高まり、対物
レンズの開口数の増大に伴い、接眼レンズのFナンバー
が小さくなっている。さらに、最近は対物レンズと接眼
レンズとの間に様々な光学系を導入することが多くな
り、接眼レンズの入射瞳の位置が大きく変動するように
なっている。その結果、コマ収差および像面湾曲の補正
も重要となっている。
レンズの開口数の増大に伴い、接眼レンズのFナンバー
が小さくなっている。さらに、最近は対物レンズと接眼
レンズとの間に様々な光学系を導入することが多くな
り、接眼レンズの入射瞳の位置が大きく変動するように
なっている。その結果、コマ収差および像面湾曲の補正
も重要となっている。
【0004】対物レンズによる中間像の形成位置よりも
観察側(瞳側)に配置されたレンズからなる従来の接眼
レンズでは、上述の諸収差をともに良好に補正すること
は不可能である。そこで、特開平5−119273号公
報、特開平7−63996号公報、特開平7−3335
26号公報等には、上述の諸収差を良好に補正するため
に、対物レンズによる中間像の形成位置よりも対物レン
ズ側(入射側)に一部のレンズを配置した接眼レンズが
開示されている。すなわち、これらの接眼レンズでは、
対物レンズによる中間像が接眼レンズの内部に形成され
る。
観察側(瞳側)に配置されたレンズからなる従来の接眼
レンズでは、上述の諸収差をともに良好に補正すること
は不可能である。そこで、特開平5−119273号公
報、特開平7−63996号公報、特開平7−3335
26号公報等には、上述の諸収差を良好に補正するため
に、対物レンズによる中間像の形成位置よりも対物レン
ズ側(入射側)に一部のレンズを配置した接眼レンズが
開示されている。すなわち、これらの接眼レンズでは、
対物レンズによる中間像が接眼レンズの内部に形成され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、接眼レンズの
収差補正では、瞳側(観察側)から光線を入射させたと
きの物体像面(対物レンズによる中間像面)における収
差すなわち接眼レンズの本来の収差と、物体像面側から
光線を入射させたときの瞳位置(観察位置)における収
差すなわち瞳の収差とをともに補正する必要がある。し
かしながら、歪曲収差や非点収差や像面湾曲収差やコマ
収差のような接眼レンズの本来の収差と瞳の収差とは互
いに無関係ではなく、各収差を独立して補正することは
できないため、従来の接眼レンズにおいては本来の収差
と瞳の収差とをともに良好に補正することができなかっ
た。
収差補正では、瞳側(観察側)から光線を入射させたと
きの物体像面(対物レンズによる中間像面)における収
差すなわち接眼レンズの本来の収差と、物体像面側から
光線を入射させたときの瞳位置(観察位置)における収
差すなわち瞳の収差とをともに補正する必要がある。し
かしながら、歪曲収差や非点収差や像面湾曲収差やコマ
収差のような接眼レンズの本来の収差と瞳の収差とは互
いに無関係ではなく、各収差を独立して補正することは
できないため、従来の接眼レンズにおいては本来の収差
と瞳の収差とをともに良好に補正することができなかっ
た。
【0006】例えば、特開平5−119273号公報に
開示された接眼レンズでは、コマ収差の補正が十分でな
く、視野周辺の解像力が低下する。さらに、入射瞳の位
置の変化に伴って、像面湾曲収差および非点収差が変動
してしまう。また、特開平7−63996号公報に開示
された接眼レンズでは、ペッツバール和の値が大きいた
め、像面湾曲収差および非点収差の補正が十分でない。
さらに、像側開口数の大きい対物レンズを使用する場
合、一時に全視野を良好に観察することができない。さ
らに、特開平7−333526号公報に開示された接眼
レンズでは、本来の収差および瞳の収差の補正が十分で
はなく、高解像を要求される観察は不可能である。
開示された接眼レンズでは、コマ収差の補正が十分でな
く、視野周辺の解像力が低下する。さらに、入射瞳の位
置の変化に伴って、像面湾曲収差および非点収差が変動
してしまう。また、特開平7−63996号公報に開示
された接眼レンズでは、ペッツバール和の値が大きいた
め、像面湾曲収差および非点収差の補正が十分でない。
さらに、像側開口数の大きい対物レンズを使用する場
合、一時に全視野を良好に観察することができない。さ
らに、特開平7−333526号公報に開示された接眼
レンズでは、本来の収差および瞳の収差の補正が十分で
はなく、高解像を要求される観察は不可能である。
【0007】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
のであり、見かけ視界およびアイレリーフがともに大き
く、歪曲収差や非点収差や像面湾曲収差やコマ収差のよ
うな接眼レンズの本来の収差と瞳の収差とがともに良好
に補正された広視野な接眼レンズを提供することを目的
とする。
のであり、見かけ視界およびアイレリーフがともに大き
く、歪曲収差や非点収差や像面湾曲収差やコマ収差のよ
うな接眼レンズの本来の収差と瞳の収差とがともに良好
に補正された広視野な接眼レンズを提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明では、特に広い視界を有する接眼レンズにお
いて、入射側から順に、入射側に凸面を向けた正レンズ
L1と射出側に凹面を向けた負レンズL2とを含む第1
レンズ群G1と、入射側に凹面を向けた負レンズL3を
含む第2レンズ群G2と、複数の正レンズを含む第3レ
ンズ群G3とを備え、前記第1レンズ群G1と前記第2
レンズ群G2との間の光路中に対物レンズによる中間像
が形成され、前記正レンズL1の入射側の面の曲率半径
をR1とし、前記負レンズL2の射出側の面の曲率半径
をR2とし、接眼レンズ全系の焦点距離をfとすると
き、 0.3<f/(|R1|+|R2|)<0.9 の条件を満足することを特徴とする接眼レンズを提供す
る。
に、本発明では、特に広い視界を有する接眼レンズにお
いて、入射側から順に、入射側に凸面を向けた正レンズ
L1と射出側に凹面を向けた負レンズL2とを含む第1
レンズ群G1と、入射側に凹面を向けた負レンズL3を
含む第2レンズ群G2と、複数の正レンズを含む第3レ
ンズ群G3とを備え、前記第1レンズ群G1と前記第2
レンズ群G2との間の光路中に対物レンズによる中間像
が形成され、前記正レンズL1の入射側の面の曲率半径
をR1とし、前記負レンズL2の射出側の面の曲率半径
をR2とし、接眼レンズ全系の焦点距離をfとすると
き、 0.3<f/(|R1|+|R2|)<0.9 の条件を満足することを特徴とする接眼レンズを提供す
る。
【0009】本発明の好ましい態様によれば、前記第1
レンズ群G1は、前記正レンズL1と前記負レンズL2
との接合レンズからなり、前記第3レンズ群G3は、正
レンズと負レンズとの接合レンズを含んでいる。また、
前記正レンズL1のd線に対する屈折率をn1とし、前
記正レンズL1のアッベ数をν1とし、前記正レンズL
1の焦点距離をf1とし、前記負レンズL2のd線に対
する屈折率をn2とし、前記負レンズL2のアッベ数を
ν2とし、前記負レンズL2の焦点距離をf2とすると
き、 0.1<n1−n2 |ν1−ν2|<10 0.25<f/(|f1|+|f2|)<0.8 の条件を満足する。
レンズ群G1は、前記正レンズL1と前記負レンズL2
との接合レンズからなり、前記第3レンズ群G3は、正
レンズと負レンズとの接合レンズを含んでいる。また、
前記正レンズL1のd線に対する屈折率をn1とし、前
記正レンズL1のアッベ数をν1とし、前記正レンズL
1の焦点距離をf1とし、前記負レンズL2のd線に対
する屈折率をn2とし、前記負レンズL2のアッベ数を
ν2とし、前記負レンズL2の焦点距離をf2とすると
き、 0.1<n1−n2 |ν1−ν2|<10 0.25<f/(|f1|+|f2|)<0.8 の条件を満足する。
【0010】
【発明の実施の形態】一般に、接眼レンズにおいてコマ
収差の補正を良好に行うには、正弦条件を満足させなく
てはならない。しかしながら、対物レンズによる中間像
の形成位置よりも観察側に全てのレンズが配置されてい
るタイプの接眼レンズでは、歪曲収差および瞳の球面収
差を補正しつつ正弦条件を満足させることは困難であ
る。
収差の補正を良好に行うには、正弦条件を満足させなく
てはならない。しかしながら、対物レンズによる中間像
の形成位置よりも観察側に全てのレンズが配置されてい
るタイプの接眼レンズでは、歪曲収差および瞳の球面収
差を補正しつつ正弦条件を満足させることは困難であ
る。
【0011】本発明の接眼レンズでは、対物レンズによ
る中間像の形成位置よりも観察側(射出側)に配置され
た第2レンズ群G2および第3レンズ群G3で発生する
歪曲収差を、中間像の形成位置よりも対物レンズ側(入
射側)に配置された第1レンズ群G1で補償することが
できる。その結果、接眼レンズ全系として、歪曲収差お
よび瞳の球面収差を良好に補正しつつ正弦条件を満足さ
せることができ、コマ収差を良好に補正することができ
る。
る中間像の形成位置よりも観察側(射出側)に配置され
た第2レンズ群G2および第3レンズ群G3で発生する
歪曲収差を、中間像の形成位置よりも対物レンズ側(入
射側)に配置された第1レンズ群G1で補償することが
できる。その結果、接眼レンズ全系として、歪曲収差お
よび瞳の球面収差を良好に補正しつつ正弦条件を満足さ
せることができ、コマ収差を良好に補正することができ
る。
【0012】また、本発明の接眼レンズでは、第1レン
ズ群G1中の正レンズL1が入射側に凸面を向け、第1
レンズ群G1中の負レンズL2が射出側に凹面を向け、
第2レンズ群G2中の負レンズL3が入射側に凹面を向
けるように形成されている。この構成により、歪曲収差
およびコマ収差を良好に補正しつつペッツバール和を小
さくすることができ、像面湾曲収差および非点収差を良
好に補正することが可能となる。
ズ群G1中の正レンズL1が入射側に凸面を向け、第1
レンズ群G1中の負レンズL2が射出側に凹面を向け、
第2レンズ群G2中の負レンズL3が入射側に凹面を向
けるように形成されている。この構成により、歪曲収差
およびコマ収差を良好に補正しつつペッツバール和を小
さくすることができ、像面湾曲収差および非点収差を良
好に補正することが可能となる。
【0013】以下、本発明の条件式について説明する。
本発明においては、以下の条件式(1)を満足する。 0.3<f/(|R1|+|R2|)<0.9 (1) ここで、R1は正レンズL1の入射側の面の曲率半径で
あり、R2は負レンズL2の射出側の面の曲率半径であ
り、fは接眼レンズ全系の焦点距離である。
本発明においては、以下の条件式(1)を満足する。 0.3<f/(|R1|+|R2|)<0.9 (1) ここで、R1は正レンズL1の入射側の面の曲率半径で
あり、R2は負レンズL2の射出側の面の曲率半径であ
り、fは接眼レンズ全系の焦点距離である。
【0014】条件式(1)は、第2レンズ群G2および
第3レンズ群G3で発生する歪曲収差を第1レンズ群G
1で補償するとともにペッツバール和を小さくして像面
湾曲収差および非点収差を良好に補正するための条件式
である。条件式(1)の下限値を下回ると、歪曲収差を
良好に補正することができなくなり、且つペッツバール
和を小さくすることができなくなってしまう。一方、条
件式(1)の上限値を上回ると、非点収差および瞳の球
面収差の良好な補正が困難になってしまう。なお、他収
差とのバランスをさらに良好に実現するには、条件式
(1)の下限値を0.38とし、上限値を0.78とす
ることが好ましい。
第3レンズ群G3で発生する歪曲収差を第1レンズ群G
1で補償するとともにペッツバール和を小さくして像面
湾曲収差および非点収差を良好に補正するための条件式
である。条件式(1)の下限値を下回ると、歪曲収差を
良好に補正することができなくなり、且つペッツバール
和を小さくすることができなくなってしまう。一方、条
件式(1)の上限値を上回ると、非点収差および瞳の球
面収差の良好な補正が困難になってしまう。なお、他収
差とのバランスをさらに良好に実現するには、条件式
(1)の下限値を0.38とし、上限値を0.78とす
ることが好ましい。
【0015】また、本発明においては、歪曲収差の補正
と色収差の補正とをバランス良く実現するために、第1
レンズ群G1が正レンズL1と負レンズL2との接合レ
ンズからなり、第3レンズ群G3が正レンズと負レンズ
との接合レンズを含むことが好ましい。
と色収差の補正とをバランス良く実現するために、第1
レンズ群G1が正レンズL1と負レンズL2との接合レ
ンズからなり、第3レンズ群G3が正レンズと負レンズ
との接合レンズを含むことが好ましい。
【0016】また、本発明においては、以下の条件式
(2)〜(4)を満足することが望ましい。 0.1<n1−n2 (2) |ν1−ν2|<10 (3) 0.25<f/(|f1|+|f2|)<0.8 (4) ここで、n1は正レンズL1のd線に対する屈折率であ
り、ν1は正レンズL1のアッベ数であり、f1は正レ
ンズL1の焦点距離である。また、n2は負レンズL2
のd線に対する屈折率であり、ν2は負レンズL2のア
ッベ数であり、f2は負レンズL2の焦点距離である。
(2)〜(4)を満足することが望ましい。 0.1<n1−n2 (2) |ν1−ν2|<10 (3) 0.25<f/(|f1|+|f2|)<0.8 (4) ここで、n1は正レンズL1のd線に対する屈折率であ
り、ν1は正レンズL1のアッベ数であり、f1は正レ
ンズL1の焦点距離である。また、n2は負レンズL2
のd線に対する屈折率であり、ν2は負レンズL2のア
ッベ数であり、f2は負レンズL2の焦点距離である。
【0017】条件式(2)は、ペッツバール和を小さく
するための条件式であり、正レンズL1と負レンズL2
との屈折率差について適切な範囲を規定している。条件
式(2)の下限値を下回ると、像面湾曲収差および非点
収差の良好な補正が困難となるので好ましくない。な
お、像面湾曲収差および非点収差をさらに良好に補正す
るには、条件式(2)の下限値を0.18とすることが
好ましい。
するための条件式であり、正レンズL1と負レンズL2
との屈折率差について適切な範囲を規定している。条件
式(2)の下限値を下回ると、像面湾曲収差および非点
収差の良好な補正が困難となるので好ましくない。な
お、像面湾曲収差および非点収差をさらに良好に補正す
るには、条件式(2)の下限値を0.18とすることが
好ましい。
【0018】条件式(3)は、中間像の形成位置におけ
る倍率色収差の良好な補正のための条件式である。条件
式(3)の上限値を上回ると、中間像の形成位置におい
て倍率色収差が大きく発生し、観察時に視野絞り(視野
環)の縁に色がついて見えるので好ましくない。また、
最近では、中間像の形成位置にスケールのついたマスク
等を挿入して観察することが増えているが、中間像の形
成位置において倍率色収差が大きく発生していると、ス
ケール等に色がついて見づらくなってしまう。なお、中
間像の形成位置における倍率色収差をさらに良好に補正
するには、条件式(3)の上限値を7.8とすることが
好ましい。
る倍率色収差の良好な補正のための条件式である。条件
式(3)の上限値を上回ると、中間像の形成位置におい
て倍率色収差が大きく発生し、観察時に視野絞り(視野
環)の縁に色がついて見えるので好ましくない。また、
最近では、中間像の形成位置にスケールのついたマスク
等を挿入して観察することが増えているが、中間像の形
成位置において倍率色収差が大きく発生していると、ス
ケール等に色がついて見づらくなってしまう。なお、中
間像の形成位置における倍率色収差をさらに良好に補正
するには、条件式(3)の上限値を7.8とすることが
好ましい。
【0019】条件式(4)は、歪曲収差および瞳の球面
収差を良好に補正するとともにペッツバール和を小さく
して像面湾曲収差および非点収差を良好に補正するため
の条件式である。条件式(4)の下限値を下回ると、歪
曲収差を良好に補正することができなくなり、且つペッ
ツバール和を小さくすることができなくなるので好まし
くない。一方、条件式(4)の上限値を上回ると、非点
収差および瞳の球面収差の良好な補正が困難となるので
好ましくない。なお、他収差とのバランスをさらに良好
に実現するには、条件式(4)の下限値を0.38と
し、上限値を0.65とすることが好ましい。
収差を良好に補正するとともにペッツバール和を小さく
して像面湾曲収差および非点収差を良好に補正するため
の条件式である。条件式(4)の下限値を下回ると、歪
曲収差を良好に補正することができなくなり、且つペッ
ツバール和を小さくすることができなくなるので好まし
くない。一方、条件式(4)の上限値を上回ると、非点
収差および瞳の球面収差の良好な補正が困難となるので
好ましくない。なお、他収差とのバランスをさらに良好
に実現するには、条件式(4)の下限値を0.38と
し、上限値を0.65とすることが好ましい。
【0020】また、本発明において、実用的な大きさ
で、製造し易く且つコストの低い光学系を得るには、第
3レンズ群G3が、入射側から順に、射出側に凸面を向
けた正レンズL4と、正レンズL5と、入射側に凸面を
向けた正レンズL6と負レンズL7との接合レンズとか
ら構成されていることが好ましい。また、第2レンズ群
G2も、入射側に凹面を向けた負レンズL3のみから構
成されていることが好ましい。
で、製造し易く且つコストの低い光学系を得るには、第
3レンズ群G3が、入射側から順に、射出側に凸面を向
けた正レンズL4と、正レンズL5と、入射側に凸面を
向けた正レンズL6と負レンズL7との接合レンズとか
ら構成されていることが好ましい。また、第2レンズ群
G2も、入射側に凹面を向けた負レンズL3のみから構
成されていることが好ましい。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を、添付図面に基づい
て説明する。本発明の接眼レンズは、各実施例におい
て、入射側から順に、入射側に凸面を向けた正レンズL
1と射出側に凹面を向けた負レンズL2とからなる第1
レンズ群G1と、入射側に凹面を向けた負レンズL3か
らなる第2レンズ群G2と、複数の正レンズを含む第3
レンズ群G3とを備え、第1レンズ群G1と第2レンズ
群G2との間の光路中に対物レンズによる中間像が形成
される。
て説明する。本発明の接眼レンズは、各実施例におい
て、入射側から順に、入射側に凸面を向けた正レンズL
1と射出側に凹面を向けた負レンズL2とからなる第1
レンズ群G1と、入射側に凹面を向けた負レンズL3か
らなる第2レンズ群G2と、複数の正レンズを含む第3
レンズ群G3とを備え、第1レンズ群G1と第2レンズ
群G2との間の光路中に対物レンズによる中間像が形成
される。
【0022】〔第1実施例〕図1は、本発明の第1実施
例にかかる接眼レンズのレンズ構成を示す図である。図
1に示す接眼レンズにおいて、第1レンズ群G1は、入
射側(対物レンズ側)から順に、両凸レンズL1と両凹
レンズL2との接合レンズから構成されている。また、
第2レンズ群G2は、両凹レンズL3から構成されてい
る。さらに、第3レンズ群G3は、入射側から順に、両
凸レンズL4、両凸レンズL5、および両凸レンズL6
と両凹レンズL7との接合レンズから構成されている。
なお、図1において、E.P.はアイポイント(瞳位置)を
示している。
例にかかる接眼レンズのレンズ構成を示す図である。図
1に示す接眼レンズにおいて、第1レンズ群G1は、入
射側(対物レンズ側)から順に、両凸レンズL1と両凹
レンズL2との接合レンズから構成されている。また、
第2レンズ群G2は、両凹レンズL3から構成されてい
る。さらに、第3レンズ群G3は、入射側から順に、両
凸レンズL4、両凸レンズL5、および両凸レンズL6
と両凹レンズL7との接合レンズから構成されている。
なお、図1において、E.P.はアイポイント(瞳位置)を
示している。
【0023】次の表(1)に、本発明の第1実施例の諸
元の値を掲げる。表(1)において、左端の数字は入射
側からの各レンズ面の順序を、rは各レンズ面の曲率半
径を、dは各レンズ面の間隔を、nおよびνはそれぞれ
d線(λ=587.6nm)に対する屈折率およびアッ
ベ数を示している。
元の値を掲げる。表(1)において、左端の数字は入射
側からの各レンズ面の順序を、rは各レンズ面の曲率半
径を、dは各レンズ面の間隔を、nおよびνはそれぞれ
d線(λ=587.6nm)に対する屈折率およびアッ
ベ数を示している。
【0024】
【表1】 (条件式対応値) f=25 |R1|=28.17 |R2|=14.4 n1=1.84042 n2=1.53172 ν1=43.3 ν2=49 |f1|=27.7 |f2|=24.2 (1)f/(|R1|+|R2|)=0.587 (2)n1−n2 =0.309 (3)|ν1−ν2| =5.70 (4)f/(|f1|+|f2|)=0.482
【0025】第1実施例において、ぺッツバール和は
0.0127であり、視野数は25(見かけ視界53.
6°)である。また、入射瞳位置が入射側に向かって無
限遠のときのアイレリーフは19.0mmであり、入射
瞳位置が両凸レンズL1の入射側の面から350mmだ
け入射側の位置にあるときのアイレリーフは20.8m
mである。さらに、対物レンズによる中間像は、両凸レ
ンズL1の入射側の面からアイポイント側に14.5m
mの位置に形成される。
0.0127であり、視野数は25(見かけ視界53.
6°)である。また、入射瞳位置が入射側に向かって無
限遠のときのアイレリーフは19.0mmであり、入射
瞳位置が両凸レンズL1の入射側の面から350mmだ
け入射側の位置にあるときのアイレリーフは20.8m
mである。さらに、対物レンズによる中間像は、両凸レ
ンズL1の入射側の面からアイポイント側に14.5m
mの位置に形成される。
【0026】図2および図3は、d線(λ=587.6
nm)に対する第1実施例の諸収差図である。図2は入
射瞳位置が入射側に向かって無限遠のときの諸収差図
を、図3は入射瞳位置が両凸レンズL1の入射側の面か
ら350mmだけ入射側の位置にあるときの諸収差図を
それぞれ示している。なお、非点収差、歪曲収差および
コマ収差は瞳側(観察側)から光線追跡したときの物体
像面(中間像の形成位置)における収差であり、瞳の球
面収差は物体像面側から光線追跡したときの瞳位置にお
ける収差である。
nm)に対する第1実施例の諸収差図である。図2は入
射瞳位置が入射側に向かって無限遠のときの諸収差図
を、図3は入射瞳位置が両凸レンズL1の入射側の面か
ら350mmだけ入射側の位置にあるときの諸収差図を
それぞれ示している。なお、非点収差、歪曲収差および
コマ収差は瞳側(観察側)から光線追跡したときの物体
像面(中間像の形成位置)における収差であり、瞳の球
面収差は物体像面側から光線追跡したときの瞳位置にお
ける収差である。
【0027】各収差図において、Yは像高を示してい
る。また、非点収差を示す収差図において、実線はサジ
タル像面を、破線はメリディオナル像面をそれぞれ示し
ている。各収差図から明らかなように、第1実施例で
は、広い視界および長いアイレリーフを確保しながら、
諸収差が視野周辺まで良好に補正されていることがわか
る。
る。また、非点収差を示す収差図において、実線はサジ
タル像面を、破線はメリディオナル像面をそれぞれ示し
ている。各収差図から明らかなように、第1実施例で
は、広い視界および長いアイレリーフを確保しながら、
諸収差が視野周辺まで良好に補正されていることがわか
る。
【0028】〔第2実施例〕図4は、本発明の第2実施
例にかかる接眼レンズのレンズ構成を示す図である。図
4に示す接眼レンズにおいて、第1レンズ群G1は、入
射側(対物レンズ側)から順に、両凸レンズL1と両凹
レンズL2との接合レンズから構成されている。また、
第2レンズ群G2は、両凹レンズL3から構成されてい
る。さらに、第3レンズ群G3は、入射側から順に、両
凸レンズL4、両凸レンズL5、および両凸レンズL6
と両凹レンズL7との接合レンズから構成されている。
なお、図4において、E.P.はアイポイント(瞳位置)を
示している。
例にかかる接眼レンズのレンズ構成を示す図である。図
4に示す接眼レンズにおいて、第1レンズ群G1は、入
射側(対物レンズ側)から順に、両凸レンズL1と両凹
レンズL2との接合レンズから構成されている。また、
第2レンズ群G2は、両凹レンズL3から構成されてい
る。さらに、第3レンズ群G3は、入射側から順に、両
凸レンズL4、両凸レンズL5、および両凸レンズL6
と両凹レンズL7との接合レンズから構成されている。
なお、図4において、E.P.はアイポイント(瞳位置)を
示している。
【0029】次の表(2)に、本発明の第2実施例の諸
元の値を掲げる。表(2)において、左端の数字は入射
側からの各レンズ面の順序を、rは各レンズ面の曲率半
径を、dは各レンズ面の間隔を、nおよびνはそれぞれ
d線(λ=587.6nm)に対する屈折率およびアッ
ベ数を示している。
元の値を掲げる。表(2)において、左端の数字は入射
側からの各レンズ面の順序を、rは各レンズ面の曲率半
径を、dは各レンズ面の間隔を、nおよびνはそれぞれ
d線(λ=587.6nm)に対する屈折率およびアッ
ベ数を示している。
【0030】
【表2】 (条件式対応値) f=25 |R1|=29.91 |R2|=15.12 n1=1.79631 n2=1.54814 ν1=40.9 ν2=45.9 |f1|=29.6 |f2|=23.8 (1)f/(|R1|+|R2|)=0.555 (2)n1−n2 =0.248 (3)|ν1−ν2| =5.00 (4)f/(|f1|+|f2|)=0.468
【0031】第2実施例において、ぺッツバール和は
0.0129であり、視野数は25(見かけ視界53.
6°)である。また、入射瞳位置が入射側に向かって無
限遠のときのアイレリーフは19.0mmであり、入射
瞳位置が両凸レンズL1の入射側の面から350mmだ
け入射側の位置にあるときのアイレリーフは20.8m
mである。さらに、対物レンズによる中間像は、両凸レ
ンズL1の入射側の面からアイポイント側に18.9m
mの位置に形成される。
0.0129であり、視野数は25(見かけ視界53.
6°)である。また、入射瞳位置が入射側に向かって無
限遠のときのアイレリーフは19.0mmであり、入射
瞳位置が両凸レンズL1の入射側の面から350mmだ
け入射側の位置にあるときのアイレリーフは20.8m
mである。さらに、対物レンズによる中間像は、両凸レ
ンズL1の入射側の面からアイポイント側に18.9m
mの位置に形成される。
【0032】図5および図6は、d線(λ=587.6
nm)に対する第2実施例の諸収差図である。図5は入
射瞳位置が入射側に向かって無限遠のときの諸収差図
を、図6は入射瞳位置が両凸レンズL1の入射側の面か
ら350mmだけ入射側の位置にあるときの諸収差図を
それぞれ示している。なお、非点収差、歪曲収差および
コマ収差は瞳側(観察側)から光線追跡したときの物体
像面(中間像の形成位置)における収差であり、瞳の球
面収差は物体像面側から光線追跡したときの瞳位置にお
ける収差である。
nm)に対する第2実施例の諸収差図である。図5は入
射瞳位置が入射側に向かって無限遠のときの諸収差図
を、図6は入射瞳位置が両凸レンズL1の入射側の面か
ら350mmだけ入射側の位置にあるときの諸収差図を
それぞれ示している。なお、非点収差、歪曲収差および
コマ収差は瞳側(観察側)から光線追跡したときの物体
像面(中間像の形成位置)における収差であり、瞳の球
面収差は物体像面側から光線追跡したときの瞳位置にお
ける収差である。
【0033】各収差図において、Yは像高を示してい
る。また、非点収差を示す収差図において、実線はサジ
タル像面を、破線はメリディオナル像面をそれぞれ示し
ている。各収差図から明らかなように、第2実施例で
は、広い視界および長いアイレリーフを確保しながら、
諸収差が視野周辺まで良好に補正されていることがわか
る。
る。また、非点収差を示す収差図において、実線はサジ
タル像面を、破線はメリディオナル像面をそれぞれ示し
ている。各収差図から明らかなように、第2実施例で
は、広い視界および長いアイレリーフを確保しながら、
諸収差が視野周辺まで良好に補正されていることがわか
る。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
見かけ視界およびアイレリーフがともに大きく、歪曲収
差や非点収差や像面湾曲収差やコマ収差のような接眼レ
ンズの本来の収差と瞳の収差とがともに良好に補正され
た広視野な接眼レンズを実現することができる。
見かけ視界およびアイレリーフがともに大きく、歪曲収
差や非点収差や像面湾曲収差やコマ収差のような接眼レ
ンズの本来の収差と瞳の収差とがともに良好に補正され
た広視野な接眼レンズを実現することができる。
【図1】本発明の第1実施例にかかる接眼レンズのレン
ズ構成を示す図である。
ズ構成を示す図である。
【図2】第1実施例において入射瞳位置が入射側に向か
って無限遠のときの諸収差図である。
って無限遠のときの諸収差図である。
【図3】第1実施例において入射瞳位置が両凸レンズL
1の入射側の面から350mmだけ入射側の位置にある
ときの諸収差図である。
1の入射側の面から350mmだけ入射側の位置にある
ときの諸収差図である。
【図4】本発明の第2実施例にかかる接眼レンズのレン
ズ構成を示す図である。
ズ構成を示す図である。
【図5】第2実施例において入射瞳位置が入射側に向か
って無限遠のときの諸収差図である。
って無限遠のときの諸収差図である。
【図6】第2実施例において入射瞳位置が両凸レンズL
1の入射側の面から350mmだけ入射側の位置にある
ときの諸収差図である。
1の入射側の面から350mmだけ入射側の位置にある
ときの諸収差図である。
G1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群 G3 第3レンズ群 Li 各レンズ成分 E.P. アイポイント
Claims (5)
- 【請求項1】 入射側から順に、入射側に凸面を向けた
正レンズL1と射出側に凹面を向けた負レンズL2とを
含む第1レンズ群G1と、入射側に凹面を向けた負レン
ズL3を含む第2レンズ群G2と、複数の正レンズを含
む第3レンズ群G3とを備え、 前記第1レンズ群G1と前記第2レンズ群G2との間の
光路中に対物レンズによる中間像が形成され、 前記正レンズL1の入射側の面の曲率半径をR1とし、
前記負レンズL2の射出側の面の曲率半径をR2とし、
接眼レンズ全系の焦点距離をfとするとき、 0.3<f/(|R1|+|R2|)<0.9 の条件を満足することを特徴とする接眼レンズ。 - 【請求項2】 前記第1レンズ群G1は、前記正レンズ
L1と前記負レンズL2との接合レンズからなり、 前記第3レンズ群G3は、正レンズと負レンズとの接合
レンズを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の
接眼レンズ。 - 【請求項3】 前記正レンズL1のd線に対する屈折率
をn1とし、前記正レンズL1のアッベ数をν1とし、
前記正レンズL1の焦点距離をf1とし、前記負レンズ
L2のd線に対する屈折率をn2とし、前記負レンズL
2のアッベ数をν2とし、前記負レンズL2の焦点距離
をf2とするとき、 0.1<n1−n2 |ν1−ν2|<10 0.25<f/(|f1|+|f2|)<0.8 の条件を満足することを特徴とする請求項1または2に
記載の接眼レンズ。 - 【請求項4】 前記第3レンズ群G3は、入射側から順
に、射出側に凸面を向けた正レンズL4と、正レンズL
5と、入射側に凸面を向けた正レンズL6と負レンズL
7との接合レンズとから構成されていることを特徴とす
る請求項1乃至3のいずれか1項に記載の接眼レンズ。 - 【請求項5】 前記第2レンズ群G2は、入射側に凹面
を向けた負レンズL3のみから構成されていることを特
徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の接眼レ
ンズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9272020A JPH1195130A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | 接眼レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9272020A JPH1195130A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | 接眼レンズ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1195130A true JPH1195130A (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=17508020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9272020A Pending JPH1195130A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | 接眼レンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1195130A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102200629A (zh) * | 2011-05-26 | 2011-09-28 | 桂林电子科技大学 | 一种100×无CaF2平场复消色差金相显微物镜 |
WO2011132689A1 (ja) * | 2010-04-21 | 2011-10-27 | 株式会社ニコンビジョン | 接眼レンズ及びこの接眼レンズを備える光学機器 |
CN108227148A (zh) * | 2018-01-19 | 2018-06-29 | 瑞声科技(新加坡)有限公司 | 摄像光学镜头 |
CN112285903A (zh) * | 2020-12-31 | 2021-01-29 | 常州市瑞泰光电有限公司 | 摄像光学镜头 |
CN114114668A (zh) * | 2021-12-02 | 2022-03-01 | 湖北久之洋红外***股份有限公司 | 适配大靶面的大出瞳直径目镜*** |
CN114296224A (zh) * | 2022-03-09 | 2022-04-08 | 江西联益光学有限公司 | 光学镜头 |
-
1997
- 1997-09-18 JP JP9272020A patent/JPH1195130A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011132689A1 (ja) * | 2010-04-21 | 2011-10-27 | 株式会社ニコンビジョン | 接眼レンズ及びこの接眼レンズを備える光学機器 |
JP2011227318A (ja) * | 2010-04-21 | 2011-11-10 | Nikon Vision Co Ltd | 接眼レンズ及びこの接眼レンズを備える光学機器 |
CN102859413A (zh) * | 2010-04-21 | 2013-01-02 | 株式会社尼康美景 | 目镜及具备该目镜的光学设备 |
US8503089B2 (en) | 2010-04-21 | 2013-08-06 | Nikon Vision Co., Ltd. | Ocular lens and optical apparatus including ocular lens |
CN102200629A (zh) * | 2011-05-26 | 2011-09-28 | 桂林电子科技大学 | 一种100×无CaF2平场复消色差金相显微物镜 |
CN108227148A (zh) * | 2018-01-19 | 2018-06-29 | 瑞声科技(新加坡)有限公司 | 摄像光学镜头 |
CN112285903A (zh) * | 2020-12-31 | 2021-01-29 | 常州市瑞泰光电有限公司 | 摄像光学镜头 |
CN112285903B (zh) * | 2020-12-31 | 2021-03-19 | 常州市瑞泰光电有限公司 | 摄像光学镜头 |
CN114114668A (zh) * | 2021-12-02 | 2022-03-01 | 湖北久之洋红外***股份有限公司 | 适配大靶面的大出瞳直径目镜*** |
CN114296224A (zh) * | 2022-03-09 | 2022-04-08 | 江西联益光学有限公司 | 光学镜头 |
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