JP4915990B2 - 接眼レンズ - Google Patents

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Description

本発明は、望遠鏡や双眼鏡あるいは顕微鏡等に用いられる接眼レンズに関する。
望遠鏡や双眼鏡あるいは顕微鏡等には、対物レンズにより形成された像をさらに拡大して観察するために接眼レンズが使用されている。これらの接眼レンズでは、広い画角にわたって各収差が良好に補正されていることはいうまでもなく、快適な観察を行うために十分な長さのアイレリーフ(接眼レンズにおける最も観察者側のレンズ面とアイポイントとの軸上間隔)が要求される。
一般的な接眼レンズでは、アイレリーフとしてレンズ全系の焦点距離の80%程度しか確保することができないので、焦点距離の短い接眼レンズでは十分なアイレリーフを得ることができない。また、見掛け視野を一定の大きさに保ったままアイレリーフを大きくすれば、観察者側のレンズ系における口径の増大を招く。その結果、視野周辺光線の収差、特に非点収差および歪曲収差が急激に悪化することも良く知られている。
そこで、物体側から順に、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群と、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群とを配置し、その間に視野絞り(第2レンズ群の物体側焦点面)を有する構成の接眼レンズ(例えば、特許文献1を参照)が知られている。このような構成の接眼レンズでは、物体側に負の屈折力を有する(第1)レンズ群を配置することによりアイレリーフを長く確保している。しかも、負の屈折力の強い(第1)レンズ群を有することにより、ペッツバール和を小さくすることができ、像面湾曲収差等を良好に補正することが可能になる。
特許第3518704号公報
しかしながら、上述のような接眼レンズに対し、各収差が良好に補正されつつ、画角(すなわち、見掛け視野)をさらに広げる要望があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、画角(視野)が広く、さらに広い画角にわたって各収差が良好に補正された接眼レンズを提供することを目的とする。
このような目的達成のため、本発明に係る接眼レンズは、物体側から順に、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群と、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群とを備え、第2レンズ群の物体側焦点面が第1レンズ群と第2レンズ群との間に位置するように構成され、第2レンズ群は、物体側に凹面を向けた第1の負レンズと観察者側に凸面を向けた第1の正レンズとを貼り合わせて形成され全体として正の屈折力を有する第1の貼り合わせレンズと、第2の正レンズと第2の負レンズとを貼り合わせて形成され全体として正の屈折力を有する第2の貼り合わせレンズと、物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する単レンズとを有し、第1の貼り合わせレンズ、第2の貼り合わせレンズ、および単レンズが物体側から観察者側へこの順で配設されるように構成されており、レンズ系全体の焦点距離をfとし、第1レンズ群の焦点距離をf1とし、第2レンズ群の焦点距離をf2とし、第1レンズ群と第2レンズ群との間の空気間隔をDとし、第1の貼り合わせレンズにおいて最も観察者側に近い面の曲率半径をR6としたとき、次の条件式(1)〜(4)で表される条件をそれぞれ満足している。
−4.5≦f1/f≦−1.1 …(1)
0.3≦D/f≦2.5 …(2)
−4.0≦f1/f2≦−1.3 …(3)
0.7≦|R6/f2|≦2.8 …(4)
そして、本発明は、第1の貼り合わせレンズの焦点距離をf21とし、第1の貼り合わせレンズにおける第1の正レンズと第1の負レンズとの貼り合わせ面の曲率半径をR5としたとき、次の条件式(5)で表される条件を満足する
0.5≦|R5/f21| …(5)
さらに、上述の発明において、第1レンズ群は、第3の正レンズと第3の負レンズとを貼り合わせて形成された第3の貼り合わせレンズから構成されることが好ましい。
本発明によれば、画角(視野)が広く、さらに広い画角にわたって各収差が良好に補正された接眼レンズを得ることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図を参照しながら説明する。図1、図3、図5、図7、および図9は、それぞれ第1〜第5実施形態に対応する双眼鏡用接眼レンズELの構成図である。図1に示す第1実施形態の接眼レンズELは、物体側から順に同軸上に並んだ、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群G2とを備え、第2レンズ群G2の物体側焦点面FSが第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間に位置するように構成される。
第1レンズ群G1は、負レンズである第1レンズ成分L11(第3の負レンズ)と正レンズである第2レンズ成分L12(第3の正レンズ)とを貼り合わせて形成された第1貼り合わせレンズL1(第3の貼り合わせレンズ)から構成される。なお、第1貼り合わせレンズL1において、第1レンズ成分L11が物体側に位置するとともに、第2レンズ成分L12が観察者側(アイポイントEP側)に位置するようになっている。
第2レンズ群は、第2貼り合わせレンズL2(第1の貼り合わせレンズ)と、第3貼り合わせレンズL3(第2の貼り合わせレンズ)と、単レンズL4とを有して構成され、物体側から観察者側(アイポイントEP側)へこの順で同軸上に配設されるようになっている。なお、単レンズL4は、物体側に凸面を向けて配置され、正の屈折力を有している。第2貼り合わせレンズL2(第1の貼り合わせレンズ)は、物体側に凹面を向けた負レンズである第3レンズ成分L21(第1の負レンズ)と、観察者側に凸面を向けた正レンズである第4レンズ成分L22(第1の正レンズ)とを貼り合わせて形成され、全体として正の屈折力を有している。なお、第2貼り合わせレンズL2において、第3レンズ成分L21が物体側に位置するとともに、第4レンズ成分L22が観察者側(アイポイントEP側)に位置するようになっている。
第3貼り合わせレンズL3(第2の貼り合わせレンズ)は、正レンズである第5レンズ成分L31(第2の正レンズ)と、負レンズである第6レンズ成分L32(第2の負レンズ)とを貼り合わせて形成され、全体として正の屈折力を有している。なお、第3貼り合わせレンズL3において、第5レンズ成分L31が物体側に位置するとともに、第6レンズ成分L32が観察者側(アイポイントEP側)に位置するようになっている。
図3に示す第2実施形態の接眼レンズELは、第1実施形態と同様に、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群G2とを備えて構成される。第1レンズ群G1は、第1実施形態と同様に、負レンズである第1レンズ成分L11(第3の負レンズ)と正レンズである第2レンズ成分L12(第3の正レンズ)とを貼り合わせて形成された第1貼り合わせレンズL1(第3の貼り合わせレンズ)から構成される。第2レンズ群は、第1実施形態と同様に、第2貼り合わせレンズL2(第1の貼り合わせレンズ)と、第3貼り合わせレンズL3(第2の貼り合わせレンズ)と、単レンズL4とを有して構成される。
また、第1実施形態と同様に、第2貼り合わせレンズL2(第1の貼り合わせレンズ)は、物体側に凹面を向けた負レンズである第3レンズ成分L21(第1の負レンズ)と、観察者側に凸面を向けた正レンズである第4レンズ成分L22(第1の正レンズ)とを貼り合わせて形成され、第3貼り合わせレンズL3(第2の貼り合わせレンズ)は、正レンズである第5レンズ成分L31(第2の正レンズ)と、負レンズである第6レンズ成分L32(第2の負レンズ)とを貼り合わせて形成される。このように、第2実施形態の接眼レンズELは、第1実施形態の接眼レンズELと同様の構成であり、各部に第1実施形態の場合と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図5に示す第3実施形態の接眼レンズELは、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群G2とを備えて構成される。第1レンズ群G1は、正レンズである第1レンズ成分L11(第3の正レンズ)と負レンズである第2レンズ成分L12(第3の負レンズ)とを貼り合わせて形成された第1貼り合わせレンズL1(第3の貼り合わせレンズ)から構成される。第2レンズ群は、第1実施形態と同様に、第2貼り合わせレンズL2(第1の貼り合わせレンズ)と、第3貼り合わせレンズL3(第2の貼り合わせレンズ)と、単レンズL4とを有して構成される。
また、第1実施形態と同様に、第2貼り合わせレンズL2(第1の貼り合わせレンズ)は、物体側に凹面を向けた負レンズである第3レンズ成分L21(第1の負レンズ)と、観察者側に凸面を向けた正レンズである第4レンズ成分L22(第1の正レンズ)とを貼り合わせて形成され、第3貼り合わせレンズL3(第2の貼り合わせレンズ)は、正レンズである第5レンズ成分L31(第2の正レンズ)と、負レンズである第6レンズ成分L32(第2の負レンズ)とを貼り合わせて形成される。このように、第3実施形態の接眼レンズELは、第1貼り合わせレンズL1の構成が若干異なるだけで第1実施形態の接眼レンズELと同様の構成であり、各部に第1実施形態の場合と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図7に示す第4実施形態の接眼レンズELは、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群G2とを備えて構成される。第1レンズ群G1は、第1実施形態と同様に、負レンズである第1レンズ成分L11(第3の負レンズ)と正レンズである第2レンズ成分L12(第3の正レンズ)とを貼り合わせて形成された第1貼り合わせレンズL1(第3の貼り合わせレンズ)から構成される。第2レンズ群は、第1実施形態と同様に、第2貼り合わせレンズL2(第1の貼り合わせレンズ)と、第3貼り合わせレンズL3(第2の貼り合わせレンズ)と、単レンズL4とを有して構成される。また、第1実施形態と同様に、第2貼り合わせレンズL2(第1の貼り合わせレンズ)は、物体側に凹面を向けた負レンズである第3レンズ成分L21(第1の負レンズ)と、観察者側に凸面を向けた正レンズである第4レンズ成分L22(第1の正レンズ)とを貼り合わせて形成される。
なお、第3貼り合わせレンズL3(第2の貼り合わせレンズ)は、負レンズである第5レンズ成分L31(第2の負レンズ)と、正レンズである第6レンズ成分L32(第2の正レンズ)とを貼り合わせて形成され、全体として正の屈折力を有している。また、第3貼り合わせレンズL3において、第5レンズ成分L31が物体側に位置するとともに、第6レンズ成分L32が観察者側に位置するようになっている。このように、第4実施形態の接眼レンズELは、第3貼り合わせレンズL3の構成が若干異なるだけで第1実施形態の接眼レンズELと同様の構成であるため、各部に第1実施形態の場合と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図9に示す第5実施形態の接眼レンズELは、第1実施形態と同様に、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群G2とを備えて構成される。第1レンズ群G1は、第1実施形態と同様に、負レンズである第1レンズ成分L11(第3の負レンズ)と正レンズである第2レンズ成分L12(第3の正レンズ)とを貼り合わせて形成された第1貼り合わせレンズL1(第3の貼り合わせレンズ)から構成される。第2レンズ群は、第1実施形態と同様に、第2貼り合わせレンズL2(第1の貼り合わせレンズ)と、第3貼り合わせレンズL3(第2の貼り合わせレンズ)と、単レンズL4とを有して構成される。
また、第1実施形態と同様に、第2貼り合わせレンズL2(第1の貼り合わせレンズ)は、物体側に凹面を向けた負レンズである第3レンズ成分L21(第1の負レンズ)と、観察者側に凸面を向けた正レンズである第4レンズ成分L22(第1の正レンズ)とを貼り合わせて形成され、第3貼り合わせレンズL3(第2の貼り合わせレンズ)は、正レンズである第5レンズ成分L31(第2の正レンズ)と、負レンズである第6レンズ成分L32(第2の負レンズ)とを貼り合わせて形成される。このように、第5実施形態の接眼レンズELは、第1実施形態の接眼レンズELと同様の構成であり、各部に第1実施形態の場合と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
第1〜第5実施形態の接眼レンズELにおいて、各レンズ群の関係について述べる。ここで、レンズ系全体の焦点距離をfとし、第1レンズ群G1の焦点距離をf1とし、第2レンズ群G2の焦点距離をf2とし、第2貼り合わせレンズL2(第1の貼り合わせレンズ)の焦点距離をf21とする。また、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間の(軸上)空気間隔をDとし、第2貼り合わせレンズL2における第3レンズ成分L21と第4レンズ成分L22との貼り合わせ面5の曲率半径をR5とし、第2貼り合わせレンズL2において最も観察者側に近い面6の曲率半径をR6とする。
まず、第1レンズ群G1の焦点距離f1を一定に保ったまま第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間の(軸上)空気間隔Dを大きくすると、合成焦点距離の式より第2レンズ群G2の焦点距離f2が大きくなるので、アイレリーフおよびペッツバール和について有利に働く。しかしながら、この場合、第1レンズ群G1の負の屈折力に比べ第2レンズ群G2の正の屈折力が弱くなるので、負レンズによる収差が増大し、第2レンズ群G2では補正が困難となる。また、(軸上)空気間隔Dが大きくなるほど接眼レンズELの全長が大きくなり、また第2レンズ群G2のレンズ径の急激な増大を招いてしまう。一方、第2レンズ群G2の焦点距離f2を一定に保ったまま(軸上)空気間隔Dを大きくすると、合成焦点距離の式より第1レンズ群G1の焦点距離f1が大きくなるので、ペッツバール和が増大して像面湾曲収差等の補正が困難になってしまう。そこで、各実施形態では、次の条件式(1)〜(5)で表される条件をそれぞれ満足している。
−4.5≦f1/f≦−1.1 …(1)
0.3≦D/f≦2.5 …(2)
−4.0≦f1/f2≦−1.3 …(3)
0.7≦|R6/f2|≦2.8 …(4)
0.5≦|R5/f21| …(5)
条件式(1)は、第1レンズ群G1の焦点距離f1と接眼レンズEL全体の焦点距離fとの比率を規定するものである。f1/fが条件式(1)の下限値を下回ると、f1の絶対値が増大して接眼レンズELにおけるペッツバール和が正方向に増大するため、像面湾曲収差や非点収差の補正が充分に行えなくなってしまう。一方、f1/fが条件式(1)の上限値を上回ると、f1の絶対値が小さくなって負の屈折力が増大し、第1レンズ群G1の発散作用が強くなり過ぎて、第2レンズ群G2のレンズ径の増大を招き好ましくない。また、負の屈折力が増大することにより、球面収差の高次域での広がりやコマ収差の増大を招く。なお、条件式(1)の下限値を−4.0とし上限値を−1.5とすれば、さらに好ましくは、条件式(1)の下限値を−3.8とし上限値を−1.7とすれば、より良好な結果が得られる。
条件式(2)は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間の(軸上)空気間隔Dを規定するものである。D/fが条件式(2)の範囲を外れると、第1レンズ群G1で発生する諸収差を第2レンズ群G2で補正するためのバランスが崩れ、良好な収差補正が困難となる。さらには、D/fが条件式(2)の下限値を下回ると、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間の(軸上)空気間隔Dが狭くなり各レンズ群が像面に近づくので、レンズ面の傷やゴミが観察像とともに見えてしまい好ましくない。一方、D/fが条件式(2)の上限値を上回ると、接眼レンズELの全長が大きくなるとともに、第2レンズ群G2のレンズ径の増大を招き、コンパクト性が失われるので好ましくない。なお、条件式(2)の下限値を0.4とし上限値を1.5とすれば、さらに好ましくは、条件式(2)の下限値を0.6とし上限値を1.1とすれば、より良好な結果が得られる。
条件式(3)は、第1レンズ群G1の焦点距離f1と第2レンズ群G2の焦点距離f2との比率を規定するものである。f1/f2が条件式(3)の下限値を下回ると、f1の絶対値が増大してペッツバール和が正方向に増大するため像面湾曲収差等の補正が困難になるので、好ましくない。一方、f1/f2が条件式(3)の上限値を上回ると、f1の絶対値が小さくなって負の屈折力が増大し、第1レンズ群G1での屈折力負担が大きくなる。その結果、第1レンズ群G1で発生する収差が大きすぎて、第2レンズ群G2での収差補正がもはや困難になってしまう。
ここで、第1レンズ群G1の焦点距離f1および第2レンズ群G2の焦点距離f2が十分大きな値となるような屈折力(パワー)配分にすれば、第1レンズ群G1の負担が小さいように思われる。しかしながら、この場合、(軸上)空気間隔Dが急激に増大して、コンパクト性が失われるので好ましくない。なお、条件式(3)の下限値を−3.8とし上限値を−1.5とすれば、さらに好ましくは、条件式(3)の下限値を−3.4とし上限値を−1.8とすれば、より好ましい結果が得られる。
条件式(4)は、第2貼り合わせレンズL2において最も観察者側に近い面6の曲率半径R6と、第2レンズ群G2の焦点距離f2との比率を規定するものである。|R6/f2|が条件式(4)の下限値を下回ると、像面湾曲収差が補正不足となる。また、曲率半径R6が小さくなり、この面での屈折力が大きくなるためアイレリーフが短くなってしまう。一方、|R6/f2|が条件式(4)の上限値を上回ると、像面湾曲収差が補正過剰となってしまう。なお、条件式(4)の下限値を0.8とし上限値を2.2とすれば、さらに好ましくは、条件式(4)の下限値を0.9とし上限値を1.8とすれば、より好ましい結果が得られる。
条件式(5)は、第2貼り合わせレンズL2における貼り合わせ面5の曲率半径R5と、第2貼り合わせレンズL2の焦点距離f21との比を規定するものである。|R5/f21|が条件式(5)の下限値を下回ると、曲率半径R5が小さくなって貼り合わせ面5での発散作用が強くなりすぎてしまい、以降のレンズ径の増大を招くほか、視野周辺部での倍率色収差の良好な補正が困難となる。なお、条件式(5)の下限値を0.6とし上限値を20とすれば、さらに好ましくは、条件式(5)の下限値を0.7とし上限値を10とすれば、より好ましい結果が得られる。
通常、見掛け視野が広くなると視野全域にわたって倍率色収差を補正することが困難になってくる。また、波長によるアイレリーフの差や、視野絞りにおける視野境界部の色づきも、画角の広角化に伴い補正が困難になってくる。これらを良好に補正するため、各実施形態では、第1レンズ群G1に貼り合わせレンズを採用するとともに、第2レンズ群G2にも2つの貼り合わせレンズを採用している。こうすることにより、これらの色収差を広い画角にわたり良好に補正することが可能となる。また、レンズを貼り合わせることにより、レンズにおいて空気と接する面を減らすことができ、レンズ境界面での反射による透過率の減少を抑えることにも有効となる。
なお、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間に第2レンズ群G2の物体側焦点面FSを配置することにより、視野絞りを(第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間に)適切に配置することができる。例えば、物体側焦点面FSが第1レンズ群G1より物体側に位置すると、コンパクト化のため第1レンズ群G1と第2レンズ群G2とを接近させる必要がある。そうすると、第1レンズ群G1の焦点距離(絶対値)を小さくする必要があり、像面が近くなって視野絞りを第1レンズ群G1に接近させる必要があることから、視野絞りを適切に配置できない。さらに、像面が第1レンズ群G1に近づき過ぎると、レンズ面の傷やゴミが観察像とともに見えてしまい好ましくない。
以下、本発明に係る接眼レンズの具体的な実施例について説明する。以下で述べる5つ実施例は、上述した第1〜5実施形態の接眼レンズELにそれぞれ対応しており、従って、第1〜5実施形態の接眼レンズELについてのレンズ構成図(図1、図3、図5、図7、および図9)はそれぞれ、第1〜5実施例におけるレンズ構成を示している。
なお、図2、図4、図6、図8、および図10はそれぞれ、第1〜第5実施例における球面収差、非点収差、および歪曲収差を表した収差図である。各収差はアイポイントEP側から光線(d線)を入射したときの結像収差で、非点収差図中の実線はサジタル像面を、破線はメリジオナル像面を表す。また、各収差図中のFNは接眼レンズELのFナンバーを表し、ωは接眼レンズELの見掛け視野における画角の半分を表す。
(第1実施例)
表1に、第1実施例における各レンズの諸元を示す。表1における面番号1〜11は、物体側からのレンズ面の番号であり、それぞれ図1における符号1〜11に対応する。また表1において、Rはレンズ面の曲率半径、dはレンズ面間隔、ndはd線(λ=587.6nm)に対する屈折率、νdはd線に対するアッベ数、fはレンズ系全体の焦点距離、Iはアイレリーフの長さである。なお、各表における曲率半径R、レンズ面間隔d、焦点距離f等の長さの単位は、特記の無い場合、一般に「mm」が使われるが、光学系は比例拡大または比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、単位は「mm」に限定されることなく、他の適当な単位を用いることができる。
(表1)
レンズ系全体の焦点距離 f=15.2
画角 2ω=65°
アイレリーフ I=18mm
物体側焦点面FSの位置(面3からの距離):3.7
面番号 R d nd νd
1 −172.0 1.0 1.620 60.1
2 13.0 3.3 1.795 28.6
3 23.7 11.1
4 −35.8 1.2 1.805 25.3
5 93.0 7.7 1.713 53.9
6 −20.0 0.2
7 47.5 8.2 1.713 53.9
8 −23.5 1.5 1.805 25.3
9 −74.8 0.2
10 22.0 4.8 1.620 60.1
11 116.0
(条件対応値)
f1=−43.1
f2=16.1
f21=61.2
D=11.1
R5=93.0
R6=−20.0
(1) f1/f=−2.8
(2) D/f=0.73
(3) f1/f2=−2.7
(4) |R6/f2|=1.2
(5) |R5/f21|=1.52
図2に示す各収差図からわかるように、本実施例では、従来の接眼レンズ(例えば、特許第3518704号公報に記載の接眼レンズ)と比較して、より広い視野(画角:2ω=65°)を確保しながら、各収差が(特に、非点収差がω=30°位までの範囲で)良好に補正されていることがわかる。また、d線、C線、およびF線について非点収差が同様であるため、色収差も改善しているといえる。このように、各条件式を満たすことにより、画角(視野)が広く、さらに広い画角にわたって各収差が良好に補正された接眼レンズを得ることができる。特に、条件式(5)を満たすことで、倍率色収差の良好な補正が可能になる。また、非球面レンズを用いていないので、上述のような効果が得られる接眼レンズを安価で得ることができる。
(第2実施例)
表2に、第2実施例における各レンズの諸元を示す。表2における面番号1〜11は、物体側からのレンズ面の番号であり、それぞれ図3における符号1〜11に対応する。また、表2の各パラメータについては、第1実施例と同様である。
(表2)
レンズ系全体の焦点距離 f=15.2
画角 2ω=65°
アイレリーフ I=18mm
物体側焦点面FSの位置(面3からの距離):4.0
面番号 R d nd νd
1 500.0 1.0 1.620 60.1
2 13.8 3.3 1.795 28.6
3 21.5 11.4
4 −28.0 1.2 1.805 25.3
5 96.5 8.5 1.713 53.9
6 −18.5 0.2
7 44.3 8.2 1.713 53.9
8 −25.5 1.5 1.805 25.3
9 −94.0 0.2
10 22.0 4.8 1.620 60.1
11 100.0
(条件対応値)
f1=−45.6
f2=16.3
f21=65.2
D=11.4
R5=96.5
R6=−18.5
(1) f1/f=−3.0
(2) D/f=0.75
(3) f1/f2=−2.8
(4) |R6/f2|=1.1
(5) |R5/f21|=1.48
図4に示す各収差図からわかるように、第2実施例においても、第1実施例と同様の効果を得ることができる。
(第3実施例)
表3に、第3実施例における各レンズの諸元を示す。表3における面番号1〜11は、物体側からのレンズ面の番号であり、それぞれ図5における符号1〜11に対応する。また、表3の各パラメータについては、第1実施例と同様である。
(表3)
レンズ系全体の焦点距離 f=15.2
画角 2ω=65°
アイレリーフ I=18mm
物体側焦点面FSの位置(面3からの距離):3.7
面番号 R d nd νd
1 −180.0 3.3 1.795 28.6
2 −20.0 1.0 1.620 60.1
3 27.0 11.1
4 −26.4 1.2 1.805 25.3
5 93.0 9.0 1.713 53.9
6 −17.8 0.2
7 70.0 7.0 1.713 53.9
8 −24.8 1.5 1.805 25.3
9 −81.0 0.2
10 18.6 4.8 1.620 60.1
11 61.0
(条件対応値)
f1=−53.2
f2=16.6
f21=62.4
D=11.1
R5=93.0
R6=−17.8
(1) f1/f=−3.5
(2) D/f=0.73
(3) f1/f2=−3.2
(4) |R6/f2|=1.1
(5) |R5/f21|=1.49
図6に示す各収差図からわかるように、第3実施例においても、第1実施例と同様の効果を得ることができる。
(第4実施例)
表4に、第4実施例における各レンズの諸元を示す。表4における面番号1〜11は、物体側からのレンズ面の番号であり、それぞれ図7における符号1〜11に対応する。また、表4の各パラメータについては、第1実施例と同様である。
(表4)
レンズ系全体の焦点距離 f=15.2
画角 2ω=65°
アイレリーフ I=18mm
物体側焦点面FSの位置(面3からの距離):3.7
面番号 R d nd νd
1 −380.0 1.0 1.620 60.1
2 18.0 2.3 1.795 28.6
3 27.5 11.1
4 −48.0 1.2 1.805 25.3
5 50.0 8.5 1.713 53.9
6 −20.4 0.2
7 117.0 1.5 1.805 25.3
8 23.0 8.0 1.713 53.9
9 −60.7 0.2
10 19.2 5.2 1.620 60.1
11 100.0
(条件対応値)
f1=−49.2
f2=16.4
f21=50.0
D=11.1
R5=50.0
R6=−20.4
(1) f1/f=−3.2
(2) D/f=0.73
(3) f1/f2=−3.0
(4) |R6/f2|=1.2
(5) |R5/f21|=1.0
図8に示す各収差図からわかるように、第4実施例においても、第1実施例と同様の効果を得ることができる。
(第5実施例)
表5に、第5実施例における各レンズの諸元を示す。表5における面番号1〜11は、物体側からのレンズ面の番号であり、それぞれ図9における符号1〜11に対応する。また、表5の各パラメータについては、第1実施例と同様である。
(表5)
レンズ系全体の焦点距離 f=15.2
画角 2ω=65°
アイレリーフ I=18mm
物体側焦点面FSの位置(面3からの距離):4.0
面番号 R d nd νd
1 −48.6 1.0 1.620 60.1
2 12.7 3.8 1.795 28.6
3 28.3 12.0
4 −74.0 1.2 1.805 25.3
5 80.0 6.5 1.713 53.9
6 −25.0 0.2
7 52.8 8.5 1.713 53.9
8 −21.4 1.5 1.805 25.3
9 −55.5 0.2
10 21.8 4.8 1.620 60.1
11 80.0
(条件対応値)
f1=−36.5
f2=16.6
f21=55.5
D=12.0
R5=80.0
R6=−25.0
(1) f1/f=−2.4
(2) D/f=0.79
(3) f1/f2=−2.2
(4) |R6/f2|=1.5
(5) |R5/f21|=1.44
図10に示す各収差図からわかるように、第5実施例においても、第1実施例と同様の効果を得ることができる。
なお、上述の各実施形態において、双眼鏡用接眼レンズELを例に説明しているが、これに限られるものではなく、望遠鏡や顕微鏡に用いられる接眼レンズについても、本発明を適用することができる。
第1実施形態に係る接眼レンズの構成を示す図である。 第1実施例における接眼レンズの諸収差図である。 第2実施形態に係る接眼レンズの構成を示す図である。 第2実施例における接眼レンズの諸収差図である。 第3実施形態に係る接眼レンズの構成を示す図である。 第3実施例における接眼レンズの諸収差図である。 第4実施形態に係る接眼レンズの構成を示す図である。 第4実施例における接眼レンズの諸収差図である。 第5実施形態に係る接眼レンズの構成を示す図である。 第5実施例における接眼レンズの諸収差図である。
符号の説明
EL 接眼レンズ
G1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群
L1 第1貼り合わせレンズ(第3の貼り合わせレンズ)
L2 第2貼り合わせレンズ(第1の貼り合わせレンズ)
L3 第3貼り合わせレンズ(第2の貼り合わせレンズ)
L4 単レンズ
FS 物体側焦点面

Claims (2)

  1. 物体側から順に、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群と、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群とを備え、前記第2レンズ群の物体側焦点面が前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間に位置するように構成され、
    前記第2レンズ群は、物体側に凹面を向けた第1の負レンズと観察者側に凸面を向けた第1の正レンズとを貼り合わせて形成され全体として正の屈折力を有する第1の貼り合わせレンズと、第2の正レンズと第2の負レンズとを貼り合わせて形成され全体として正の屈折力を有する第2の貼り合わせレンズと、物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する単レンズとを有し、
    前記第1の貼り合わせレンズ、前記第2の貼り合わせレンズ、および前記単レンズが物体側から観察者側へこの順で配設されるように構成されており、
    レンズ系全体の焦点距離をfとし、前記第1レンズ群の焦点距離をf1とし、前記第2レンズ群の焦点距離をf2とし、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間の空気間隔をDとし、前記第1の貼り合わせレンズにおいて最も観察者側に近い面の曲率半径をR6としたとき、次式
    −4.5≦f1/f≦−1.1および、
    0.3≦D/f≦2.5および、
    −4.0≦f1/f2≦−1.3および、
    0.7≦|R6/f2|≦2.8
    で表される条件をそれぞれ満足し、
    前記第1の貼り合わせレンズの焦点距離をf21とし、前記第1の貼り合わせレンズにおける前記第1の正レンズと前記第1の負レンズとの貼り合わせ面の曲率半径をR5としたとき、次式
    0.5≦|R5/f21|
    で表される条件を満足することを特徴とする接眼レンズ。
  2. 前記第1レンズ群は、第3の正レンズと第3の負レンズとを貼り合わせて形成された第3の貼り合わせレンズから構成されることを特徴とする請求項1に記載の接眼レンズ。
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