JPH11298104A - 半導体搭載用回路基板 - Google Patents

半導体搭載用回路基板

Info

Publication number
JPH11298104A
JPH11298104A JP10526698A JP10526698A JPH11298104A JP H11298104 A JPH11298104 A JP H11298104A JP 10526698 A JP10526698 A JP 10526698A JP 10526698 A JP10526698 A JP 10526698A JP H11298104 A JPH11298104 A JP H11298104A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal substrate
circuit board
oxide film
semiconductor
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10526698A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Hamano
明弘 浜野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc
Original Assignee
Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc filed Critical Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc
Priority to JP10526698A priority Critical patent/JPH11298104A/ja
Publication of JPH11298104A publication Critical patent/JPH11298104A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/16221Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/16225Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation

Landscapes

  • Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Insulated Metal Substrates For Printed Circuits (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 微細配線化が可能な半導体搭載用回路基板を
安価に製造する。 【解決手段】 金属基板12はAl−Si系、Al−M
g系、Al−Si−Mg系アルミニウム合金により形成
し、この金属基板12の上下両面とスルーホール13の
内周面にアルマイト処理により絶縁性の酸化被膜14
(アルマイト被膜)を形成し、その上からフォトリソグ
ラフィ法を使ってのメッキやエッチング、或はスパッタ
リング等のドライプロセスにより信号線15、パッド1
6,17,30、コンデンサ電極18、スルーホール導
体19等の導体パターンを形成する。導体パターン形成
前に酸化被膜14のうちのグランドパッド17を形成す
る部分をエッチングにより除去して、その除去部分に形
成したグランドパッド17を金属基板12に導通させる
ことで、金属基板12をグランド層として用いる。ま
た、酸化被膜14の一部14aを誘電体層として用いて
内蔵コンデンサ20を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミニウムを主
成分とする金属基板により構成した半導体搭載用回路基
板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体素子の高性能化・小型化に
伴い、半導体素子を搭載する基板の配線密度の高密度化
が重要な技術的課題となっている。現在、実用化されて
いる高密度実装基板の一例としてビルドアップ多層基板
がある。このビルドアップ多層基板は、コア基板となる
ガラスエポキシ基板の両面又は片面にエポキシ系の感光
性絶縁樹脂層を形成し、この感光性絶縁樹脂層にフォト
リソグラフィ法でビアホールを形成し、その上から、銅
メッキで内層導体パターンやビア導体を形成し、以後、
同様の工程を順次繰り返して多層化するものである。現
在の製造技術では、線間/線幅=50/50〜100/
100μm、ビア径=50〜100μm程度の配線設計
基準で4〜8層のビルドアップ多層基板が製造されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近のMPU等の半導
体素子の飛躍的な高周波化や多機能化に伴って、この半
導体素子を搭載するビルドアップ多層基板は、ノイズ防
護用のグランド線の本数やI/O数が急激に増加して、
信号線数が急激に増加する傾向がある。現状のビルドア
ップ多層基板では、このような信号線数の増加に対して
積層数を増加することで対応するようにしているが、積
層数を増加すると、ノイズ低減のために層間にグランド
層(Cuメッキベタ層)を形成する必要がある。その結
果、積層数が益々増加して製造が益々難しくなり、製造
コストの上昇、歩留まり低下といった問題が生じてい
る。
【0004】この問題を解決するため、配線パターンの
微細化(配線密度の高密度化)により積層数を低減する
ことが検討されている。現状のビルドアップ多層基板の
配線設計基準は、線間/線幅=50/50〜100/1
00μmであるが、これを15/15〜20/20μm
程度に微細配線化できれば、積層数の低減も十分に可能
である。
【0005】しかしながら、コア基板としてガラスエポ
キシ基板を用いた現状のビルドアップ多層基板では、次
の理由により微細配線化が困難である。
【0006】(1)コア基板として用いられるガラスエ
ポキシ基板は、基板面の平坦性が低いため、Siウエハ
ーのような高精度なパターン露光が困難である。
【0007】(2)ビルドアップ多層基板の製造時に、
絶縁層のキュアやメッキ配線の密着性確保のための熱処
理を行うため、この熱処理によってガラスエポキシ基板
の硬化収縮が進行する。ガラスエポキシ基板は、ガラス
クロスとエポキシ樹脂とから構成された複合材料である
が、その分布は不均一であるため、熱処理による硬化収
縮も不均一に現れる。このため、微細パターンの露光工
程で、フォトマスクを基板面に位置合せする際に、基板
の硬化収縮のばらつき分の位置ずれが生じてしまい、フ
ォトマスクの位置決め精度をあまり高くすることはでき
ない。微細配線化するほど、フォトマスクの位置決め精
度が要求されるため、基板の硬化収縮のばらつきによっ
ても微細配線化が制限される。
【0008】以上の理由から、現状のビルドアップ多層
基板では、半導体の高周波化、多機能化に伴う信号線数
の増加に対して積層数を増加することで対応せざるをえ
ず、製造コストの上昇、歩留まり低下といった問題が生
じている。
【0009】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、微細配線化による高
密度配線が可能な半導体搭載用回路基板を安価に提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の半導体搭載用回路基板によれ
ば、アルミニウムを主成分とする金属基板の片面又は両
面を酸化処理して絶縁性の酸化被膜を形成し、この酸化
被膜の一部を除去して、該酸化被膜上に導体パターンを
形成し、該酸化被膜の除去部分に形成した前記導体パタ
ーンのグランド部を前記金属基板に導通させることで、
金属基板をグランド層として用いるようにしたものであ
る。金属基板は、高精度パターン露光に耐え得る平坦性
を有すると共に、熱処理しても、寸法変化しないため、
微細パターンの形成が可能となる。また、アルミニウム
を主成分とする金属基板は、その表面に酸化被膜(アル
マイト被膜)を形成することで、絶縁性、耐酸・耐アル
カリ性に優れた良質の絶縁層が得られる。更に、金属基
板自体をグランド層として使用するので、従来のビルド
アップ多層基板のグランド層(Cuメッキベタ層)と比
較して、抵抗値の小さい良質のグランド層が得られる。
【0011】この場合、請求項2のように、金属基板を
Al−Si系、Al−Mg系、Al−Si−Mg系のい
ずれかのアルミニウム合金により形成すると良い。これ
らのアルミニウム合金は、ドリル加工性が良い。従っ
て、請求項3のように、金属基板にスルーホールを形成
する場合には、上記アルミニウム合金で金属基板を形成
することで、微細なスルーホールの加工が容易になる。
【0012】また、請求項4のように、金属基板上に、
酸化被膜を誘電体層とするコンデンサを形成しても良
い。アルマイト系の酸化被膜は、薄い膜厚で高い絶縁信
頼性(高誘電率)が得られるため、この酸化被膜を用い
てコンデンサを形成することで、大容量のコンデンサを
形成できる。
【0013】また、請求項5のように、この金属基板を
コア基板として用いてビルドアップ多層基板を形成して
も良い。金属コア基板は、従来のガラスエポキシのコア
基板と異なり、平坦性に優れ、熱処理による寸法変化が
生じないため、半導体の高周波化、多機能化に伴う信号
線数の増加に対して微細配線化による高密度配線で対応
することが可能となり、積層数を少なくできる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。まず、図1に基づいて半導体搭載
用回路基板11の構造を説明する。半導体搭載用回路基
板11は、金属基板12を用いて形成されている。金属
基板12は、アルミニウム又はアルミニウム合金、例え
ばAl−Si系、Al−Mg系、Al−Si−Mg系合
金のいずれかにより形成されている。この金属基板12
の所定位置には、スルーホール13がドリル加工により
形成されている。この金属基板12の上下両面及びスル
ーホール13の内周面には、アルマイト処理等の酸化処
理により膜厚1〜10μmの絶縁性の酸化被膜14(ア
ルマイト被膜)が形成され、その上からフォトリソグラ
フィ法を使ってのメッキやエッチング、或は、スパッタ
リング等のドライプロセスによって信号線15、パッド
16,17,30、コンデンサ電極18、スルーホール
導体19等の導体パターンが形成されている。
【0015】酸化被膜14のうちのグランドパッド17
(グランド部)を形成する部分がエッチングにより除去
され、その除去部分に形成したグランドパッド17を金
属基板12に導通させることで、金属基板12をグラン
ド層として使用する。また、酸化被膜14のうちのコン
デンサ電極18が形成された部分14aは、内蔵コンデ
ンサ20の誘電体層として使用する。つまり、内蔵コン
デンサ20は、コンデンサ電極18と金属基板12(グ
ランド層)との間に誘電体層としての酸化被膜14aを
挟んだ構造となっている。
【0016】金属基板12の下面に形成されたパッド3
0には、BGA(Ball Grid Array)の半田ボール21が
形成され、各半田ボール21がスルーホール導体19を
通して金属基板12上面の信号線15に電気的に接続さ
れている。金属基板12の上下両面は、パッド16,1
7,30を除いてソルダーレジストパターン22で覆わ
れている。
【0017】以上のように構成された半導体搭載用回路
基板11上には、半導体チップ23が搭載され、この半
導体チップ23下面に形成されたバンプ24がパッド1
6,17にリフロー半田付けされている。この半導体搭
載用回路基板11は、マザーボード25に搭載され、半
導体搭載用回路基板11下面の半田ボール21がマザー
ボード25のパッド26にリフロー半田付けされてい
る。
【0018】次に、半導体搭載用回路基板11の製造プ
ロセスを図2に基づいて説明する。まず、アルミニウム
系の金属基板12にドリル加工によりスルーホール13
を形成する。この際、アルミニウムは延性に富むので、
微細なスルーホール13を形成するには、金属基板12
として、Al−Si系、Al−Mg系、Al−Si−M
g系のいずれかのアルミニウム合金を用いれば、ドリル
加工性が改善される。
【0019】次に、金属基板12の上下両面をアルマイ
ト処理して、金属基板12の上下両面とスルーホール1
3の内周面に膜厚1〜10μmの酸化被膜14を形成す
る。アルマイト処理の手順は、金属基板12をシュウ
酸、硫酸、クロム酸等の酸化剤溶液中に浸漬して陽極酸
化してアルマイト被膜を形成した後、このアルマイト被
膜を高圧水蒸気中で処理することで、アルマイト被膜の
微細孔を封止して、絶縁性、耐酸・耐アルカリ性に優れ
た緻密な酸化被膜14を形成する。この酸化被膜14の
組成は、γAl2 3 ・H2 Oである。
【0020】アルマイト処理後、酸化被膜14の表面
に、フォトリソグラフィ法を使ってのメッキやエッチン
グ、或は、スパッタリング等のドライプロセスによって
信号線15、チップ搭載用のパッド16,17,30、
コンデンサ電極18、スルーホール導体19等の導体パ
ターンを形成する。以下、フォトリソグラフィ法による
導体パターンの形成方法を説明する。
【0021】フォトリソグラフィ法では、まず、酸化被
膜14の表面全体に無電解Cuメッキにより膜厚約1μ
mの無電解Cuメッキ被膜27を形成する。この後、無
電解Cuメッキ被膜27の表面に次のようにしてメッキ
レジストパターン28を形成する。まず、無電解Cuメ
ッキ被膜27の表面全体に感光性レジストをスピンコー
ター等で塗布する。尚、感光性レジストの塗布に代え
て、ドライフィルム(感光性フィルム)を無電解Cuメ
ッキ被膜27の表面にラミネートしても良い。この後、
感光性レジストを露光現像処理して、感光性レジストの
うちの上記導体パターンを形成する部分を除去して、メ
ッキレジストパターン28を形成する。
【0022】この後、無電解Cuメッキ被膜27のうち
のメッキレジストパターン28から露出する部分に電解
Cuメッキにより電解Cuメッキパターン29を形成す
る。この電解Cuメッキパターン29は、上記導体パタ
ーンの表面層を構成する。この電解Cuメッキパターン
29の膜厚の適正値は、形成する配線パターンの線幅に
より異なるが、例えば線幅1〜10μmの微細配線パタ
ーンを形成するには、電解Cuメッキパターン29の膜
厚を2〜5μm程度とすることが好ましい。
【0023】電解Cuメッキ後、メッキレジストパター
ン28を剥離液を使って剥離除去した後、電解Cuメッ
キパターン29をエッチングレジスト(マスク)として
用いて、無電解Cuメッキ被膜27の不要部分をエッチ
ングにより取り除く。これにより、信号線15、パッド
16,17,30、コンデンサ電極18、スルーホール
導体19等の導体パターンが形成される。
【0024】この後、金属基板12の上下両面に、ソル
ダーレジストパターン22を上記メッキレジストパター
ン28と同じ方法で形成した後、金属基板12下面のパ
ッド30に半田ペーストをスクリーン印刷し、これをリ
フローさせて半田ボール21を形成する。
【0025】以上説明した製造プロセスにより図1の構
造の半導体搭載用回路基板11の製造が完了する。この
半導体搭載用回路基板11の基材となる金属基板12
は、高精度パターン露光に耐え得る平坦性を有すると共
に、熱処理しても寸法変化しないため、フォトリソグラ
フィ法で導体パターンを形成しても、線幅1〜10μm
の微細配線パターンを精度良く形成することが可能とな
る。しかも、耐熱性に優れるため(アルミニウムの融
点:660℃)、半導体ドライプロセスで微細配線パタ
ーンを精度良く形成することが可能となる。このため、
本実施形態の半導体搭載用回路基板11を用いれば、M
PUパッケージ等の配線パターンを、多層化しなくても
1層で形成することが可能となり、低コスト化できると
共に、歩留まりを向上することができる。
【0026】しかも、本実施形態では、金属基板12表
面の酸化被膜14のうちのグランドパッド17を形成す
る部分をエッチングにより除去して、その除去部分に形
成したグランドパッド17を金属基板12に導通させる
ことで、金属基板12自体をグランド層として使用する
ようにしたので、従来のビルドアップ多層基板のグラン
ド層(Cuメッキベタ層)と比較して、抵抗値の小さい
良質のグランド層が得られ、電気的特性を向上できると
共に、新たにCuメッキベタ層を形成する必要がなく、
その分、積層数低減、製造工数削減にもなる。
【0027】更に、金属基板12として、ドリル加工性
の良い、Al−Si系、Al−Mg系、Al−Si−M
g系のいずれかのアルミニウム合金を使用しているの
で、微細なスルーホール加工も容易であり、この面から
も生産性向上、微細配線化に貢献することができる。
【0028】また、本実施形態では、アルマイト系の酸
化被膜14が1〜10μmの薄い膜厚で高い絶縁信頼性
(高誘電率)が得られる点に着目し、この酸化被膜14
を誘電体層とする内蔵コンデンサ20を形成したので、
高誘電率で且つ電極間距離の短い大容量の内蔵コンデン
サ20を形成できる。これにより、例えば1cm2 当り
1〜10pFの内蔵コンデンサ20を形成することがで
き、デカップリング用のチップコンデンサが不要とな
り、この面からも半導体搭載用回路基板11の構造を簡
素化できる。
【0029】本実施形態では、半導体搭載用回路基板1
1を金属基板12のみの1層構造としたが、この金属基
板12をコア基板として用いて次のようにしてビルドア
ップ多層基板を形成しても良い。
【0030】まず、金属基板12の上面又は両面の導体
パターン上に、エポキシ系の感光性樹脂をスピンコータ
ー等で塗布し、これをプリベークして感光性絶縁層を形
成した後、この感光性絶縁層に層間接続用のビアホール
を露光現像処理により形成する。この後、感光性絶縁層
の表面をソフトエッチングにより粗化した後、この感光
性絶縁層の表面全体に無電解Cuメッキを施す。この
後、無電解Cuメッキ被膜の表面にドライフィルムをラ
ミネートし(或は感光性レジストの塗布でも良い)、こ
れを露光現像処理して、ドライフィルムのうちのビア・
導体パターン形成部を除去する。
【0031】この後、感光性絶縁層のうちのドライフィ
ルムから露出する部分に、電解Cuメッキを施して、ビ
ア導体と内層導体パターンに対応する部分に電解Cuメ
ッキパターンを形成する。この後、ドライフィルムを剥
離した後、電解Cuメッキパターンをエッチングレジス
ト(マスク)として用いて、無電解Cuメッキ被膜の不
要部分をエッチングにより取り除く。これにより、感光
性絶縁層のビアホールにビア導体を形成し、このビア導
体を金属基板12の導体パターンに導通させると共に、
感光性絶縁層の上面に内層導体パターンを形成する。
【0032】以上の工程で、1層目の感光性絶縁層の形
成、ビアホールの形成及びビア導体・内層導体パターン
の形成を終了し、以後、これらの工程を必要な積層数に
なるまで順次繰り返して、金属基板12をコア基板とす
るビルドアップ多層基板を形成する。
【0033】このようにして製造したビルドアップ多層
基板のコア基板として使用する金属基板12は、従来の
ガラスエポキシのコア基板と異なり、平坦性に優れ、熱
処理による寸法変化が生じないため、半導体の高周波
化、多機能化に伴う信号線数の増加に対して微細配線化
による高密度配線で対応することが可能となり、積層数
を少なくできて、製造コストを低減できると共に、歩留
まりを向上できる。
【0034】尚、図1の構成例では、グランドパッド1
7を金属基板12に導通させるようにしたが、酸化被膜
14上に形成したグランド線の一部を金属基板12に導
通させるようにしても良い。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1の半導体搭載用回路基板によれば、アルミニ
ウムを主成分とする金属基板を用い、その酸化被膜を絶
縁層として用いると共に、金属基板をグランド層として
用いるようにしたので、半導体の高周波化、多機能化に
伴う信号線数の増加に対して微細配線化による高密度配
線で対応することが可能となると共に、抵抗値の小さい
良質のグランド層を形成することができ、低コスト化、
歩留まり向上、電気特性向上の要求を満たすことができ
る。
【0036】また、請求項2では、金属基板をドリル加
工性の良い、Al−Si系、Al−Mg系、Al−Si
−Mg系のアルミニウム合金により形成したので、スル
ーホールの加工性を向上できる。
【0037】また、請求項3では、金属基板にスルーホ
ールを形成したので、金属基板の表裏両面を導体パター
ン面として利用することができ、より高密度な配線形成
が可能となる。
【0038】また、請求項4では、金属基板の酸化被膜
を誘電体層とするコンデンサを形成したので、金属基板
に大容量のコンデンサを内蔵させることができ、デカッ
プリング用のチップコンデンサが不要となる。
【0039】また、請求項5では、金属基板をコア基板
として用いてビルドアップ多層基板を形成したので、微
細配線化によって積層数を少なくすることができ、ビル
ドアップ多層基板の低コスト化、歩留まり向上、電気特
性向上の要求を満たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における半導体搭載用回路
基板の実装形態を示す部分拡大縦断面図
【図2】半導体搭載用回路基板の製造プロセスを説明す
る工程図
【符号の説明】
11…半導体搭載用回路基板、12…金属基板、13…
スルーホール、14…酸化被膜、14a…誘電体層(酸
化被膜)、15…信号線、17…グランドパッド(グラ
ンド部)、18…コンデンサ電極、19…スルーホール
導体、20…内蔵コンデンサ、22…ソルダーレジスト
パターン、23…半導体チップ、24…バンプ、25…
マザーボード、26…パッド、27…無電解Cuメッキ
被膜、28…メッキレジストパターン、29…電解Cu
メッキパターン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // H05K 3/46 H05K 3/46 L H01L 23/12 S

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウムを主成分とする金属基板の
    片面又は両面を酸化処理して絶縁性の酸化被膜を形成
    し、この酸化被膜上に導体パターンを形成した半導体搭
    載用回路基板において、 前記酸化被膜の一部を除去して、その除去部分に形成し
    た前記導体パターンのグランド部を前記金属基板に導通
    させることで、該金属基板をグランド層として用いるこ
    とを特徴とする半導体搭載用回路基板。
  2. 【請求項2】 前記金属基板は、Al−Si系、Al−
    Mg系、Al−Si−Mg系のいずれかのアルミニウム
    合金により形成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の半導体搭載用回路基板。
  3. 【請求項3】 前記金属基板には、その表裏両面を電気
    的に接続するスルーホールが形成されていることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の半導体搭載用回路基板。
  4. 【請求項4】 前記金属基板上には、前記酸化被膜を誘
    電体層とするコンデンサが形成されていることを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体搭載用回
    路基板。
  5. 【請求項5】 前記金属基板上には、前記導体パターン
    の上から1層又は複数層の絶縁層が形成され、各絶縁層
    には導体パターンと層間接続用のビアホールが形成され
    ていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記
    載の半導体搭載用回路基板。
JP10526698A 1998-04-16 1998-04-16 半導体搭載用回路基板 Pending JPH11298104A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10526698A JPH11298104A (ja) 1998-04-16 1998-04-16 半導体搭載用回路基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10526698A JPH11298104A (ja) 1998-04-16 1998-04-16 半導体搭載用回路基板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11298104A true JPH11298104A (ja) 1999-10-29

Family

ID=14402867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10526698A Pending JPH11298104A (ja) 1998-04-16 1998-04-16 半導体搭載用回路基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11298104A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001223298A (ja) * 1999-12-01 2001-08-17 Ibiden Co Ltd パッケージ基板
JP2001223299A (ja) * 1999-12-01 2001-08-17 Ibiden Co Ltd パッケージ基板
WO2006057480A1 (en) * 2004-11-29 2006-06-01 Wavenics, Inc. Package using selectively anodized metal and manufacturing method thereof
JP2006196483A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Dainippon Printing Co Ltd 配線基板及びその製造方法
JP2007180083A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Fujitsu Ltd 半導体チップ搭載用基板およびその製造方法
WO2011102561A1 (ja) * 2010-02-22 2011-08-25 三洋電機株式会社 多層プリント配線基板およびその製造方法
JP2011249744A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd プリント基板およびその製造方法
JP2012004527A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 放熱基板及びその製造方法
JP2012104794A (ja) * 2010-11-05 2012-05-31 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 放熱基板及びその製造方法
JPWO2011093405A1 (ja) * 2010-02-01 2013-06-06 有限会社Mtec チップサイズパッケージの光半導体装置
JP2013131748A (ja) * 2011-12-21 2013-07-04 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 放熱基板及び放熱基板の製造方法
JP2013211322A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Ibiden Co Ltd 配線基板及びその製造方法
JP2014143423A (ja) * 2007-05-25 2014-08-07 Electro Scientific Industries Inc コンシュマー電子機器パッケージ
JP5734476B1 (ja) * 2014-02-05 2015-06-17 三菱電機株式会社 インバータ装置

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001223299A (ja) * 1999-12-01 2001-08-17 Ibiden Co Ltd パッケージ基板
JP4592177B2 (ja) * 1999-12-01 2010-12-01 イビデン株式会社 パッケージ基板
JP2001223298A (ja) * 1999-12-01 2001-08-17 Ibiden Co Ltd パッケージ基板
WO2006057480A1 (en) * 2004-11-29 2006-06-01 Wavenics, Inc. Package using selectively anodized metal and manufacturing method thereof
JP2008522402A (ja) * 2004-11-29 2008-06-26 ワベニクス,インコーポレイテッド 選択的陽極酸化された金属を用いたパッケージ及びその製作方法
JP2006196483A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Dainippon Printing Co Ltd 配線基板及びその製造方法
JP2007180083A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Fujitsu Ltd 半導体チップ搭載用基板およびその製造方法
JP2014143423A (ja) * 2007-05-25 2014-08-07 Electro Scientific Industries Inc コンシュマー電子機器パッケージ
JPWO2011093405A1 (ja) * 2010-02-01 2013-06-06 有限会社Mtec チップサイズパッケージの光半導体装置
JPWO2011102561A1 (ja) * 2010-02-22 2013-06-17 三洋電機株式会社 多層プリント配線基板およびその製造方法
WO2011102561A1 (ja) * 2010-02-22 2011-08-25 三洋電機株式会社 多層プリント配線基板およびその製造方法
JP2011249744A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd プリント基板およびその製造方法
JP2012004527A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 放熱基板及びその製造方法
JP2012104794A (ja) * 2010-11-05 2012-05-31 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 放熱基板及びその製造方法
JP2013131748A (ja) * 2011-12-21 2013-07-04 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 放熱基板及び放熱基板の製造方法
JP2013211322A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Ibiden Co Ltd 配線基板及びその製造方法
JP5734476B1 (ja) * 2014-02-05 2015-06-17 三菱電機株式会社 インバータ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3486184B2 (ja) チップキャリヤ基板
US6192581B1 (en) Method of making printed circuit board
US7230818B2 (en) Printed circuit board and manufacturing method thereof
US7169313B2 (en) Plating method for circuitized substrates
JPH11298104A (ja) 半導体搭載用回路基板
JPH07283538A (ja) 多層プリント配線板の製造方法
US20110283535A1 (en) Wiring board and method of manufacturing the same
JP2006148078A (ja) 平滑な側面を有する導電層を一部として使用する回路基板、その製造方法、ならびにこの回路基板を使用する電気組立体および情報処理システム
KR20060106766A (ko) 전해 도금을 이용한 회로 기판의 제조 방법
JP2005236067A (ja) 配線基板と配線基板の製造方法、および半導パッケージ
US6651324B1 (en) Process for manufacture of printed circuit boards with thick copper power circuitry and thin copper signal circuitry on the same layer
JPH07235768A (ja) 薄膜多層配線基板の製造方法
JP2010034430A (ja) 配線基板及びその製造方法
KR100908986B1 (ko) 코어리스 패키지 기판 및 제조 방법
US6740222B2 (en) Method of manufacturing a printed wiring board having a discontinuous plating layer
JPH05327224A (ja) 多層配線基板の製造方法及びその製造方法で製造される多層配線基板
JPH11163525A (ja) 多層配線基板の製造方法
JP4219266B2 (ja) 配線基板の製造方法
JP2005236220A (ja) 配線基板と配線基板の製造方法、および半導パッケージ
JP2004124110A (ja) 無電解金めっきの前処理方法、配線基板及びその製造方法
US20230225050A1 (en) Circuit board structure and manufacturing method thereof
KR100468195B1 (ko) 다층 인쇄 회로 기판을 제조하는 방법
KR20110035177A (ko) 인쇄회로기판 및 이의 제조 방법
JP2795475B2 (ja) プリント配線板及びその製造方法
JP2022138469A (ja) 多層配線基板及びその製造方法