JPH11278300A - 旋回作業機のトラックフレーム - Google Patents

旋回作業機のトラックフレーム

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JPH11278300A
JPH11278300A JP7802198A JP7802198A JPH11278300A JP H11278300 A JPH11278300 A JP H11278300A JP 7802198 A JP7802198 A JP 7802198A JP 7802198 A JP7802198 A JP 7802198A JP H11278300 A JPH11278300 A JP H11278300A
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    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
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    • E02F9/08Superstructures; Supports for superstructures
    • E02F9/0808Improving mounting or assembling, e.g. frame elements, disposition of all the components on the superstructures
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上・下連結板間に前後縦壁を溶着したトラッ
クフレームの応力集中を防止する。 【解決手段】 上連結部35と下連結部36との間に前
後縦壁33,34を介在固着させ、上連結板部35の折
線35Aと前後縦壁33,34の折曲部33A,34A
とを位置ずれさせている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばバックホー
等の旋回作業機に採用されるトラックフレームに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、バックホー等の旋回作業機で
は、無限軌道帯であるクローラを左右に回動自在に有す
るクローラ走行装置が採用されており、このクローラ走
行装置は装置本体としてトラックフレームを備えてい
る。かかる旋回作業機のトラックフレームは、一般に、
エンジンやボンネット等が搭載された旋回フレームを回
転自在に支持する旋回ベアリングを中央部に有するセン
タフレームと、このセンタフレームの左右両端に連結さ
れた前後方向に延びる左右一対のサイドフレームと、を
備えており、このサイドフレームは、その前後端にクロ
ーラが巻き付けられるアイドラと駆動輪とを有してい
る。
【0003】そして、従来では、旋回体の荷重を十分に
支えうるように、上記トラックフレームのセンタフレー
ムとして、サイドフレームに対する連結脚部を左右両端
部に前後一対づつ(合計四本)備え、平面視において全
体がほぼH型又はX型に形成されたフレームを採用して
いる(例えば、特開平8−72615号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のトラックフレー
ムは、その連結脚部の構造が複雑で生産性の点でコスト
高であった。一方、バックホー等の旋回作業機では、掘
削装置(バケット等)で溝堀作業等を実施するとき、そ
の作業負荷がトラックフレームに伝播され、該フレーム
には引張応力及び圧縮応力が繰り返しでかかり、応力集
中によって局部的な亀裂等が発生し易く、このため、開
発ごとに補強部材を模索している現状であった。
【0005】これは、トラックフレームの強度に関する
最正化が図れていないことに原因があった。そこで本発
明はトラックフレームを構成する各部材の力の分担を解
析力によって明確にすることによって補強の最適化を図
ったトラックフレームを提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、旋回フレーム
15を回転自在に支持する旋回ベアリング14を有する
センターフレーム8と、このセンターフレーム8の左右
両側に連結されていて前後方向に延びる左右一対のサイ
ドフレーム7と、を備えている旋回作業機のトラックフ
レームにおいて、前述の目的を達成するために、次の技
術的手段を講じている。
【0007】すなわち、本発明に係るトラックフレーム
は、前記旋回ベアリング14の前後で左右方向に延伸し
て前記両サイドフレーム7間に架設された前記一対の縦
壁33,34と、前記旋回ベアリング14の装着孔14
を有するとともに前記前後一対の縦壁33,34間を上
方から覆うように同各縦壁33,34の上縁にそれぞれ
固着されかつ左右両側が前記各サイドフレーム7に固着
された上部連結板35と、前記前後一対の縦壁33,3
4間を下方から覆うように同各縦壁33,34の下縁に
それぞれ固着されかつ左右両側が前記サイドフレーム7
に固着された下部連結板36と、で前記センターフレー
ム8が構成されており、前記前後縦壁33,34の左右
両端中途に形成した折曲部33A,34Aを介して前後
縦壁33,34の左右両端部が各サイドフレーム7に向
かうに従ってそれぞれ前後へ移行するように傾斜して形
成され、前記上部連結板35の左右両側板部46はその
左右方向中途で前後方向に延びる折線部35Aを介して
上下の傾斜面部35B,35Cを有しており、前記左右
の折曲部33A,34Aに対して左右の折線部35Aを
左右方向外方に位置させていることを特徴とするもので
ある。
【0008】このような構成を採用したことにより、掘
削作業に伴ってトラックフレーム7に伝播される圧縮応
力は、前後一対の縦壁33,34における折曲部33
A,34A側板部46における折線部35Aおよび上部
連結板35とサイドフレーム7との接合部(溶着部)7
Bの3ヶ所に分散されて強度の最適化ができたのであ
る。
【0009】すなわち、前記折曲部33A,34Aと折
線部35Aとを一致乃至ほぼ一致させたときは、応力が
2箇所に集中していたのを、3ヶ所に分散させたことに
よってトラックフレーム7の強度が確保できたのである
(この点については本発明に係るトラックフレームと比
較対象となるトラックフレームをそれぞれ製作して掘削
時の応力分布(圧縮応力分布)を解析したので後述す
る)。
【0010】また、上部連結板35の左右側板部46は
折線部35Aを介して上下の傾斜面部35B,35Cに
形成されているのでその傾斜がきつくできて土砂等が滑
り落ち易くなって有効である。上述の構成において、左
右の折線部35Aに対して左右の折曲部33A,34A
が上方に位置していることが望ましく、また、前記上部
連結板35の左右両側板部46には、前記前後縦壁3
3,34間においてくり抜き孔46Aが形成されている
こともできるのである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図8は本発明を採用した旋回作業
機として例示する小旋回バックホー1を示しており、こ
のバックホー1は走行装置2と旋回体3と掘削装置4と
から主構成されている。
【0012】なお、以下、バックホー1の走行方向(図
8の左右方向)を前後方向といい、この前後方向に直交
する横方向(図8の紙面貫通方向)を左右方向という。
図8に示すように、走行装置2は、ゴム製又は鉄製のク
ローラ5が巻き付けられたクローラ走行体6を左右一対
備え、これらの走行体6を走行モータMで駆動するよう
にしたクローラ式走行装置が採用されている。
【0013】すなわち、この走行装置2は、左右一対の
サイドフレーム7を中央のセンタフレーム8によって互
いに連結してなるトラックフレーム9と、各サイドフレ
ーム7の後端部に設けた駆動輪10、各サイドフレーム
7の前端部に設けたアイドラ(遊転輪)11と、各サイ
ドフレーム7の下部に設けた小転輪12と、駆動輪10
からアイドラ11に至る範囲に巻き付けられた前記クロ
ーラ5と、を備えている。
【0014】なお、この走行装置2の前部にはドーザ1
3が設けられており、この走行装置2の各サイドフレー
ム7内には、クローラ5のテンション調整装置(図示せ
ず)が設けられている。旋回体3は、走行装置2のセン
タフレーム8の上部に設けた旋回ベアリング14に上下
方向の旋回軸心回りに回動自在に支持された旋回フレー
ム15と、この旋回フレーム15に搭載された各種機器
を覆うボンネット16と、このボンネット16上に設け
た座席17やその前の操縦部18を覆うキャビン19と
を備えている。
【0015】旋回フレーム15は、上面に各種機器の取
付ブラケットを有するベースプレートの外周をFRP製
又は板金製のカバー部材で覆うことで構成され、この旋
回フレーム15の後部は、前記ベースプレートに固定さ
れかつ当該旋回フレーム15の前部の掘削装置4等との
重量バランスを図るカウンタウェイト20によって構成
されている。旋回フレーム15は、そのベースプレート
に固定した旋回モータ(図示せず)によって旋回軸心X
回りに回動されるようになっている。
【0016】図8に示すバックホー1はいわゆる後方小
旋回タイプのもので、旋回体3の後側面が走行装置2の
車幅からはみ出ないように円弧状に形成されている。す
なわち、旋回体3が旋回したとき、この旋回体3の後面
が描く旋回軌跡が左右クローラ走行体6の左右幅内に収
まるようになっている。旋回フレーム15の前端部に
は、掘削装置4を支持する上下一対の支持部材21が突
出されている。この支持部材21には支軸を介してスイ
ングブラケット22が上下軸回りに左右揺動自在に枢着
され、このスイングブラケット22は旋回フレーム15
の内部に設けた図外のスイングシリンダで揺動される。
【0017】掘削装置4は、基部がスイングブラケット
22に左右軸回りに揺動自在に枢着されたブーム23
と、このブーム23の先端側に左右軸回りに揺動自在に
枢着されたアーム24と、このアーム24の先端側にス
クイ・ダンプ自在に取付けられたバケット25とを備え
てなる。ブーム23は、スイングブラケット22とブー
ム23の中途部との間に設けたブームシリンダ26によ
って揺動され、アーム24は、ブーム23の中途部とア
ーム24の基部との間に設けたアームシリンダ27によ
って揺動され、バケット25は、アーム24の基部とバ
ケット25の取付リンクとの間に設けたバケットシリン
ダ28によってスクイ・ダンプされる。
【0018】図1〜図4には本発明に係るトラックフレ
ーム9の第1実施の形態が示してあり、図1〜4におい
て、前記トラックフレーム9は、旋回フレーム15を回
転自在に支持する旋回ベアリング14の装着孔14Aを
中央部に有するセンタフレーム8と、このセンタフレー
ム8の左右両端に連結された前後方向に延びる左右一対
のサイドフレーム7と、を備えている。
【0019】このうち、サイドフレーム7は、泥土が堆
積しないよう上面が山形に屈曲され内部に補強プレート
7Aを溶着することで断面ほぼ五角形の中空筒体よりな
る。このサイドフレーム7の前端部に形成した前端溝3
0には前記アイドラ11を遊転自在に支持するヨーク3
1が収納されており、同サイドフレーム7の後端部に突
設したモータケース32には、スプロケットよりなる駆
動輪10が直結された前記走行モータMが収納されてい
る。また、サイドフレーム7の下端縁には、小転輪12
が一定間隔おきに遊転自在に設けられている。
【0020】他方、センタフレーム8は、旋回ベアリン
グ14の前後を左右方向に通過して両サイドフレーム間
を行き渡るように架設された前後一対の縦壁33,34
と、この前後一対の縦壁33,34間を上方から覆うよ
うに同各縦壁33,34の上縁にそれぞれ固定された上
部連結板35と、前後一対の縦壁33,34間を下方か
ら覆うように同各縦壁33,34の下縁にそれぞれ固定
された下部連結板36と、を備えている。
【0021】図1及び図2に示すように、前後の縦壁3
3,34は、その幅方向が上下方向を向きかつ長手方向
が左右方向を向くように配置された左右方向に長い鋼製
板材よりなり、その左右両端は各サイドフレーム7の上
面及び内側側面に溶着されている。また、この前後の縦
壁33,34は、左右方向に平行な中央壁部37と、こ
の中央壁部37の左右両側から傾斜状に屈曲形成された
両側壁部38とを備えている。
【0022】このうち、前縦壁33の両側壁部38はそ
の左右両端中途に形成した折曲部33Aを介して前方に
向かって傾斜し、後縦壁34の両側壁部38はその左右
両端中途に形成した折曲部34Aを介して反対に後方に
向かって傾斜している。しかして、前後縦壁33,34
の左右両端部は各サイドフレーム7に向かうに従ってそ
れぞれ前後へ移行するように傾斜して形成されている。
また、前後縦壁33,34の両側壁部38は、左右方向
外側(各サイドフレーム7側)に向かうに従って下方に
傾斜した形状となるよう、その上下端縁が斜めにカット
されている。
【0023】図2及び図3に示すように、前後の縦壁3
3,34の各中央壁部37のうち、前縦壁33の中央壁
部37は旋回ベアリング14の前縁部の直下を通過する
ように配置され、後縦壁34の中央壁部37は旋回ベア
リング14の後縁部の直下を通過するように配置されて
いる。一方、前後縦壁33,34の各中央壁部37は、
前後方向に真っ直ぐに延びかつ縦向きに配置された左右
一対の連結壁部39によって互いに連結されている。図
2及び図4に示すように、この左右一対の連結壁部39
も、旋回ベアリング14の左右縁部の直下を通過するよ
うに配置されている。また、連結壁部39の前端は前縦
壁33の中央壁部37の内面に溶着され、その後端は後
縦壁34の中央壁部37の内面に溶着されている。
【0024】従って、本実施形態では、旋回ベアリング
14は、前後縦壁33,34の各中央壁部37と左右一
対の連結壁部39とで形成される平面視ほぼ正方形状の
フレーム構造に内接するように配置されており、これに
より、旋回ベアリング14にかかる旋回体3の荷重を直
接に前後縦壁33,34及び連結壁部39によって受け
持つようにし、当該センタフレーム8の中央部の強度を
向上するようにしている。
【0025】図2及び図3に示すように、前縦壁33の
中央壁部37の前面両端部には、ドーザ13を枢着する
ためのドーザブラケット40が突設され、同中央壁部3
7の前面中央部には、そのドーザ13を駆動する油圧シ
リンダ41を枢着するためのシリンダブラケット42が
突設されている。また、図4に示すように、後縦壁34
の中央壁部37には、走行モータMに対する油圧配管4
3の挿通孔44が形成されている。
【0026】上部連結板35は、平面視ほぼ正方形状に
形成された中央板部45と、この中央板部45の左右両
側に一体に設けられた平面視ほぼ台形状の両側板部46
と、を備え、中央板部45の上面側には前記旋回ベアリ
ング14がボルト締結されている。上部連結板35の両
側板部46は、前後縦壁33,34の両側壁部38の傾
斜形状に対応して、中央板部45に対して下方に傾斜す
るように屈曲形成されているとともに、左右方向外側
(各サイドフレーム7側)に向かうに従ってその前後縁
部が前後に広くなる台形状に形成されている。
【0027】すなわち、上部連結板35の左右両側板部
46はその左右方向中途で前後方向に延びる折線部35
Aを介して上下の傾斜面部35B,35Cを有してお
り、前記左右の折曲部33A,34Aに対して左右の折
線部35Aを左右方向外方かつ下方に位置させている。
このような構成を採用したことによって、上下傾斜面3
5B,35Cが急斜面となって土砂等が滑り落ち易くな
るだけでなくクローラ5との干渉もなくなっており、折
曲部33A,34Aと折線部35Aとを左右方向で位置
ずれさせることによって、応力(圧縮又は引張)の集中
を分散化できるのである。
【0028】なお、両側板部46には、くり抜き孔46
Aを外形状と相似する台形状に形成することによって軽
量化が図られている。また、上部連結板35は、その中
央板部45の下面側を前後縦壁33,34の中央壁部3
7の上縁に溶着し、その両側板部46の下面側を前後縦
壁33,34の両側壁部38の上縁に溶着し、かつ、両
側板部46の左右縁部を各サイドフレーム7の頂部に溶
着することにより、前後縦壁33,34間を上方から覆
うようにして同縦壁33,34と各サイドフレーム7に
固定されている。
【0029】他方、下部連結板36も、平面視ほぼ正方
形状に形成された中央板部47と、この中央板部47の
左右両側に一体に設けられた平面視ほぼ台形状の両側板
部48と、を備えている。この中央板部47には点検孔
49が形成され、この点検孔49は底蓋50によって下
方から閉塞されている。また、図4に示すように、この
下部連結板36の中央板部47には、チャンネル材51
を介してスイベルジョイント52が固定されている。
【0030】この下部連結板36の両側板部48も、前
後縦壁33,34の両側壁部38の傾斜形状に対応し
て、中央板部47に対して下方に傾斜するように屈曲形
成されているとともに、左右方向外側(各サイドフレー
ム7側)に向かうに従ってその前後縁部が前後に広くな
る台形状に形成されている。また、下部連結板36は、
その中央板部47の上面側を前後縦壁33,34の中央
壁部37の下縁に溶着し、その両側板部48の上面側を
前後縦壁33,34の両側壁部38の下縁に溶着し、か
つ、両側板部48の左右縁部を各サイドフレーム7の内
側面下部に溶着することにより、前後縦壁33,34間
を下方から覆うようにして同縦壁33,34及び各サイ
ドフレーム7に固定されている。
【0031】上記構成に係るトラックフレーム9につい
て、掘削装置4を前方直線上にした所謂0°掘削におけ
る圧縮応力についてその応力分布を解析した結果、図9
(1)(2)で示すような結果を得た。図9(1)が本
発明に係るトラックフレーム9の応力分布であり、折曲
部33Aと折線部35Aは左右方向にずれ、これら2ヶ
所とサイドフレーム7との溶着部7Bの合計3ヶ所に符
号Tで示すような圧縮応力の分散化ができたのに対し、
図9(2)で示すように、折曲部33Aと折線部35A
とを一致乃至ほぼ一致させたトラックフレーム9にあっ
ては、符号Tで示す応力分布域が増大するとともに、符
号TAで示すように応力集中部が発生し、強度的に劣る
ものとなっていることが判明した。
【0032】図5〜図7は本発明に係るトラックフレー
ム9の第2の実施形態を示しており、上部連結板35に
おける左右両側板部46には、前述した第1実施形態に
おけるくり抜き孔を形成していないものであり、その他
の構成と作用は第1実施形態(図1〜4)と共通するの
で共通する部分は共通符号で示している。この第2の実
施形態のように左右両側板部46にくり抜き孔を形成せ
ず前後縦壁33,34間の全体を覆ったものでは、サイ
ドフレーム7に溶着した補強プレート7Aを図5にて符
号Sで示す長さにおいて省略することが可能となって軽
量化とともに土砂等の落し(除去)も容易となるのであ
る。
【0033】更に、第2の実施形態によるトラックフレ
ーム9によれば、上部連結板35と下部連結板36の特
に両側板部46,48が前後一対の縦壁33,34間を
上方及び下方からそれぞれ覆っているので、平面視H型
のセンタフレームの場合に形成されるような、旋回ベア
リング14の左右両側でかつ前後の縦壁33,34間に
大きな孔部が形成されなることがないので、センタフレ
ーム8の左右両側でクローラ5により舞い上げられた泥
土がセンタフレーム8の上面側に至るのが防止され、旋
回ベアリング14に対する泥土の噛み込みが可及的に防
止される。
【0034】また、このトラックフレーム9の場合、上
部連結板35と下部連結板36を前後縦壁33,34に
溶着するに当たり、平面視H型又はX型のセンタフレー
ムの場合のような孔部内での溶接が不要となるので溶接
作業が容易になるとともに、上部連結板35と下部連結
板36は孔部のないシンプルな形状であるから、その塗
装作業も容易に行うことができる。
【0035】更に、このトラックフレーム9の場合、セ
ンタフレーム8の左右両側がその左右方向外側に向かう
に従って前後に広がった形状になっているので、センタ
フレーム8の左右両側における捩じれ強度が向上し、し
かも、センタフレーム8の各サイドフレーム7に対する
取付位置も前後に広くなって各サイドフレーム7の剛性
も向上できる利点がある。
【0036】更に、第2の実施の形態に係るトラックフ
レーム9について0°掘削時においての圧縮応力の分布
を解析した処、図10で示すように、応力分布Tは折曲
部33Aと折線部35Aとが位置ずれしていることか
ら、前述した第1の実施の形態と同様なことが判明した
のである。図11および図12を参照すると、ドーザブ
ラケット40,シリンダブラケット42の特にドーザブ
ラケット40について従来は図12であったものを、図
11で示しているようにアール部40Aと円弧凹部40
Bをそれぞれ形成することによって軽量化と応力分散化
が図れたものである。
【0037】なお、本実施形態では後方小旋回のバック
ホー1に本発明を採用した場合を例示したが、本発明
は、それより大型の標準型のバックホーや、掘削装置4
の最上昇時に同装置4が旋回体3の旋回軌跡からはみ出
ない超小旋回のバックホーにも採用することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
トラックフレームにおける応力の分散化が図られ、構成
部材の板厚等を部厚くしなくとも耐久性に富んだトラッ
クフレームを提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】旋回作業機の第1実施形態を示すトラックフレ
ームの組立斜視図である。
【図2】同トラックフレームの平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】旋回作業機の第2実施形態を示すトラックフレ
ームの組立斜視図である。
【図6】同トラックフレームの平面図である。
【図7】図6のB−B線断面図である。
【図8】小旋回バックホーの全体構造を示す左側面図で
ある。
【図9】第1実施形態の圧縮応力の分布を示し、(1)
は本発明、(2)は従来例である。
【図10】第2実施形態の圧縮応力の分布を示してい
る。
【図11】ドーザブラケットとシリンダブラケットを改
良した側断面図である。
【図12】同上の従来例を示す側断面図である。
【符号の説明】
2 走行装置 3 旋回体 7 サイドフレーム 8 センタフレーム 9 トラックフレーム 14 旋回ベアリング 15 旋回フレーム 33 前側の縦壁 33A 折曲部 34 後側の縦壁 34A 折曲部 35 上部連結板 35A 折線部 35B 上傾斜面部 35C 下傾斜面部 36 下部連結板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回フレーム(15)を回転自在に支持
    する旋回ベアリング(14)を有するセンターフレーム
    (8)と、このセンターフレーム(8)の左右両側に連
    結されていて前後方向に延びる左右一対のサイドフレー
    ム(7)と、を備えている旋回作業機のトラックフレー
    ムにおいて、 前記旋回ベアリング(14)の前後で左右方向に延伸し
    て前記両サイドフレーム(7)間に架設された前記一対
    の縦壁(33)(34)と、 前記旋回ベアリング(14)の装着孔(14)を有する
    とともに前記前後一対の縦壁(33)(34)間を上方
    から覆うように同各縦壁(33)(34)の上縁にそれ
    ぞれ固着されかつ左右両側が前記各サイドフレーム
    (7)に固着された上部連結板(35)と、 前記前後一対の縦壁(33)(34)間を下方から覆う
    ように同各縦壁(33)(34)の下縁にそれぞれ固着
    されかつ左右両側が前記サイドフレーム(7)に固着さ
    れた下部連結板(36)と、 で前記センターフレーム(8)が構成されており、 前記前後縦壁(33)(34)の左右両端中途に形成し
    た折曲部(33A)(34A)を介して前後縦壁(3
    3)(34)の左右両端部が各サイドフレーム(7)に
    向かうに従ってそれぞれ前後へ移行するように傾斜して
    形成され、 前記上部連結板(35)の左右両側板部(46)はその
    左右方向中途で前後方向に延びる折線部(35A)を介
    して上下の傾斜面部(35B)(35C)を有してお
    り、 前記左右の折曲部(33A)(34A)に対して左右の
    折線部(35A)を左右方向外方に位置させていること
    を特徴とする旋回作業機のトラックフレーム。
  2. 【請求項2】 左右の折線部(35A)に対して左右の
    折曲部(33A)(34A)が上方に位置していること
    を特徴とする請求項1記載の旋回作業機のトラックフレ
    ーム。
  3. 【請求項3】 上部連結板(35)の左右両側板部(4
    6)には、前記前後縦壁(33)(34)間においてく
    り抜き孔(46A)が形成されていることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の旋回作業機のトラックフレー
    ム。
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